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_(書籍) _(書籍) |
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2018 | T-34 レジェンド・オブ・ウォー 監督・脚本 | |
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1968 | 8'22 セヴェロドヴィンスクで誕生 |
T-34 レジェンド・オブ・ウォー T-34 |
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1941年。独ソ戦の最前線となったネフェドヴォ村の戦車長として着任したイヴシュキン(ペトロフ)は、たった一台の戦車でイェーガー大尉(キーファー)率いるドイツ戦車中隊を撃退するという離れ業を成し遂げた。だがそこで大怪我をして捕虜とされてしまい、以降ベルリンの刑務所暮らしを強いられる。そして大戦末期、戦車の即戦力を育てる必要性を主張するイェーガーによって、非武装のT−34を与えられ、V号戦車パンターと演習を行うよう命じられる。選抜された仲間と共に、こっそり保管していた砲弾を用いて脱出を図るイヴシュキン。 1942年に実際に起こったT-34脱走事件を元にしたアクション作品。同事件はかつて鬼戦車T-34(1964)として映画化されており、今回は形としてはリメイクになる。 ただし、鬼戦車T-34の方を観ると、T-34は非武装で砲弾は一切使ってないとか、この事件が起こったのは1942年だったのを1944年の大戦末期に変えたとか、史実とは異なるところは多々あることが見受けられる。それらの改変はエンターテインメント性を増すためのもので、その改変あるからこそ、大変見応えのあるものになっている。 本作の特徴はアクションと爽快感に尽きるのだが、実に古典的な意味で、耐えに耐えて最後に爆発するというパターンをいろんなところで繰り返し使っていることが特徴で、屈辱に耐えて爆発する快感というのを嫌というほど与えてくれる。 捕虜が反乱を起こすというのは典型的なそのパターンだが、本作はそれだけでなく戦車戦でそのタメを存分に活かしている。 戦車はそんなに速い乗り物ではないため、初期配置と計画通りの動き、そして敵の出方によって幾通りもの動きを組み合わせるという慎重な動きが必要とされる。それらをこなすためには準備段階からしっかりと演出を行い、いざ戦闘が起こったら砲弾の破壊力を存分に活かすようにスローモーションを使用した緩急をつけた演出をすることで、待ち時間の苛々を含めて一セットで観てる側に相当な快感をもたらせてくれる。 特にアクション映画にあっては溜めが大切と言われるが、それを存分に見せてくれてる。観てる時はCGでの砲弾の軌跡はやり過ぎのような気もしたけど、それもタメの演出として考えるなら大変優れた演出と言えるだろう。 物語は非常に単純明快で、かつちゃんとロマンスまで入れた古き良きハリウッド作品っぽいが、最近はこんなストレートな作品も減ってきたので逆にとても新鮮に思える。今のロシア映画、なかなかやりおる。ネタバレになるが、まさかあれほどすがすがしい完全勝利の物語にしてしまうとは全く予想だにしてなかったので、拍手喝采したい。 近年作られた同じ第二次大戦末期の戦車作品としてフューリー(2014)があったが、これはできる限りリアリティに近づけようとした作品。対して本作はそれとは全く異なる面白さがある。この二作の優劣を言うつもりはない。映画としての好みで考えれば良いことだし、どちらも映画としての強烈な快感を与えてくれるものだから。 |
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