MOVIETOP

若林漢二

<amazon>
<楽天>

鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001 怪堂丸
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919
1918
1917
1916
1915
1914
1913
1912
1911
1910
1909
1908
1907
1906
1905
1904
1903
1902
1901

ページトップへ

タイトル
<A> <楽>
  
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

怪童丸 2001
<A> <楽>
  
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 平安の乱世の中、源頼光には名高い四天王を従えていたが、その中に一人怪童丸だけはなんと女性であった。複雑な出生の秘密を持つ彼女は、源頼光に対する愛情を封じ込め、彼の配下として戦っていたが、彼女の過去は彼女を逃すことはなく、ミヤコを脅かす脅威として襲いかかってくるのだった…
 本作は常にチャレンジャー精神を失わないProductionI.G.による一種挑戦的な作品で、題材を未来に取らずに過去に、しかもフルCGアニメでありながら、柔らかい質感表現を目指して作られた。
 アニメーションもディジタルの導入によって様々な表現が出来るようになった。ディジタルの良さは、一旦エンジンを作ってしまえば、その後の作品の中でその技術が使えると言う強味があり(端的に言えば同じProductionI.G.の作ったGHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995)で使用された技術はその後のI.G.アニメで徹底的に流用されている事実がある)、そう言う意味で考えるのならば、現在の技術を総動員して、更にその上を目指すことによって、新しい表現を作り出すことが出来るようになる。そう言う意味では本作は次のステップアップのために作られたという位置づけでもあろう。同様な位置づけとしてBROOD THE LAST VAMPIRE(2000)というのもある。
 本作は、セルアニメでは出来なかった、まるで水彩画のような描写を確立するには必要なステップだったのであり、それも又、これからのI.G.作品の中で使われていくことになる。
 まあ、それで表現の方に重点を置きすぎたためか、
物語の方は今ひとつ。と言う感じ。設定がありがちな上にストーリーは既成のものをなぞっていくだけだし、言葉も少ないので、少々退屈。肝心のアクション部分は力が入っていたけど、それも「まあ、こんなもんか」で終わる。アクションというのはやはり単体ではなく、先に物語ありきで、そちらの方がおざなりになってる分、はまれると言うほどではなし。
 画面は綺麗だし、色々な技術革新が見られるので、アニメーションの勉強をしたいとか言う人にはお勧めできる。

ページトップへ