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八木竜一

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2021
2020 STAND BY ME ドラえもん 2 監督
2019 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 監督
2018
2017
2016
にゃんぼー!
<A> <楽> 八木竜一
2015
2014 STAND BY ME ドラえもん 山崎貴と共同監督・絵コンテ
2013
2012
2011 friends もののけ島のナキ 監督
2010
2009
2008
2007
もやしもん
<A> <楽> 3DCG監督
2006
うっかりペネロペ
<A> <楽> 演出
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2000
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1902
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STAND BY ME ドラえもん 2
<A> <楽>
山崎貴(共)
山崎貴(脚)
水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
宮本信子
妻夫木聡
バカリズム
羽鳥慎一
★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 両親から叱られっぱなしののび太は、昔おばあちゃんだけが無条件に優しかったことを思い出し、どうしてもおばあちゃんに会いたくなってしまった。タイムマシンで過去へ向かうと、そこは幼稚園の頃の自分自身がいる世界。そこで首尾良くおばあちゃんからのび太と信じてもらえたのだが、“あんたのお嫁さんを一目見たくなっちゃった”と言われ、今度はおばあちゃんに未来の結婚式を見せようとするのび太は、前に出会った自分自身と会うために未来へ向かう。折しもしずかとの結婚当日の時間に行ったのび太だが、結婚式が始まっても、肝心の大人ののび太が式場に現れなかった。

 毎年劇場版が作られているドラえもんだが、メインの作品の他に、新たにフルCGで作られた作品『STAND BY ME ドラえもん』という別系統の作品が作られた。これは結構ヒットしたこともあって、その続編として作られたのが本作。これもヒットすれば以降もう一つのシリーズとして定着することになるだろう。
 メインのシリーズとCGシリーズの大きな違いは、メインのシリーズは一話ごとにオリジナル脚本で全く新しい作品として作られるが、CGシリーズの方は原作にある話をベースにしていること。1作目は見事に原作にある感動話を詰め込んだこともあって、大変ヒット出来た。
 ただし、一作目には感動話を入れすぎた。めぼしいストーリーを全部入れてしまったため、二作目になると、もはや感動話はほとんど無くなってしまい、絞り粕しか残ってない。
 そんな滓の中からなんとかピックアップできたものはおばあちゃんとの話と、未来ののび太の結婚の話。この二つの話を絡めて作る事になったのだが、これが又酷い出来で、観てる内にどんどん苛つきが昂ぶってきて、途中で観るのを止めようかとさえ思った。
 何が酷いかというと、「のび太は情けない奴である」という前提が徹底しているため、今ののび太と未来ののび太がどれだけ頑張っても、最終的には結果が付いてこないということが突きつけられてしまっているから。この二人がどれほど頑張って何かを乗り越えたとしても、どうせ失敗する事が分かってしまってるのだから、何をやっても一切爽快感がない。努力はするものの、それは全部自己満足で終わるものばかりで、他のキャラを巻き込んでいるくせに自分だけ得する結果だけしかついてこない。
 最悪なのは、ストーリーが単純な分、その情けない主人公を強制的に見させられ続けると言うこと。最初から最後まで拷問のような時間でストレスしか感じない。

 唯一感動話と言えるのがおばあちゃんの話だが、これさえも単純なのび太の自己満足にしか見えないため、逆に苛つく。

 本作が本当にヒットしたかどうかは分からないが、少なくともこれ以上この作品を観ていようとは全く思わないので、本作で打ち止めになることを期待したい

 少なくとも一つだけ自分を褒めてやりたいのは、コロナ禍で他に観るものがなくなりつつある中、地雷を察知して劇場で観なかったことくらいか?観ないことが正解の作品
製作年 2020
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
藤子・F・不二雄
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
STAND BY ME ドラえもん 2014
2014日本アカデミーアニメーション作品賞
<A> <楽>
伊藤善章
梅澤道彦
都築伸一郎
大芝賢二
平城隆司
紀伊高明
市川南
中村理一郎
加太孝明
島村達雄
山本晋也
浅井賢二
阿部秀司
笹栗哲朗
樋泉実
大辻茂
伊藤善章
梅澤道彦
阿部秀司
大倉俊輔
守屋圭一郎
渋谷紀世子
岡田麻衣子
篠田芳彦
天野賢
高橋麗奈
黒川和彦
沢辺伸政
和田修治
高木智悌
杉山登
川北桃子
中沢利洋(製)
山崎貴(脚)
水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
妻夫木聡
三石琴乃
松本保典
田原アルノ
竹内都子
山崎バニラ
萩野志保子
高木渉
松本さち
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ドラえもん <A> <楽>
藤子・F・不二雄 (検索) <A> <楽>
 不器用でやることなすことうまくいかず、あこがれのクラスメイトしずかともうまく話すことが出来ない小学生野比のび太の元に、ある夜、突然のび太の子孫を名乗る男の子と、その男の子の連れてきたロボットが現れた。その少年セワシの言葉によると、将来のび太の身に起こるであろう不幸を回避するには、今ののび太が変わらねばならない。その手助けをするためにロボット“ドラえもん”を連れてきたのだという。その話が信じられないのび太だが、強引に押し切られ、ドラえもんを家に置くことになった。そして常にのび太の手助けをしてくれるドラえもんではあったが、ドラえもんにはひとつの秘密が…
 …と、解説を書くこともなく、国民的アニメであり、日本人で知らない人はいない名作マンガにして、現在もアニメが展開中の
「ドラえもん」の映画化作。既に30作を越える映画はあるが、本作はそれらの劇場版とは一線を画する物語として作られた。
 一つには、観れば分かるとおりなんだが、これまでの常識を破る3Dアニメとして作られたこと。そしてもうひとつは、藤子・F・不二雄が描いたオリジナル版に忠実に作られていること。実際本作は初期の漫画版に準拠し、ドラえもんによって将来が変わっていくのび太の姿を描いた、いわばオリジナル版
「ドラえもん」であり、「ドラえもん」の基本部分と言って良い。
 既にこれらの話はテレビでも放映されており、感動作が多いのだが、なんせ30年以上も毎週放映されている内の数本というレベルなので、新鮮な思いで観ることは出来た。
 これまでの歴史の中でドラえもんとのび太に関わる最も良い話をつなげたものなので、当然ながら話の質は高いし、いくつかの話の改変
(最たるものは未来での雪山の話で、原作では、のび太のあまりの情けなさに、しずかが「一緒にいてあげないといけない」と思って結婚を決めたというものだが、本作では過去と未来ののび太自身の連携で、きちんと決めている)も、練れたものに仕上がっていて、感動的なものに仕上げられた。
 だから、本作は非常に質は高く、スタンダードな作品とは言える。

 だけど、ちょっと物足りなさを感じるのは、求めすぎだろうか?
 今回本作の制作を行なった山崎貴監督は、かつて『ジュブナイル』(2000)で、まことしやかにささやかれていた
「ドラえもん」最終回をベースに脚本を描いたという過去がある(有名な話ではあるが、実はドラえもんを作ったのはのび太本人だったというオチの話で、あくまで噂の話)。そんなもん作った過去を持つ人だけに、もうちょっと自分の思いを作品に乗せるんじゃないか?という期待もあったんだが、自分を抑えたか、それはほとんど感じられない。誰が作ってもこうなるであろう、という非常に平均点の物語になったのが、少々不満でもあるな。もうちょっと監督ならではの個性を出して欲しかったところだ(出したら出したで無茶苦茶言うであろうことが自分でもわかってるけど)。
 知ってる物語をなぞってるだけで新しさがないので、驚きはない。自分の記憶にある「ドラえもん」をなぞるだけの作業で終わってしまった。

 ただ、強いて言うならば、最後の下りは蛇足だな。続編を考えてるとしても、あそこであの話を持ってくるべきじゃ無かった。

 以下余計なものいいだが、本作を観ていて、一つだけ、マンガを読んでいた当時には全く気が付かなかった事実に思い至った。
 ドラえもんを現代に連れてきたのはのび太の子孫で22世紀に生きる少年セワシだが、そのセワシの目的は、ドラえもんにのび太を立派に成長させることと、そして未来で結婚するであろうジャイ子との結婚を阻止するためだった。現に物語ではのび太はジャイ子ではなく、しずかと結婚することになるのだが、そうなるとルーツ改変によってセワシは生まれてこないことになる。これってひょっとして、自分の存在そのものを否定する自殺なのでは?原作では普通にその後も登場してたので、そのことに全く思い至らなかったんだけど、この作品のラストでは登場していない。そう考えると、かなり手の込んだ自殺方法って気もする…いや、でもそうなると
誰もドラえもんを連れてくることが無いという矛盾も生じてしまうのだが。

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