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2021 | ||||||||||
2020 | ||||||||||
2019 | ミュウツーの逆襲 EVOLUTION 監督 | |||||||||
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2018 | ポケットモンスター みんなの物語 スーパーバイザー | |||||||||
2017 | ポケットモンスター キミにきめた! 監督 | |||||||||
2016 | ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」 監督 | |||||||||
ルドルフとイッパイアッテナ 監督・コンテ | ||||||||||
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2015 | ポケモン・ザ・ムービーXY 「光輪(リング)の超魔神 フーパ」 監督 | |||||||||
ピカチュウとポケモンおんがくたい 監督 | ||||||||||
ポケットモンスター XY特別編 最強メガシンカ~Act IV~ 総監督 | ||||||||||
ポケットモンスター XY特別編 最強メガシンカ~Act III~ 総監督 | ||||||||||
2014 | ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー 監督 | |||||||||
ピカチュウ、これなんのカギ? 監督 | ||||||||||
ポケットモンスター XY特別編 最強メガシンカ~Act II~ 総監督 | ||||||||||
ポケットモンスター XY特別編 最強メガシンカ~Act I~ 総監督 | ||||||||||
2013 | ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 監督 | |||||||||
ピカチュウとイーブイ☆フレンズ 監督 | ||||||||||
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2012 | ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ 監督・絵コンテ | |||||||||
メロエッタのキラキラリサイタル 監督 | ||||||||||
2011 | ポケットモンスター ベストウイッシュ ピカチュウのサマー・ブリッジ・ストーリー 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム 監督・絵コンテ | ||||||||||
ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラム 監督・絵コンテ | ||||||||||
2010 | ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ピカチュウのふしぎなふしぎな大冒険 | ||||||||||
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2009 | ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ピカチュウのキラキラだいそうさく! 監督 | ||||||||||
2008 | ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ 監督 | |||||||||
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2007 | ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ピカチュウたんけんクラブ 監督 | ||||||||||
2006 | ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ 監督 | |||||||||
ピカチュウのわんぱくアイランド 監督 | ||||||||||
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2005 | ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ 監督 | |||||||||
ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ピカチュウのおばけカーニバル 監督 | ||||||||||
ポケモン3Dアドベンチャー ミュウを探せ! 監督 | ||||||||||
2004 | ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス 監督 | |||||||||
ポケットモンスター/アドバンスジェネレーション ピカチュウのなつまつり 監督 | ||||||||||
2003 | ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ 監督 | |||||||||
ポケットモンスター おどるポケモンひみつ基地 監督 | ||||||||||
2002 | ポケットモンスター水の都の護神 ラティアスとラティオス 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ピカ★ピカ星空キャンプ 監督 | ||||||||||
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2001 | ポケットモンスター セレビィ 時を越えた遭遇 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ピカチュウのドキドキかくれんぼ 監督 | ||||||||||
ピチューとピカチュウのふゆやすみ2001 監督 | ||||||||||
2000 | ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ピチューとピカチュウ 監督 | ||||||||||
ポケットモンスター/ミュウツー!我ハココニ在リ 総監督 | ||||||||||
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1999 | ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ピカチュウたんけんたい 監督 | ||||||||||
ピカチュウのふゆやすみ2000 監督 | ||||||||||
1998 | ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 監督 | |||||||||
ポケットモンスター ピカチュウのなつやすみ 監督 | ||||||||||
ポケットモンスター ピカチュウのふゆやすみ 監督 | ||||||||||
1997 | スレイヤーズ ぐれえと 監督 | |||||||||
工業哀歌 バレーボーイズ 監督 | ||||||||||
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1996 | スレイヤーズ RETURN 総監督 | |||||||||
新きまぐれオレンジ★ロード そして、あの夏のはじまり 監督 | ||||||||||
愛天使伝説 ウェディングピーチDX 監督 | ||||||||||
1995 | 黄龍の耳 美那の章 総監督 | |||||||||
お天気お姉さん2 監督 | ||||||||||
お天気お姉さん 監督 | ||||||||||
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1994 | MINKY MOMO in 旅立ちの駅 監督 | |||||||||
1993 | うしおととら 風狂い 監督 | |||||||||
MINKY MOMO in 夢にかける橋 監督 | ||||||||||
うしおととら CD(コミカル・デフォルメ)劇場 監督 | ||||||||||
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1992 | アップフェルラント物語 監督 | |||||||||
うしおととら 監督 | ||||||||||
1991 | スローステップ 監督 | |||||||||
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1990 | ||||||||||
1989 | アニメ三銃士 アラミスの大冒険 監督 | |||||||||
藤子・F・不二雄アニメスペシャル SFアドベンチャー T・Pぼん<TV> 監督 | ||||||||||
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1988 | ||||||||||
1987 | TWD EXPRESS ローリングテイクオフ 監督 | |||||||||
鉄仮面を追え 「ダルタニャン物語」より 監督 | ||||||||||
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1986 | ウインダリア 監督 | |||||||||
ルーツ・サーチ 食心物体X 監修 | ||||||||||
1985 | 戦国魔神ゴーショーグン Goshogun IN 時の異邦人(エトランゼ) 監督 | |||||||||
幻夢戦記レダ 監督・脚本 | ||||||||||
1984 | ||||||||||
1983 |
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1982 | 戦国魔神ゴーショーグン 監督 | |||||||||
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1981 |
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1980 | 銀河鉄道999 ガラスのクレア 演出 | |||||||||
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1979 |
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1978 | ||||||||||
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1976 | ||||||||||
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1972 | ||||||||||
1971 | ||||||||||
1970 | ||||||||||
1969 | ||||||||||
1968 | ||||||||||
1967 | ||||||||||
1966 | ||||||||||
1965 | ||||||||||
1964 | ||||||||||
1963 | ||||||||||
1962 | ||||||||||
1961 | ||||||||||
1960 | ||||||||||
1959 | ||||||||||
1958 | ||||||||||
1957 | ||||||||||
1956 | ||||||||||
1955 | ||||||||||
1954 | ||||||||||
1953 | ||||||||||
1952 | 10'15 東京で誕生 |
ミュウツーの逆襲 EVOLUTION | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター キミにきめた! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケモン・ザ・ムービーXY 「光輪(リング)の超魔神 フーパ」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ピカチュウとポケモンおんがくたい | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケモン・ザ・ムービー XY 破壊の繭とディアンシー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ピカチュウ、これなんのカギ? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ピカチュウとイーブイ☆フレンズ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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メロエッタのキラキラリサイタル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者デオキシス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター おどるポケモンひみつ基地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター水の都の護神 ラティアスとラティオス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002日本のヒット作第4位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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水の都アルトマーレにやってきたサトシ達は名物の水上レースに参加することとなったが、レース中に女の子が襲われているのを目撃する。彼女を助けるが、何故かサトシの手を振り払って逃げ出してしまう。実は彼女はこの町の宝“心のしずく”を守るポケモンのラティアスが変身した姿だった。 劇場版ポケットモンスターも本作で5作。これが第一期(無印)の最後の作品となる。 一応本作は他の作品とは異なる特徴が存在する。他の作品が基本的に冒険中心で楽しませようとしているのに対し、本作はむしろ画面の美しさで魅せようとしているという点。勿論アクションもあるが、それを極力抑え、水野町の雰囲気と、人の心を解す、心優しきポケモンとの心の交流を中心に描いている。作品自体がCGをほどよく使ってとても綺麗な作りになっているので、見た目が良いし、静かに展開する物語も雰囲気に合っている。ラストの意外さも結構心に残る。 ただ、それで本作はどうかというと、私には微妙だったかな?雰囲気に飲まれてしまっているが、前作『セレビィ 時を越えた遭遇』同様、ポケモンの死を演出に使うのがあざとすぎて、そこがどうにも引いてしまう。そこら辺は善し悪しだと思うが、そこに逃げないで物語作って欲しかった感じはする。 |
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ポケットモンスター ピカ★ピカ星空キャンプ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター セレビィ 時を越えた遭遇 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ハテノの森を訪れた少年ユキナリは、ハンターに追われているポケモン“セレビィ”と出会う。一緒にハンターに撃たれそうになるのだが、セレヴィの能力で時を超え、40年後の世界に飛ばされてしまう。そして現代。旅の途中でハテノの森を通りかかったサトシら一行は、セレヴィが時を超えた時に出すという“森の声”を聞き、そこで傷ついたユキナリを発見する… 前作『ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ』から少々雰囲気が変わったポケモン映画だが、本作でそれははっきりとした。 基本テレビ本編では仲間にならないような特殊なポケモン複数を中心に据え、サトシを狂言回しにして、実質そのポケモンを主人公にする方法となるが、これはヴァリエーションが付けやすいので長期の映画であれば、この方法がやりやすいし、この立ち位置でずーっと続いてるので、正しい方法だとも言えよう。 今回は時を超えるという能力を持ったポケモンの能力を活かした、まさしくセレビィというポケモンならではの話だった。2作目『ルギア爆誕』では中途半端にしか描けなかった自然破壊の話もちゃんと出ていたし、それなりにバランスが取れた作品ではある。 ただ、感動のために死の演出を使うのは安直すぎるのと、「自然を破壊したのは人間だ」と言わせておいて、フォローがあんまりにも安っぽいので、その辺は引っかかるところ。 実の話を言うと、これを観た時はテレビで放送したものを1作目から流して観ていたのだが、明らかにこの話からグレードダウンした印象しか無く、点数も低めにしていたが、改めてレビューのために思い返してみると、それなりに評価できるところも多い事に気づいた。 |
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ピカチュウのドキドキかくれんぼ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター 結晶塔の帝王 エンテイ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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両親を亡くして大きな館に一人寂しく暮らす少女ミーは、考古学者であった父の残した文字カードを並べているうちに謎のポケモン、アンノーンを呼び出してしまう。アンノーンはこの館のある町を完全に密封し、更にミーの「両親に会いたい」という願いを叶えるため、父親代わりに幻のポケモン、エンテイを呼び出す。そして母親代わりに選ばれたのは、なんとサトシの母親だった… 劇場版ポケモンの第3作。これまでの2作と較べると、なんだかちょっと雰囲気が変わった感じ。それはなによりこれまでの2作が単発作品という前提で作られてたのが、本作から長いシリーズを目されるようになったということだろう。 そのおかげでこれ以降の作品は基本『ドラえもん』パターンを踏襲し、基本的なテレビの物語には関わらずに物語が展開するようになったのだが、それが一本ごとに勝負するという意識を失わせて薄さにつながってしまったのかもしれない。 だから1作目と2作目にはあった特記事項が全く感じられなくなって、普通のエンターテイメント作品になってしまって、普通のこども向き作品と言った感じ。 強いて言うなら、本作のテーマはたとえ間違えても愛娘のために働こうとする“父性”って事になるのかもしれないけど、それも今ひとつ伝わりにくいかな? 調べて分かったのだが、脚本家の首藤によれば、実は本作は1作目2作目と同様きちんとテーマを持っていた幻の第3作の後の作品として書かれたそうだ。1作目が生き物に対する優しさ、2作目が自然に対する優しさを描き、3作目は完結編として「世界とは何か?」という壮大なテーマがあったそうだが、それは没となってしまったとのこと。そっちの方を観てみたかった気はする。 |
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ポケットモンスター ピカチュウたんけんたい | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ポケモン修行を続けるサトシ(松本梨香)とピカチュウらは、オレンジ諸島を航行中に嵐に巻き込まれ、アーシア島に流れ着く。実はこの島は最強のポケモンと呼ばれる火のファイヤー、雷のサンダー、氷のフリーザーという三体のポケモンが守護していた。そしてこの三匹のポケモンが集まった時、ルギアと呼ばれる幻のポケモンが現れるという伝説があったのだ。そんな時、世界中の珍しいものを集めるコレクターのジラルダンが、その噂を聞きつけてやってきていた… 1作目『ミュウツーの逆襲』の爆発的ヒットを受けて作られた映画第2作。1作目が動物に対する愛護精神を隠れた主題としたが、2作目の本作もテーマを作って自然愛護を主題にしているが、1作目よりもエンターテインメント性を前面に出しているのが特徴となっていて、その分テーマ性は薄まっている。 本作では主人公のサトシを伝説のポケモンマスターになるべき人物として、その力を発揮するという内容になってるのも面白いが、それは多分テレビ版もそろそろ終わりに近づき、サトシの着地点を考えていたのだろう。そしてそのサトシの強さを見せつけるために、伝説のポケモン3体に幻のルギアを従わせる存在になってる。 テレビアニメを観ている人に関しては、これはとても興奮できること。なんせ最強のポケモンマスターを目指して旅をするサトシだが、それは遅々として進んでおらず、本当に成長して最強になっていくのか?と言う疑問が生じている時期だったから。 だから、そのテレビシリーズを下敷きに、「ポケットモンスター」というアニメ作品の方向性を決定づけるように作られているのが本作だった。 更に派手なアクションと伝説のポケモン同士の戦い。ライバルであるロケット団との共闘と、売れる要素をふんだんに取り込んだ豪華な一本となった。時間こそかなり限られてるけど、変に捻らず、ストレートな冒険活劇として観られる。 正直、本作も1作目に続き、とても良い作品なのだろう。テレビアニメ版「ポケットモンスター」がこんなにも続いてさえいなければ、完結編として充分鑑賞にたえていたはず… |
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ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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人類が利用するためポケモンを進化させようとするプロジェクトによって、幻のポケモンミュウの遺伝子から作られたミュウツー。高い知能を持つミュウツーは、やがて自分自身の存在意義に悩むようになっていった。そんな時、優秀なポケモントレーナーを招待するという謎の招待状によってポケモン城へとやってきたサトシたち一行だが… ゲームから始まり、アニメも大人気を博し、今も高水準の興行成績を叩き出す劇場版『ポケットモンスター』。その記念すべき第一作。 劇場版アニメーションで長続きしている作品は、その第一作目の水準が軒並み高いものだが、本作の出来もかなり高く、シリーズの中でも最高傑作という人も多い。 構成そのもので言うなら、笑いありサスペンスあり、アクションあり。そして涙ありと、子供の喜ぶものをなんでも詰め込んで作られた、いわば普通の作品ではあるのだが、何故か本作に関しては異様に評価が高いのが不思議だった。実際テレビ放映された時に観た限りでは、「普通の作品だよな?」と言うのが正直な感想でもあった。 それでは改めて、何故本作がそんなに評価されたのか?と考えてみたい。 多分それは、本作が子どものために作られているから。ということなのだろう…いや、そりゃ当然のことなのだが、当時の子どもにしか分からない付加要素を本作は加える事が出来た。その結果、単純な中に子供心に残る作品になったのだろうと思える。 本作が練り込んだ付加要素。それはすなわちポケモンの存在理由というもの。 「ポケットモンスター」は当時全盛時代だったロールプレイングゲームの一つで、物語そのものは一直線に進むものの、モンスターの育成に関しては結構自由度の高いゲームだった。ゲーマーはそこで得られるモンスターを、時に思い入れから、時に性能を重視してひたすら強いモンスターの育成を続けることになる。ただ、所有できるポケモンの数が限られるため、犠牲にするモンスターも数多くいるし、一体のポケモンを強くするために幾多のポケモンたちと戦うことにもなる。結果として数体のポケモンのために膨大な数のポケモンを犠牲にすることになる。 これはどんなゲームでも同じことで、特段それでどうだということもないはずなのだが、そこに「もし、犠牲となる彼らにも意思があったら?」という疑問を投げかけてみせた。 実を言えば、この設定が第一作目に来たということが重要である。 アニメ版「ポケモン」とゲーム版「ポケモン」の違いは、登場するポケモンの扱いの違いでもある。ゲーム版では、ゲーム中に登場するポケモンは、自分の保有するポケモンの“餌”にすぎないが(時にこれまで大切に育てていたポケモンも、より強い仲間のために“餌”として犠牲になることもある)、アニメ版ではどんなポケモンも人間の仲間であり大切にされる。この違いがあるわけだが、劇場版第一作は、アニメ版をベースとしていながら、観ている子どもは、まだゲームから派生した物語として捉えている部分もある。そんな中、単なる“餌”として消費されているポケモンに意思があったらどうだろう?と思わせる描写があったらどうか。それはおそらく、これまで自分がやってきたことが、実はポケモンの意思を踏みにじる行為だったという可能性と、踏み台にしてきたポケモンたちの恨みがそこには詰まっているような気持ちにさせられるようになる。 これははっきり言えば、子供心にトラウマを与える行為だ。 実はすぐれた子ども向けの映画の特徴の一つとして、エンターテイメントの中に、子供心にトラウマを与える描写があるということも挙げられる。一旦トラウマを与えられた子どもは、おとなになってもその思いを引きずることになり、その作品を決して忘れなくなるものだ。 記念すべきポケットモンスター第一作の本作が何故そんなに評価が高いのかは、まさにそのトラウマにあるのではないだろうか?そして多分、その当時にゲームボーイで最初のポケモンをプレイしていた子どもにしか分からない、かなり幅の狭い世代での感動を呼んだからと思える。しかし、こんな作品は貴重だ。ある意味これこそがカルト作と言っても良い。 |
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ポケットモンスター ピカチュウのなつやすみ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ウインダリア | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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幻夢戦記レダ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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17歳の女子高生朝霧陽子は、どうしても憧れの少年へ告白できなかった。そしてある日少年とすれ違ったその瞬間、彼女は異次元世界アシャンティへと飛ばされてしまう。そこで人語を喋る犬リンガムと巫女ヨニと共に、この世界を支配するゼルに立ち向かう… 確か本作がOVAの第2作となった作品で(1作目は押井守による『DALLOS』(1983))、以降のOVAの方向性を決定づけた作品となった。 当時田舎に住む私にとって、これを観るのはなかなか苦労したものだ。何せ地方はこういったメディアはなかなか手に入らず、出来たばかりのレンタルビデオでは本作は置いておらず(当時一泊二日が1,500円もしたが)、買うとなればそれこそ2万円近い金が必要。それで観る機会があったら是非。とか思っていたら、高校時代出来た友人がしっかり持っていた。私にとってはオタクの先生みたいな人で、この人からDAICONFILMの何本か(『DAICONIII&IV』とか『怪傑のうてんき』とか)を初めとするオリジナルビデオも結構観せてもらったし、色々アニメムック本なんかも借りたもんだが、世の中には金持ちがいるもんだなあとほとほと感心したもんだ…安価にDVDが手にはいるようになった今となっては本当に昔話だな。 …多分私がアニメを捨てなかった理由は彼がいたためだったんだろう…だから大学行ってようやくアニメ捨てられたんだ。 で、本作は待ちに待っていただけあって、観た当時は凄く面白いと感じたものだ。 まあ、目が肥えた今となってはもう…って感じだが、今から考えると、当時の嗜好ってのがよく分かる。 要するに女の子をどう苛めてどう着せ替えるか。と言う一点に全てがかかっており、他は全ていい加減でもいい訳だ。それで1万某かの金を払って買う人がいるんだから、良い時代だったんだな(笑) そう言えば長らく続編の噂があったけど、あれは一体どうなったんだろう? |
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