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世界忍者戦ジライヤ

世界忍者戦ジライヤ事典
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 1988'1'24〜1988'1'22

 「宇宙刑事」シリーズ以来のメタルヒーローシリーズの一本。ただし、主人公は忍者であり、「メタル」とは趣が異なるため、シリーズの中には入らないという説もあった(後に公式にシリーズ入り)。
 忍者モティーフのヒーローは東映が得意とする設定でもある。

主な登場人物
山地闘破
ジライヤ
(役)筒井巧。本作が初主演作だが、役者として、声優として現在も大活躍中。
 戸隠流忍法師範山地哲山の養子。未熟ながら妖魔一族と戦うために哲山よりジライヤスーツを与えられ、後継者とされた。磁雷矢というのが正式な名称となる。
山地哲山 (役)初見良昭。役者ではなく、本物の武道家。戸隠流忍術34代目継承者。
 戸隠流正統の34代目継承者。過去に毒斎と共に戸隠流を学び、正統として戸隠流を継いだ。特に闘破には厳しく当たるが、意外にドジな側面もある。
山地ケイ
姫忍恵美破
(役)関口めぐみ。代表作は本作。
 哲山の実の娘で、闘破の義理の妹。家事一切を闘破に押しつける凶暴な妹ながら、その成長をしっかりと見守っている。
山地学 (役)橋本巧。「恐竜戦隊ジュウレンジャー」タイガーレンジャーなど。現在は役者からは引退している。
 哲山の息子でケイの弟。まだ小学校に通う少年だが、半人前扱いされることが大嫌いで、何かと首を突っ込む。
鬼忍毒斎 (声)飯塚昭三。東映特撮ではなくてはならない声の人。
 鬼の面を付けた妖魔一族の頭領。かつては哲山と同じ戸隠流の忍者だったが、秘宝パコを我が物にすべく袂を分かつ。実は仮面の下には実体が無い。
蝶忍紅牙 (役)野原ひろみ。
 毒斎の一人娘。どんなものにも変装できる能力を持つ。毒斎の信任は厚く、星忍烈牙と共に度々ジライヤの前に立ちふさがる。
星忍烈牙 (役)永峰稜。
 妖魔一族の幹部となる青年。幻術を得意とし、幻術を使ってジライヤスーツを着たばかりの闘破を苦しめるが、術を破られて敗退する。その後、紅牙のサポート役として度々登場。実力があることを見せつけてはいるが、個性派忍者が多数登場する本作ではなかなか目立つことは出来なかった。
柳生レイ
貴忍麗破
(役)田谷知子。
 貴忍麗破として闘破を守るくノ一。闘破と同じく宇宙人の子孫で、彼女の血だけが唯一闘破の輸血できる。
飛鳥竜
槍忍突破
(役)広田一成。「光戦隊マスクマン」ブルーマスク役。現在は武術家。
 インターポールから出向し、常に柳生レイと行動を共にしている忍者。途中で任務のために帰国。
城忍フクロウ男爵 (声)森篤夫。
 パコを狙いジライヤの前に現れたイギリス忍者。その狙いはパコで、キリスト教受難の地にあるお宝をイギリスに持ち帰ることを使命としている。基本的に日本語を使うが、言葉の端々にベタな英単語を使う。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 磁雷矢VS妖魔一族

  脚本:中原 朗
  監督:辻 理
 世紀の秘宝と呼ばれる“パコ”を手に入れるために妖魔一族が行動を開始した。パコの地図を示すボードを守る戸隠流忍法の継承者山地闘破はその養父である宗家山地哲山により免許皆伝を与えられ、磁雷矢と名付けられた。妖魔一族と戦う磁雷矢はジライヤスーツを纏い、戦いにその身を投じることとなるが…
 敵は
鬼忍毒斎。妖魔一族を束ねる長で、戸隠流の山地哲山のライバル。哲山と死闘を繰り広げ、ケイを人質に取る。そして星忍烈牙。幻術を使ってジライヤスーツを着たばかりの闘破を苦しめるが、術を破られて敗退する。そして城忍フクロウ男爵が登場。ここでは顔見せ程度。
 第一話。メタルヒーローとしては異色のニンジャヒーローの誕生の回。実際「メタル」とは名ばかりで、武装はプロテクターだし、目だしで立ち回りをしている。
 今回の活躍は基本的にジライヤ(スーツ)の強さを描写することがメイン。他に闘破の頭のめぐりの良さかな?ヒーローとしてはかなり軽めな思考をしているが、それが特徴付けになってる。まだまだヒーローであるジライヤ自身が未熟なので、これからの成長
 謎などはほとんど出ているだけになってるが、いきなり聖徳太子とか出てきてもいる。
 あとなんかへんてこな占い師として「宇宙刑事」シリーズ以来の鈴木正幸が登場。
<戸隠流の道場は忍者屋敷だけにからくりがいっぱい。
 最近ではあんまり聞くことが無くなった「私のことは良いから〜」をちゃんとお約束として話しているケイの姿あり。これも古い特撮の特徴だな。
 フクロウ男爵の声はヴェテラン森篤夫が当てているが、使う英語が全部ベタな和製英語。すげえ違和感。>
VOL.1
<A> <楽>
第2話 城忍フクロウ男爵

  脚本:高久 進
  監督:辻 理
 ジライヤとなった闘破は妹たちと共に訓練に明け暮れる。あまり気の乗らない闘破だったが、その前に、先に戦った城忍フクロウ男爵が現れる。その実力は未知数で、全く敵わない闘破だが、
 敵は
城忍フクロウ男爵。その狙いはパコで、キリスト教受難の地にあるお宝をイギリスに持ち帰ることを使命としている。そして蝶忍紅牙が登場。毒斎の一人娘で、猿を使ってボードを奪うが、現れた柳生レイによって奪い返されてしまう。
 戸隠流の師範となった闘破だが、やる気はあんまりなく、休んでばかり。だが、ライバルが現れることによってやる気が引き出されていく。ヒーローものというより青春ものに近い。「ウルトラマンレオ」を思い出させる展開だな。結果としてそれが丁寧な話作りになっている感じ。
 ボードは二つに分かれており、片方が山地家が、もう片方を妖魔が持っている。これは元々どちらも柳生一族であったが、毒斎が裏切ってボードを奪おうとしたところ、哲山によって阻まれ、結果二つに分かれたと言う事。そして闘破に味方するくノ一も登場している。少しずつ設定が明かされていくが、同時に新たな設定も出てきている。
 そして本作の特徴とも言える、世界忍者が次々味方になると言う展開も今回から。最初にフクロウ男爵が、味方と言うほどではないにせよ、とりあえず敵対しないというスタンスを取る。
 冒頭闘破が馬に引かれるシーンがあるが、これ吹き替え無しでやってる。凄いもんだ。
<フクロウ男爵は常に白馬に乗っているが、馬の蹄がかなり心配だったりもする。>
第3話 牢忍ハブラムの秘宝!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 トルコのトプカプ宮殿を守る牢忍ハブラムが日本にやってきた。修行中の闘破と一戦交えるが、その狙いが知れず、闘破はハブラムが襲っていた男を捜す。
 敵は
牢忍ハブラム。トルコのトプカプ宮殿を守る忍者。宮殿から盗まれた緑の炎というエメラルドを追って日本にやってきた。大段平と分銅付き鎖を武器とする。妖魔の罠でジライヤと戦うが、それが誤解であることを知り、ジライヤに協力するようになる。
 バラエティ豊かな忍者との対戦で、今回はトルコ忍者とか。この世界では世界中に忍者がいるんだな。
 まだまだ修行が足りない闘破。むしろ妹のケイの方が遥かに使えたりする。それによっていらん戦いを強いられる事も多い。典型的な話だな。未熟ってのも物語には重要な要素だな。
 牢人ハブラムを演じるのは、東映特撮では何かと重宝される大前均。その体格のためか、プロレスラー役がやたら多い。
<怪力で銃をへし曲げたハブラムだが、その銃を投げつけた時、まるでゴムのようにグニャグニャだった。
 わざわざ戦いの場に緑の炎を持ち込んでいる毒斎。それが結局ジライヤとハブラムの誤解を解くことになった。
 そもそもが体は東洋人の肌をしてるのに白面に黒マスクというハブラムの造形そのものに問題があるとも言えるが。>
第4話 破れ!! 火忍チャンカンフーの幻術

  脚本:藤井邦夫
  監督:三ツ村鐵治
 ビル清掃のアルバイトに精を出す闘破の前にカラス天狗が現れた。逃げるカラス天狗を追いかけたところ、火忍チャンカンフーが現れる。火遁の術を用いて闘破を破ったチャンカンフーは、山地家を訪れ看板を奪うと、ボードを賭けての勝負を挑んでくるのだった。チャンカンフーの術により恐れに取り憑かれた闘破の代わりにケイと学が決闘の場所へと向かう。
 敵は
火忍チャンカンフー。90歳を過ぎた老忍者だが、火遁の術を用い、敵の怖れを引き出す三病の術を使う。パコを用いて不老不死を手に入れようとする。
 まだまだ未熟な闘破は簡単に敵の術にかかって三病の術に陥ってしまった。初期だからこその話で、こうやって少しずつ強くなっていく闘破を描いていくことになる。物語はかなり単純で、簡単に術が解けてしまう辺りが急ぎすぎって感じもあるが、30分だったらこれで良いんだろう。
 カラス天狗以外で初めて敵を斬った話となる。
 ケイに惚れ込んだヘンリー鳥羽が妙に活躍している。この辺りのストーリー運びは「人造人間キカイダー」を彷彿とさせる。
<決闘場所は東映特撮でお馴染みの吊り橋。いつも使っている気安さからか、えらく火薬を使ってる。怒られるぞ。
 チャンカンフーは90歳を過ぎているとのこと。高齢者を一刀両断するってのは、あんまり特撮では無い話ではある。>
第5話 奪われた磁光真空剣!!

  脚本:高久 進
  監督:辻 理
 戸隠流に伝わる名刀磁光真空剣の夢を見るようになった闘破は、この刀には意志があるのではないかと思い始めていた。闘破の留守中磁光真空剣を勝手に持ち出した学だが、その磁光真空剣を狙い、異形忍紅トカゲが学を襲う。それと謎の忍者槍忍突破が登場。現時点では敵か味方か分からないが、柳生レイと共に行動し、とりあえず戸隠流の味方をしている。
 敵は
異形忍紅トカゲ。世界中の名高い名刀剣をコレクションすることを目的とし、戸隠流に伝わる磁光真空剣を奪おうとする。赤いトカゲがシンボルで、そのシンボルを爆弾として使う。オオトカゲの変化の術も用いる。
 闘破の未熟ぶりと特訓を描く話に一段落付け、今回は磁光真空剣にまつわる話となっている。磁光真空剣はジライヤが使うとレーザー刀になるが、他の人が使用しても剣が光ることはない。
 一旦妖魔一族に磁光真空剣を奪わせておいて、それを紅トカゲに奪わせるという二段仕込みで話を展開させている。
 そしてこれまでツッコミ役だった学の未熟さを強調して、一人前として認めてもらえない少年の哀しみも演出。親父殿の強さも見せたし、これはこれでしっかりした話作りと言えるだろう。
 今回磁光真空剣で斬ったのは紅トカゲの剣だけ。これもおそらくは再登場の伏線だろう。
<ツッコミ所ではないが、何故「紅」とつく忍者が男なんだろう?>
第6話 謎の謎は謎謎?!

  脚本:藤井邦夫
  監督:辻 理
 ボードの解析を始めた闘破の元に謎の虚無僧が現れる。戸隠流に恨みを持つと言う音忍宇破は、妖魔と結託し、ボードを狙うが…
 敵は
音忍宇破。かつて戸隠流に滅ぼされた音忍一族の生き残りで、山地家に恨みを持っている。尺八を吹くことで人を操ったり、霧を作ったりする。
 これまでに出てきた謎を振り返る。現時点ではボードに書かれている内容と、パコとは何であるのか。そして柳生レイの正体。まだ出っぱなしって感じだが、他のシリーズと較べても確かに秘密は多いかな?麗破がボードに関係する人物であり、パコを正しく使う人間として闘破を見守っていると言うことだけは分かった。
 そしてここから敵も非情なキャラが登場してきた。完全なる悪役の登場で戦いも普通になってきた感があり。ジライヤ自身もようやく普通に強くなってきたって事かな?まあ、宇破に関しては別段何か悪さしてた訳じゃないんだけど。
 麗破と紅牙の女同士の戦いもあり。レオタード姿の二人が戦ってる姿は、かえって見応えあったりして。
<これまではあんまり気にならなかったが、何も持たない闘破が突然ジライヤスーツを着込むのは無理では?
 闘破に対し「ほんとに一人じゃ何にも出来ないんだから」と嫌味を言う学だが、闘破がいなければ料理も作れない人間が言う台詞じゃない。>
第7話 ジャングルのハンター 獣忍マクンバ

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 学が「命を返せ」というポスターを街中の服屋に貼り付けていた。イタズラと思って叱る闘破だが、実は学校の授業で滅び行く動物の事を学んだ学の精一杯の抵抗だった。そんな時、アフリカのゲリラ組織を指揮する獣忍マクンバが現れる。ゲリラ組織を暴く書簡が哲山に届いたため、哲山を抹殺しようと道場に乗り込む。
 敵は
獣忍マクンバ。アフリカ出身の忍者でゲリラ組織を指揮している。その証拠が山地哲山に渡ったことで、哲山を殺すために日本にやってきた。どんな狭い隙間でもすり抜ける能力を持つ。
 「特撮は教科書だ」(by宮内洋)を地でいく物語で、滅び行く世界の動物たちを主題に、命の尊さを描いた話。そのために密猟者を引き合いに出し、それと戦うヒーローを描いて見せた。
 命をテーマとしているので、危機に陥った紅牙を助けると言った描写もあり。ヒーローはこうじゃなくっちゃね。
 宮村役は「仮面ライダー」のゾル大佐役の宮口二郎。
<「命より大切なものは無い」と学に諭す闘破。格好良い台詞だが、これまでの戦いはどうなんだ?
 妖魔一族の本拠地は普通のビルに白布を張っただけの場所。わざわざ出張したの?それとも本拠地自体がないとか?
 マクンバと妖魔一族の戦いを目撃した闘破は学に「もう少し様子を見よう」と囁いている。確かに共倒れを待つのが一番効率がいいが、これをしないことがヒーローの条件では…と思ったら、ちゃんと親父から怒られてた。まだ一人前じゃないってことか。>
第8話 暗殺はデートの後で

  脚本:藤井邦夫
  監督:三ツ村鐵治
 アメール王家から親善大使としてマイラ王女が来日した。忍者によって命が狙われていることから、密かにマイラを護衛するように哲山に命じられた闘破とケイ。ケイは暗殺者を欺くためにマイラの侍女に扮してマイラを守ろうとするのだが、妖魔一族に襲われた際、王女を逃がして自分がマイラの身代わりとなる。一方マイラを救い出した闘破は、彼女のわがままに振り回されてしまう…
 敵は
剛忍アブダダ。アメール王家の王弟が正体で、兄の国王の娘マイラを亡き者にしようとする。右手に装着したハンドガンと全身から爆薬を投げつける。
 東映特撮、特にメタルヒーローではよくある異国の王族の話。むしろ
『ローマの休日』をベースとした話で、世間知らずのお嬢様に振り回されるところが楽しい話となった。ラストもそれっぽい。今回はケイも大活躍。こういう話もなかなかよろしい。
 アブダダを演じるのは70年代特撮では何度もレギュラーを張った大月ウルフ。随分な年齢になってるけど、相変わらずの怪演ぶりが実に良い。
 わざわざ鎌倉にロケをした理由は、カラス天狗の銅像があったから。元々あるものを話に利用するのは「ウルトラマン」のヒドラからの伝統か。
<異国の王女という割にはマイラは完全な日本人顔。言葉も丸ごと日本訛りの日本語。
 しかしそもそも個人が政府要人を勝手に護衛するって事自体が問題なんだけど。
 結局ジライヤは王女を守るために王族を殺してしまったのだが、その責任は…と思ったら、最後のナレーションで「ジライヤのことは永遠の闇」とあった。つまり、責任は取らなくて言いと言うことで…これって要するに暗殺じゃないか?>
第9話 ワナワナ罠のパコ作戦

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 街でカラス天狗が銀行を襲撃するのを見かけたレイと竜はカラス天狗を追うが、逆に妖魔一族の罠にはまりレイが捕らえられてしまった。レイの身柄はボードと引き替えと言われた竜は哲山にボードを借りることを願い出る。哲山は、このピンチを逆にボードを取り戻す契機と考え、ジライヤと竜を送り出すのだが…
 今回は
城忍フクロウ男爵が再登場。ボードを狙っての出現だった。先に対戦した時はジライヤの弱さを指摘したが、今回の戦いではその成長を知ることになる。相変わらず訳の分からない英語混じりの日本語を喋る。
 対にパコの在処が発見?と思わせる話。あっけないと思ったら、やっぱりまだ秘密のままだった。
 これまで一応謎とされていた柳生レイと飛鳥竜が秘密捜査官だったことが明かされる。
 そしてフクロウ男爵が何故パコを狙うのかもはっきりしたが、キリスト教の博愛精神に則り、世界平和のために用いようと考えていることが分かった。それを聞いた哲山は素直にフクロウ男爵にボードの破片を渡している。
 何故哲山自身ではなくまだ一人前ではないジライヤを戦いに出すのか。哲山曰く「私が出れば毒斎は恐れて出てこなくなるから」だそうだ。1話を観る限り、そんなこともなさそうだけどな。
<今こそボードを合わせる時。と本物のボードを持たせて竜とジライヤを送り出した哲山だが、考え方が甘すぎたな。ある意味言い訳だったのかも知れないけど。
 崖にしがみついてるフクロウ男爵だが、あの格好では手に力が入らないよ。落ちるだろ?
 間違ったパコの在処には爆薬が仕掛けられていた。哲山曰く「聖徳太子の命を受けた忍者の仕業だ」そうだが、その当時には爆薬はまだない。パコにでも書いてあったのか?>
第10話 生か死か! 霊幻忍法の恐怖

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 中華街に祭り見物に来た山地一家。そこで少女に誘われるまま中華街の路地の奥まできた学だが、そこで少女が差し出す「強くなれる薬」を飲んでしまった学は、性格が豹変してしまう。これは今巷で流行している麻薬であるとレイに教わる闘破は、竜と共に捜査を始めるが…
 敵は
漢忍緑竜。香港の麻薬密輸組織の一員。酔拳の使い手で、幻術も使いこなす。突破とは因縁がある。そして火忍チャンカンフーの息子。仮面は父親と同じで三節棍を使う。
 横浜を舞台にジライヤとレイ、竜の活躍が描かれる。結局全員良いように惑わされてしまうだけ。折角の国際警察もたかが知れるな。闘破についても又しても半人前に逆戻り。もっと早く出すべき話だった。
 学を誘う少女を両手を前に出し、両脚でぴょんぴょん跳びはねている。これってキョンシーだよね?時代が分かる。
<緑竜は仮面のまま酒を飲んでるが、ストローでも使わなければ飲める訳ないだろ。
 少女に化ける紅牙。顔はともかく身長まで違ってる。
 学が薬を飲んだ状況を見てもいないのに正確に状況を喋る闘破。学は倒れているのだが、誰から聞いた?
 「若者」と言わず「ヤング」という辺りに時代性を感じたり…
 それにしてもチャンカンフーの息子という名前はいかがなものか?折角だから名前付けてやれよ。>
第11話 怒りの闘破・真っ向両断!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 緑竜の見せる幻術とチャンカンフーの息子の体術に苦しめられる児雷也を救いにきた麗破と突破。麗破の目から放たれる光線を受けた磁光真空剣が幻術を破るが、麗破は重傷を負ってしまう。
 敵は
漢忍緑竜火忍チャンカンフーの息子
 東映特撮らしく、前後編のこの話では特訓が描かれていく。むしろ特訓と言うよりも覚悟を決めるという感じではあるが、危機を経て凛々しく成長した闘破の姿が描かれることとなった。ジライヤスーツも磁光真空剣もなしに二人の忍者と戦い、一歩も引けを取らぬ位の実力を得た。
 一方では家に残されたケイと学の活躍もあり。忍者屋敷らしくいくつものからくりを使ってカラス天狗を翻弄する様子が描かれる。『ホーム・アローン』っぽくもあるが、こっちの方が先。
 ジライヤスーツが隕石から出来ていることが分かった。つまり宇宙からやって来たものということ。それを研究していたスミスによって新たな装備も付けられる。二段変身にはちょっと早かったかな?
<哲山がジライヤスーツの修理のために訪れたのはなんと教会。どうやってこのツテを持ったんだ?
 新しいジライヤスーツは目にも防護がある。これって要はスタントの目が主役の筒井巧と違ってきたからなんじゃないのか?>
VOL.2
<A> <楽>
第12話 折鶴のペンダントは愛の誓い

  脚本:藤井邦夫
  監督:三ツ村鐵治
 未だ目覚めない麗破を心配する闘破は、心も新たに妖魔との戦いに臨もうとしていた。そんな闘破の前に戦う二人の忍者が現れる。追っ手を切り捨てた忍者の名は紙忍の一員三村だった。かつて道場に来た事のある三村が娘のために抜け忍となったと聞き、その手助けを買って出る闘破。だがその三村を狙い紙忍の抜け忍ハンター折破がやってきていた…
 敵は
紙忍折破。紙忍の抜け忍ハンターで、抜け忍となった三村を倒すためにやってきた。紙人形から下忍を作り出したり、紙を使った微塵隠れの術を得意とする。命を張って自らを救った三村の姿を見て自らも抜け忍となる。
 里の悪行に耐えられずに逃げた抜け忍と、それを追う抜け忍ハンター。そこに愛情の問題を絡めることで忍者の非情な掟をベースに人情味溢れた話に仕上げられた。スカッとした話ではないが、こういう話も作れるのが本作の面白いところか。
 結局悪いのは妖魔一族であり、他の忍者はみんな迷惑してるという構図になってしまうのがネックではあるが。
<しかし都合良く忍者同士の戦いに遭遇するもんだな。
 一人殺してるのに、殺した方が知り合いと言うだけで全幅的な信頼を置く闘破。随分短絡的だ。
 折破が使う紙は実体化して襲うのだが、そのために一々鋏で紙を切る過程が必要。何をするにも時間がかかる。>
第13話 祭忍VS七人の忍者たち

  脚本:高久 進
  監督:折田 至
 祭り囃子が鳴り響く成田山へとやってきた山地一家。ここは戸隠流の源流で、ジライヤを助けた結果、記憶喪失となった麗破を匿い、哲山の弟子達と共に特訓を開始する。そんなところにジライヤを倒して名をあげようともくろむ祭忍ギュウマがジライヤに挑戦してきた…
 敵は
祭忍ギュウマ。カンボジア出身の忍者で、ジライヤを倒して世界的に名をあげ、ついでにボードを奪おうとした。角から雷撃を繰り出し、手にした布から下忍を次々に出す。
 戸隠流の源流の成田山での活劇。ジライヤは決して一人で戦っているのではなく、日本各地に散った戸隠流の流れを汲む忍者たちに守られている事が明らかにされる。
 そして麗破の治療が同時に行われているが、今回はその記憶は元に戻ることがなかった。これも後の物語の伏線であろう。
 ちなみに今回は妖魔一族は一切登場しない。
<突然磁雷バスターなる飛び道具が登場。オモチャを売るためだろうが、忍者に銃は似合わない。
 そもそも隠れるために成田山に来ているというのに、あっという間にその所在がばれてるという時点で意味がない気もするんだが。>
第14話 小さな命に燃えた爆忍ロケットマン

  脚本:寺田憲史
  監督:折田 至
 世界中で爆破事件が続発していた。犯人は爆忍ロケットマンと名乗る世界忍者の一人。アメリカにおいてはヴェトナム戦争で活躍したヒーローだったはずだが、何故彼がテロリストになったのかを考える哲山だが…
 
爆忍ロケットマン登場。アメリカを代表する世界忍者の一人。重火器で武装し、更に背中のロケットで飛行することも出来る。ヴェトナム戦争末期に姿を消したが、妖魔一族が彼の名を騙って爆破事件を起こしていることを知り、濡れ衣を晴らすために来日する。最初はジライヤと戦うが、お互いに敵ではないと分かり、和解する。
 ヴェトナム戦争というリアルな戦争が登場。平和を考える上で戦争を語ることは避けては通れない。非情に真面目な内容となっている。ロケットマンの格好があまりにふざけすぎてるのはともかくとして…
 今回登場したロケットマンは現時点では自分の過去のことを語っていない。これも後の話になるのだろう。
<JRの職人のインタビューに潜り込む闘破と学。一体どれだけ戸隠流はコネクション持ってるんだ?
 ロケットマンの格好はロケットをモティーフにしてるだけ合って、顔が円錐形。それで白いんだから、はっきり言ってこれじゃKKKだろ。それがアメリカ代表って、アメリカに喧嘩売ってるとしか思えない。
 身代金を持ってきたJR幹部に素直に娘を帰す妖魔一族。むしろ騙し討ちにしたのは闘破の方。
 ロケットマンの犯行に偽装するために妖魔一族が作った大砲。普通の車にでっかい砲塔を積んでいるのだが、これだと撃ったらその反動で車が無事には済まないような?大体砲塔がゆらゆら揺れてるじゃないか。怖いよ。>
第15話 呪いの魔女伝説

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 トルコのトプカピ宮殿で夜な夜な聞こえる鳴き声を調査している牢忍ハブラムは、地下で一振りの剣を発見した。そしてその剣を求め、魔忍シルビアが現れる。剣を処分してもらうため、日本の山地家を訪れたハブラムだが…
 敵は
魔忍シルビア。中世ヨーロッパに現れた魔女で、トプカピ宮殿の地下に封じられていたが、その魂を宿した剣をハブラムが抜いたことで復活した。赤い針を使って攻撃する他、催眠術を使ってハブラムを操った。剣を取り戻してからは、妖魔一族をも歯牙にかけないほどの剣劇の腕を見せた。
 2話に登場したハブラムが再登場。このキャラはとても人が良いが、それをつけ込まれてしまうというパターンが多いな。
 そして今回は何故か魔女と戦うことになる。一応これも魔忍という忍者になってるけど、どうやったら中世ヨーロッパで忍者が結びつくのかは謎。
 今回は妖魔一族も絡みはするが、結果としてその弱さを見せつけるだけで終わった。
<イスラム圏のトルコで十字架が出てきて、ハブラムが十字を切るシーンあり。宗教問題を出すのはやばいんじゃないかな?
 なんでハブラムはトルコの問題を日本に持ち込んでくるんだ?それ自体に説得力がなかったり。>
第16話 風に泣くサイボーグ忍者

  脚本:寺田憲史
  監督:三ツ村鐵治
 幼魔一族によって生み出された特殊忍者部隊、火、水、木、土の四人。そして疾風の術を使う風が毒斎に仕える。その頃闘破は新しい忍者カー、ブラックセイバーのテストを行っていたが、そこに現れる特殊忍者群。
 敵は
風忍馬風破。元々特殊忍者群の一人だったが、死んだ仲間達の技を全て注ぎ込んだサイボーグ忍者として復活した。良心を失った際、
 特殊忍者の登場とハイテク装備のブラックセイバーの登場により、一気にメタルヒーローシリーズっぽさを取り戻した感のある話。ジライヤ側だけでなく、サイボーグ忍者まで登場してくる。
 それなりに実力のある複数の忍者と同時に戦っているため、戦いも見所あり。
 ただ、今回は新キャラである魔風破の登場が主眼で、目立っているのはジライヤよりもそっちの方が目立っていた。
<忍術を戦争のために使われるのが嫌だと言ってNASAを抜けたはずのスミス博士だが、そんな彼がブラックセイバーなんて作るんだろう?
 水遁の術を使う水だが、水が木を割る前に木が割れていた。
 風を助ける最、「忍者にも情けはある」と言っている闘破だが、その直前に他の忍者たち全員を切り捨ててるんだけど。
 幼魔一族はサイボーグ技術も持っているようだが、この技術あるなら忍者にこだわる必要もなさそうだ。
 戦いを主眼とした話のため、今回は最初から最後まで採石場だけで展開している。こう言うのもたまにはいいか。>
第17話 夢破I 浜名湖に潜む魔王!

  脚本:藤井邦夫
  監督:辻 理
 魔王という鎧の夢を見た哲山は、それを凶兆と考え、闘破に浜名湖にいる花忍の村上源一郎という人物を訪ねるよう伝える。だが闘破が浜名湖に着いた時、既に源一郎は花忍一族の裏切りにあって殺されていた。
 敵は
魔王。装着すると邪悪な心と強大な力を得られるという鎧のこと。桜が満開になった時だけ装着できる。魔王を守っていた花忍一族を裏切った黒猿が装着する。
 浜名湖レイクパークプラザとのタイアップ企画で、浜名湖でのジライヤの戦いが展開する。展開はかなりスピーディだが、それでも前後編で話は展開していく。湖が舞台なので、水上戦もあり。
 花忍夢破が登場。最初は誤解によってジライヤと戦うが、これも仲間に変わっていくことになる。
<闘破が行くなら最初から連絡しておけよ。お陰でやらなくても良い戦いを強いられてしまった。
 浜名湖に叩き込まれた闘破はジライヤスーツを水中で装着していたが、装着シーンは普通だった。水の中のどこにそんな空間があったんだ?
 湖の真ん中でジェットスキーに乗っていたジライヤがジャンプするとそこは岸辺。乗ってたジェットスキーはどうなった?>
第18話 夢破II 霊気が燃える大砂丘!

  脚本:藤井邦夫
  監督:辻 理
 魔王を装着した黒猿と激突するジライヤ。だが魔王の力は圧倒的で、ジライヤには逃げる以外の選択肢がなかった。駆けつけた哲山の助力で難を逃れたが、
 敵は
魔王。黒猿が装着することで、魔忍黒牙になった。霊気をオーラとして纏い、ほとんどの攻撃を防いでしまう。闘気を捨て、懐に飛び込んだ後剣を突き立てるのが唯一の攻略法。
 浜名湖での戦いの後編。圧倒的な力を持つ黒牙に対し、焦る闘破と覚悟を決めた夢破の姿を中心に描く。かなり実力を得たとは言え、ピンチになると猪突猛進ばかりになってしまう闘破の弱さが顕著に見られる。ピンチと特訓(による悟り)は特撮の醍醐味だな。
 せこい手ばかり使っている妖魔一族の小者ぶりもなかなか堂に入ってる(ある意味褒め言葉)。
<学の入浴シーンでは、ちらりと局部が…
 毒斎がこれからの作戦を授けているのはロープウェイのゴンドラの中。遠景になるとちょっと情けなく見える。
 今更だが、ジライヤスーツ姿で湖に叩き込まれて、泳いでいる時は闘破の素になってる。スーツはどこに行った?
 妖魔一族がやってるのは遊覧船ジャック。園バスジャックは東映特撮のお家芸。
 遊覧船で戦っている闘破とケイを遠巻きに眺めている人々は、なんかぼーっと眺めてるだけ。緊張感がないな。
 磁光真空剣の稲妻落としが破られた時、光が出たままだった。消すタイミング間違えたな。>
第19話 武神館を占領せよ!

  脚本:高久 進
  監督:折田 至
 妖魔一族に雇われた化忍パルチスは、パコを奪うために哲山が留守にしている武神館に様々な嫌がらせを行い、ついには闘破は警察に捕らえられてしまった。
 敵は
化忍パルチス。動物以外なら誰にでも化けられるという変装の名人。嫌がらせをして闘破達を警察に行かせた。フクロウ男爵の助力でボードは奪えなかったが、今回の登場はこれだけ。実際の戦闘は毒斎、紅牙、烈牙と行っており、必殺技も使用してない。
 山地家をマンションから立ち退かせるためにパルチスがやってることは悪質な嫌がらせ。地味に効果的だが、リアルだときつい話だ。
 そして闘破を救うためにやってきたのはフクロウ男爵。仲間と共に戦うという本作のコンセプトに則った話だな。死んだと思われたキャラが復活するのも燃える展開だ。話が出来すぎなのは特撮だからってことで。
 ツッコミという訳では無いが、フクロウ男爵の英語混じりの日本語は冴え渡ってる。「毒斎をシークレットにマークしてたんだ」とか、これだけで笑えてしまうぞ。
<パルチスがこれまで化けたのは一流俳優や暗殺者だが、とてもそうは見えないのがなんとも。
 見学にやってきた中学生に奥義を早速教えてしまう闘破。サービスしすぎ。
 警察から窃盗容疑で逮捕される闘破。ヒーローにあるまじき姿だが、普通その前に殺人容疑がかけられて然りだよな?
 それにしても簡単にカラス天狗に家に入らせる武神館って、セキュリティがあまりに杜撰じゃないか?
 毒斎に深い恨みを持つと言う割に、毒斎との一騎打ちに出たジライヤに「グッドラック」と言って去ってしまうフクロウ男爵。言ってることとやってることが一致してないんだが?
 闘破に向けて放たれた槍は10本近くあったが、闘破には一本しか届かない。他の槍はどうなった?
 天井で戦うジライヤはとんぼ返りをうっているが、重力はどうなってるんだろう?
 落とし穴にカラス天狗を落とし、槍で串刺しにされたのを喜んでたケイと学。一応それも殺人だぞ。>
第20話 ハロー! 雷忍ワイルドは陽気なガンマン

  脚本:中原 朗
  監督:折田 至
 アメリカ西部に貼り出されたジライヤの賞金首の写真を見て雷忍ワイルドがジライヤに挑戦すべく来日した。その頃哲山の留守を守る闘破は、金を稼ぐために武神館をエアロビクス教室に変えてしまっていた。
 敵は
雷忍ワイルド。ビリー・ザ・キッドの血を引くというアメリカ西部出身の忍者。マグナム銃の名手。妖魔一族に雇われてジライヤに挑戦するが、妖魔の裏切りにあってジライヤと共闘する。
 今度はアメリカ忍者が挑戦してくる。そのワイルドは銃を武器とするため、ジライヤの持つ磁雷バスターとの拳銃同士の対決となる。
 ワイルドは言葉の端々に英語を入れるのは城忍フクロウ男爵と同じで、キャラがかぶってるな。
<最初の舞台はアメリカ西部。とてもそうは見えない所が流石だ。全く似せようとさえしてない。根本的にワイルドの素顔は濃い目の顔した日本人にしか見えない。
 ワイルドの持つマグナムはチェンバーに穴がない。これじゃ一発しか発射できないよな。
 ウエスタン村でワイルドの活躍を見守る妖魔一族だが、毒斎は銀行のようなチケット売り場でくつろいでいた。違和感ありまくりだな。
 ワイルドはマグナムで撃っている割に弾着は普通と同じだな。
 学とケイが誘拐され、忍者犬のクロに道案内させてる闘破だが、最後まで手綱を握ったまま。律儀なんだろうか?
 カラス天狗の叫び声が今回は「イーッ」。まるでショッカー戦闘員だ。
 毒斎が放ったバッファローはでっかい張りぼてだが、別段これだったら正面から戦わずに逃げられるんじゃないか?>
第21話 聖忍アラムーサ・怒りの手裏剣を放て!

  脚本:寺田憲史
  監督:三ツ村鐵治
 都内を襲う深刻なガソリン不足。ガソリンが亡くなった際、手裏剣が使われていたことから、哲山はこれが忍者によるものであると推測し、闘破を調査に向かわせる。そして闘破が出会ったのは、砂漠の忍者聖忍アラムーサだった。
 敵は
聖忍アラムーサ。砂漠に住む聖忍一族の一人で大刀とナイフの使い手。あらゆるものを砂に変えたり、砂鉄を使ったりして、磁光真空剣も使えなくしてしまった。妖魔一族に騙されていることを知ったが、紅牙の放った蠍の毒に当たってしまう。
 今度は砂漠の忍者が登場。最早何でもありって感じだな。妖魔が善人を騙して悪事に走らせるのも本作では定番の一つだ。しかし、具体的に言ってはいないとは言え、宗教的なものを前面に出すと少々まずい気もするけど。
<都知事が頭を抱えるシーンがあるが、これは是非石原慎太郎に登場して欲しかったところだ(当たり前だが、この時点ではまだ都知事ではない)。
 あぐらをかきながら回転して攻撃するアラムーサ。なんかの冗談にも見えるぞ。>

VOL.3
第22話 花咲け! 美しきくの一忍法

  脚本:九鬼 隆
  監督:三ツ村鐵治
 不良に絡まれていた小川さつきという和服少女を助けたケイ。たまたまそれを見ていた紅牙と烈牙は、それをボード奪回の罠に使おうとし、化忍パルチスにさつきの格好をさせる。そうとは知らぬケイはさつきの誕生日に向かうのだが…
 敵は
化忍パルチス。少女に化け、ケイを陥れる罠を張るために妖魔一族に雇われた。前回登場時(19話)では全く戦ってなかったが、今回はケイに化けてジライヤに襲いかかっている。
 ケイを中心とした話。話としては変則的だが、こういう話も時々はやるべき。
 今回の妖魔の襲撃でブラックセイバーが破壊されてしまった?という描写があるが、それくらいの爆弾では壊れないほどの頑丈さを見せている…というか、どうやってそんな頑丈にできたんだ?
 今回初めて毒斎に磁光真空剣を放ったが、身代わりの術によって逃げられてしまった。
<さつきの誕生パーティに着ていく服がないというケイは、すぐに闘破に金をねだる。自分で働くという選択肢は無いらしい。
 ケイを陥れる罠を張る妖魔一族だが、あの格好のまま不良女子高生に命令を下してる。そいつらもよく従ってるよな。
 いつの間にか毒斎が小者っぽい笑い方になってきたな。
 今回のパルチスはケイのリクエスト通りに七変化をしてるが、これってほとんどコントの世界。
 そう言えば闘破を爆弾によって亡き者にしようとしてるが、ジライヤがボードを持ってる場合も多いんだよな?ボード毎破壊する気か?>
第23話 毒斎より怖い?! 鉄忍ガメッシュ

  脚本:寺田憲史
  監督:辻 理
 世界中の名だたる学者が来日した途端さらわれていった。鉄忍一族の仕業と見た哲山は隠れ家に住むスミスを守るよう闘破を派遣するが
 敵は
鉄忍ガメッシュ。科学を犯罪に利用して世界を制しようと企む鉄忍一族一人。メカニカルな装甲が特徴。マスクに意匠されている短剣は脳波コントロールで動かすことも出来る。
 えらく科学的な話が展開。科学の悪用というのは物語そのもので言えばメタルヒーローの定番ではあるが、本作の場合はちょっと違和感ある。妖魔一族が絡むと、裏切りに次ぐ裏切りで、敵組織の底の浅さが本作らしさとも言えるか。
 スミスがブラックセイバー作った事は極秘のはずだが、鉄忍にはもうばれているらしい。設計者の癖が見えるのかな?
 久々に突破が登場。全然良いところ無くガメッシュにやられてしまうだけの役。よっぽどスミス博士の方が強いように見えてしまう。
<鉄忍一族の装束は真っ黒いスーツにボルサリーノ。見ただけで怪しいのがモロ分かり。
 スミス博士の髭が濃くなったな。隠遁生活がそんなところに影響を?>
第24話 海賊キャプテンクックの金貨

  脚本:高久 進
  監督:辻 理
 麗破の治療のため行川アイランドにやってきた山地一家。だがそこにはキャプテン・クックの財宝を狙った妖魔一族も姿を現し、暗躍していた。麗破を守りつつ、妖魔を牽制する闘破だが…
 敵は
水忍シルバーシャーク。カリブの海賊の末裔で、日本にあるというキャプテン・クックの財宝を狙って妖魔一族と手を組む。
 特撮では結構有名な行川アイランドを舞台にした妖魔一族と世界忍者との戦いを主軸に、麗破の過去が少しだけ語られる話。
 麗破は宇宙から来たという磁光真空剣と関わりがあるため、彼女自身若しくはその祖先が宇宙人というパターンだろう。「宇宙刑事シャリバン」と同じく。
 キャプテン・クックの財宝が行川アイランドの近くにあり、そこに麗破の治療に来るという、もの凄くあり得ない設定だが、タイアップ企画というのはこんなもんなのかも知れない。最早この点に関してはツッコミにもならん。
 ちなみに槍忍突破はここで退場。
<カラス天狗に爆弾を仕掛けるという罠を折角張っておきながら、それを紅牙と烈牙に目視で見張らせている。これで罠と分からなかったら阿呆だ…で、罠と分かっていながら律儀に飛び込むジライヤはなんと言おう?
 人間爆弾にされ、仲間が目の前で爆死してるのに、任務放棄もせずにジライヤに立ち向かっていくカラス天狗の姿が憐れだ。
 テトラポットの上での戦いは足下を気にしながらだから、あんまり派手な戦闘シーンにはなってない。
 ジライヤはかなり遠く、しかも水の中なのに、爆発10秒前ってのがよく分かったな。ジライヤスーツのお陰か?
 毒斎を信用し、キャプテン・クックの財宝を預けてしまうシルバーシャーク。人が良すぎるな。>
第25話 ペットがいない! ラーメン小母さん大奮戦

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 山地家のクロを始めとして次々にペットがいなくなってしまうという事件が発生する。実はかつてジライヤによって倒された獣忍マクンバの双子の兄が妖魔一族と手を組み、弟を復活させようとしていたのだ。
 敵は
獣忍マクンバの兄。かつて倒されたマクンバの双子の兄で、マクンバを復活させるために生け贄の動物を集めている。亡霊となったマクンバと共にジライヤに立ち向かう。
 動物好きのおばちゃんが登場。戦いよりもこのおばちゃんとの心の交流の方が物語の主題となっているっぽい。お母さんのいない山地家にやってきたが、いいお母さんっぽくなってる。なんと普通に戦うシーンまであった。もの凄く強い。
 今回は忍犬のクロが大活躍。流石忍者犬と言ったところ。まあやってることはただ走ってるだけなんだが。
 そして獣忍マクンバが復活。双子の兄がその手引きをし、同じ姿の敵と戦うことになってしまう。
<クロの言葉が分かるのは良いんだけど、随分細かいことまで吠え声一つで分かってしまうもんだな。学が危機に陥っており、どこにいるかまで分かるらしい。
 学が捕らえられているかも知れない洞窟になんのためらいもなく爆弾を投げ込むケイ。良い性格してるよ。
 劇中生け贄生け贄と連呼されていたが、実際は一匹も殺されてはいなかった。これが配慮って奴だ。
 カヨがカラス天狗と戦う時は何故かラーメンを手にしている。チャンカンフーの縁者なのか?>
第26話 おしゃれと危険! ケイと恵美破

  脚本:藤井邦夫
  監督:岡本明久
 竜宮城の遺跡と見られる遺跡が発見された。だがその発見者は姿を消していた。そんな折、忍びであることを捨てた紙忍折破からの手紙で、折破のいる山中湖に向かうケイと学は動物を愛する青年と出会っていた。
 敵は紅牙。竜宮城の遺跡を探しに来たところをケイと学に接触する。そして毒斎とも再び太刀を交えている。又しても逃げられてしまったが。
 ケイを中心にちょっと甘酸っぱい話が展開。場所も東京を離れた避暑地なので、シチュエーションも良い感じ。忍びとしてもそれなりの実力を持つケイだが、やはり紅牙相手では全く敵わない。
 そして紙忍折破が再登場。忍びの世界を捨てたはずだが、ケイを救うために再び忍び装束をまとう。これもなかなかぐっとくるシチュエーション。こうやってゲストの忍者をアピールするのが本作の大きな特徴で、それを上手く活かした話になってる。
<竜宮城の遺跡が出ているが、そこに咲く花はちゃんと手入れが行き届いている。誰かそこにいるのか?
 車から缶を捨てるマナーの悪いドライバーがいるが、三人が同じジュースで、しかも同じ場所に捨てている。見事なコントロールだな。
 毒斎が仮面の人物にお茶を点てているが、お茶を手に仮面を付けたまま。どうやって飲むんだ?
 かすみと学が付けられている十字架のしたには爆薬が仕掛けられているのだが、容赦なくそこら辺に銃をぶっ放す闘破。知らなかったとは言え、なんと危険なことを。>
第27話 闘破の敵は磁雷矢

  脚本:九鬼 隆
      小池 剛
  監督:三ツ村鐵治
 新聞にジライヤの活躍が載り、浮かれ気味の闘破。そんな闘破の前に「ジライヤ」を名乗る男が現れる。
 敵は
伊予野二郎。ふらっと武神館にやってきて闘破を打ち負かしてジライヤスーツを奪い取った。実は戸隠流の実力者で、哲山に頼まれて闘破を鍛え直すためにやってきたことが分かる。
 基本的にバンク使用による回想編となるが、偽ジライヤの登場で一応物語にはなってる。そしてその偽ジライヤだが、なんと大葉健二が登場。なんか政宗一成の声が欲しくなってくるな。前作「超人機メタルダー」に次いでの登場となった。
 今回の偽ジライヤの登場は、実は父哲山が、浮かれ気味の闘破に喝を入れるために呼び寄せたとのこと。このところすっかりヒーロー然となっているジライヤも、まだまだ半人前と言うことか。こういう話がちゃんと要所要所に出されるのが本作の面白さだ。ちゃんと修行のシーンもたっぷり取っている。
 野二郎が最後に「四国に帰ってのんびりします」というのは、大葉健二自身の生き方にも通じるため、ちょっとしんみりするシーンでもある。
<バンク使用のため、過去の回想が度々入るが、その導入の仕方が「そう言えばあの時〜」とか、あまりにもわざとらしい。>
第28話 あぶない戸隠流・闘破は誰の子?

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 戸隠流の源流である信州戸隠村に現れた忍者杉谷悪之坊。彼の出現を知った哲山は闘破と共に信州へと向かう。実は悪之坊は闘破の両親を殺した張本人だったのだ。因縁の対決に向かう闘破。
 敵は
杉谷悪之坊。邪悪忍法の使い手で、闘破の本当の両親を殺した張本人。長く山に籠もっていたが、ボードを狙って戸隠流に挑む。ジライヤに瀕死の重傷を負わせた。
 闘破の過去が語られる話で、作品のターニング・ポイントとなる重要な話。闘破の両親も戸隠流の忍者であり、パコを示すボードは彼らが元々守っていたもの。そしてその両親を殺した悪之坊に、今度は闘破も瀕死の重傷を負ってしまう。
 闘破の血液は特殊なもので、柳生レイの血液だけしか適合出来ない。かつてレイは宇宙人の末裔だという事が分かっているので、闘破も又、その出自が宇宙人のものである事がはっきりとした。
 磁光真空剣とジライヤスーツは宇宙服であり、宇宙人の血を引く闘破にしかその能力を引き出すことが出来ない事もここで明かされる。
 又今回は戸隠村でのロケが行われ、神社や忍者教室などの様子も描写されている。
<千代が死ぬ瞬間、「この子は山地哲山の子として育てます」と断言する当主。そんな事勝手に決めて良いのか?
 瀕死の重傷を負ったと言う割に、次の日には元気に戦いに赴いている闘破。宇宙人だから頑丈なのか?
 闘破の両親の姓は最後まで明らかにされなかった。墓石にも名前だけしか刻まれてない。>
第29話 0点小僧の忍者オリンピック

  脚本:小池 剛
  監督:辻 理
 学校の先生から、学が全く授業を受けておらず、テストも0点ばかりだと苦情を言われる。一方の学は忍者の修行だけしていればいいと宣言し、勝手に武者修行に出かけてしまう。そんな学の前にカラス天狗が現れる…
 敵は
風忍馬風破破。学に騙されて、ジライヤに再挑戦してくる。実際は誤解であったことが分かり和解する。そして紅牙と烈牙、毒斎とも戦っている。毒斎とはこれが三回目の戦いになるが(一話を入れれば4回か?)、ほとんどジライヤが勝利している。
 学が中心となった話。こう見えて闘破に対してコンプレックスを抱いている事が分かった。自分で忍者スーツを作って勝手に武者修行に出かけてしまう。修業先でカラス天狗と戦ったりもしてる。
 そして今回はこれまで登場した世界忍者が大挙して登場。基本バンクシーンだが、学の妄想では世界忍者がトーナメント形式で戦っていたりもする。ますます「Gガンダム」っぽくなってきた(ちなみに本作の方が先発だが)。学の考える最強忍者は馬風破だった。
 それで学は馬風破の押しかけ弟子になる訳だが、その際、闘破の悪口を言って、それを真に受けてしまった馬風破が再挑戦してくる。
 あと、関係ないところでフランス人観光者が登場。わざわざ戦いの中に飛び込んでくるとか無茶やってる。
<馬風破の声が変わってるんだけど。
 馬風破の元に向かうジライヤのブラックセイバーは「パラララ」と、まるで暴走族のようなクラクションの鳴らし方をしていた。
 折角二人が戦っているのだから、相打ちを狙ってから攻撃すればいいのに、二人ともピンピンしてる状態で攻撃かけてる妖魔一族。結局それで負けてしまうのだから世話無いな。
 東京でカトリーヌを置き去りにして馬風破と戦いに行ったジライヤだが、その採石場に突然カトリーヌが現れた。それに対しなんの疑問も持ってないジライヤだが…
 「こんな傷一日で治る」と言った馬風破はその直後「この傷が癒えた時、ジライヤに挑戦する」と宣言している。明日挑戦するの?>
第30話 忍法・ハナちょうちん!

  脚本:扇澤延男
  監督:辻 理
 続発する自動車事故。そこに居合わせた老人は忍びの世界の長老・越村玄斎だった。玄斎は哲山にこの事件には自分の弟子である黒い茨であると語る。
 敵は
邪忍黒い茨。忍び界の長老越村玄斎によって鍛えられた忍者だが、母の死をきっかけとして邪忍に転向し、全ては金と思い込む。4年前に玄斎によって殺されたと思われたが復活し、今度は玄斎を倒す。
 弟子と師匠の絆と確執が描かれる話で、直接闘破とは関わりを持たず、ジライヤの戦いも、今回は控えめ。一応妖魔一族も出てきているが、すぐに撤退。
 越村玄斎役は多々良純。もう随分な年齢のはずだが、ちゃんとアクションもこなしている。
<劇中いきなり「ボルテスV」のオープニングが流れる。これどんな時代だ?再放送か。
 前回手製の忍者スーツを着ていた学だが、今回も同じスーツを着用している。家族のみんなは止めなかったのか?>
第31話 パリで見つかった武田信玄の愛刀

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 夏休みになり、浮かれ気味のケイと学の訓練につきあう闘破。パリで武田信玄の愛刀信虎が発見された。それを聞き及んだ世界忍者の異形忍紅トカゲと化忍パルチスが刀を巡って戦う。いち早く刀を手に入れたパルチスだが、その前に新たなる忍者が現れ…
 敵は異形忍紅トカゲと化忍パルチス。武田信玄の愛刀信虎を狙って対立するが、一度信虎を手にしてしまった紅トカゲはジライヤと対立することになる。国際窃盗団に身を寄せたパルチスはジライヤによって倒された。
 一振りの刀を巡っての世界忍者同士の戦いが描かれる。刀と言うことなので、当然登場するのは紅トカゲだが、そこに鉢合わせするのが化忍パルチス。これまで登場した忍者を大挙して出すのはこの作品の醍醐味と言える。話も二転三転で、なかなか楽しませてくれる。
 ジライヤに友情のようなものを感じつつも、それでも刀剣マニアの血に抗えない紅トカゲのキャラ立ちも良い感じ。
 それで新しく登場した真っ赤な忍者衣装を纏う女忍者は29話で登場したフランス人カトリーヌ。これ又おかしなところで伏線になってる。
<何故か仲良くなっているジライヤと紅トカゲ。和解したシーンって無かった気がするけど。>

VOL.4
第32話 渚のくの一忍法帖

  脚本:藤井邦夫
  監督:岡本明久
 セント・マリアンナ女学園の女子寮で夜な夜な起こる幽霊事件。寮監の巴からパトロールをお願いされた哲山はケイにその任務に当たらせる。転校生として寮に入ったケイだが…
 敵は
サイボーグ宇破。6話に登場してジライヤに倒された音忍宇破がサイボーグ化されて現れた。セント・マリアンナ女学園の超能力少女をスカウトするために妖魔一族に使われた。
 女学校の寮を舞台にした幽霊騒ぎに巻き込まれたケイの話だが、サイボーグは出るわ超能力少女は出るわで、無茶苦茶な話になってしまった。まあこれはこれでありだろう。
 今回も再登場忍者が多い。麗破はともかくとして、音忍宇破と花忍夢破も再登場。くノ一三人揃いは見た目も良し。
<なんかとても仲がいい寮生たち。まあ、それで良いか。
 根本的なところだが、超能力少女をあれだけ精神的に追いつめておいて、「仲間になれ」というのは絶対成功しないと思うんだけど。>
第33話 ギターかかえた渡り鳥・雷忍ワイルド

  脚本:扇澤延男
  監督:三ツ村鐵治
 日本に滞在し、再戦の機会を伺っている雷忍ワイルドから何度も果たし状が闘破の元に届く。哲山からは無視するように言われるが、気になった闘破はワイルドがいるというあけぼの芸能社を訪れるのだが…
 敵は
雷忍ワイルド。どうやら20話以来ずーっと日本にいるらしいが、今は芸人一座に身を置いている。ジライヤと再戦を果たして敗北したが、ジライヤから命の大切さを教わる。
 ワイルドの再戦が描かれる話。毒斎に言わせれば「まだ日本にいたのか?」だが、まあ確かにその通りだ。それでコミカルな話かと思いきや、人死にも出ているし、それなりにハードな話にまとめられている。
 最早紅牙辺りだとジライヤを抑えきれない位には強くなってる。
<毒斎自らがちんぴら忍者を追いかけてるシーンがある。台所事情が相当苦しいようだ。
 自分で忍者を殺しておきながら、その忍者に地図の在処を尋ねる烈牙。なかなかお茶目。で、まだ死んでなかったのに死んだと勘違いしてる。>
第34話 出た!! 妖魔巨獣 史上最大の危機

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 ヒマラヤの密教の流れを汲む妖術使いのドクロを探す妖魔一族。だがそのドクロを見つけたのは考古学者だった。ドクロは毒斎の手に渡り、毒斎はこのドクロを使い、ついに妖魔巨獣ゴーマを作り出す。
 敵は
妖魔巨獣ゴーマ。妖術使いのドクロから生み出された巨大な戦闘機。機械なのか肉体なのかは不明だが、磁光真空剣の能力を抑えてしまう力を持つ。そして傭兵忍者のキラーコマンド。毒斎に雇われた二人組の忍者
 ここから一気に作品の方向転換がはかられた話で、ここから巨大戦が開始されることとなる。まずこの前編で敵側の巨大妖魔が誕生。まずはジライヤの危機が描かれる。ゴーマに対して武器は通用せず、更に人質を取られてしまったジライヤは、自らを妖魔にさしだしていかざるを得なかった。
 そしてついにボードの完全版を手に入れた毒斎により、パコの在処が明らかになる。同時にそのパコを守る存在として、磁雷神が目覚める…なんか書いていて、どんだけ本来の趣旨から離れているかが分かってしまう。
<根本的な問題だが、人質さえ取っていればゴーマを作る必要は全く無かった。>
第35話 天空に立つ磁雷神!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 毒斎の罠によりジライヤは捕らわれ、ボードも毒斎に奪われてしまう。だがその時、その毒斎を阻むようにボードの示した金剛山から現れた巨大な影があった。全く動かない磁雷神に激しい攻撃を加える妖魔巨獣ゴーマだが…
 敵は
妖魔巨獣ゴーマ。秘宝パコの守護神磁雷神によって倒される。そしてキラーとコマンド。
 ついに巨大ロボが登場。メタルヒーローシリーズとしては、実にそれらしいが、物語としてはかなり異質な存在となっている。最後に毒斎とジライヤの一騎打ちとなるが、今回もジライヤの勝利となり、ゴーマを作るためのドクロを破壊し、完全版のボードも手に入れた。
 物語としては、節目の話となるため、特に山地家の面々それぞれにちゃんと見せ場も設けられ、見所は多い話。
<磁雷神の前に瞬間移動するゴーマ。でも目の前にいたんだから、普通に歩けば良かった気がする。
 出たばかりの巨大ロボを「磁雷神」と呼ぶ毒斎。初めて見たのに…と思ったら、直垂にちゃんと「磁雷神」って書いてあったのか。
 無事なジライヤの姿を見た毒斎は磁雷神を放って置いてジライヤを攻撃するようにゴーマに命令している。紅牙とか烈牙とかいるんだから、そっちにやらせるべきだろうに。
 ジライヤが磁雷神と合体するシーンは…「フェード…」。
 磁雷神のデザインは戦国武者っぽいな。いつ作られたんだ?>
第36話 闇に光る黒猫の目! 怪盗デビルキャッツ

  脚本:扇澤延男
  監督:岡本明久
 世界的宝石泥棒闇忍デビルキャッツが日本に目を付け、次々に宝石を強奪していく。一方原宿に大人気の占い師が現れた。
 敵は
闇忍デビルキャッツ。宝石専門の泥棒で、普段は占い師の黒猫として活躍している。プライドの塊で、何よりも自分が馬鹿にされることを嫌う。双剣を武器とし、タロットカードから忍者を出すことも出来る。結局仮面だけを切られて素顔を晒し、麗破によって逮捕された。
 前回のハードな展開から一転、日常描写に力が入った話となった。今回に関しては妖魔一族も登場しない。当時の占いブームに着想を得たか、占い師の泥棒が登場。当時の原宿の様子なども分かる、結構貴重な話。今回は妖魔一族も登場しなかった。
 デビルキャッツを逃したことで、久々に闘破が落ち込んでる姿もあり。ここまできてもやっぱり半人前なのか。
 久々にヘンリー楽珍が登場。そう言えばこの人も占い師だったか。全然自分に客が来ないのを嘆いている。
 黒猫役は「時空戦士スピルバン」でギローチン皇帝を演じたミッキー・カーチス。胡散臭い役はお手の物。
<デビルキャッツの挑戦状は全部ローマ字で書かれている。でもちゃんと日本語になってるのが配慮か。
 デビルキャッツは武器として黒猫を使うが、何故か尻尾の方から飛んできている。ヒップアタックなの?>
第37話 2300年生きた男 宇宙忍デモスト

  脚本:高久 進
  監督:岡本明久
 磁雷神が眠っていた金剛山で何かが起こる。そんな予見を麗破から聞いた闘破は金剛山を調べることにした。それを知った妖魔一族も金剛山に集結して罠を仕掛ける。だがそこに現れたのはメタリックな姿をした宇宙人だった…
 敵は
宇宙忍デモスト。2300年前に地球にやってきたという邪悪な宇宙人。金剛山に封印されていたのだが、磁雷神復活の地殻変動で自らも復活。自分を封印した宇宙人の子孫であるジライヤを狙う。顔と体を分離する事が出来、レーザー攻撃を得意とする。そして妖忍クモ御前。毒斎とは旧知の仲の女忍者。
 今回は前後編。前々回で磁雷神が登場し、話が一気にメタルヒーローっぽくなってきたが、今度は宇宙からの忍者が登場し、ますますそれっぽさを増している。良きにつけ悪きに付け、特徴ある作品にはなっている。
 ジライヤを救うため今回もフクロウ男爵が登場しているが、毒斎もなんだか妙にパワーアップしているようだ。フクロウ男爵と戦った際、あっけなく下している。
 クモ御前を演じているのは曽我町子。この人が出るとぐっと特撮っぽくなるよな。
<磁雷神を拝みたいというフクロウ男爵だが、こいつはキリスト教信者のはずだよな。
 メタリックボディのデモストを見た学は「首無し人間」と言っている。どっちかというとロボットっぽいんだけどね。
 デモストは宇宙人のはずだけど、律儀に手裏剣なんか使ってるんだね。
 デモストの紹介で「世界忍者」と出ているけど、忍者なる言葉が出るずっと前からいた存在だから、そう言うもんじゃないだろ。>
第38話 奇っ怪!! 百の顔の妖魔一族

  脚本:高久 進
  監督:新井 清
 ジライヤの前に現れ、自ら宿敵だと語る宇宙忍デモスト。更に毒斎とクモ御前の攻撃を食らったジライヤ。なんとかフクロウ男爵と麗破、哲山によって助けられたが、
 敵は
宇宙忍デモスト。そして妖忍クモ御前。元々毒斎と共に妖魔一族を作ったという重要人物だった。クモと忍者の力を併せ持つ。そして鬼忍毒斎とも又しても戦っている。
 デモストの登場だけではなく、強力な力を操るようになった毒斎の力など、後半に向けての布石を様々に振りまいたような話となっている。そして毒斎の仮面の下にあったのは、なんと哲山の顔…哲山曰く「幻術」だそうだが…
 パコとはなんらかの乗り物であったことが示された。
<毒斎を誘惑するような言動をするクモ御前。こども向きの特撮では珍しいが、曽我町子がやると別段良いか。って気になるのが不思議。
 2300年前にデモストが磔にされた時、体だけ縛られていたが、首が分離するって設定はどうなった?
 あと磁雷神を作ったのは聖徳太子らしいが、どうやってあの時代にこんな武者姿が作れたんだろう?>
第39話 毒グモ爆弾!! 吉か・凶か?

  脚本:高久 進
  監督:新井 清
 宇宙忍デモストの登場によって緊張感の増す山地一家。そんな時学とケイは、忍者スクールという看板を見かける。だがそこで忍法を教えていたのは…
 敵は
妖忍クモ御前。前回までは曽我町子が演じていたが、今回は浦谷ひづるになっている。二つの顔を使い分けると言うことなのかな?
 デモストとの戦いは続いているが、とりあえずそれは置いておいて、前回ではあまり活躍出来なかったクモ御前が敵になる話。
 それでこどもが悪に染まってしまうと、それをヒーローが攻撃出来ないというところを逆手に取った話に仕上げられた。「仮面ライダー」以来の伝統とも言える話。
 それで今回はケイと学を中心にして、二人の戦いと言った感じで仕上げているが、これは結構本作らしい話になってる。いつの間にか恵美破も烈牙くらいだったら互角に戦える位に実力を付けてるっぽい。
 デモストに共闘を持ちかける毒斎の姿もある。いつもはこれでうまくいくのだが、今回は全然駄目。
<こども達がカラス天狗予備軍になる過程があまりに簡単すぎるのが気になる。闘破に「洗脳」という言葉を使わせてはいるが、素直すぎる。
 正体を現した表のクモ御前。なんというか迫力満点なのだが、ほぼ素顔のまま怪人となってるような?
 デモストと手を組もうとする毒斎は「俺たちの目的は一緒だ」と言っているが、それって余計に手を組みにくくしてるだけじゃないか?
 人の考えが分かるようになったというデモストだが、ずーっと拘束されていてどうやってそんな能力を手に入れたんだ?
 こども達を気絶させ、「洗脳が解けるまでこのままにしよう」とか言っている闘破。もし洗脳されてなかったら?単なるこどもの虐待になるんじゃないか?>
第40話 哀しみのジャンヌ

  脚本:杉村 升
  監督:三ツ村鐵治
 妖魔一族に襲われている少女を助けた闘破。実は彼女も世界忍者の一人であり、占い師のジャンヌだった。占いでパコの在処を知ったというジャンヌだが…
 敵は
水忍シルバーシャーク化忍パルチス鉄忍ガメッシュ。シルバーシャークとパルチスは妖魔に雇われ、ガメッシュはデモストに雇われている。
 過去倒されたはずの忍者が次々と復活して襲ってくる話。一方、これまでの戦いを通して仲間になった面々も登場。「世界忍者戦」というだけあって、今回はタイトル通りの派手な話となっている。
 そして最後に現れるのがデモスト。毒斎とは違うが、こいつもやはり非情なキャラだ。
<あれだけ見事に一刀両断されたシルバーシャークとパルチスが生き残っているという事自体が問題だとは思う。
 シルバーシャークの目的がいつの間にかジライヤ打倒に変わってる。やっぱり一度倒されたので復讐に燃えたんだろうか?
 馬風破の声が随分変わったな。
 どうしてもパコの秘密を知りたいと言っていたデモストだが、その秘密を知る唯一のジライヤをすぐに殺そうとしている。パコよりも復讐を優先するのか?>
第41話 磁光真空剣VS暗黒剣

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 かつて自分が持っており、初代ジライヤによって封印された暗黒剣を探し求めるデモスト。そんな暗黒剣を発見した異形忍紅トカゲは、その暗黒の力に飲み込まれてしまう…
 敵は
異形忍紅トカゲ。これまで二度に渡り、剣を巡ってジライヤとやり合ってきたが、今回はジライヤと因縁のある刀を巡って又しても対立することになる。そしてクモ御前。暗黒剣を狙い、紅トカゲを襲う。そしてデモスト。紅トカゲから暗黒剣を取り返し、ついに自分の刀を取り戻す。
 磁光真空剣は意志を持つと言う事を示した話。これは前にも出ていたはずなのだが、更にその意志の力は増しているようで、勝手に鞘から飛び出してジライヤを連れ回すまでになっている。
 結果として紅トカゲは狂言回し的な役割で、デモストに暗黒剣を手渡すためだけに出てきたということ。
<2300年前に封印されたデモストが何故日本刀を持っていたのかは謎。
 これだけ対立しておいて、ジライヤを友達という紅トカゲ。随分単純な精神構造をしている。
 磁光真空剣に「お前はかけがえのない友だ」と言っているジライヤ。国定忠治?
 最後のナレーションで、「又一人世界忍者が消えた」とか言っているけど、別段紅トカゲは死んだ訳ではない。>

VOL.5
第42話 さよなら! 幻の母上様

  脚本:扇澤延男
  監督:三ツ村鐵治
 恒例の母の墓参りに行くことを計画した山地一家。唯一母の記憶を持たない学は拗ねてしまうのだが、そんな学が助けた女性は、なんと母そっくりの顔をしていた。
 敵は
祭忍ギュウマ二代目。パコの在処を狙い、山地家の母そっくりの女性を山地家に送り込む。非情な性格で、下忍に対しては自分の所有物扱いする。
 前にもラーメン母ちゃんの話があったが、学にとって母親と言う存在は、それだけで恋しいものらしい。今回は哲山にとっても亡き妻が戻ってきたようで、鼻の下を伸ばしているし、毒斎と哲山の因縁にも言及されている。毒斎が戸隠流を飛び出したのは、哲山と恋のさや当てをして負けてしまったからだとか。なかなかドロドロした話になってる。
 物語としてはホームドラマっぽい仕上がり方をしているが、これが出来るのも本作らしさ。
<裏のクモ御前が「ジライヤ小僧」とか言うと、つい「スピルバン」の女王パンドラを思い起こす。>
第43話 少女の祈り! 灼忍ストローボ百万ボルトの恐怖

  脚本:杉村 升
  監督:岡本明久
 学が野球で遊んでいると、突然現れた灼忍ストローボ。武神館へとやってきたストローボは閃光を放ち、闘破の目を見えなくしてしまった。雲取山に咲く赤い山百合の根でしか治療できないと聞かされた闘破は麗破と共に雲取山へと向かう。
 敵は灼忍ストローボ。かつて哲山に挑戦し、右腕を失った忍者。執念深さのせいで世界忍者の嫌われ者で、自分の腕を奪った戸隠流を付け狙う。身につけた黄金の鎧から100万ボルトの閃光を放ち、それを見た人の目を見えなくしてしまう。
 なんか久々に新しい世界忍者が現れた。かなりキレた性格の忍者で、敵らしい敵。
 目が見えなくなった闘破は修行を行い、新しい力を手に入れる。これがあってこその本作だ。
<「絶対にストローボとは戦うな」と言いつつ、ちゃんと目が見えない時の攻略法も教える哲山。親切すぎる。
 哲山を罠にはめ、落とし穴に落とした毒斎はそのままジライヤの元へ。なんでそのまま放って置いたんだ?今ならいたぶり放題なのに。>
第44話 磁雷神大爆破!! 戦場の父と娘

  脚本:小池 剛
  監督:岡本明久
 修行中の闘破の前に養女のタオ共に現れた爆忍ロケットマン。タオがミュージカルダンサーとして世界デビューするというので、その紹介を兼ねて闘破に会いに来たのだ。だが、それを知った妖魔一族はタオを誘拐してしまう。
 敵は
爆忍ロケットマン。旧交を温めるために日本にやってきたが、養女のタオを人質に取られ、ジライヤと磁雷神を倒すように妖魔に強要される。
 前に出たものの、全然活躍してない磁雷神が再び登場。ただつったってるところに爆撃を受けるというだけの役割だけど。
 ここまでお膳立てしておいて、肝心なところで抜けている妖魔一族。まあそれが持ち味とも言えるが。
<ロケットマンの格好はまあともかくとして、ミサイルランチャーを常に持ち歩いていて、どうやって日本に入ってこられたんだろう?
 ブラックセイバーの助手席に座るロケットマン。その頭が良く座席に入ったな。
 妖魔の襲撃を受けたジライヤとロケットマンは急いで外に出るが、ロケットマンは愛用のロケットランチャーを車に置き忘れてる…テロリスト指定されるぞ。
 ロケットマンに「もう武器は取らないって約束したよね」と言うタオ。じゃその肩に担いだミサイルランチャーはなんだ?>
第45話 磁雷神の力! 愛と希望のかけ橋

  脚本:藤井邦夫
  監督:宮坂清彦
 いかにしても磁雷神を封じることが出来ない妖魔一族は、ジライヤの暗殺に動き出す。そのため妖魔一族は忍者を捨てて隠遁生活にある折破に目を付け、かすみを人質に取る。
 敵は
紙忍折破。かすみを人質に取られてジライヤを暗殺するために再登場。そして紙忍一族の長。
 話としては仲間となった世界忍者の裏切りという形で、磁雷神が話に関わってくるのも含め、前話と全く同じ構造になってる。
 人質となったかすみを救う事と、闘破との友情の間で揺れる折破の姿が見所。
 今回なんと折破とかすみが殺されてしまうのだが、磁雷神の力で復活…どんな力を持っているやら。でも人の死をこう簡単に扱ってしまうのは盛り下がる。
<クモ御前の言葉に、イントネーションまで真似て繰り返す毒斎。意外にお茶目。
 山の中で戦っていたのに、妖魔一族のアジトから抜けたら、そこは普通の倉庫。>
第46話 黒い噂・駆けつけろ正義の忍者たち!

  脚本:扇澤延男
  監督:宮坂清彦
 世紀の秘宝パコが山地一家の手に渡ったという噂が忍びの世界で流布された。裏切り者の烙印を押され、全ての忍者を敵に回すこととなったジライヤ。
 敵は
宇宙忍デモスト。妖魔一族と手を組み、山地一家を罠に陥れる。そして城忍フクロウ男爵風忍馬風破雷忍ワイルドが登場。全員デマに騙され、ジライヤを敵として付け狙う。
 妖魔一族とデモストが手を組んでジライヤを罠に陥れるという話。ここで話の中心となるのがヘンリー楽珍。これまでに何度も登場はしてるが、実はかつて忍者だったという事が明らかに。とは言っても、だから何?と言った感じだが。
 人の噂によって苦しめられるヒーローの姿を描くことになる。守るべき人間に疎まれるとは、最も哀しい話となる。ここまで来てまだ精神的な弱さを見せてしまう闘破の姿が良い。
<根本的な脚本で、怪しげなビラだけで宝物が山地一家のものと考えてしまう世間の人が一番の問題だと思う。
 シャドーマッハに乗って登場した馬風破だが、去っていく時は徒歩。
 最初はジライヤを攻撃していたのに、すぐに時節を翻してジライヤに加勢する三忍者。お前ら単純すぎ。>
第47話 学の初恋・あまりにあぶない金剛山

  脚本:藤井邦夫
      藤井康浩
  監督:新井 清
 学が好きになったアカリという女の子。考古学者のその父は古文書から金剛山に魔神がいることを突き止めていた。その古文書を狙い、妖魔一族が暗躍を始める。そしてそのためにクモ御前が聖忍アラムーサに近づき、罠にはめる。それを知った学は一人罠に立ち向かう。
 敵は
聖忍アラムーサ。クモ御前の放った蜘蛛に噛まれてクモ御前の言うことを聞き、磁雷神を地中から引き出して封印してしまう。そしてクモ御前。正気に戻ったアラムーサを殺そうとする。
 学の初恋物語を中心に、磁雷神の危機を描く。初デートでスーツ姿で立ち回りをする学の姿がかなり健気。山地一家と妖魔一族の激突も見所あり。ラストに向けた疾走を感じさせる一本だった。
<あかりの家は結構田舎にあるようだけど、どこで学は知り合ったんだ?
 前に登場した時は紅牙のサソリに噛まれ、今度はクモ御前の蜘蛛に噛まれるアラムーサ。毒虫とはつくづく縁のあるキャラらしい。
 磁雷神の危機に、闘破には連絡だけ入れてアカリとヒッチハイクで金剛山に向かう学。こういう時は闘破を頼れよ…好きな子の前で格好付けたかったのかな?
 カラス天狗から逃げている最中オカリナを吹くアカリ。ばれるぞ。
 聖徳太子が書いたという古文書は紙に書かれている。あの当時紙はまだ無かったはずだが?>
第48話 遂に出た!! 世紀の秘宝パコ!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 デモストの故郷星暗黒星が地球に近づいていた。巨大な地震が頻発する中、磁雷神の眠る金剛山にも異変が起こりつつあった。集結する世界忍者達。そしてついに姿を現した秘宝パコ…
 敵は闇忍デビルキャッツ、化忍パルチス、水忍シルバーシャーク。一方味方として城忍フクロウ男爵が登場。今回は基本ジライヤとデモストの戦いのみ。
 いよいよ最終回に向けての話が始まった。今回はついに秘宝パコが姿を現す。
 パコは本来この地球を滅ぼすために送られたものという事実が発覚。秘宝とは即ち破壊兵器だった。だが、パコ自身はその運命を変えようとしているようで、自らを宇宙に返して欲しいとジライヤに頼んでいる。
 つまり、実は宇宙的に観るならば、デモストの方が正義と言うことになる。
 そのパコを狙い、山地一家、妖魔一族、そしてデモストの三つどもえの戦いは佳境。
 そしてそのパコを守るため、闘破は最後の修行を行う。
<金剛山に転がる光る石を手にした哲山は「これは地球上にはないものだ」と一目で見抜く。プラスチックにしか見えないけどなあ。>
第49話 世界忍者! 金剛山に大集結!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 戸隠流、妖魔一族、宇宙忍デモストによる三つどもえの戦いは佳境に入る。それぞれがパコを巡って戦いを展開するが、その中でパコを内蔵した磁雷神の破壊の為、毒斎が本当の姿を現す。
 敵は
宇宙忍デモスト。最終的な修行を終えたジライヤは辛くもデモストを倒す。そしてこれまで倒された世界忍者達がクモ御前の力によって再生される。実体がないため、いくら攻撃しても無駄だが、クモ御前を倒したことで消える。そして鬼忍毒斎。巨大化して
 いよいよ最終章も佳境に入る。パコは地球にあってはいけないものとして、それを宇宙に返そうとする。一方、パコを兵器として使おうとしている毒斎はむしろパコを自分のものにしようとしている。又、フクロウ男爵も最後にパコを手に入れようとしているのだが、哲山の説得で諦めた。
 改めてフクロウ男爵、ワイルド、馬風破、ロケットマンがジライヤの味方として駆けつけるが、これもなかなか燃える展開だな。ハブラムは結局最後まで出てこなかったけど。
<この当時の東映特撮では何故か右手を失った敵が何度か登場している。色々調べてみたが、片手の役者というのがいないので、恐らく右手をスーツの中に入れているのだろう。
 ジライヤを助けに来た忍者だが、フクロウ男爵以外はいなくなってるようだが?
 鳴り物入りで登場した磁雷神だが、結局巨大な敵と戦ったのは二回だけだったか。
 今し方倒れたばかりのデモストも亡霊忍者の中にいたが、あっという間だな。
 馬風破のシャドーマッハが横転。ミラーが外れてしまったが、これが最後だから壊しても良かったのか。
 最後に逃げ出すカラス天狗の姿あり。これまで捨て駒のように使われていたのに、最後だけはちゃんとキャラとして昇格したのか。
 骨は拾ってやると毒斎に言われてジライヤと戦った紅牙と烈牙だが、最後の戦いを前に逃亡してしまった。こんなので良いのか?>
第50話 妖魔一族の最後! さらばパコ=磁雷神!!

  脚本:高久 進
  監督:三ツ村鐵治
 妖魔一族の秘術によって巨大化した鬼忍毒斎は磁雷神に襲いかかる。だが暗黒星は刻一刻と近づいていた。ジライヤの下した最後の決断とは…
 敵は鬼忍毒斎。巨大化して磁雷神に襲いかかるが磁雷神により叩き斬られ、その後クモ御前と共に磁光真空剣を失ったジライヤに襲いかかる。仮面を外されたその中にあったのは、闇が広がるだけだった。
 最終決戦。前半でパコを宇宙に返してしまい、最後は鬼忍毒斎との一騎打ち。その後は思い出で終わる。大変盛り上がるが、書くべき所はあんまり無い。
<パコの贈り物の花を見て、「この世のものとは思えない」と発言があったが、どう見ても人間が作ったものだろうが。
 結局紅牙と烈牙は逃げっぱなしか。良いところ無しに終わったな。>