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ハル・アシュビー
Hal Ashby

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鑑賞本数 3 合計点 10 平均点 3.33
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
1988 12'27 死去
Jake's Journey 監督
Beverly Hills Buntz(2nd)<TV> 「Duck! L'Orange!」監督
1986 800万の死にざま 監督
1985 スラッガーズ・ワイフ 監督
1984 Solo Trans 監督
1982 大狂乱 監督
ザ・ローリングストーンズ 監督
1981 Second-Hand Hearts 監督
1979 チャンス 監督
1978 帰郷 監督
1976 ウディ・ガスリー わが心のふるさと 監督
The Stronger 製作
1975 シャンプー 監督
1973 さらば冬のかもめ 監督
1971 ハロルドとモード 少年は虹を渡る 監督
1970 真夜中の青春
1969 シカゴ・シカゴ ボスをやっつけろ! 製作・編集
1968 華麗なる賭け 製作・編集
1967 夜の大捜査線 編集
1966 アメリカ上陸作戦 編集
1965 シンシナティ・キッド 編集
ラブド・ワン 編集
1929 9'2 ユタ州オグデンで誕生

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800万の死にざま 1986

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スティーヴ・ロス
マーク・ダモン(製)
オリヴァー・ストーン
デヴィッド・リー・ヘンリー(脚)
ジェフ・ブリッジス
ロザンナ・アークエット
アンディ・ガルシア
アレクサンドラ・ポール
ランディ・ブルックス
リサ・スローン
クリスタ・デントン
ヴァンス・ヴァレンシア
ヴィト・ルギニス
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
八百万の死にざま(書籍)ローレンス・ブロック
チャンス
1979米アカデミー助演男優賞(ダグラス)、主演男優賞(セラーズ)
1979全米批評家協会撮影賞
1979NY批評家協会助演男優賞(ダグラス)
1979LA批評家協会助演男優賞(ダグラス)
1979ゴールデン・グローブ男優賞(セラーズ)、助演男優賞(ダグラス)
1980英アカデミー脚本賞、作品賞、主演男優賞(セラーズ)、主演女優賞(マクレーン)
1980カンヌ国際映画祭パルム・ドール

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ピーター・セラーズ
シャーリー・マクレーン
メルヴィン・ダグラス
ジャック・ウォーデン
リチャード・ダイサート
リチャード・ベースハート
ジェームズ・ノーブル
エリヤ・バスキン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ワシントンにある古い屋敷の主人が亡くなった。残されたのは中年になるまで屋敷の外には全く出たことがないという庭師チャンス(セラーズ)とメイドの2人だけ。庇護者である主人を失ったチャンスは、弁護士によってこの屋敷を出るように言われてしまう。未知の世界に向かって歩き出したチャンスは、見るもの聴くもの全てが目新しく、ふらふらと歩く内に一台の高級車にぶつかってしまった。中に乗っていたのは経済界の大物の妻であるイブ=ランド(マクレーン)。慌てた彼女はチャンスに家によって手当を受けてくれ。とお願いするのだが…
 “顔のない男”の異名を持つセラーズの晩年の傑作とされ、後年セラーズの伝記映画
『ライフ・イズ・コメディ』でも締めとして本作が使用されていたため、かなり知名度と人気が高いことがうかがえる。
 ただ、それで私はどうか?と言われると結構微妙なものがある。実は本作は2回観ているのだが、そのどちらも実は大して心に響かなかったところが痛い。確かにセラーズの巧さは突出したものがあるし、セラーズファンとしては拍手を送るのに吝かではないのだが、物語の単調さと「いかにも」な物語展開はどうにもはまり込めず。
 別段テンポが悪いのがどうと言うつもりはないのだが、なんか世間知らずを「絶対善」のようにしてしまい、あがめ奉るというのは、なんか心情的に共感できないし、政治の世界をまるで鏡越しの別世界のようにしてしまうのは、物語性を放棄しているかのよう。せめて実際の政治の世界のドロドロの部分を言葉でなく実際に見せて欲しかった。それらの暗喩であればアルトマンあたりだったら上手いのだが、アシュビー監督には荷が勝ちすぎたのだろうか?それともあくまでファンタジーと割り切った?いずれにせよ私には中途半端に見える。皮肉なのに毒気が無いのが難点だったか。
 それと、ここでのマクレーンの壊れっぷりが激しすぎて、拒絶感しか持てなかったのも痛かったな。色々なところで拒絶感を持ってしまった。

 ところで本作はラストシーンでチャンスが水の上を歩くという不思議なシーンがある。本作を評価する人はこのシーンだけは駄目。という人が多いのだが、むしろ私はこのシーンで妙に救われたような気がした。あるいは
『素晴らしき哉人生』とは逆ケースで、意地悪な天使が人間の世界を笑いに来たのか?というどんでん返し的な意味合いを持つ。と考えたら、その時にようやく笑いが出た。あるいは考え過ぎなのかな?
 メルヴィン=ダグラスが79歳でアカデミー助演男優賞を受賞。
シャンプー
1975米アカデミー助演女優賞(グラント)、助演男優賞(ウォーデン)、客HN賞、美術監督・装置賞
1975英アカデミー助演男優賞(ウォーデン)
1975
全米批評家協会脚本賞

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ウォーレン・ベイティ(製)
ロバート・タウン

ウォーレン・ベイティ(脚)
ウォーレン・ベイティ
ジュリー・クリスティ
リー・グラント
ゴールディ・ホーン
ジャック・ウォーデン
ルアナ・アンダース
スーザン・ブレイクリー
キャリー・フィッシャー
トニー・ビル
ブラッド・デクスター
ハル・バックリー
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ビバリー・ヒルズに住むヘアー・ドレッサーのジョージ(ベイティ)は、野性味溢れる態度と美貌で有閑マダム達から絶大な人気を誇っていた。だが彼は雇われ生活に満足しておらず、自分の店を持つことを計画していた。資金繰りは肉体関係にあるマダムを籠絡しつつ、その夫をスポンサーとすることで計画は着々と進んでいたが、そんな彼の前には、ひっきりなしに今の恋人ジル(ホーン)や、昔の恋人のジャッキー(クリスティ)などが現れてくる。複雑な人間関係の中、彼の野望は果たせるのか…
 当時
ハリウッド一のプレイボーイという浮き名を流したウォーレン=ベイティ自身が製作と脚本、主演を兼ねた作品で、まるで本人自身を主人公にしたかのような造形が受けたか(実生活でも恋人であるクリスティとの初共演作でもあり、これまで自分がやっていた政治資金集めのパーティも完全にパロディにしている)。映画製作者としても知られるベイティは「自分が劇場で観たい映画を作る」と公言していたが、その通り本作はまさにベイティのために作られた、ほとんどプライベート・フィルムみたいな作品。だけど何故かヒットし、1975年全米興行成績5位という記録を残している。
 それまで性に対して過敏だったハリウッドがようやく開放的になったことを感じさせることと、豪華女優が大挙して登場し、怒りの表情を剥き出しにして騒いでいることが売り。現代の目で観る限り、実際さほど面白いというものではなかった。本作を通して1975年という時代を見ることが出来ること。当時の雰囲気を味わうために観る作品としては存在意義はあるが、はっきり言えば、結構良くできたプライベート・フィルムの域を出ない。
 キャリー=フィッシャーのデビュー作となるが、これを観た実母のデビー=レイノルズは激怒したとか。
さらば冬のかもめ
1973米アカデミー主演男優賞(ニコルソン)、助演男優賞(クエイド)、脚色賞
1974
英アカデミー主演男優賞(ニコルソン)、脚本賞、作品賞、助演男優賞(クエイド)
1974カンヌ国際映画祭男優賞(ニコルソン)、パルム・ドール(アシュビー)
1974NY批評家協会男優賞(ニコルソン)

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ロバーt・タウン(脚)
ジャック・ニコルソン
ランディ・クエイド
オーティス・ヤング
クリフトン・ジェームズ
キャロル・ケイン
マイケル・モリアーティ
ルアナ・アンダース
ギルダ・ラドナー
キャスリーン・ミラー
ナンシー・アレン
マイケル・チャップマン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作: ダリル・ポニックサン
 ノーフォーク基地の慈善用募金箱から40ドル盗もうとしたため、メドウズ(クエイド)は8年の刑を宣告されてしまった。それでポーツマスの海軍刑務所まで護送していくように命令されたのは、追跡術にかけては“狩人”と呼ばれるほどの優秀さを持つが、基本ぐうたらでお荷物となっている二人の将校バダスキー(ニコルソン)とマルホール(ヤング)だった。二人は休暇気分でメドウズを汽車に乗せて旅に出るが、妙にメドウズを気に入った二人はなにかれと彼のために便宜を図ってやるようになる。NYでまだ女を知らないメドウズのために売春宿まで探してやるほどになるのだが…
 本作も当時流行っていたニューシネマの系譜に連なる作品。そもそもニューシネマは既存の映画演出から逸脱したところに価値観があるため、一口に
「ニューシネマ」と言っても、その内容は様々。人間の表現出来ない感情を表そうとするものもあり、それまで“悪”とされていた側を主人公とし、淡々とその行為を映していくものもあり、どこか世の倣いからはずれたところに価値観を観ようとするなら、どこか似通った所があっても、出来は随分変わる。
 それらをひっくるめてちゃんと役作りが出来た役者が一人存在する。それがニコルソン。この人はどこかアウトロー的なものを持っている役が兎角合うのだが、それら一つ一つにきっちり役作りが出来ているところが凄い。
 本作の場合、これまでの反体制に立つ存在が、軍隊という体制側として登場している。だが有能な人物であったとしても、やはり軍隊に染まりきらない逸脱した人物として描かれている。彼は軍人として立派な人物ではない。最低限自分のすべき事をこなすだけで、後は俗悪で卑劣な人間。極端な悪でもなければ善でもない。言ってしまえば「人間的すぎる」人物として描かれる。しかしそれが又実に味わい深い役作りになってる。ちょっと欲望に忠実なだけの普通の人間がちょっとした旅をするだけ。それだけの物語なのだが、これを面白くさせているのがニコルソンの個性だったんだろう。
「ファイブ・イージー・ピーセズ」同様、これもニコルソンを観る作品だった。
 ところでもう一つ。映画のジャンルとしてのロードムービーは人生の縮図として捉えられることが多く、多くの場合“絆”を描くこととなる。旅が始まった時と終わった時。ほんの僅かその人物は人に対して優しくなれる。その定式を本作では見事に打ち破っていた。旅はやっぱり旅に過ぎない。そこで何かトラブルがあったとしても、それはちょっとしたイベントが起こっただけ。ハリウッド作品の表現が大きく変わってきたことを感じさせる作品でもあり。
 勿論ニコルソンだけでなく、同じ不良将校役のオーティス=ヤングも、神経質な新兵役のランディ=クエイドも不思議な味わいがあり。男臭い作品だけど、
力を抜きたい時に観るに丁度良い作品だね。
 本作ではオスカーはノミネートだけだが、ニコルソンはこの仕事のため、いくつかの仕事を断るが、その中には「スティング」もあったという。これで5年で3回のオスカーノミネート。
 ちなみにバーのシーンで監督のアシュビーの姿を見ることが出来る(ノンクレジット)。
ハロルドとモード 少年は虹を渡る 1971
1972英アカデミー新人賞(コート)
1997アメリカ国立フィルム登録簿

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コリン・ヒギンズ
チャールズ・B・マルヴィール(製)
コリン・ヒギンズ(脚)
バッド・コート
ルース・ゴードン
シリル・キューザック
チャールズ・タイナー
エレン・ギア
ヴィヴィアン・ピックルズ
エリック・クリスマス
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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