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トム・ホランド
Tom Holland

Tom Holland
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1996 痩せゆく男
1995
1994
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1992
1991
1990
1989 ミステリーズ・パーティ 監督
1988 チャイルド・プレイ 監督・脚本
1987 危険な天使 監督
1986 世にも不思議なアメージング・ストーリー(1st)<TV> 監督
1985 フライトナイト 監督・脚本
1984 ビデオゲームを探せ! 脚本
1983 サイコ2 脚本
1982 戦慄!呪われた夜 脚本
処刑教室 脚本
1981
1980
1979
1978 のろわれた美人学生寮 原案
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1948
1947
1946
1945
1944
1943 7'11 ニューヨークで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

痩せゆく男 1996
<A> <楽>
  
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
痩せゆく男 <A> <楽>
スティーヴン・キング (検索) <A> <楽>
 脇見運転によりロマの老婆を轢き殺してしまった弁護士ビリー(バーク)は、ロマ達を苦々しく思っている警察署長や判事の協力により事件をもみ消す。だがビリーのもとに殺された老婆の父の長老が訪れて、彼に「痩せろ」と告げて去って行く。次の日から、その言葉通りにみるみるビリーは痩せていく。どれ程食べても一日数キロも痩せてしまい、パニックに陥ったビリーはマフィアのボス、ジネリ(マンテーニャ)に助けを求めるが…
 原作の
「Thinner」は偽名癌で死亡したとされる(それにしては「遺稿」と称する新作が時々出されるのが不思議であるが(笑))リチャード=バックマン名義で出された作品で、この作品の刊行により、バックマンがキングの変名であることが分かったと言う(本来「ミザリー」もバックマン名義で刊行される予定だったそうだけど、ばれてしまったのでキング名義となった)。映画には出ていないけど、話の中で「これじゃまるでキングの小説じゃないか」と語られているところがあって、大いに笑わせてもらった。
 バックマンの名前で出されている作品群は、それまでホラーというジャンル作家としてしか見られていなかったキングが、俺にはこんなのも描けるんだぞ。と言う意地が垣間見える作品が多く、本作はそれまでのキング的なホラーからは結構離れた位置にあるように思える。本作の場合は特にラストのオチはとても気に入ってる。
 小説としてはかなりの長編になるが、実際映画になってみると、僅か90分ほどの時間でちゃんと収まり、すっきりした作品に仕上がっていた。ただ、これは良いことばかりではない。
痩せていく課程でもう少し最初喜んでいて、それが恐怖に変わっていくと言う心境の変化が今ひとつ感じられなかった分、怖さの演出は今ひとつと言ったところ。最初喜んでいたのが、だんだん怖くなっていくと言う演出もう少し出せていればもうちょっとホラーっぽくなったかな?。それと原作でも暴れ回っていたジネリのパワフルさは映画版でも健在。容赦なく殺しまくり、だまし、恐喝する。それをいかにも楽しそうにやってるところなんかはなかなか小気味よし。ラストもこっちの方が余韻が残っていてかえって良かったくらい。ジネリが殺されるシーンが無かったのがちょっと惜しかったくらいか?
 本作に明確な意味での「正義」はない。呪いの連鎖によって人が次々死んでいくと言う、極めて乾いた描写で彩られる。ほんの少しの交流の失敗が泥沼と化し、シャレにならなくなるのは人間関係でも良くある事。と言うより、こうして人間関係を次々駄目にした自分自身の事が思い起こされて…別な意味で私にとってホラー作品でもあったな

 本作の売りだった130キロから55キロ痩せていく過程は
『マスク』(1994)『ミセス・ダウト』(1993)で腕を振るった(他にもマイケル=ジャクソンの『スリラー』のプロモーションも手がけている)売れっ子メーキャッパー、グレッグ=キャノン。本作には彼の手による気持ちの悪いメイクが沢山出てくる。メイキャップのみならず、体型の変化はプロセスティックという人工装具を用いたそうだが、とても自然に見える。
 外れの多いキング原作映画ではかなり健闘した作品だろう。

 

チャイルド・プレイ 1988
<A> <楽>
デヴィッド・カーシュナー
バリー・M・オズボーン(製)
ドン・マンシーニ
ジョン・ラフィア
トム・ホランド(脚)
キャサリン・ヒックス
クリス・サランドン
アレックス・ヴィンセント
ブラッド・ドゥーリフ
ダイナ・マノフ
ジャック・コーヴィン
トミー・スワードロー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
 怪しげな呪術を用いて猟奇殺人を繰り返すシカゴの連続殺人犯チャールズ・リー・レイ(ダリフ)は刑事のマイク=ノリス(サランドン)に追いつめられ、おもちゃ屋に逃げ込んだ。死期を知ったチャールズはそこに置いてあったグッド・ガイ人形に自らの魂を封じ込めるのだった。数日後、6歳の誕生日を迎えたアンディ(ヴィンセント)に母のカレン(ヒックス)は格安で行商人から手に入れたグッド・ガイ人形をプレゼントする。喋るそのグッド・ガイ人形はアンディに向かって自分は“チャッキー”と言うと教えるのだった。だが、それからこの母子の周辺で原因不明の事故が相次ぐことに…
 ホラー映画の傑作の一つで、今なお続編が相次ぐシリーズ。その第一作だけに完成度が非常に高い。
 本作の魅力は色々とあるだろう。可愛い
(…くもないけど)人形が殺人鬼になってしまったことや、相手が人形だけにいくら本当のことを言っても信じてもらえないとか、ブードゥ教の演出を取り入れたとか…
 しかし、それらは他の凡百のホラーでも同じ。本作を傑作たらしめているのはそんな事じゃない。
 この作品の凄いところは、実は主人公が
無理解な大人であると言う点にある。この作品の主人公はチャッキーやアンディだけじゃない。母のカレンこそが最も重要なキャラクタだったのだ。
 彼女はあくまで理性を持った大人として描かれる。愛する息子が変になってしまい、それを心配する親の愛がそこには描かれる。彼女にとってチャッキーはあくまで人形に過ぎない。その視点がメインだったから、割とチャッキーが自分の素顔をあっさりアンディに明かしてしまったとしても、徐々にその恐怖が演出できるのが最大の利点だった。彼女の視点に立つと、徐々におかしくなっていくアンディが、実は本当のことを言っていた事を知るまでの過程が丹念に描かれてる事が分かるだろう。
 同時にアンディ本人の視点でも本作は描かれているため、本作は二重
(チャッキーを合わせると三重になるが)の視点で描かれることになる。
 本作のおもしろさは複数の視点で一つの事実を見つめていると言う点にこそあったのだ。大概低予算で作られるため、演技の出来るキャラクタの少ないホラーはどうしても視点が固定されやすいもんだが、ここは巧い具合に二人演技が出来る存在がいたのが幸い(一人はこどもだったけど)。
 続編が同じ事やってるのに、全然面白くないのは、
そこを分かっちゃいないから。本来本作の売りはチャッキーの存在感じゃないんだよ。
 話そのものはホラーの定式に則って作られているので、特筆すべきところはあまり無いけど(最後の反撃も予測の範囲内だし)、それを見てる人間の視点があるからこそ、新鮮に思えるのだ。
 …ただ、くだらないことを一つ言わせてもらうが、同じ人形つながりであれば、『怪奇大作戦』の一エピソード「青い血の女」の方が怖さの点では上だったと思う。
フライトナイト 1985
1986アボリアッツ・ファンタスティック映画祭ダリオ・アルジェント賞
<A> <楽>
ハーブ・ジャッフェ(製)
トム・ホランド(脚)
クリス・サランドン
ウィリアム・ラグズデール
ロディ・マクドウォール
アマンダ・ビアース
スティーヴン・ジェフリーズ
ジョナサン・スターク
ドロシー・フィールディング
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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