奪還 DAKKAN アルカトラズ 2002 |
2002ゴールデン・ラズベリー最低主演男優賞(セガール) |
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エリー・サマハ
スティーヴン・セガール
クリストファー・エバーツ
ウーヴェ・ショット
ランドール・エメット
ジョージ・ファーラ
フィル・ゴールドファイン
ジェームズ・ホルト(製)
ドン・マイケル・ポール(脚)
スティーヴン・セガール
モリス・チェスナット
ジャ・ルール
ニア・ピープルズ
トニー・プラナ
クルプト トゥイッチ
ブルース・ウェイツ
モニーク |
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★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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マフィアの雇い泥棒のコンビであるサーシャ(セガール)とニック(ルール)は、車泥棒に失敗し、FBIと銃撃戦となる。ニックをかばって銃弾に倒れたサーシャは22分間、心臓が停止する仮死状態になる。蘇生したサーシャは40年ぶりにハイテク装備で生まれ変わったアルカトラズ刑務所に収監されるが、そこには既にニックがそこにいた。難攻不落の刑務所のはずのアルカトラズに謎の犯罪組織が襲撃をかけるのだった。訳も分からず、しかし自分の身を守るために戦いを始めたサーシャだったが…
セガール最強伝説というものがある。こいつが出てくる作品では、セガールは一線を画した超人であり、絶対に負けず、たとえ敵がどんな兵器を持ってこようが、どれほど強いキャラクターが出てこようとも、そいつを圧倒的力でねじ伏せてしまうという。しかも野性的勘で、致死性の罠は絶対に回避出来る。他の映画のヒーローと較べても明らかに一線を画す強さを持つ…ところが、あんまりにも強いため、どんな映画に登場しても、全く同じ話になってしまうと言う、ストーリー泣かせの恐ろしい男だ。
それで本作は…やっぱり同じだった。
再生したアルカトラズという魅力的な舞台も、『沈黙の戦艦』(1992)となんら変わってない。政府の某組織から出向して潜り込んで、ホットラインも持ってるところまで同じ。ドジな相棒としてのルールのの存在も、『暴走特急』(1995)デジャビュを感じたぞ。これは。
まるで金太郎飴。どこを切っても同じ光景が見られる。しかし、それがセガールの味であり、下手なことを考えずに、演出の派手さとセガールの強さに堪能できてれば、それで充分。
テレビで観るには格好の素材かも。
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