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ケヴィン・レイノルズ
Kevin Reynolds

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鑑賞本数 3 合計点 7 平均点 2.33
書籍
2008
2007
2006 トリスタンとイゾルデ 監督
2005
2004
2003
2002 モンテ・クリスト伯 監督
2001
2000
1999
1998
1997 187 監督
1996
1995 ウォーターワールド 監督
1994 モアイの謎 監督・脚本
1993
1992
1991 ロビン・フッド 監督
1990
1989
1988 レッド・アフガン 監督
1987
1986
1985 ファンダンゴ 監督
世にも不思議なアメージング・ストーリー(1st)
<A> <楽> 監督
1984 若き勇者たち 原案・脚本
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952 1'17 テキサス州アントニオで誕生

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トリスタンとイゾルデ 2006

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ディーン・ジョーガリス(脚)
ジェームズ・フランコ
ソフィア・マイルズ
ルーファス・シーウェル
デヴィッド・パトリック・オハラ
マーク・ストロング
ヘンリー・カヴィル
ブロナー・ギャラガー
ロナン・ヴィバート
ルーシー・ラッセル
バーバラ・コディトヴァ
トーマス・サングスター
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アイルランド人に両親を殺されたトリスタン(フランコ)は叔父マルクによって育てられ、アイルランド人との戦いでは数々の武功を挙げていた。だが、敵の毒によって瀕死の重傷を負ってしまう。それを救ったのは、なんとアイルランド王の娘イゾルデ(マイルズ)だった…
 『トリスタンとイゾルデ』は元ケルト人の物語だが、イギリスの中世叙事詩の一つで、トリスタンはそのままアーサー王伝説の一つに組み込まれて現在に伝わっている。敵味方の男女の激しい愛というのは、後の多くの物語のプロトタイプにもなったことで有名な作品。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」なんかはまさしくその直系だろう。
 特にイギリス人に有名なこの作品の映画化は昔から色々話は上がっていたものの、なかなか実現しなかった。特にリドリー・スコットはこの作品の監督に執念を燃やしていたらしいが
(その企画が倒れたために『レジェンド 光と闇の伝説』(1985)を作って、その弾みを付けようとしたところ、この作品自体が失敗してしまったために、本命である本作が作れなくなってしまったという事実もある)、それから20年。リドリーは弟のトニー・スコットと共に製作に回って作り上げたという、まさしく執念の作品が本作。
 その執念は買いたい。が、しかし
作品の出来自体が可もなく不可もなくといった、毒気も色気も感じられないような作品で、ほとんど話題になることもなく終わってしまった。これが1950年代に作られてれば「超大作」として、有名どころを引っ張ってきて作れたんだろうし、もうちょっと特撮に造詣の深い監督にやらせていれば、出来も変わったんだろうけど、どんな作品も淡々としたものに仕上げてしまうレイノルズ監督になんか任せたのが失敗だったんじゃないかな?
 リドリーの本気とはどんなものだ?と勢い込んで観たのに、もの凄い肩すかしを食らった感じだった。
 更に言えばフランコを主演にしたのも問題があるんじゃないか?どう観ても悪役顔で主人公って感じじゃないし、やることなすこと小者っぽくて。
 いろんな意味でボタンを掛け違って作られた作品と言った感じ。せめてリドリーが自分で監督してくれたら、出来も随分変わっていたと思うのだが。
ウォーターワールド 1995
1995米アカデミー音響賞
1995
ゴールデン・ラズベリー最低助演男優賞(ホッパー)、最低作品賞、最低主演男優賞(コスナー)、最低監督賞(レイノルズ)
1995毎日映画コンクール優秀宣伝賞

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ピーター・レイダー
デヴィッド・トゥーヒー(脚)
ケヴィン・コスナー
デニス・ホッパー
ジーン・トリプルホーン
ティナ・マジョリーノ
マイケル・ジェッター
ゼイクス・モカエ
ラニー・フラハーティ
ジャック・ブラック
ジョン・トールズ=ベイ
キム・コーツ
ジェラルド・マーフィ
ロバート・ラサード
ダグ・スピヌッザ
サブ・シモノー
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
特撮事典
 温暖化が進み全ての陸地が水没した未来の地球。人々はアトールいう人工の島を作って細々と生きながらえていた。そんなアトールの一つオアシスに一人の男が降り立った。誰とも口を利こうともせずぶっきらぼうなその男マリナー(コスナー)は早速市場でトラブルを起こしてしまい、その際マリナーが鰓を持つミュータントであることが発覚した。丁度そんな時、ディーコン(ホッパー)率いる海賊集団スモーカーがオアシスを襲撃するのだった。戦いの中、マリナーは酒場の女ヘレン(トリプルホーン)と少女エノーラ(マジョリーノ)に助けられ、海に逃れる。実はエノーラを保護しているヘレンは外に出る機会を狙っていたのだ。だが海賊が狙っていたのも、やはりエノーラだったことが分かり…
 コスナーを主演に迎えたディストピアとしての未来世界を描くSF大作。似たような設定の
『ポストマン』と較べ、遙かに金を使った作品で、相当な期待作だったらしく、当時はかなりCMを見受けられた。
 ただ、コスナーの場合、元々SFとはあまり相性が良くない。渋みのある演技力を持ち、殊更マッチョというほどででないので、造形的にSFヒーローになりにくいタイプだし、事実コスナーがSF作品の主人公を演じても、ダークヒーロー的な位置づけになりがち(ぶっちゃけ悪人顔だってこと)。こういう造形だと、かなり大人向けにする必要があるのだが、本作の場合殊更大人向けではないので、ヒーローの造形が非情に中途半端。時折コミカルな演出もあるが、それが見事なくらいに外す。
 更にアクションも派手な割に華が無く、妙に地味目で、印象が薄い。
 SFなのに、全然SF的ギミックが活きてない。
 ストーリーが間延びしすぎて全体的に退屈。

 …と、まあ、はっきり言って
本気でどうしようもない作品なのだが、正直何故これで大作映画を作ろうとしたのか理解に苦しむ。最終的に1億7500万ドルの製作費がかかったそうだが、到底ペイできるものではない。
 SF好きだけに、駄目SFはとかく腹が立つ。
 オスカー俳優でもあるコスナーの魅力でなんとかしたかったのだろうと思うのだが、前述の通りSFには合わないキャラだし、撮影中にコスナーの浮気が発覚。妻と離婚。更に愛人との出産認知問題もあって、実生活はボロボロで、更にこれまでの「家庭的」というイメージが崩れてしまう。以降コスナーにはダーティなイメージがつきまとう。
 ある意味コスナーのフィルモグラフィにも重大な汚点を残した作品と言えよう…まあ、以降の作品は開き直れたから、転機になったと言うべきか?
ロビン・フッド 1991
1991米アカデミー主題歌賞
1991英アカデミー助演男優賞(リックマン)
1991
シカゴ映画批評家協会助演男優賞(リックマン)
1991
ゴールデン・グローブ音楽賞
1991ゴールデン・ラズベリーワースト主演男優賞(コスナー)、ワースト助演男優賞(スレイター)
1992MTVムービー・アワード歌曲賞、作品賞、男優賞(コスナー)、女優賞(マストラントニオ)、コンビ賞(コスナー&フリーマン)、悪役賞(リックマン)

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サラ・ラドクリフ
ジョン・マクティアナン(製)
ペン・デンシャム
ジョン・ワトソン(脚)
ケヴィン・コスナー
モーガン・フリーマン
クリスチャン・スレイター
メアリー・エリザベス・マストラントニオ
アラン・リックマン
ニック・ブリンブル
マイケル・マクシェーン
マイケル・ウィンコット
ジェラルディン・マクイーワン
ダニエル・ニューマン
ジャック・ワイルド
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 12世紀後半のイギリス。十字軍遠征より帰還した貴族ロビンは獅子王リチャード不在の間に変わり果てた故郷の姿を見る。圧政を強いるノッティンガムの代官に立ち向かうべく、ロビンはシャーウッドの森を居城とし仲間と共に戦いを開始した。
 ロビン・フッドは子供の頃児童文学で読んだ記憶があったが、私の記憶はせいぜい森に住む正義の味方で、何故か緑色の服をいつも着ている。と言う程度。でも、その認識以上はさして必要がなかったことをこの映画は証明してくれた。イギリスでは国民的なヒーローなのだろうが、よくある正義の味方を描いた作品、と言う程度か。
 なんでもロビン・フッドと言えばタイツ。が定番なそうだが、
コスナーはそれを嫌がって全編通じて脚を通さなかったそうで、それが後にメル・ブルックスにより『キング・オブ・タイツ』等というパロディを産むことになる。良くも悪くも本場イギリスではそれだけ愛着があると言うことなんだろう。
 出演者が豪華で、ストーリーのテンポも良い。なのに
妙に印象に薄い作品でもある。

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