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クリス・サンダース
Chris Sanders

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鑑賞本数 2 合計点 6.5 平均点 3.25
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
リロ・アンド・スティッチ(書籍)
2010 ヒックとドラゴン ディーン・デュボアと共同監督・脚本
2009
2008
2007 リロ&スティッチ ザ・シリーズ(3rd)<TV> 声優
2006 リロイ&スティッチ 声優
2005 リロ&スティッチ2 声優
2004 リロ&スティッチ ザ・シリーズ(2nd)<TV> 声優
2003 スティッチ!ザ・ムービー 声優
リロ&スティッチ ザ・シリーズ(1st)<TV> 声優
2002 リロ&スティッチ ディーン・デュボアと共同監督・原案・脚本
2001
2000
1999
1998 ムーラン 脚本
1997
1996
1995
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960 3'15 コロラド州で誕生

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ヒックとドラゴン 2010
2010米アカデミー作曲賞、長編アニメ賞
2010英アカデミー作曲賞、アニメーション賞
2010ゴールデン・グローブアニメーション作品賞
2010放送映画批評家協会長編アニメ賞
2010映画界の新星俳優(バルシェル)
2010世界興収第9位
2010タランティーノベスト第17位
2010映画com.ベスト第7位
2010アメリカ製作者組合アニメーション賞
2011サターン音楽賞、プロダクション・デザイン賞、アニメーション賞

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クリス・サンダース
ディーン・デュボア
ウィル・デイヴィス(脚)
ジェイ・バルシェル
ジェラルド・バトラー
アメリカ・フェレーラ
クレイグ・ファーガソン
ジョナ・ヒル
T・J・ミラー
クリステン・ウィグ
クリストファー・ミンツ=プラッセ
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ヒックとドラゴン(書籍)クレシッダ・コーウェル
 バーク島と呼ばれるヴァイキングの村では、定期的に襲ってくるドラゴンの被害を受けており、島の男達は家畜を守るためのドラゴン退治が日常になっていた。だがそんな島の長ストイックの息子ヒックは、本人にやる気はあるものの、ひ弱で誰からも戦士として期待されていなかった。そんなある日、ドラゴンの襲撃のあった翌日、ヒックは森の奥で傷つき飛べなくなったドラゴンと出会う…
 この夏、ピクサーが絶対外れることない超大作『トイストーリー3』(2010)を投入。それを縫うようにしてドリームワークスがこっそりと投入したのが本作だった
(しかし監督のサンダースとデュボアはかつてディズニーで『リロ&スティッチ』を作ってたと言う経緯があるのが皮肉というか)
 しかし、この作品は本当に凄かった。出来は素晴らしいが、定番の物語だった『トイストーリー3』の対抗馬として、充分以上の実力を持った作品と言えよう。
 これがどれだけ凄いかというのは、
本作で描かれたヒックの姿こそが最も理想的な人間の成長物語を描いていると言う点にこそある。

 世界中には数多くの神話が存在するが、それら神話の中核となり、最も重要な意味合いを持つのは英雄物語である。これらは人間は神々の運命に翻弄されるだけの存在ではないことを示すだけではなく、人間の成長の手本として受け取られている。英雄物語の持つ意味とは、ある意味では子供に大人になることの大切さと素晴らしさを教えるためにあるのだ。英雄の行う冒険とは、そのまま子供が大人になる精神的な意味での過程を示しているし、特定の冒険を行うことによって大人になるというイニシエーションにも通じている。英雄物語は原始社会においては必然的に生じるものであり、過去の記憶を自分のものにすることによってこそ民族の記憶は醸成されるのだ。

 映画にも英雄物語を扱ったものは数多い。中には過去の英雄物語をそのまま扱ったものもあるし
(ハリウッドではそういうのが少ない上にB級扱いされるのだが、ギリシア神話を扱った『タイタンの戦い』『アルゴ探検隊』などがある。日本でも『日本誕生』(1959)があるし、世界的に見ると、決して少なくはない)、あるいはそれらの物語を認識した上で新しい英雄物語を作ったもの(最も成功したのは何といっても『スターウォーズ』で、類型作品は数多く存在する)、全く新しい英雄物語を作ったもの(一連のヒーローものはそのまま新たな英雄譚になってる。それこそ毎年飽きることなく作られ続けてる)。様々。
 それで本作は北欧神話に例を取った作品だが、内容は全く新しく、『スターウォーズ』の系譜の上にある作品であり、しっかり過去の英雄譚を下敷きにしつつ、その本質を取り出して新しい価値観を加えて作品を作っている。

 すこし本作の英雄譚としての意味合いを考えてみたい。
 ここで扱っているのはイニシエーションである。ヴァイキングの村を舞台とした本作では、子供がドラゴンと戦うという試練を経て大人になる。ラストシーンでヒックは片足を失ってしまっているが、死を経るイニシエーションの儀式にあってはそれくらいの危険性は常に存在していて、実際に死に至る場合もあるのだ。むしろそれによって初めて大人として認められる存在となるのだ。弱く、ただ庇護されるだけの存在が、誰もが認める立派な大人になっていく過程がこれだけの時間でしっかりと描けている。凄く丁寧な作りだ。

 ただし、本作の場合はそこで終わっていないのが興味深い。ヒックはドラゴンとの交流を経て、全く新しい価値観をヴァイキングの村に与えることに成功しているのだが、これこそが誰もが通る英雄の類型ではなく、本物の英雄として認められた何よりの証となっているのだ。
 つまり、本作は子供が大人に成長すると言う過程を描くだけでなく、村の、引いては人類すべての成長を描く作品でもある。その両側面から描くことによって、本作は本物の神話的英雄譚となった。
 その片側だけでも良作と言えるだけの存在にはなっただろう。しかし、これが二つ合わさることによって本作は
まぎれもない傑作と言えるだけの作品になった
 こういう物語の作り方が出来るのか!と思わせてくれただけでも新しく目を開かせてくれた気分になったし、本当に良い作品を観た!と思わせてくれた。物語を作る上での必然性、可能性を示してくれた事でも、本作は絶対支持したい作品である。

 ただ、一つだけ引っかかるところもある。特に後半ドラゴンのことを
「ペット」と連呼してたが、パートナーとしてドラゴンがいるなら、それをペットと呼んでしまうのは、かなり気になる。これは日本人的な感性なのだろうか?それとも訳が悪いのか?この部分がどうしても引っかかってしまって、最高点数が付けられなかった。
リロ&スティッチ 2002
2002米アカデミー長編アニメ賞
2002放送映画批評家協会長編アニメ賞

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クリス・サンダース
ディーン・デュボア(脚)
クリストファー・マイケル・サンダース
デイヴィー・チェイス
ティア・カレル
ヴィング・レイムス
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ
ケヴィン・マクドナルド
ゾー・コールドウェル
ケヴィン・マイケル・リチャードソン
ジェイソン・スコット・リー
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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