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ディーン・デュボア
Dean DeBlois

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鑑賞本数 1 合計点 4 平均点 4.00
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
リロ・アンド・スティッチ(書籍)
2019 ヒックとドラゴン 聖地への冒険 監督・脚本
2018
2017
2016
2015
2014 ヒックとドラゴン2 監督・製作総指揮・脚本
2013
2012
2011
2010 ヒックとドラゴン クリス・サンダースと共同監督
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002 リロ&スティッチ クリス・サンダースと共同監督・脚本
2001
2000
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1975
1974
1973
1972
1971
1970 6'7 誕生

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ヒックとドラゴン 聖地への冒険
2019放送映画批評家協会長編アニメ賞
<A> <楽>
ブラッド・ルイス
ボニー・アーノルド
ジョン・パワーズ・ミドルトン
クリス・サンダース(製)
ディーン・デュボア(脚)
ジェイ・バルシェル
アメリカ・フェレーラ
ケイト・ブランシェット
ジェラルド・バトラー
ジョナ・ヒル
クリステン・ウィグ
ジャスティン・ラップル
クリストファー・ミンツ=プラッセ
クレイグ・ファーガソン
キット・ハリントン
F・マーレイ・エイブラハム
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ヒック達バーク島のドラゴンライダーは近隣国で虐げられたドラゴンたちを次々に解放していた。だがそれで連れ帰ったドラゴンによってバーク島は手狭になってしまう。バーク島の長としてヒックは全員で新天地を目指すことを決定した。亡き父ストイックが言っていたドラゴンの楽園へと向かうこととしたのだが、そんなヒックにドラゴンハンターのグメルの手が伸びる。

 ヒックとドラゴンから始まり、テレビシリーズとヒックとドラゴン2を経てきた人間とドラゴンの関係を描くシリーズもこれで終了。本作で人間とドラゴンの関係にも一応の決着が付く。
 現実の歴史の中では数多くの文献で登場するドラゴンだが、その実在が証明された事はなく、あくまで空想上の生物というのが我々の考え方となる。対して本作ではドラゴンと人間は共存共栄しており、コミュニケーションも取れている。
 このドラゴンとの距離感の一点において、現実の世界と本作で描かれる世界は別の世界の話であったと考えられていたのだが、本作によって、実は地続きの世界観であることが分かった。この世界は現実世界の過去の歴史のものとして考えられる。
 ではこの世界と本シリーズの世界観をつなげるものは何かというと、ドラゴンが一斉に消えてしまったということに他ならない。ドラゴンの存在が消えてしまえば、文献だけに残る存在として現実世界と地続きとできる。
 だから本作は人類とドラゴンの別れを描いた作品となる。最後までそれが分からなかったので、ラストを観た時には結構意外な思いにさせられた。

 しかし、それが良かったのかどうかは別。
 観てるこっちとしては、別段アナザーユニバースで構わないので、人間とドラゴンが共存したまま新しい文化を創り上げる話にしても良かったと思うし、これで終わりは寂しい。
 それに実を言うと、作品自体が思った以上に高揚しなかった。
 結局本作でやってることは、敵が出たのでそれを倒して終わりというストレートな内容で、そこから物語が拡張しない。一作目のヒックとドラゴンのパラダイムシフトの快感を知ってしまった以上、こんな普通の物語では満足できない。
 ただ、良いところもある。一作目、テレビシリーズ、二作目と続く内にヒックも成長しているが、本作では髭をたくわえるようになって、つるつるのCGアニメからだいぶ進化した印象がある。特に猥雑なヴァイキングの生活も汚さまで表現できてたのは見応えがあった。
 結果として、表現力はかなり上がっていて、キッズアニメとしては及第点だが、映画としてはもうちょっと頑張ってほしかったというところ。
製作年 2019
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
ヒックとドラゴン <A> <楽>
クレシッダ・コーウェル (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
ヒックとドラゴン2
2014米アカデミー長編アニメ賞
2014ゴールデン・グローブアニメーション作品賞
2014
放送映画批評家協会長編アニメ賞
<A> <楽>
ボニー・アーノルド
ディーン・デュボア
クリス・サンダース(製)
ディーン・デュボア(脚)
ジェイ・バルシェル
ケイト・ブランシェット
ジェラルド・バトラー
クレイグ・ファーガソン
アメリカ・フェレーラ
クリストファー・ミンツ=プラッセ
ジョナ・ヒル
T・J・ミラー
クリステン・ウィグ
ジャイモン・フンスー
キット・ハリントン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ヒックとドラゴンのトゥースがパートナーとなって5年が経った。ヒックの努力も実りバーク島は人間とドラゴンが平和に暮らすようになる。そんな時、偶然からドラゴンに乗った母のヴァルカと出会う。ヴァルカはかつてドラゴンライダーを志していたが、ドラゴンを嫌う夫のストイックから逃げて、自らドラゴンとパートナーとなったことを知らされる。ヒックは父が考えを改め、バーク島でドラゴンと仲良く暮らしているという話をした。母は父と再会し、文句を言うも家族で住もうと決心するのだが、その時に巨大なドラゴンが海から出現する。

 ヒックとドラゴン(2010)はドリームワークスのアニメーションとしてスマッシュヒットを飛ばした。私も噂を聞いて観に行って、その出来の良さに感心した口。
 その続編だから公開されたら当然観に行く予定だったのだが、何故か劇場にはかからずビデオのみとなってしまった。劇場に行けなかったのは残念だが、折角だから先行するテレビシリーズをレンタルで観てから鑑賞させていただいた。

 正直な感想を述べると、一作目と較べてだいぶ小粒になってしまった
 単体のアニメーション作品として悪い訳ではない。家族愛の物語としてそれなりにきっちり作られてはいる。
 前作で父が口を濁していた母が現れ、ぎこちない関係から、家族として打ち解ける過程とか、父の覚悟とか、ファミリー映画としての完成度は悪くない。

 だけど、本作はそもそも家族愛の物語に優先すべきものがあっただろう。

 前作は人間とドラゴンの関係を根本から変えてしまう衝撃的な展開だったのだが、それはあくまでバーク島という小さな空間のみの話。実は既に人類とドラゴンの歴史において通り過ぎてきたものであり、単にバーク島と周辺の島々が遅れていただけだと分かる。
 第一作の出来事は非常に狭い世界の話に過ぎなかったのだ。お陰で前作の衝撃的なパラダイムシフトがかなり小さなものになってしまった。

 それが悪い訳ではないのだが、そこでもうちょっと人間とドラゴンの関係を丁寧に描いてほしかったところだ。
 新参者のドラゴンライダーとして仲間入りしたヒックとトゥースが彼らの中で頭角を現していくとか、他の島々が交流する別種のドラゴンがバーク島の仲間になっていき、交流によってお互いが高めあうとかのところで話を盛り上げてくれれば、別な意味での世界が広がる展開となったはず。
 敢えてそれを採らなかった理由が分からない。
 突然登場したヒックの母親のお陰で話は家族限定の物語となってしまって、とても小さな意味での家族の話、そしてドラゴンとの心の絆で話は終わる。
 本来本作でやるべきは、世界が広がった分、人間とドラゴンの共生も新たな局面に入り、その中でヒックはどう決断をするかという方向性だったはずだ。それがならず、極端に矮小化された形で終わってしまうので少々据わりが悪い。折角世界を広げておいて、話をこぢんまりまとめてしまった

 ただ、ドラゴンライダーという魅力的な設定を全く活かせなかったし、一作目の後でこの出来では欲求不満になる。
製作年 2014
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
ヒックとドラゴン <A> <楽>
クレシッダ・コーウェル (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

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