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マット・シャックマン
Matt Shakman

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2025 ファンタスティック4:ファースト・ステップ 監督
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レビュー
ファンタスティック4:ファースト・ステップ
The Fantastic Four: First Steps
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ケヴィン・ファイギ
ルイス・デスポジート
グラント・カーティス
ティム・ルイス
ロバート・クルツァー(製)

ペドロ・パスカル
ヴァネッサ・カービー
ジョセフ・クイン
エボン・モス=バクラック
ジュリア・ガーナー
ナターシャ・リオン
ポール・ウォルター・ハウザー
ラルフ・アイネソン
サラ・ナイルズ
マーク・ゲイティス
マシュー・ウッド
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 “アース828”における1965年。4年前に宇宙旅行中に特殊な宇宙線を受けて超人化した四人の科学者、リード・リチャーズ(パルカス)、スー・ストーム(カービー)、ジョニー・ストーム(クイン)、ベン・グリム(モス=バクラック)はファンタスティック4として活動を始めていた。恋人同士のリード・リチャーズ(パルカス)ととスー・ストーム(カービー)の間にはようやく子どもが出来、幸せ絶頂の二人だった。だがその子の妊娠は、宇宙の彼方にいる、全てを食い尽くす魔神ギャラクタス(アイネソン)が検知され、その子を奪うために地球に針路を取る。そのメッセンジャーであるシルバーサーファー(ガーナー)が現れ、地球の終わりを宣言するのだった。

 これまで二回にわたって映画化された「ファンタスティック・フォー」だが、他のマーベルシリーズとは違い二回ともヒットに恵まれない不遇な作品で、他のマーベル作品が興行的に成功してシリーズ化されている中、唯一続かない作品になっていた(ちなみにマーベル作品での歴史は古く、1961年に初刊行。その後ハンナ・バーベラによるアニメ作品もあり、日本では「宇宙忍者ゴームズ」として知られている)
 それが今回ウォルト・ディズニー・プロによって権利が買われてついにMCUの一員として再映画化された。そして今回こそようやくヒットを記録することができた。
 この舞台はかなり特殊。この世界はこの世界とは違った進化をした1960年代の世界。しかし文明の度合い自体は2000年代くらいになっているので、特殊な科学が進んでいる。記憶媒体がレコードなのに、宇宙旅行もできるし、コンピューターらしきものも随分進んでいる。この光景は私が子どもの頃の絵本に描かれていた「これが未来社会だ」で見たような光景。この懐かしさを演出できただけでも本作を観る価値があるというものだ。

 後は旧作とは異なり、ファンタスティック4のチームがちゃんとチームとして機能していることも好感度は高い。人間ドラマを重視するために個々人の悩みを強調した旧作はチーム内の不和が強調されてストレスが溜まったが、本作はそんな事もないし、劇中登場する国民も理解力が高くてチームを邪魔する事がないので、悪意を持った存在がおらず、その意味ではストレスが低くて済んだ。
 その分ストーリーに没頭できるのは良いのだが、物語自体は取り立てて言うべき部分はなかった感じ。元ネタは『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)と基本的には同じで、そこにいくつかの既存のSF映画ネタを仕込んで見やすくしてるしている。なんか途中までの展開は『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』(2009)っぽかったし、何カ所か『妖星ゴラス』(1962)みたいな展開もあった。古いSF映画的手法も本作には合っている。

 あまりリアリティを出そうとしない演出が安っぽい感じになってしまったので、そこは少々不満なのと、ギャラクタスが弱すぎるのが残念なこと、社会派っぽさを一切出そうとしなかったこともあって、見たまんまの話になってしまったことなどはあるものの、作品としては全く問題なし。
製作年 2025
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