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スーザン・ストローマン
Susan Stroman

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1955
1954 10'17 デラウェア州で誕生

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タイトル
<A> <楽>
  
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

プロデューサーズ 2005
2005ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(レイン)、助演男優賞(フェレル)、歌曲賞
2005放送映画批評家協会サウンドトラック賞、コメディ作品賞
<A> <楽>
  
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1959年NYはブロードウェイ。出す演劇が全て失敗し、すっかり落ち目となったプロデューサーのマックス=ビアリストック(レイン)の元に小心者の会計士レオ=ブルーム(ブロデリック)がやってきた。帳簿の整理をしているうち、彼はショウが失敗したほうがプロデューサーは儲かる場合もある不思議なカラクリを発見し、何気なくそれを口にするのだが、それを聞いたマックスは、失敗確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうとレオに協力を持ちかけるのだった。一度は拒否したものの、小さい頃からの夢だったブロードウェイのプロデューサーになるチャンスと思い直し、マックスと共に史上最低のミュージカルを作るべく活動を開始する…
 本作はかつてメル=ブルック監督作品として大好評を得たブラック・コメディ満載の
ミュージカル映画『プロデューサーズ』(1968)を2001年に舞台化。更にそれを再映画化という複雑な過程を経て製作された作品である。
 なかなか観る機会が無く、数そのものは現在のところあまり観ていないものの、ブルックス監督作品、特に初期のものは大変相性が良く、観るたびに大笑いしてしまう。特に監督デビュー作であるオリジナル版はそのうち観てみたいと長らく思っていたものだが、先にリメイクの方でその夢が叶ってしまった。
 結果を言えば、
素直に本当に面白かった。ツボにはまった笑いがタイミング良く投入され、ブラックな話題もしっかり笑いにくるんでいたため、心の中でツッコミを入れつつも、やっぱり笑ってしまう。今の時代でさえ危ないギャグだと思うくらいだから、オリジナル版は相当な冒険だったんだろうと思うと、余計笑える。こういう設定面で笑えてしまう自分だからこそ、ブルックス監督との相性が良いんだろう。と再認識できた。
 勿論映画単体としての完成度も高い。ここに登場するミュージカル・ナンバーは全てブルックス監督自らが書き下ろしたものらしいが、分かりやすい英語
(とわざと分からなくした言葉)で彩られ、字幕を見なくても充分楽しめるという、とてもありがたいナンバーばかり。ミュージカルシーンでは字幕で気持ちが削がれることが多いだけに、この配慮はなんとも嬉しいところだ(勿論英語分からない人のための歌詞じゃないけど)。お陰でミュージカルシーンに没入して大笑いさせていただいた。小物の使い方も良く、舞台のような平板なカメラアングルだけでなく、しっかり映画ならではのアングルも使われており、撮影の巧さも唸らせてくれる。
 ブラックコメディミュージカルだから、タイプとしては『シカゴ』(2002)に似ているが、あれほどの巧みさや派手さは無いにせよ、適度な所で笑いが入り、細かいところにまで配慮が行き届いているので2時間20分という長丁場を全く飽きさせない。演出面では満点だ。
 ところでキャストだが、ブロデリックとレインは舞台版のオリジナルキャラだからはまり役なのは当然として(ブロデリックを映画で観たのは久々だ)、ここにサーマンを持ってきたのは凄い。この人は身長が180センチを超える女優。ハリウッド女優の中には長身の女優が結構いるが、こういう人達は何かと苦労を強いられるものだ。何せ男より身長が高いとロマンスが締まらないと言うことで、敬遠されがちになる(例えばやはり180センチ超の身長があるシガーニー=ウィーヴァーなんかは演技派として認めてもらうまでに相当長くアクション映画や舞台で下積みをしなければならなかった)。サーマンは確かに演技派としても認められてロマンスもこなすけど、この体格からどうしてもアクション映画の出演が多くなるし、それだってなるだけ他の人と並ばないように注意深く配置されているのが分かる。ところが今回はその長身を逆手に取り、それで笑いをしっかり取っていた。ブロデリックとチークっぽい踊りを踊るシーンなんかは身長差のお陰でそれだけでも笑えたりする
(この長身を活かしたダンスは既に『パルプ・フィクション』(1994)で披露されているが、こちらはコメディじゃないし)。踊りの練習だけじゃなく、そう言う部分もさらけ出しての弾けっぷりがなんとも心地良い。
 ただ笑えるだけでなく、色々な意味で巧みさを感じさせてくれる作品。こう言うのがやっぱり私にはぴたっとはまる。

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