<amazon> <楽天> |
|
|||||||||
ポール・ワイツの弟 | ||||||||||
|
||||||||||
|
2009 | ニュームーン トワイライト・サーガ 監督 | |
2008 | キミに逢えたら! 製作 | |
2007 | ライラの冒険 黄金の羅針盤 監督 | |
2006 | アメリカン・ドリームズ 製作総指揮 | |
2005 | Mr.&Mrs. スミス 出演 | |
2004 | イン・グッド・カンパニー 製作 | |
2003 | アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦 製作総指揮 | |
2002 | アバウト・ア・ボーイ ポール・ワイツと共同監督 | |
2001 | 天国からきたチャンピオン 2002 監督 | |
アメリカン・サマー・ストーリー 製作総指揮 | ||
2000 | チャック&バック 出演 | |
ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々 脚本 | ||
1999 | アメリカン・パイ 製作 | |
1998 | アンツ 脚本 | |
1997 | ||
1996 | ||
1995 | ||
1994 | ||
1993 | ||
1992 | ||
1991 | ||
1990 | ||
1989 | ||
1988 | ||
1987 | ||
1986 | ||
1985 | ||
1984 | ||
1983 | ||
1982 | ||
1981 | ||
1980 | ||
1979 | ||
1978 | ||
1977 | ||
1976 | ||
1975 | ||
1974 | ||
1973 | ||
1972 | ||
1971 | ||
1970 | ||
1969 | ニューヨーク市で誕生 |
ニュームーン トワイライト・サーガ 2009 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009ゴールデン・ラズベリー最低助演男優賞(パティンソン)、最低脚本賞、最低スクリーン・カップル賞、最低リメイク・続編賞 2009イギリスの年間興収ランキング第6位 2010MTVムービー・アワード作品賞、男優賞(パティンソン、ロートナー)、女優賞(スチュワート)、キス・シーン賞、グローバル・スーパースター賞(パティンソン、スチュワート、ロートナー) 2010ティーンズ・チョイスファンタジー、ファンタジー主演俳優(ロートナー、スチュワート)、ベストキス(パティンソン、スチュワート) 2009allcinema興行収入第4位 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ライラの冒険 黄金の羅針盤 2007 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007米アカデミー視覚効果賞、美術賞 2007英アカデミー特殊視覚効果賞 2007放送映画批評家協会若手女優賞(リチャーズ)、ファミリー映画賞 2008サターンSF作品賞、若手俳優賞(リチャーズ)、衣装デザイン賞、特殊効果賞 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この地球とは次元を隔てて存在する並行世界。ここでの人間はその魂をダイモンという守護精霊が持っており、一蓮托生の関係にあった。この世界に住む少女ライラ(リチャーズ)は、両親が事故で死んでしまい、今は伯父であるアスリエル卿(クレイグ)が後継人となり、学生寮に住んでいた。ある日コールター夫人(キッドマン)という女性が現れた時から彼女の運命は大きく変わっていく。彼女にしか使えないという黄金の羅針盤を託されたライラの冒険の旅が始まる。 私は読んでないのだが、世界的ベストセラーの児童小説の映画化作。原作は三部作なので、これが第一部となる。 『ハリー・ポッター』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『ナルニア国物語』と、このところ長編の児童文学の映画化が結構多い(特殊な例の『ゲド戦記』もあるが)。こどもの頃にお世話になった人達も多いことから、幅広く視聴者を得られることと、CGの発達に従って見所をしっかり作れるようになったことが最大の要因だろう。その最新大作が本作となるのだが、他のファンタジー作品と較べると、多少執筆年代が遅いのが特徴(1990年代に入って)。 本作は結構前からネットでキャンペーンが張られていて、随分力が入った映像なので、とりあえず押さえておこう。という気持ちで拝見。 とりあえずキャラに関しては問題ないと思う。実物でもキッドマンやクレイグといった旬の役者が出ているほか、声の出演がイアン=マッケラン、フレディ=ハイモア、キャシー=ベイツとなかなか豪華。そしてそれらに一歩も引かずに堂々と演じたライラ役新人のリチャーズもたいしたものだ。 だけど、褒めるところはそこしかなかった。 まさに息も継がせぬスピード感と見所感に溢れた作品なのだが、それが私には苦痛。 これだけ冒険一杯で見所満載。画面映えする作品というのに、はっきり言って退屈でたまらない。実はものの30分程度で飽きてしまった。これは前に『シン・シティ』でも感じたことなのだが、たとえ見所が連発されようと、一本調子でただ派手にするだけではアクションは映えない。物語も次に来る展開が事前に分かるようになっていて、驚きがないので、ただ淡々とやかましい音を聞かされてるだけの気分。正直音響の良さを雑音としか感じられなかった。 結局それは演出のチープさ。と言うことだろう。見所は詰まっているとはいえ、基本的に話は一本調子。ライラは「はい」と「いいえ」の選択肢を選んでいくだけで物語が展開していく感じだし、都合の良い時に都合の良いキャラが次々に登場。ちょっと画面に違和感がある登場人物が出れば必ずそれが伏線となってる。などなど、意外性どころか一貫した物語性を全く顧慮しない展開。しかも物語を詰めすぎたために緩急もない。アクションも一本調子が続くと、観てる側は無関心になってしまう。たとえ同じ物語であっても、見所をちゃんと押さえて作ってくれれば、そんな感覚に陥ることもないはずなのだが、どうにもこの息継ぐ暇のないアクションというのは、さほど楽しいものではなくなってしまった。 総じて言えば、まるで他人がやってるゲームのRPGを眺めてる感じ。 単に私が歳食ったからそう言うのに耐えられなくなったのかも知れないが、だったらこどもを連れてくるお父さんお母さんにもっと優しい作品に仕上げて欲しかったもんだ。 この作品、公開の半年以上も前から大々的なキャンペーンが張られ、メディアに対する露出度も高かったが、これはどうやら製作元のニューライン・シネマが社運を賭けて本作を作り上げたと言うことらしい。その賭は見事に失敗。インディペンデント系では最大であったニューライン・シネマはついにWBに吸収されてしまった。それ故に、二部以降の作品については全くの白紙状態。WBもドル箱の『ハリー・ポッター』を持っているので、少なくともそれが終わるまでは二部は無いんじゃないだろうか? |
アバウト・ア・ボーイ | |||||||||||||||||||||||||||||||
2002米アカデミー脚色賞 2002英アカデミー助演女優賞(コレット)、脚色賞 2002ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(グラント) 2002放送映画批評家協会若手俳優賞(ボルト) 2002TIMEベスト第6位 2002オンライン・ムービー・アワード第20位 2002AFIベスト |
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||
ノース・ロンドンに住むウィル=フリーマン(グラント)は、父の遺産のお陰で悠々自適の暮らしをしており、独身主義を貫いていた。ある日後腐れ無くつきあえるようにと狙いを定め、シングル・マザーの集会に出かけたウィルはそこで学校でいじめられているマーカス(ホルト)と出会う。何故かマーカスに頼られてしまい、やがて二人の間には不思議な絆が出来ていくのだった。 ロバート・デ・ニーロが製作したことでも有名になった、家族の絆…と言うよりは年の離れた友情物語と言うべきか。 イギリスのプレイボーイ役として、これほどはまった人間はいないヒュー=グラント。この人にはとにかくロマンスものがよく似合う…のだが、何故かこの作品はこれまでの彼の売りとは全く違った魅力を引き出そうとしている。 何せ子供との世代を超えた友情物語。それが成功したか失敗したか…絶対外すとばかり思っていたのに、なんだよ。面白いじゃないか(笑)。脚本がしっかりしているので、痛々しくなる直前で上手く回避出来ている。この辺は脚本のピーター=ヘッジスの力量かもしれん(『ギルバート・グレイプ』(1993)の原作者)。少なくとも、私にとってはとても楽しかった。 今回グラントはプレイボーイである姿勢を崩そうとしないが、そのいつも見慣れた彼が、意外な面を見せてくれたことがなんかとても新鮮。監督もこの人の魅力ってのが分かってるよ。この人がアメリカ人じゃなく、イギリス人というのが良かったんだよな。プレイボーイと言っても、自己洞察がしっかり出来ていて、諧謔的な部分もあるため、いくら浮ついたことをやっていても、どこか一抹の寂しさ、というか常に自分は場違いなところにいると言う姿勢が見えるのが良いところ。自信満々のように見えながら、女性の前で気恥ずかしい思いを持って見えたり、自分から別れを言い出そうとはしない態度(相手が別れを切り出すと途端に顔がほころぶのが巧い)。それと同じように子供の前でもやっぱり場違いな自分を発見するシーン。それで思いもよらない突飛な行動に出たりと、この人ならではの魅力があふれた作品だった。 子役のホルトも、最初は小生意気なだけに見えながら、子供ならではの複雑な事情を持っているのが分かってくる課程もなかなか良し。 一方、ストーリーは極めて単純で、家庭の描写もステロタイプ。女性の描き方も今ひとつ。細部がちょっと弱い印象あるが、その辺はキャラの魅力に免じよう。 どうも私は「家族を作る」物語ってのに本当に弱いんだよな。後半は我知らずジーンとしてしまったし。 手もなくひねられた自分が情けないという気持ちはあるけど、それでいいや。と思える自分もいる。ツボなんだから仕方なかろう。 グラントの「違った魅力」と先に書いたが、実際はグラントは原作を読んですっかりはまってしまい、この役は自分が演じたいとエージェントを通じ、再三申し入れていたとのこと。自分のことをよく分かってらっしゃる人だ。 |