ダムゼル 運命を拓きし者
Damsel |
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クリス・カスタルディ
ジェフ・キルシェンバウム
ジョー・ロス(製)
ダン・マゾー(脚) ミリー・ボビー・ブラウン
レイ・ウィンストン
ロビン・ライト
アンジェラ・バセット
ニック・ロビンソン
ショーレ・アグダシュルー |
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| ★★ |
| 物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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3 |
1 |
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中世に似た世界。ここは人間と対立するモンスター達の脅威にさらされ、多くの国々は貧困にあえいでいた。貧しい北国の王女エロディのもとに、緑に恵まれた豊かなアウレア国の王子から結婚の申し込みが届く。婚姻の見返りに援助が約束され、エロディの両親の黒王夫妻はこの申し出をすぐに了承する。気は乗らないまでも、国のためと割り切り嫁入りを了承するエロディ。だがこの結婚は裏があり、結婚式の当日にエロディはこの国の守護者の竜に生け贄として捧げられてしまう。
ファンタジックな世界を舞台にした冒険譚で、女性を主人公にして、生き残りと復讐を目指すアクション作品になってる。
剣と魔法のファンタジーというと、主人公が某かの力を使えることが多いが、本作はそれらは全くなし。人間は基本的に全員無力であり、その無力な人間がいかにして生き残るのかというサバイバル作品のような話になってる。
薄幸な女主人公が必死の思いで這い上がり、自分を貶めた人に一矢報いるというストーリーは好きな人も多いだろうし、特に主人公が泥まみれになりながら生きる事を諦めない姿を見せ付けるのはどことなくフェティッシュな楽しさもある。作品として決して悪いものではない。
だが、好みというのは複雑なもので、少なくとも私にとってこの物語は楽しいものではなかった。あくまで私個人の好みの問題だが、強大な力を持つ存在と友だちになって自分を貶めた人間に復讐する姿は、どうにも居心地が悪くなる。日本でも数多くテレビで放映していたし、そういうのを観て溜飲を下げる人がいるのも分かるが、私はその手の物語を観ると居心地が悪くなって仕方ないので、それを衒いもなくやられてしまうと観ていて気持ちが醒める。
結局主人公の努力ってドラゴンと仲良くなってその力を使って復讐した挙げ句、その力で世界を征服するとか言う話。「強さってそういうものであってはならない」という自分なりの美意識にモロにバッティングするため、素直に楽しめないまま。
純粋に好みの問題で苦手な作品だった。 |
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