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オリヴァー・ヒルシュビーゲル
Oliver Hirschbiegel

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鑑賞本数 3 合計点 12 平均点 4.00
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2017
2016
2015
2014
2013 ダイアナ 監督
2012
2011 ボルジア家 愛と欲望の教皇一族<TV> 監督
2010
2009 レクイエム 監督
2008
2007 インベージョン 監督
2006
2005
2004 ヒトラー 〜最期の12日間〜 監督
2003
2002
2001 es [エス] 監督
2000
1999
1998
1997 小さな刑事 ベビー・レックス 監督
1996
1995
1994
1993
1992 ザッピング/殺意 監督
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957 12'29 ハンブルクで誕生

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ダイアナ 2013
2013ゴールデン・ラズベリー最低主演女優賞(ワッツ)
<A> <楽>
ロバート・バーンスタイン
ダグラス・レイ
マーク・ウーリー
ティム・ハスラム
ザヴィエル・マーチャンド(製)
スティーヴン・ジェフリーズ(脚)
ナオミ・ワッツ
ナヴィーン・アンドリュース
ダグラス・ホッジ
ジェラルディン・ジェームズ
キャス・アンヴァー
ローレンス・ベルチャー
チャールズ・エドワーズ
ジュリエット・スティーヴンソン
ジョナサン・ケリガン
ハリー・ホランド
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作ケイト・スネル
インベージョン 2007

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デヴィッド・カイガニック(脚)
ニコール・キッドマン
ダニエル・クレイ
ジェレミー・ノーサム
ジャクソン・ボンド
ジェフリー・ライト
ヴェロニカ・カートライト
ジョセフ・ソマー
セリア・ウェストン
ロジャー・リース
エリック・ベンジャミン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
盗まれた街(書籍)ジャック・フィニィ
 プロダクションデザインでジャック・フィスクが参加。
ヒトラー 最後の12日間 2004
2004米アカデミー外国語映画賞
2004ヨーロッパ映画男優賞(ガンツ)
2005キネマ旬報外国映画第10位

2005英インディペンデント映画外国映画賞
2005
ナショナル・ボード・オブ・レビュー外国映画賞
2005全米オンライン映画批評家協会外国語映画賞

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ベルント・アイヒンガー(脚)
ブルーノ・ガンツ
アレクサンドラ・マリア・ララ
ユリアーネ・ケーラー
トーマス・クレッチマン
コリンナ・ハルフォーフ
ウルリッヒ・マテス
ハイノ・フェルヒ
ウルリッヒ・ノエテン
クリスチャン・ベルケル
ミハエル・メンドル
マティアス・ハービッヒ
ゲッツ・オットー
アンドレ・ヘンニック
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ヒトラー 最後の12日間(書籍)ヨアヒム・フェスト
私はヒトラーの秘書だった(書籍)トラウドゥル・ユンゲ
es [エス] 2001
2001ヨーロッパ映画作品賞

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ドン・ボーリンガー
クリストフ・ダルンスタット
マリオ・ジョルダーノ(脚)
モーリッツ・ブライブトロイ
クリスチャン・ベルケル
オリヴァー・ストコウスキ
ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
ユストゥス・フォン・ドーナニー
ティモ・ディールケス
ニッキ・フォン・テンペルホフ
アントニオ・モノー・ジュニア
エドガー・セルジュ
アンドレア・サヴァツキー
マレン・エッゲルト
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1971年スタンフォード大学心理学部では被験者を無作為に「看守役」と「囚人役」に分け、学内に設けられた模擬刑務所に収容してその心理分析を行うという実験を行うことになり、被験者となってくれる男性を公募した。高額なバイト料に惹かれ20名ほどの被験者が集められたが、その中にはタクシー運転手のタレク(ブライプトライ)がいた。彼は軽い気持ちでこの実験に参加し、囚人の方に選ばれる。最初はキャンプ気分で始まったこの実験だったが…
 本作はドイツで製作された作品だが、世界的に大きな波紋を投げかけた。
 近年になってようやく心理分析の話が中心となった映画が相次いで発表され、それなりに映画ジャンルとしての地位を確立しているが、それでも本作はかなり異色作と言えよう。何せ本作は実話が元なのだ。
 これは
1971年にスタンフォード大学で実際に行われた実験を元にしている。元々は海兵隊刑務所で問題が相次ぎ、刑務所に入れられた人間の心理を調査してくれ。という軍の要請で、心理学者フィリップ・G・ジンバルド博士を中心に行われたそうだが、2週間の予定が実験開始後一週間もしないうちに本物の刑務所のようになってしまい、打ち切りとなってしまった実験である(だからドイツで製作されたにもかかわらず、本作の舞台はアメリカになっている)。実際にジンバルド博士の恋人がこの惨状を見て、強く提言したために中止となったが、当事者はこれがどれだけ悲惨なことなのか意識が無かったという。本作の場合、それがもし最後まで行われていたら?と言う観点の元で製作され、最後の悲劇に向けて疾走していった。
 事実問題はともかく、本作は人間の社会的役割について強く問いかけてくる作品とは言えよう。
 私たちは誰しも社会で生きていく際、その立場に合わせて仮面を付ける。極論を言うようだが、
学校というのは、勉強を教えるよりも、よりよい仮面の付け方を教える場所だと私は思ってる
 そして学校で身の処し方を覚えた人間は社会に出て、そこでそれまでの仮面を破壊され、新しい仮面を作っていくことになる
(度々脱線だが、対人恐怖症とは自分自身が仮面を作れなくなった人のパターンが多い)
 各々置かれた場所で自分の場所を作り出すために仮面を付け、それがやがて社会的な評価となっていく。これが人間社会である。
 だが、その割り当てられた場所が普通と違った場所だったらどうか?
 異常なシチュエーションであったとしても、置かれた立場に従い、人はやはり仮面を付けていく。獄中書簡や流刑にされた人の手記などを読んでみると、その中で徐々に自分自身の考えが変わっていくことがよく分かってなかなか興味深い。
 それを人為的に与えられたらどうなるのか?
 これは心理学者にとっては大きな興味だろう。事実ロールプレイングやってみると(診療実験の方)、最初の内は気恥ずかしさがあるものの、僅かな時間でそれにどっぷりはまってしまうことは心理学をかじっているとすぐに分かること。人間は自分自身で思いこむことが出来さえすれば、ほんの10分単位でもその仮面をかぶることが可能なのだ。
 この作品は流石に事実を元にしているだけあって、当初の反応は面白い。特に囚人側はこれをゲームの一種として受け止め、ことごとく看守役に反抗していく。この反応は、精神的に下位に置かれることを心ではどうしても拒むから。誰しもある反応。一方看守側は一旦手に入れた精神的優位を絶対手放したくない。と言う心理に陥る。要するに馬鹿にされることに我慢出来なくなるのだ。人の上に立ってみるとよく分かる。自分の失敗を指摘されたくないあまりに高圧的になってしまうことは私自身にだってある。はっきり言ってしまうと看守側の気持ちの方が今の私にはよく分かる。
 権力に裏打ちされた高圧的な態度こそが、実はこの作品で描かれる最も恐ろしい部分で、これが自分自身にびんびんに響いてくるからこそこの作品は冷静に観ることが出来ず、
大変怖い作品になり得た
 映画は時として自分自身を映し出す鏡にもなる。

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