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2019 | ザ・バッド・ガイズ 監督・脚本 | |
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ザ・バッド・ガイズ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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韓国の刑務所からの囚人護送中に覆面武装集団の襲撃を受け、数人の凶悪犯が脱走した。警察の上層部は逃亡した凶悪犯たちを再び捕まえるために元警察官のオ・グタク(キム・サンジュン)を呼びつけ、刑務所に収監されている服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、“特殊犯罪捜査課”を始動させる。オが選んだのは“伝説の拳”と呼ばれる元暴力組織元締めのパク・ウンチョル(マ・ドンソク)と天才詐欺師のクァク・ノスン(キム・アジュン)と元警察官で正義執行のために殺人を犯して捕まったコ・ユソン(チャン・ギヨン)。四人はお互いを信用しないままチームを組み、逃亡犯を追い詰めていく。 近年とみに質が上がった韓国映画。2019年には『パラサイト 半地下の家族』(2019)がアメリカのアカデミー賞受賞したし、2020年にも『ミナリ』が作品賞ノミネートと、文芸調の作品の質も上がっているが、韓国映画での真骨頂はアクション映画にある。登場人物がみんなシュッとしたイケメンな上に軽々アクションもこなすので、キャラにおいても素晴らしいが、一方では舞台が小汚い路地とかで行われることが多いため、スタイリッシュさと泥臭さが絶妙な匙加減で展開する。こんなアクションが撮れるのは現代では韓国映画が第一線。特にこの数年の韓国アクション大作は見所だらけだ(日本でも80年代にそちらの方に行く目があったはずなんだが、そこで失敗したのが勿体なすぎる)。 今書いたが、基本的に韓国人俳優、特に男優はシュッとしたイケメンが多い。しかし作品をぐっと引き締める人物は、実は大陸系の顔立ちした人だったりもする。彼らが同じように主役で演じることによってえもいわれぬ見事なアンサンブルが出てくるのだ。例えば本作ではチャン・ギヨン演じるコ・ユソンが正統的なヒーロー顔なのに対し、マ・ドンソクがむしろ前に出ることで、一気に作品に膨らみが出せている。これも又泥臭さとスタイリッシュの両面が合わさって見事な演出となっている。 でもなんだかんだ言って、マ・ドンソクが格好良かったからそれで良いで終わっても良いんだろう。それだけ格好良かった。なんせこの人器用な役回りで、ハードさとコミカルさの両面出せるので、その両面が出せただけで大正解。 キャラと演出に全振りした感もあって、設定とかストーリーとかはかなり端折られた感はある。確か作品の紹介で韓国版『スーサイド・スクワッド』(2016)ととか言われていたが、むしろ『ワイルド7』(2011)に近い感じ…なんか書いていてあの作品の出来思い出すと悲しくなってきた。 黒幕の関係上、日本ではあまり受けないかな?という感はあるけど、最初から最後までたっぷり楽しめる好作。 |
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