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_(書籍) _(書籍) |
2019 | |||||||||||
2018 | |||||||||||
2017 | ビジランテ 監督 | ||||||||||
22年目の告白−私が殺人犯です− 監督 | |||||||||||
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2016 | HiGH&LOW THE MOVIE 脚本協力 | ||||||||||
2015 | 太陽 監督・脚本 | ||||||||||
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2014 | ジョーカー・ゲーム 監督 | ||||||||||
日々ロック 監督・脚本 | |||||||||||
2013 |
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2012 | SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 監督・製作・脚本・編集 | ||||||||||
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2011 | 同期 監督 | ||||||||||
明日 監督 | |||||||||||
神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ 監督・製作・脚本・編集 | |||||||||||
ブルータスの心臓 演出 | |||||||||||
2010 | SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜 監督・製作・脚本 | ||||||||||
2009 | |||||||||||
2008 | SR サイタマノラッパー 監督・脚本 | ||||||||||
2007 | 水着スパイ 〜SPY GIRLS〜 監督・脚本 | ||||||||||
くりいむレモン 魔人形 監督・脚本 | |||||||||||
2006 | ジャポニカ・ウイルス 監督・製作・脚本 | ||||||||||
2005 | 行路I 監督 | ||||||||||
黄昏家族 監督 | |||||||||||
2004 | |||||||||||
2003 | SEVEN DRIVES 監督 | ||||||||||
2002 | OBSESSION -オブセッション- 監督 | ||||||||||
2001 | |||||||||||
2000 | |||||||||||
1999 | |||||||||||
1998 | |||||||||||
1997 | |||||||||||
1996 | |||||||||||
1995 | |||||||||||
1994 | |||||||||||
1993 | |||||||||||
1992 | |||||||||||
1991 | |||||||||||
1990 | |||||||||||
1989 | |||||||||||
1988 | |||||||||||
1987 | |||||||||||
1986 | |||||||||||
1985 | |||||||||||
1984 | |||||||||||
1983 | |||||||||||
1982 | |||||||||||
1981 | |||||||||||
1980 | |||||||||||
1979 | 神奈川で誕生 |
ビジランテ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者 2012 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2012日本映画プロフェッショナル大賞作品賞、ベスト1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ 2011 | |||||||||||||||||||||||||||
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SR サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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SR サイタマノラッパー 2008 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009映画芸術ベストテン6位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レコード屋もライブハウスもないサイタマ県の片田舎で実家の農業をぽちぽちと手伝うだけの基本ニートIKKU(駒木根隆介)は、毎日ぶらぶらしながら、なんとなくいつの日か世界的なラッパーになるのを夢みている。友人のTOM(水澤伸吾)や後輩のMIGHTY(奥野瑛太)たちと、ヒップホップグループ"SHO-GUNG"を結成、オリジナルトラックを作って、まずはこの町でライブをやろうとするのだが… 今やカルト監督として名高い入江監督の本当の意味での出世作。 常々この作品のことを聞いており、かなり面白いとは聞かされていたが、やっぱりこれは生で観てこそその面白さが分かる。 本作の作りは非常にチープで、まるで80年代のATG作品のよう。途中までは、「ああ、こうやってだらだら続くのね」という感じで観ていたのだが、それが実に心地良い。 物語そのものは単純である。最初の内、何か大きな事をしてビッグになろうと思っているが、具体的に何をすればいいのか分からず、ラップという手段を見つけ、一歩を踏み出したは良いが、それでも軽い挫折を味合わされ続けるという具合に話は展開していく。 まずこの部分の巧みさは言っておくべきだろう。それがとてもリアルなのだ。単なるリアルというか、居心地の悪い空間を敢えて長回しで撮ることで、登場人物達がいたたまれない気持ちになるのをじっくりと見せつける。そのため観てるこちらもなんだか変な空間に閉じ込められてしまった気にさせられてしまう。そんな時間が長々と取られるので、いたたまれないような気にさせられてしまう。観てる側の感情に働きかけられるショットをリアルに作れると言うことだけでも充分に監督の有能性を示している。 「分かりたくないけど分かるわ〜」ってのがここまでの感想になるわけだが、この起伏の少ない物語がちゃんとラストに向かって収束していく過程が見事。 最後の一ショット。あの長回しシーンの果てにある観客との一体感は、これまで積み上げてきた苛つきを瞬時に払うほどのインパクトがある。 これまで散々「夢を持つと言うことはこれだけ痛々しいことなんだよ。と煽っておいて、最後に「でも夢を持っているからこの空間にいられたんだ」と描くカタルシス。実に素晴らしい。 演出面においても、入江監督の代名詞とも言える長回しは本作で完成の域に達しており、敢えて長く時間を取り、しかもカメラを微妙に動かすことで不安を煽る手法としても使われつつ、最後のカタルシスに向けて疾走するカメラワークにも使われる。演出が見事にはまってた。 青春の痛々しさを爽やかに描ききると言う、難しい演出を見事にものにしてるが、それは監督の目線が上からではなく、彼らを仲間として描いているからなのかもしれない。 かつて夢を見ていた人、あるいは夢を諦め切れてない人にとって、とても“イタい”作品であると同時に、背中を押してくれる作品でもある。 |