MOVIETOP

水島努

<amazon>
<楽天>

鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.1(書籍)

_(書籍)
2017 ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
2016 監獄学園〈プリズンスクール〉 OAD 監督
ガールズ&パンツァーOVA「愛里寿・ウォー!」 監督
迷家-マヨイガ-
<A> <楽> 監督
2015 ガールズ&パンツァー 劇場版 監督
監獄学園<TV> 監督
2014 ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! 監督
SHIROBAKO<TV> 監督・音響監督
ウィッチクラフトワークス<TV> 監督・シリーズ構成・脚本
2013 侵略!!イカ娘 オリジナルアニメーション2013SUMMER 演出
げんしけん二代目<TV> 監督・演出・絵コンテ・音響
よんでますよ、アザゼルさん。Z<TV> 監督・演出・絵コンテ
2012 侵略!!イカ娘 オリジナルアニメーション2012SUMMER 演出
ガールズ&パンツァー<TV> 監督
じょしらく<TV> 監督・脚本・絵コンテ
2011 xxxHOLiC・籠 あだゆめ 監督・演出・絵コンテ
+チック姉さん 監督
Another アナザー<TV> 監督
侵略!?イカ娘<TV> 総監督
BLOOD-C<TV> 監督・演出・絵コンテ
よんでますよ、アザゼルさん。<TV> 監督・演出・絵コンテ
2010 よんでますよ、アザゼルさん。 監督・演出・絵コンテ
xxxHOLiC・籠 監督
侵略!イカ娘<TV> 監督・演出・脚本・絵コンテ
おおきく振りかぶって ~夏の大会編~<TV> 監督・演出・絵コンテ
2009 ムダヅモ無き改革 -The Legend of KOIZUMI- 監督
xxxHOLiC春夢記 監督
BALLAD 名もなき恋のうた 脚本協力
こばと。<TV> 脚本
2008 ケメコデラックス!<TV> 監督・演出・絵コンテ
2007 撲殺天使ドクロちゃん2(セカンド)<TV> 監督・演出・脚本・絵コンテ
おおきく振りかぶって<TV> 監督・演出
2006 大魔法峠<OVA> 監督・脚本
げんしけん OVA<OVA> 監督
くじびき・アンバランス<TV> 監督・脚本
xxx HOLiC<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2005 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 監督・演出・絵コンテ
いちご100%<OVA> 脚本・構成
撲殺天使ドクロちゃん<TV> 監督・演出・脚本・絵コンテ
クレヨンしんちゃん(14Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2004 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 監督・脚本・絵コンテ
クレヨンしんちゃん(13Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2003 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード
ジャングルはいつもハレのちグゥ FINAL<TV> 監督・絵コンテ
クレヨンしんちゃん(12Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2002 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 演出・絵コンテ
ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス<OVA> 監督
クレヨンしんちゃん(11Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2001 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 演出
ジャングルはいつもハレのちグゥ<TV> 監督・演出
クレヨンしんちゃん(10Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
2000 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル 演出・絵コンテ
クレヨンしんちゃん(9Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1999 クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 演出
クレヨンしんちゃん(8Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1998 クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 演出
クレヨンしんちゃん(7Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1997 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 演出
クレヨンしんちゃん(6Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1996 クレヨンしんちゃん(5Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1995 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 助監督
クレヨンしんちゃん(4Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1994 クレヨンしんちゃん(3Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1993 クレヨンしんちゃん(2Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1992 クレヨンしんちゃん(1Y)<TV> 演出・脚本・絵コンテ
1991
1990
1989
1988
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965 12'6 北海道で誕生

ページトップへ

タイトル
<A> <楽>
  
物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 2017
<A> <楽>
吉田玲子(脚)
渕上舞
茅野愛衣
尾崎真実
中上育実
井口裕香
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 二度に渡る廃校の危機を乗り切った大洗学園にも日常が戻り、三学期を迎えた。そんな時、元生徒会の川嶋桃の進路が決まっていないことが分かり、推薦を取るためにもう一度戦車道の大会に出場することを決めるのだが…
 2012年に放映されたテレビアニメ
「ガールズ&パンツァー」。放映中から好事家によって好まれ、多くのマニアを生んだ他、様々な波及効果を及ぼしたアニメーションとなった。その後のオリジナルビデオ、劇場も大ヒット。めでたくその続編が作られることとなった。
 形として、テレビでの二期ではなく全6話での劇場公開作品となったが、繰り返し観に来る人も多く、ソフト売り上げも期待できるので、この上映方法で正解。
 で、作品そのものは戦車戦を行い、最初かなりきつい危機に陥るが、主人公の西住みほの機転によって大逆転するというパターンで、テレビと大体フォーマットが同じ。後は学園艦での日常生活とかも細やかに描いていたりと、とても安心できる作品に仕上がっていた。
 おそらくこれから話もきつくなるかと思うのだが、現時点では微笑ましさの方が上で、心地よく観る事が出来た。

 トピックとして大洗学園に新しい戦車が入ったり
(新しいと言ってもマークIVは第一次大戦時に作られたイギリス製戦車で、本作に登場した戦車の中では最も古い)、新しい高校(明らかにフランスをモティーフとしてる)との対戦があったりと言ったところ。
 楽しめたからそれで良し。
ガールズ&パンツァー 劇場版 2015

<amazon>
<楽天>
吉田玲子(脚)
渕上舞
茅野愛衣
尾崎真実
中上育実
井口裕香
瀬戸麻沙美
米澤円
大空直美
高森奈津美
ジェーニャ
能登麻美子
下地紫野
石上美帆
竹達彩奈
飯田友子
藤村歩
中原麻衣
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ガルパン・アルティメット・ガイド 劇場版&アンツィオ戦OVA(書籍)
 第63回戦車道全国大会。実はこれは洋上学園都市大洗女子学園の存続をかけた大きな戦いでもあったが、そこで見事大洗女子学園は優勝を飾ることができた。平穏な日常が戻ってきたと思っていたが、なんと文科省から、大洗女子学園の閉鎖が通告されてしまう…
 2012年に放映された深夜枠のTVアニメ
「ガールズ&パンツァー」。これは女子高生が戦車に乗って実弾を撃ちまくり、しかもそれが家元もある戦車道なる日本古来の女子のたしなみとされるという、はっきり言って無茶苦茶な設定で始められたアニメだった。普通こう言うネタ系アニメはひっそりと埋没していくものだが、この作品については回を追う毎にどんどんファンを獲得していき、今なお語られるアニメの一つとなっている。
 それはこの作品がどんなに無茶苦茶な設定であっても、一つ妥協しないポイントがあったからだと思う。
 それは他でもない。戦車戦の描写である。一台一台の戦車の特性をきちんと把握した上で、作戦上必要な行動を取らせる。この一点に尽きた。ただし、これはスタッフの知識や技量に大きく依存することとなり、最も面倒くさい作りになる。実際、そこをおろそかにして、華やかな女子校生活をメインにするという選択しもあったのだが、あくまで重要なのは戦車戦としていたのが、この作品の最大の成功だった。戦車一台一台が、現実に存在した戦車そのものをきちんと描写しており、女子を見るよりも戦車を見ていたい。いや、どっちも見たいという人にとっては何より嬉しい時間を提供してくれたものだ。
 物語自体は非常に単純化され、戦車戦を行うために物語が作られていたきらいはあるが、その潔さに惚れたファンも多い。

 そんなことで、放映終了後も是非続編をという要望も多く、OVAを経て、ついに劇場版の登場となった。
 そしてこの劇場版、
「凄い」の一言である。
 何が凄いかって言えば、スタッフがこの作品に
何が必要なのかを完璧に把握していたと言うこと。繰り返しになるが、それは、劇場用のふんだんな予算を用いて、戦車戦に特化して描くということに他ならない。
 この戦車戦以外の描写は、正直「ここまで割り切るか?」というレベルで全く描かれてない。存続が決まったはずの大洗女子学園が閉鎖される理由はTV版と全く同じで、その理由として「事情が変わった」以外の説明はないし、その解決方法もTV版と全く同じ。女の子が沢山存在するのに、せいぜいやってることはお風呂に入って親睦をしたり、一緒に寝泊まりをしたりと言った程度。主人公の西住みほには多少描写の枚数が取られているものの、友人との交流や実家との和解と言った描写も必要最小限。ライバルキャラの出現も、ほんの一瞬接触があるだけ。結果、作品の尺の半分以上は戦車戦に取られることになった。
 映画でここまで割り切った描写をしたら、もう「立派!」としか言いようがない。こ
こまで物語をないがしろにしておいて、それでちゃんと面白い作品を作れるんだからもう立派すぎる。

 作品の全てを戦車戦に賭けただけあって、都合二回ある戦車戦の描写は、もう「素晴らしい!」の一言。
 最初に大洗で行われる戦車戦だが、これは戦車戦そのものを人物紹介に充てている。TV版に登場した幾多の高校(その大部分は特定の国の戦車が使用されている)と、主人公の混成戦車チームがぶつかり合うところで、戦いの中で一人一人の個性を描いており、主人公との会話なしにちゃんとコミュニケーションが取れている。しかもそのキャラというのが戯画化された、戦車のモティーフとなった国特有の描写となっているので、性格が把握しやすい。ほとんど会話無しにちゃんとキャラ立てが出来ている。
 しかもこの一度目のエキシビションマッチは個性を把握させるためだけでなく、来るべき本番に備えていくつもの伏線がばらまかれている。
 例えば劇場版初参戦となる日本軍の九五式及び九七式戦車が登場するが、戦車自体の性能があまり高くなく、それをカバーするために、むやみな突撃を繰り返す(どこかの国が昔やっていたことそのものだったりするんだが)、それが味方になってるために、最初のエキシビションでは大洗女子学園は敗北を喫することになる。ここが二度目の本番の戦いでは、それを反省し、教訓とすることで局地戦での勝利を得ることになるし、それぞれが自分達の持つ個性を生かしたり、あるいは反省したりすることで二度目の戦いに備えるようになっていく。この辺は一度だけでなく、何度も見れば、それだけ細かく伏線が張られていることが分かってくるのだろう。
 そして二度目の戦いでは、これまでのライバルが味方になって参戦するというテンプレの燃え展開を経た上で、更なるバリエーション豊かな戦いが展開されることになる。敵である大学混成チームが基本イギリスのセンチュリオンという画一的な戦車を用いているのに対し、ヴァリエーション豊かな混成チーム(ドイツ、ソ連、イタリア、アメリカ、日本の混成)が、それぞれの特性を活かした戦術を張りつつ、新しい戦術を戦いの中で考案していく。ここまで張った伏線を回収しつつ、戦いを通してお互いの気持ちを確かめ合うという構成で、全く飽きることなく見せてくれた。素晴らしい出来である。
 本作の最も重要なところをぶれることなく映画化したその姿勢には改めて感服した。物語は最低。しかしその最低さこそが最大の強味につながる。そんな作品があっても良い。

 あと、これは書くか書くまいかちょっと迷ってはいいたのだが、一応妙なツッコミをいくつか。
 一つには、本作における戦車戦では実弾が使われているという部分。戦車は防弾がしっかりなされているという説明はあるので、それは良いけど、砲撃によって戦車がひっくり返ったり、時にアクロバットな動きを見せた時、中にいる人間はそこら中の突起物にぶつかって大怪我してるのでは?それだけでなく、実弾を防いでも衝撃波を防ぐことは出来ないので、被弾した場合、少なくとも内臓破裂は必至…
 二つ目。戦車の動きだが、観ていると車と同じ動き方をしている部分が散見される。履帯を使用する構造上、カーブ程度ならともかく、戦車が旋回する際は一度動きを止めないと旋回できないはずなんだが、普通にカーブしてるシーンがいくつか見受けられた。
 そして三つ目。この作品の最大の見所は最後の西住姉妹の共闘となるが、これは第二次大戦時のドイツのIV号戦車とティーガーIとの共同作戦でもある。二台の戦車が連携を取って縦横無尽に戦場を駈ける姿は大変見応えがあるのだが、中戦車であるIV号戦車と、重戦車であり、しかも砲塔が非常に重いティーガーIとでは、機動性が全く違う。それが同じ機動性を持つように描く、その点がどうにも気になってしまって(まだまほの乗っているのがティーガーIIでないだけましだが)。
ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です! 2014

<amazon>
<楽天>
湯川淳
伊藤善之
細川修
臼井久人
堂下律明
石垣毅
杉山潔
関根陽一
小岐須泰世
林洋平
菅原慎一
丸山俊平(製)
鈴木貴昭(脚)
渕上舞
茅野愛衣
尾崎真実
中上育実
井口裕香
吉岡麻耶
福圓美里
高橋美佳子
植田佳奈
菊地美香
桐村まり
中村桜
仙台エリ
森谷里美
井上優佳
大橋歩夕
竹内仁美
中里望
小松未可子
多田このみ
山岡ゆり
秋奈
早見沙織
大地葉
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 2005

<amazon>
<楽天>
関一郎
阿久津勝
石川光久
古屋文明
安田正樹
島本雄二
大川のぶよ
吉田剛
入江祥雄
森下勝司
小松賢志
太布尚弘
町田修一
藤本清和
岩崎善浩
関純二
川口徹
白濱なつみ
堂下律明
渡辺哲也
鹿野郁子(製)
櫻井圭記
藤咲淳一(脚)
大原さやか
福山潤
中井和哉
菊地美香
伊藤静
こじまかずこ
望月久代
入野自由
坂本真綾
松尾佳子
柚木涼香
松野太紀
楠見尚己
喜多川拓郎
平川大輔
ふくまつ進紗
小阪由佳
峰あつ子
矢尾一樹
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
xxxHOLiC(コミック)CLAMP
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ 2004

<amazon>
<楽天>
矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
こおろぎさとみ
真柴摩利
林玉緒
一龍斎貞友
佐藤智恵
斎藤彩夏
村松康雄
長嶝高士
宝亀克寿
玄田哲章
大友龍三郎
島香裕
江川央生
川津泰彦
田中一成
大西健晴
今村直樹
坂口賢一
中尾みち雄
服巻浩司
新千恵子
NO PLAN
小林修
大塚周夫
内海賢二
小林清志
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第12作
クレヨンしんちゃん(コミック)臼井儀人
 春日部にある古い映画館で遊んでいたしんのすけ達。しんのすけを除く友達が映画の画面に変な光景が映し出されるのを見る。そしてついついその風景を眺めている内に、いつの間にやらみんなが消えてしまっていた。心配になったしんのすけは家族を連れて再び映画館へ行くのだが、上映終了しているにもかかわらず突然スクリーンで西部劇が上映され始め、その刹那、しんのすけたちは西部劇の町に迷い込んでしまった。しかも先に映画に入り込んでしまった人たちは保安官や夫婦といった劇中のキャラクターになりきり、春日部の記憶を失ってしまっていたのだ。記憶のはっきりしているしんのすけはなんとかみんなを現実に戻そうとするのだが…
 前作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』(2003)は一気に方向転換して子供向きにした感があったが、本作は再度方向転換。マニアックな描写を入れたりして、大人も子供も楽しめる作品に仕上げようとしているのがわかる。本シリーズ特有の線の少ないキャラクタ描写で、元ネタのはっきり分かる人物描写がされているのは上手いし、西部劇ファンだったら
(古いタイプもマカロニもひっくるめて)分かるマニアックな小ネタが満載されているので、見応えはあるし、緊張感もしっかり持続されていた。最後の仲間の力を会わせて!という展開も燃える。
 流石に原恵一監督作と較べてしまうと、パワー不足は否めないながら、普通に観る分なら、充分に楽しいアニメに仕上げてくれた。観てるこちらもほっとした。
 実際本作はかなりバランスが良い。絵も複雑にしすぎず、謎の部分もちゃんと理解できる範囲で用意され、そして最後の団結のパワー。この辺が観てるこっちを熱くさせる。前半の世界観を後半まで持ってこなかったのは、逆に英断だっただろう。そして最後まで残る一つの謎と失恋に終わるしんのすけの初恋。90分弱の中によく詰め込んだ。と思えるような作品だったのは確かだ。
 それにしても、西部の町に出るキャラ描写は見事。クラウス=キンスキーは出るわ、チャールズ=ブロンソンはでるわ、ユル=ブリンナーは出るわで、なんかそれだけでもにやにやしてしまう
(本作は予告と本編が全く違うのも特徴だが、予告でブロンソン似のおっさんが右手を顎に当て「ん〜〜」とやるのには笑えたもんだ。是非このシーンは本編でも使って欲しかった)
 これまで中心的題材であった家族愛部分が極端に小さくなり、しんのすけだけにスポットが当てられる作りは、ちょっと寂しい部分はありだし、最後のオチがやや弱い感じは受けるけど。
 このシリーズでなければ本作はもっと評価されてしかりなんだろうけどねえ。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード 2003
<A> <楽>
茂木仁史
太田賢司
生田英隆
山川順一
和田泰
福吉健(製)
水島努
原恵一(脚)
矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
こおろぎさとみ
林玉緒
真柴摩利
一龍斎貞友
佐藤智恵
石丸博也
高田由美
富沢美智恵
三石琴乃
納谷六朗
玄田哲章
小桜エツ子
鈴木れい子
紗ゆり
草地章江
阪口大助
江原正士
皆川純子
真殿光昭
西川宏美
堀越真己
池澤春菜
松岡由貴
郷里大輔
中村大樹
宇垣秀成
江川央生
遊佐浩二
大西健晴
華原朋美
徳弘夏生
石塚運昇
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 いつものように大騒ぎの野原一家の朝食風景。だが、そこに突然車がつっこみ、車から降りてきた男は野原一家に助けを求めてくる。更にそこに怪しげな組織が現れ、野原一家に「あるもの」を渡せと要求してくる。夕食に用意した最高級焼き肉を食べるため、野原一家は走る!
 前年公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(2002)はアニメ史に残る最高傑作だったが、翌年公開された本作は、監督を原恵一から水島努へと変えての投入となり、どうやら原点復帰を目指して作られたものらしい。
 …それは分かる。特に前2作が設定は無茶苦茶ながら、内容は極めてシリアスだった事も、本作を作る上での問題となったのだろう。ただ、それが成功したのかどうかと言われると…
これまでのシリーズ作品の中でも最低の作品となってしまった感じ
 楽しいところは結構あるのはあるのだ。特に前半のいくつかの映画からのパクリなど、オトナのためのサービスも忘れてないし、スピーディな展開も決して悪くはない。
 ただ、原恵一作品では、一見無茶苦茶な事をやってるように見えていながら、その実は非常に内容がシリアスで、それを見事にギャグ作品に仕上げてる力量が凄いと思ってたのだが、今回は何せ
肝腎なストーリーの核が笑えないギャグだったので、その周辺の演出でいくら頑張ってもしらけるばかりだった。
 これまでのシリーズでは結構重要な役割を果たしていた幼稚園の面々もここでは邪魔しかしてないし、家族がバラバラになって、それで一つに結集していく過程も説得力無し。幼稚園児が東京から熱海まであんな速く行けるかよ。ギャグを作りたければ、幾ばくかのリアリティってのが重要なんだ。それ自体を放棄してしまったら、
単に瞬間的な映像が次々と現れるだけの作品になってしまう…事実本作はその好例だ。
 それに何より、主題であったはずの焼き肉を食べる描写が全然旨そうに見えないのが致命的。焼き肉ってのは、決して高級な食い物じゃない。一人一人がじっくりと時間をかけておいしそうに食べるのではなく、まるで戦争のように相手を押し合いへし合いしながら、生焼けだろうが何だろうが口に放り込んで、怒号が飛び交うようなものでなければ本当においしそうには見えないもんなんだ。そこが分かっちゃいねえ。
 特にアニメの場合、食わせることには大変苦労するからこそ、その苦労を結実させて欲しかったよ。

ページトップへ