Diner ダイナー |
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今村司
堀義貴
池田宏之
井上肇
石垣裕之
瀬井哲也
谷和男
山本浩
千葉均
吉川英作
田中祐介
和田倉和利
伊藤響
伊藤卓哉
甘木モリオ
宇田充
金谷英剛(製) 後藤ひろひと
杉山嘉一
蜷川実花(脚)
藤原竜也
玉城ティナ
窪田正孝
本郷奏多
武田真治
斎藤工
佐藤江梨子
金子ノブアキ
小栗旬
土屋アンナ
真矢ミキ
奥田瑛二 |
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★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
2 |
4 |
1 |
2 |
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高額のアルバイト料にに惹かれて危ない仕事を手伝ったところ、それを見とがめられて組織に捕らえられてしまったオオバカナコ(玉城ティナ)は、命を取られない代わりに殺し屋専門のダイナー“キャンティーン”のウェイトレスにさせられてしまう。このダイナーを仕切るボンベロ(藤原竜也)のテストに受からなかったカナコは殺されるところだったが、すんでのところで機転を利かせ、なんとかそこで働くことができた。このダイナーに通うのはみんな一癖ある殺し屋ばかり。そんな殺し屋達の人間模様を見ることになっていく。
閉鎖空間の中で殺し屋がひしめき合い、そこでの人間模様を見るという、なかなか舞台演出的にぐっとくる設定の作品の映画化。
この作品を映画化する際、蜷川監督は面白い手法を採った。
まず本作は登場するのが全部日本人であるにもかかわらず、設定自体は禁酒法時代のアメリカの地下酒場という設定になってる。これを演出するのに、さらっと流すようなことはしない。登場人物全員がオーバーアクションで、自分の存在感をこれでもか!とアピールしている。手法はほとんど舞台演出だが、不自然な設定の作品を余計不自然な演出でアレンジすることで不思議な作品にさせようとしているのは分かる。
実際この作品の演出は日本人監督では蜷川監督にしかできない。極彩色の舞台の中、アクロバティックな動きと酔いそうになるほどに動くカメラワーク。これは1970年代に一世を風靡したサイケデリック演出だ。
今やサイケデリックなんて言っても大半の人は覚えてないか知らないだろう。それを逆手にとって行ったことで、全く新しい雰囲気を作り出すことには成功してる。前作ヘルタースケルターではうまく成功させた演出だったが、それを狭い空間で全開でぶっ放した感じがある。
1930年代の舞台を1970年代の演出で、2010年代に行う。監督が意識したかどうかは不明だけど、40年周期の作り方という面白い演出になってた。
そんな特異な演出故に特徴のある作品なのだが、演出以外の部分がペラッペラなのがなんともかんとも。
小説だから荒唐無稽は受け入れられるものも、映像化すると陳腐化するものも多い。本作はまさしくそれで、観てると色々痛々しさばかりが目立ってしまって見続けるのが辛い。
その中で気を吐いている藤原竜也は相変わらずのキレッぷりだが、この作品ではそれも浮きまくってしまった。主演の玉城ティナが演出に追いついておらずに個性を見せられなかったのも痛い。
いろんな要素をぶち込んだのは良いけど、ことごとく噛み合わずに終わってしまった感じ。 |
製作年 |
2019 |
製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
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歴史地域 |
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