MOVIETOP

下山天

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2016
2015
2014 キカイダー REBOOT 監督
2013
2012 PIECE 〜記憶の欠片〜 監督
2011 ボクら星屑のダンス 監督
横山秀夫サスペンス
2010 パーフェクト・ブルー 監督
2009 Blood ブラッド 監督・編集
アンタッチャブル<TV> 演出
ゴッドハンド輝<TV> 演出
2008 あしたの、喜多善男<TV> 監督
2007 真夜中のマーチ 監督
2006 ピクニックの準備 監督
2005 アウトリミット 監督
SHINOBI 監督
2004 about love アバウト・ラブ/関於愛 監督
2003 コスメティック 監督
2002 マッスルヒート 監督
2001 金田一少年の事件簿 魔術列車殺人事件 演出
金田一少年の事件簿(3rd)<TV> 演出
2000 弟切草 監督
1999
1998 イノセントワールド 監督
1997 CUTE 監督・脚本・編集
1996
1995 警告!のぞきアリ。 監督
1994
1993
1992
1991
1990
1989
1988 ΦIDEA 助監督
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966 3'6 青森で誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

キカイダー REBOOT

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白倉伸一郎(製)
下山健人(脚)
入江甚儀
佐津川愛美
高橋メアリージュン
原田龍二
中村育二
伴大介
山中聡
長嶋一茂
池田優斗
本田博太郎
石橋蓮司
鶴見辰吾
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
SHINOBI 2005

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久松猛朗
迫本淳一(製)
平田研也(脚)
仲間由紀恵
オダギリジョー
黒谷友香
椎名桔平
沢尻エリカ
りりィ
寺田稔
坂口拓
升毅
虎牙光揮
木下ほうか
伊藤俊
三好健児
石橋蓮司
松重豊
永澤俊矢
北村和夫
物語 人物 演出 設定 思い入れ
甲賀忍法帖(書籍)山田風太郎
 忍者を代表する伊賀と甲賀の二大勢力は同じ発祥の地にそれぞれ伊賀・鍔隠れ、甲賀・卍谷という隠れ里を持っていた。それはただ戦うことだけを目的とした異能者の集まりで、歴史の陰で活躍してきたのだが、徳川家康が天下を統一し、時代は太平の世へと向かい始めていた時、隠れ里の存在は危険と見た服部半蔵は徳川家康に申し出、その二つの郷から五人の手練れを次期将軍の決定権を巡って戦わせ、その間に郷を消し去ろうと提案するのだった。そしてその中には、郷を越えて愛し合う伊賀の朧(仲間由紀恵)と甲賀の弦之助(オダギリジョー)がいた。それぞれの郷の次期頭領として育てられた二人を非情な運命が裂く。
 松竹110周年記念作品として大々的に宣伝されていた作品で、確かに山田風太郎の小説を実写で作り上げていたのは認めよう。
 山田風太郎の小説は私も好きだが、何故好きかというと、この人の描くのはたまらなく通俗性にあふれ、荒唐無稽な忍術合戦が楽しめるから。最近この人の小説を文学と称する人も多いようだが、本人はそれ絶対に喜ばないと思う。この人は子供から大人まで読む人間を楽しませようと夢をふくらませ続けた、パワフルな通俗小説家なのだから。いわば古いSF小説家と同じ。
 だからこの人の小説に文学性を求めてはいけないし、綺麗さもいらない。むしろ忍術合戦と殺陣に特化していれば充分。
 それに特撮ファンとしては、予告で流れた戦闘シーンなんかが結構映えていたのも面白いところだった。失敗だろうと何だろうとかまわない。とにかく観よう!と言う思いから。
 …いや、これは驚いた。
『パール・ハーバー』(2001)並の超弩級作品を見せられるとは!パートパートの画面を除けば、ストーリー、設定、演出全てが無茶苦茶。これを正気で撮ったと思っただけで笑ってしまう
 これまでの私だったら、ここまでの作品を見せられたら怒っていただろう。こんなとんでもないもの見せやがって!と。
 だが、そうはならなかった。むしろ
心の中で大笑いしながら観ていた
 思うに、私は昨年から映画の観方が少々変わったのだと思う。というか、一つのマインドコントロール用の呪文を覚えたと言っても良い。
 すなわちそれは、「『デビルマン』(2004)と較べればマシだ」というもの。そう。『デビルマン』を観る前と観た後では、
価値観が一挙に変わってしまっていたのだ。
 つまり、くだらないと断定した作品だったら、すぐに気持ちを客観的なものに切り替えて、頭の中で楽しくツッコミを入れることが出来るようになった。
 そう言う意味では、本作は
もの凄く楽しかった。何せ分単位どころか秒単位でツッコミを入れられるのだから。
 だから物語そのものの評価には目を瞑り、久々にツッコミ部分を書いてみよう(真面目にレビュー書いてたら怒りたくなるから)。何せ秒単位のツッコミが可能な作品。書く気になれば、それこそ延々と書けるけど、その中でも一部を。
<まず言葉の問題。現代語と江戸時代の言葉がごっちゃになってるのはともかく、全てが標準語で語られるし、話し言葉だけでなく、書いてる言葉まで楷書体できっちりと観てる側が理解できるように出来ている(これは配慮と取られるかも知れないけど)。少なくとも「我々」とか言葉を使って欲しくなかったところではある。
 隠れ郷の描写だが、卍谷はともかく、鍔隠れの郷は凄い。河川敷どころかそれなりに水量のある川の横に郷がある。雨が降ったら即床上浸水決定!台風が来たらその度ごとに郷を作り直す必要あり…きっと異能者の集まりだから、雨が降ったらだれかが(「帰ってきたウルトラマン」の)ウルトラバリアを張って浸水を防いでいるんだろう。うん。
 隠れ郷の割に、郷の人間が着ている服がみんなカラフルな上にまるで洗い立てのようにぱりっとしたものばかり。更に言わせてもらうと、みんな顔がまるで化粧をしたみたいにさっぱりしてる。
 お幻の葬儀は水葬のようだが、これは補陀楽浄土を目指して実際に行っていた地域はあるが、それは海とか大きな川とかでないと出来ない。あの程度の水量の川だったら、悪くすれば数十メートルで岸に激突。あれが郷での普通の埋葬だったら、鍔隠れの下流には白骨死体が延々とつながっていることだろう。
 幻之助の忍術は『サイボーグ009』に登場した加速装置みたいなもんだろうけど、この忍術は凄いよね。多分重力までねじ曲げることが出来るんだろう。落下速度まで速いんだもの。
 柳生一族による隠れ郷への攻撃。隠れ郷の人間は全く危機感がないのか、火矢が撃ち込まれる瞬間まで近寄っていたことに気づかなかった。異能者の集まりのはずだけど、よくこれで400年も保ったものだよな。しかも卍谷の何人かは変な予知能力があるのか、爆発が起こる前に吹っ飛んでるよ。
 幻之助と朧の決戦で、砂浜に残っていたのは幻之助の足跡だけ。演出としてはこれは良かったんだけど、駆け寄ってたはずなのに、まるで慎重に一歩一歩歩いていたような足跡しか残ってない。流石忍者だ。
 朧の決死の讒言を聞いて隠れ郷への攻撃を中止する家康。書状は一体どれだけの速さで郷まで届いたんだろう?攻撃が始まってすぐに中止の命令が入るわけだから、ファックス並みのスピードで届かせた訳だろ?何を使ったんだろう?
 そういえば幻之助の鷹は登場の度に大きさが変わってたし、幻之助と朧の逢い引きの場所はいつも川の流れが違っていた。ラストシーンでは清流に手を差し込んだ朧が立ち上がった途端、水は濁流のように流れていた。凄い川だ。>

 …と、まあ、思いつくまま。DVDをゆっくり観ながら脇でこれ書いてたら、一体どれだけツッコミが書けるか。
それはそれでやってみたくもあるな

 とにかく楽しい作品だから、笑って観られる環境があったら、一見してみることをお薦めする。点数の低さは、むしろ楽しませてもらった分、敬意を表して。と受け取っていただきたい。
マッスルヒート
<A> <楽>
児玉守弘
谷徳彦
濱名一哉
中沢敏明
大岡大介(製)
大石哲也
金剛(脚)
ケイン・コスギ
哀川翔
橘実里
金子昇
李耀明
ケン・ロー
橋本真也
高山善廣
冨家規政
渡辺典子
竹中直人
渡辺いっけい
加藤雅也
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 2009年。東京は無秩序状態と化していた。瞬間的に筋肉を増強するが、常用するとやがて廃人になってしまうという新種の麻薬“ブラッドヒート”の力を用いて行われる“マッスル・ドーム”と呼ばれる殺し合いの地下プロレスが流行る中、元米国海軍特殊部隊のジョーは(コスギ)は日本の警察官桂木亜久里(哀川翔)と共に極秘任務で地下プロレスの黒幕で香港マフィアのボス黎建仁を捕らえるため、犯罪シンジケートに潜り込む。だが、黎建仁をすんでの所で取り逃がしてしまい、更に桂木は捕らえられてしまう。ジョーは桂木の妹でやはり刑事の桂木亜加音(橘実里)と共に、再度シンジケートへの潜入を試みるが…
 『バトル・ロワイアル』(2000)に触発されてか、日本でもこういったアクション作品が作られるようになったのは結構嬉しい。更に
設定がモロにB級SFってのも、私にとってはとっても嬉しい(笑)
 アメリカでニンジャ・ブームを引き起こしたショー・コスギの息子で、体術にかけては明らかに親父より見栄えのするケイン・コスギ
(日本名小杉健。日本の某特撮番組で“アメリカン・ニンジャ”というあまりにもできすぎた設定でレギュラーも張ってたが…)を主役に、香港からアクション監督を呼んで作られただけに、アクションに関しては申し分なし。
 ストーリーは、所詮B級だと開き直って観る分には楽しめるし、キャラも結構立ってる
(こういった作品には必ず出てくる竹中直人も良いね)
 難を言えば敵役に魅力が薄いのと、日本で作られた作品なのに主役が日本語を喋れないってのはちょっと致命的だったんじゃ?
 かなり気に入った。
弟切草 2000

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原正人
小川真司
仙頭武則(製)
中島吾郎
仙頭武則(脚)
奥菜恵
斉藤陽一郎
大倉孝二
松尾れい子
minoru
物語 人物 演出 設定 思い入れ
弟切草(書籍)長坂秀佳
 ゲーム会社のアルバイター菊島奈美(奥菜恵)は、突然現れた弁護士から、実は彼女は残酷絵で世界的に知られた画家・階沢蒼一が本当の父親であり、その階沢蒼一が死んだと言うことを聞かされる。奈美は自分のルーツを知るため、元恋人のゲーム会社社長の松平公平(斉藤陽一郎)と共に亡父の遺した屋敷へと向かう。そこは、深い山中、弟切草に覆われた洋館だった…
 元ネタは同名ゲームで、ゲーム界にヴィジュアルノヴェルというジャンルを打ち立てた記念すべき名作
。更にゲーム脚本家による小説家長坂秀佳(昭和の東映特撮を知っている人には懐かしい名前)、そしてついに映画化。と言う鳴り物入りで公開された作品。
 多分この映画の製作にあたって、スタッフは全く新しい映画作りを目指したのだと思う。現実とゲーム内の非現実を同時に画面に出し、自分が今何を“見て”いるのか、その足場を不安定にさせようとしたのは分かる。そして全てをディジタルビデオで撮影し、更に現実感を喪失させようとしている。
 …狙いは分かりすぎるくらいに分かる。これだけを言うと、なかなか面白い作品のように思えてしまうのだが、蓋を開けるとさにあらず。
まっすぐゴミ箱行きが一番似合う作品に仕上がってしまった
 現実と非現実の境目を無くし、観ている人間を不安に陥れると言う方法は、実は昔からよく使われる手法で、
実は全然目新しくない(映画においてはヒッチコックの『めまい』(1958)という見事な作品がある)。特に小説では80年代に小説を書こうとした年端もいかないバカヤロウが大挙してその手の作品を書き殴っていた(そのバカヤロウとはまさにこれを書いてる本人も含まれる…自分で書いてなんだが、ちょっとグサッと来たな(笑))。これはゲームから来たから仕方ないとは言え、洋館が舞台ってのもあんまりにもステロタイプ。しかも隠し部屋はあるは、神出鬼没のキャラはいるは、これは綾辻行人の小説か!(済みません)。内容で言っても、会話のテンポも悪い上に緊張感がない。更に画面を荒くしたのはわざとだろうが、全編に渡って暗く作っているので、画面で何をやってるのか、とにかく分かりづらい。ストーリーに魅力がないため、目をこらして観ようと言う気にもさせない。
 ラストのオチも「あ、そう。だから何?」の一言で済ませられる。
そこに至るまでに観る気がなくなってるので、多分どんなオチであってもそう言うだろう。
 確かに製作費は少なくて済んだのかも知れないけど、映画は映画。これを劇場に観に行った人にはまことに気の毒としか言いようのない内容だった。

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