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武内英樹

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鑑賞本数 3 合計点 10 平均点 3.33
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2014 テルマエ・ロマエII 監督
2013 独身貴族<TV> 監督
女信長<TV> 監督
2012 テルマエ・ロマエ 監督
2011 全開ガール<TV> 演出
2010 のだめカンタービレ 最終楽章 後編 総監督
2009 のだめカンタービレ 最終楽章 前編 監督
2008 ホームレス中学生 演出
2007 のだめカンタービレ in ヨーロッパ<TV> 演出
ファースト・キス<TV> 演出
2006 電車男DX〜最後の聖戦〜 演出・製作
のだめカンタービレ<TV> 演出
小早川伸木の恋<TV> 演出
2005 電車男<TV> 演出
2004 大奥 第一章<TV> 演出
FIRE BOYS ファイアーボーイズ・め組の大吾<TV> 演出
2002 ロング・ラブレター〜漂流教室〜<TV> 演出
2001 できちゃった結婚<TV> 演出
カバチタレ!<TV> 演出
2000 きらきらひかる3 演出
バスストップ<TV> 演出
1999 彼女たちの時代<TV> 演出
1998 神様、もう少しだけ<TV> 演出
1997 ナースのお仕事2<TV> 演出
1996 みにくいアヒルの子<TV> 演出
1966 10'9 誕生

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テルマエ・ロマエII

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石原隆
市川南
石川豊
青柳昌行
稲葉直人
菊地美世志
小沢禎二
宮崎慎也(製)
橋本裕志(脚)
阿部寛
上戸彩
北村一輝
竹内力
宍戸開
笹野高史
市村正親
キムラ緑子
勝矢
琴欧洲
菅登未男
いか八朗
松島トモ子
白木みのる
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
テルマエ・ロマエ(コミック)ヤマザキマリ
 現代の日本にタイムスリップすることで最新のテルマエ(浴場)技術をローマに持ち帰り、ハドリアヌス帝の信頼を得たルシウス(阿部寛)。元老院からコロッセオのグラディエーターを癒すテルマエを作るよう命じられたルシウスは、又してもタイムスリップをして、日本へとやってきた。そこでルシウスが見たのは、相撲取りが入ってる公衆浴場だった…
 ヤマザキマリの漫画の映画化で、スマッシュヒットを飛ばした『テルマエ・ロマエ』続編。
 一作目がヒットしたことを受けての続編だが、
基本的に構造を全く変えてないのが特徴か。前半部分はルシウスが現代日本にやってきて、浴場の先端技術を手に入れ、ローマに戻って、浴場革命を起こす部分がコミカルに描かれる。徐々にローマで抜き差しならない事態へと陥り、最後にローマにやってきた山越真実(上戸彩)の協力で事態を回収させるというパターン。構造は全く変わってない。
 これをどう考えるか。
 成功したパターンを踏襲したと言えば聞こえは良いが、これは
逃げだろう。それなりに大作として作られた本作は、外すことが許されない。だから、いかに面白いものを作るかよりも、いかに外さないかの方に集中され、結果、ヒットした前作と全く同じパターンで作られたと言う流れかと思われる。
 テレビではそれも良いけど、映画でそれをやると大分興ざめ。金出して全く同じものを観させられると、何とも言えぬ脱力感を感じてしまう。物語がそれなりに完成しているのが、かえって興を削ぐ。
 日本にはこういったプログラムピクチャーは数多くあって、これまでもヒット作を受けた続編って、こんな感じで作られてはいたのだが、ここまで全く同じものを作ったってのは多分例が無いんじゃないかな?

 物語を完成させるために、史実を完全にねじ曲げてしまっているのも問題かな?動かせない歴史という枷の中で、どう映画を作るかという意気込みも感じられず。

 それでもそれなりに笑えたし、単純に楽しむことは出来たので、点数はそれなりに上げさせてもらった。
テルマエ・ロマエ 2012
2012日本アカデミー主演男優賞(阿部寛)、美術賞
2012ブルーリボン主演男優賞(阿部寛)
2012毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞日本映画部門
2012ヨコハマ映画祭主演男優賞(阿部寛)

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武藤将吾(脚)
阿部寛
上戸彩
北村一輝
竹内力
宍戸開
勝矢
キムラ緑子
笹野高史
市村正親
外波山文明
飯沼慧
岩手太郎
木下貴夫
神戸浩
内田春菊
松尾諭
森下能幸
蛭子能収
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
テルマエ・ロマエ(コミック)ヤマザキマリ
 五賢帝として知られるハドリアヌス帝時代のローマ。熱心な浴場技師のルシウス・モデストゥス(阿部寛)は、その熱心さが災いして仕事を回してもらえなくなってしまった。そんなルシウスが友人に誘われた浴場で溺れてしまった。そして気がつくとなんとそこは現代の日本の銭湯だった。そこから得られた技術をローマに帰る度に浴場の設計に活かすことにより、ルシウスは技師として有名になる。ただし、彼が日本に来る時、そこには必ず新人マンガ家の山越真実(上戸彩)がいた…
 このところ突発的に人気の出るマンガがネットに登場するようになり、私もかなり出遅れることが多いがそう言った作品を読むことが多くなった。実際話題になるだけ合ってそれらのマンガは本当に面白いものが多い。原作である「テルマエ・ロマエ」もそう言った形で目にすることになった作品だが、本当に面白かった。
 それが映画化。しかもルシウス役として、日本で作るとしたら“こいつ以外にいない濃い顔男”阿部寛とあっては期待せずにはいられない。
 奥さんにも半ば無理矢理原作を読ませて予習させて二人で行ってきた。
 そして一見。
 面白い。それは確かだ。要所要所できちんと笑わせてくれるし、物語としても一話完結のマンガをきちんと実際の歴史と絡めて物語としてまとめており、一本の長編としてまとまっている。脚本の練り込み方がしっかりしている事を感じさせてくれる。
 映画の強みというのもよく分かっていて、例えば原作ではあまり言及されることの無かった当時のローマの歴史的背景をきちんと画面で説明して見せたりと、マンガよりも親切になった部分は数多く見受けられる。実際イタリアに行って行ったロケも、テレビドラマ
「ROME」のセットを丸ごと使ったという豪華版で、それだけでもかなりきちんと当時のローマを描写したと言えるだろう。
 何よりキャラが良い。よくぞここまで、という位濃い目の顔をした日本人を惜しげもなく多量に投入し、一大キャラ目録(ただし、濃い顔に限る)のような風情もある。

 実際褒めるべき所はたくさんある作品ではある。高評価を上げるにも吝かではないのだが、何となく引っかかる。
 それが原作を離れている部分があるからなのか、あるいは歴史設定の甘さか、はたまた物語が単純すぎたのか、私にとって好きな原作エピソードが入ってなかったからか…
 少し整理してみよう。
 原作から映画にする際、本作が行ったことを一言で言えば、物語化ということだろう。基本コメディベースの原作を、ただつなげただけでは映画にはならない。そのために必要な措置として上戸彩を出して恋愛要素を加えたことは、映画的には間違っていない。それに一つ一つのエピソードを抑え目に、テンポ良く行っているのも。
 …
そこか
 他の人はともかくとして、私が原作で楽しかった部分とは、日本の銭湯で得た技術がローマでどのように受け取られているのか。と言う箇所にあったのだ。ローマ人の創意工夫によってどれだけ日本の風呂屋を再現できるのか。当時では再現できないところはどこなのか。その辺悩みつつ、ローマの風呂を作っていく過程。ここをたっぷり時間を遣って、どれだけ先進的な技術だ。と言う事を示してくれれば良かったのだが、その部分まであっさりと流してしまったところに問題がある(ローマロケが時間なかったので、そこまで手が回らなかったという事実はさておき)。
 原作では、当時のローマのテルマエがどのように用いられ、どのように不便だったのかがしっかりと描かれ、その上でその不足分を補うように日本の銭湯の技術が用いられたと言うことをしっかり描いてくれ、それが一番の面白さだったのだ。
 原作の面白さというものが映画を観ることによって理解できた。
 それをやったら映画としては今ひとつになっていたのかも知れないが痛し痒しというところか。

 あと細かい設定に多少難があったりもする。例えばルシウスは西暦という言葉を口にしたが、西暦(Anno Domini)という言葉が出来たのは6世紀になってから。ハドリアヌス帝が行ったのは東征であり、西征ではないとか、歴史を知っていれば分かることが(親切にも)無視されている辺りとか。
 ま、映画としては間違えちゃいないのだから、これで正解と言えるのかもしれないんだが。
のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009

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亀山千広
若松央樹
石原隆
和田行
吉羽治
畠中達郎
島谷能成
前田久閑
和田倉和利(製)
衛藤凛(脚)
上野樹里
玉木宏
瑛太
水川あさみ
小出恵介
ウエンツ瑛士
ベッキー
山口紗弥加
山田優
谷原章介
なだぎ武
チャド・マレーン
福士誠治
吉瀬美智子
伊武雅刀
竹中直人
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
のだめカンタービレ(コミック)二ノ宮知子
 プラティニ国際音楽コンクールでみごと優勝に輝いた千秋(玉木宏)は、老舗のルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に迎えられる。しかし、マルレ・オケは資金不足のために多くの団員が辞め、集客率も低下しているという事実に愕然とする。一方、コンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励むのだめは、すっかり新婚気分だったが…
 人気マンガ原作のテレビシリーズの完結編。テレビドラマの方は大ヒットし、かく言う私も大いに楽しませていただいた。
 テレビドラマがヒットすると、映画化するというのは最近の流れ。これは確かに
不確定要素の強い映画では、一定のヒットを望めるという意味では意味があるだろう。ただ、この傾向はあまり好きではない。ドラマの方でもきちんと終わらせることなく、いかにも。な引き方をするし、「続きは劇場で」的な客引きに思えてしまう。そもそもがテレビシリーズの方を映画の予告のように作ってしまう姿勢も本来の趣旨から離れているようにも思えるし。だから好きなドラマであっても、映画版はDVDがでてからレンタルで。というのが私の基本スタイル。
 それが何でこれだけを劇場で観る気になったのか。それが今に至るも明確な答えはない。ただ、何故か
「これは観なくてはならない」と言う思いに駆られた。としか言いようがない。まあ、何を言っても弁解にしかならないだろうが

 …とは言え、本作は実際に巧く作られた作品であるのは事実。それに少なくとも、本作に関しては、劇場でかけられる意味はちゃんとある。
 本作が映画としてちゃんと成り立っている要素はたった一つ。コンサートの描写を映画でやる。これだけで充分。
 「のだめ」が他のドラマと違っているのは、
この作品の主題がオーケストラであり、物語の中心が音楽、しかもクラシックコンサートであるという所にある。
 テレビシリーズの方では、予算諸々の都合上、人間ドラマの方に主題が取られざるを得ない。クライマックスに音楽を持っていき、それを劇的に描くために人間ドラマを積み重ねる。と言う形を取っていたし、テレビではこの方法は正しい。
 対して映画版の方は、音楽の重点をかなり増し、コンサートの合間にドラマを展開させる方法を採った。予算も時間もふんだんにある分、海外ロケもたっぷり時間を使えるし、フルオーケストラでの演奏風景もきっちり作れる。
 そしてそれは大正解。劇場の音響でクラシックのコンサートが聴けるってのは、なんて贅沢な楽しみ方だろう。ちょっと音響の良い映画館で本作を観たが、ドラマよりもむしろそっちの方で幸せな気分にさせていただいた。
 コンサートを中心にすると言うことは、音楽パートの時間を相当に使うことであり、そのために前後編にせざるを得なくなったが、じっくり時間をとってくれたおかげで、
本当に贅沢な時間を過ごさせていただいた。おかげで是非後編も観たくなった。
 これはビデオで観るには勿体なさすぎる。劇場で観てこそ意味のある作品なのだ。劇場で作る必然性と言うものを体現したような作品といえるだろう。

 多少文句を言わせていただければ、音楽の割合が大きすぎたため、ぶっ飛んだのだめの姿の描写が少々後退していたと言うところだが、短い時間でアニメーションまで使ってたっぷり演技させてるので、文句は言えないか。その部分は後編の楽しみにさせていただこうか。

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