|
|
||||||||||||||||||||||
|
2022 |
|
||||||||
2021 | 漁港の肉子ちゃん 監督 | ||||||||
|
|||||||||
2020 |
|
||||||||
2019 | 海獣の子供 監督 | ||||||||
2018 |
|
||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
2017 | |||||||||
2016 |
|
||||||||
2015 | 団地ともお スペシャル ~夏休みの宿題は終わったのかよ?ともお~ 監督・コンテ | ||||||||
|
|||||||||
2014 | 宇宙兄弟#0(ナンバー・ゼロ) 監督 | ||||||||
大きい1年生と小さな2年生 監督 | |||||||||
|
|||||||||
2013 |
|
||||||||
2012 |
|
||||||||
|
|||||||||
2011 | |||||||||
2010 | |||||||||
2009 | ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史 メカニックデザイン | ||||||||
2008 | ドラえもん のび太と緑の巨人伝 監督 | ||||||||
2007 | ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~ おまけ映像 | ||||||||
2006 | ドラえもん のび太の恐竜2006 監督・脚本 | ||||||||
2005 |
|
||||||||
2004 | Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン! アシHAポン! 監督・脚本 | ||||||||
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 作画監督 | |||||||||
2003 | Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン 監督・脚本 | ||||||||
ドラえもん のび太とふしぎ風使い 作画監督 | |||||||||
2002 | ぼくの生まれた日 監督・作画監督・絵コンテ | ||||||||
2001 | がんばれ!ジャイアン!! 監督 | ||||||||
2000 | ドラえもん おばあちゃんの思い出 監督・作画監督 | ||||||||
1999 | のび太の結婚前夜 The night before a wedding 監督・作画監督 | ||||||||
1998 | 帰ってきたドラえもん 監督・作画監督 | ||||||||
1997 | |||||||||
1996 | |||||||||
1995 | |||||||||
1994 | |||||||||
1993 | |||||||||
1992 | ドラえもん のび太と雲の王国 作画監督 | ||||||||
1991 | ドラえもん のび太のドラビアンナイト 作画監督 | ||||||||
やじきた学園道中記 牡丹慕情編 脚本 | |||||||||
1990 | ドラえもん のび太とアニマル惑星 作画補佐 | ||||||||
1989 | |||||||||
1988 | |||||||||
1987 | |||||||||
1986 | |||||||||
1985 | |||||||||
1984 | |||||||||
1983 | |||||||||
1982 | |||||||||
1981 | |||||||||
1980 | |||||||||
1979 | |||||||||
1978 | |||||||||
1977 | |||||||||
1976 | |||||||||
1975 | |||||||||
1974 | |||||||||
1973 | |||||||||
1972 | |||||||||
1971 | |||||||||
1970 | |||||||||
1969 | |||||||||
1968 | |||||||||
1967 | |||||||||
1966 | 9'3 東京で誕生 |
漁港の肉子ちゃん | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お肉の塊のような体格で、“肉子ちゃん”と呼ばれている見須子菊子はいつも元気だが、恋多き彼女はいつも男に騙され、その度ごとに住んでいる場所を変えていかざるを得ず、今は東北の小さな漁港で焼き肉屋の看板娘をしていた。そんな肉子ちゃんの娘キクりんこと見須子喜久子は、思春期を迎え、少々母との関係に気詰まりを覚え始めていた。そんなキクりんが、小学校や家庭で味わう様々な事件。 2021年は未だコロナ禍の中にあって、何本かのアニメ作品が劇場公開された。その中でちょっとだけ話題になったのが本作。上映館はあまり多くはなかったが、明石家さんまがプロデュースをしたということでテレビではちょくちょく流れていた。 でも芸能人がバックアップする映画って、そうたいしたこともあるまいと劇場はスルーしてしまったのだが、映画好きの中でもかなり評価が高く、その時は観ておけば良かったか?という思いはあった。そして比較的早くテレビ放映されたことで観てみたのだが、なるほどこれは確かに上手い作品だわ。 本作にSF的要素は一切無く、田舎の漁村での母子の日常を中心に、思春期に突入している主人公のキクりんの感情を丁寧に描く感じで展開していく。最近ではSF要素なしの作品はほとんど作られなくなったが、昔は割とこう言う作品が合ったし、作り方によってはこっちの方が受けるはずである。ある意味ニッチな部分に正面から切り込んだ設定が良かったし、これにゴーサインを出した製作陣にも拍手を送りたい。 本作の特徴は、顔の全く似てない、しかも同じキクコという名前の母子という設定の違和感が、物語が進むにつれて分かっていくという軽いミステリー要素と、思春期を迎えた主人公のキクりんの微妙な感情を丁寧に描くことでしっかりとした見応えを作っているし、肉子ちゃん役の大竹しのぶのおっとりした喋り方が妙にはまってる。 こんなにリアルならば実写で作っても良かったのでは?という話もあるが、そうではなく、アニメだからこそ得られる良さというのがあるのだ。 簡単に言えば、それは実写の文脈とアニメの文脈の違いである。実写の場合、演じる役者自身の個性が入ってくるため、小説をそのまま映像化することは難しいが、逆にそれが新しい魅力となることも多い。一方アニメだとかなり小説そのものを映像化させることが出来る。どちらを取っても良いんだが、アニメだからこそ、原作の良さをかなりそのまま映像化出来る利点があって、それを最大限活かせれば見事な作品になってくれる。そして本作はそれに適応した好作であると言って良かろう。 一見単純で複雑な親子関係、世間と大分ずれた感覚の親を見る娘の視点。これは『じゃりン子チエ』(1981)を思わせる好設定だし、更に以外に奥行きのある物語と、ちょっとした恋愛要素も入れてとても豪華な話になっていた。 ニコニコしながら観られる一方で物語そのものにも引き込まれる。凝縮された上質の朝ドラを観てる気分で見応え充分。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ドラえもん のび太と緑の巨人伝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008日本アカデミーアニメーション賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
ドラえもん のび太の恐竜2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スネオの持つ恐竜の爪の化石を見せびらかされたのび太は、スネオやジャイアンの前で思わず本物の恐竜を見つけてみせると約束してしまう。ドラえもんにも呆れられてしまうが、のび太はひとりで恐竜の手がかりを探していき、ついに不思議な土の塊を見つけた。のび太はこれを恐竜の卵だと信じ、孵そうと温め続けるのだが… そもそもオリジナルは『映画 ドラえもん』の第一回作品として選ばれた作品で、作品としてもかなりの力が入ったもので、出来も良かったため、新生第一回としては選択は間違ってない。むしろ大いに歓迎されるべき作品とも言える。 さて、その出来だが、確かによく出来ている。尤これはオリジナルが良いためだとも言えるのだが、リメイクに当たり、オリジナル版にあった“原作臭さ”を出来るだけ払拭しようとしていることが見て取れる。そもそもオリジナル版は冒頭部分が藤子・F・不二雄による普通の短編の一つで、それを膨らませると言う、いわば原作に負った部分が大きいし、テレビ版とのび太らの性格を変更するのも、ややおっかなびっくりと言った風情があった。そのためいくぶんか中と半端さを引きずっていた訳だが、それもすでに20年以上の年季が入ったシリーズとなり、その辺とてものびやかに作られている。後はディジタルとなって表現の幅が一気に広がったのも大きいだろう。描写に関してはオリジナルを超えた雄大さを持っている。故人となった藤子・F・不二雄の遺志を継ぎつつ、更なるステップアップを果たした『ドラえもん』がここにはある。 それで、声優に関しては…やっぱり違和感あるのは仕方ないところか。もう20年くらいもテレビで『ドラえもん』観るのから離れてしまっているし、何より耳になじんでいる声が変わってしまったのはちょっと勝手が違ってしまう。新声優たちもよくやってるとは思うのだが、いかんせん最後まで違和感が抜けることがなかった。 オリジナルあってこその作品とはいえ、いろいろ頑張ってることが分かって嬉しい。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|