08'06'29 | カーラの狼上 ダーク・タワーV
前の巻の舞台が「ザ・スタンド」だったが、今回は「呪われた街」の登場人物であるキャラハン神父が登場。色々な作品をザッピングして作られているのがよく分かる。ここでは新しい場所で言葉遊びが多いので、結構読みにくい話でもあり。 |
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08'06'27 | 金色のガッシュ33 (著)雷句誠 <amazon> ついに現れたクリアの真の姿。それはあらゆるものを消し去ろうとする禍々しいまでの「力」の固まりだった。桁違いの力にガッシュとブラコの最大呪文さえもまるで歯が立たない。最早これまでと思われたその瞬間、清麿の持つガッシュの本が金色に輝き始める… いよいよ最終巻。最強の魔物クリアとの戦いの決着と、最終的に誰が魔界の王となるのか。という最後の戦い、そしてガッシュと清麿との別れが描かれていく。かなり長い話になったが、終わり方もかなりきっちりと終わらせてくれた。 最強の敵との戦いと言うだけあって盛り上がり方も凄く、絶体絶命の危機に、ガッシュを守るべく数々の魔物達が駆けつけ、最強呪文を次々に繰り出してくることになる。当然ほとんどのキャラクタは初めての技を出すことになるのだが、それが一々はまってる。まあ、やっぱりというか登場したビクトリームは相変わらず笑わせてくれるキャラだが。とりあえずこれで一通り終了。読むマンガも又減っていくことになるだろう。 |
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08'06'26 | クレィドゥ・ザ・スカイ (著)森博嗣 <amazon> 入院先の病院から脱走したキルドレの“僕”。記憶も定かでない“僕”はかすかに残る記憶を足がかりに彷徨い、心当たりの人々を訪ね歩く。だが“製品”の故障を喜ばない企業は“僕”を付け狙っていた。何故逃げるのかさえも分からないまま、“僕”は行く先々で現れる草薙水素の影と共にひたすら逃げ回る。 「スカイ・クロラ」シリーズの一応の最終巻(もう一巻出るそうだが)。物語は主人公が一体このシリーズの誰なのか最後まで分からないまま展開し、ラストで誰かがはっきりするのだが、読んでる最中は、これがカンナミなのかもしれないし、クリタなのかもしれない。あるいはクサナギか?ということを考えながら読むことになるが、実際にラストになって誰だか分かっても、不思議な余韻を残してくれる。このシリーズの中では一番不思議な物語になってるのは確か。あるいはクリタ=カンナミという解釈もあり?そうなると、本作は「スカイ・クロラ」の直前の話と言うことになる。 |
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08'06'22 | 喰いしん坊13 (著)土山しげる <amazon> 満太郎と西山との肉まん勝負はついに決し、その真っ正面からの戦いに会場は大いに沸いた。そして準決勝は富津と西山のOKFF同士のハンバーガー勝負、そしてTFFから脱会し、OKFFに入った鳥飼とハンター錠二との戦いへと移っていく。 喰いワン準々決勝戦。主人公の満太郎は一足先に決勝進出を果たし、後は残りの3人が誰になるのか。それも今巻でほぼ決定。後最後の一人はほぼ決定だろうから、後はその決勝がどうなるか。と言うところだろう。邪道対正道の戦いでは、少なくともここまでは全て正道が勝ってることになるね。 |
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08'06'20 | クリスタルの再会 グインサーガ118
パロ到達によって劇的な出来事が起こるのかと思ったのだが、少なくともこの巻ではほとんど動きはなく、本当にグインがリンダと再会した。と言うだけの話になってしまった。物語が本当に動くのは次巻になるのかな? |
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08'06'18 | グレート・ギャツビー (著)フランシス=スコット=フィッツジェラルド <amazon> 大学を出てニューヨークで株の仲買人となった“ぼく”の借りた家の隣の邸宅に越してきた男がいた。年齢こそ“ぼく”と同じくらいだが、落ち着いた雰囲気と大金を持つ謎の存在。そんな彼は何かと“ぼく”を気にかけてくれるのだが… アメリカ文学の一つの頂点を示すとまだ言われるフィッツジェラルドの傑作。当時のアメリカにはかなりのセンセーションを巻き起こした作品らしいが、表現とか過激度においては、今となっては見るべき所はない。出版された当時のアメリカというものを考える必要と、不倫を正当化してしまうタブーに挑戦した作品であるとは言えよう。しかし渡辺淳一あたりの文芸作品と何が違うのか?と言われると、それまでって気もするんだが。 |
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08'06'15 | 荒野の蒸気娘3
既に読む気を失った「るくるく」と較べ、本作は基本お気楽な旅を続けつつ、その奥にいくつもの重い設定が見え隠れ。かつての「ワッハマン」を多少なり思い起こさせてくれる作りになってる。そう言う意味ではかなり面白い感じ。本作でアリスのもう一つの人格アビゲイルが出現。これがなかなか素敵な性格で、こいつが一体どんな関わりを持つやら。いずれにせよ主人公のジョンはますます逃げられなくなってしまった。 |
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08'06'14 | カオスレギオン 聖戦魔軍篇
なんでも元はゲームとのコラボ企画で新人のラノベ作家に小説版を書かせたらしい。ゲーム自体はやってなく、小説の方も、最初の内は軽めのファンタジーだとばかり思っていた。 しかし中盤以降どんどん著者らしさが現れてきて、かなり骨太な物語へと変わっていった。 今ひとつ小説としてのバランスは良くないけど、ライトノベルでよくここまで書いたもんだと感心はできる。 |
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08'06'11 | 図書館危機
三巻となり、郁も随分成長してきたことが明らかに分かるつくり方と、どうやらしっかり落としどころを見据えた上でのストーリー展開。なかなかしっかりしたものを感じ取れる。読み応えもあるし、そこに楽しさがうまく混在しているので評価高い。女性ならではの視点も面白い。 |
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08'06'08 | 喰いしん坊12 (著)土山しげる <amazon> 喰いワン準決勝戦。満太郎はかつて屈辱を味わった横川との一騎打ちとなった。勝負食は予想通り豚マン。進化した丼食いを披露する横川に対し、満太郎の選んだ方法とは… 第1巻で負けた相手との一騎打ち。今回の見所は満太郎が一見邪道食いするかのように見せながら、実は…という意外性のある展開で、なかなか劇的な見せ方をしてくれている。その他、前にOKFFに二度に渡って敗北したTFFの熊田が甘味勝負をかける姿もあり。ただ、羊羹の一気食いってのは、読んでるだけでかなり胸焼けがするぞ。甘いものは好きだけど、量が食べられないしなあ。 |
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08'06'05 | シネマ坊主 (著)松本人志 <amazon> 著者が劇場で、あるいはビデオで観た映画のことを、著者の当時の近況なども含めて述べる映画レビュー。 基本的に映画の背景を考えず直感で書いているレビューで、私の目指すものとは全く方向性は別。だけど文章は巧いし、媚びることなく正直に感想を書いているので割と好感度は高い。まあ元々が才能ある人だけに、こういうところにもそれが垣間見えるのが良い。やっぱり並みの人間とは観点が違う。まあ感心出来るのは観点のユニークさだけではあるのだが。 |
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08'06'03 | 鉄腕バーディー18 (著)ゆうきまさみ <amazon> 温泉宿に突如出現した鬼。バーディーはこれが自立系の兵器バーサーカーであることを見抜くが、仲間を守りながらでは分が悪かった。そんなバーディーを助けたのは意外にも… 外伝的な意味合いの強い温泉編も3巻を使ってようやく終了。結果として外伝ではなく、ちゃんと後の物語の伏線になってるのも特徴か。しかし一体地球にはどれだけの宇宙人が過去やってきて住み着いているんだか。話がだんだん世界的になってきたぞ。 |
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08'05'31 | レインツリーの国
「図書館内乱」に出ていたライトノベル「レインツリーの国」を著者自らが単行本化したスピン・オフもの。なんでも著者の身内の問題も入っているそうで、その分理論部分はかなりしっかりしている。ま、ライトノベルなので、嫌味にならない程度に。 |
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08'05'27 | 風と共に去りぬ4 (著)マーガレット・ミッチェル <amazon> 窮乏にあえぐタラを救うため、アトランタにいる妹の婚約者フランクと結婚してしまうスカーレット。フランクの金でタラは危機を脱するが、スカーレットの方はフランクから教えてもらった商売に夢中になってしまう。材木商としてアトランタに大きな財を築くが、そのアトランタではアフリカ系の参政権を巡ってきな臭い状況に入りつつあった。 ここは映画では語られていない部分だが、確かにこれはちょっと設定的にまずいところ。話自体はかなり緊張感が高まっていて面白いのだが、KKKの成立過程をどこか肯定的に捉えているところがあって、そこは流石に映画にはならないからね。KKKを作り出したのは、ごくごく普通の市民たち。しかも抵抗組織として作られていたという。何であれ、観方を変えると面白い。色々考えさせられる話ではある。 |
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08'05'23 | 喰いしん坊11 (著)土山しげる <amazon> 喰いワン予選の第1回戦を順当に勝ち残った満太郎だが、第2回戦は巨大なピザ勝負だった。勝ち残った大食い人達はひたすら巨大ピザを食べ進むのだが、満太郎と錠二のピザには仕掛けが施されていた… 喰いワンの第2回戦。他のキャラクタはともかく、満太郎と錠二は激辛ピザを食べさせられることになる。辛味対策と、意外な人物からの救いの手。これまでに登場した大食い人達の活躍と、本当に格闘技っぽい話になっていたりする。 |
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08'05'21 | 暁の脱出 グインサーガ117
実に丸々9巻を用いて展開したクム編がようやく終了。なんだかいつの間にかグインにとっては一番良い形で終わってくれた。この部分だけでも他の小説だったら“大長編”と呼ばれる長さなのだが、このシリーズではちょっとした寄り道に過ぎないというのもとんでもない話だ。まあこれでようやく本編の方の物語が動き出すとは思うが。 |
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08'05'18 | 映画元ネタ大全集 (著)大滝功 <amazon> 世の中には数多くの映画があり、それにインスパイアされた、もしくはそのまま引用した、いわゆるパクリ作品というのも数多く存在する。人気映画を題材に、この映画が他のどの映画を題材としているのか。を考察する。 扉に「世界一役に立たない映画のトリビア」と書かれていたが、そのキャッチコピーに偽りなし。私もそれなりに映画の本を読んできたが、これほど全く役に立たなかった本は初めてだ。元ネタ!と書かれているものが全部こじつけで、しかも1996年以降の映画は、あらゆる作品を強引に「シベリア超特急」に結びつける。著者がシベ超大好きなのは分かる以外の収穫なし。ここまで来ると素人レベルだが、多分本人はネタで書いてるんだろう。仮にこれを本気で書いてたら酷すぎる。 |
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08'05'17 | 仮面ライダーspirits14
丸々5巻かけて展開してきたV3編およびX編が終了。ゼクロスはV3の方に行きっぱなしで、どうやってX編に関わってくるのか。と思ったら、ちゃんと最後は決めてくれた。個々のライダーを描写しつつ、ちゃんとゼクロスを絡めるあたり、構成も良い。尤も、一方では話が長くなってしまうのだが…とりあえずここではちゃんとアポロガイストが登場し、しかも仮面まで脱いでくれるというサービスぶりは、オールドファンにはたまらないところ。残りはアマゾン、ストロンガー、スーパー1、そして1号か。終わるまでどれだけ時間かかるやら。 |
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08'05'14 | キノの旅10
8巻に続き、一本の中編と、多数の掌編という形を取っていて、メインは「歌姫のいる国」ということになり、実に半分以上がこの一編で占められている。ただ、問題は長くなるとキノの性格がどうしても丸くなってしまうな。 |
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08'05'13 | 喰いしん坊10 (著)土山しげる <amazon> 喰いワン予選が続いており、満太郎も又独自に参加を決め、OKFFの妨害に真っ向から対決しつつ喰い進めていた。そしていよいよ開催される喰いワン本戦。最初の勝負で満太郎はかつて野試合を挑まれた間寛平太に勝負を挑まれる。 いよいよ喰いワン本戦の開催。喰うシーンはとにかく豪快。その中で主人公の満太郎は前に勝負した男と対戦となる。なるほど大会の中で雪辱戦を果たしていくのが現在の方向性なのか。ここにも描かれているが、おでんの大食いは熱さだけじゃなくこんにゃくの攻略も重要な訳ね。 |
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08'05'10 | 負け犬の栄光 (著)寺山修司 <amazon> 1960年代を駆け抜けた鬼才マルチクリエイター寺山修司が、当時様々な媒体に残したエッセイをまとめ、項目に分けて分類した、いわば遺稿集と言うべき作品。 著者のエッセイはこれまでにも何作か読んでいるが、これまで読んだ作品は人に聞かせよう。という意気込みで描かれたものがほとんどだった。だが本作の場合、むしろその時々の素直な気持ちですらっと書き飛ばしたようなエッセイばかり。ところがこれが本当に心地良い。これを読んでると著者の視点というのが、天才の寂しさというところに焦点が当てられている事を感じる。読んでいて寂しくなると言うか、しみじみ出来る作品。 |
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08'05'07 | ジパング34 (著)かわぐちかいじ <amazon> 小栗の活躍により停船した大和に乗り込む草加。この事態に大和に搭載された原爆を草加はどのように用いるのか。電波障害を解除し、大和、米軍共に盛んに打電が行われる… 前巻で一旦物語は止まり、情報戦が開始される。アクション主体よりもこちらの方が本作らしいのだが、この状態で一体どのように話が展開していくのか、まるで分からなくなってきた。「沈黙の艦隊」っぽい雰囲気だが、果たして原爆を最も効果的に使うには?と言うところでかなり緊張感が高まってる。 |
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08'05'06 | 魔道師と水晶球 下 ダークタワーIV
ローランドの哀しい過去の話は終わりを告げ、この地でのガンスリンガーの冒険が始まる…と思ったら、あっけなく終わってしまった。終わり方がモロ「オズの魔法使」ってのがなかなか洒落てるけど、ここでの話はここで終わりらしい。もったい付けて出てきたキャラもあっという間に消え、本当にこれはローランドの昔の恋物語だけで終わってしまった感じ。 |
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08'05'04 | 喰いしん坊9 (著)土山しげる <amazon> 喰いワンの開催に当たり、東京からはTFFの精鋭が大阪に乗り込んでいった。だが相手のいる野試合ではその実力もまるで出すことが出来ず、次々と脱落していく。その中で満太郎はTFFの三人とたこ焼きで大食い勝負を挑む。 喰いワン予選も佳境。満太郎自身もその渦中にある訳だが、大阪だけにお好み焼きやたこ焼きといった粉もの勝負がなかなかに面白い。善玉と悪玉がはっきりしているので、勝負が明確になってるので、読みやすくなってる。 |
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08'05'02 | 魔道師と水晶球 中 ダークタワーIV
ローランドの過去は第1巻でちょっとだけ語られたが、本作はその後ローランドの最初の任務が展開していく。ここに登場するキーアイテムは表題ともなっている水晶球だが、これもどうやら以降の物語に関わってきそうな感じ。あと、著者は恋愛ものが描けないと言われていたが、しっかり描いてるじゃないの。 |
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08'04'30 | 巨娘
「神戸在住」の著者が描くパワフルなギャグマンガ。「神戸在住」自体が癒し系っぽい物語にちくちくと毒を込めていたが、ベクトルを変え、毒の中に人情話やらラブロマンスを放り込んだ作品に仕上がってる。まさしく命を張ったやりとりもパワーで難なく渡りきってしまうジョーさんの姿が又格好良くて。“埒外”なキャラの描き方もぶっ飛んでていて実に楽しい。いくつもの小ネタで映画や特撮などもちらちらと登場。 まさに私好みのストライクで、今年買ったマンガの中では一番の出来だと思える。 |
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08'04'25 | 仮面ライダー大全 (著)岩佐陽一 <amazon> 一世を風靡し、変身ヒーローブームを作り出した「仮面ライダー」という作品は、テレビとマンガで同時展開という、メディアミックスの先駆け的性格も持っていた。テレビとマンガの両面から「仮面ライダー」の魅力を探る。 基本敵に本作は仮面ライダー一本に話を絞って、石ノ森章太郎がどのような思いをもって両方の作品を企画し、そしていかにお互いが影響し合っていたかが分かる。マンガ版の方でもライダーの交代劇があったが、本郷猛は死んでしまったとは知らなかった。 |
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08'04'23 | 喰いしん坊8 (著)土山しげる <amazon> 大阪でOKFFによる「喰いワン」の予選が始まった。全国から大食い自慢の人間が続々と大阪入りしてくる。その中にTFFのナンバー2である熊田の姿があった。一方熊田のことを知ったOKFFは、彼の大食い挑戦を失敗させるべく刺客を送り込んでくる。 単なる大食い勝負かと思われたが、なんかだんだんバトルものっぽい話になってきた。10人前のお好み焼き勝負なんかになると、相手が手品のような卑怯な手を使ってくるし、悪玉と善玉がはっきりと分かれてきたのも確か。 |
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08'04'20 | ゴジラ (著)香山滋 <amazon> 大ヒットを記録した映画『ゴジラ』。この企画段階から参加し、ストーリープロットを作成した小説家の著者が描いた原作「ゴジラ」と、続編であり、小説が先行した「ゴジラの逆襲」、そして同じく東宝から映画化された冒険小説「獣人雪男」及びゴジラ関連の著者のエッセイを集めて収録した作品集。 映画『ゴジラ』の原作と言っても、実際には基本プロットは固まっていたため、どちらかと言えば映画のノベライズと言った感じ。映画を観た後で読むと味わいが増す作品。一方「ゴジラの逆襲」は小説の方が先らしい。かなりコンパクトにまとまった作品だが、映画にすると逆に見栄えが増すものだ。ところでソフト化不可能と言われ、私も未だお目にかかっていない『獣人雪男』だが、原作を読んで納得。こう言っちゃなんだが、差別表現が多すぎるんだよな。でもいつかは観てみたいものだ。 |
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08'04'19 | ジパング33 (著)かわぐちかいじ <amazon> 原爆を搭載した大和を止めるためヘリからの射撃を試みる小栗。だが堅牢な大和は少しのロケット弾程度ではびくともしない。最後に残された手段として、大和の煙突に増槽を落とすと言う非常手段に出る。だがそのためには大和の直上に出る必要があった… 今回まるまる一巻小栗の大和停止作戦のみ。確かにドラマ的には盛り上がるのだが、話が全然進んでないという問題があり。だんだん「早く終わってくれ」という感じが強くなってきたな。 |
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08'04'16 | デセプション・ポイント下 (著)ダン=ブラウン <amazon> 現職のハーパー大統領の切り札。それはNASAが見つけたという生物の痕跡入り隕石だった。これを発表すればNASAの信用度回復と共にNASA廃止論を展開している対立候補のセジウィックに大打撃を与えることが出来る。だが、その検証のために北極に行ったレイチェルは、肝心のその隕石の信憑性に疑問があることを知る。これを発表したら、大発見は一転して大スキャンダルに発展してしまう…その事実を知ったレイチェルは何者かに命を狙われる。 盛り上げ方も、どんでん返しの使い方もなかなか楽しい作品。面白いのは面白い。ただ、SF的要素を強めすぎたせいだろうか?純粋の冒険作品とはあんまり思えない。 |
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08'04'13 | 喰いしん坊7 (著)土山しげる <amazon> 満太郎を慕い勝手に付いてきてしまった空念と共に大食い修行の旅を続ける満太郎。近江牛ステーキ勝負に挑む事となるが、二人の前に立ちふさがったのはOKFFの尾暮だった。ミキサーを使い、ライスもサラダも一気に“飲んで”しまう尾暮に対し満太郎の取った方法とは… 今回のメインの勝負は2キロのステーキ。肉のかたまりは1キロでも到底食えるものではないけど、これをスピード勝負というのは、見てるだけで胸が焼ける思い。でもそれが面白いんだけどね。前巻から登場した空念の存在が良いアクセントになってる。 |
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08'04'11 | デセプション・ポイント上 (著)ダン・ブラウン <amazon> アメリカ大統領選一週間前、現職のハーパー大統領は旗色が悪く、対立候補のセジウィックの猛攻を受けていた。焦点は金食い虫のNASAで、現状を貫こうとするハーパーに対し、宇宙開発は民間に任せるべきとするセジウィック。世論は明らかにセジウィックの方に向いていた。そんな時セジウィックの娘で大統領府に勤務しているレイチェルにハーパーから特別な命令が下った。訳も知らされず、彼女が連れて行かれたのは、なんと北極だった… 「ダ・ヴィンチ・コード」よりも早く出された作品だが、はっきり言えばこちらの方が明らかに面白い。アメリカの政府組織の裏事情やSF的ギミック。NASAのあり方など、バランス良く盛り込まれてる。 |
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08'04'10 | ウルトラマン創世記
こういう蘊蓄本は読んでいて実に楽しい。ましてそれが特撮となると、私の守備範囲だし、数々の情報をサイトに加えることも出来た。それだけでも充分な出来。あと著者は文章も結構上手いね。 |
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08'04'09 | はじめの一歩83
ゲドーとの対戦が終わり、鴨川ジムの日常が描かれていく。これはこれで楽しいのだが、しかしこれから宮田の試合の他、三人のA級トーナメント、間柴の東洋太平洋タイトルマッチと、数多くの試合が待ってるわけで。一体これからどれだけ話が続くやら。 |
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08'04'03 | キノの旅9
全く別々に三組の旅が描かれていく短編集。物語性はやや低くなったが、その分現代に通じる皮肉の強さが戻ってきたので、むしろ原点に帰ったと言うべきかもしれない。特に自然保護やら電波やらは現代でこそ語られるべき物語だろう。とりあえず前巻でどうなったか分からなかったシズが生きていたのが分かってほっとしたのはある。 |
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08'04'02 | 喰いしん坊6 (著)土山しげる <amazon> 名古屋でTFFの鳥飼とカレーうどん勝負を続ける満太郎。だが二人の勝負に目を付けたOKFFのスカウトマンの罠にはまり、鳥飼はTFFを強制脱会させられOKFFに。満太郎は再び武者修行の旅へと出る。そこで出会った不思議な僧侶とは… かつて全く勝負にならなかった鳥飼との戦いが描かれる話で、ついにその山を越えたところと、新しい旅の話が展開。しかし、昼夕で大食い挑戦して夜食でおひつをぺろりって、一体どういう胃をしてるんだ?これが本当なら内臓が強い人ってのは、ほんと化け物だ。 |
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08'04'01 | 秒速5センチメートル
コスモナウト:都会から種子島に越してきた貴樹を見つめる地元の少女澄田花苗。彼に思いを告げられないまま月日が過ぎていく。そしていよいよ進路を決めなければならない時、花苗はある決心をする。 秒速5センチメートル:東京に帰り、自分でも説明できない“何か”を求めてがむしゃらに働く貴樹。だが、ある日全てを虚しく感じる時が来て… 同名映画のノベライゼーションで、これがデビューとなる監督自身による作品。内容は映画そのまんまで、文章慣れしてないせいか文体も硬いが、映画を観ている身としてはなかなか読ませる。ぱらぱらめくるには丁度良い作品じゃないかな? |
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