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神ノ牙-JINGA-

神ノ牙-JINGA-事典
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牙狼 GARO(第1期)
牙狼 GARO MAKAISENKI(第2部)
牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜(第3期)
絶狼<ZERO>(オリジナル)
牙狼 GARO 魔戒ノ花(第4期)
牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔(第5期)
牙狼-GARO- -魔戒烈伝-(第6期)

 

主な登場人物
神牙 (役)井上正大。「仮面ライダーディケイド」主人公。
 
話数 タイトル コメント DVD
第1話 神牙/JINGA

  監督:梅津芳臣
  脚本:田所 周
 かつて有能な魔戒騎士であったが、その後最凶のホラー喰いのホラーとなったジンガは、悠久の時を経て新たに魔戒騎士御影神牙として転生した。影煌騎士狼是となり、ホラーを討伐する神牙だが、父がホラーに憑依され、それをたたき切ってしまったため、ホラー倒滅に躊躇を覚え始めていた。
 敵はノンロッソ。子どもを守ろうとする母親に好んで取り憑くホラー。元は夫も裏切りで殺されそうになった母に取り憑いたが、その後夜な夜な繁華街で男を漁り、魂を捕食していた。
 「牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔」の敵側キャラだったジンガが再び魔戒騎士として剣を振るうという話。年代は相当にずれているらしい。トラウマを持ったキャラとして描かれているが、このトラウマが一体どう物語に関わってくるのかが恐らくは本作の見所となるだろう。そして父を斬った神牙を目撃した弟の刀眞との絡みもあるようで、どうやら相当重そうな話になりそうだ。
 とりあえずツッコミどころはなし。
<A> <楽>
第2話 消滅/再生

  監督:梅津芳臣
  脚本:塩田泰造
 ホラーの気配を感じた神牙がある高校に潜入したところ、執拗なイジメを受けた女子高生・佳菜恵を見かける。人間界には干渉しない姿勢を崩さなかった神牙だが、彼らが去った後、佳菜恵にホラーが取り憑き…
 敵はカデーナ。イジメを受けていた女子高生・佳菜恵の憎悪に反応して取り憑いたホラー。鎖をゲートに現れたため、鎖を武器としている。
 時代とか次元とかが違っているけど、やっぱり学生にはいじめ問題があるということで、高校を舞台に展開する討伐。女子高生の日常を描く話で、単純ながらねとっとした話になってる。
 最初に因果を消した場所に再び因果が凝り固まる。何者かが意図的にこれを行っているらしい。この黒幕がラスボスになるのか?
 この時代の人々、特に若者は初めて遭った人にもちゃんと挨拶している。良い時代だが、逆に表面的に良いからこそ人の感情が負にぶれてしまうと言う事なんだろうか?
第3話 絶望/希望

  監督:梅津芳臣
  脚本:塩田泰造
 本来ホラーに憑依されたら人間として生きられないはずの少女佳菜恵が人間に戻ってしまった。今までそんな現象は存在しなかったため、その理由を探る楓沙と神牙。だがホラー倒滅の任務は続いていたため、刀眞を連れてホラーの気配を探る。
 敵はフォーンス。鏡に取り憑いたホラーで、攻撃力は無いが、その鏡を見た者に幻覚を見せて陰我を増大させ、素体ホラーを憑依させてホラー化させる。
 お化け屋敷の討伐と言った風情の話で、見習い剣士の刀眞の訓練の話でもあったのだが、鏡の見せた光景で父を斬ったのが神牙だったことを思いだしてホラー化してしまう。
 前回の話は終わっておらず、何故ホラーに一度取り憑かれた人間が普通に人間に戻るのかを探ることになった。これが本作の一貫したテーマとなるのか。今回もホラー化した刀眞が普通に戻っていた。神牙に何らかの理由があるらしいことだけは分かった。
 再び人間に戻った刀眞は記憶を取り戻しており、父を斬ったのが兄の神牙であることを認めているが、それを受け入れていた。もっと引っ張るかと思ってたけど、随分早かったな。
第4話 決意/悪意

  監督:井野十兵
  脚本:塩田泰造
 地下闘技場で一気に台頭する謎のマスクマンは、実はホラーであり、悪人と認めた人間を次々に捕食していた。それを知った神牙は闘技場に乗り込むが…
 敵は名前のないホラー。石田という元プロレスラーの男に取り憑いた悪人喰いのホラー。
 前作牙狼-GARO- -魔戒烈伝-のラストでやったのと同じく本物の格闘家をゲストに迎えた話で、本作らしい物語となった。一応役者も出来る人を連れてきたけど、やっぱりちょっと声の演技が今ひとつ。
 神牙の能力は今回も健在で、石田を殺す事なく人間に戻しているが、石田は自分の意思で悪人を喰っていたので、それが本当に正しいことだったのかと考えるシーンもある。
 そもそも怪人を殺しても人間は殺さないのが特撮の定番。人間毎殺してしまうことが本作の際だった特徴だったため、その売りをなくしてしまうことになる訳だが。
<今回神牙の鎧の召還はほとんど秒で終わってしまった。金かけられないのかな?>
第5話 疑念/目覚

  監督:井野十兵
  脚本:森田理生
 神牙にはホラーを人間に戻せる力があると分かり、番犬所では狼斬と紫杖の二人の魔戒騎士に調査を命じる。一方、多量のホラーが現れ、その討伐に追われる神牙だが…
 敵は人間の姿をしたホラーの群れ。
 ホラーに憑依した人間からホラーだけを外せるようになった神牙の力を利用するか、それともそれを危険なものとして成敗しようとするのかということで調査に向かった魔戒騎士の動向が中心となってる。次々に現れるホラーに対してこれまでのように憑依された人間毎討伐する二人の魔戒騎士と神牙とのぶつかり合いとなる。
 結果として神牙の力はまだ判断がつかないこととなり、一人の魔戒騎士が神牙に付けられることになった。
 それでてっきり見習い魔戒騎士と共に任務を果たしていくのかと思ってたのだが、突如神牙が豹変。その魔戒騎士紫杖を斬り捨ててしまう。
 意外な展開となったが、これも神牙の力の謎の一部か?分かったのは青い蝶が飛んでくる度に神牙が変化すると言う事か?そういえば青い蝶は「牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔」のアミリが使っていた。やっぱり関わりを持つのか。
第6話 混迷/教示

  監督:日暮英典
  脚本:田所 周
 とあるキャバクラにホラーの気配を感じた楓沙は潜入するが、一体誰がホラーなのかを見つけあぐねていた。そんな楓沙に近づいてくるキャバ嬢の梨花。
 敵は名前を持たないホラー。梨花というキャバクラ嬢に憑依し、男を捕食していた。楓沙に精神攻撃を行うが、神牙に倒滅させられた。
 前回豹変した神牙だが、今回も話自体はいつもの通りに展開していて、神牙もいつも通りにホラーを倒滅している。
 ただ、不穏な空気が流れてるのも確かで、特に楓沙と刀眞に気取られぬよう神牙が変質し始めている。現時点では人格が入れ替わるとちょっと陽気になってるくらい。
 そんな事で、この話は楓沙が中心になってホラーを追いつめ、最後のとどめだけを神牙が行っている。人間を救わず、ホラー毎斬ったらしいので、これも闇の側の神牙が斬ったと言う事なのだろう。
<親に騙されて借金と、キャバクラ嬢の絶望が分かり易すぎるが、尺の都合で仕方ないのか?>
第7話 表/裏

  監督:井野十兵
      下田章仁
  脚本:田所 周
 時折記憶の空白が起こるようになり、自ら変化に気づき始めた神牙。そんな中、宝石強盗を繰り返しながら、目撃者を捕獲しているホラーの倒滅に向かう神牙と楓沙。
 敵はレビジュ。宝石強盗のカップルの男に憑依しているホラーで、強盗の目撃者を捕食していた。そして神牙ホラー態。「牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔」に登場したジンガの姿に似ている鬼のような形態。
 オープニングでのホラー倒滅はいつも通り。だが後半になって話はどんどん不穏な方向へと向かい、神牙はもう一人の自分と出会うようになる。どうやら心の中で善悪の二人に分裂した様子。悪の側の神牙には「牙狼-GARO- -GOLD STORM- 翔」でのパートナーだったアミリがついている…今気がついたが、神牙の指輪の声だったか。
 5話で登場した魔戒騎士狼斬が再登場。神牙につけた紫杖が行方不明になった事で再び神牙を疑い始めているのも分かる。
第8話 絆/断

  監督:日暮英典
  脚本:田所 周
 刀眞を魔戒騎士の訓練場に預けることにした神牙。分かれることを最初は渋っていた刀眞だが、そこで知り合った騎士見習いの少年昴流と友情を結ぶようになる。
 当麻が中心になった話で、郷で魔戒騎士としての訓練を受け、そこで友情を育むという物語になってる。
 ただし、ここにも不穏な空気が流れており、神牙の周囲は過去世の自分自身であるジンガの幻影が常に出没している。夜になると人格が入れ替わってしまうようだ。あと、神牙の父瑞斗をホラー化させたのは、これまで何度か登場していた黒装束の女性だったことも分かった。その顔はやはり前世のジンガのパートナー、アミリだった。
 昴流役は鈴木福。幼少の頃よりヒーロー役を演りたいと言っていたが、それが叶った…と思ったのだが、ヒーローになる前に死んでしまった。
 捻った物語は良いんだが、主人公が悪人だとストレスが溜まるのも確かだ。特に子どもを殺すのはねえ。
 今回は一切の変身どころか特撮そのものもなし。ドラマだけで展開してる。
第9話 妄信/懐疑

  監督:日暮英典
  脚本:田所 周
 刀眞を手元に置いて育てることにした神牙。そんな神牙にもう一つの人格があることを察知した楓沙は、それをあばく術を使うかどうかに悩んでいた。そんな中、ホラー倒滅中の神牙に接触する魔戒法師がいた。
 敵はロスカ。借金によって人生に絶望した男に取り憑いたホラーで、右手に銃を持った鎧に身を包んだ姿をしている。
 一見普通のホラー倒滅のように見える話だが、胡散臭い魔戒法師をパートナーにして次々にホラーを倒滅していくという話になってる。そしてホラーを斬れば斬るほど、神牙の表情が邪悪になっていくようで、それを心配する楓沙の方がむしろ中心の話のようだ。
 そしてラスト。これまで神牙が救った人間たちが神牙を襲い始めている。これまで人間を信じてやってきた神牙の行いはすべて無駄だったという暗示のようでもある。なんともむなしい。
第10話 無始/無終

  監督:井上正大
  脚本:井上正大
 これまで神牙を探っていた狼斬は番犬所の主ケルスに神牙について報告する。一方、刀眞の訓練を続ける神牙は、少しずつ違和感を感じ始めていた。 
 主演の井上正大が監督と脚本を担当している。舞台演出も務めているそうなので、それもテレビでも発揮したということになるだろう。バンクシーンを基本にこれまでの戦いの振り返りと神牙の変質を描いてみた。
 前回ラストで、これまで神牙が救った人間たちが襲いかかってきたという描写があったが、そうなると刀眞も…ということになると思うのだが、今のところ刀眞は刀眞のまま。それが逆に緊張感を醸している。
第11話 独尊/窮地

  監督:下田章仁
  脚本:田所 周
 番犬所に呼ばれた楓沙はこれまでの事をケルスに語り始める。その頃神牙はかつてホラーに取り憑かれ、人間に戻した者達に取り囲まれていた。
 一話前の第9話のラストから始まる話。ホラー化を止め、人間に戻しても因果は消えておらず、逆に周囲の人間を因果に巻き込んでホラー化させてしまうということが分かった。
 一方、楓沙は神牙の力が本当に善なるものなのかを確かめるため、師匠である葉祐から授けられた術を神牙に用いることとなる。
 番犬所にも背き、刀眞と共に姿を消す神牙。これでお尋ね者になってしまったのだが、既にもう邪悪な心に支配されているようでもある。
第12話 虚構の大儀/事実の真理

  監督:梅津芳臣
  脚本:田所 周
      塩田泰造
 追っ手の魔戒騎士狼斬と戦う神牙は狼斬に対し、番犬所も無視し、自分の正義を貫くと宣言する。神牙を信じることを決め、加勢に現れた楓沙だが、すべてを番犬所に話すという刀眞の言葉を受け…
 ホラーは登場せず、番犬所から派遣されてきた魔戒騎士の狼斬と何人かの魔戒騎士や魔戒法師と戦っている。
 今回はこれまで押さえていた分、ワイヤーアクションやCGなどは結構多用され、見栄えのするものとはなっている。
 戦いの末、刀眞と楓沙は番犬所に出頭することを認めるが、神牙自身は追っ手の魔戒騎士と楓沙を斬り捨てて完全に番犬所を裏切ることになった。その際、番犬所に従えと忠告するアルバの指輪を捨てるのだが、捨てた指輪から黒ずくめの女性アミリが現れている。
 神牙とジンガはほぼ融合してしまったらしく、神牙の方は自分が何をしてるのかが分かってないらしい。邪魔する人間をすべて切り捨て、同時にジンガも倒そうともしてるのだが、そのジンガが自分自身だと気づいてない。
 後半、主演の井上正大の一人芝居が続くが、ほんとよく動けるね。
<「牙狼」の場合、牙狼剣とザルバを合わせないと変身出来なかったけど、神牙は剣だけで変身してた。夢の中だから?>
第13話 終焉/創成

  監督:梅津芳臣
  脚本:田所 周
      塩田泰造
 神牙の前に現れたもう一人の自分ジンガより、ホラーを人に戻す力とは、ホラー喰いのジンガのための餌だったことが語られる。更に助けたはずの人間が全て再びホラー化していることを知らされるのだが、神牙の目の前で弟の刀眞が…
 これまで神牙がしてきたことは全て無駄どころか、余計ホラーを蔓延らせるだけだったことを知らされることになる。
 その全てを画策したのが魔導輪アルヴァに封じられたアミリの魂だった。神牙の父瑞人をホラー化させたのも彼女の仕業で、刀眞まで再びホラーになってしまう。
 これによって“ホラー喰いのホラー”のジンガとアミリのコンビが復活。人間とホラーを含め、周囲を全て食い尽くして去っていくというかなり悲惨な終わり方となった。凄く中途半端だが、続きはあるのだろうか?
 ジンガに言わせると、「ずっと昔に戦ったあの魔戒騎士ならそんな力に見向きもしなかった」そうだ。「牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔」の道外流牙のことだな。
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