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仮面ライダーディケイド

仮面ライダーディケイド事典
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 2009'1'25〜8'30

 平成仮面ライダーの10作目。これで10本目と言うことで、記念企画のお祭りのような作品。具体的にはこれまで登場した平成ライダー9人が全部登場。それをつなぐ役割としてディケイドが活躍するという話になる。それぞれのライダーはオリジナルのものとは微妙に違う設定とキャラとなっているが、時折オリジナルのライダーが混じったりもしている。その辺の説明はされてないが、パラレル・ワールドなのだろうと思われる。
 基本的に物語は前後の二話完結。オリジナルの怪人も登場している。9つの平成ライダーの世界を回った後は、昭和ライダーの世界や「侍戦隊シンケンジャー」など、クロスオーバーの物語展開を見せていた。
 最終回で話は第1回目の冒頭に戻り、そこで「続きは劇場で」のテロップが。これに激怒したファンも数多い。

主な登場人物
門矢士
仮面ライダーディケイド
(役)井上正大。本作がデビュー作。
 仮面ライダーディケイドに変身する少年。過去の記憶がさだかではないが、そんな事をあんまり気にしてない割とおおざっぱな性格をしている。この世界を記録すべく、いつも写真を持って撮影しているが、彼の撮る写真はまともに写らない。突然現れた人物によって、9つのライダーワールドを巡る旅に出される。その際それぞれの世界のライダーを倒すように指示されるが…
光夏海 (役)森カンナ。ファッションモデルから芸能界入り。本作がほぼデビュー作。
 光写真館の一人娘。士の保護者のような存在で、“笑いのツボ”なるツボを突くことで、人を笑わせることが出来る。夢で異世界を覗く能力を持っている。士によれば「夏みかん」。
小野寺ユウスケ (役)村井良太。舞台、映画、テレビドラマと活躍中。「風魔の小次郎」では主人公小次郎役を演じている。
 クウガの世界で仮面ライダークウガに変身する青年。自分に自信が持てず、他人に認めてもらうためにクウガに変身しているという。キバーラによって士の元に連れてこられ、以降一緒に旅を続ける。
光英次郎 (役)石橋蓮司。邦画を支えてきた重要人物の一人。天本英世の跡を継ぎ、死神博士の役もやっている。
 光写真館の店主で夏海の祖父。写真館が異世界につながっていても動じないという不思議な性格している。料理が得意だが、文句を言われると怒り出す。
海東大樹 (役)戸谷公人。モデル出身で、現在様々なメディアで活躍中。
 仮面ライダーディエンドに変身する青年。士同様ライダー世界を巡っているらしい。
鳴滝 (役)奥田達士。主にテレビで活躍中。
 様々な世界をめぐり、士達一行の前に現れる謎の人物。ディケイドが世界を破壊することを阻止すると常に言い続けているが、結局何も出来ないまま。その目的も最後まで不明だった。
キバーラ (声)沢城みゆき。
 士達の次元の旅に同行している白いキバット族のコウモリ。ライダーに噛みつくことでその能力を活性化させられる。鳴滝の放ったスパイではあるが、本人はこの旅を楽しんでいるようにも見える。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 ライダー大戦

  脚本:會川 昇
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 何処とも知られぬ荒野。ここでは数多くのライダー達の決戦場だった。そんな中、その戦場に佇む少女夏海がいた。ほぼ全てのライダーが倒れ伏したその後は一人の異形のライダーが存在していた。それらは全て夢だったのだが、夏海は嫌な予感を覚え続けていた。現実では夏海の家の写真屋に居候してる士がおかしな写真ばかり撮っていたが、そんな彼の前に紅渡と名乗る少年が現れる。
 敵はとにかく多数。過去のライダーシリーズから出たものばかりだが、それに対し士はカブト、555、響鬼に変身して粉砕する。
 冒頭から数多くのライダー達が戦う怒濤の展開が開始。クウガ、アギト、G3、龍騎、カブト、カイザ、ブレイドとギャレン、響鬼、電王ら…とにかくこの登場人数は並みじゃなく、かなりとんでもない描写になってる。その中でも色々遊びは多く、キャッスルドランの上に龍騎(竜つながり)がいたり、ゼロライナーの上にゾルダ(牛つながり)がいたりと、分かる人はにやにやできる描写が山ほど。夏美のイメージでは、ライダー同士のバトルは最終的にディケイドとクウガのアルティメットフォームのぶつかり合いになってるが、アルティメットフォームの目が黒いのがなんか気になるところクウガ本編では目は赤いままで、人間としての意識が残っているという設定だった)
 そして士が変身したディケイドは他のライダーにも変身できるが、それぞれのライダーの能力を使うことも出来る。今回はカブトのクロックアップや555のオートバジン、響鬼の音撃棒を使っている。
 世界がつながっているのかどうかは分からないが、渡本人がこの世界に現れたという事は、「仮面ライダーキバ」とつながっているのだろうか?ところで渡は全てのライダーを破壊しろ。と命じてるが、当然その中に自分自身も含まれるはず。
<クウガの姿は顔はアルティメットフォームのものだが、体はアメイジング・マイティのものっぽい。>

VOL.1
第2話 クウガの世界

  脚本:會川 昇
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 光写真館から士が出てしまった世界はクウガの世界だった。そこでは警官の一人となっている士は、グロンギと戦う事が自分の使命だと思うのだが、そこにはクウガに変身して戦う小野寺ユウスケという青年がいた…
 敵はグロンギ達。未確認生命体7号、8号、9号、11号、12号。婦人警官ばかりを狙ってゲゲル(ゲーム)を行っている。一応「仮面ライダークウガ」では7〜13号が画面に登場してないので、丁度それに対応してるかのようだ。
 最初にクウガの世界での戦いが描かれる。ここでのクウガは「仮面ライダークウガ」の五代雄介とは異なり、小野寺ユウスケという青年だった。既に超変身の能力も持っているが、自分を他人に認めさせるためだけに戦っていると言い、性格が随分軟弱になってる。その割りに切れやすいと、なんか今時の若者っぽくなってる。
 話自体がかなり急いでいるため、士が急に捜査本部で大きな顔してるとか、ちょっと設定的におかしな話になってる。

 尚、ここでグロンギや士が使っていた言語は「仮面ライダークウガ」に出てきたグロンギ語。「リントビババダダゲンギグギダボバ」は「リントに変わった戦士がいたのか」で、「レザレバジバギ」は「目覚めがきたな」、「ゼンゲヅグブシバゲサセス」は「伝説が塗り替えられる」。ディケイドが喋っていた「ゴラゲボロブデビパバンザ」は「お前の目的は何だ」となる。
<ライダー大戦時、前回のクウガはアメイジングマイティだったが、ここではちゃんとアルティメットフォームになってる。
 最後に久々に登場したパンチホッパーとキックホッパー。キックホッパーの方はつい先日まで聞いていた声のような?>
第3話 超絶

  脚本:會川 昇
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 激突するクウガとディケイド。だがそこに割って入ったのはキックホッパーとパンチホッパーだった。彼らを退けた士はユウスケに何故戦わねばならないのか問うが、ユウスケは鳴滝という男からディケイドが悪魔だと言われたと語る。
 敵はン・ガミオ・ゼバ「仮面ライダークウガ」の世界でのグロンギの王で究極の闇をもたらす存在。彼の復活はリント、つまり人間をグロンギに変えてしまう。本人によれば復活したくはなかったそうだ。
 前回ちらっと出てきたが、鳴滝という男がライダーのベルトをユウスケに渡したことが分かった。更にその際、ディケイドを悪魔だと語っていたことが分かる。
 グロンギに覆い尽くされた世界と究極の闇をもたらすン・ガミオ・ゼバの登場。この世界でのクライマックスとなるため、あたかも最終回のような話が展開するが、突然なのであんまり感動とかはないな。セリフも格好は良いんだが、やっぱり浮いてる。そう言えばここに来て初めて新しい着ぐるみが出てきたようだ。はまりきれないのは、ある意味全く新鮮味が無いからかもしれない。
 そして次の世界は、「キバ」の世界らしい。
<今回の地獄兄弟…なんか久々に書くな。ディケイドを襲っていたはずなのに、パンチホッパーがクウガに殴られたら怒ってそっちの方攻撃してる。で「地獄が待ってる」とか言って他の世界へと…何のために出てきた?>
第4話 第二楽章・キバの王子

  脚本:會川 昇
  監督:田崎竜太
  アクション監督:宮崎 剛
 光写真館が次に来たのはキバの世界。ここでは人間とファンガイアが共存する世界で、それなりに上手くやっているようだが、この世界ではどんな問題があるのかが分からなかった。その時士の耳にヴァイオリンの音が聞こえてきた…
 敵はファンガイア達。と言っても具体的に敵として登場したのは今のところいないが。
 「仮面ライダークウガ」の世界が終了。今度は「仮面ライダーキバ」の世界で話が展開していく。ここでキバとなるのはワタルという、まだ少年。やっぱりディケイドを悪魔と言って襲いかかってくる。
 一方、「仮面ライダークウガ」の世界から小野寺ユウスケも再登場。こうやってどんどん人を増やしてくるのかな?
 ディケイドはクウガに変身してキバと戦う。救った世界のライダーを自分のものに出来るのだろうが、ドッガフォームにタイタンフォーム、ガルルフォームにドラゴンフォームと、きちんと色を合わせてるのが面白い。
 ところで一話目に渡が登場してディケイドを促したが、あれはキバの世界の話じゃなかったんだろうか?
 そして最後にキバーラによって放り込まれた士が遭遇するのは仮面ライダーカイザ。あれ?ここって「仮面ライダー555」の世界?ごちゃごちゃになってきたな。
<前回八代の死をあれだけ嘆いていたユウスケが妙に明るくなってるのは、やっぱり脚本の問題かな?
 親衛隊であるライオンファンガイアを簡単に倒してしまったディケイド。これって警察官を殺したのと同じような気がするんだけど、おとがめなし?そう言えばスパイダーファンガイアの人間体は糸矢だったけど、ライオンファンガイアはやっぱり大ちゃんなのかな?>
第5話 かみつき王の資格

  脚本:會川 昇
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 キバの鎧を奪おうとワタルに迫るビートルファンガイア。実は彼こそが先代王であり、親衛隊もビートルファンガイアに従ってしまう。王座に就いたビートルはファンガイアに人間を襲うよう命令する。そんなワタルに、人間とファンガイアの共存の理想を語るユウスケ。一方異世界でカイザを退けた士は再びキャッスルドランへと乗り込む。
 敵はビートルファンガイア。実はワタルの父であり、ワタルに真の王として目覚めて欲しいが故に試練を与えた。
 キバの話も二話で終了。こちらも話はそれなりにまとまっているものの、やっぱり急ぎすぎの感があり。とにかく何でもよく知ってる士が主人公になったために、バランスが悪い事が問題だ。
 ワタルが何故王になろうとしなかったかは、好きになった人間のライフエナジーを欲しくなってしまうからだという。そしてそれを知ったビートルファンガイアは、試練を与える事で、それを超えて欲しいという願いがあったから。その辺最終回っぽく仕上げられてる。
 そして次なる世界は…どうやら龍騎の世界らしい。
<ユウスケとの友情を大切にするというワタルの目覚めは良いものの、描写に難があって、なんか腐向きに見える。
 最終的にビートルファンガイアのしてることはワタルのためだったと分かるのだが、その過程で何体ものファンガイアを殺してる事実は問題ないの?>
第6話 バトル裁判・龍騎ワールド

  脚本:會川 昇
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 今度は龍騎の世界へとやって来た士たち。この世界を調べるためAtashiジャーナルという雑誌会社にやってきた夏海だが、彼女の前で話し相手の編集長が突然死してしまう。警察に捕まえられた夏海は何故かミラーワールドに連れて行かれ、そこでライダーによる裁判を受けさせられることに…
 敵はライダー達。この世界には最早モンスターは存在せず、ライダーバトルがずっと展開中。登場するのはシザース、ゾルダ、ベルデ、タイガ、インペラー、ナイトに龍騎と、数多く、オリジナルライダーとして仮面ライダーアビスが登場してる。呼び出すモンスターはアビスハンマーとアビスラッシャーの二体。
 今度は「仮面ライダー龍騎」の世界。表の世界ではライダーは平和にやってるらしいが、裏の世界ミラーワールドを舞台にめまぐるしく話が展開する。なんでも裁判に意見を持った人間がライダーとなり、そこで戦って勝ち残ったライダーが審判を下せるのだとか。これのどこが公平な裁判なのか分からないが、ミラーワールドでは高周波音が聞こえるのも懐かしい。
 元々の「龍騎」というのは訳の分からない話だったが、どうやら現実世界の裁判員制度を取り込んでいるらしく、ますます訳の分からない話になってる。
 今回ナイトに対抗するために士が変身したのはキバ。「コウモリにはコウモリ」だそうだ。
 色々混乱が生じる中、ユウスケだけは何故か脳天気なまま。なんだか士を持ち上げっぱなしだった。いつの間にか弟分?
<オリジナルと同じく、シザースはこの世界でも卑怯だった。「卑怯もラッキョウも大好物」とか勝ち誇ってるけど、このセリフは大概弱いキャラが使うフラグ的なセリフで、こいつも当然弱い。>

VOL.2
第7話 超トリックの真犯人

  脚本:會川 昇
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 ミラーワールドでの戦いがうやむやに終わり、現実世界に戻ってきた士達だが、現れた鳴滝はディケイドがミラーワールドの戦いに参加するのは危険だと夏海に訴えかける。その頃過去に戻るカードを手に入れた士は、一体事件当日に何があったのか探るために過去に飛ぶ…
 敵は仮面ライダーアビス。鎌田が変身したライダーで、二体のモンスターを使って攻撃してくる。
 「仮面ライダー龍騎」の世界もこれで終わり。今回も二話で話は丁度終了。すっきり終わらせてる。今回の主役となるシンジの存在感がえらく薄いのが何だが。直情的さも駄々っ子みたいで、オリジナルのシンジとは随分違う。
 前回の話の展開からすると、鎌田がミラーワールドに行って桃井を殺し、夏海に積みを押しつけたのかと思われたが、意外な展開を見せた。鎌田はなんとアンデッド…ってことはここで「仮面ライダー剣」の世界とくっつくことになる。話がどんどん広がっていくね。
 設定的には面白いんだけど、話は屑。まあこれは本作の特徴か?
<元のラスボス。オーディンの存在価値はレンにタイムベントを渡すためだけの役割。尺が短いというのは、こういう事か。
 龍騎をドラグレッダーに変形させるディケイド…別段変形させなくても龍騎がファイナルベント使えばそれで終わるんじゃないの?
 最後、これからここでの戦いが始まると気合いを入れるユウスケに、「この世界での活動はもう終わった」と宣言する士。なんか物語の本質を語ってるね。>
第8話 ブレイド食堂いらっしゃいませ

  脚本:會川 昇
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 次に士達がやってきたのは「仮面ライダー剣」の世界。ここではライダー達は巨大企業BOARDの社員で、報酬をもらってアンデッドと戦っていた。そんな世界の中で士はBOARD社員食堂のチーフとなり、ライダー達のサポートをすることに。こんな世界を救うにはどうすれば良いか考える士だが…
 敵はアンデッド達。ここではエレファント、カプリコーン、バッファローの三体が登場してる。そして前回ちょっとだけ登場したパラドキサアンデッドが登場。
 今回から「仮面ライダー剣」で話が展開。かくいう私が特撮館を始めた際一番最初に書いたライダーだけに思い入れは深いが、丸ごとネガティヴキャンペーンしてしまったから、多方面から叩かれたことでも思い入れは深かったり…
 この世界ではBOARDの社員となっているライダー達。ここでは当然ブレイドになるカズマが話の中心となる。ただ、本編と較べてここでのカズマは自意識過剰で滑舌が良いキャラになってる…こんなのカズマぢゃない!思いっきり士と反発してるけど、何故か士の下でコックとして働いて、階層社会の中で自分探しをすることになった。
 話としては謎のライダーカリスが誰か?というところで展開していくわけだが、むしろ今回はちょっと違った世界の日常描写ばかりだった。
<滑舌が良いと先に書いたが、その辺結構微妙なところがあって、滑舌は良くてもしゃべり方が全員棒読み。登場数が少ないんで新人の訓練で登場させたか?
 二人でいちゃついてる英次郎とキバーラ。なんだか不思議な描写だ。
 この世界でもアンデッドはカードに封印されてるようだが、一体何体アンデッドがいるのかは不明。「仮面ライダー剣」と同じだったら48体いる訳だが?>
第9話 ブレイドブレード

  脚本:會川 昇
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 突如現れた仮面ライダーカリスによりギャレンはバックルを奪われてしまう。乱入してきた轟鬼によってライダー同士の戦いはうやむやになってしまうものの、社長の四条はカズマを解雇。ムツキを最下層に降格させてしまうのだった。
 敵は四条社長が変身した仮面ライダーカリスジョーカー
 「仮面ライダー剣」の世界で話は継続。いつの間にか食堂経営に血道を上げる士によって、妙にほのぼのした話が展開。と思ったら後半は流石に色々と細かい設定が出てきたような、全然そうでないような…よく分からない。流れるように話が終わってしまっただけという話もあり。
 特に前半「仮面ライダー響鬼」から轟鬼が参戦しているが、その理由は全然分からない。後半には謎の男が登場。士がナマコを食べられないことを指摘して去っていった。
 カズマとユウスケが一緒になると、勘違いと思い込みの相乗効果で、もの凄く暑苦しくなる。それはそれで良いんだけどね。
 突っ込もうにもツッコミ入れるほどのこともなく流れるように終わってしまった。本当に薄すぎる。
<士は「魂」という言葉を口にするが、成り行き任せの言葉しか使わないこいつに魂とか言う資格あるか?
 結局ハジメがやろうとしていたことは、BOARDがアンデッドを作り出し、ライダーで封印する…これってマッチポンプだよね?どこのやくざだ。>
第10話 ファイズ学園の怪盗

  脚本:會川 昇
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 今度士達が来たのは「仮面ライダー555」の世界。スマートブレイン高校ではオルフェノク達の襲撃を受けていた。そんなオルフェノクを次々に撃破していく555。そしてそんな555の姿を見つめる青年大樹の姿があった。ここではスマートブレイン高校の生徒となった士だが…
 敵はオルフェノク達。一度死んだ人間が蘇った存在で、人間を砂のように変えてしまう能力を持つ。スマートブレイン高校にいるオルフェノクは伝説とされる仮面ライダー555を捜していた。
 「仮面ライダー555」での話が展開。舞台は高校で、変な青春もののような話が展開していく。よく考えると、だんだん話が小さくなっていってるような気がしてならない。一応ここで555は謎の人物とされてるが、名前でバレバレ。
 ディケイドのライバルキャラとなるディエンドが登場するが、明確に敵という訳ではないようだ。どういう関係になるんだろうね?ディケイドとは異なり、自分が変身するのではなく、他のライダーを呼び出すことが出来る。
<ここでの士は高校生で、詰め襟を着ている。しかし、実際はスマートブレイン高校での制服はブレザー。
 ラッキークローバーとのテニス勝負をする士だが、あたかもそれは「テニヌ」の世界だった。と言うか、絶対狙っただろ?
 ディエンドが呼び出したライダーはダーレイと歌舞鬼。どっちも劇場版のライダーで、なかなか微妙なチョイスだな。>

VOL.3
第11話 555の顔、1つの宝

  脚本:會川 昇
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 ファイズギアをめぐりディケイドとディエンドの戦いが続く。一方由里の前でウルフオルフェノクに変身してしまったタクミ。ショックを隠せない由里に、タクミも又、今までの自らの行いの反省が迫られていた…
 敵はオルフェノク。ここではタイガーオルフェノクという新しいタイプのオルフェノクがその首領となる。他のオルフェノクと共にスマートブレイン高校を支配しようとするが、ディケイド、ディエンド、555の連携であっけなく倒されてしまった。
 「仮面ライダー555」の世界での話の続編。本編同様、タクミは555であると同時にオルフェノクでもあるという存在の狭間で悩む姿が描かれる。前回では全然個性がなかったが、ここでようやく主人公っぽい顔になった。ようやくユウスケに続き、主人公らしい主人公が出たって感じかな?
 今回ディケイドライバーを失って変身できない士の前に現れたのは仮面ライダーリュウガ。やっぱりここでも敵役として登場してる。
 士は妙に深みのある言葉を使ってるが、この知識がどこから出るのかは今のところ分かってない。これが明かされることはあるのだろうか?
 一方、大樹も士の仲間と言うほどではないが、手助けはしてるようだ。この人の存在も謎だ。今回は突然キバを呼び出してるけど、これはディケイドのカードじゃなかった?
<今回完全にハブられてしまうのがユウスケ。大樹の正体も知らないまま、ぶん殴られて気絶してるだけだった。>
第12話 再会 プロジェクト・アギト!

  脚本:會川 昇
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 士達がやって来たのは今度はアギトの世界。そこでは「仮面ライダークウガ」の世界の未確認生命体が跋扈する場所だった。しかもここにはユウスケの世界で死んだはずの八代とそっくりな女性がいた…
 敵はグロンギ達。かつて士が訪れた「仮面ライダークウガ」の世界での怪人達。そしてアンノウン。グロンギを圧倒するパワーを擁するモンスター達。
 今回から「仮面ライダーアギト」の世界が展開。かつて「仮面ライダークウガ」で殺された八代がこの世界では生きている。
 これまで完全にハブられていたユウスケが前面に出た話で、なんとそのユウスケがG−3Xの装着者となると言う。クウガになれるはずのユウスケがなんで?というのは野暮か。なんか妙に熱血さを表してる。今回は世界的な危機が描かれるので、久々に話が大きくなった。
 この世界での主人公は芦河ショウイチ。超能力を使えるようになった自分に絶望して世捨て人みたいな生活をしているが、最初に変身したのはアギトではなく、エクシードギルスだった(ちなみにこれはギルスのスーツが破損のため破棄されていたためだそうだ)。
 この世界では士は郵便配達人。芦河ショウイチへの手紙を配達しているが、今回に限ってはユウスケにお株を奪われた感じで、ちょっと目立てなかった感じ。
 そしてG−3Xの装着者として候補に挙がった人物の一人に海東もいて、正式装着者として選ばれたのはこっちの方だった。結局G−3Xを脱ぎ捨て、仮面ライダードレイクと仮面ライダーデルタを呼び出していた。一方エクシードギルスと戦ったディケイドはキバのガルルフォームに変身。
第13話 覚醒 魂のトルネード

  脚本:會川 昇
  監督:長石多可男
  アクション監督:宮崎 剛
 暴走したエクシードギルスに変身したショウイチと、それを追いかけるバッファローロードの攻撃に晒される士たち。八代は既にアンノウンの存在を予見しており、そのためにG−3Xを強化するためのG4ユニットの開発に取りかかっていた。そんな八代を襲う海東…
 敵はバッファローロード。アンノウンを率いる存在で、ショウイチを執拗に狙う。
 「仮面ライダーアギト」の世界の後編。前回エクシードギルスに変身したショウイチが、ここではついにアギトに変身する。そう言えばギルスはアギトの不完全形態だという設定があったっけ?アギトとギルスの関係はここで明確化されたわけだが、そうすると、明らかにギルスはアギトの下位の存在だと言うことになってしまった。そしてアンノウンが何故ショウイチを襲うのかとは、余計な力を得てしまった人間を消すためで、彼らなりに人間を守るためだったという。
 それで八代の笑顔を見つけるため頑張るユウスケに対し、何故ショウイチを守るのかを説明する士。それはショウイチが死ねば八代が悲しむから。ユウスケの望みを叶えるためだったということ。あれだけハブっておいたユウスケに思いやりを見せるとは、かなりのツンデレ系だな。しかし、ここまでかなりぬるい世界観で話が展開していたのに、急に深刻になってる。話の出来そのものも良い(この2話に関してはツッコミどころも少なかった)。ちょっとアギトの存在感が低かったのだけが何だが。
 海東の狙いがようやくはっきりしたが、彼が9つの世界を巡っているのは、単にお宝を探しているだけらしい。11話からの引きだが、周囲の人間は人間の心であることを教えようとし、それを全く理解しない海東のずれを楽しむものなのかも?
 今回ユウスケはクウガに変身しようとポーズを取るシーンあり。やっぱり変身できるのか?
 今回のディエンドは剣を呼び出しファイナルフォームへと変身させている。そしてアギトのファイナルフォームはトルネイダースライダーだった。
<ところでこの世界はグロンギがまだ生きていることから、まだ“究極の闇をもたらす者”とのザギバスゲゲルが済んでいないと思われる。それは放って置いて良いの?>
第14話 超・電王ビギニング

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 今度は「仮面ライダー電王」の世界に来た士の手にはデンライナーのチケットが握られていた。しかし、その直後何者かに憑依されてしまい、士は突然電王ソードフォームに変身してしまう。更に複数のイマジンはユウスケや夏海にも取り憑いてしまう。
 敵は仮面ライダー電王。とりあえず今回はライダー同士の戦いばかりが展開してる。そう言えば「仮面ライダー電王」ではそれがほとんど無かったので、意趣返しっぽいな。
 「仮面ライダー電王」の世界は現在も劇場でシリーズ化されているため、リアルタイムであり、その声優達やキャラはみんなオリジナル版。この世界に関してはこれまでとは異なり、全く同じ世界観らしい。手慣れてると思ったら、この世界の脚本は小林靖子か。通りで上手いわけだ。
 それで士、ユウスケ、夏海と次々に憑依されてしまうのだが、その度毎に姿が変わってしまう。その中には似合うものもあれば、似合わないものもある。モモタロスバージョンやリュウタロスは全般的に今ひとつだが、キンタロスは全体的に上手くまとまってる。
 慣れ親しんだ世界のためか、とにかくギャグ編と言った感じで、出来も楽しい作品に仕上がってるのだが、この世界では世界そのものが崩壊し始めてるので、話は大きい。
 一方、ライダー同士の戦いが長引きすぎて、話の展開が全く分からないという問題は確かにあり。いつの間にやらこの世界はもう終わってしまってるらしいし。
 今回ディケイドはアギトに変身し、フレイムフォームおよびストームフォームに変身。ディエンドはサソードとサガを呼び出している。ストームフォームとの戦いは電王ロッドフォームと。同じ青いライダー同士の戦いとなってる。
 そう言えば、ライダーに似たイマジンもちらっと登場。これが何の意味を持つのか?
<前回あれだけユウスケのために尽くした士が、又してもユウスケを勝手に生け贄に差し出してる。やっぱツンデレ?
 キンタロスに憑依された夏海には四股まで踏ませてる。楽しんでるよなあ。>

VOL.4
第15話 超モモタロス、誕生

  脚本:小林靖子
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 デンライナーに乗り込み、コハナの仲介でイマジンと和解した士と夏海。一方モモタロスに憑依されたユウスケはディエンドと戦いを続けていた。デンライナーで、謎のイマジンがイマジンを過去に送り込んで破壊を繰り返していると聞かされた士は、そのイマジンを倒すのがこの世界を救う道だと知る。
 敵はアリゲーターイマジン。イマジンのボスで、仲間を過去に送り込んでは破壊工作を続けていった。自らモールイマジンを生み出すことが出来る。
 「仮面ライダー電王」の世界の後編。結果としてここではリョウタロウは登場せず、ラストまでモモタロスらイマジンだけで話が展開。リョウタロウとコウタロウの二人はラストにちょっとだけ登場。特にモモタロスに憑依されっぱなしのユウスケは悲惨な役割。
 そのユウスケだが、久々にクウガに変身してみせた…というか、本当に変身した“だけ”のような感じ。モモタロスの必殺技の道具にされ、なんと尻にモモタロスの刀を刺されて悶絶していた。
 海東自身はソードフォームをデンライナーに変え、お宝にしようとしているが、ディケイドはソードフォームのことを「モモタロス」と呼び、ファイナルフォームライドでモモタロスに変形させた。
 今回ディケイドはキバに変身するが、アリゲーターイマジンにあっけなくやられてしまった。一方ディエンドは三体の同じ姿のライダーを出してアリゲーターイマジンと闘わせていた。
 この世界に関しては物語が完結しなかったが、劇場に続くのかな?なんか劇場版の番宣やりすぎ。前回登場したライダーに似たイマジンは結局話に関わらなかったし。
<それにしてもデンライナーにいるオーナー出過ぎ。
 憑依されっぱなしで出番がないユウスケは、勘違いしてモモタロスの方に攻撃してしまった。
 モモタロスの必殺技を一旦喰らったクウガのゴウラム。お尻に刀を刺されてのけぞる姿があったが、ゴウラムのお尻って、クウガの頭じゃなかったっけ?
 次は「仮面ライダーカブト」の世界らしいが、人差し指を高々と上げた絵…いや、確かに分かるけどね。>
第16話 警告:カブト暴走中

  脚本:古怒田健志
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎 剛
 今度は「仮面ライダーカブト」の世界に来た士達。士はいつの間にかゼクトの隊員となっており、同じ隊員のアラタに連れ去られてしまう。ところがもう一人士が現れ…
 敵はワーム達仮面ライダーザビーガタック
 この世界では「555」や「アギト」の世界同様カブトは世界の破壊者のように思われていることが分かるが、この話ではカブトに変身する存在(おそらくはソウジ)は未だ登場せず。クロックアップしたままワームを次々撃破するカブトの姿だけが見える。設定はかなり重いのだが、この話でやってるのは馬鹿みたいなコメディ編。
 「仮面ライダーカブト」では常に天道が「おばあちゃんが言ってた」を繰り返していたが、全く存在が確認できなかった。この世界ではなんと主人公を食うほどの存在感を見せているおばあちゃんが登場。これってオリジナルの意趣返し?
 ツッコミどころではないはずだが、ワームが擬態した士とオリジナルの士が二人して和んでるシーンあり。ほとんど馬鹿みたいなシーンだ。
 今回ディケイドはクウガに変身。本人曰く「虫には虫だ」だそうだが、クロックアップに対抗できるのはクウガのペガサスモードだけという理由がちゃんとあり。後は電王にも変身してるけど、必殺技ってのが「俺、参上」や、「答えは聞いてない」とかセリフを言うだけ。何のための必殺技なのか、馬鹿みたいで笑える。それで結局の話、相手がクロックアップするんだったら、一番効果的なのは555のアクセルフォームだった。たった10秒だけだけど。
 あと、ちらっと劇場版の『超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』に登場するシルバラが登場している。
<今回もハブられ続けるユウスケ。しかし、本人もまんざらでないように見えるんだけど、やっぱりこれも成長なのかな?
 クロックアップという特殊な能力を持つカブトに対して、ディケイドでは全く歯が立たないことを図らずも露呈することになった。
 クウガのペガサスフォームは、飛び道具を持たないとペガサスボウガンには出来ないはずだが、ディケイドが変身したら普通に持ってた。>
第17話 おばあちゃん味の道

  脚本:古怒田健志
  監督:田村直己
  アクション監督:宮崎 剛
 死んだはずのマユの兄は生きていた。ZECTの隊長弟切ソウとして。だがソウには全くその記憶がなく、マユのおばあちゃんも恬淡としたもの。士は本当にソウがマユの兄かどうか、疑問を感じていた。
 敵はフィロキセラワーム。弟切ソウの正体で、カブトに恨みを持ち、カブトを倒すためにはなんでもする。
 「仮面ライダーカブト」編の後編。仮面ライダーカブトは何者なのか。そしてそのカブトが守っているマユは?という話。カブトはクロックアップシステムが暴走してしまい、通常時間に戻れなくなってしまったこと、カブトの正体はやはりソウジという名前でマユの本当の兄であったこと、そしてマユもソウもワームであったことが分かる。僅か2話でやるにしては複雑すぎる話が展開しているが、なかなか見せてくれる。結果としてマユはワームのまま生き続けねばならず、更にカブトはクロックアップの中にとどまり続ける事となった。ちょっと寂しい話に仕上がった。
 ほとんどカブトは発言しないが、その分士がべらべらと喋りまくり、世界の設定を全部口で言ってしまうのはお節介。
 カブトのファイナルフォームは巨大なカブトゼクターになること。今回ディエンドはイクサとサイガを呼び出す。イクサの声はどうやら753らしい。相変わらず頭ごなしの発言をしている。
<クロックアップの中に居続けなければならないカブトだが、そうなると老化も早いような気がするんだけど、全く年齢は変わらないみたい。
 カブトがキャストオフした時点で横にいるディケイドには全くダメージがない。キャストオフは任意なの?>
第18話 サボる響鬼

  脚本:米村正二
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 9つの世界も最後。「仮面ライダー響鬼」の世界へとやって来た士達。早速魔化魍河童と遭遇したが、そんな士達の前に現れたのはアスムという少年だった。果敢に魔化魍に戦いを挑むアスム。だが、この世界の鬼達はどうやらいがみ合っているらしい。しかもアスムの師匠ヒビキは全くやる気を見せない。
 敵は魔化魍達
 最後の世界「仮面ライダー響鬼」の前編。本編とは随分設定が異なり、鬼同士がいがみ合っている。なんでも三つの流派がそれぞれの巻物を奪い合っている。士達メンバーもばらばらになり、士がイブキに、海東がザンキに、そしてユウスケがヒビキの側にそれぞればらけてる。
 この世界の特徴としては、中心となるヒビキ以外の鬼達がみんなオリジナルメンバーと言うこと。ただ性格は微妙に違ってるようだが。物語としては、三派の争いがいつの間にかディケイドとディエンドの争いになってるのがこの作品らしさか?
 細かいところだが、鬼たちは変身すると裸になってしまうという設定は変わらないようで、変身後は垂れ幕で姿を隠してるのが分かる。
 今回はユウスケがちゃんとクウガに変身してるが、テングに全く敵わなかった。情けない。ディケイドは龍騎に変身してる。なんか牛鬼に対し赤い布振ってる。ディエンドは電王を呼び出すが、なんかモモタロスになって大暴れしてる。どうやら鬼には鬼を。と言う事らしい。
<ザンキ役はもちろん松田賢二だが、そう言えば「仮面ライダーキバ」では出てこなかったな(声だけ)。
 今回海東がアスムに対して格好良いことを行ってるが、全部自分の欲望に直結してるのがこの人らしいと言うか。>

VOL.5
第19話 終わる旅

  脚本:米村正二
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 ヒビキが変身した牛鬼に次々挑むライダー達だが、全く歯が立たない。幸い今は人間体に戻ることが出来たヒビキだったが、彼には思うことがあり…
 敵は牛鬼バケガニ。牛鬼はヒビキが変身したものだが、鬼になった者は訓練を積みすぎると牛鬼になってしまうという。
 「仮面ライダー響鬼」編の後編。何故ヒビキがあんなにやる気を見せなかったのかが分かる話で、海東が捜していた、三つの巻物の合致が何であるのかが明らかになる。鬼となった者は、鍛えすぎると鬼に精神を食われてしまうと言う。そして音撃流の宝とは、三流派の合致であった。それなりに盛り上がり、良い話ではあるが、少々薄味。オリジナルと同じか。
 そしてディケイドの旅も一応の終結。しかし旅はまだ終わらない。次は第1話の世界らしいが…
 今回妙に海東が格好良く、その分士の方が全然目立ってない。最後の旅でおいしいところを持って行かれてしまったな。「通りすがりの仮面ライダー」まで言われてしまった。
 今回多数の仮面ライダーが出てくるが、轟鬼だけでなくアキラの変身体天鬼も登場。本編では実際に変身しなかったので、これはかなり貴重。ただ、威吹鬼のものと大して変わらないけど。
 今回ディケイドは電王アックスフォームに変身。キバーラが王蛇を呼び出していた。ちなみに響鬼のファイナルフォームはアカネタカと、音撃鼓だった。
<17話で鳴滝は「お前は次の世界で終わりだ」みたいなことを言っていたが、全然そう言うこともなかったね。口だけかよ。
 ツッコミじゃないが、せっかく前回鬼になった人間は服が消えるシーンがあったのに、アキラが変身した天鬼はなあ…ちと残念というか…ちょっとだけサービスが欲しかった。>
第20話 ネガ世界の闇ライダー

  脚本:井上敏樹
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 9つの世界全てを旅し、元の世界に戻ってきた士達。喜ぶ夏海だが、士だけは何故旅を続けてきたのか疑問を感じていた。そんな彼らの前に現れたのは、自らを天才と称する紅音也。
 敵はオーガリュウガオルタナティブダークカブト、そしてダークキバ。全員が黒いライダーなのが特徴。夏海の高校時代の同級生と紅音也が変身する。
 元の世界に戻った仲間達が描かれる。今回は夏海の高校時代の想い出を主軸に話が展開。ただし、ここは本当の意味で自分の世界なのだか分からない。音也が出てきたり、人間だと思ったら怪物だったり…これまでの展開がとても速かったのに、急にゆったりした話が展開していく。妙にバブリーな話でなんかいかにも井上敏樹脚本って感じ?
 この世界では何故か士は優遇されている。幸運が連発し、それで良い気分になってはいたが、それに浮かれきっているように見えつつ、周囲をよく見ていたようではある。
 一方、そんな士につきあわされるユウスケは、目の前で幸運が全部士の方に流れてしまうため、完全にミソっかす状態で、しかも司のお見合い相手の変身体に追い回されるという、悲惨な役回り。こういう人を一人作るのも、そもそもは井上脚本の特徴だった気もするな。
 今回ディケイドはリュウガと闘うために龍騎に変身しているが、この対決は劇場版以来の宿敵。ディエンドの方は何も呼び出してないが、何故か本人が高速移動してる。「仮面ライダーカブト」の世界でクロックアップでも習得したか?
<今回幸運に身を任せる士だが、行動が見事に音也化してる気がする。>
第21話 歩くライダー図鑑

  脚本:井上敏樹
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 士のカードが全て黒く変色してしまった。呆然とする士に「この世の宝を受け継ぐ人間だ」と告げる音也。一方、高校時代の友人と出会い、浮かれている夏海だったが、友人達が突然夏美に襲いかかる…
 敵は前回に続き、オーガリュウガオルタナティブダークカブトダークキバ。そしてこの世界の戦闘員であるレイドラグーン
 かつての夏海のいた世界とそっくりなネガの世界での話の後編。そしてディケイドのパワーアップフォームのコンプリートフォームの登場が描かれる。タイトルはふざけてるとしか思えない。
 夏海の高校時代の思い出話も出てくるが、これが又もの凄く気恥ずかしいものだったりする。それと、士の写真集が…なんじゃこのバブリーな話は…って、やっぱり脚本が脚本だからか。全般的に演技も下手だし。
 突然カードが黒くなったり、元に戻ったりというのは、説明は全くないが、士がこの世界で生きようと思うと黒くなってしまうものなのだろうか?
 それで現れるコンプリートフォームだが、その姿は10枚のカードをくっつけているだけという話も…これまでのように自分が変身するのではなく、ライダー達のパワーアップフォームが現れ、ディケイドと同じ行動をするらしい。あんまり強くなったように思えないな。その形態も、せめて「仮面ライダー剣」のキングフォームみたいに全身にくっつくタイプだったらまだ良かったんだけど、横にずらっと並べるだけじゃ、やっぱり見場悪いなあ。
 世界は9つだけではなく、無数の世界があると最後に分かるが、残り9話を使っててっきりライダー達が入り乱れた戦いになるかと思ったのだが、そうではないのかもしれない。
<長いこと土の中にあったという割に全然汚れてないケータッチ。
 多数の紙飛行機と共に現れる海東。この紙飛行機はやっぱり全部海東が折ったものだろうか?>
第22話 ディエンド指名手配

  脚本:井上敏樹
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 ディエンドの世界へとやって来た司達。ここはのどかで愛想の良い人々が住む世界だが、何故か海東が指名手配になっていた。ここではサラリーマンとなった司は早速地元の会社に就職するが…
 敵はダークローチ。この世界を管理しているアンデッドで、人が穏やかでないと判断すると、ロボトミーにしてしまう。
 新しい世界としてかつて海東がいたというディエンドの世界にやってきた。ここは大変人が良い人ばかり住んでいるところだが、実はダークローチによって支配されており、その統治の元人々は生気を失っているという。ある意味「仮面ライダー剣」でジョーカーによって支配された世界と言っても良いかも?
 ここでは海東が指名手配犯になっているが、どうやらここでのローチの支配に対して反逆をしていたかららしい。それに対抗するライダーが登場するが、ここで出てくるのは劇場版の剣に登場した新ライダー達。やっぱり「仮面ライダー剣」のパラレルワールドなのかな?ここでは穏やかに生きていなければロボトミーのようにされてしまうと言う。ライダー同士がいがみ合うのもやっぱり「仮面ライダー剣」っぽい。
 なんかここでも徹底的に優遇される士と、やっぱり不幸なユウスケ。この二人の扱いの差はなんなの?指名手配とか言われてる割に海東が格好良いのも特徴か。
 今回ディケイドはコンプリートフォームでキバエンペラーフォームを呼び出す。
<「この世界で旅は終わりだ」と宣言する鳴滝。いつも同じ事を言ってるけど、全部当たった試しがない。
 ライダーのくせにダークローチに簡単に拉致されてしまうユウスケ。ここまで情けないライダーは今までいなかったぞ。超人的なパワーを持つはずなのに、手術台に縛り付けられて動けないのもなんだ。
 ボスローチの姿は何故かコーカサスオオカブトムシ。これって「仮面ライダー剣」のスペードキングだったんじゃなかったか?
 ラストシーン、一方のライダーが敵対するライダーによって攻撃を受けて物語が終わる…これだけで脚本が誰かは言うまでも無かろう。>

VOL.6
第23話 エンド・オブ・ディエンド

  脚本:井上敏樹
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 フォーティーンに操られるこの世界の謎を探る士。
 敵はフォーティーン。ディエンドの世界を支配する人物で、その正体は巨大な邪神だった。多数のローチを擁する。
 ディエンドの世界の後編。海東の謎が多少は分かってきた。この世界では海東は元々フォーティーンのために働いていたが、その真実を悟って裏切ったのだとか。つまり現在ではライダー達の味方になるはずなのだが、誰もそれを信用してない。結構哀しい存在でもある。ただ、海東がいつディエンドの力を手に入れたのかはまだ分からない。
 士が海東を「信じる」とまで言ってしまってる。なんか唐突に良い奴になってるけど、出てくる味方ライダーが多いため、今ひとつ目立てなかった感じ。兄を助けるためにこの世界に戻ってきたと言っていた海東も、結局は救えないまま。
 前回のユウスケに続き、夏海まで脳改造を受けてしまう。
 フォーティーンの正体は巨大な真っ白い邪神だが、デザインはライダーシリーズっぽくない。なんか雨宮慶太のものみたい。
 今回ディケイドはアームド響鬼を呼び出しているが、その力はフォーティーンを一撃で真っ二つ。もの凄い力だ。
<指名手配中というのにどこにでも出てくるライダー達。随分暇なんだな。
 今回のユウスケ…は何も言うまい。ここまでみそっかすにされるライダーもないな。>
第24話 見参侍戦隊

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 士達がやって来た次なる世界はなんと侍達が世界を守っているという「侍戦隊シンケンジャー」の世界。士は黒子の格好となり、更にほとんどのカードは黒く変色していた。海東によれば、ここはライダーが存在しない世界で、当の海東はシンケンジャーの烏賊折神を盗んで逃亡中だった。
 敵はアヤカシのチノマナコ。数多くの目がついた植物型のアヤカシ。全身の目を飛ばして攻撃する。ディエンドライバーを奪い、ディエンド変身態となる。
 今回はなんとクロスオーバー作品で、「侍戦隊シンケンジャー」との競演が描かれる。そのためかこの週はシンケンジャーはお休みだった。ライダーのいない世界と言うだけ合って、士は世界から拒絶され、シンケンジャー達と戦う羽目に陥る。
 一応ライダーが主体だとはいえ、シンケンジャーの名乗り口上もしっかり再現。かなり力が入ってる話だ。全く違う話が意外にはまっているのは、ライダーシリーズ、戦隊シリーズの両方の脚本をやっている小林靖子のお陰だろう。シンケンジャー側の話では、じいの腰痛を心配する丈瑠のぬる〜い話が展開してる。
 今回ディエンドはライアとシザースを呼び出し、シンケンゴールドと戦わせているが、その隙にチノマナコににディエンドライバーを盗まれてしまった。ディケイドの方はノーマル状態で電王に変身するが、ディエンドライバーを使ったチノマナコに吹っ飛ばされるだけ。
 関係ないけど、事典の方は基本的にシンケンジャーの方は入れないでおくのであしからず。
<ライダーがいない世界と言うことで、苛つく夏海。ところで目の前にユウスケがいる訳なんだが…
 ほとんどのカードが黒くなっているはずなんだが、コンプリートフォームにはちゃんと変身してるディケイド。最初の設定は何だったんだろう?>
第25話 外道ライダー、参る!

  脚本:小林靖子
  監督:柴崎貴行
  アクション監督:宮崎 剛
 アヤカシチノマナコにディエンドライバーを取られてしまった海東。そしてこの世界にライダーは必要ないとする丈瑠と士は衝突し合う。そして自分自身を拒絶するこの世界の中にあって変身が出来ない士…
 敵は前回に続きチノマナコ。ディエンドの力を手に入れ、三途の川の水の補給無しで活動が出来るようになり、更に無数のナナシを生み出せるようになった。
 「侍戦隊シンケンジャー」との競演でお祭り騒ぎの話かと思いきや、士のアイデンティティを問われる意外に重い話に仕上がった。これまでは士はあくまでストレンジャーであり、その中のライダーに介入するばかりだったが、ここに来て初めて「自分とは何者か?」と真剣に自らに問う事になる。話そのものは力押しで終わってしまうのだが、この時間じゃそうなるだろう。最後はディケイドの呼び出した剣のアタックライドとシンケンレッドの烈火大斬刀を交換してディエンド変身態を倒す。
 その中にあって源太だけがムードメーカーとなってる。意外に便利に使われるキャラだね。それに当てられたか、海東が駄々っ子のように振る舞ってる。
 久々にユウスケもクウガに変身してる。チノマナコが変身したディエンド変身態はディエンドライバーを用いてムースファンガイアとイーグルアンデッドを呼び出し、更に仮面ライダー剣を呼び出す。それに対抗したか、ディケイドコンプリートフォームでは剣のキングフォームを呼び出す。
 それで次の世界は…え?なんでクライシス要塞が?劇場版との絡みか?
<「世界にライダーは必要なくても門矢士は必要だ」と豪語する士。だったらライダーに変身せずに戦え。>
第26話 RX!大ショッカー来襲

  脚本:米村正二
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 次に士達がやって来た世界では、やはりカードが黒くなってしまう。そんな彼らの前に現れた怪人はクライシス怪人のシュバリアンを名乗る。彼らは士を「霞のジョー」と勘違いして攻撃してくる。そんな彼らに割って入ったライダーがいた。
 敵は怪魔ロボットシュバリアン。自称「クライシス最強怪人」。
 なんと南光太郎が登場。仮面ライダーBLACK RXに変身してクライシス帝国と戦っている世界にやってきた。うわー、昭和ライダーかよ。つか、光太郎役は倉田てつを本人?なんと懐かしい。中年になってもてつを氏は精悍な顔つきしてるな。更にラストではBLACKにも変身。変身ポーズもちゃんと取っている。
 ライダー史上最強と言われるRX(正確にはバイオライダーだが)とディケイドの競演。なんか古いファンには感涙設定だ。しかもRXという微妙なチョイスが泣ける。更に「仮面ライダーX」から大ショッカーの代表として昭和ライダーの中で最も人気のある敵アポロガイストが登場。デザインは随分リファインされているが、この世界ではXライダーのパーフェクターを使って生きながらえているらしい。
 一方光太郎の熱さに当てられたか、基本的に世界観とは別の価値観を持つ士の方はすっかりやさぐれてしまってる。そんな士をかばう夏海の姿があり。今回は夏海が中心と言うことになるのか?
 ちなみにここで実物は登場しないが、かつて霞のジョーをやっていたのは今や声優として有名な小山力也。
 今回ディケイドが変身するのはアギトで、コンプリートフォームではカブトのハイパークロックアップ状態を呼び出す。ディエンドが呼び出したのは仮面ライダーヘラクレスとケタロス。
<RXはリボルケインで戦っているが、光が出てない。ロボライダーの使うボルテックシューターもちょっとチャチになってる。
 夏海の目を見た光太郎は「君のまっすぐな瞳を信じよう」と呟く…この昭和臭がたまらんな。
 英次郎がインパネを着てポーズを取ってるけど、やっぱりこれはあれのコスプレだろうね。
 相変わらず何の意味もなく出てきてはネガティブな発言をする鳴滝。この人何のために出てくるんだ?
 光太郎を「お前」呼ばわりする士。年長者を、しかも大先輩を敬う心はこいつにはないのか?>
第27話 BLACK × BLACK RX

  脚本:米村正二
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 アポロガイストに命を吸い取られてしまった夏美を救うため新しい世界へとやって来た士だが、そこで待っていたのはやはり南光太郎だった。だが、彼は今度は仮面ライダーBLACKへと変身し、突然襲いかかってくる。
 敵は前回に続いてシュバリアン。今回は自分を「大ショッカー最強の戦士」に格上げしている。ディケイドコンプリートフォームのアギトシャイニングフォームに倒される。そしてアポロガイスト。BLACKとRXの連係攻撃で倒された。
 「仮面ライダーBLACK」編の後編で、二つの世界を股に、夏美を救うために奮闘する士の姿がある。前回が「RX」の世界一つだったが、今度は「BLACK」の世界と「RX」の両方の世界を舞台にしている。同じ南光太郎でもこの二人は別人であり、ついにBLACKとRXの競演が実現した(スペシャル版ではやったことがあるんだけど)。
 色々昭和臭が漂ってくる話で、士や海東は夏美を救うために殴り合いをしたり、アポロガイストは少女を人質にしたり、それで攻撃できない士の姿を見た光太郎は士を見直したり…なんかすっかり今は消えてしまった熱い展開が待っている。すっかり昭和の世界に毒された(?)士も熱い台詞を吐きまくり、それに倉田てつをが加わるため、熱い熱い。ギャグじゃなくてストレートに描くのもいいもんだ。ラストシーンの照れた士の姿も良い。
 今回のディケイドはノーマルタイプの龍騎と555に変身。コンプリートフォームではアギトシャイニングフォームに変身する。そしてディエンドはファム及びBLACKを呼び出す。
<妙に士に肩入れする海東だが、妙にツンデレっぽい態度を取ってるぞ。やっぱり一部のファンに対するサービスか?
 ディエンドがファムを呼び出したのは、光太郎が女性を攻撃できないから。と説明された。でも、本編でも普通に戦ってたぞ?
 今回ディエンドに呼び出されたBLACKはディエンドが去ってもアポロガイストを倒すまでずーっと出ずっぱり。珍しいけど、話の都合かな?それ以前に南光太郎の姿で呼び出してるのも不思議。
 ラストシーンで、大ショッカーの出現を「ディケイドのせいだ」と言う鳴滝。どっからそう言う考えを出してくる?>

VOL.7
第28話 アマゾン、トモダチ

  脚本:米村正二
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 新たな世界は「仮面ライダーアマゾン」の世界。ここでは大ショッカーによって完全に支配され、町ゆく人々は全て「イーッ」というのが挨拶になっていた。それに反発する士は町の人々から阻害されていた。そんなところに現れた仮面ライダーアマゾン…
 敵は十面鬼。ゴルゴムではなく、ユム・キムルという名前。ゲドンの首領。通常は重力制御装置に鎮座しているが、戦いになると二本脚になる。ライダーから攻撃を受けると、同じ攻撃を返す能力を持つ。
 昭和ライダーの世界めぐりの第2編で、今度は「仮面ライダーアマゾン」の世界が展開。アマゾン自信は士同様、世界から拒絶されているため、自分の世界を探し続けているそうだ。ただ、私自身が結構「アマゾン」には思い入れがあるため、エンリケの演技は少々違和感あり。大体アマゾンが流暢な言葉を使うのはやっぱり嫌。変身セリフも力ないし。それに別段十個顔を持っているわけではない十面鬼の造形もなんか「龍騎」っぽくて違和感ありまくり。
 町中の人から迫害されるライダーの世界。これはネガの世界とディエンドの世界の焼き直しのような気がする。
 ここに登場する戦闘員はジューシャではなく、ショッカー戦闘員。大ショッカーによって支配されている事がよく分かる。
 海東の狙いはギギの腕輪ではなくガガの腕輪なのだとか。鳴滝も大ショッカーには反発を持っているらしい。
 今回ディケイドは555に変身。ただし十面鬼とアポロガイストの両面攻撃によってかなり厳しい戦いを強いられる。
<初めてアマゾンを観たユウスケによれば、「どっちも怪人に見える」…いや、それだったらどのライダーも比較的そう見えないでもないぞ。
 マサヒコの怪我を治すため薬を調合するアマゾン。普通にスリコギ使ってるけど、腰のコンドラーは何故使わない?
 十面鬼に対しキックを見舞うクウガと、それをキックで迎え撃つ十面鬼。キック同士が激突するのだが、良く観ると、脚同士の軸が合ってない。このままじゃお互いの土手っ腹と顔にキックが炸裂するはず。
 アマゾンはギギの腕輪を最後に取られてしまったが、別段ここでは死ぬことはないらしい。>
第29話 強くてハダカで強い奴

  脚本:米村正二
  監督:金田 治
  アクション監督:宮崎 剛
 マサヒコをかばったアマゾンだが、そのマサヒコの裏切りに遭い、ギギの腕輪を奪われてしまう。一方、十面鬼がギギの腕輪を使ってしようとしていることは、全人類を怪人化することだった。その事実を知ってしまったマサヒコ…
 敵は十面鬼。自らのガガの腕輪とアマゾンのギギの腕輪を合わせることで全人類怪人化計画を遂行しようとしている。
 「仮面ライダーアマゾン」編の後編。アマゾンが安住の地を見つけるまでが描かれる。素直な存在の子があっという間にアマゾンへと寝返ってしまうという、話があまりに安直なのが難点だが、これもおそらく昭和シリーズを意識してのことだろう。ただ、昭和シリーズと異なるのは、そこに熱さが全然感じられず、単純にゆるい展開でしかないため、たいして書くことがない。つまり、旧作のインスパイアのはずが、悪い部分だけをコピーしてしまった話とも言える。
 どうやらアマゾンにとってのギギの腕輪は変身アイテム以上の役割はなかったようだ。この部分もいい加減すぎる感じ。
 今回の海東は完全にツンデレ状態。ディケイドを邪魔しに来たとか言ってちゃっかり助けている。
 ユウスケのクウガは初めてタイタンフォームへと超変身。
 そして最後に、今度行く世界が最後の世界であることが暗示されていた後2話で終わりか。早いもんだな。
<妙にアポロガイストは「〜なのだ」という台詞が好きらしい。どっかのパパみたい。>
第30話 ライダー大戦・序章

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 他のライダー達とディケイドが戦う夢で目が覚めた夏海。そして新しい世界では、キバと剣、ファンガイアとアンデッド達が戦っているのを目にする。世界の融合が進み、キバの世界と剣の世界の生き残りを賭けての戦いらしい。更に融合は進み、響鬼までも現れる…
 最終章となり、ついにライダー大戦の開始。本来もっと前にこの話は始まっていなければならなかったはずなのだが、多分相当に圧縮された物語が展開されるんだろう。
 それで過去に飛んだ世界の人物が次々と登場している。それで次々に死んでいるが、これはどういう事になるだろう?簡単に復活しそうだけどね。
 大ショッカーのアポロガイストによって世界の融合が進んでいる事がここで発覚する。ここで最後の敵はアポロガイストになりそうなのだが、謎のオンドゥル星人の登場で、そこが謎になっている。
 今回はユウスケが妙に格好良い。戦いの中で、あくまで中立を守ろうとし、誰の味方にも付かないことを宣言している。そんで海東がいきなり「士に手を出す奴は俺が許さない」とか…この人も性格が変わったな。
 ちょっと気になるのが、ディエンドの世界辺りから士は「仲間」を強調するようになったが、その言葉が妙に軽く聞こえるのが残念なところ。と言うか、なんかこの話妙に薄味過ぎない?ラス前なのに。
 尚、ここでアポロガイストが結婚しようとしているユウキ役は「仮面ライダーディケイド」でクイーン役だった芳賀優里亜が演じてる。連続でクイーン役か。
<ディケイドはコンプリートフォームで龍騎サバイブを呼び出すが、その動きは微妙にシンクロしてない。>
第31話 世界の破壊者

  脚本:米村正二
  監督:石田秀範
  アクション監督:宮崎 剛
 世界の融合を進め、ライダー世界を次々消し去っていくスーパーアポロガイスト。その強化された肉体にディケイドらも全く歯が立たず、夏海を連れ去られてしまう。更に士の前に次々現れる歴代ライダー達。士を旅に送り出した渡は、この旅自体が間違っていたという…
 敵はスーパーアポロガイスト。そして今まで戦ってきたオリジナルの怪人達。更に、他の多くのライダー達が牙をむく。
 いよいよ最終回…とは言え、終わり方があまりに無茶苦茶過ぎて、開いた口がふさがらない状態。これまでそれなりに物語がまとまっていたのに、最後に一気に放り投げた感じ。
 ディケイドが世界の破壊者であるという事実が改めて語られる。それで絶望する士に英次郎が「どんな旅にも無駄はない」と語りかけるのが救いか。それで海東も又、士に対する思いを告白。
 第一話で夏海が白い服を着ていたのは、実はスーパーアポロガイストとの結婚式のための花嫁衣装だったことが分かる。
 ただ、この話のラストで、ライダー大戦が始まった途端、いきなり「続きは映画で」…って、おい。そりゃ酷いだろ。よく言っていた「仲間」の事も、よく分からないまま。ラストで脚本の酷さが出てきてしまった。最後は劇場版を観るしかないってこと?
 ところで、夏海のことを士は何故「夏みかん」と呼んでいたのは、ちゃんと意味があったらしい。「夏、未完」だということだ。結局終わりは冬になるから。ほんとかどうかはわからんけど。
<登場した紅渡によれば、士は世界のライダー達を倒さねばならなかった。放っておけば世界が融合し、彼ら全員が世界を道連れに消滅してしまうからだそうだ…だったら最初からそれ言えよ。
 剣崎一真こと、椿隆之はやっぱりオンドゥルだった。こいつはいつまで経っても滑舌良くならないな。どうやら渡同様世界の崩壊を防いでいたようだが、こんな奴にメッセンジャーを務めさせるのも問題じゃないか?どっちも人に言葉を理解させられない渡と一真の二人じゃなあ。
 今から考えると完全に無駄だと思っていた28話と29話は、劇場を前提に本当に無駄にするために作られたことが分かる。>