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牙狼 GARO MAKAISENKI

牙狼 GARO MAKAISENKI事典
牙狼 GARO(第1期)
牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜(第3期)
絶狼<ZERO>(オリジナル)
牙狼 GARO 魔戒ノ花(第4期)
牙狼-GARO- -GOLDSTORM- 翔(第5期)
牙狼-GARO- -魔戒烈伝-(第6期)
神ノ牙−JINGA−(第7期)

 2011'10'6〜2012'3'22

主な登場人物
冴島鋼牙
黄金騎士ガロ
(役)小西遼生。前作から引き続き登場。
 七体の使徒ホラーを倒した最強の魔戒剣士。北の番犬所から抜擢され、元老院付きの魔戒剣士となった。謎の魔戒法師によって破滅の刻印を刻み込まれる。
ザルバ (声)影山ヒロノブ。数々の特撮やアニメソングを歌う歌手。
 魔導輪。常に黄金騎士と共にある意志を持った指輪。鋼牙のサポートを担うが、前作よりも対処できない事態が多くなってるようだ。
御月カオル (役)肘井美佳。
 新進童話作家。過去ホラーと冴島鋼牙との戦いの渦中に身を置き、その体験を元に絵本を描いている。鋼牙の心の支えとなっており、彼女の存在をしっかり守っている。
倉橋ゴンザ (役)螢雪次朗。ヴェテラン俳優で、特撮。殊にガメラに多くの思い入れがあるとは本人の言で、新ガメラシリーズはネットに上げられた『4』まで出演している。
 冴島家の執事。破滅の刻印を押され、徐々に弱っていく鋼牙を必死に支える。
鈴邑零 (役) 藤田玲。前作から引き続き登場。
 銀色の魔戒騎士絶狼に変身する青年。鋼牙とは信頼に結ばれた良きライバル関係。鋼牙と同じく赤い刻印を押されている。大の甘党となった理由が明らかにされている。
布道レオ (役)中村織央。
 鋼牙とパートナーとなった魔戒法師。発明家でもあり、魔戒獣号竜を開発した。実は閃光騎士狼怒という魔戒騎士。双子の兄シグマの所行を止めるために魔戒法師として隠れて活動。
邪美 (役)さとうやすえ。現佐藤康恵。「ウルトラマンネクサス」西条凪役。
 ザルバを修理するために登場。自らも赤い仮面の男に襲撃され、それが魔戒法師であることを知ったため、鋼牙に布道レオをあまり信用しないようアドバイスを与える。イデア復活の際は鋼牙らと共に突入する。
赤い仮面の男
魔戒法師ジャアク
布道シグマ
(役)中村織央(二役)。
 レオの双子の兄。かつて優れた魔戒法師であり、魔戒騎士としての能力も持っていたが、やがて魔戒騎士を嫌悪するようになり、ギャノンを復活させて魔戒騎士を根絶やしにしようと考える。赤い仮面の男の正体で、ギャノンの骸の力を用いて魔戒騎士達に封印を施す。過去修練場で鋼牙と肩を並べて学んでいたことがあった。
ギャノン  かつて騎士によって封印された太古のホラー。その骸が魔界に残っており、布道シグマがイデアを作るために魔界から持ってきた。イデアを逆に取り込んで復活する。
話数 タイトル コメント DVD
第1話 火花

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 中年チンピラの阿南は、骨董店でライターを万引きする。直後、かつての仲間に拉致され、拷問を受けてしまう。そんな阿南の耳に、ライターからの声が聞こえてくる。一方、元老院ではホラー・シガレインの出現の事を聞き、神官グレスからガロに指令が下っていた…
 敵は
シガレイン。第二次大戦のヨーロッパである士官が持っていたライターに取り憑いたホラー。人を火花に変えて吸収する。阿南という男に取り憑いた。
 「GARO」続編の登場。第1話の本作は、ホラーを呼び出す男に竹中直人、元老院神官にひし美ゆり子と、実に素晴らしい配役陣を見せつける。話としては劇場版の『牙狼 〜RED REQUIEM〜』の後の話になってるようだ。
 演出もヌードあり、残虐シーンありで、大人向け特撮を見事に作り出している。暗闇の中で映える金色の戦士。相変わらず見せ場をきちんと作る画作りは流石と言えよう。
 鋼牙の側も、相変わらずのゴンザと、御月カオルも登場。新キャラとして神官グレスとレオ、そしてライバルキャラらしいのが登場。今回はあくまで顔見せってところ。
<前作が6年前。時の流れはやっぱりキャラに影響を及ぼしてる。鋼牙役の小西遼生は随分顔つきが丸くなったな。>

VOL.1

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第2話 街灯

  脚本:江良 至
  監督:横山 誠
 使徒ホラー殲滅の功が認められ、元老院付きとなった鋼牙。だがその胸に押された死の刻印は、徐々に鋼牙を蝕んでいった。その頃、深夜街を徘徊する若者の前に街灯が現れ、そこに現れる妖艶な女性に食い尽くされるという事件が起こっていた。
 敵は
ルーザギン。ホームレス女性一貝志乃に取り憑いたホラーで、若い男を街灯でおびき寄せ、気に入った男はいたぶり殺してコレクションにしており、気に入らない男は影を吸い取る。光のあるところに瞬間移動することが出来、両手は高熱を発する。
 今回は男を求める女性に取り憑いたホラーの話。SMチックな描写もあって、やはり深夜枠の作品だと納得できる。
 前作から時が流れ、鋼牙の地位も上がってパートナーもできたし、カオルもいっぱしの画家としてそれなりに名が売れているらしい。何故かホラーに縁のあるカオルは、ここでもホラーと鋼牙の戦いに巻き込まれてしまう。再会は果たしたものの、ほとんど会話はなかった。
 前回で何者かに死の刻印を押された鋼牙だが、今のところ影響はさほどではない。徐々に話に関わってくるのだろう。
 前回の竹中直人に続き、広田レオナが登場。つくづくマニアックな役者の選び方だ。
第3話 車輪

  脚本:横山 誠
  監督:横山 誠
 レオが開発した号竜・コルトを東の管轄に届ける指令を受けた鋼牙とレオ。だがその前にホラー・メルギスが現れた。
 敵は
メルギス。レオが開発した号竜・コルトによって倒された。そしてコルト。レオが作った号竜の一体で、レオ曰く「最高傑作」。レオの血がかかったことで、内包されていたホラーの血が目覚めてしまう。オートバイに合体する。
 ようやくレオが話に関わってきた。魔戒法師であるレオが作った魔戒具である号竜が、ホラー化してしまう話。
 劇場版を含め、これまで何度か登場してきた号竜は魔戒法師が繰り出す糸によって操作されてきたが、今回登場したコルトは基本無線式。これも発展しているのか。
 レオは自分の発明に自信を持ち、それを子供のように愛でているが、それが暴走した時にあっという間に絶望する。そして最終手段は自爆
(しかも最終手段に至る過程があっという間)…いい具合にマッドサイエンティストの素質あり。好みのキャラだ(と言うか、完全にマッドサイエンティスト好きのために創造されたキャラにしか思えない)。
 テレビ特撮では珍しい本格的なバイクアクションあり。ワイヤーフレームとCGを上手く使い、テレビとは思えないくらい見事な描写になってる。
 スピード勝負と言えば、当然牙狼には轟天がいる。その辺きちんと外さない作りは流石だ。
 轟天だけでなく零も登場。零も又鋼牙と同じく赤い刻印が押されていることが分かった。
第4話 切札

  脚本:井上敏樹
  監督:横山 誠
 西の果てにある孤島で闇カジノが開かれており、客が次々に行方不明になっていた。グレスの指令を受けた鋼牙は武器を持たないままカジノに潜入し、ホラーを見極めようとするが…
 敵は
ゲノジカ。ギャンブル好きのホラーで、闇カジノのオーナーであるキッドに憑依し、プレイヤーとしても参加していた。その正体はカジノに飾ってあった古いトランプの一組。トランプを手裏剣のように飛ばして攻撃する。
 ポーカー勝負を題に取った心理劇が展開。同じような話は「海賊戦隊ゴーカイジャー」10話にもあったが、こちらの方がはるかにアダルティな話になってる。話もちゃんとメリハリあるし、上手くできた作品と言えるんじゃないかな?
 魔戒騎士としての力を全く使えず、ひたすら腕だけでポーカー勝負をするという設定も面白い。最後はやっぱり力押しになるになってしまうのは、やっぱり特撮だな。
 最も大切なものをカードの担保にするという時、鋼牙はカオルを選んだ。これが素直に出せるようになったのは、続編の強味と言えるかも。トランプ遊びに興じるカオルにつきあおうとするのも、少々性格が丸くなった感じがある。
<鋼牙が名乗った異名はブラックジャガー。これは「風雲ライオン丸」にも同じ名前がある。関連あると思えるのは、この作品ならではかな?>

VOL.2

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第5話 奈落

  脚本:小林靖子
  監督:雨宮慶太
 町工場でマンホールの蓋を作っている黄島宏二は、その独特の完成で芸術的なマンホールを生み出していた。だがそれは周囲に理解されることはなく、工場の借金はかさむばかり。そんな黄島の前に、彼の芸術を理解するという女性が現れた。
 敵は
デスホール。特殊なゲートを作り、他のホラーに食わせるために人間を送り込むホラーで、ザルバ曰く「面倒見のいいホラー」。ちなみにスタッフロールではテルボとされている。
 物語自体は単純なホラー狩りで、レオと鋼牙が共同で封印に当たっている。まあそこにカオルが絡んでくるあたり、つくづくホラーに縁のある女性だ。
 終わり方は、なんか
『リング』っぽい感じなのだが、芸術家という人種は、極端から極端へと走りやすい存在である事を暗に示してるような話。
 一方、鋼牙の胸にある破滅の紋章は、その威力を増しているらしい。そんな鋼牙を心配するレオの姿は、見事な女房役。尚、一応ここでレオと正妻カオルが初顔合わせとなった。
第6話 手紙

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:金田 龍
 家族団欒の時を持っている庄内家。そこでは笑いに包まれていた。そんな時、鋼牙の元を訪れた零は、何も言わずに鋼牙と剣を交えるのだった。
 敵は
エリンネルグ。戦場カメラマンの息子の死を受け入れられない庄内家の木に寄生したホラーで、満月の日に息子の幻を見せる代わり、生贄を要求していた。
 冒頭からなんだか訳の分からない展開を見せるが、それがだんだん分かってくるという構造。特撮よりも
「世にも奇妙な物語」っぽさのある話だった。
 鋼牙同様破滅の刻印を受けてしまった零が本作の主人公。鋼牙とは違った個性を見せている。ただ、物語的に零である必然性はなく、なんで主人公を変えたのか、今ひとつ理解は出来ないが。
 毎度個性的なゲストで楽しませてくれるが、今回は小松政夫と高野八誠と松金よね子。コメディアン二人に特撮の常連。不思議な組み合わせだな。高野は無口役がよく似合う。
 零によって語られたが、破滅の刻印は鎧を召還する度にその力を増すのだとか。鋼牙も徐々に冒されているということか。
第7話 閃光

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 元老院の魔戒法師ラテスが霊獣の毛皮を下界の魔戒法師へ手渡す儀式を行おうとしており、鋼牙は護衛を依頼される。何も起こるはずはないというラテスだが、儀式の最中に何者かに霊獣の毛皮を奪われてしまう。
 敵は赤い仮面の男。ここで
魔戒法師ジャアクを名乗る。騎士であり、鋼牙の黄金騎士の力を吸収して暗黒の鎧を纏ってもいるが、元は魔戒法師だったらしいことが暗示された。
 いよいよ赤い仮面の男が再登場。ついには魔戒騎士としての鎧まで使っての直接対決となる。第1期にも牙狼と絶狼の戦いがあったが、やはり最大の敵は同じ魔戒騎士と言う事だろうか。あくまでここでの戦いは初めての戦いで、これからが本番といった所か。
 毎度特撮には力が入っているが、ここでは空中で落下しつつ戦ってる。暗いので見えにくいが、なかなか見所多い。
 一方、なんか冴島家で馴染んでしまってるカオルの姿もあり。普通に家で寝ているし、もはや家族そのものって感じだな。1期の時とはえらい違いだ。そしてなんか度々顔を合わせるカオルとレオ。レオはカオルの面影に誰かを重ねているらしい。
 今回のゲストは木下ほうか。ちょっと前に『電人ザボーガー』で嫌味な首相の役をやっていたが、ここでもやっぱり嫌味な役だった。
<今回の戦いは高層ビルから落下しつつ戦ってるが、5分くらい落ちっぱなし。どれだけ高いんだよ。>
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VOL.3

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第8話 妖刀

  脚本:江良 至
  監督:横山 誠
 零の前に現れた謎の男は、手にした刀での真剣勝負を申し込む。ホラーでない者と戦う事は出来ないと、一旦は勝負を拒否する零だったが、木刀での勝負を戯れに受けるが…
 敵は
レベッカ。鉄塊のようなホラーで、零の絶狼にあっけなく倒された。そしてカゲミツ。人の生き血をひたすら求めるホラーで、江戸時代に人間を操って人を斬り続けてきたが、希代の剣士猪狩重蔵に取り憑く。その後数百年を経て猪狩を復活させるが、逆に猪狩の方に取り込まれてしまった。
 今回も零が中心になった話。だけど、冒頭はまるで映画のような演出で時代劇が展開。そしてその後、ホラー化した刀に取り憑かれた男が現代に蘇り、零と戦うと言う展開。
 この話の面白いところは、ホラーに取り憑かれた男が完全に正気を保っていると言うところで、逆にホラーの方を取り込んでしまったという点。これまでの特撮の定番を完全に逆手に取った物語となっている。強い奴と戦いたいというだけの執念を持ったストイックさがとにかく格好良し。
 ただ、今回ほとんど鋼牙とカオルは登場せず。ラストに零が「(鋼牙と)勝負つけてみようかな」と呟くくらい。カオルはラストでいつものように日常生活を描写されてるけど。
 病に冒され余命幾ばくもない剣士というと、日本では沖田総司が有名だが、猪狩重蔵のモデルはむしろ平手神酒の方だろう。ちなみに役は大友康平。ハウンドドッグとは。
第9話 化粧

  脚本:藤平久子
  監督:雨宮慶太
 人気ミュージシャンJURANが主人公の舞台劇が大人気を博していた。あまりにお粗末なその演技を袖口で観ているのは、かつて天才役者と呼ばれた高峯龍之介だった。今や見るかげなく落ちぶれ、道具係をしている龍之介だが、そんな彼に、大道具の化粧箱が語りかける…
 敵は
アグトゥルス。化粧箱が力を持ったホラーで、往年の名優高峯龍之介に憑依した。戦いの際は衣装や舞台を次々に変えていく。
 一応バックステージものになるのか?なんか『オペラ座の怪人』を思わせるようなお話し。戦いで次々に衣装を変えるのは、戦隊ものの定番を思わせる。最後に誰も観客がいないところに鋼牙だけ現れるのは『ガス人間第一号』かな?
 とは言え、やっぱり本作らしく物語はかなり重め。レオの言った台詞「化粧は人間が出来る魔法のようなもの」ってのは、なかなか含蓄ある言葉だ。
 高峯龍之介役は川崎麻世。元アイドルだけに、なんか真に迫った演技に見える。
<ホラーになったのは高峯龍之介という名前だが、時々「げんのすけ」と言われてたような?>
第10話 秘密

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 絵本の創作に行き詰まったカオルは鋼牙の家を訪れ、ゴンザと話すことにした。そんな時に現れたレオは数年に一度しか出現しない霊獣を見るための準備をするという。興味の湧いたカオルは、自分も同行させて欲しいとレオを説得する…
 敵は
ズフォーマー。霊獣バロンの仮面をつけたホラー。非常に動きが速く、斬れるチャンスは一瞬だけ。そしてオリグス。霊獣を守るホラーのような獣。普段は半透明の球状をしているが、霊獣に危機が訪れると竜のような姿となる。
 カオルとレオの交流を中心にした話。ホラーというか魔界の生物を観るためにはどうすればいいのかを細かく描いていて、簡単なロードムービーっぽい話になってる。雰囲気としては実相寺昭雄のものに近い感じで、多分意識して作ってるんだろう。百鬼夜行みたいなシーンもあって、大変幻想的なものに仕上げられていた。
 魔戒の生物が観られるということは、それだけでかなりの危険だということが分かった。カオルは軽い気持ちでレオにくっついているが、レオの方がえらく緊張している対比が面白い。決められた道を決められた時間に通ることで魔戒とコンタクトできる。これはいわゆる“神隠し”というものの説明にもなっている。
 一方ホラー狩りしている鋼牙は基本的に待っているだけで、戦いは一瞬。最近はこう言うのが結構多いようだ。

VOL.4

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第11話 咆吼

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 鋼牙はカオルとゴンザを自身の思い出の場所へと誘う。そんな鋼牙の前に時空ホラーのザジが出現し、挑戦状を叩きつける。
 敵は
ザジ。黄金騎士達に倒されたホラーの邪念が集まって誕生したホラー。黄金騎士に深い敵意を持ち、歴代黄金騎士が眠る白い塔で黄金騎士が来るのを待っている。時の流れを変える力を持つ時空ホラー。
 鋼牙にとって思い出の場所であり、やがて自分自身が眠ることになる場所へとカオルを誘う鋼牙。随分この二人の関係が深まっているようでもあり。
 前回がカオルを中心としたリリカルな話だったが、今回はひたすらバトルが続くアクション主体の話となった。こうやってバランスを取っているのだろう。
 第1期と異なり、この作品ではあまり戦闘時間を強調することはないが、特に今回は時間無制限の戦いとなって、見所を強調した作品になっている。
 牙狼のマントは盾にもなる。バスターシールドみたいだな。
第12話 果実

  脚本:田口 恵
  監督:金田 龍
 女子高生星川ミサオの元を訪れる零。久々の再会となる二人だが、零はある使命を帯びて彼女の元を訪れていた。
 敵は
ヤシャウル。自殺しようとした娘を救おうとして死んだ星川敏子に憑依した鬼のようなホラー。敏子の娘のミサオを操り人間狩りをしている。
 今回は零を中心とした話であり、彼にとっての因果を断ち切る話となっている。甘党の零にとって、美味しいお菓子屋は心安らぐ場所だが、そこがホラーによって浸食されていたらどうなるか、と言う場面から始まって、少々切ない話が展開する。
 零は魔戒騎士ではあるが、かつてはかなり軽めの性格だったようだ。更に昔甘いものが嫌いだったとか。意外な話だったが、彼を甘党にしたのは星川家ということで、本作の彼にとっての重さを演出していた。
 女子校を訪れた零が女子高生に大騒ぎされるとか、ありがちではあるがリアルな描写もあり。
第13話 仙水

  脚本:小林雄次
      田口 恵
  監督:小坂一順
 魔道輪ザルバが突然赤く燃えて苦しみだす。その治療のために魔戒法師の邪美が呼ばれる。邪美はザルバを伴い宝玉の森へと入っていくが、そこにはザルバを奪おうと待ち受けている男がいた…
 敵は
魔戒法師ジャアク。ザルバを奪うため宝玉の森で邪美と戦う。肉体のかなりの部分が機械で作られていることが分かった。
 第一期に登場した邪美が再登場。前と較べ、随分落ち着いた演技を見せるようになってきたし、太股を露わにしたアクションも見事(声は相変わらずだが)。大体半分くらいは鋼牙から離れた話が出てくるようになってきたが、これが続編の強味か?
 赤い仮面の男ジャアクも再登場。魔戒法師しか入ることの出来ない宝玉の森に入り込んでいることから、やっぱり魔戒法師なのだろう。人型の号龍を使いこなすなど、レオのような力を持つらしいことも分かった(これは伏線か?)。
 オープニングが変わり、又歌が入るようになってきた。エンディングも歌が変化。
<邪美役のさとうやすえは特撮には結構出てくる人なんだが、目がちょっと怖いので、敵役の方が似合ってる気もする。この作品にはぴったりだけど。>

VOL.5

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第14話 再会

  脚本:江良 至
  監督:横山 誠
 元老院から闇に落ちた魔戒騎士の討伐命令を受ける鋼牙たち。任務のためと割り切り、その男四十万ワタルと対峙する鋼牙だが、実はワタルも又破滅の印を付けられており、その痛みと闘っていた。
 敵は
四十万ワタル
 今度はSP版の「白夜の魔獣」から山刀翼が参戦。翼も鋼牙同様ジャアクによって印を付けられているらしい。
 魔戒騎士同士の戦いが描かれ、かなり話も深まっている。翼を含め更に二人の魔戒騎士が登場したが、二人とも破滅の刻印を付けられていることから、ジャアクは何人もの魔戒騎士に破滅の刻印を付けているらしいことが分かった。
 その破滅の印を付けられた四十万ワタルの討伐の話なのだが、この人は元老院を裏切った訳ではなく、破滅の刻印によって精神が分裂し、一方で刻印を取り外す道を探し求めつつ、立ちふさがる者を次々斬っていたらしい。戦いの末、四十万ワタルは封印の呪縛から解かれて命を取り留めるが、この戦いはまだ続く。
 元老院の上にいる存在ガジャリが登場。この力を持ってすればジャアクの封印も解けるほどだそうだが、今のところ何の行動も起こしていない。鋼牙に言わせれば「人間もホラーも関係ない」存在なのだとか。
第15話 同胞

  脚本:江良 至
  監督:横山 誠
 修練場で魔戒騎士見習いの少年達が訓練を行っていた。四人一組となった彼らは魔戒騎士ワタルの元で訓練を続け、力を付けていったが、その最終試験には不穏な空気が流れていた…
 敵は
ライゾン。かつて修行中の鋼牙を襲ったホラーで仲間達を食ってしまった。時を経て成長した鋼牙によって倒されることになる。
 前回登場した四十万ワタルを師とした少年達の訓練の様子が描かれていく。これは前回鋼牙がワタルの弟子だったということから分かるとおり、鋼牙の少年時代の話となっている。
 こども達の訓練だから、どこか運動会を思わされるが、こんな中にあってもしっかり演出が練られていて、見所もちゃんと作られているところが本作らしさで、生身のアクションに並々ならぬ力が入っている。
 前回甲賀が言った「僅かな可能性がある限り仲間を助ける」との台詞はここでワタルが言っていた言葉であることが分かる。訓練を受けた後の魔戒騎士達に大きな影響を与えた師ということなのだろう。
第16話 仮面

  脚本:雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 魔戒騎士を狙う魔人と戦いを繰り広げる魔戒騎士達。そんな中、カオルの元を訪れたレオはしばしの別れを彼女に告げていた。
 敵は
魔人。最初はホラーかと思われていたのだが、実はジャアクが繰り出す号竜だったことが分かる。そしてリゲル。ジャアクが作った搭乗型の号竜。人間とホラー両面の顔を持つ。
 赤い仮面の男ジャアクに関する話。ジャアクが繰り出す号竜はますます強大化しており、今や真獣に近い力を持つようになってきた。実際魔戒騎士を倒せるほどの強さを見せる。
 そして徐々に命の終わりが近づいてきた魔戒騎士達。そしてやはり不穏な動きを見せるレオがジャアクであることが発覚…しかし、最初にカオルの元を訪れた時点のレオとジャアクの中にいるレオには人格が異なるようでもある。
<別段ツッコミではないのだが、かつて雨宮慶太と言えば、能面のような顔を付けたデザインがやたら多かった。最近そう言うのが少なくなったと思ったのだが、今回の号竜のデザインは久々にそれが堪能できた。>

VOL.6

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第17話 赤筆

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 特殊なホラー・セディンベイルを追う魔戒法師の烈花と出会う鋼牙。その頃カオルは自分の絵本の出版の最終打ち合わせを行っていたのだが、
 敵は
セディンベイル。古いホラーで、その知識は極めて高い。そのためにこれまで封印はされたものの滅ぼされずにいたのだが、突如封印を破り現れた。その本体は魔戒文字。
 劇場版から烈花が登場。その時から随分丸くなってきたようではあるが、カオリとのファースト・コンタクトは最悪だった。なんか鋼牙を巡るさや当てのような話にもなっている。
 そして鋼牙が破滅の刻印を受けていることを、カオルにもばれてしまった。それでもその運命を受け入れようとするカオルと、それを振り切り、命の続く限りホラー斬りを行う鋼牙。二人の運命が離れようとしている。
<男の魔戒法師は構えるだけなのだが、女性の場合、動きがとてもあでやかだな。特に太股とか…>
第18話 群獣

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:横山 誠
 番犬所の捜査にも関わらずレオの行方は知られないまま。しかも番犬所に保管されている系譜書からもレオの名前は消されていた。番犬所の中にレオの協力者がいるのではないかと推測するグレスだったが…
 敵は
魔人ラテスホラーの群れ。そして赤い仮面の男
 話は大きく転換点を迎え、元老院の中にも赤い仮面の男に共感する魔戒法師が現れ、そのサポートを受けて赤い仮面の男の活動は活発化。魔戒法師達が大きく割れている。
 烈花に続き今回も劇場版からシグトが登場。魔戒騎士を排除し、魔戒法師がホラーを狩るという思想に共鳴している。レオのそう言えばこいつも号竜使いだったか。又、7話に続いてラテスが再登場。木下ほうかが相変わらず嫌味な役を好演してる。
 そして赤い仮面の男との戦いとなるのだが、そこで鋼牙を救ったのは、何故か赤い仮面の男であるはずのレオ。しかも鎧を召喚している。なるほどこういう展開にする訳ね。
 今回牙狼の背後に鋼牙自信の顔をカットバックで入れ、戦いの苦しみを演出しようとしている。なかなか良い感じの演出だ。
第19話 楽園

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:横山 誠
 突如鋼牙の前に現れ、しかも鎧を召喚して見せたレオは、これまでの経緯を鋼牙に語る。これら全ての黒幕は兄シグマであること、そして何故兄が魔戒騎士を憎むようになったかを。だが赤い仮面の男はその間にも着々と魔戒騎士を滅ぼす手立てを整えていた。
 敵は
シグマ。レオの双子の兄であり、赤い仮面の男の本当の正体。
 これまで全ての黒幕はレオと思われていたのだが、実はレオの双子の兄であるシグマだったこと、レオも又実は魔戒騎士であったことなど、様々な設定が明らかにされた。
 先の号竜の絡みでレオが黒幕のような描写があってこの物語展開。裏には裏があるということか。
 命が残り少ない零も登場。零としては何も魔戒騎士と魔戒法師がいがみ合う必要性がないため、シグマを説得できればそれでいいと考えているようだ。鋼牙と較べ、より人間的な欲求に素直な零らしくもある。

VOL.7

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第20話 列車

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:横山 誠
 いよいよ赤い仮面の男シグマの儀式が始められようとしていた。その晩、月の昇る時、儀式は完成し刻印を受けた魔戒騎士は全員死を迎えることとなる。シグマが向かっているのが真魔界である事を悟った鋼牙はシグマの乗った魔導列車に乗ろうとする。だがシグマの宣言に、魔戒騎士達は動揺していた。
 敵は
シグマ
 話は真魔界へと向かうが、前半部分はその前に混乱する魔戒騎士達の姿を描く。テレビシリーズだから出来るタメ部分と言って良い。
 そして魔戒騎士達が動けない中、シグマとレオの双子の兄弟が戦い、そこにガジャリとの契約を果たした鋼牙が参戦。二人の戦いによって、すんでのところでシグマの野望は阻止された。
 魔導列車のエフェクトも凄く、相当に力の入った描写を見せてくれている。
 今回登場した多賀城信義役は田中要次。かなりマニアックなチョイスだな。
第21話 牙城

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 全ての魔戒騎士を殺そうとするシグマの野望を阻止した鋼牙。しかしシグマの真の狙いとは、イデアの建造にあった。捕らえられてしまった鋼牙を救うべく、封印が解けた魔戒騎士達はシグマの元へと向かう。
 敵は
シグマ。力を使い果たした鋼牙の牙狼を捕らえた。
 前回でシグマの野望は潰えたかのように見えたが、実はシグマの野望はもっと違ったところにあった。その目的とはイデアの建造で、今度は鋼牙を核として新たなイデアを作ろうと画策する。
 前回で話が終わってしまい、これからどうなるかと思っていたら、まだまだ話は続き、特に鋼牙個人へと攻撃の手が移っていった。そして鋼牙を救うためにレオ、零、烈花、邪美。だが彼らでは全く敵わず、鋼牙を救うためにはその心に呼びかけるしかなく、そのためにカオルを呼び出すことになる。
 EDはこれまでカオルが部屋の中で何かをしていたシーンが映し出されていたが、今回はカオルが存在せず、ただ部屋だけを映していた。
第22話 盟友

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:横山 誠
 イデアと一体化してしまった鋼牙は、仲間達の言葉に耳を傾けようとはしなかった。鋼牙の心を動かせる人物はただ一人カオルだけしかいないと判断した仲間達はカオルを鋼牙の元へと連れて行くのだが…
 敵は
号竜人。人間の形を捨てて、機械として魔戒騎士達の前に立ちふさがった。そしてギギ。常にシグマの傍らにいる蝶の姿をした女性。元は人間だったらしい。分裂して邪美と烈花に襲いかかる。
 シグマの放つ号竜人と戦う魔戒騎士達。そしてイデアの中でカオルを守りつつ戦う魔戒法師達の戦いを描く話で、前半はCGを駆使した戦いがいっぱいに展開。その後精神世界の中で鋼牙とカオルの対話がメイン。第一期に登場した「黒い炎と黄金の風」の絵本も登場。
 そして後半はついに登場したイデアの勇姿を見せつつ、それを破壊しようとする騎士達との戦いとなる。ただし、鋼牙という核を失ってしまったため、現時点では大変不安定な存在で、その本体となるギャノンの方が復活してしまった。
 第二期に登場した黄金騎士や法師達が次々に登場するのは、最後の戦いを演出するには良い方法。
 ギャノン本体の姿が現れた。誰かと思ったら、ピーターだったか。
 EDは今度はイデアの中のカオルが描かれた。
第23話 金色

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 シグマの野望は破れた。だが崩壊したはずのイデアの核であったギャノンの骸が息を吹き返してしまった。そのためイデアは最強のホラーとして復活。魔戒騎士に牙をむくことに…
 敵は
ギャノン。イデアを完全に取り込み、その体を使い人間界に出ようとした。ホラーだけでなく号竜人なども体内で作り出すことが出来る。
 今回はイデア内部でのギャノンと鋼牙の戦いが展開する。そしてその外の真魔界では外部からイデアを破壊しようと三人の魔戒騎士が戦い、更に人間界では次々に現れるホラーと魔戒騎士、魔戒法師達の戦い。第一期の最後の戦いよりもより大規模に、派手になっている。特にCGの発達により、派手さにおいては明らかに第一期を凌駕し、更に魔戒騎士の面々も動きがこなれているので、見応えはたいしたもの。翼が初登場の魔導馬に乗って参戦する他、ゴンザにもちゃんと出番があった。
<本作では鎧の装着限界が描かれなくなったが、ずーっと鎧装着したままの鋼牙達が全く限界迎えないのもおかしいもんだ。真魔界にいるから?
 他の魔戒騎士達も戦ってるシーンあるが、全員鎧が随分単純。手を抜いた…のではなく、普通の騎士はこの程度と言うことか。>
第24話 時代

  脚本:江良 至
      雨宮慶太
  監督:雨宮慶太
 全魔戒騎士と魔戒法師によるギャノン討伐作戦が始まった。だがギャノンの力はあまりにも強大で、劣勢を強いられる騎士達。その中で光矢流星が発動した。
 敵は
ギャノン。全騎士と法師によって辛うじて封印に成功。
 前半はギャノンと魔戒騎士達の戦いの最終章。後半は鋼牙がガジャリとの契約を果たすための旅立ちが描かれていく。
 カオルの助けによって魔戒騎士と人間達を救った鋼牙だが、その前にガジャリの力を借りたため、その約束を果たすために約束の地に旅立たねばならない。結果として鋼牙とカオリは結ばれることなく終わることになった(最後にキスだけはするが)。
 その前にもう一つだけ、シグマと鋼牙の決着がつけられるのだが、この際、シグマが15話で登場した鋼牙の仲間ムラサキであることが明らかにされた。ライゾンに食われて死んだと思われたのだが、瞬間移動の術を使い生き延びたらしい。
 そして最後の最後、絵本を刊行したカオルが泣き笑いの表情を見せていた。再会できたのかな?
 シグマと鋼牙の決着は、鎧無しの肉体戦のみだが、よく動く。
第25話 牙狼<GARO>スペシャル 我が名は牙狼―冴島鋼牙 戦いの軌跡―  これまでの牙狼と冴え島鋼牙の戦いの軌跡を描く作品。第一期および劇場版の行動を含めてのことだが、やはり最初の頃はまだ役に慣れてないこともあって、素人臭さが出ているが、どんどん渋さを増していくのがよく分かる。最初の頃から戦いの描写はやはり凄いものがある。
 素人臭さという意味では零役の藤田玲も随分こなれてきたな。最初は「仮面ライダー555」のドラゴンオルフェノクと同じようなとらえどころのないキャラだったのが、どんどん役の幅を広げている感じだ。
 ラストシーンだけは新撮り。これまで友に戦ってきた魔戒騎士と魔戒法師の面々とのお別れのシーン。24話のAパートとBパートの間に挿入されるシーンだった。
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