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_(書籍) _(書籍) |
2019 | テッド・バンディ 監督・製作 | ||||||||
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2018 | |||||||||
2017 | |||||||||
2016 | アンソニー・ロビンズ −あなたが運命を変える− 監督 | ||||||||
2015 | |||||||||
2014 | |||||||||
2013 | |||||||||
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2011 | |||||||||
2010 | |||||||||
2009 | クルード 〜アマゾンの原油流出パニック〜 監督 | ||||||||
2008 | |||||||||
2007 | |||||||||
2006 | |||||||||
2005 | |||||||||
2004 | メタリカ:真実の瞬間 監督・製作 | ||||||||
2003 | |||||||||
2002 | |||||||||
2001 | |||||||||
2000 | ブレアウィッチ2 監督・脚本 | ||||||||
1999 | |||||||||
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1997 | |||||||||
1996 | |||||||||
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1961 | 10'30 コネティカット州ブリッジポートで誕生 |
テッド・バンディ Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile |
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1975年。ユタ州で恋人のエリザベス・ケンドール(コリンズ)と暮らしながら大学の法学部を目指す青年テッド・バンディ(エフロン)に突然逮捕状が出された。エリザベスはこれが何かの間違いだと主張するが、実はテッドは全米に渡る連続殺人事件の容疑者となっていたのだ。逮捕後次々と証拠が暴かれていく中、当初無罪を信じていたエリザベスにも徐々に疑問が生じていく。 元恋人のエリザベス・ケンドールによる回顧録「The Phantom Prince: My Life with Ted Bundy」そ下敷きに、世界で最も凶悪と呼ばれたシリアルキラー、テッド・バンディについて描いた作品。 ハリウッド映画の特徴の一つに実在の犯罪者の実録ものが好まれるというものがある。俺たちに明日はない(1967)に代表されるボニー&クライドはその代表だろうけど、意外にもシリアルキラーの作品がかなり多い。エド・ゲインを描いたエド・ゲイン(2000)やアイリーン・ウォーノスを描いたモンスター(2003)、未解決事件だがゾディアック事件を描いたゾディアック(2006)など。本作の主人公となるテッド・バンディも例外ではなく何作も作られてる(日本未公開のが多く、一本も観てないが)。 そんなテッド・バンディの裁判の様子を中心に描いたのが本作。連続殺人事件については言葉と状況証拠のみで実際の行為は一切挿入されないため、基本誰でも観られる。 わたしはよく分からないけど、恐らくこれは実際に行われた裁判を元にして作られたものなのだろう。とてもリアリティがある。 映画にリアリティがあるという事は、時として退屈さを感じる側面もあるのだが、本作はそれもなかった。劇中いくつもの山場を作り、ちゃんと盛り上げるべきところで盛り上げているし、誇張されている部分が割とユーモアあって、それが効果的に使われている。 なにより芸達者な役者によって上手い演出がされているので、その演技だけで画面映えして全く飽きさせない。ザック・エフロンがこんな見事な役者になるとは初期の頃の演技観てたら全く予想もできなかった。作品の中では終始笑顔を見せているのだが、それがかなり怖く感じるシーンも多々あり。脇も上手く、特に最後の裁判長演じたジョン・マルコヴィッチは単調になりそうな裁判風景をきちんとコントロールしていて、さすが芸達者を感じさせてくれる。あと、リズの新しい恋人があまりに意外な人物が演じているのでびっくりした(スタッフロールで名前見かけて「どこにいた?」と考えていたのだが、一緒に映画観た同行者が教えてくれた)。 あと、本作で大変感心したのがもう一点。70年代の雰囲気というのも実によく出ているという点。ヒッピー文化の中での自由奔放さ、その弊害として悪意持つ人に対する防御の無さなども画面を通して見られる。テッド・バンディの犯罪成功の高さは70年代という時代にも理由があったことがはっきり伝わる。しかもそれを密室中心の映画の中でそれをはっきり分からせたのだから、見事な描写であると言えよう。 |
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