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2019 | アナと雪の女王2 監督 | |
2018 | ||
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2014 | ||
2013 | アナと雪の女王 監督 | |
2009 | ||
2008 | ||
2007 | サーフズ・アップ ブラノンと共同監督 | |
2006 | ||
2005 | ||
2004 | ||
2003 | ||
2002 | ||
2001 | ||
2000 | ||
1999 | ターザン 共同監督 | |
1998 | ||
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1988 | リトル・トースター キャラクターデザイン | |
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アナと雪の女王2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2019放送映画批評家協会歌曲賞、長編アニメ賞 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エルサがアレンデール王国の女王となってから3年。エルサと妹のアナは国民に支えられながら仲良く暮らしていた。そんなある日、自分を呼ぶ声が聞こえるようになっていくエルサ。その謎は祖父の代に仲違いを起こしてしまったノーサルドラの国にあることがわかり、ノーサルドラに向かって旅立つ決意を固める。そんなエルサに押しかけるようについて行くアナ。そしてアナに結婚を申し込もうと悩んでいるクリフも同行することとなる。そこで三人はアレンデールとノーサンドラの仲違いの真実を知らされることになる。 アナと雪の女王の大ヒットから六年。それまで短編はいくつか作られてきたが、はっきりとした続編が作られるまでこれだけ時間がかかったのは、それに見合うだけの脚本を待っていたからなのだろう。 前作で家族愛を確認し、自分の力の使い方を覚えたエルサが、自分の力の根源を探るという作品のプロットは納得いくものだったし、作品の出来自体も上手く作られていた。 確かに単体の作品としては隙の無い作品には違いない。 前作の物語は氷の力を持つエルサが自らの力を押さえられなくなったことが発端で、押さえられなくなったエルサの魔法の話だけで一本分を作られたが、肝心のエルサは何故魔法を使えるのかという点に一切の言及がなかった。 妹のアナは力を使えないのにエルサだけが使える理由。そしてもう一つ二人の両親が旅に出たのは、エルサの魔法がらみらしいが、具体的に何をしようとしたのか、どこに向かおうとしていたのかも不明のまま。 この二つの答えを出すことが本作の目的となる。更にエルサを再び悪の女王のようにはしないで姉妹愛を強調する。その結果、具体的な敵を出さずに和解の物語として作って、その辺をきちんとクリアできているのが本作の良いところだろう。 エルサの力は元々は魔法を使える種族ノーサンドラから来ているが、アレンデールとノーサンドラが交わって子どもができた時、それは新しい世界の秩序が誕生する。エルサは世界をあるべき姿に変えるために生まれた子だった。その力自体は母親がそれを抑えていたが、その母親が亡くなった時、力のみが暴走してしまった。それが前作のアナと雪の女王の話となる。ただ、その試練を通してエルサは家族愛に目覚めて自らを受け入れた。 両親がなそうとしていたことはアレンデールとノーサンドラの完全な和解であり、その任務が自らに託されている事を知ったことでエルサは、この世界をあるべき姿にするという本来の使命を果たすこととなった。 それで真の意味での成長を成し遂げるのが本作の目的となっていくのだが、ちゃんとアナと雪の女王を過程の物語として、本作こそが本当になすべき事だったと言う物語に持って行ったおかげで、前後編としてきちんとした終わり方ができた。 お陰で上手く出来た作品だとは思うのだが、それが分かっていても点数が今ひとつ伸びないのは、物語に興奮が感じられないから。ピースがピタッとはまっていく事はとても面白いのだが、意外性がないことと、あるべきタイミングであるべき出来事が起こるのがあまりに完璧すぎたので、なんとなく観終わってしまった感じ。もうちょっと意外性のある物語を期待していたんだがな。 隙の無い物語を作った結果、少々個性の足りないものになってしまった感じ。隙がなさ過ぎるってのも考え物だ。 続編としてこれ以上のものは求められないだけに、望みすぎなのかも知れないけど、やっぱりちょっと残念かな?改めて思うにブレードランナー 2049(2017)の時と同じような思いをさせられた。 |
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アナと雪の女王 2013 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
2013米アカデミー歌曲賞、長編アニメ賞 2013英アカデミー長編アニメ賞 2013ゴールデン・グローブアニメーション作品賞、歌曲賞 2013シカゴ映画批評家協会アニメーション映画賞 2013放送映画批評家協会歌曲賞、長編アニメ賞 2014日本アカデミー外国作品賞 |
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アレンデール王国に住む王女姉妹エルサとアナ。仲の良い姉妹だったが、姉エルサは触れたものを凍らせてしまう魔法の力があった。ある時、その力がアナを危険にさらしてしまい、責任を感じたエルサは魔法を封印し部屋に閉じこもってしまう。それから長い時間が経ち、国王夫妻が亡くなりエルサは王位を継がなければならなくなる。ところが久々にエルサと会ったアナのはしゃぎぶりを諫めようとして、その力を解放してしまう。力を制御できなくなったエルサは城から逃亡し、雪山に氷の城を築いて"雪の女王"となるのだった。エルサが心を閉ざした理由を知ったアナは、姉と王国を救うため、エルサのいる氷の城へと向かうのだが… ディズニーの伝統であり定番の一つである女の子を主人公にした作品。男達がみんなダサくて情けなく、姉妹愛が物語を締めるってのは面白い枠組みではある。時代が進むにつれ、だんだん男の存在感が無くなってきてるけど、それも時代の流れというものなのかな? 物語そのものは万人向けで、悪く言えば無難で先が見える物語なんだが、物語としての完成度は非常に高い。 特に女性を主人公とした物語を長い間ディズニーは数多くの作品が作ってきたが、それぞれ新しい試みがなされてきた。時代によって、そして時代を作ろうと画期的な挑戦として。 本作の新しい試みとは3点。 一点はヒロインを二人にしたこと。これは今まで一人のヒロインを通してきたディズニーにとってはかなり思い切った方法となった。 二点目は二人にそれぞれ成長のミッションを与えたこと。これまでのディズニーの概ねの作品は女性の成長物語になっていた訳だが、これを二人分やって、しっかり一つの物語にまとめ上げたバランスの良さも光る。 アナについてはオーソドックスに、「本当の愛」を見つけるというところでまとめてあったが、エルサについてはそれなりに複雑。まず人に隠してきた自分の呪われた力を受け入れるところから始まって、その力を抑制することで社会に受け入れられる。自分を受け入れることでようやく人を好きになれるようになったという重要な役割を担っている。だからオーソドックスにはアナが主人公でも、これだけ複雑な課程を取らせて自分を受け入れさせたエルサの方がメインの成長を担っていたことになる。 三点目は、「本当の愛」は男と女の恋愛に限らず、家族愛も確かな愛情であるということ。これもこれまでにはない描写で、確かな挑戦がここには感じられる。 そういう意味ではこれだけの多くの画期的試みがこの作品でなされていたことになる。 そして見事にこれまでのディズニープリンセスものでは最高のヒット作となった訳だが… ところが、全く違った部分だけが本作では受けてしまった。このヒットはディズニー側でも全く予測がつかなかったものじゃないかと思うし、計算を超えたものだったはずだ。 だって、この作品が売れたのって、物語じゃないから。 結局「Let it go」の歌の素晴らしさがこの作品をヒットに導いた全ての原動力になってしまった。実際あの歌は素晴らしいものには違いないけど、あの歌は劇中のエルサが自分を受け入れるところまでの歌であり、本当なら、その後の人を受け入れていくところが重要なのだが、それは全く顧みられてなかったような? そう考えてしまうと、結構この作品って複雑。考えに考え、「この挑戦はどうだ!」とたたき込んだ物語が、全く意図してなかった部分だけで受けてしまったわけだから。売れたことは嬉しくとも、予想外すぎてあんまり良い気持ちではないんじゃないかな? |
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アナと雪の女王 ふたりの固いきずな(書籍) |