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カーズ クリスマスだいさくせん!(書籍) _(書籍) |
2019 | ||||||||
2018 | インクレディブル・ファミリー 製作総指揮 | |||||||
2017 | リメンバー・ミー 製作総指揮 | |||||||
アナと雪の女王 家族の思い出 製作総指揮 | ||||||||
カーズ/クロスロード 製作総指揮 | ||||||||
LOU 製作総指揮 | ||||||||
2016 | モアナと伝説の海 製作総指揮 | |||||||
インナー・ワーキング 製作総指揮 | ||||||||
ファインディング・ドリー 製作総指揮 | ||||||||
ひな鳥の冒険 製作総指揮 | ||||||||
ズートピア 製作総指揮 | ||||||||
2015 | アーロと少年 製作総指揮 | |||||||
インサイド・ヘッド 製作総指揮 | ||||||||
アナと雪の女王/エルサのサプライズ 製作総指揮 | ||||||||
2014 | ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 製作総指揮 | |||||||
ティンカー・ベルと流れ星の伝説 製作総指揮 | ||||||||
トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド 製作総指揮 | ||||||||
ベイマックス 製作総指揮 | ||||||||
愛犬とごちそう 製作総指揮 | ||||||||
プレーンズ2/ファイアー&レスキュー 製作総指揮 | ||||||||
魔法の映画はこうして生まれる 〜ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション〜 出演 | ||||||||
2013 | アナと雪の女王 製作総指揮 | |||||||
ミッキーのミニー救出大作戦 製作総指揮 | ||||||||
プレーンズ 製作総指揮 | ||||||||
モンスターズ・ユニバーシティ 製作総指揮 | ||||||||
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2012 | ティンカー・ベルと輝く羽の秘密 製作総指揮 | |||||||
シュガー・ラッシュ 製作総指揮 | ||||||||
紙ひこうき 製作総指揮 | ||||||||
メリダとおそろしの森 製作総指揮 | ||||||||
2011 | カーズ2 監督・原案 | |||||||
ラプンツェルのウェディング 製作総指揮 | ||||||||
くまのプーさん 製作総指揮 | ||||||||
レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人 出演 | ||||||||
2010 | ティンカー・ベルと妖精の家 製作総指揮 | |||||||
小さな時計 製作総指揮 | ||||||||
ウェイン&ラニー クリスマスを守れ!/秘密の指令 製作総指揮 | ||||||||
塔の上のラプンツェル 製作総指揮 | ||||||||
トイストーリー3 製作総指揮・脚本 | ||||||||
2009 | プリンセスと魔法のキス 製作総指揮 | |||||||
カールじいさんの空飛ぶ家 製作総指揮 | ||||||||
ディズニー映画の名曲を作った兄弟:シャーマン・ブラザーズ 出演 | ||||||||
2008 | メーターの東京レース 監督 | |||||||
ボルト 製作総指揮 | ||||||||
ウォーリー 製作総指揮 | ||||||||
マジシャン・プレスト 製作総指揮 | ||||||||
崖の上のポニョ 英語版製作総指揮 | ||||||||
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2007 | ルイスと未来泥棒 製作総指揮 | |||||||
レミーのおいしいレストラン 製作総指揮 | ||||||||
2006 | カーズ 監督・脚本 | |||||||
2005 | ||||||||
2004 | Mr.インクレディブル 製作総指揮 | |||||||
2003 | バウンディン 製作総指揮 | |||||||
ファインディング・ニモ 製作総指揮 | ||||||||
ラセターさん、ありがとう 出演 | ||||||||
2002 | マイクとサリーの新車でGO! 製作総指揮 | |||||||
2001 | モンスターズ・インク 製作総指揮 | |||||||
2000 | バッグス・バニーは永遠に! 〜チャック・ジョーンズの贈り物〜 出演 | |||||||
1999 | トイ・ストーリー2 監督 | |||||||
1998 | バグズ・ライフ 共同監督・原案 | |||||||
1997 | ゲーリーじいさんのチェス 製作総指揮 | |||||||
1996 | ||||||||
1995 | トイ・ストーリー 監督・原案 | |||||||
1994 | ||||||||
1993 | ||||||||
1992 | ||||||||
1991 | ||||||||
1990 | ||||||||
1989 | Knick Knack ニック・ナック 監督・脚本 | |||||||
1988 | ティン・トイ 監督・脚本 | |||||||
1987 | ||||||||
1986 | ルクソーJr. 監督・製作・脚本 | |||||||
1985 | ||||||||
1984 | ||||||||
1983 | ||||||||
1982 | ||||||||
1981 | ||||||||
1980 | ||||||||
1979 | ||||||||
1978 | ||||||||
1977 | ||||||||
1976 | ||||||||
1975 | ||||||||
1974 | ||||||||
1973 | ||||||||
1972 | ||||||||
1971 | ||||||||
1970 | ||||||||
1969 | ||||||||
1968 | ||||||||
1967 | ||||||||
1966 | ||||||||
1965 | ||||||||
1964 | ||||||||
1963 | ||||||||
1962 | ||||||||
1961 | ||||||||
1960 | ||||||||
1959 | ||||||||
1958 | ||||||||
1957 | 1'12 カリフォルニア州ハリウッドで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||||||
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カーズ2 2011 | |||||||||||||||||||||||||||
2011ゴールデン・グローブアニメーション作品賞 2012サターンアニメ映画賞 |
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カーズ 2006 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006米アカデミー歌曲賞、長編アニメ賞 2006英アカデミー長編アニメ賞 2006サンディエゴ映画批評家協会Best Animated Film 2006ゴールデン・グローブアニメーション作品賞 2006放送映画批評家協会長編アニメ賞、サウンドトラック賞 2006サターンアニメ賞 2006ナショナル・ボード・オブ・レビューアニメ作品賞 2006全米BoxOffice第3位 2006アメリカ製作者組合アニメ部門 |
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車が人格を持ち、車だけの社会を築いているもう一つのアメリカ。若き天才ライトニング・マックィーン(ウィルソン)は自分に大いなる自身を持ち、傍若無人ながら栄えあるピストン・カップの優勝を目前にしていた。一週間後のレースのためカリフォルニアへと向かっていたが、ふとした事故によって高速を外れた小さな田舎町“ラジエーター・スプリングス”に迷い込んでしまった。そこで裁判によって、自分の暴走で壊した公共物の修理を命じられるのだった。次のレースへの焦りと、自分が置かれた環境にすっかりクサったマックィーンだったが… 毎回質の高いCGアニメーションを作ってくれるピクサーの新作。しかも監督は『トイ・ストーリー2』(1999)以来となるラセターとあって、きっと面白いだろう。と言うことで鑑賞。 確かにウェルメイドの作品としての質は高い。オチの付け所が分かっていても、演出の良さでしっかり見せるべき所は見せるし、盛り上げ方も上手い。自己中心的な主人公が、人(車?)の優しさに触れることで人間的感情を呼び起こしていくと言う展開もベタだけどしっかりしてる。 …それはよく分かるのだが、全般的にどこか乗り切れない部分を感じさせられたのも事実。私自身に車に思い入れがないのも原因の一つだろうが、何となくこれを観ていると、オリジナリティの無さというか、妙なデ・ジャヴュを感じてしまう。 それはまあ一種当然のことで、物語の構造自体が『ドク・ハリウッド』(1991)そのまんまだという話なのだが、それだけではない。 少し考えてみると、気付く所があった。 この物語の展開って、ひょっとして西部劇そのものなのでは? 例えばそれはイーストウッド主演の『アウトロー』(1976)であったり、ジョン・ウェインの『チザム』(1970)や『リオ・ロボ』(1970)であったり…老いて一線から退いた一流ガンマンが若い跳ねっ返りと出会った話と考え、主人公をマックィーンじゃなくて、“ラジエーター・スプリング”のドックに持ってくるなら、そのままこの時代の西部劇になってしまう…ところでこの時代つまり70年代の西部劇って、実は一番の低迷期にあって回顧趣味全開の話ばかり。そう言う時代の作品を真似したから、話がこんなになってしまうのか。 ラセターはインタビューでこの作品を「大人も子供も楽しめる」と言っていたが、その対象とする“大人”ってのは、70年代の事をよく知っているアメリカ人に限ってのことではなかったのだろうか?『トイ・ストーリー』(1995)ではそれこそ全世界的な発信が出来ていたのに、ここでは対象を絞りすぎたような気もしてしまう。 それに物語の根底が、昔、具体的には1950年代のアメリカは良かったというのを70年代のこどもに語るような口調で、これが全編を通じて語られ続けるので、それが居心地の悪さになってしまった訳だ。何も考えずに消費文化を謳歌していた時代だった訳だし、本作ではそれを隠そうともしてない。田舎町の望みってのが、要するにネオンギラギラにして客に来て欲しい。ってのだからねえ。 それが今の日本に住む私にとって、居心地の悪さにつながったのかも知れないな。 |
トイ・ストーリー2 1999 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1999米アカデミー主題歌賞 1999ゴールデン・グローブ作品賞、歌曲賞 1999放送映画批評家協会長編アニメ賞 2000MTVムービー・アワードコンビ賞(ハンクス&アレン) |
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トイ・ストーリー 1995 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1995米アカデミー脚本賞、歌曲賞、音楽賞 1995LA批評家協会アニメーション賞 1995ゴールデン・グローブ作品賞、歌曲賞 1996MTVムービー・アワードコンビ賞(アレン&ハンクス) |
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アンディ少年のお気に入りのおもちゃカウボーイ人形のウッディは他のおもちゃ達のリーダーとして幸せな日々を送っていた。だが誕生日プレゼントでアンディはアクション人形のバズを買ってもらう。自分がおもちゃである自覚がないバズにNO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが… 初の全編フルCGアニメとして有名になった作品で、ピクサーの名を飛躍的に高めた作品としても有名。 尤も私は全然期待もしておらず、観る価値なんて無いとさえ思っていたのだが… TVで放映されたのを観た時にえらいこと後悔した。 これだけの作品を劇場で観逃すとは!自分の先入観の狭さはどうしようもないと、ほとほと恥いってしまった。他の人と較べると、比較的アニメとかには親和性があるはずなのだが、「子供向き」と決めつけてしまうと、全く観る気が起きないようになってしまう。この辺が私の情けなさだな(同じようにクレヨンしんちゃんシリーズもかなり後まで観なかったし)。 観る前は本作の魅力とは、てっきりフルCGの部分だと思っていたのだが、決してそうではなかった。 本作の最大の魅力は、物語と設定の良さにこそあった。映画にとって最も重要な部分が最も優れていたと言う単純な事実を突きつけられては、全面降伏するしかない。これははっきり言って衝撃的な作品だったよ。 物語はシンプルな上に、大変当たり前の友情物語。最初反目し合っていた二人が幾多の困難を乗り越えることで、互いを認め合って、大親友になるというパターンはそれこそ映画の初期時代から描かれていた話で、バディ・ムービーの基本でもある。それを何のてらいもなく極めてストレートに描いたのだが、その過程が丁寧に丁寧に緻密に描かれており、これだけベタな物語なのに、もの凄く感動できる。思うに物語というのは、複雑にする必要は無いのだ。最も単純な物語こそが、大人も子供も感動させる良い話になり得る。しかも主人公ウッディが結構子供っぽい屈折した性格に描かれているお陰で、観てるこっちがほんとに切ない思いにさせられる。私には弟がいたが、確かにこんな意地悪をよくしたもんだよ。そう言う子供の時の思いが一気にわき上がってきて、何だかもの凄い切ない気分にさせられてしまった。 それにおもちゃを主人公にするという設定が上手い。これまたベタな話のはずなのに、おもちゃが所有者に対して持つ思いって言うのは、子供が親に対する独占欲とつながるだけでなく、自分自身がこんなに愛されていたのか。と思わせてくれたことが大きい。こんなに愛されていたのに、私がおもちゃ達にした仕打ちはどうだったか…これも振り向くだに切なくなってくる。 ここでおもちゃの所有者であるアンディは、自分に向けられている愛情に全く気づくことがない。それが実は重要な点なのだ。観ている側は、自分自身をウッディに重ねると共に、個性の感じられないアンディにもかつての自分を投影できるのだ。だからこそ、切なくなり、罪悪感を持つ。それらのごちゃごちゃした気持ちが、最後の飛翔ですーっと消えていくことを感じることはもの凄い快感だ。 結局本作の優れた点とは、観ている側が自分自身に対して向けられる思いというのを喚起できると言う点にこそあるだろう。子供はリアルタイムに、そして大人は子供の頃の自分自身に対して。同じアニメ作品である『となりのトトロ』(1988)が今でも絶大な人気を持つのは大人の側がノスタルジーを感じるという点が大きいと思うのだが、本作も又、ノスタルジーを得られると言う点で言えば、大変優れているし、その主題はどんなに時代が進んでも同じものが得られる。だからこそこの作品は決して古びることがない。オールタイムで観てもらいたい作品だ。 最後に、本作の最も優れた部分であり、重要なのは、「あなたはこんなに愛されているんですよ」というメッセージ性にこそあったのではないか?と言うこと。愛してくれる対象は確かにここでは人間ではない。だけど、誰しも昔、子供の頃におもちゃで遊んだ記憶があるだろう。おもちゃに対して愛情を注いでいた時期があっただろう。そのおもちゃも又、あなたを大好きだったんだ。今もなお大好きなままいてくれる。あなたは自分自身で気が付いてないだけで決して誰からも嫌われる存在ではないのですよ。それこそが最も重要な点ではなかっただろうか? |