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ジム・ヘンソン
Jim Henson

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鑑賞本数 合計点 平均点
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
著作
ジムヘンソンのストーリーテラー(書籍)
1990 5'16 死去
1989
1988
1987
1986 ラビリンス 魔王の迷宮 ピーター・マクドナルド共同監督
メイキング・オブ・ラビリンス 脚本・出演
1985 セサミストリート ザ・ムービー:おうちに帰ろう、ビッグバード! 出演
1984 マペットめざせブロードウェイ! 製作総指揮・出演
1983
1982 ダーククリスタル 監督・製作・原案・出演
1981 マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ! 監督
1980
1979 マペットの夢みるハリウッド 製作・出演
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936 9'24 ミシシッピー州グリーンヒルで誕生

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タイトル

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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

ラビリンス 魔王の迷宮 1986

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エリック・ラットレー
ジョージ・ルーカス(製)
テリー・ジョーンズ(脚)
デヴィッド・ボウイ
ジェニファー・コネリー
シェリー・トンプソン
ワーウィック・デイヴィス
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ベビー・シッターを頼まれ、嫌々子守をするサラ(コネリー)が目を離した隙に赤ん坊が消えてしまった!呆然とするサラの前にゴブリンの王ジャレス(ボウイ)が現れる。彼の言うことには、13時間までに赤ん坊が救出できなければ、赤ん坊はゴブリンに変えられてしまう。意を決し、迷宮に挑むサラだが、それはあまりにも巨大なものだった。
 
ジョージ=ルーカスの肝いりで、制作費3500万ドルを投じて作られた作品で、ジェニファー=コネリー、デヴィッド=ボウイという好みのキャラが出ていると言うことで、勇んで劇場に脚を運んだ(今だったらジム=ヘンソンの監督の名前で観に行きそうだが)
 しかし、何というか出来の方はちょっと…この映画ではコネリーが今ひとつ可愛くなく、出てくるモンスターも弱そうなのばっかり。デヴィッド=ボウイも魔王という割にはせこい罠ばかりかけるし、オチが結局ラビリンズを突き破って終わり。おいおい、これはないだろう。
 ボウイが水晶球を手で弄ぶのは格好良く、上手いもんだ。と思っていたら、実は本職のジャグラーに手だけ手伝ってもらったとか。
な〜んだ(笑)
ダーククリスタル 1982
1983アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリ

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ジム・ヘンソン
ゲイリー・カーツ
デヴィッド・レイザー(製)
デヴィッド・オデル(脚)
スティーヴン・ガーリック
リサ・マックスウェル
ジム・ヘンソン
パーシー・エドワーズ
ビリー・ホワイトロー
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 かつて巨大な黒水晶によって、平和と安寧が保たれていた世界。しかし、千年前に水晶の一部が欠けたことにより、邪悪で凶暴な種族スケクシス族が現れ、黒水晶を支配の道具として用いるようになってしまった。そして千年後。僅か10人に減ったスケクシス族は自分たちの支配を後の千年期も確実にするため、昆虫型生物ガーシムを放ち、穏和で善良な種族のゲルフリング族を滅ぼしてしまう。たった一人生き残り、ウーラー族の長老達によって守られていたゲルフリングのジェン少年は、予言に従って旅に出る。クリスタルを元の姿に戻すため、そして世界に平和を取り戻すために…
 フランク・オズ監督デビュー作(実際はヘンソン、オズ、ゲイリー・カーツの三人の共同監督)。そもそもオズはマペット操作技師で、その技術は名人芸だと定評があったが
(ちなみに『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(1980)ではヨーダのマペット操作のみならず、声優としても活躍している)、自らの持つ技術を最大限活かして作り上げたのが本作。
 私の知り合いにこの作品が好きな人が結構いて、色々な機会にこの映画のことを聞かされていた。そう言うことで、
“是非いつか観てみたい映画の一本”の候補だったのだが、つい先日、行きつけのレンタルビデオ屋でぶらぶらとビデオの棚眺めていた時に発見した。3年も通っていたのに今まで気づかなかったのが不思議だが、当然ながら早速レンタルを決め、すぐさまに観た。
 出来は…とにかく素晴らしい。こんな見事な、そして美しいマペット作品を今まで観られなかったのが悔しかった位だ。見事にツボにはまったよ。
 『スター・ウォーズ』(1977)が生まれる前にも様々なクリーチャーを映画は作り出してきた。それは概ね三系統に分かれる。一つは人が中に入って動かすパターン。着ぐるみ特撮で、ハリウッドでは『キング・コング』(1933)が最も有名。日本では『ゴジラ』(1954)以降当たり前のように用いられている。
 二つ目はアニメーション。ここではいわゆる
クレイ・アニメーションというやつで、造形を一コマ一コマ動かすパターン。金と技術を使う割にあまり報われない方法だが、その苦労を知っているからこそ、動きの良い作品は、それだけで感心する。何と言っても『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)がこの完成型だろう。
 そしてもう一つがマペット、もしくはマリオネットを用いる方法
(マペットは人が中に手を入れて動かし、マリオネットは糸などを用い、外から操る)。ハリウッド作品ではこれまでにもいくつかこの方法が用いられているが、この場合、手間がかかる一方、かなりのリアルさを得られ、アップに耐える映像が得られる。極めて微妙な技術が要求され、しかも表情が出しにくいと言う欠点がある。それをフォローするため、内部に機械を入れたものが『スター・ウォーズ』の辺りから使われ始めた。これをアニマトロニクスと呼ぶことがある(CGの登場によって使われなくなったのが残念)
 この映画はマペットとマリオネットを用いた、
アニマトロニクス映画の中でも最高作品だ。特にジェンの微妙な表情の出し方は見事としか言いようがない。個人的にはマリオネットで操られるガーシムの昆虫のような動きがリアルで非常に好み。それにキーラーがとても可愛い(それかい!)。生命のエキスを抜き取られ、やつれ果てた姿で健気に戦う姿はもう、完璧なヒロインって感じだ(我ながら変な趣味だとは思う)
 物語は単純だが、こういう作品にはむしろ単純な方がよく似合う。それにファンタシーの基本とも言える
「指輪物語」の良い、大切な部分をきちんと把握して作っていると思うし、最後でスケクシス族に関する重要な謎が明らかにされるシークエンスも充分意外さを感じられて上手い。
 すぐさまネットをめぐり、DVDを購入した。こんな即決は久々だ。それだけ良質だったと言うことで。

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