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紙ひこうき 2012 | |||||||||||||||||||||||
2012米アカデミー短編アニメ賞 | |||||||||||||||||||||||
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摩天楼の中、事務仕事をしている一人の青年が、路面電車の駅で出会った一人の娘。そんな彼女に一目惚れしてしまった青年だったが、無情にも電車によって二人は別々に。そんな彼が代わり映えしないオフィスの窓を観てみると… 『シュガー・ラッシュ』(2012)に併映された短編アニメ。 ピクサー時代からディズニーアニメは本編と同時併映でミニドラマを作っていた(正確には『ファンタジア』の時からか。そう考えると、最初からディズニーのお家芸か…)。通常本編の作品と同様の3DCGを使うのがほとんどで、本編よりも更に低年齢層向けが多い。本編もそんな感じの作品か?と思っていたが、全く違うものが出されて驚いた。 『シュガー・ラッシュ』が相当にこどもに楽しんでもらえるように作られているのに対し、これはぐっと大人向けに、CGも2Dで、モノクロ手描き風に作られたものになってる。ものとしてはファンタジックな恋愛ものとして仕上げられた。 一目惚れした女性にアタックする青年を、青年が作った紙飛行機が応援するという、内容は結構気恥ずかしいものだが、それよりこんな恋愛が成立した年代のことを思わされる。 携帯電話の発達した現代にこのような物語が成立することはなかろうが、それでも舞台となる時代が50年代。これが何を示しているかというと、この年代はまさしくディズニーがアニメを作り始めた時代に適応する。そしてこの時代こそ、最もアメリカが輝いていた時代でもあった。 マイケル・ムーアの『キャピタリズム マネーは踊る』(2009)には、まさしくこの時代がアメリカン・ドリームの時代であり、働けば働くほどいい暮らしが出来る事を素直に信じられた時代。一方では『アパートの鍵貸します』(1960)に表されるように、徐々に仕事に人間性が失われていった時代とも言える。仕事に潤いを見いだせないので、潤いは人間関係で。と言った具合だ。 そんな時代背景を持ち、ちょっと変わった恋愛を描いて見せたのだが、逆に言えば、こんな恋物語はこの時代を背景にしないと作れないという寂しさも又感じさせてくれるものでもある。 |