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_(書籍) _(書籍) |
2019 | ||
2018 | バンブルビー 監督 | |
2017 | ||
2016 | KUBO/クボ 二本の弦の秘密 監督・製作 | |
2015 | ||
2014 | ボックストロール 製作 | |
2013 | ||
2012 | パラノーマン ブライス・ホローの謎 製作 | |
2011 | ||
2010 | ||
2009 | ||
2008 | ||
2007 | ||
2006 | ||
2005 | ||
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1999 | ||
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1973 | 9'13 誕生 |
バンブルビー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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惑星サイバトロンで起こったオートボットとディセプティコンの戦争は、ディセプティコンの圧倒的優勢で終わろうとしていた。その劣勢を立て直すため、オートボットリーダーのオプティマス・プライムはB−127に地球に向かい、そこをもう一つの拠点とすることを命じる。だがそれはディセプティコンの知るところとなり、B−127を追うブリッツウイングと地球上で激突する。その戦いがアメリカ軍に目撃されてしまい、なんとか勝利をもぎ取ったB−127は軍にも追われることになってしまう。ビートルに擬態してなんとかやり過ごすが、そのまま意識を失ってしまい、そのビートルは自動車修理工場に持ち込まれてしまう。そんな時、親からは反対されているが、車の修理工となりたいチャーリー・ワトソン(スタインフェルド)は高校卒業のお祝いにそのビートルを譲り受ける。 マイケル・ベイによって世に送り出された『トランスフォーマー』はSF映画としてはスマッシュヒットとなってシリーズ化。既に5作が作られているが、本作はそこからのスピンオフ。シリーズ全作に登場するバンブルビーを主役として持ってきた。 この作品を観るにあたり、オリジナルのベイ版とどのように関わるのかという興味があったのだが、オープニングで納得。設定が全く違うので、これは完全に別物として作られたものだ。『トランスフォーマー』は数百万年前にサイバトロン星での戦いの果て、トランスフォーマーが地球にやってきて休眠状態にあるという設定だったが、これはリアルタイムでサイバトロン星での戦いの真っ最中。その余波が現在の地球に及んだという事になる。一応並行世界的な考え方として捉えるべきだろう。そもそもトランスフォーマーという番組自体が別設定で山ほど作られてるため、その辺あんまり考えない方が良いのかも知れない。 あとトランスフォーマーの造形も映画版ではなくアニメ版を踏襲してるのも特徴。バンブルビーは映画版のカマロではなくアニメ版同様のビートルになってるし、サイバトロン星に登場した戦士達も懐かしいデザインになってる。オリジナルのアニメに思い入れがある身としては、それだけでもかなり嬉しい。 作品自体は宇宙生物と人類とのファースト・コンタクトものにトランスフォーマー同士の戦いを絡めるというもので、ベイ監督の『トランスフォーマー』の構造にほぼ同じ。ちょっとスケールは小さくなったが、その分手堅く作られてるという印象がある。 主人公もちょっと複雑な家庭事情を持った女の子にしたことでバンブルビーとの相性が良かったし、ほのぼの感とサスペンス調の物語も手堅く作られた。 そんなに個性は強くないけど手堅い作りとは言えよう。だから文句を言う筋合いはないのだが、先行するベイ版のむっちゃくっちゃな作品の後発にしてはあまりにスタンダードすぎるため、弾け足りなさを感じて仕方ないけど。 |
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2016米アカデミー視覚効果賞、長編アニメ賞 2016英アカデミー長編アニメ賞 2016ゴールデン・グローブアニメーション作品賞 2016放送映画批評家協会長編アニメ賞 |
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三味線の音色で紙を自在に操る能力を持つ少年クボは、母と共に孤島の小さな村で慎ましく生活していた。だがある日謎の二人組の女性に襲われ、母を殺されてしまう。言葉を喋る不思議な猿から、実は自分が月の王である祖父によって狙われている事、父はその祖父に殺されたことなどを聞かされる。刺客である母の妹たちから身を守りつつ、逃亡の旅を続けるクボと猿だが… かつて『コララインとボタンの魔女』(2009)で視聴者の度肝を抜いた製作会社ライカが七年の歳月をかけ、新たな驚きを提供してくれた作品。宣伝が下手くそなため、公開時までこれがどれだけ凄い作品なのかが分からないまま。たまたまSNSで絶賛してる人がたくさんいたから視聴を決定した。 絶賛はよく分かる。私だって本作の演出に関しては感動の嵐だった。先の『コララインとボタンの魔女』の場合は人形の質感が分かる柔らかいタッチで、いかにもクレイアニメーションと言った感じだったのだが、本作の場合、柔らかいタッチもあるものの、基本はかなり硬い感じの人形を用いている。 そのお陰で一見したらCGアニメのように見えてしまう。 実際本作を前知識なしに見せたらほとんどの人はCGアニメとしか見ないだろう。それだけ細やかなつくり方をしているのだ(ラストのスタッフロールで確実にビックリすることになる)。 その中には確かにCGでは出せない質感もあるし、よーく観てると、どれだけの苦労の末に子の演出がなっているかを知った時、本作は唯一無二の演出力を持つ作品だと言えよう。 何度でも言うが、画面を見てるだけで幸せになれるような作品である。こんな作品に出会えるのは滅多にない。 正直、こんなアニメが見られただけでもう充分。眼福眼福。 一応物語についても言っておかねばならないだろう。 これに関してはちょっと中途半端な印象があり。 和風テイストは良いし、ちゃんと日本の風景っぽくなっているけど、原作版の「ゲド戦記」を無理矢理和風仕立てにした感じがあって、それがちょっと競合してしまった印象を受ける。 雰囲気的には和風なのだが、魂はヨーロッパという所かな。それが上手く馴染んではおらず、ちょっと落ち着かない感じにもさせたところが難点か。 物語の起伏はしっかりあって、クボの成長に合わせて装いが変わるなど、細やかな演出もしっかりしているのでその辺は気になるほどではないし、全年齢で楽しめるように作ると必然的にこうなるのだろう。 何にせよこれを劇場で観られたのは幸せな気持ちである。後はこの作品のメイキングを合わせたディスク販売がとにかく楽しみである。 勿論本編も面白いけど、メイキングでどれだけ手作業の苦労が見えるか。楽しみだ。 |
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