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2007年 マイケル・ベイ(監) |
中東に展開中のアメリカ軍基地が何者かによって襲われ、通信が途絶。丁度その頃アメリカではサム(ラブーフ)が、念願の車を購入しようとしていた。彼が選んだのはまるでサムに買われるように置いてあった中古のカマロである。だが実はサムは自分でも全く知らないうちに地球を揺るがす事になるある引き金を引いていたのだ。宇宙を二分する正義と悪との戦い。オートボットとディセプティコンズの戦いの火ぶたが、今アメリカで切られようとしていた… 1984年にアメリカで作られたアニメーションを元に(アニメ制作自体は日本および韓国で、劇場版『トランスフォーマー ザ・ムービー』(1986)もあり)、設定を大幅に変えて現代に復活させた作品。「トランスフォーマー」自体はタカラ(現タカラトミー)の商品で、1970年代末頃から現在に至るまで様々に設定を変えて続いているので、最早オリジナルがどうこう言うレベルではないのだが、実は私はこの1984年版のアメリカ産「トランスフォーマー」がとても好きで、私のアメリカメディアの知識は多くをこの作品に負っているのも事実。 さてそう言うことで思い入れもかなりある作品。これが映画化!となった時はちょっと怖かった。観たいけど、観たら多分無茶苦茶けなすことになるんだろうなあ。特にベイ監督との相性は最悪だし…と言う思いを抱きつつ恐る恐る劇場へ。 …いや、正直な話、ここまでの作品が観られるとは思ってなかった。と言うのが正直な感想。オリジナルの思い入れなんぞ全く差し挟む余地のない、怒濤の如き見所の連続と、飽きの来させない絶妙な演出。見事な作品だったと言える。 これはおそらく監督にマイケル=ベイ、製作にスピルバーグという二人の才能が上手く合わさった事によるものだと思われる。 ベイ監督は派手な“だけ”の作品を作る監督で、彼の作る作品は確かに見せ場はたくさんあって、本当に派手なドンパチやらカーチェイスやらが出てくるのだが、ベイ監督作品の致命的なところは、見せ場が全部ぶつ切りになってる上に、物理的にはあり得ない事ばかりやってくれるために肝心なシーンで失笑することが多く、しかも物語が極めて単純な上に行き当たりばったりなので、派手なシーン以外思い出が何一つ残らないと言うところにある(多少物語を考えようとした『アイランド』(2005)は興行的に失敗してる)。 対してスピルバーグも娯楽作品を作らせたら派手なものを作ることが多いが、むしろこの人の作品の良さは、緻密な演出にこそある。派手なシーンがあるなら、それをどのように効果的に入れればいいのかを知悉しているため、無駄がない。よって無節操なベイ・エフェクト(と勝手に呼ばせてもらおう)を緩急を付けて効果的に画面に登場させ、飽きさせないようたっぷり観させてくれる。 この二人の合わせ技は優れてた。仮にベイ監督単独で本作作ったら間違いなく最低レベルの評価しか与えられなかったのを、ここまで点数を上げさせたのはスピルバーグ演出に他ならない。2時間半を全く飽きさせないってのだけでも凄いよ。 ただ一方、その良さを全て台無しにしてしまうのが物語という奴。ベイ監督の悪さが全て出てしまった脚本は、いくらなんでも無節操な意味に無意味すぎる。 本作には主人公が存在しない。一応サムとウィリアムの二人が人間側では出てくるが、はっきり言えばほとんどなんの意味も持たない。サムがイーベイに出品したお爺さんの眼鏡が引き金になったのは良いんだが、肝心のキューブとメガトロンは既に回収されているので、眼鏡はなんの意味も持たず、放っておけばいつの間にかその場所に着いてる。ウィリアムは娘に会いたい!と願いつつ、そのためになんの努力もしてない。結果として二人の主人公は自分の意志を全く持たず流されるだけ流されて、いつの間にかハッピーエンドになってしまってる。この辺は呆れかえると言うよりはむしろ「流石ベイ!」と唸ってしまうほど。この意味の無さには感動間違いなし。ラストを締めるのが人間ではなくオプティマス・プライムである時点で、物語の方向性を見失ってるよ。 様々な説明がなされてないが、説明無しで観てるだけで充分という設定の浅さは、逆に評価すべきかも知れないけど。 メインストーリーが大味な割に小技だけはえらく凝ってるのもベイ監督らしさかな?隕石落下シーンで「『アルマゲドン』より100倍凄えぜ」には呆れる。全く変わってないよ。 |
アーチボルト | → | |||
【あーちぼると】 | ||||
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アイアンハイド | → | |||
【あいあん-はいど】 | ||||
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アイスマン計画 | → | |||
【あいす-まん-けいかく】 | ||||
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ウィリアム | → | |||
【うぃりあむ】 | ||||
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オートボット | → | |||
【おーと-ぼっと】 | ||||
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オールスパーク | → | |||
【おーる-すぱーく】 | ||||
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オプティマス・プライム | → | ||||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | |||||
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キューブ | → | |||
【きゅーぶ】 | ||||
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グレン | → | |||
【ぐれん】 | ||||
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サム | → | |||
【さむ】 | ||||
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シーモア | → | |||
【しーもあ】 | ||||
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ジョン | → | |||
【じょん】 | ||||
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ジャズ | → | |||
【じゃず】 | ||||
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ジュディ | → | |||
【じゅでぃ】 | ||||
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スコルポノック | → | |||
【すこるぽのっく】 | ||||
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スタースクリーム | → | トランスフォーマープライム ファーストエディション スタースクリーム | |||
【すたー-すくりーむ】 | |||||
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スパーク | → | |||
【すぱーく】 | ||||
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セクター7 | → | |||
【せくたー-せぶん】 | ||||
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ディセプティコン | → | |||
【でぃせぷてぃこん】 | ||||
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デバステイター | → | |||
【でばすていたー】 | ||||
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ドネリー | → | |||
【どねりー】 | ||||
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トム | → | |||
【とむ】 | ||||
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トレント | → | |||
【とれんと】 | ||||
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バリケード | → | |||
【ばりけーど】 | ||||
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バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
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ブラックアウト | → | |||
【ぶらっく-あうと】 | ||||
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フレンジー | → | |||
【ふれんじー】 | ||||
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ボーンクラッシャー | → | |||
【ぼーん-くらっしゃー】 | ||||
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ホルヘ | → | |||
【ほるへ】 | ||||
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マギー | → | |||
【まぎー】 | ||||
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ミカエラ | → | |||
【みかえら】 | ||||
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メガトロン | → | |||
【めがとろん】 | ||||
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ラチェット | → | |||
【らちぇっと】 | ||||
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ロン | → | |||
【ろん】 | ||||
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2009年 マイケル・ベイ |
地球を舞台としたオートボットとディセプティコンの激闘から2年が経過した。新たな仲間を加えたオートボットのリーダーオプティマス・プライムはアメリカ軍と協力して世界各国に点在するディセプティコンの生き残りを狩っていた。一方前の戦いに巻き込まれたその渦中に巻き込まれたサム(ラブーフ)も大学生となり、キャンパスライフと、恋人ミカエラ(フォックス)との長距離恋愛生活に入っていた。だが、キューブのカケラを手にして以来、サムの体には異変が起き始める。そしてそのサムと、オートボットの動向を宇宙から探る目が… 大好評を博した『トランスフォーマー』の続編で、前作に続き、マイケル・ベイが監督を、製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグが執っての、満を持しての投入。勿論大ヒットを記録している。 ちなみにこのほんの一月ほど前に『ターミネーター4』が公開され、こちらは思ったほどヒットしなかったので、ベイ監督はそれを引き合いに出してかなり挑戦的に本作の良さを語っていたが、少なくとも数字を見る限りでは、完全に本作の方が上を行っているのは事実。 そんで本作の出来だが、はっきり言ってしまえば「面白い」。ストーリープロットは単純ながら、ツボを抑えた演出と、派手なロボットバトルの噛み合わせが良く、更に人間側の努力をないがしろにしないように配慮された脚本には、前作とは格段の進歩を見せているし、物語もストレートなので、下手に勘ぐることなく、素直に流れに身を任せていればいい。かなり低年齢層をターゲットに捕らえたのは、成功だと思う。 この物語の構造を観てると、脚本家は相当に日本のマンガが好きなんじゃないだろうか?と思わせる部分あり。少年マンガの王道パターンを見事に貫いてる。以下にちょっと書き出してみよう。 長期に及んでヒットを続ける息の長いマンガにする方法は、先ず主人公とライバルキャラのバトルに持ち込む。たとえ物語の始まりはどうであっても、途中から路線変更してでもライバルは登場させること。 この場合、主人公に対するライバルキャラは複数登場し、話が進むに従ってだんだん強くなっていき、「到底こいつには敵わない」という敵を小出しにしていく。 そして敵キャラの中で必ず主人公側に寝返るキャラが出る。それは単に主人公が強いからではなく、その優しさなど、人格に触れてのことが多い。 主人公若しくはその仲間は必ず一回は死ぬ。 そのキャラを生き返らせるために周囲のキャラが努力すると、割と簡単に生き返る。しかも生き返った時には大抵パワーアップしていて、「絶対敵わない」ライバルキャラを一撃で撃破してくれる。 一つの戦いが終わった。そして次の戦いが始まる。という予兆でとりあえず話を閉じる。 …まさしく王道ではあるが、マンガの多くはこのフォーマットをしっかり踏襲することで長期に渡るヒット作が作られていく。勿論個々のマンガの特長を活かし、工夫を凝らしている作者側の努力が最も重要なのは確かだが。 『ターミネーター4』の場合は舞台がディストピアだけに、対象年齢層を低く取る訳にはいかず、ましてやこれまでの作品の歴史的な重さがある。どうしても年齢層を高く作らざるを得ないのだが、本作の場合は歴史的な重みなんぞ無視して、徹底的に観客に楽しんでもらえるように作られているので、どれほど軽くなっても許される。 それと、やっぱり演出の凄さは見事なもの。度々引き合いに出して悪いが、『ターミネーター4』でも見事な映像美だと思ったけど、本作は更にその上を行ってる。ロボット同士のバトルシーンはちゃんとメリハリを利かせ、誰がどの位置に立っているかを把握させつつ、その上で殴り合いをさせてる。銀色の固まりがくんずれほずれつしてるだけにしか見えなかった前作とは格段の向上が見られる。 …と、まあ本作は色々褒めることは多い作品には違いないのだが、点数が今ひとつ上がらないのは、やっぱりあまりに単純なストーリー展開と、設定のおかしさがあってのこと。それに、これは私個人の問題として、ベイ監督作品がそもそも嫌いだ。という問題で。結局この話は今までのベイ監督作品の延長でしか無く、それを褒めると言う事は、今までけなしてきた自分自身を否定することになってしまうため。という極めて個人的な理由から(もし本作が本当に素晴らしかったら、素直に「私が間違っていた」と言うけどね)。少なくともスピルバーグと組んだことは、間違いなくベイ監督にとってプラスに働いている。 後、何故か主人公の(と敢えて断言するが)オプティマス・プライムの台詞が引っかかる部分がある。人間に対しては、プライドの高さを見せつつも、低姿勢で対処しているのに、ディセプティコンとの戦いになった途端、「この屑鉄が」とか「スクラップにしてやる」「死ね」とかの台詞がばんばん出てくるし、更に倒れた敵には容赦なくとどめの一撃を食らわせている。 人間社会で生きると言う事にオプティマスは相当にストレス溜めてるんだろうなあ。と思うに付け、ふと変な事を考えた。 ベイ監督は何だかんだ言っても現在のハリウッドにとっては希望の星でのヒットメーカーだし、割と高確率でヒット作をものにしている。金の使い方は半端じゃないが、それに見合った見返りが期待できる映像作家であることは間違いがない。 たとえ出来たものがスッカスカの中身空っぽ作品で、残ったのは数字と批評家の失笑ばかりだったとしても、本人はそれを全然気にしてるように見えない。「好きなものを作って、それが受けるんだったらそれで充分」と言うのが彼の主張だから…多分。 そんなベイ監督に手をさしのべたのがスピルバーグ。思えばスピルバーグ自身もデビュー以来、少なくとも『E.T.』辺りまでは、批評家から娯楽作家としか見られてなかった(改めてスピルバーグ作品を観てみるとメッセージ性にあふれているのだが、当時の批評家はそれを黙殺し、観ている側もエンターテインメント部分だけを求めていた)。そんなスピルバーグからすれば、ベイは気になる存在だったのではなかろうか。それにドリームワークスの存続のためにはヒットメーカーの存在が不可欠だし、子飼いのラブーフをスターにも出来る。ベイと組むのは多少のリスクはあっても理にかなった考え方のように思える。 それに出来るものがたとえメッセージ性皆無のスカスカの物語だったとしても、ベイ監督に足りない緩急も自分なら付けられると言う自負もあったんじゃないだろうか。スピルバーグとしては、爆発馬鹿のベイをコントロールすることが一つのモチベーションとなったとも思える。 それで実際前作は、この二人の力がバランス良く合わさった作品に仕上がった。ベイの派手で見栄えのする大味な演出と、それをつなぐスピルバーグの緻密な演出によって、確かにうまく仕上がっている。 そして本作はその関係が崩れることなく、ますますパワーアップしてる。ベイの持ち味の派手さは限定され、ダイナミックなシーンでもきちんと配慮された演出が見て取れる。 これはベイ監督の実力が上がった。と言う側面もあるだろうけど、抑えるべきところをスピルバーグから学んだところも大きかっただろう。 一方、ベイ監督にとってはこの作品、かなりストレスも高かったようにも思える。 それはちょっと深読みすればオプティマスの言動に見て取ることも出来る。人類を守ると言う意識にあふれたオプティマスは、人間に対しては慇懃な態度を崩さないが、言葉のはしばしに嫌味を込めることも忘れてないし、ましてやディセプティコンに対しては徹底的に罵倒し、容赦なく破壊もする。徹底的に押さえつけられたベイの心情を代弁しているのがオプティマスとも考えられよう。だったらスピルバーグの立ち位置は、官僚思考の塊人間のセオドアであり、同時に老トランスフォーマーのジェットファイアーとしているのではないかな? 自分に翼を与え、消え去ってくれる老人。ベイにとってスピルバーグとはそう言う存在…であって欲しい。と言う願いが込められてるように思えてしまう。そう考えると、本作はかなりニヤニヤしながら観られる作品になる。 さて、ベイに本当に翼が与えられたかどうか。それは確実に来るであろう第三部に期待させていただこうか。どうせなら本当に翼を持ってあらぬ方向にぶっ飛んだ、ベイ監督らしい作品を期待したい。そうすればこっちも思い切り罵倒してやれるし。 |
アーシー | → | |||
【あーしー】 | ||||
|
アイアンハイド | → | |||
【あいあん-はいど】 | ||||
|
アリス | → | |||
【ありす】 | ||||
|
イジェクター | → | |||
【いじぇくたー】 | ||||
|
インセクティコン | → | |||
【いんせくてぃこん】 | ||||
|
ウィーリー | → | |||
【うぃーりー】 | ||||
|
ウィリアム | → | |||
【うぃりあむ】 | ||||
|
ヴォルティックスグラインダー | → | |||
【う゛ぉるてぃっくす-ぐらいんだー】 | ||||
|
エネルゴン | → | |||
【えねるごん】 | ||||
|
エリータ・ワン | → | |||
【えりーた-わん】 | ||||
|
オーバーロード | → | |||
【おーばーろーど】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | |||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | ||||
|
グラインダー | → | |||
【ぐらいんだー】 | ||||
|
グラハム | → | |||
【ぐらはむ】 | ||||
|
クロミア | → | |||
【くろみあ】 | ||||
|
コラン | → | |||
【こらん】 | ||||
|
コンストラクティコン | → | |||
【こんすとらくてぃこん】 | ||||
|
サイドウェイズ | → | |||
【さいどうぇいず】 | ||||
|
サイドスワイプ | → | |||
【さいどすわいぷ】 | ||||
|
サウンドウェーブ | → | |||
【さうんどうぇーぶ】 | ||||
|
サム | → | |||
【さむ】 | ||||
|
シーモア | → | |||
【しーもあ】 | ||||
|
ジェットパワー・オプティマス・プライム | → | MR-01ジェットパワーオプティマス | ||
【じぇっと-ぱわー-おぷてぃます-ぷらいむ】 | ||||
|
ジェットファイア | → | |||
【じぇっとふぁいあ】 | ||||
|
ジュディ | → | |||
【じゅでぃ】 | ||||
|
ジョルト | → | |||
【じょると】 | ||||
|
ジョン・C・ステニス | → | |||
【じょん-しー-すてにす】 | ||||
|
スカベンジャー | → | |||
【すかべんじゃー】 | ||||
|
スカルペル | → | |||
【すかるぺる】 | ||||
|
スキッズ | → | |||
【すきっず】 | ||||
|
スクラッパー | → | |||
【すくらっぱー】 | ||||
|
スクラップメタル | → | |||
【すくらっぷ-めたる】 | ||||
|
スタースクリーム | → | |||
【すたーすくりーむ】 | ||||
|
ストークスコルポノック | → | |||
【すとーく-すこるぽのっく】 | ||||
|
セオドア | → | |||
【せおどあ】 | ||||
|
ツインズ | → | |||
【ついんず】 | ||||
|
デバステイター | → | |||
【でばすていたー】 | ||||
|
デモリッシャー | → | |||
【でもりっしゃー】 | ||||
|
NEST | → | |||
【ねすと】 | ||||
|
ハイタワー | → | |||
【はいたわー】 | ||||
|
バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
|
フォールン | → | |||
【ふぉーるん】 | ||||
|
プライム | → | |||
【ぷらいむ】 | ||||
|
マッドフラップ | → | |||
【まっどふらっぷ】 | ||||
|
マイクロコン | → | |||
【まいくろこん】 | ||||
|
マトリックス | → | |||
【まとりっくす】 | ||||
|
ミカエラ | → | |||
【みかえら】 | ||||
|
ミックスマスター | → | |||
【みっくすますたー】 | ||||
|
メガトロン | → | ||||
【めがとろん】 | |||||
|
モーシャワー | → | |||
【もーしゃわー】 | ||||
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ラヴィッジ | → | |||
【らう゛ぃっじ】 | ||||
|
ラチェット | → | |||
【らちぇっと】 | ||||
|
ランページ | → | |||
【らんぺーじ】 | ||||
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リードマン | → | |||
【りーどまん】 | ||||
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レオ | → | |||
【れお】 | ||||
|
ロバート | → | |||
【ろばーと】 | ||||
|
ロボウォーリア | → | |||
【ろぼ-うぉーりあ】 | ||||
|
ロン | → | |||
【ろん】 | ||||
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ロングホール | → | |||
【ろんぐほーる】 | ||||
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ワイルダー | → | |||
【わいるだー】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
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2011年 マイケル・ベイ |
オートボットと共に二度も地球の危機を救ったサム・ウィトウィキー(ラブーフ)は、無事大学を卒業したものの、空前の就職難とこれまでの戦いのPTSDから就職が出来ないままでいた。そんな彼がようやく就職したアキュレッタ・システムズで、ジェリーというおかしな社員にトイレに連れ込まれ、そこで書類を手渡される。その内容は恐るべきもので、なんと1960年代には世界はトランスフォーマーの存在を知っており、アポロ計画の本当の目的と、計画の中止にもトランスフォーマー達が関わっていたと言うことだった。一方、軍と協力してディセプティコンの残党狩りをしていたオートボット司令官オプティマス・プライムは、廃棄されたチェルノブイリ原発でおかしなものを目にする。それは人類とオートボットとの関係を大きく変えてしまうものだった… マイケル・ベイ監督とスピルバーグによる大好評のシリーズ第3弾で一応の完結編。『アバター』の3Dエンジンを使ったど派手な演出で、世界的に大きなヒットを飛ばした。 一作目、二作目とも、出来は悪いものではない。むしろ「あのベイがここまで!」と言うくらいしっかりしたものが作られてたので、かえって驚かされたくらいだが、この3作を続けて観てみると、この二人の力関係が少しずつ変化している課程を見てる気にさせられる。 一作目はあの大味なベイらしからぬ緻密な描写とテンポの良さがあり、むしろスピルバーグが監督と言っても不思議ではない出来に仕上がっていた。 対して二作目は、かなり荒削りになって派手さばかりが前面に出ていた。テンポの良さは薄れ、ダレ場も多く、力業で見せようという本来のベイらしさが強まっているかのような印象あり。いやむしろ、スピルバーグの緻密さから脱却しようとしていたと言うべきか… 結果として一作目はスピルバーグらしさが、二作目はベイらしさが強調されていたが、三作目の本作は、明らかに更にベイらしさが強くなっている印象を受ける。 二作目以上に大味な物語展開。不必要な部分も多く、ジョークも外し気味。派手なだけで後に何も残らない物語構造。爆発の多用。でもこれがベイらしさなのだ。 かつて『トランスフォーマー リベンジ』のレビューの際、「本当に翼を持ってあらぬ方向にぶっ飛んだ、ベイ監督らしい作品を期待したい」と書いたが、そういう意味では本当に期待通りの作品と言っても良い。 でもスピルバーグらしさは後退したとはいえ、大味な物語展開をつなぐシャープな演出は本作でもきちんと存在しており、ダレ場もちゃんと見所にして飽きさせない作りはスピルバーグ健在という印象を持たせてくれる。結局ベイの大味さをきちんと受け止められるのはこの人しかいない。たとえどれだけ話がおかしくなっていても、それを受け止め、ちゃんと映画に出来たのだから、それだけで良いだろう。 玩具企画から誕生したトランスフォーマーは、アメリカでのアニメ化を皮切りとして多角的な映像作品が作られてきた。その中で映画版の特徴であり面白さは、オートボット対ディセプティコンの対立構造よりも人間の作り出した組織との関わりが大きいと言う点にあるだろう。 アニメ版では主役はオートボットであるため、人間はディセプティコンの攻撃に逃げ回るだけで良い。オートボット達は正義のヒーローとして弱い人間を守る存在なのだから。 だが映画の場合、主役は人間側にある。この状態でアニメと同じ事をやったら、主人公が全然目立たないという問題が起こってしまう。実際一作目で主人公のサムは何が何だか分からないうちに戦いに巻き込まれ、逃げ回ってる内に終わってしまってた。それに対し続編では既にオートボットとの連携がなされた後の話になっている。 だからこそ本作は人間の努力を最大限演出してみせた。オートボットと連携するNESTのみならず、アメリカ軍もそれぞれディセプティコンと戦い、実際にこの話ではオートボットの戦士よりも人間の方がより多くのディセプティコンを倒しているくらいだ。 思うに、この三部作は、地球を守る主権を人間が取り戻すまでを描いた作品としても見ることが出来る。1作目が、突然飛来したロボット同士の戦いに巻き込まれて右往左往するだけだったのに、ここまで人間は成長した。人間の方を中心に見るなら、極端に人間は進化しているのである。 そして人間の力で運命を切り開くという構図は、実はベイ監督作品に共通して見られる構図でもある。だからこそ本作は自分のカラーを前面に押し出すことが出来たのだろう。 いずれにせよ、頭から尻尾までベイらしさが出ている作品として本作は受け取るべきだろう。 これからは蛇足だが、本作を観ていていくつか感じた事。 新世紀に入ってなるだけ人が死ぬ描写は抑えられるようになってきた。特にレーティングでこどもも観る作品は病的なほどに人の死に敏感で、アクション作品でも全年齢対象作は大抵人を殺さぬよう注意が払われていたと思う。それが最近の作りだったと思うのだが、この作品では割と平気で人を殺すシーンが多く出ている感じ。熱射砲によって人間が骨だけになるシーンなんかはちょっとやり過ぎかな?あるいは少しそう言う規制が緩くなっているのかな? もう一つ、これもベイらしさかもしれないが、どっかの映画から場面を引っ張ってくるのも随分とやり過ぎ。シカゴでディセプティコンの戦艦が降りてくるとか、セイバートロン星がやってくるとかは『インデペンデンス・デイ』(1996)の構図丸パクリで、ラストシーンが『赤い河』(1948)の構造と同じなのはともかく、劇中デジャヴ感がもの凄い。 オープニングの月の遺跡発掘シーンから始まり、高速道路で敵の攻撃を避けるバンブルビーのアクションもどこかで…で、飛ぶ人間が出てきたところで確信したが、これ『怪獣大決戦ヤンガリー』からだろ?そりゃあの作品と較べたら5倍くらいスマートにはなってるけど、やってることがまんまじゃないか? なんかそう思ったら凄くこの作品、私の中で落ち着いた。 そうだ。これ、馬鹿映画なんだ。そう思ったら、もの凄く納得がいった。 あと、やっていても意味が無いが、いくつかだけツッコミ。 <1作目、2作目のヒロインだったミカエラはここには登場してないが、それはたった一言「フラれた」だけの説明。あれだけ生死の境を共にしたパートナーの扱いが悪すぎると言うか、ぞんざいすぎるぞ。 一作目で、メガトロンが既に地球に来ていて凍っていたのだが、それは地球にある目的があったからと説明されている。2作目でそれはザ・フォールンという原初のトランスフォーマーの遺産を手に入れるためだと説明されたが、何故か本作ではセンチネル・プライムと共闘するためにすり替わってる。しかも地球にやってきた時期がもの凄く違ってるし、あれだけいた素体のディセプティコンがこれまで一切出てこなかった理由が全く付けられてない。あれだけの数が出撃を待っていたんだったら、一作目でメガトロンが起きた時点で地球にやってきても問題無かったよな? 先代プライムであるセンチネルがセイバートロン星を脱出した時はすでにマトリクスはオプティマスのものになっていたと言うが、何故そうなったのかも全く説明なし。その部分にどんなドラマがあったのかが、本作を観る上で肝になるはずなんだが。 トレーラー部分を事故で横転させられたオプティマスが「これでは飛ぶことが出来ない」と呟いていたが、その直後に飛んできた。 オートボット全員がロケットに乗って宇宙へと追放されたが、なんか全員切り離し用燃料タンクに入っていて地球に戻ってきたと説明されていた。あれだけの重さを宇宙に運び、しかもロケットはちゃんと宇宙に出ているのに、そんないい加減な戻り方って出来るのか? センチネルの目的はセイバートロン星を地球の近くに持ってくること。でもあんな近くにテレポートさせたら重力干渉が起こって地球もセイバートロン星もぶち壊れるぞ。そもそもセイバートロン星は骨組みばかりの星だからあの時点でも自己崩壊起こして不思議じゃない。 ラストで見事オプティマスは宿敵メガトロンを倒すのだが、やってることはほとんど騙し討ち。正義のヒーローとしては、あまりにどす黒いやりかたに見える。しかもその後で訳の分からない格好良い台詞を言ってるが、なんか自分のしたことを正当化しようとして歯の浮くような事を言ってるようにしか見えない。> …あれ?こんなに書くつもり全く無かったんだが。でもまだまだ出てくるぞ。 |
アイアンハイド | → | ||||
【あいはんはいど】 | |||||
|
アキュレッタ・システムズ | → | |||
【あきゅれった-しすてむず】 | ||||
|
イゴール | → | |||
【いごーる】 | ||||
|
ウィリアム | → | |||
【うぃりあむ】 | ||||
|
ヴォスコッド | → | |||
【う゛ぉすこっど】 | ||||
|
エナジーソード | → | |||
【えなじー-そーど】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | ||||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | |||||
|
カーリー | → | |||
【かーりー】 | ||||
|
キュー | → | |||
【きゅー】 | ||||
|
クランクケース | → | |||
【くらんくけーす】 | ||||
|
クロウバー | → | |||
【くろうばー】 | ||||
|
サイドスワイプ | → | |||
【さいどすわいぷ】 | ||||
|
サイバトロン星 | → | |||
【さいばとろん-せい】 | ||||
|
サウンドウェーブ | → | |||
【さうんどうぇーぶ】 | ||||
|
サム | → | |||
【さむ】 | ||||
|
ザンディウム | → | |||
【ざんでぃうむ】 | ||||
|
シーモア | → | |||
【しーもあ】 | ||||
|
ジェリー | → | |||
【じぇりー】 | ||||
|
シャーロット | → | |||
【しゃーろっと】 | ||||
|
ショックウェーブ | → | |||
【しょっくうぇーぶ】 | ||||
|
スタースクリーム | → | ||||
【すたー-すくりーむ】 | |||||
|
スペースブリッジ | → | |||
【すぺーす-ぶりっじ】 | ||||
|
センチネル・プライム | → | |||
【せんちねる-ぷらいむ】 | ||||
|
ダッチ | → | |||
【だっち】 | ||||
|
ツィンマーマン | → | |||
【つぃんまーまん】 | ||||
|
ディーノ | → | |||
【でぃーの】 | ||||
|
ディセプティコン | → | |||
【でぃせぷてぃこん】 | ||||
|
ディラン | → | |||
【でぃらん】 | ||||
|
トップスピン | → | |||
【とっぷ-すぴん】 | ||||
|
ドリラー | → | |||
【どりらー】 | ||||
|
ドレッズ | → | |||
【どれっず】 | ||||
|
ハードコア・エディ | → | |||
【はーどこあ-えでぃ】 | ||||
|
ハチェット | → | |||
【はちぇっと】 | ||||
|
バリケード | → | |||
【ばりけーど】 | ||||
|
バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
|
ブルース | → | |||
【ぶるーす】 | ||||
|
ブレインズ | → | |||
【ぶれいんず】 | ||||
|
プロトフォーム | → | |||
【ぷろと-ふぉーむ】 | ||||
|
ホィーリー | → | |||
【ほぃーりー】 | ||||
|
マトリックス | → | |||
【まとりっくす】 | ||||
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メガストライカー | → | |||
【めが-すとらいかー】 | ||||
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メガトロン | → | ||||
【めがとろん】 | |||||
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ラチェット | → | |||
【らちぇっと】 | ||||
|
レーザービーク | → | |||
【れーざー-びーく】 | ||||
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レッカーズ | → | |||
【れっかーず】 | ||||
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レッドフッド | → | |||
【れっど-ふっど】 | ||||
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ロードバスター | → | |||
【ろーど-ばすたー】 | ||||
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ロバート | → | |||
【ろばーと】 | ||||
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ロン | → | |||
【ろん】 | ||||
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名称 | → | |||
【】 | ||||
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2014年 (監)マイケル・ベイ |
ディセプティコンによる大規模侵攻によるシカゴでの決戦から5年が経った。危機が去ったことによって、アメリカ政府はオートボットを危険分子と見なし、厳しい取り締まりを行っていた。そんな時、テキサスで一人娘のテッサ(ペルツ)と共に暮らしている発明家のケイド(ウォルバーグ)は、安価で廃品のトラックを手に入れる。だが実はそのトラックこそが政府の手を逃れ身を隠していたオートボット司令官オプティマス・プライムだった… 3部作として作られた『トランスフォーマー』も、ひと通りの物語を終えた。だがその人気は衰えること無く、ベイ監督が総力を上げて新しいシリーズとして復活したのが本作。前3作の主人公だったラブーフは降板し、ウォルバーグを迎えて作られた、まさしく派手そのものの作品となった。 興行成績はこれまでの3作品を軽く超え、世界中で大ヒットしたことになるのだが… 1作目は製作総指揮にスピルバーグが入ったこともあってか物語として結構バランス取れた作品にはなっていた。少なくとも、見せ場をきちんとコントロールして、メリハリのある物語にはなってたんだが、だんだんスピルバーグのコントロールも効かなくなってきたか、2作目辺りから、だんだん物語は破綻していき、その代わり演出は冴えに冴えていく。3作目に至っては、ツッコミ所満載のネタ作品にも関わらず、トランスフォーマー達の流れるような動きやきっちり計算された戦いなど、他の追従を許さないレベルの見事さを見せつけてくれた。 この過程は即ち、スピルバーグの手から物語が離れていく過程であったかとも思える。 良くも悪くも、シリーズのヒットを受け、自身を持ってベイ監督が自分のフィールドに引き込んだおかげだろう。 そして4作目の本作は、まさしく監督の自信作と断言できる。ある意味監督の総決算ともいえるベイ印と言って良い作品に仕上がった。 観ている側としても、とても楽しい作品だった。 ここまでベイ監督の作品に付き合ってきたこともあって、もう諦めを通して、無茶苦茶を楽しめる境地に達している自分自身に気がついてしまった。昔の私だったら怒っていたはずの演出も、「ベイ監督だから」の一言で全部許せる気になっている。 ツッコミ所を全部出したら、多分私のこれまでのレビューの最長記録に達する長さになるほど、ほぼ全編ツッコミどころばかり。鯛焼きでたとえるなら、頭から尻尾まで全部ツッコミというアンコが詰まった作品。しかもツッコミにツッコミが重なる多重構造によって、3時間弱の時間が全く飽きさせてくれれない。ここまでくると呆れてる暇さえない。楽しい。とても楽しい。 それに付き合ってくれたウォルバーグが又素晴らしい。前三部作のラブーフもいい演技はしてたけど、いかんせん若くて真面目なので、監督の演出を担うには荷が勝ちすぎた感じだが、ウォルバーグはその辺の演出を理解した上で、ちゃんと主体的に馬鹿馬鹿しい演出をちゃんと担ってくれている。いや、本当になんでこんな事するの?ってのがやたらたくさんあるけど、この人だったら良いか。と思わせるところが流石だ。まさしくベイ監督作品の主役には適役。不自然に漢字入りのパッケージ品を食ったり飲んだりするシーンが多いけど、その不自然さを不自然なまま無理やり演じてくれるのが実に良い。監督の行き過ぎた演出は下手に説得力持たせないほうが良いし、その方が印象に残るってもんだ。 ベイ監督とウォルバーグ。この二人のタッグがここまではまるとは。 突き抜けた馬鹿は逆に素晴らしい。 ツッコミどころは今回は敢えて書かないけど、構造的な疑問点が何点かあるので、以降ちょっとだけ。 一点目。前作までの主人公であったサムに対するフォローが全くなかったが、一体この話の中での彼はどうなっているんだろう?オートボットのことを知りすぎているし、実際友人でもある以上、その身柄が無事とは思えない。CIAあたりによって監禁されている可能性がとても高いが、あれだけの冒険をした上で、そんな立場に置かれていると考えると、なんかとても可愛そうな気がする。そこの部分で何かしらフォローが入っていればよかったかな? あと、地球産のトランスフォーマー作るのは良いけど、オプティマス・プライムをベースにしたものをなんでガルバトロンなんて名前をつけるのか。そのネーミングセンスの悪さがなんとも。実際に過去のアニメ版『トランスフォーマー ザ・ムービー』(1986)で、メガトロンが復活させられての名前で、このシリーズでも以降オプティマスの宿敵として出てくるのは分かるんだけど、地球人がその名前をつけるのはなんかおかしいよな。 あと、以降の話に関わってくるのかもしれないけど、謎のトランスフォーマー、ロックダウンが何をしようとしているのか、ほとんど説明がない。本人曰く、「創造主からオプティマスを連れてくるように言われた」とのことだが、結局彼のやってることがあまりに脈絡がなく、何を考えてるのか全然分からないまま。物語上、重要な部分に関わるキャラなので、もうちょっと説得力を持たせる説明が欲しかったな。そもそも創造主なる存在がなんだかよく分からないし。 |
インセクティコン | → | |||
【いんせくてぃこん】 | ||||
|
エナジーソード | → | |||
【えなじー-そーど】 | ||||
|
オートボット | → | |||
【おーと-ぼっと】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | ||||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | |||||
|
ガルヴァトロン | → | ||||
【がるう゛ぁとろん】 | |||||
|
ギル | → | |||
【ぎる】 | ||||
|
グリムロック | → | |||
【ぐりむろっく】 | ||||
|
クロスヘアーズ | → | |||
【くろす-へあーず】 | ||||
|
KSI | → | |||
【けい-えす-あい】 | ||||
|
KSIボス | → | |||
【けい-えす-あい-ぼす】 | ||||
|
ケイド | → | |||
【けいど】 | ||||
|
ジェームズ | → | |||
【じぇーむず】 | ||||
|
シェーン | → | |||
【しぇーん】 | ||||
|
ジャッジメントソード | → | |||
【じゃっじめんと-そーど】 | ||||
|
ジャンクヒープ | → | |||
【じゃんくひーぷ】 | ||||
|
ジョシュア | → | |||
【じょしゅあ】 | ||||
|
蘇月明 | → | |||
【すー-ゆえみん】 | ||||
|
スコーン | → | |||
【すこーん】 | ||||
|
スチールジョー | → | |||
【すちーる-じょー】 | ||||
|
スティンガー | → | |||
【すてぃんがー】 | ||||
|
ストレイフ | → | |||
【すとれいふ】 | ||||
|
スナール | → | |||
【すなーる】 | ||||
|
スラッグ | → | |||
【すらっぐ】 | ||||
|
スラッシュ | → | |||
【すらっしゅ】 | ||||
|
スロッグ | → | |||
【すろっぐ】 | ||||
|
創造主 | → | |||
【そうぞう-しゅ】 | ||||
|
ダーシー | → | |||
【だーしー】 | ||||
|
ダイナボット | → | |||
【だいなぼっと】 | ||||
|
ディセプティコン | → | |||
【でぃせぷてぃこん】 | ||||
|
テッサ | → | |||
【てっさ】 | ||||
|
テメノス | → | |||
【てめのす】 | ||||
|
テメノスソード | → | |||
【てめのす-そーど】 | ||||
|
トゥーヘッド | → | |||
【とぅーへっど】 | ||||
|
ドラゴントゥースメイス | → | |||
【どらごん-とぅーす-めいす】 | ||||
|
トラックス | → | |||
【とらっくす】 | ||||
|
トランスフォーミウム | → | |||
【とらんすふぉーみうむ】 | ||||
|
ドリフト | → | |||
【どりふと】 | ||||
|
トレイルカッターソード | → | |||
【とれいる-かったー-そーど】 | ||||
|
墓場の風 | → | |||
【はかば-の-かぜ】 | ||||
|
ハウンド | → | |||
【はうんど】 | ||||
|
ハロルド | → | |||
【はろるど】 | ||||
|
バンブルビー | → | ||||
【ばんぶるびー】 | |||||
|
ブリッツウィングボウ | → | |||
【ぶりっつ-うぃんぐ-ぼう】 | ||||
|
ブレインズ | → | |||
【ぶれいんず】 | ||||
|
ヘヴィメタルグラインダー | → | |||
【へう゛ぃ-めたる-ぐらいんだー】 | ||||
|
ベクターシールド | → | |||
【べくたー-しーるど】 | ||||
|
メガストライカー | → | |||
【めが-すとらいかー】 | ||||
|
メガトロン | → | |||
【めがとろん】 | ||||
|
ラチェット | → | |||
【らちぇっと】 | ||||
|
ルーカス | → | |||
【るーかす】 | ||||
|
レッドフット | → | |||
【れっど-ふっと】 | ||||
|
ロックダウン | → | ||||
【ろっくだうん】 | |||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
|
2017年 (監)マイケル・ベイ |
||||
アーサー | → | |||
【あーさー】 | ||||
|
アイアコンの騎士 | → | |||
【あいあこん-の-きし】 | ||||
|
イザベラ | → | |||
【いざべら】 | ||||
|
インフェルノカス | → | |||
【いんふぇるのかす】 | ||||
|
インフェルノコン | → | |||
【いんふぇるのこん】 | ||||
|
ヴィヴィアン | → | |||
【う゛ぃう゛ぃあん】 | ||||
|
ウィトウィック騎士団 | → | |||
【うぃとうぃっく-きし-だん】 | ||||
|
ウィリアム | → | |||
【うぃりあむ】 | ||||
|
エドモンド | → | |||
【えどもんど】 | ||||
|
円卓の騎士 | → | |||
【えん-たく-の-きし】 | ||||
|
オートボット | → | |||
【おーと-ぼっと】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | |||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | ||||
|
オンスロート | → | |||
【おんすろーと】 | ||||
|
ガーディアンナイツ | → | |||
【がーでぃあん-ないつ】 | ||||
|
キャノピー | → | |||
【きゃのぴー】 | ||||
|
金属生命体収容所 | → | |||
【きんぞく-せいめい-たい-しゅうよう-じょ】 | ||||
|
クィンテッサ | → | |||
【くぃんてっさ】 | ||||
|
グリムロック | → | |||
【ぐりむろっく】 | ||||
|
クロスヘアーズ | → | |||
【くろす-へあーず】 | ||||
|
ケイド | → | |||
【けいど】 | ||||
|
コグマン | → | |||
【こぐまん】 | ||||
|
サイバトロン星 | → | |||
【さいばとろん-せい】 | ||||
|
サントス | → | |||
【さんとす】 | ||||
|
シーモア | → | |||
【しーもあ】 | ||||
|
ジミー | → | |||
【じみー】 | ||||
|
スィークス | → | |||
【すぃーくす】 | ||||
|
スカリトロン | → | |||
【すかりとろん】 | ||||
|
スティールベイン | → | |||
【すてぃーるべいん】 | ||||
|
ストームレイン | → | |||
【すとーむれいん】 | ||||
|
スラッグ | → | |||
【すらっぐ】 | ||||
|
セイバートロニアンハンマー | → | |||
【せいばーとろにあん-はんまー】 | ||||
|
タリスマン | → | |||
【たりすまん】 | ||||
|
TRF | → | |||
【てぃー-あーる-えふ】 | ||||
|
ディセプティコン | → | |||
【でぃせぷてぃこん】 | ||||
|
デイトレイダー | → | |||
【でいとれいだー】 | ||||
|
テッサ | → | |||
【てっさ】 | ||||
|
テメノスソード | → | |||
【てめのす-そーど】 | ||||
|
トップスピン | → | |||
【とっぷ-すぴん】 | ||||
|
ドラゴニカス | → | |||
【どらごにかす】 | ||||
|
ドラゴンストーム | → | |||
【どらごん-すとーむ】 | ||||
|
ドリフト | → | |||
【どりふと】 | ||||
|
ドレッドボット | → | |||
【どれっどぼっと】 | ||||
|
トレンチ | → | |||
【とれんち】 | ||||
|
ニトロ・ゼウス | → | |||
【にとろ-ぜうす】 | ||||
|
ネメシス・プライム | → | |||
【ねめしす-ぷらいむ】 | ||||
|
バーサーカー | → | |||
【ばーさーかー】 | ||||
|
ハウンド | → | |||
【はうんど】 | ||||
|
バリケード | → | |||
【ばりけーど】 | ||||
|
バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
|
ブルドッグ | → | |||
【ぶるどっぐ】 | ||||
|
ベクターシールド | → | |||
【べくたー-しーるど】 | ||||
|
ヘッドマスター | → | |||
【へっど-ますたー】 | ||||
|
ホィーリー | → | |||
【ほぃーりー】 | ||||
|
ホット・ロッド | → | |||
【ほっと-ろっど】 | ||||
|
マーリン | → | |||
【まーりん】 | ||||
|
モーシャワー | → | |||
【もーしゃわー】 | ||||
|
モホーク | → | |||
【もほーく】 | ||||
|
ユニクロン | → | |||
【ゆにくろん】 | ||||
|
ルテナン | → | |||
【るてなん】 | ||||
|
名称 | → | |||
【】 | ||||
|
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|||||||||||||||||||||
惑星サイバトロンで起こったオートボットとディセプティコンの戦争は、ディセプティコンの圧倒的優勢で終わろうとしていた。その劣勢を立て直すため、オートボットリーダーのオプティマス・プライムはB−127に地球に向かい、そこをもう一つの拠点とすることを命じる。だがそれはディセプティコンの知るところとなり、B−127を追うブリッツウイングと地球上で激突する。その戦いがアメリカ軍に目撃されてしまい、なんとか勝利をもぎ取ったB−127は軍にも追われることになってしまう。ビートルに擬態してなんとかやり過ごすが、そのまま意識を失ってしまい、そのビートルは自動車修理工場に持ち込まれてしまう。そんな時、親からは反対されているが、車の修理工となりたいチャーリー・ワトソン(スタインフェルド)は高校卒業のお祝いにそのビートルを譲り受ける。 マイケル・ベイによって世に送り出された『トランスフォーマー』はSF映画としてはスマッシュヒットとなってシリーズ化。既に5作が作られているが、本作はそこからのスピンオフ。シリーズ全作に登場するバンブルビーを主役として持ってきた。 この作品を観るにあたり、オリジナルのベイ版とどのように関わるのかという興味があったのだが、オープニングで納得。設定が全く違うので、これは完全に別物として作られたものだ。『トランスフォーマー』は数百万年前にサイバトロン星での戦いの果て、トランスフォーマーが地球にやってきて休眠状態にあるという設定だったが、これはリアルタイムでサイバトロン星での戦いの真っ最中。その余波が現在の地球に及んだという事になる。一応並行世界的な考え方として捉えるべきだろう。そもそもトランスフォーマーという番組自体が別設定で山ほど作られてるため、その辺あんまり考えない方が良いのかも知れない。 あとトランスフォーマーの造形も映画版ではなくアニメ版を踏襲してるのも特徴。バンブルビーは映画版のカマロではなくアニメ版同様のビートルになってるし、サイバトロン星に登場した戦士達も懐かしいデザインになってる。オリジナルのアニメに思い入れがある身としては、それだけでもかなり嬉しい。 作品自体は宇宙生物と人類とのファースト・コンタクトものにトランスフォーマー同士の戦いを絡めるというもので、ベイ監督の『トランスフォーマー』の構造にほぼ同じ。ちょっとスケールは小さくなったが、その分手堅く作られてるという印象がある。 主人公もちょっと複雑な家庭事情を持った女の子にしたことでバンブルビーとの相性が良かったし、ほのぼの感とサスペンス調の物語も手堅く作られた。 そんなに個性は強くないけど手堅い作りとは言えよう。だから文句を言う筋合いはないのだが、先行するベイ版のむっちゃくっちゃな作品の後発にしてはあまりにスタンダードすぎるため、弾け足りなさを感じて仕方ないけど。 |
アーシー | ||||
【あーしー】 | ||||
|
アイアンハイド | ||||
【あいあんはいど】 | ||||
|
ウォーレン | → | |||
【うぉーれん】 | ||||
|
オースティン | ||||
【おーすてぃん】 | ||||
|
オートボット | ||||
【おーと-ぼっと】 | ||||
|
オプティマス・プライム | → | |||
【おぷてぃます-ぷらいむ】 | ||||
|
クリフジャンパー | → | |||
【くりふじゃんぱー】 | ||||
|
サイバトロン | ||||
【さいばとろん】 | ||||
|
サウンドウェーブ | ||||
【さうんど-うぇーぶ】 | ||||
|
サリー | ||||
【さりー】 | ||||
|
サンダークラッカー | → | |||
【さんだー-くらっかー】 | ||||
|
ジャック | → | |||
【じゃっく】 | ||||
|
シャッター | ||||
【しゃったー】 | ||||
|
ショックウェーブ | ||||
【しょっく-うぇーぶ】 | ||||
|
スカイワープ | → | |||
【すかい-わーぷ】 | ||||
|
スタースクリーム | → | |||
【すたー-すくりーむ】 | ||||
|
セクター7 | → | |||
【せくたー-せぶん】 | ||||
|
チャーリー | → | |||
【ちゃーりー】 | ||||
|
ディセプティコン | ||||
【でぃせぷてぃこん】 | ||||
|
ティナ | → | |||
【てぃな】 | ||||
|
ドロップキック | ||||
【どろっぷ-きっく】 | ||||
|
パウエル | → | |||
【ぱうえる】 | ||||
|
ハンク | → | |||
【はんく】 | ||||
|
バンブルビー | → | |||
【ばんぶるびー】 | ||||
|
B−127 | → | |||
【びー-わん-つー-せぶん】 | ||||
|
ブリッツウィング | → | |||
【ぶりっつ-うぃんぐ】 | ||||
|
ブローン | ||||
【ぶろーん】 | ||||
|
ホイルジャック | ||||
【ほいるじゃっく】 | ||||
|
メモ | → | |||
【めも】 | ||||
|
ラヴィッジ | ||||
【らう゛ぃっじ】 | ||||
|
ラチェット | ||||
【らちぇっと】 | ||||
|
ロン | → | |||
【ろん】 | ||||
|
名称 | ||||
【】 | ||||
|