MOVIETOP

ロバート・ロンゴ
Robert Longo

<A> <楽>
allcinema
検索
IMDb
WikipediaJ
WikipediaE
鑑賞本数 合計点 平均点
書籍
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995 JM 監督
1994
1993
1992
ハリウッド・ナイトメア(4th)
<A> <楽> 監督
1991
1990
1989
1988 アリーナ・ブレインズ 監督・出演
1987
1986
1985
1984
1983
1982
1981
1980
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953 1'7 ニューヨークで誕生

ページトップへ

JM 1995
1995ゴールデン・ラズベリー最低主演男優賞(リーヴス)

<amazon>
<楽天>
ドン・カーモディ(製)
ウィリアム・ギブソン(脚)
キアヌ・リーヴス
北野武
ディナ・メイヤー
アイス・T
ドルフ・ラングレン
ヘンリー・ロリンズ
ウド・キア
バルバラ・スコヴァ
シェリー・ミラー
デニス・アキヤマ
物語 人物 演出 設定 思い入れ
記憶屋ジョニイ(短編)クローム襲撃(書籍)
 近未来。特定の情報を脳に埋めこまれたチップに記憶させる“運び屋”ジョニー=ネモニック(リーヴス)は依頼により北京である情報を記憶するが、それは全人類の命運を賭けるものだった…
 不思議とキアヌ=リーヴスという御仁はCGを用いたSFアクションの主演作が多いのだが
(言うまでもなく『マトリックス』(1999)とか、『チェーン・リアクション』(1996)とか)、SFと彼との相性の良さってのは、多分彼の持つ“得体の知れなさ”の故だろう。状況に流されるばかりであがき続ける、自分を持たない男JMを演らせるにはうってつけの存在だ。だけど、元々大根なのが、この作品ではそれに輪をかけて凄いってのが何とも。そういやデータを取り出すのにパントマイムをするのは『マイノリティ・リポート』(2002)でも使われてたなあ。端から見たら相当馬鹿だけど(笑)
 ただ、本作の評価は全般的に低いし、私もそう思う。どうせなら最初っからB級作品として作ってればカルト作として記憶されることもあっただろうけど、原作者のウィリアム=ギブソンの脚本とシド=ミードのデザイン、主役をリーヴスにして脇に北野武とドルフ=ラングレン…もうここまで揃えてしまった以上、何とかして大作にしなきゃならないって意気込みがひしひしと伝わってきてしまって…それでもう後に戻れないって言う意識ばかりが空回りしてしまった感じ。ある意味失敗を約束された作品と言って良い。
 日本人である北野武を出すことで、サイバー・パンクっぽさを演出したんだろうけど、結局それは『ブレードランナー』(1982)のパクリのようにしか見えなくなってしまったのも悲しい。SFはイメージなんだから、その中で
パクリと思わせる描写があっちゃいかんよ
 ところで人間の脳を生体コンピュータ、あるいは記憶素子として用いるってのはサイバー・パンク時代には既に考えつかれていた内容(奇しくもギブソンの
「ニューロマンサー」がその走りだった)だが、人間の脳内記憶容量ってのはギガで測れるような生易しいものじゃないだろうに。ジョニーの脳内容量は80G…今で言えば1万円台で買える程度か…当時はこれでも「大容量」だったんだよな。
 映画におけるSFの通過点的な位置づけにある作品だ。
通過点なんだから失敗もあるさ

ページトップへ