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2015 | テッド2 監督・脚本・出演 | |||||||
2014 | 荒野はつらいよ 〜アリゾナより愛をこめて〜 監督・製作・脚本・出演 | |||||||
2013 | ムービー43 出演 | |||||||
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2012 | テッド 監督・製作・脚本・出演▲ | |||||||
2011 | ||||||||
2010 | 妖精ファイター 出演 | |||||||
ロボットチキン スター・ウォーズ(3rd)<TV> 出演 | ||||||||
2009 | ファミリー・ガイ(8th)<TV> 製作総指揮・企画・出演 | |||||||
2008 | ロボットチキン スター・ウォーズ(2nd)<TV> 出演 | |||||||
2007 | ロボットチキン スター・ウォーズ(1st)<TV> 出演 | |||||||
2006 | ||||||||
2005 | ||||||||
2004 | スター・トレック エンタープライズ(4th)<TV> 出演 | |||||||
2003 | スター・トレック エンタープライズ(3rd)<TV> 出演 | |||||||
2002 | ||||||||
2001 | ||||||||
2000 | ||||||||
1999 | ||||||||
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1998 | ||||||||
1997 | ||||||||
1996 | ||||||||
1995 | ||||||||
1994 | ||||||||
1993 | ||||||||
1992 | ||||||||
1991 | ||||||||
1990 | ||||||||
1989 | ||||||||
1988 | ||||||||
1987 | ||||||||
1986 | ||||||||
1985 | ||||||||
1984 | ||||||||
1983 | ||||||||
1982 | ||||||||
1981 | ||||||||
1980 | ||||||||
1979 | ||||||||
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1977 | ||||||||
1976 | ||||||||
1975 | ||||||||
1974 | ||||||||
1973 | 10'26 コネティカット州ケントで誕生 |
タイトル | |||||||||||||||||||||||
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テッド2 2015 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ボストンに住む中年テディベアのテッド(マクファーレン)は同じスーパーマーケットで働くタミ・リン(バース)と結婚したのだが、それから一年。ギスギスした関係になってしまっていた。この危機を乗り越えるためにこどもを持とうと考えたテッドは、親友のジョン(ウォルバーグ)に相談し、その方法を考え始めた。だがこの申し出がきっかけで州政府はテッドを人間ではなく“物”であると判断してしまう。こどもどころか、市民権まで剥奪されてしまったテッドはジョンと共に弁護士のサマンサ(セイフライド)を雇って、裁判を申し立てることにするのだが… 大ヒットを記録した『テッド』の続編で、あれから数年後の話となる。 前作はどっちかと言えばテッドよりもジョンの方が中心に、ロマコメ風にまとめた話となっていた。それに対して本作は“人としての定義は何か”とか、“人権”とかの、やや硬めで社会派風の題材をコメディとして作り上げた作品に仕上げられていた。一作目にも差別主義を揶揄する描写が多々あったが、その部分を拡大して見せたのも、敢えて社会派描写に手を突っ込んだことの表れだろう。 ただ、この手の話はよほどうまく作らないと作品自体のバランスが崩れがちになる。なるだけそつなくまとめようとはしてるけど、描写的に不用意な部分は多い。いくつか民族差別や障害者差別を笑いにしようとして失敗し、観ていてちょっと苦しい部分がいくつか。作り手側としては差別主義を批判していると思われるのだが、作り込みが甘くてそう見えないのはマイナス点となる。この辺のバランス感覚はファレリー兄弟レベルを期待するのが間違ってるとは思うんだが、ちょっと甘すぎて、笑いにならないところがいくつか…でもひょっとして私の日本人的感覚からしたら笑いになってないが、本国であれば笑いになるのかもしれんけど。 そんなことでテーマの取り方が失敗してる気はするんだが、それでもメインとなる中年二人の馬鹿馬鹿しいやりとりは健在だし、前作で挿入しきれなかった劇中のミュージカルシーンもわざと取り入れたりして、きちんと前作を踏まえて作っているところも評価できる。やったことないんでドラッグネタは分からないけど、PCのハードディスクを徹底的にぶっ壊すシーンや図書館でだんまりしながらとんでもない事をやってるとかは個人的にはツボで、いくつになっても男ってのはこどもだってことがなんか、とても心地良い。 それとラストのコミコンでのネタ探し。あれは楽しかった。ハズブロの協力(?)により、様々なオモチャやコスプレが登場するけど、オプティマス・プライムが描かれたボードにウォルバーグが近づく度に笑えてしまう。 それにしてもジョン役のウォルバーグは美味しい。前作での彼女がミラ・クニスってのもともかく、今回のアマンダ・セイフライドって、年の差いくつ?って感じ。美味しいって言うより「羨ましい」ってのが本音だが。 |
テッド | |||||||||||||||||||||||
2012米アカデミー歌曲賞 2012放送映画批評家協会コメディ映画賞、コメディ映画男優賞(ウォルバーグ)、コメディ映画女優賞(クニス) 2013毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞 2013MTVムービー・アワードコンビ賞、作品賞、女優賞(クニス)、格闘シーン賞、シャツなし演技賞(マクファーレン)、トンデモ・シーン賞 |
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1985年ボストン郊外。ジョン・ベネット少年はクリスマスプレゼントでもらったテディベアのテッドに命が宿るように祈ったところ、落雷と共に本当に命が宿ってしまった。テッドとジョンの2人は共に成長し、27年後の2012年になっても一緒に暮らしていた。かつてテレビで大々的に取り上げられ、時代の寵児となったテッドも落ち目となって冴えない中年となり、二人の週末の過ごし方はテレビや古いビデオを観ながらマリファナを吸うだけになってしまう。そんな二人の関係が不自然だと、ジョン(ウォルバーグ)の同棲相手ローリー(クニス)は、二人は別々に住んだ方が良いと言い続けるのだが… 可愛いテディベア(のようなもの)が命を得、しかも下品な中年になってしまったというワンアイディアで押し切った作品。確かに可愛いぬいぐるみの中身がおっさんというのは、アイディアとしては大変面白く、それを踏まえた演出などもふんだんに抑えられていて、下品だけどコメディとしてはなかなかのもの。実際作品としては面白いと思う。 オープニングの少年時代から現代に至るまでの畳みかけ演出は実に素晴らしいものだった。パトリック・スチュワートの流れるようなナレーションと共に、ボストンの町の変な紹介から、少年時代の願いの強さ、オチに至るまで完璧なもので、これは大変期待できる!と思わせる、わくわくさせるオープニングは最高の部類。 ただ、あのスピーディなオープニングが終わってしまうと、後はややだらだらと続くようになってしまって思ったほどはテンション上がらなかった感じ。完全に忘れられてたけど、まだマニアがいたサム・J・ジョーンズ(主題歌だけ今も聴き続けられている映画『フラッシュ・ゴードン』の主演)の登場も、どっちかと言えば苦笑いの範疇。 だらけたという印象は、本作のメインストーリーに関わってくる。本作の狙いは、コメディで、しかもその味付けとして、80年代のロマコメをベースにしてる(その当時のロマコメの定番として、男女の恋の仲を取り持つのが老人や少年、あるいは人外の生物というアイコンを使うのが定番だった。まさに本作のテッドの使われ方そのもの)。これをわざわざこの時代に作ったのは、80年代ロマコメに対する揶揄であり、知ってる人ににやけて欲しいと言う思いを込めて敢えてこのような演出にしたのかと思うんだが、その分ジョンとローリーの恋愛話が中心になってしまい、テッドにかかる重点が薄まってしまったのが問題。終わりに帳尻を合わせたけど、メインの物語がテッドではなくジョンの方ってのは、物語としてパンチ不足って感じ。 観てるこちらとしては、こちらとしては無軌道なぬいぐるみのお馬鹿コメディが観たかったのだが、中心があくまで普通の作品になってしまったため、もう一歩足りないという印象にしかならなかった。もう一押しほしかったし、テッドの馬鹿っぷりをもっと楽しみたかった。 |
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figure complex ムービー・リボ TED テッド |