ジーパーズ・クリーパーズ |
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トム・ルーズ
バリー・オッパー
ウィリ・バール
フランシス・フォード・コッポラ
エバーハード・ケイサー
マリオ・オホーヴェン
リンダ・レイズマン(製)
ヴィクター・サルヴァ(脚)
ジーナ・フィリップス
ジャスティン・ロング
ジョナサン・ブレック
パトリシア・ベルチャー
アイリーン・ブレナン
ペギー・シェフィールド |
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★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
1 |
2 |
2 |
2 |
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トリッシュ(フィリップス)とダリー(ロング)の姉弟が、春休みの帰省で車を飛ばしていると、猛スピードで走る無気味なトラックに追突されそうになる。そのまま彼らの車を追い抜いたトラックが田舎の教会の前に止められているのを発見した二人は、文句を言ってやろうとトラックに近づくが、トラックから降りてきた男はなにやら大きな荷物を井戸に投げ込んでいたのだった…それを覗いてしまったために、悪夢のような追跡を受ける二人…
アメリカの田舎にあるいわゆる都市伝説を題材に取った作品で、コッポラが製作総指揮という鳴り物入りで、更に実際北米での受けもかなり良かった作品。
しかし、実際はどうだ?
ホラーだと思ってたら見事な外しっぷりを見せてくれた。ホラーのはずなのに、ホラーっぽくない。見事にそれが外れてる。確かに最初の恐怖を醸す演出は結構良かったんだが、いざ実際に恐怖演出が出てくると、なんだかもうほとんど馬鹿げた物語になってしまった。
結局何のことはない。不気味な奴が近づいてくるので、逃げるだけ。ほとんど『激突』(1971)と『13日の金曜日』(1980)の粗悪なコピーだし、なんだか全然逃げてる人間が怖そうに見えない。ここまで温ければ、どこかではっとする演出が出てくるのかと思ったら、最後は何の衒いもなく本物の悪魔が出てきたと思ったら、主人公の一人があっさり捕まって終わり。
は?何これ?
ホラーの皮をかぶったコメディか?しかもとんでもなく緩い。
確かにコッポラが製作したホラーは『ドラキュラ』(1992)であれ『フランケンシュタイン』(1994)であれ、どうにも外ればかりだが、これはその最たるものだ。画面だけは綺麗で、金を随分遣ってることは分かるんだが、それがやりきれない気持ちにさせる。
思うに、ホラーというのは金をかけてはいけないのかも知れない。低予算で工夫で怖がらせてこそ本物だと思える。
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製作年 |
2001 |
製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
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歴史地域 |
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関連 |
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キーワード |
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