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エドワード・ベルガー
Edward Berger

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経歴
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個人的感想
2024 教皇選挙 監督・製作総指揮
2023
2022 西部戦線異状なし 監督・製作・脚本
2021
2020
Your Honor/追い詰められた判事(1st,2nd)
<A> <楽> 製作総指揮
2019
2018
ザ・テラー(1st)
<A> <楽> 製作総指揮
パトリック・メルローズ
<A> <楽> 監督
2017
2016
2015
2014
2013 ぼくらの家路 監督・脚本
2012
2011
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レビュー
教皇選挙
Conclave
2024米アカデミー脚色賞、作品賞、主演男優賞(ファインズ)、助演女優賞(ロッセリーニ)、作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞
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エドワード・ベルガー
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ロビン・スロヴォ
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トーマス・アルフレッドソン(製)
ピーター・ストローハン(脚)
レイフ・ファインズ
スタンリー・トゥッチ
ジョン・リスゴー
セルジオ・カステリット
ルシアン・ムサマティ
カルロス・ディエス
イザベラ・ロッセリーニ
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 革新的な手腕で知られ、多くの信徒たちから愛されたローマ教皇が死去する。死因は心臓発作のため、儀式に則って粛々と葬儀が行われた。そして空位となった教皇座に誰が座るのかを決める教皇選挙=コンクラーベが始まる。主席枢機卿のローレンス(ファインズ)が一連の手続きを執り仕切ることとなるが、今回の教皇選挙は様々な思惑をはらんだものだった。何度投票をしても票は割れ、水面下での多数派工作は激しさを増していく。自分自身に教皇になる野心は全くないローレンスにもその渦中に放り込まれることとなる。

 2024年度のアカデミー賞の大本命と言われていた作品。残念ながらオスカーそのものは『ANORA アノーラ』(2024)に取られてしまったが、非常に評価が高い作品だった。
 そして本作の日本公開時、現教皇であるフランシスコが重病というニュースがあって、まさに今しもコンクラーベが行われるのではないかと言われていたのだが、それが実際に起こってしまって、本作の意味はますます高まっている。特にここで亡くなった前教皇というのが進歩的な人物だったそうで、ますます先の教皇を思わせる人物描写で、リアルとの関連を感じさせるし、現在のアメリカでのカトリックがトランプ大統領の後押しで大変保守化しているとのことなので、そのような主張してる枢機卿もいるそうだから、現実を表したものになっている。本作は原作もあるし、作られたのはそれなりに前なので、全くその意識はなかったはずだが、まるで未来を予見しているかのような話になってしまった。
 本作は基本的に小説が元のフィクションで、謎解き要素もあるミステリー調の話だが、それは味付け程度。本作の最大の売りは、カトリックを束ねる教皇の権力をどう使うかにある。
 世界に根を張るカトリックの力は大変強い。それを武器に使うなら、世界を変えることも出来る。だが歴代の教皇はそれを注意深く避けつつ、文化の上で影響を及ぼしてきた。教皇も様々で開明的な人物もいれば保守的な人物もいたが、彼らは注意深く世俗の出来事には関わらないように気をつけていた。
 本作の亡くなった教皇はかなりリベラルな人物だったようで、おそらくは教皇フランシスコをモデルにした人物だろう。彼は対話を重視し、カトリック以外の人たちにも積極的に話をしていたが、それも念頭に置かれていたのだろう。

 ただ本作は基本的にはフィクション。そんな進歩的な教皇が亡くなった後で、誰を教皇にするのかを決めることになるが、ここでの駆け引きがリアルで面白い。
 ロビー活動に余念がなく、特に急進的な前教皇の不満が溜まってる枢機卿たちを上手く取り込んで票を得る人もいれば、全く権力には興味はないのに、何故か自分に票が入ってしまって戸惑う人。その人間関係が錯綜しながらコンクラーベが進んでいく。主人公であるローレンスはその中で最も相応しい人を教皇に選ぼうとしつつ、不正の種を見つけてはそれを潰していく。その一つ一つの積み重ねで選ばれていく教皇。この過程が上手い。
 ラストに意外性もあるし、ストーリー的にも良質で高水準にまとまっていて、これは面白い。
製作年 2024
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
ロバート・ハリス (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
西部戦線異状なし
Im Westen nichts Neues
2022米アカデミー国際長編映画賞、撮影賞、作曲賞、美術賞、作品賞、脚色賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、音響賞
2022英アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞、外国語映画賞、作曲賞、撮影賞、助演男優賞(シュッフ)、プロダクションデザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞、編集賞、特殊視覚効果賞、キャスティング賞
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エドワード・ベルガー
ダニエル・マルク・ドレイファス
マルテ・グルナート
ダニエル・ブリュール
レスリー・パターソン
イアン・ストーケル(製)
エドワード・ベルガー
レスリー・パターソン
イアン・ストーケル(脚)

フェリックス・カマラー
アルブレヒト・シュッフ
アーロン・ヒルマー
モーリツ・クラウス
エディン・ハサノヴィッチ
チボー・ドゥ・モンタランベール
ダニエル・ブリュール
デーヴィト・シュトリーゾフ
アンドレアス・ドゥーラー
ミヒャエル・ヴィッテンボルン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 第一次世界大戦開戦から3年が経過した1917年。ドイツとフランスの戦いは西部戦線で硬直しており、戦いに進展が見られなかった。そんな折、17歳のパウル・ボイメル(カマラー)は半ば親を騙して学友たちと共にドイツ帝国陸軍に入隊した。最低限の訓練の後、彼らは北フランスのラ・マルメゾン近郊に配属される。しかし戦争の現実は、パウルらの思っていたものとは異なり、ロマンは打ち砕かれてしまう。しかし現実を前に戦い続けねばならない彼らだが…

 レマルク原作の「西部戦線異状なし」はこれまで二回映画化されている。そのどっちも作品として実に良いもので、これを題材にした作品で外れはない。
 その意味では本作も全く外れなし。良い作品だった。
 それに本作は前二作とは違った切り口で描いているのが特徴となる。
 大きな違いはCGが使えるようになったため、戦闘シーンをメインに出来るようになったという事。そもそも原作は戦闘シーンはあまり重視しておらず、主人公の内面描写に力が入っていて、前二作は原作に忠実に、主人公の心の動きを中心にしていた。むしろ戦いよりも待機任務や、戦友達との語らいがメインの話になる。
 本作もその点をしっかり描いている。前二作と較べ、本作の主人公パウルは人に流されがちで、物事を楽観的に捕らえすぎるきらいがあるが、それが戦場での経験で生き残ることの難しさに直面することで精神的にタフになっていくことに重点が置かれている。そしてその合間を埋めるように派手な戦いのシーンを挿入し、画面にメリハリをしっかりつけていた。また、戦いの最中にも色々考えているシーンも多く、非常に盛りだくさんの内容を詰め込んだ感じがある。その意味では確かに今の時代に作る意味があった。
 主人公だけでなく、仲間の絆というか、お互いに依存している間柄の友が戦闘を経る度に減っていく描写がなんとも虚しさを感じさせてくれる。

 だから一本の作品としては完成度も高く、大変良い作品だと言って良い。

 ただ、それも含めて言うと、悪い意味でも原作とはだいぶ違った雰囲気になってしまった。作品としては良いのだが、「西部戦線異状なし」の映画化作品としては、どうだろうか?と言った感じ。
 主人公の死の描写があったラストシーンも原作から離れてしまって、本来の余韻が感じられなかったのもマイナス面だな。
製作年 2022
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
西部戦線異状なし <A> <楽>
エーリヒ・マリア・レマルク (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 西部戦線異状なし(1930)
西部戦線異状なし(1979)
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