西部戦線異状なし
All Quiet on the Western Front |
1929〜30米アカデミー作品賞、監督賞(マイルストン)、脚本賞、撮影賞
1990アメリカ国立フィルム登録簿登録 |
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カール・レムリ・Jr(製)
マックスウェル・アンダーソン
デル・アンドリュース
ジョージ・アボット(脚)
リュー・エアーズ
ウィリアム・ベイクウェル
ラッセル・グリーソン
ルイス・ウォルハイム
スリム・サマーヴィル
ジョン・レイ
ウォルター・ブラウン・ロジャース
レイモンド・グリフィス
ベリル・マーサー |
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★★★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
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レムリ・ジュニアの無鉄砲さによって作られたと製作当初は陰口が叩かれる
この作品の最も重要な点は、青年が戦争を必要あるものと受け入れた瞬間に殺されてしまうと言う点にある。反戦の言葉など、一言も語られない
後に監督となるジンネマンがエキストラの兵士役で登場
1929〜30アカデミー作品賞、監督賞受賞。脚本賞、撮影賞ノミネート
マイルストン監督はそれまで中堅の娯楽映画監督と観られていたが、従来の戦争映画にはないメッセージを明確に打ち出し、高い評価を得る
狂信的な愛国主義や軍国主義の危険性を早くから避難したことで映画史に残る作品となる。ナチスの激しい非難に遭うが、ドイツ当局は検閲せずに公開する。尚、主演のエアーズは本作で役者としてのキャリアを積んだが、第二次世界大戦で良心的兵役拒否をしたため、世間の非難を一身に集め、キャリアを無にしてしまう(実際は衛生兵として活躍していたが)
当時極めて衝撃的だったため、ポーランドでは「親独映画」ドイツでは「反独映画」と見なされ、アメリカでは「けしからぬ反戦宣伝映画」として軍部からクレームが付く |
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