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ジュリアス・オナー
Julius Onah

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経歴
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2025 キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド 監督・脚本
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2023
2022
2021
2020
2019 ルース・エドガー 監督・製作・脚本
2018 クローバーフィールド・パラドックス 監督
2017
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2015
2014 トラブルメーカー 監督・製作・脚本
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
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ケヴィン・ファイギ
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リヴ・タイラー
ジャンカルロ・エスポジート
ティム・ブレイク・ネルソン
ハリソン・フォード
ウィリアム・マーク・マッカロー
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 正式に“キャプテン・アメリカ”を襲名したサム・ウィルソン(マッキー)の元に現アメリカ大統領のサディアス・E・“サンダーボルト”・ロス(フォード)から面会の申し込みが来た。かつてのシビル・ウォーで敵対していたこともあり、気が進まぬままその申し出を受けるサムだったが、現時点でオーパーツとなるセレスティアルズをめぐり、世界大戦の可能性が出てきたことを説明され、世界平和のために大統領と手を結ぶことを決める。しかしその調印式で大統領自身が襲われる事態に直面してしまう。

 本作で実に35作目を迎えるMCUシリーズ最新作。MCUは大きく幅があるが、その中で最もシリアスで世界情勢にコミットしたシリーズはやはり「キャプテン・アメリカ」のシリーズだろう。本作はその最新作となる。
 『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)にてヒーローから完全引退したスティーヴ・ロジャーズは、キャプテン・アメリカの象徴である盾をファルコン=サム・ウィルソンに託したが、サム自身スティーヴに替われるものではないと自覚しているので、キャプテン・アメリカの襲名はだいぶ遅れたが、テレビシリーズを経て(未見だが)、やっとキャプテン・アメリカとしての映画が完成した。
 特徴として言うなら、本作はほとんどひねりを入れないとてもストレートな作品で、ストーリーそのものはだいぶ食い足りない感はある。だが、話がとても丁寧で、かなり練ったストーリー運び良かった。そしてこれまで暴走を続けてきたMCUの新シリーズをやっと終わらせる形で物語を作っていくのがとても良い感じ。
 本作はやっと風呂敷を畳もうとしていることも分かるのだが、これまでほとんど引用されることがなく放置状態だった『インクレディブル・ハルク』(2008)の続編というところが面白い。本作に登場する大統領サディアス・ロスは当時の陸軍大将で、ハルクの宿敵だった。理性の無い怪物ヒーローのアボミネーションを生み出してしまったために更迭されたかと思ったのだが、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)では既に復職しており、アベンジャーズを国連の下に置くというソコヴィア協定に賛成するアイアンマン側で頭角を現したという設定がちゃんと生かされている。ちなみに娘がブルース・バナーの恋人だったため、ブルールからは徹底的に嫌われ、更にソコヴィア協定に反対していたサムとも関係は極めて悪い。
 そんなマイナス要素しかないところから、誠実さを見せてサムとも和解して、やっと地球の平和に向けて歩み始めていた。
 一方、今度は『エターナルズ』(2021)の事件で、地球はセレスティアルズという神に比す巨人の肉体であったことが分かり、復活途中で活動停止した頭部からはとんでもないエネルギーと未知の金属の発見で、大きく科学が発展していくことになるのだが、それは大国にとっては他の国を出し抜けるものとなるため、その駆け引きが始まる。

 大統領となったサンダーボルトは心から平和を願ってセレスティアルズの調査を平等に行うよう各国に働きかける。その意味では本当に善人になったのだが、彼自身の思いはともかく、知らないうちに何者かに操られてしまう。これまで敵対していたサンダーボルトに対してはあまり心証は良くなかったが、その真実の心を受け止めたサムも協力しようとするのだが、実はそれこそが罠だった。
 結局裏で糸を引く人間に良いように操られてしまったサムとサンダーボルトが対決を余儀なくされてしまい、それをどう解決していくかというのが物語の骨子。
 単なるアクションではなく政治的駆け引きや高潔な精神のあり方を正面から考えさせられる内容は、これまでの作品と比べてもかなり考えられていて、さすが「キャプテン・アメリカ」の名前を冠するタイトルだけのことはある。

 今回新ヒーローとして、サムの後を継いだ新ファルコンとレッドハルクが登場する。少なくともマーベルコミックを知っている人だったらサンダーボルトが出た時点で彼こそレッドハルクだと分かるが、サイドキックの新ファルコンが意外に良い感じで、是非これからもバディを組んで続けてほしいもんだ。
製作年 2025
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