インクレディブル・ハルク |
2008全米年間興行成績第15位
2008再生回数が多かった予告第4位
2009サターン作品賞 |
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アヴィ・アラッド
ゲイル・アン・ハード
ケヴィン・ファイギ
スタン・リー
デヴィッド・メイゼル
ジム・ヴァン・ウィック(製)
ザック・ペン(脚)
エドワード・ノートン
リヴ・タイラー
ティム・ロス
ティム・ブレイク・
タイ・バーレル
ウィリアム・ハート
ピーター・メンサー
ルー・フェリグノ
ポール・ソールズ
ヒクソン・グレイシー
スタン・リー
ロバート・ダウニー・Jr |
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★★★ |
物語 |
人物 |
演出 |
設定 |
思い入れ |
2 |
3 |
4 |
3 |
3 |
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実験の失敗によって緑色の巨人に変化する力を得てしまった科学者ブルース・バナー(ノートン)は軍の手から逃れ、南アメリカで潜伏していた。武道家に師事し、精神のコントロールを学ぶ日々を送っていた。だがある日、怪我をしてしまって流れた血から居場所がばれてしまうのだった。エミル・ブロンスキー(ロス)率いる軍に囲まれて撃たれてしまったブルースは自分の意思とは別に巨人に変化してしまう。大暴れして部隊を壊滅させてしまうのだが、その姿は動画で世界中に配信されてしまう。
かつてアン・リー監督によって鳴り物入りで作られた『ハルク』(2003)の後を継いで作られた作品で、続編と言っても良いのだが、出演者も変わって、設定も微妙に変わっている。
実は実質的には全く新しいハルクを作ったリブート版となっており、『アイアンマン』(2008)に続くマーベルコミックスの新シリーズの2作目として作られた作品である。
ただ、ハルクというのはヒーロー作品としてはかなり幅の狭いヒーローでもある。基本路線は正体を隠して逃げて、どこかの町に入り、そこでしばし人間関係を作って、正体がばれて大暴れして、最後は町を追い出されるというパターン。テレビドラマの「逃亡者」みたいというか、本当にそのものの物語しか作れない。むしろハルクを狂言回しにして、一話ごとに違う中心人物を据えるテレビシリーズ向きの作品となる。
ただ、それでは映画ではインパクトが弱くなってしまうのだが、ハルクを中心にすると同じパターンの話だけになるというジレンマが生じてしまう。
その矛盾の中にあって、本作は人間ドラマを少し削って、見栄えするアクションを適切に用いるという方法を使った。
ストーリーこそ単純だが、映画らしくちゃんとライバルキャラも登場するし、見栄えのする戦いのシーンもしっかり演出されている。更に原作を知っていると分かるネタもいくつか。それなりの水準にまとまった作品とは言える。
プログラムピクチャーの域は出てないが、これもMCUシリーズの一作と考えるなら充分だろう。 |
製作年 |
2008 |
製作会社 |
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ジャンル |
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売り上げ |
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原作 |
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歴史地域 |
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MCUシリーズ第2作
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