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ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト セントリー コレクティブ シビル・ウォー
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キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカ:ニューディール
デス・オブ・キャプテン・アメリカ:バーデン・オブ・ドリーム
ソー
ソー:マイティ・アベンジャー

アイアンマン

<A> <楽>
マーク・ファーガス
ホーク・オストビー
アート・マーカム
マット・ハロウェイ(脚)
ロバート・ダウニー・Jr
ジェフ・ブリッジス
テレンス・ハワード
グウィネス・パルトロー
ショーン・トーブ
レスリー・ビブ
ファラン・タヒール
サイード・バッドレヤ
ビル・スミトロヴィッチ
クラーク・グレッグ
ティム・ギニー
ジョン・ファヴロー
スタン・リー
サミュエル・L・ジャクソン
ポール・ベタニー
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 アメリカの軍需産業スターク社の社長であり、自身も天才的兵器開発者でもあるトニー(ダウニーJr.)は、自ら開発した最新兵器"ジェリコ”のデモンストレーションで訪れたアフガニスタンで過激派に捕まってしまう。兵器開発を強要されたトニーは、こっそりと自分用のパワードスーツを作り上げ、それを用いて脱出に成功する。帰国したトニーは、自社の兵器が過激派に流れているという事実にショックを受け、今度は兵器を無くしてしまうべく、自らを新しいパワードスーツに身を包み、その身を戦いの中に投じていく…
 近年やたらとアメリカン・コミックの映画化作が増えてきた。2008年もDCからバットマンの映画化作『ダークナイト』(2008)の大ヒットも記憶に新しいが、その次に登場したのがマーベルから「アイアンマン」の映画化である本作。これも本国ではヒットを記録した。
 一見して、大変楽しい作品であると私も思うのだが、オリジナリティという意味で本作の魅力と言うものを考えてみると…
 正直な話、まともに思いつかない。設定は古臭く、物語も単純。マッチョな男が悪をばったばったとなぎ倒していくだけの作品で、予算が潤沢にあるB級作品というのがせいぜいの評価。
 しかし、改めて考えると、むしろその“単純さ”こそが実は本作の一番の売りだったのかもしれない。
 近年ヒーローものは数多く登場しているが、どれも物語性を重視した作風にするため、主人公をなるだけ複雑な心情を持たせることが多い。ヒーローゆえに落ち込み、時として精神的バランスを崩すのもいる。たとえば『スパイダーマン』のトビーは思春期真っ只中だし、『ダークナイト』のブルースは強い心を持っているが、強い心を持つが故に試練に遭って落ち込む。これは、コミックヒーローでもちゃんと人間ドラマが作れると言う証拠にはなったが、逆にコミックヒーローが本来持っている勧善懲悪性を損ねてしまうと言う問題点にもなった。
 その中で登場したのが本作だった。ここでのトニーは、こう言ってはなんだが、極めて単純なキャラクタとして作られている。彼は持つべきものはすべて持っているし、家族がかせになることもない。さらに兵器開発の天才であり、正義感も強い。いわば金持ちの道楽として正義の味方が出来る理想的な存在として設定づけられている、そのため、自分がやってることは自分がやりたいからという行動原理を徹底させることが出来た。こう言うキャラは強い。物語上葛藤はあっても、ふっきるまでの過程があっという間で、以降は全くぶれずに正義の味方であり続けることが出来たのだ。義務感やトラウマを超えるためではない。単純にそれが楽しくてやってるのだから、こう言う奴は特に強い。主人公が悩まない分、格好良い描写にたっぷり手をかけることが出来た。
 そう言う意味での“強さ”とストレートさこそが、丁度今、一番求められていたのかも知れない。「こう言うものが観たかった」という声が聞こえてきそうな気がする。
 だからこそ、物語が単純だから本作は評価できない。とは私は言いたくはない。そのストレートさこそが本作の最大の魅力なのだから。数多くのヒーローものの中には一本くらいこう言う安心できるシリーズがあってもいいだろう。
 キャラクタは適材適所と言った感じ。ダウニーJrがそれなりの年齢だけに、ヒーロー像も安定していて、いかにも「自分のためにヒーローやってます」と言った雰囲気がよく出ている。日本のヒーローだと若さが重要だが、アメリカン・ヒーローは年齢を重ねた人の方が安定する。ちょっとびっくりしたのがブリッジスだったが、新しい強烈なイメージを作り上げることが出来たので、彼にとっての新境地は成功だろう。

 今回は第一章。あくまでアイアンマンの紹介で終わったが、二章以降が本当の勝負となるだろう。長い序章だったが



 さて、上記が映画観終えた後の感想だったのだが、果たしてそれだけだっただろうか?と後で考え直してみた。
 上記のような観方は確かに可能なのだ。しかし、実はこの作品、唯一にして最大の魅力があったことに気がついた。
 実は、本作は現代のアメリカという国そのものを、実に的確に示した作品でもある。これは『ロード・オブ・ウォー』(2005)でも描かれていたことだが、武器輸出の最大の売り手は誰かというと、実は現代世界ではアメリカという国なのだ。皮肉と言えば皮肉な事だが、アメリカの国が売っている武器の最大の顧客は戦争をしている国であったりもする。もちろん十重二十重に予防線を張り、直接売ったりはしていないが、新開発の武器を作り、それを正規のルートで売ると、その後様々な経路を通して敵側にも同じ兵器を売りつける。この構造を保っているなら、戦争をすればするほど、実はアメリカという国は儲かることになる。
 本作は娯楽作品でありながら、その最大の矛盾点をちゃっかり突いてる。トニーが何故武器を売るのを止めると宣言したか、それは安っぽい正義感からではない。その事実を自分の目で見てしまったからなのだ。そして一方オバディアが武器輸出を止めようとしないのも全く同じ理由だ。実はトニーとオバディアはどちらも“愛国者”なのだ。それを出した上で、トニーを正義に描いてストレートな娯楽作として本作を提供する。この点に着目すると、本作はもの凄く皮肉に溢れた、そしてこれから行わねばならないことを端的に示した作品と言うことも出来る。深読みするとなかなか侮れないぞ。

 

アーク・リアクター
画像 <A> <楽>
【あーく-りあくたー】
 破片の入ったトニーの心臓を動かすためにトニーとインセンが共同で作り上げた小型動力装置。レアメタルを用いた超強力バッテリーでもあり、アイアンマンの動力炉として使われる。 甘崎
アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニーのパワード・スーツ“マーク3”を見た新聞記者が付けた愛称。トニーは「実際は鉄じゃないのに」と言いつつ、結構気に入っているようだ。トニーとインセンがゲリラ基地内で共同開発したパワード・スーツ1号機をマーク1、より洗練されたフォルムを持つが、鋼鉄製のため強度不足や重量オーバーなどの欠点を持つのがマーク2、そしてチタン合金と金を用いた軽量型の完成形であるマーク3が存在する。 甘崎
アイアンモンガー
【あいあん-もんがー】
 アイアンマンの設計図を手に入れたスターク社が総力を結集して作り上げたアイアンマン型のパワード・スーツ。アイアンマンと較べて一回り大きい。動力のアーク・リアクターが無いため、オバディアがトニーの胸のアーク・リアクターを奪取して動力源とした。 甘崎
インセン
【いんせん】
 トニーと共にゲリラに捕まった博士。スタークと共同してパワード・スーツ1号機を作り上げる。 甘崎
オバディア
【おばでぃあ】
 オバディア・ステイン。スターク社の顧問を務めるトニーの叔父。 甘崎
ジェリコ
【じぇりこ】
 限定型クラスターミサイル。トニーが自ら開発した破壊兵器。 甘崎
J.A.R.V.S.
【じゃーう゛ぃす】
 トニーが作り出したサポート用コンピュータで、スターク・インダストリーの全てを統轄している。女性音声。 甘崎
スターク・インダストリー
スターク・インダストリー 画像 <A> <楽>
【すたーく-いんだすとりー】
 アメリカ最大の軍需産業。天才的なトニーの開発により、世界で最も巨大な会社の一つとなる。 甘崎
テン・リングス
テン・リングス 画像 <A> <楽>
【てん-りんぐす】
 トニーとインセンを拉致したゲリラ組織。 甘崎
トニー
【とにー】
 トニー・スターク。軍需産業スターク社の社長で、自らも開発者。プレイボーイだったが、自らの発明が世界の混乱を助長している事実を突きつけられ、最新パワード・スーツ“アイアンマン”を開発。自らがその操縦者となる。 甘崎
トニー・スターク<amazon> トニー・スターク<楽天>
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 最後に登場する謎の男。役はサミュエル・L・ジャクソン。 甘崎
ハッピー
ハッピー 画像 <A> <楽>
【はっぴー】
 ハッピー・ホーガン。トニーの運転手兼ボディガード。トニーのスパーリング相手を務めることもある。役はジョン・ファヴロー。つまり本作の監督その人。 甘崎
ペッパー
画像 <A> <楽>
【ぺっぱー】
 ヴァージニア・ポッツ。ペッパーは愛称。トニーの秘書。自らを「ゴミ処理係」と韜晦しているが、トニーの最大の理解者でもある。 甘崎
マーク3
マーク3 画像 <A> <楽>
【まーく-すりー】
 トニーが作り上げた、とりあえず最終版のアイアンマンスーツ。これが赤と金のカラーの始まり。 甘崎
マーク2
マーク2 画像 <A> <楽>
【まーく-つー】
 生還したトニーが自社で開発したパワードスーツ。鋼鉄製のため、強度不足や重量オーバーという欠点もある。 甘崎
マーク1
マーク1 画像 <A> <楽>
【まーく-わん】
 囚われの身となったトニーがあり合わせの材料で作り出したパワードスーツ。脱出のためだけに作ったため、すぐに壊れてしまった。 甘崎
マンダリン
マンダリン 画像 <A> <楽>
【まんだりん】
 テン・リングスの首領。オバディアと組み、トニーを亡き者にしようとしたが、トニーの利用価値を認め、生かして兵器開発をさせようとする。 甘崎
ユニ・ビーム
【ゆに-びーむ】
 アイアンマンのアーク・リアクターのエネルギーを解放して放つ光線。緊急回避用で、これを使うとアーク・リアクターのエネルギーが急速に低下してしまう。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 ジェームズ・ローズの愛称。合衆国の軍事顧問を務めるトニーの友人。スターク社と政府の橋渡しのような役割をしている。演じるはテレンス・ハワード。 甘崎
ローディ<amazon> ローディ<楽天>

 

インクレディブル・ハルク

<A> <楽>
アヴィ・アラッド
ゲイル・アン・ハード
ケヴィン・ファイギ
スタン・リー
デヴィッド・メイゼル
ジム・ヴァン・ウィック(製)
ザック・ペン(脚)
エドワード・ノートン
リヴ・タイラー
ティム・ロス
ティム・ブレイク・
タイ・バーレル
ウィリアム・ハート
ピーター・メンサー
ルー・フェリグノ
ポール・ソールズ
ヒクソン・グレイシー
スタン・リー
ロバート・ダウニー・Jr
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 実験の失敗によって緑色の巨人に変化する力を得てしまった科学者ブルース・バナー(ノートン)は軍の手から逃れ、南アメリカで潜伏していた。武道家に師事し、精神のコントロールを学ぶ日々を送っていた。だがある日、怪我をしてしまって流れた血から居場所がばれてしまうのだった。エミル・ブロンスキー(ロス)率いる軍に囲まれて撃たれてしまったブルースは自分の意思とは別に巨人に変化してしまう。大暴れして部隊を壊滅させてしまうのだが、その姿は動画で世界中に配信されてしまう。
 かつてアン・リー監督によって鳴り物入りで作られた『ハルク』(2003)の後を継いで作られた作品で、続編と言っても良いのだが、出演者も変わって、設定も微妙に変わっている。
 実は実質的には全く新しいハルクを作ったリブート版となっており、『アイアンマン』(2008)に続くマーベルコミックスの新シリーズの2作目として作られた作品である。
 ただ、ハルクというのはヒーロー作品としてはかなり幅の狭いヒーローでもある。基本路線は正体を隠して逃げて、どこかの町に入り、そこでしばし人間関係を作って、正体がばれて大暴れして、最後は町を追い出されるというパターン。テレビドラマの「逃亡者」みたいというか、本当にそのものの物語しか作れない。むしろハルクを狂言回しにして、一話ごとに違う中心人物を据えるテレビシリーズ向きの作品となる。
 ただ、それでは映画ではインパクトが弱くなってしまうのだが、ハルクを中心にすると同じパターンの話だけになるというジレンマが生じてしまう。
 そして本作の作り方は、人間ドラマを少し削って、見栄えするアクションを適切に用いるという方法を使った。
 ストーリーこそ単純だが、映画らしくちゃんとライバルキャラも登場するし、見栄えのする戦いのシーンもしっかり演出されている。更に原作を知っていると分かるネタもいくつか。それなりの水準にまとまった作品とは言える。
 プログラムピクチャーの域は出てないが、これもMCUシリーズの一作と考えるなら充分だろう。

 

アボミネーション
アボミネーション 画像 <A> <楽>
【あぼみねーしょん】
 エミル・ブロンスキーに度重なる超人血清を打った結果誕生した巨人。ハルクに比するパワーを持ち理性も保っていたが、ハルクとの交戦中に意識が暴走して暴れるだけの存在になってしまった。 甘崎
エミル
【えみる】
 エミル・ブロンスキー。特殊部隊の一員。リオデジャネイロに潜伏中のブルースをチームで襲うが失敗。失敗の責任を問われ、自ら超戦士となって再戦を希望する。研究中の超人血清を注入されて巨大な超人アボミネーションに変化してしまう。 甘崎
カルバー大学
【かるばー-だいがく】
 ブルースが在籍していた大学。軍と密接な関係にあり、兵器開発を行っていた。 甘崎
キャスリーン
【きゃすりーん】
 キャスリーン・スパー。アメリカ軍陸軍少佐。ロスの副官。 甘崎
サミュエル
【さみゅえる】
 サミュエル・スターンズ。生物学者。ミスター・ブルーのコード名でブルースと連絡を取り合っており、ブルースから送られてきた血清を研究する。アボミネーションを生み出す血清を作り上げる。事故で血清を飲み込んでしまい、頭部が肥大してしまった。運が良ければリーダーという名前のヴィランとなってどこかで登場することだろう。 甘崎
サンダーボルト
【さんだー-ぼると】
 サディアス・E・ロスのコード名。アメリカ陸軍将軍でベティの父。スーパーソルジャー計画の責任者で、娘とブルースが付き合うのも作戦の一環として認めていたが、ハルクの暴走を受けて負傷してしまう。以降ブルースを目の仇にして追い続ける。 甘崎
ジョー
【じょー】
 ジョー・グレラ。アメリカ軍将軍。ブルースの調査を率先して行った。 甘崎
スーパーソルジャー計画
【すーぱー-そるじゃー-けいかく】
 第二次世界大戦から始まった超人作成計画。実際には成功例はキャプテン・アメリカ一人だけとされる。これは通称で正式な名称は「ウェポンプラス計画」。 甘崎
スタンリー
【すたんりー】
 研究所近くのダイナーの店主。ブルースとベティの旧知で、何くれとなく世話を焼く。ちなみにスタン・リーではない。 甘崎
超人血清
【ちょうじん-けっせい】
スーパーソルジャー計画の一環としてスターク・インダストリーが開発した薬。これを飲みガンマ線を照射されると超人ができるはずだったが、自ら実験台となったブルースは怒りにまかせて暴走し、ブロンスキーは知性そのものを失う結果となった。 甘崎
トニー
【とにー】
 トニー・スターク。ラストでサディアスの前に登場し、ヒーローチームを編成中だと告げる。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ブルース・バナーが一定以上の発した際に変身してしまう緑色の巨人。怒りを 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。元アメリカ軍の科学者で、第二次大戦で一例のみの成功を出した兵士強化実験を受け継ぎ、研究中に自らの肉体を実験台にしたことでハルクに変貌してしまう。軍に追われることとなり、南米の奥地で隠れて生活している。 甘崎
ベティ
【べてぃ】
 エリザベス・ロスの愛称。ブルースの恋人だったが、ブルースが実験失敗でハルクになった時に大怪我を負ってしまう。 甘崎
マルティナ
【まるてぃな】
 リオデジャネイロでブルースと知り合った女性。柄の悪い男達に絡まれていたところをブルースに助けられた。 甘崎
ミスター・グリーン
【みすたー-ぐりーん】
 リオデジャネイロにいたブルースが名乗っていた偽名。 甘崎
ミスター・ブルー
【みすたー-ぶるー】
 サミュエル・スターンズがネット上で公開しているコード名。この名前でブルースの協力者となった。 甘崎
レナード
【れなーど】
 レナード・サムソン。ベティの今の恋人。ベティがブルースと再会した時には嫉妬で通報した。 甘崎
名称
【】
  甘崎

アイアンマン2

<A> <楽>
ジャスティン・セロー(脚)
ロバート・ダウニー・Jr
グウィネス・パルトロー
ドン・チードル
スカーレット・ヨハンソン
サム・ロックウェル
ミッキー・ローク
サミュエル・L・ジャクソン
クラーク・グレッグ
ジョン・スラッテリー
ジョン・ファヴロー
ケイト・マーラ
レスリー・ビブ
ギャリー・シャンドリング
フィリップ・バージェロン
ティム・ギニー
エリック・L・ヘイニー
ヘレナ・マットソン
スタン・リー
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 自らがアイアンマンであることを公表したトニー・スターク(ダウニーJr)は、国家の思惑を無視し、オンリーアーミーとして世界中で活躍を開始した。そんな中でトニーの父ハワードの悲願だった科学の祭典スターク・エキスポが開催され、トニーは栄光の絶頂にあった。だが、そんな彼を、アイアンマンスーツの動力源であるアーク・リアクターの毒が徐々に蝕み始めていた。そんな中、ロシアの物理化学者でスターク社に恨みを持つイワン・ヴァンコ(ローク)が、独自にアーク・リアクターを開発していた。
 最近よくあるヒーロー作品だと思って観に行ったら、意外な好作だった一作目の『アイアンマン』
 その理由としては、ヒーローが巨大軍事産業のトップと言う設定があったことがある。これまでに自らが行ってきた行いが世界をどのように悪くしてきたかを反省させることで、アメリカが世界に対し行っている現状を観させると言う側面があったからだった。前提となる設定がおもしろかったので、物語自体が典型的なヒーローものでも、充分面白くできたのだ。

 そんなことで、結構期待して本作も観に行ったのだが…

 …良くも悪くも、本当に普通のヒーローものになってしまった。主人公のトニーには試練が与えられるが、それは前作とは異なりあくまで本人に関することだったし、ライバルキャラも一人に特定してしまったため、ごく普通の設定であり、物語でもある
 そういう意味ではあんまり語ることは多くない。画面の派手さや燃える展開も、これはもはや必須条件をクリアしてるのに過ぎない。それに後味があんまり良くない。前作であれだけアメリカという国の現状認識しておきながら、それを覆すかのような話にしてしまったのも痛いし。

 …それでレビューを終わらせてもいいのだが、一応本作に特有の設定と言うものを少し考えてみようか。

 まず本作では、S.H.I.E.L.D.という組織が登場する。これは前作のラストでちらっと登場した組織なのだが、それが本作では少しだけ拡大され、トニーの運命を左右する組織となっている。
 実はこのS.H.I.E.L.D.と言う組織については劇中ほとんど何も語られてない。分かっているのは、世界の軍事バランスを壊しかねないアイアンマンに対しても一定以上の関心を持っていないこと。トニーの父親が関わっていた組織であること。そしてどうやら彼らが関わっているヒーローはアイアンマンだけではなさそうなこと。それくらいだろうか。
 まあ、これは原作のマーベルコミックを知っている人ならお馴染みで、マーベルに出てくるそれぞれの世界のヒーローをつなぐ組織である。ラストシーンで出てくるハンマーは、これから作られる「ソー」のものだろうし、他にも「キャプテンアメリカ」「ハルク」「ファンタスティック・フォー」「スパイダーマン」そして「X-MEN」に至るすべての組織に時空を越えて関わっている(ちなみにマーベルコミックで短期連載された「ゴジラ」にも登場してたりする)。彼らが何故あんなにアイアンマンに軽い関心しか持たないのかは、時空を越えてあらゆる組織に関わっているため、それで手いっぱいということらしい。それでヒントだけ与えて、後は自力で答を掴むのを待ってるのだし、もう一つとしてトニーに本当にヒーローとしての自覚を持って欲しいと言う願いがその視点には込められていた。

 そしてもう一つ、トニーの父親ハワードについてもある。彼は本物の天才であり、彼が残した研究こそが実際にトニーの命を救った重要なアイテムとなった。だから父の研究をトニーがようやく完成させたということが本作の物語上の肝となる。彼はトニーのことを何よりも大切に愛していたが、生前その様子は全く見せることなく、トニー自身もそれを恨みに思っていたらしいが、父が自分に残してくれたものを発見することで、その愛に気付いていく。

 この二者、S.H.I.E.L.D.とハワードの持つ意味はどちらも同じだろうと思える。
 言葉にしてしまうなら、それは「父の愛」
 母の愛とは異なり、父の愛は分かりにくい。子供は父から愛情を受けていても、あたかもそれは自分を憎んでいるのではないか。と言う思いにさせられることもしばしばである。ところが父の愛とは、直接声をかけたり接触したりすることではない。黙って見守りつつ、時に正しい道に導く姿なのだ。
 …敢えて断言してしまったが、これは日本のものではなくアメリカ的な価値観の上に立ってのこと。例えばこれはジョン・ウェインが一貫して演じていたアメリカの父親の姿であったし、これこそ“古き良きアメリカ”を示す親の愛である(そして、今の映画界が敢えて背を向け続けているものでもある)。それを敢えて出すことで、正しい親子像を作ろうとしたのが本作の最大の目的であろう。
 考えてみると、これ以外にも結構父と子というパスワードは散りばめられてたりもする。例えばイワンがスターク社に対して抱く恨みは父が死んだことに対することだった。ただし死ぬ直前までイワンと父アントンはほぼ一心同体の存在だったが、それは不自然なものとして退けられているのも特徴的な描写。

 一作目の『アイアンマン』はアメリカと世界の現状を描いて見せたが、本作でアメリカはどうあるべきか。と言う答えを示そうとしていたかのようでもある。そう考えるならば、2作目の本作もきちんとした存在理由はあり、少なくとも作り手は真摯に答えを出そうとして努力したことは認められる。

 …ただ、それを呑んだ上で言うのだが、根本的な意味でそれはとても気持ちが悪い。それは単に良きアメリカに戻ろうって言う懐古趣味にしか思えないし、父の偉大さにひれ伏す息子なんて構図は、最早古さを通り越して神話でしかない。それをわざわざ、しかもこんなストレートに出すなど、映画の持つ反骨精神を完全に捨ててしまったとしか思えず。
 結局本作が1作目ほどの面白さを感じなかったのは、根本にあるその気持ち悪さだった。それでもそこそこ点数を付けたのは、演出は見事だった事と、キャラのはまり具合が心地よかったから。
 
アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 天才トニー・スタークが作り上げた機動型ボディスーツ。常にバージョンアップが図られ、ここではマーク4(マスク無しでも起動可能)、マーク5(軽量型。トランク型に収納出来る)、マーク6(新型アーク・リアクターを搭載した最新版で、これまでの円形のアーク・リアクターが逆三角形となっている)が登場している。 甘崎
アントン
【あんとん】
 アントン・ヴァンコ。イワンの父。かつてスターク・インダストリーでアーク・リアクターの研究開発を行っていたが、パキスタンに違法な軍事協力をしたことでスターク・インダストリーから放逐され、シベリア送りとなった。 甘崎
イワン
【いわん】
 イワン・ヴァンコ。ロシアの物理化学者。かつて父がスターク・インダストリーから放逐されたことでスターク一族を恨んでおり、父の残したアーク・リアクターの設計図を元に装甲服ウィップラッシュを独力で作り上げた。 甘崎
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ウィップラッシュ
ウィップラッシュ 画像 <A> <楽>
【うぃっぷらっしゅ】
 イワン・ヴァンコが父から受け継いだアーク・リアクターの設計図を元に作り上げた装甲服。アーク・リアクターのリパルサー波を使った電磁鞭を武器とする。最初に登場したのはほぼ上半身剥き出しだったが、ハマー・インダストリーの協力で全身を覆う装甲を施したものが後に登場。 甘崎
ヴィブラニウム
ヴィブラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃぶらにうむ】
 トニーの父ハワードがかつて予測した新元素。そこまでの科学的基盤が出来ていなかったため、ハワード自身はこの開発を諦めたが、かつて開催されたスターク・エキスポ会場の中心の地球儀にはこの原子式が示されていた。これを取り付けることによってアーク・リアクターはより強力に、より安全性が高まる。 甘崎
ウォーマシン S.H.フィギュアーツ ウォーマシン
【うぉー-ましん】
 ローディがトニー邸から奪取したアイアンマン(マーク2)にハマー社の武装を取り付けたもの。ローディが装着するが、ウィップラッシュによる遠隔操作の方が優先される。 甘崎
RE:EDIT IRON MAN #04 War Machine
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エレクトリカル・デス・ウィップ
【えれくとりかる-です-うぃっぷ】
 ウィップラッシュがアーク・リアクターのエネルギーを用いて使う鞭状の武器。高エネルギーを内包し、ほとんど全ての触れるものを切断出来る。 甘崎
血中毒素濃度測定装置
【けっちゅう-どくそ-のうど-そくてい-そうち】
 トニーの身体に蓄積しているパラジウム濃度を測定するために用いている装置。 甘崎
J.A.R.V.I.S.
【じゃーう゛ぃす】
 トニーの家を管理している人工頭脳。 甘崎
ジャスティン
【じゃすてぃん】
 ジャスティン・ハマー。ハマー・インダストリーズ社長。一方的にトニーをライバル視し、彼の鼻をあかそうと虎視眈々と狙う。イワンを脱獄させてアイアンマンを越えるアーマーを開発させようとしたり、ローディが奪ったアイアンマン(マーク2)を改造してウォーマシーンを作り上げたりする。 甘崎
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トニー
【とにー】
 本名アンソニー・スターク。トニーは愛称。スターク・インダストリー社長で、アイアンマンとなって世界中を飛び回っている。アース・リアクターの毒が徐々に回ってきており、このままでは命の危険がある。 甘崎
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ドローン
【どろーん】
 イワンがハマー・インダストリーズが開発中だったスーツを無人機に改造したもの。強力な武装を持ち、アメリカ全軍への配備を前提として開発されたが、イワンの意のままに操ることが出来るプログラムが組み込まれている。ちなみにこれは固有名称ではない。 甘崎
ナタリー
【なたりー】
 ナタリー・ラッシュマン。ペッパーを社長に据えたトニーが新たに秘書として雇った女性。実はS.HI.E.LD.から派遣されたブラック・ウィドウがその正体。演じるはスカーレット・ヨハンソン。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。S.HI.E.LD.長官。トニーの父ハワードとは旧知の仲だったらしい。謎めいたメッセージをトニーにいくつも残す。 甘崎
ハッピー
ハッピー 画像 <A> <楽>
【はっぴー】
 ハッピー・ホーガン。トニーの運転手兼ボディガード。モナコではウィップラッシュに襲われたトニーのために命懸けでアイアンマンスーツ(マーク5)を手渡している。役はジョン・ファヴロー。 甘崎
ハマー・インダストリーズ
【はまー-いんだすとりーず】
 ジャスティンが社長を務める軍需産業会社。ことごとくスターク・インダストリーに遅れを取っており、アメリカ軍に自社の技術の確かさをアピールする必要性に駆られている。 甘崎
パラジウム
【ぱらじうむ】
 アイアンマンのアーク・リアクターに用いられている希少金属。人間の身体には毒素であり、トニーはこれによる中毒を起こしかけている。 甘崎
フィル
【ふぃる】
 S.HI.E.LD.の一員。ニックの命令でトニーの監視役を務める。実は結構なヒーローオタク。 甘崎
ブラックウィドウ
【ぶらっく-うぃどう】
 スターク・インダストリー社長のペッパーの秘書ナタリーの本当の姿。S.HI.E.LD.の刺客であり、要人警護を行うシークレットサービスでもある。 甘崎
ペッパー
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【ぺっぱー】
 本名ヴァージニア・ポッツ。ペッパーは愛称。スターク・インダストリーの社長秘書。 甘崎
マーク6
マーク6 画像 <A> <楽>
【まーく-しっくす】
 アイアンマンのバージョン6。胸のアークリアクターが逆三角形なのが特徴。 甘崎
マーク5
マーク5 画像 <A> <楽>
【まーく-ふぁいぶ】
 携帯型アイアンマンスーツ。アタッシュケース大から変形してアーマーとなる。 甘崎
マーク4
マーク4 画像 <A> <楽>
【まーく-ふぉー】
 マーク3を改良した新しいアイアンマンスーツ。物語前半ではこのスーツを用いている。 甘崎
リパルサー・トランスミッター
【りぱるさー-とらんすみったー】
 ヴィブラニウムを用いた新型アーク・リアクター。これを搭載したアイアンマン(マーク6)は胸のアーク・リアクターが逆三角形となる。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 ジェームズ・ローズ。合衆国軍事顧問。トニーからウォーマシンの供与を受ける。 甘崎
ローディ<amazon> ローディ<楽天>

マイティ・ソー

<A> <楽>
ケネス・ブラナー(監)
アシュリー・エドワード・ミラー
ザック・ステンツ
ドン・ペイン(脚)
クリス・ヘムズワース
ナタリー・ポートマン
トム・ヒドルストン
ステラン・スカルスガルド
コルム・フィオール
レイ・スティーヴンソン
イドリス・エルバ
カット・デニングス
浅野忠信
ジェイミー・アレクサンダー
ジョシュア・ダラス
クラーク・グレッグ
レネ・ルッソ
アンソニー・ホプキンス
アドリアナ・バラーザ
マキシミリアーノ・ヘルナンデス
リチャード・セトロン
ダレン・ケンドリック
ジョシュ・コックス
ダコタ・ゴヨ
サミュエル・L・ジャクソン
ジェレミー・レナー
テッド・オールプレス
ジュリエット・ロペス
マット・バタグリア
ブレーク・シルバー
デール・ゴッドボルド
パトリック・オブライエン・デムジー
テリー・パークス
バディ・ソストハンド
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 人類世界(ミッドガルド)より遥かに強大な種族が住むアスガルド。ここではミッドガルドの人類を含めた世界を守るために、ヨトゥンヘイムをはじめとする他の世界からの侵攻を守り続けることを使命とした一族が存在した。その王オーディン(ホプキンス)は老い、息子であるソー(ヘムズワース)に位を譲ろうとしていた。だがヨトゥンヘイムの巨人族軍勢が押し寄せてきたとの報を受けたソーは仲間達と弟のロキ(ヒドルストン)と共に巨人族を迎え撃つ。しかしなりふり構わぬ戦い方を見たオーディンはソーへの王位継承を延期。罰として力を奪ってミッドガルドに追放してしまう。地球に落下したソーは天文学者のジェーン・フォスター(ポートマン)によって発見されて保護され、地球での生活を始めねばならなくなる。

 アイアンマン(2008)から始まったMCUシリーズも四作目。既に3年が経過しているので、初期段階ではかなりのんびりした展開でもある。
 このソーというヒーローはアベンジャーズの中では相当変わった存在となる。他のほとんどのキャラが人間ベースだが、このキャラだけは北欧神話における神であるトールそのもので、別次元の存在となるし、人類とは隔絶した強さを持つ存在である。
 そんなのを劇中に登場させるとバランスが壊れてしまう。だからその力を制限させるために本作は必要だったと言えよう。
 この作品でのソーは力の源であるトールズ・ハンマーであるムジョルニアとの絆を失い、無茶苦茶に強い人間という程度の力に抑えられていて、本当の力を取り戻すための物語となっていく。作り方としてはそれで間違ってない。話自体はシンプルだが、こう言うシンプルさも悪くない。外連味の強いブラナー監督がこんなシンプルな作品作れるのにも意外だった。
 シンプルにしたのは良いが、この作り方をちょっと間違えるとスーパーマンそのものになってしまうという危険性がある。スーパーマンとソーは同じく神に等しいパワーがあって、弱点を突かれると人間と同じ程度の力になるという共通項が多いため、かなりその辺は慎重に作られている。
 スーパーマンとソーの大きな違いは人間性にある
 スーパーマンの力は人類に対する無償の愛情から来るものであり、スーパーマンの神性というのは愛の具現化となるのだが、ソーの場合はあくまで人間的に自分の欲望をさらけ出すし、善悪の基準も極めて恣意的。要するに身勝手という事だが、そこを強調することによってスーパーマンとは違った魅力を作り出すことができた。
 既にスター・トレック(2009)でのカーク役として評価を受けていたヘムズワースも新たな魅力を出すことができたのも大きいだろう。典型的なアメリカン・ヒーローだけでなくこう言う邪道なヒーロー役もちゃんと演じられる上手さが良く出ていた。
 ただ、ある意味ヒーローとしては邪道キャラなので、単体での話の展開は少々難しいか?と思っていたのだが、そのままMCUキャラ入りして他のヒーローと共演させたり、邪悪な弟神であるロキに人気が集まったりしたことで息の長いヒーローキャラになってるのが結構意外。

 

アスガルド
アスガルド 画像 <A> <楽>
【あすがるど】
 9つの世界の中心で全ての世界を統べる世界。北欧神話のモデルとなった神々が存在する。 甘崎
イザベラ
【いざべら】
 イザベラ・アルヴァレス。ニューメキシコ州のダイナーの店主。ジェーンとは顔なじみ。 甘崎
ウォーリアーズ・スリー
【うぉーりあーず-すりー】
 アスガルドの最高位となる三人の戦士。ヴォルスタッグ、ホーガン、ファンドラルの三人。 甘崎
ヴォルスタッグ
【う゛ぉるすたっぐ】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。巨大な諸刃の斧を使う戦士。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・セルヴィグ。ジェーンが師事する大学教授。ジェーンの研究に興味を持ち旅に同行していた。 甘崎
オーディン
【おーでぃん】
 アスガルドの王。1000年以上も戦い続けており、既に往事のパワーは無くなり後継者として息子のソーを指名しようとしていたが、ソーがその器ではないと判断し、成長するまでミッドガルドに落とす。 甘崎
グングニル
【ぐんぐにる】
 オーディンが持つ百発百中の槍。ロキに貸し出された。 甘崎
S.H.I.EL.D.
【しーるど】
 国際平和維持組織。エージェントのフィル・コリンズがハンマーの調査のために派遣されてきた。 甘崎
ジェーン
ジェーン 画像 <A> <楽>
【じぇーん】
 ジェーン・フォスター。天文物理学者でワームホールの存在を作り出せるという理論を持ち、ニューメキシコ州で小規模な実験を行おうとしていた。実験最中に落下してきたソーを発見した女性。 甘崎
シフ
シフ 画像 <A> <楽>
【しふ】
 ソーの幼なじみのアスガルド戦士。ソーには恋心を持っているらしいが、基本的にはお堅い戦士としての態度を崩さない。 甘崎
ジャスパー
【じゃすぱー】
 ジャスパー・シットウェル。S.H.I.EL.D.エージェントでフィルの部下。 甘崎
スレイプニル
【すれいぷにる】
 アスガルドで用いられる八本脚の軍馬。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 北欧神話におけるトールのこと(木曜日Thursdayの語源)。オーディンの息子で、次期アスガルドの王と目されている実力者。ただ戦い方に王としての品がないとされ、試練を与えるためにパワーを制限されてミッドガルドに落とされた。 甘崎
ダーシー
【だーしー】
 ダーシー・ルイス。同じ大学に勤めるジェーンの親友で、ジェーンの研究を手伝うために同行していた。 甘崎
デストロイヤー
【ですとろいやー】
 アスガルドの防衛システムマシン。フロスト・ジャイアントの襲撃に発動して撃退した。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。S.H.I.EL.D.長官。ホークアイを連れて隕石調査に来ている。 甘崎
ビフレスト
【びふれすと】
 アスガルドにある特別な区域。9つの世界全てにつながっている。 甘崎
ファンドラル
【ふぁんどらる】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。長剣を使う戦士。 甘崎
フィル
【ふぃる】
 フィル・コリンズ。S.H.I.EL.D.エージェント。ニューメキシコに落下した移動不能のハンマー状の物体を調査に来た。同じ場所で調査をしていたジェーンらを拘束する。 甘崎
フリッガ
【ふりっが】
 オーディンの正妻でソーの母。ソーとロキを分け隔てなく愛情を持って育てた。 甘崎
フロスト・ジャイアント
【ふろすと-じゃいあんと】
 ヨトゥンヘイムに住む巨大な種族。歴史上何度もアスガルドに対して攻勢を起こしてきた。1000年前の大攻勢で敗北し、王子であるロキをアスガルドに差し出す。 甘崎
フロスト・ビースト
【ふろすと-びーすと】
 ヨトゥンヘイムに生息する巨大な四足獣。兵士の乗騎。 甘崎
ヘイムダル
ヘイムダル 画像 <A> <楽>
【へいむだる】
 アスガルドにある9つの世界につながる通路ビフレストの番人。 甘崎
ホーガン
【ほーがん】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。モーニングスターを使う戦士。 甘崎
ホークアイ
【ほーくあい】
 S.H.I.EL.D.エージェント。フィルたちに同行しており、ソーの対処命令を受け、矢で狙いを付けていた。 甘崎
ホーフンド
【ほーふんど】
 ヘイムダルが持つ長剣。ビフレストを起動させる鍵。 甘崎
ミッドガルド
【みっどがるど】
 この世界とは次元の異なる地球。ここは神々が住む地で、多くの次元の監視者が存在する。現王はオーディンだが、既に年老い、その息子のソーに跡目を譲ろうと考えているが、その暴れん坊ぶりに手を焼いている。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 ソーにしか持てないハンマー。ソーの力の源でもあり、これを失うとソーのパワーは激減してしまう。オーディンの怒りに触れてミッドガルドにソーと共に落とされたが、その際ソーとのリンクが外されてしまう。 甘崎
四次元キューブ
【よじげん-きゅーぶ】
 S.H.I.EL.D.が保有する特殊アイテム。ラストにちょっとだけ登場。次作『キャプテン・アメリカ』に登場する。 甘崎
ヨトゥンヘイム
【よとぅんへいむ】
 アスガルド、ミッドガルドとは異なる氷に閉ざされた世界。フロスト・ジャイアントの国で、ロキの故郷でもある。 甘崎
ラウフェイ
【らうふぇい】
 かつてミッドガルドに攻め込んだフロスト・ジャイアントの王。その時アスガルドの軍勢に負け、休戦協定で息子のロキを人質に差し出していた。 甘崎
ロキ
【ろき】
 ソーの弟。出自はフロスト・ジャイアントで、人質としてアスガルド連れてこられた。兄であるソーを貶めるために罠を張っていた。 甘崎
名称
【】
  甘崎

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー


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2011年
ジョー・ジョンストン
 1942年。ドイツではヒットラーの信任を受けたヨハン・シュミット(ウィーヴィング)がオーディンの力を持つと言うエネルギーの塊“コズミック・キューブ”を手に入れ、その配下のヒドラ隊を用いてヨーロッパを蹂躙する用意をしていた。その頃、ニューヨークでは、肉体が貧弱なために何度も兵士志願を断られていた青年スティーヴ・ロジャース(エヴァンス)は、その熱意を買われて実験的なスーパーソルジャー計画の候補に抜擢された。その結果、強靱な肉体を手に入れたスティーヴ。だが計画は主導者のアースキン博士を失い、スーパーソルジャーはスティーヴしかいなくなってしまう。彼の愛国心に目を止めた軍は…
 新世紀に入ってからアメコミヒーロー作品(主にMARVEL)が数多く作られるようになってきた。ライミ監督の『スパイダーマン』(2002)の大ヒットがその皮切りとなったが、これはVFX技術によって、これまでのような安っぽい特撮(自分で書いてぐさっと来てはダメだが)ではなく、画面いっぱいに超常的な力を見せつけることが出来るようになったのが大きい。
 ただしそれだけではなく、旧来のファンも、大人もこどもも楽しんでもらうための脚本も重要だろう。かなりギークな人間をブレインに据え、その上できちんと物語を形成するその作り方は見事なもの。どれほど単純に見える物語でも、原作との兼ね合いでかなり気を遣っていることも分かる。ちゃんとマニアにも配慮された作り方に、特オタ関係としては結構嬉しい時代でもある。
 しかしそれで『スパイダーマン』以来ヒーロー作品を観ていく内に、その作り方も変化していっていることに気がつかされる。
 具体的には、ヒーローを単なる夢物語とするのではなく、実際の歴史の中に彼らをあてはめて今と地続きの物語にしていこうとする試みが始まっているようである。例えば『アイアンマン』(2008)ではイラク戦争、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)では第一次世界大戦からスリーマイル島事件まで、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)でキューバ危機など。架空のヒーローを現実に持ってきて、あたかも現実世界と地続きにしようとしているかのような印象を受ける。
 これを勝手に考えるならば、これまでのアメリカの辿ってきた様々な危機を正し、「ここにヒーローがいてくれたら」という思いを共有することによってアメリカという国を見ようとしているようにも思える。
 そして、その最後に満を持して投入されたのが本作というのは、あるべき時代にあるべき作品が与えられたと言うことでもある。大体名前からしてアメリカを代表するキャラであることが分かるだろう。
 ただ、製作に関して相当に慎重になっているのは分かる。なんせ「キャプテン・アメリカ」なんて言う名前でストレートなヒーロー作品作られたら、世界中から白い目で見られてしまいかねない。
 だから、本作を通して観ると色々面白い事が分かる。
 例えばスティーヴが入隊する動機は、あくまで平和を取り戻すための戦いであり「アメリカのため」という事を言わせず、更に「ナチをぶち殺す」とも言ってない。更に彼が戦うのはドイツ軍ではなくヒトラーという個人、あるいはヒドラという覆面で顔が分からないヨハンの私兵であり、彼が作ったチームも、様々な民族から構成されている。神経質なばかりに「アメリカ万歳」を出さないように注意を払っているのかが分かろうというものだ。

 そんな事もあって、物語もきちんと戦争のことを描こうとしていることが見て取れる。
 スティーヴは唯一の超人として大切にされるが、そんな彼のなすべき任務は、その肉体を見せつけて宣伝をすることだった。これも大切な任務には違いないが、自らがピエロに過ぎないと言う事を否応なく実感させられることになる。このテーマを掘り進めたのがイーストウッドの『父親たちの星条旗』(2006)だったが、ここでは“キャプテン・アメリカ”という名前自体がとても皮肉なものとして使われていることが特徴と言えよう。アメリカにおけるヒーローとは、宣伝によって作られるものである事を端的に示しているのだから。
 彼は歴史上には、たんなる宣伝の人間だけとしか現れてないが、その姿が見えなくなって、誰も彼の名前を知らなくなった時に本当にヒーローとなったのだ。
 この辺の設定がしっかりしていてとても面白い。

 ただ、そこまではとても良かったのに、最後の一番盛り上がる場面でとてもありきたりなアクションになってしまったのが残念。ここまで工夫が出来ていたのだから、最後も何かしら工夫を入れて一風変わったアクションを入れて欲しかった。一番盛り上がるシーンで醒めてしまったので、どうしても点数は低くさせざるを得なかった。

 ま、この作品はこれから始まる
『アヴェンジャーズ』の前史として、そちらの方に期待させてもらおうか。

 

アーニム
【あーにむ】
 アーニム・ゾラ。ヒドラのお抱え科学者。コズミック・キューブから莫大なエネルギーを得ることに成功する。 甘崎
ヴィヴラニウム
ヴィヴラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃう゛らにうむ】
 ハワードが開発した特殊金属で、この世界で最も硬い金属。偶然出来たものなので、キャプテン・アメリカの盾以外この世には存在しない。 甘崎
ヴェータ線
【う゛ぇーた-せん】
 アースキン博士が開発した超人血清を副作用無しに発動させるための光線。 甘崎
エイブラハム
【えいぶらはむ】
 エイブラハム・アースキン博士。人間の能力を飛躍的に向上させる超人血清を開発した科学者。スーパーソルジャー計画の実行者。 甘崎
SSR
【えす-えす-あーる】
 アメリカ陸軍の戦略科学予備軍。スーパーソルジャー計画を実行する。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 青をベースとしたトリコロールのスーツを纏ったヒーロー。肉体強化に成功したスティーヴに付けられた愛称。スティーヴ自身は最初あまり良く思っていなかったが、やがて自分自身の愛称として受け入れていく。強靱な肉体以外に特殊能力は持たないが、ヴィヴラニウムで作られた円形の盾を自在に扱う。 甘崎
マーベル 1/4スケールプレミアムフィギュア キャプテン・アメリカ
ゲイブ
【げいぶ】
 ゲイブ・ジョーンズ。スティーヴ、バッキーと共にチームを組むこととなったアメリカ兵。 甘崎
コズミック・キューブ
【こずみっく-きゅーぶ】
 別名四次元キューブ(Tesseract)。北欧神話の主神オーディンの力を有するというキューブ。ヒドラの超兵器のエネルギー源となる。後にアメリカ軍によって回収されるが、その後の行方は不明。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・モントゴメリー・ファルスワース。スティーヴ、バッキーと共にチームを組むこととなったアメリカ兵。 甘崎
ジム
【じむ】
 ジム・モリタ。スティーヴ、バッキーと共にチームを組むこととなったアメリカ兵。 甘崎
ジャック
【じゃっく】
 ジャック・デルニエ。スティーヴ、バッキーと共にチームを組むこととなったアメリカ兵。 甘崎
スーパーソルジャー計画
【すーぱー-そるじゃー-けいかく】
 ヒドラに対抗するためアースキン博士によって計画された、強靱な肉体を持つ軍隊。アースキンの死によって計画は頓挫し、スティーヴ一人だけが誕生した。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。ひ弱ながら正義の心に燃えている青年。幾たびか入隊を拒否されるが、その心情を買われ、スーパーソルジャー計画に誘われ、最初の被検体となる。その結果、強靱な肉体を手に入れ、キャプテン・アメリカとなる。唯一の成功例で、最初は戦時国債の宣伝だけで使われたが、本人の強い希望で最前線で戦うようになる。 甘崎
ダム・ダム
【だむ-だむ】
 ダム・ダム・デューガン。スティーヴ、バッキーと共にチームを組むこととなったアメリカ兵。 甘崎
チェスター
【ちぇすたー】
 チェスター・フィリップ。アメリカ陸軍大佐。スーパーソルジャー計画の計画者。役はトミー・リー・ジョーンズ。 甘崎
ハインツ
【はいんつ】
 ハインツ・クルーガー。スーパーソルジャー計画を知ったヒドラが送り込んだ暗殺者。アースキン博士を殺した。 甘崎
バッキー
【ばっきー】
 バッキー・バーンズ。スティーヴの旧友で、小さい頃よりいつもスティーヴをかばっていた。スティーヴよりも先に軍に入り、ドイツ軍の捕虜となったところをキャプテン・アメリカとなったスティーヴに救われ、チームに入る。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 ハワード・スターク。天才的な技術者で、冒険心に溢れて、一代で巨万の富を築いた人物。スーパーソルジャー計画には積極的に関わり、スティーヴのためにも様々な苦労を厭わなかった。『アイアンマン』のトニー・スタークの父親。 甘崎
ブラント
【ぶらんと】
 アメリカ軍将軍。超人化したスティーヴを宣伝のために用いることを提唱する。 甘崎
ペギー
【ぺぎー】
 ペギー・カーター。イギリス軍のエージェントでスーパーソルジャー計画に協力している。スティーヴとは微妙な関係。 甘崎
ヨハン
【よはん】
 ヨハン・シュミット。かつてエイブラハムの新薬の実験体となり、強靱な肉体を手に入れたが、副作用で顔が真っ赤なドクロになってしまった。ナチスの元、秘密組織ヒドラを結成し、超兵器を駆使して世界征服を目指す。 甘崎
レッドスカル
【れっど−すかる】
 血清の副作用によって顔が真っ赤なドクロになってしまったヨハンの姿。 甘崎
マーベル 1/4スケールプレミアムフィギュア レッドスカル

アベンジャーズ

<A> <楽>
ケヴィン・フェイグ
アラン・ファイン
ジョン・ファヴロー
スタン・リー
ルイス・デスポジート
パトリシア・ウィッチャー
ヴィクトリア・アロンソ
ジェレミー・レイチャム(製)
ジョス・ウェドン(脚)
ロバート・ダウニー・Jr
クリス・エヴァンス
マーク・ラファロ
クリス・ヘムズワース
スカーレット・ヨハンソン
ジェレミー・レナー
トム・ヒドルストン
クラーク・グレッグ
ステラン・スカルスガルド
コビー・スマルダーズ
グウィネス・パルトロー
サミュエル・L・ジャクソン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 国際平和維持組織S.H.I.EL.D.で研究中だった四次元キューブが突如次元を飛んで現れたアースガルドの神ソー(ヘムズワース)の弟神ロキに奪われてしまった。キューブを使い、別次元の軍勢を呼び寄せようとするロキに、S.H.I.EL.D.長官フューリー(ジャクソン)はスーパー・パワーを持つヒーローを集めて最強チーム“アベンジャーズ”を結成することを決断する。S.H.I.EL.D.のスパイ、ナターシャ・ロマノフ(ヨハンソン)の活躍もあり、トニー・スターク(アイアンマン)、スティーブ・ロジャーズ(キャプテン・アメリカ)、ブルース・バナー(ハルク)、そしてロキの兄ソーを集結させることができた。それぞれに悪と戦い続けていたそれぞれのヒーローだが、決して折り合いは良くなく、事ある毎にいがみ合うのだが…
 2000年代になり、ライミ監督の『スパイダーマン』(2002)の成功により一気にコミックヒーロー作品がハリウッドを席巻した。その中でもMARVELの躍進は著しく、毎年数作は製作され、その大半がブロックバスターとなっている。
 MARVELコミックはアメリカで戦前に立ち上げられたコミック雑誌で、戦争のプロパガンダ雑誌としてヒット。戦後は次々に新しいヒーローを立ち上げてきた。今回集結したヒーロー達もその大部分は40〜50年代に創造されたキャラばかりだ。そんなヒーロー達が半世紀を経て現在大ヒットの映画になっていくというのは、ある意味感慨深いものがある。
 ただ、それらはアメリカではそこそこ有名だったかも知れないが、日本での知名度はさほど高くない。せいぜい日本でも特撮番組が作られた「スパイダーマン」くらいのものだろう。
 しかし近年次々に映像化されたヒーロー達にようやく時代が追いつき、とうとうその集合としての本作が登場することとなった。今の時代になってやっと作ることが出来た作品であり、ここまで来るのにとにかく長い時間がかかった。という思いが一番強い。
 そこそこのアメコミ好きでほとんどの作品は視聴済みとしては、本作は外す訳には行かぬ。とばかりに勇んで劇場へと向かった。

 で、結論だが、これはこれで“あり”な作品だろう。
 物語に関してはあんまり言うべき事は無い。
 まあ、実質的な物語が毎年東映でビデオ化されている戦隊のVSシリーズとほとんど同じ(というか、まんまだとか)、キャラの掘り下げが浅すぎるとか、単に派手なだけでしかないとか、笑いが外してるとか細かいところではいくらでも出てくる。
 だけど、ヒーロー集めて協力させるってのがコンセプトなのだから物語深めても仕方ないし、いがみ合ってる者同士が本物の危機に力を合わせるって部分が燃えるのだから、それでいいと思う。
 それに個々のキャラの性格をきちんと把握した上で物語が出来ているので、「こいつはこんな事を言わない」という部分が無かったのが最大の売りだろう(一応のチーム・リーダーのくせに空を飛べないキャプテン・アメリカが地上で小者相手に戦ってるシーンは「これだよな」と思わせてくれる)
 実際観たいものを見せてくれたのだから。

 で、本作の最大の功績とは、ちゃんと一つ一つの作品がヒットした後で作られたという一点だろう。タイミングが少し早く、名前が把握できない状態だったらこんなにヒットはしなかっただろうから。

 あと、本作で6人が揃った部分が良い感じ。
 最初はいがみ合っていた6人が(一人は洗脳されて裏切ってたけど)ようやく一同に会した時。わざわざ全員背中合わせに円陣を組み、それぞれ決めポーズを取ってる。これこそ戦隊ものを見慣れてる身としては、このシーンあって「これだよな」と思わせるのだが、その後で揃ったのが、無力になったロキを集団リンチにかけるシーンとか。溜飲が下がるってよりも「これやらせるのかよ」と呆れるような部分だし、更にスタッフロールの後で小汚いダイナーで糞面白くなさそうに料理突っついてるシーンとか、ちょっと人を食ったような演出が面白かった。
製作年 2012
製作会社
ジャンル 特撮事典
シリーズ
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ

 

アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニー・スタークが装着する鎧の総称。現在マーク6が使用されているが、劇中最新型のマーク7に乗り換えている。 甘崎
アスガルド
アスガルド 画像 <A> <楽>
【あすがるど】
 主神オーディンが治める7つある次元の一つの世界。オーディンの息子ソーとロキの故郷。 甘崎
アベンジャーズ
アベンジャーズ 画像 <A> <楽>
【あべんじゃーず】
 フューリーにより名付けられたスーパー・ヒーローの集合体。アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカにS.H.I.EL.D.のホークアイとブラック・ウィドウを加えたもの。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・セルヴィグ。S.H.I.EL.D.職員の物理学者。四次元キューブの研究を進めていたが、現れたロキによって洗脳され、チタウリの軍勢を地上に降下させる手伝いをさせられた。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 スティーヴ自身の呼称。青いスーツにヴィブラニウム製の盾を持つ。アベンジャーズの中では戦術担当のような立場にある。 甘崎
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アベンジャーズ 1/4スケールアクションフィギュア キャプテン・アメリカ (バトルダメージ版)
figma アベンジャーズ キャプテン・アメリカ
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ キャプテン・アメリカ
クリント
【くりんと】
 クリント・バートン。コード・ネームは“ホークアイ”。S.H.I.EL.D.の職員で弓使いの用心棒のような存在。最初はロキに遭遇した時、洗脳されてしまったが、やがてそれは解け、アベンジャーズの一員として認められる。 甘崎
コズミック・スピア
【こずみっく-すぴあ】
 チタウリがロキに供与した杖。未知のパワーを持っており、ロキの力の源。 甘崎
S.H.I.EL.D.
【しーるど】
 国際平和維持組織。世界各国から支援を受け設立された国際組織。地球を脅かす敵から地球を守ることを最優先課題としている。長官はニック・フューリー。 甘崎
ジャーヴィス
【じゃーう゛ぃす】
 スターク・インダストリーを統轄するスーパーコンピュータ。アイアンマンのコントロールもしている。 甘崎
スターク・タワー
【すたーく-たわー】
 トニー・スタークの持ちビル。アイアンマンの基地でもある。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。キャプテン・アメリカとして50年前に活躍した人物。コールドスリープ状態で北極海にいたが、S.H.I.EL.D.によって蘇生させられ、アベンジャーズの一員となる。 甘崎
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ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 アスガルドの主神オーディンの息子。専用武器のハンマー、ムジョルニアを使い、ほぼ無敵な存在。ちなみに、日本語では「トール」と呼ぶ方がメジャー。 甘崎
figma アベンジャーズ ソー
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ ソー
チタウリ
【ちたうり】
 別次元の宇宙に住む猿のような顔をした宇宙人。地球を手に入れるためロキと手を組み、軍団を地球に降ろす。 甘崎
トニー
トニー 画像 <A> <楽>
【とにー】
 トニー・スターク。アイアンマンとなり世界を守っていた。その性格は独善かつ尊大。それ故アベンジャーズの内紛を引き起こす引き金となるが、責任感も強い。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。S.H.I.EL.D.の女スパイでコードネームはブラック・ウィドウ。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。S.H.I.EL.D.長官。スーパー・ヒーローあるところに彼の姿があり、彼らに借りを作っていたが、ヒーロー達を集めて最強チーム“アヴェンジャーズ”を作り上げる。役はサミュエル・L・ジャクソン。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ブルースの感情が高まると顕現する第二人格。怪力と強靱な肉体を持つ緑色の巨人。単なる凶暴なモンスターとしてしか見られてなかったが、アベンジャーズの一員となり、多少はまともな精神を持つようになった。 甘崎
AVENGERS MARVEL NOW! ARTFX+ ハルク MARVEL NOW!
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ ハルク
フィル
【ふぃる】
 フィル・コーソン。S.H.I.EL.D.のエージェント。キャプテン・アメリカに心酔しており、アベンジャーズの結束に心を砕いた。結果として彼の死がアベンジャーズを結束させることとなる。 甘崎
ブラック・ウィドウ
画像 <A> <楽>
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャのS.H.I.EL.D.におけるコード名。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。科学者だが、致死量のガンマ線を浴びた結果、肉体が変容して凶暴な人格を持つハルクへと変身するようになった。感情の高まりでハルクが顕現するため、感情を激化させないよう、S.H.I.EL.D.から逃れつつ、闇医者のようなことをやっていた。実はその動向は逐一S.H.I.EL.D.によって監視されていた。 甘崎
『アベンジャーズ』 1/6スケールフィギュア ブルース・バナー
ヘリキャリア
【へり-きゃりあ】
 S.H.I.EL.D.の空飛ぶ空母。ステルス機能もあり。その技術にはスターク・インダストリーが関わっている。 甘崎
ホークアイ
【ほーく-あい】
 クリントのS.H.I.EL.D.におけるコードネーム。様々なアタッチメントを弾頭に使う特殊な弓を使う。 甘崎
マーク6
マーク6 画像 <A> <楽>
【まーく-しっくす】
 アイアンマンのバージョン6。『アイアンマン2』に登場したもので、胸のアークリアクターが逆三角形なのが特徴。 甘崎
マーク7
マーク7 画像 <A> <楽>
【まーく-せぶん】
 アイアンマンのバージョン7。新開発されたもので、棺桶のような筒状からアーマーに完全変形する。 甘崎
マリア
【まりあ】
 マリア・ヒル。S.H.I.EL.D.職員でニックの直属の部下。 甘崎
ミッドガルド
【みっどがるど】
 地球のある次元。アスガルドからやってきたソーは、ここで様々な敵に狙われている地球の存在を知り、留まっている。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 ソーの使う専用のハンマー。ソーのために作られたため、他の誰もこれを持ち上げることも出来ない。ただし、ソー自身も様々な理由でこれを持ち上げられなくなることもある。 甘崎
四次元キューブ
【よ-じげん-きゅーぶ】
 無限の力を秘めた正六面体のキューブ。正しくパワーを解放すると次元の扉を開くことができる。「キャプテン・アメリカ」に登場したコズミックキューブと同じものと思われるが、直接の言及はない。 甘崎
ロキ
【ろき】
 アスガルドから追放された神。オーディンの息子として育てられたが、実は養子だった。追放されたところをチタウリの力を借り、地球侵攻を開始する。 甘崎
ワームホール
【わーむ-ほーる】
 次元間を行き来するためのゲート。チタウリがミッドガルドにロキを送り込む際に用いた。四次元キューブの力を使えば恒久的なゲートが出来る。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

マイティ・ソー ダークワールド

<A> <楽>
アラン・テイラー(監)
ケヴィン・ファイギ
スタン・リー
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
クレイグ・カイル
アラン・ファイン
ナイジェル・ゴストゥロウ(製)
クリストファー・L・ヨスト
クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー(脚)
クリス・ヘムズワース
ナタリー・ポートマン
トム・ヒドルストン
アンソニー・ホプキンス
ステラン・スカルスガルド
イドリス・エルバ
クリストファー・エクルストン
アドウェール・アキノエ=アグバエ
カット・デニングス
レイ・スティーヴンソン
ザカリー・リーヴァイ
浅野忠信
ジェイミー・アレクサンダー
レネ・ルッソ
アリス・クリーグ
クライヴ・ラッセル
ジョナサン・ハワード
クリス・オダウド
スタン・リー
トニー・カラン
ベニチオ・デル・トロ
クリス・エヴァンス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 チタウリの乱終息後のアスガルドでは、首謀者のロキ(ヒドルストン)が幽閉され、9つの次元の平和のためソー(ヘムズワース)は仲間と共に飛び回って戦いを続けていた。一方、地球ではソーの恋人であるジェーン(ポートマン)が不安定な次元の裂け目がロンドンにある事に気づき、その場所を調査中に他の次元に飛ばされてしまう。そこでジェーンは不思議な液体と接触するが、その液体が彼女の中に入り込んでしまう。

 マイティ・ソー(2011)続編にしてMCUシリーズ第8作となる本作。時空軸ではアベンジャーズ(2012)の後の話となり、チタウリをミッドガルドに招き入れたロキのお仕置きから始まる話。
 作品の構造自体は実に真っ当なヒーロー作品に仕上がってる。物語自体は新たな強大な敵が現れ、ヒーロー単独では敵わないほどの敵に、多くの仲間が協力して対抗するという話となる。その中にはかつて自分を裏切った弟のロキもいて、その和解と献身が見所となる。勿論主人公ソーの危機に次ぐ危機に、愛する女性との関係が深まるとか、昔のハリウッド映画の萌え要素てんこ盛りとなってる。
 だから実に真っ当な作品のはずなのだが、本作を「真っ当」と言うには憚れるほど歪んだ作品でもある
 本作の主人公はソーである。彼はヒーローそのもので、全くその行動には陰りがない。徹頭徹尾ヒーローとして行動する。そんな彼を主人公にするのは当然だが、この作品にはもう一人の主人公が存在する。それがコンプレックスの塊であると共に、奸智に長けたソーの弟ロキでだった。
 ロキはシリーズ前作であるマイティ・ソーでは兄ソーを罠に陥れた人物で、更にMCU第6作となるアベンジャーズ(2012)でチタウリと組んで地球を攻めた張本人。悪人そのものの存在である。
 このロキを表のヒーローであるソーに対応する裏のヒーローとして設定したところに本作のユニークな点がある。
 地球攻略が失敗して幽閉されてしまったロキは、そのままでは永遠に等しい時間を幽閉生活を送らねばならない。ところが新たな敵の出現によって半ば無理矢理戦いにかり出されてしまう。それで汚名挽回とばかりに奮闘する。その健気な姿は、このキャラが単なる悪人では無かったことを強く印象づけた。
 そしてラストのオチで彼はダークヒーローとして見事なキャラ立ちをしてみせた。まさかこんなどんでん返しが待っていようとは思いもしなかったため、これまでロキに持っていたイメージは一気に変えられてしまった。
 ロキを演じたヒドルストンの陰のある演技が見事にはまって、ロキは大変印象深いキャラクターに変わっていた。
 この一点が本作の最大の面白さとなるだろう。結局終わって気づくのだ。本作の主人公は実はロキだったと。

 尚、本作は後のシリーズに影響を及ぼすインフィニティ・ストーンのひとつ赤のリアリティ・ストーン登場回でもある(現時点ではキャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011)に登場したキューブに収められていた青のスペースストーン、アベンジャーズ(2012)でロキが使っていた杖に収められていた黄色のマインド・ストーンに続き3つめのインフィニティ・ストーン)。ストーンと言っても現時点では液体の状態。ラストシーンで何者か知らない大金持ちに引き取られていたが、その顔観たら更に吹き出した。何でデル・トロがこんなちょい役で?
 デル・トロ演じるコレクターがきちんと登場するのはMCU10作目のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)で。本作もちゃんとシリーズの中の一本である事を印象づけている。

 

アーク
【あーく】
 ダークエルフの巨大宇宙船。 甘崎
アスガルド
【あすがるど】
 全ての次元を治める神々の住む次元で、ソーはその次期国王。 甘崎
アルグリム
【あるぐりむ】
 ダークエルフの将軍。エーテルを探すためにアスガルドに侵入する。 甘崎
イアン
【いあん】
 イアン・ブースビー。大学生で、ジェーンとダーシーの地質調査に付き合う。 甘崎
ヴァナー
【う゛ぁなー】
 次元の一つヴァナヘイムの人類。 甘崎
ヴァナヘイム
【う゛ぁなへいむ】
 次元の一つ。ヴァナー族が住んでいる。 甘崎
ウォーリアーズ・スリー
【うぉーりあーず-すりー】
 アスガルドの三人組の男性戦士。 甘崎
ヴォルスタッグ
【う゛ぉるすたっぐ】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。“大いなるヴォルスタッグ”と呼ばれる。 甘崎
エイア
【えいあ】
 アスガルドの医療の神。エーテルに冒されたジェーンの症状を看る。 甘崎
エインヘリャル
【えいんへりゃる】
 アスガルドの騎士団。 甘崎
エーテル
【えーてる】
 液体状の不定形物質で、生命体に寄生し、そこでの生命力を吸収して膨大なパワーを発揮する。ジェーンに寄生した。インフィニティ・ストーンの一つリアリティ・ストーンである。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・セルヴィグ。ジェーンの親代わりの物理学者。ロキによる洗脳を受けており、精神的に不安定となって精神病院に入院させられる。 甘崎
オーディン
【おーでぃん】
 アスガルドの王。自らが老い、判断力を失いつつあるのを自覚しながらアスガルドを守ろうと奮闘している。 甘崎
カース
【かーす】
 ダークエルフの戦闘形態。 甘崎
クロナン人
【くろなん-じん】
 体が岩石の種族。知能があまり高くないため、多くの次元で用心棒的に用いられている。 甘崎
グングニル
【ぐんぐにる】
 オーディンが使っている杖。本来は槍である。 甘崎
コレクター
【これくたー】
 宇宙のあらゆる珍しいものを集めまくっている男。最終的にエーテルは彼の元に運ばれた。 甘崎
ジェーン
【じぇーん】
 ジェーン・フォスター。地球人でソーの恋人。ロンドンで地質調査をしている時に次元の裂け目に飲み込まれ、エーテルが体に入ってしまう。 甘崎
シフ
シフ 画像 <A> <楽>
【しふ】
 ソーの幼なじみの女戦士。 甘崎
スヴァルトアールヴヘルム
【スヴァルトアールヴヘルム】
 ダークエルフの故郷の次元。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 アスガルドの守護神。半分引退状態になっていたオーディンに代わり、 甘崎
ダークエルフ
【だーく-えるふ】
 原初の宇宙で闇から生まれたとされる邪悪な一族。アスガルドとは度々衝突していたが、敗北して宇宙の片隅で眠っていた。エーテルがアスガルドで解放されたことを知って活動を再開する。 甘崎
ダーシー
【だーしー】
 ダーシー・ルイス。ジェーンの友人の大学生。ジェーンと共にロンドンの地質調査を行う。 甘崎
ティール
【てぃーる】
 アスガルドの戦士。 甘崎
ハロウ
【はろう】
 ダークエルフの戦闘機。 甘崎
ビフレスト
【びふれすと】
 アスガルドにある異世界の扉。ヘイムダルが守っている。 甘崎
ファランドラル
【ふぁらんどらる】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。“鮮烈なるファランドル”と呼ばれる。 甘崎
フリッガ
【ふりっが】
 アスガルド王妃。ジェーンを守るためにマレキスと戦って殺される。 甘崎
ヘイムダル
ヘイムダル 画像 <A> <楽>
【へいむだる】
 ビフレストの番人。彼だけがビフレストの扉を開ける。 甘崎
ボー
【ぼー】
 オーディンの父で、かつてのアスガルドの王。ダークエルフと戦い続け、ダークエルフたちを封印させた。 甘崎
ホーガン
【ほーがん】
 ウォーリアーズ・スリーの一人。“強面のホーガン”と呼ばれる。 甘崎
ホーフンド
【ほーふんど】
 ヘイムダルが管理する長剣。武器ではなく次元の扉を開く鍵。 甘崎
マレキス
【まれきす】
 ダークエルフの女王。長く封印されていたが、エーテルの力に感応して目覚める。 甘崎
マローダーズ
【まろーだーず】
 複数の次元に渡る雑多な種族からなる海賊。この掃討がソーの主な任務。 甘崎
ミッドガルド
【みっどがるど】
 人類が住む次元。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 ソーが持つハンマー状の武器。 甘崎
リアリティ・ストーン
【りありてぃ-すとーん】
 エーテルの本体。赤いインフィニティ・ストーン。 甘崎
リチャード
【りちゃーど】
 ジェーンの婚約者。普通のサラリーマン。 甘崎
ロキ
【ろき】
 ソーの弟。かつてチタウリと共に侵略軍に加わったことで地下に幽閉されている。アスガルドの危機にソーによって牢から出されてダークエルフとの戦いに身を投じ、死んだと思われたが… 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー


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アンソニー・ルッソ(監)
アベンジャーズの戦いから2年。ブラック・ウィドウ(ヨハンソン)と共にS.H.I.E.L.D.の実働部隊S.T.R.I.K.E.でキャプテン・アメリカとして活動するスティーブ・ロジャース(エヴァンス)。生まれ育った70年前とは違和感を覚えつつも、自分の役割を果たしてきたのだが、そんな中で長官であるニック・フューリー(ジャクソン)の行動に違和感を覚えるようになる。更にS.H.I.E.L.D.が目指している世界の完全平和とは、巨大空中母艦ヘリキャリアによる全人類の監視であることをフューリーから聞かされ、果たしてそれが正義なのか?という疑問も生じてきた。そんな折、何者かにフューリーが襲われ、命が奪われてしまうと共に、スティーヴまでもが裏切り者としてS.H.I.E.L.D.に追われることに…
 『アベンジャーズ』の一員にして、その頭脳を司る重要キャラとして存在感を見せつけたキャプテン・アメリカの活躍を描く劇場第2弾。
 第1作目『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー』は原作通り第2次大戦を舞台にしたヒーロー作品だったが、国家のプロパガンダとして使われる自分自身の実像と虚像の狭間で悩む姿がとても印象的な作品だった
(イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』(2006)とのつながりもあって、大変興味深い)
 そんなキャプテン・アメリカも現代に蘇って、復帰作『アベンジャーズ』では、他の超絶パワーのヒーローたちに一歩も引けを取らぬ活躍ぶりを見せつけてくれた。
 そして現代を舞台にした2作目。観る前からかなりの期待作だった。

 ヒーローを描く作品だと、勿論超絶的なアクションが主題だろうが、そこにどんなドラマ性を盛り込むのかというのが一つの指標でもある。例えば『スパイダーマン』(2002)だと、パワーを持ってしまった思春期の青年の心の問題として、『アイアンマン』は今のアメリカが進めている武器輸出問題と密接に関わりを持って。そんな付加要素こそがヒーローものを観るには大切なのだ。
 そこで私自身は何を主題として観たいかといえば、ヒーロー論がここに含まれているかどうか。いろんな付加要素があるにせよ、ヒーローをヒーローたらしめる何かを描こうとしているならば、それが一番面白い。それこそ1作目はそれを真っ正面から描いた作品だからこそ、私の中での評価は高い。
 そして本作もやはり社会的な付加要素をきちんと盛り込みつつ、ヒーロー論を描こうとしている。その点はちゃんと評価すべきところだ。

 まずここで描こうとしているのは、
「平和とは何か?」というストレートな問いであり、それがヒーロー論に結びついている。

 ヒーローが守るべきものは、間違いなく人々の平和である。一方国家(あるいは世界平和を目指す組織)が目指すべきものもやはり平和には他ならない。だが、ヒーローが目指すべき平和と国家が目指すべき平和の間には埋めがたい溝が存在する。
 なぜなら、ヒーローにはもう一つ重要な、
「自由を守る」使命を自らに課しているから。確かに平和はヒーロー自身の悲願かもしれないが、その平和が人を抑圧することでしか成立しないならば、それは望まれるものではない(そう言った平和な世界を作ろうとするのは悪の組織と相場が決まってる)。

 本作でS.H.I.E.L.D.が目指しているのは、まさに抑圧による平和な世界となる。ここで明らかにヒーローであるスティーヴとS.H.I.E.L.D.の目的はずれている。
 だが、まだこの世界に慣れていないスティーヴは、明確にそれを否定するだけの考えが無く(1作目でもその疑問は少しだけ描かれてもいる。だが、それよりも世界を破壊しかねないヒドラの害毒の方が危ないということで、そこは見ないようにしてきた)、S.H.I.E.L.D.実働部隊として淡々と任務を遂行していた。
 一方長官であるフューリーは、その計画の遂行者でありつつ、計画自体に胡散臭いものを感じていた。立場上計画を推進しなければならないが、上層部の考えが一体どこから来ているのか、それを探ろうとしていた。この際、腹心のブラック・ウィドウのみにすべてを託していたものの、スティーヴとは距離を置こうとしていた。
 この点において本来のヒーロー的役割はフューリーの方が担っており、主人公スティーヴはあくまで兵隊の一人にすぎない。

 ヒーロー論を語る上で、ここはとても重要な要素となった。
 ヒーローがヒーローとして立つためには、まず当人が「自分のなすべきこととは?」ということで悩んでこそなのだから。
 兵隊として生きることには悩みはない。なにせ上司の命令を聞いてさえいれば、自分は何も考える必要がなく、任務をこなしていればいいだけだし、それが世界平和につながると明されたとおり考えるならば、自己満足も得られる。
 スティーヴ自身は、多少モヤモヤしたものを感じてもいたかもしれないが、それを押し殺して兵隊として生きて来た。だが、そんな彼に転機が訪れることとなる。
 他でもない。フューリーがしようとしている真の目的が分かってしまったことである。
 これを知ってしまった以上、スティーヴは、これまでのように生きることが出来なくなってしまう。
 (有能な)兵隊として生きるべきなのか。それともフューリーの遺志を継いで、真相究明に乗り出すべきなのか。ここにヒーローとしての悩みが生じる。
 物語のテンポのため、悩む間もなくS.H.I.E.L.D.から追われることになってしまって決断を下すまでもなかったわけだが、この悩みの部分を僅かでも入れられたのは本作の良さでもある。
 結果として、物語も中盤になって、ようやくS.H.I.E.L.D.とキャプテン・アメリカとの対決構図がはっきりすることとなった。

 正直な話、ここまで来た時、私は体が震えた。キャプテン・アメリカ対S.H.I.E.L.D.の、互いの考える“平和”を通すための対決がこれから描かれようとしている。これは最高に面白いものを見せてくれるはず…

 …だったのだが、それに関しては裏切られてしまった。

 完全にここからが完全に拍子抜け。本来本作で対決すべき“ヒーローの思う平和と組織の考える平和”の対立構造が、結局ヒドラの存在のせいで、深まらずに終わる。これから後、怒涛の展開に飲み込まれるために演出的には面白くなっていくのだが、観てるこっちの心は冷えていく。
 本作の後半で私が望んでいたのは、ヒドラなどという悪の組織を登場させることではなく、"平和"という価値観における対決構造だった。
 だが、求めていた展開がするっと手から滑り落ちてしまい、後は虚しい気分しか残らなくなってしまった。
 できれば、最後までヒドラという存在は出さないでいてほしかった。信念を持って平和のために働くS.H.I.E.L.D.上層部と、間違いを正すために非力ながらも、自分の出来ることをしようというヒーローの、まるでドン・キ・ホーテのような戦いが観たかったのだ。その馬鹿さこそがヒーローとしての存在なんだから。最後に「実はこれはヒドラがやったこと」とぶちまけるんだったら、それで納得はいったんだが、如何せん明かすのが早すぎた。

 確かに、物語上は明確に敵の組織の存在を出した方が描きやすいし、燃える展開にも持って行けるだろう。それに観念的な“平和”を出すことは、観ている側を置いてけぼりにしかねない。でも、悩みながら、それでも“平和ってなんだ?”と問い続けるヒーローの姿が観たかった。結果として、後半は演出的には盛り上がったにせよ、変哲のない普通の作品に成り下がってしまった。
 それが出来ていれば、本作は最高の作品となり得たのだけど。残念な話だ。

 レッドフォードが登場した時は
「まさかこの人が出るのか!」と思えたもんだが、この人が演じるなら、どこかの組織ために働くんじゃなくて、たとえ大多数の人に恨まれようとも、自分の信じる平和のために突き進む姿が観たかったところでもある。

 

アーニム
【あーにむ】
 アーニム・ゾラ。かつてヒドラのお抱え科学者。その頭脳はテープ化されてアメリカの地下深くでコンピュータの中で生きていた。 甘崎
アレクサンダー
【あれくさんだー】
 アレクサンダー・ピアース。S.H.I.E.L.D.最高責任者の一人でインサイト計画の主導者。。実はヒドラに忠誠を誓っており、インサイト計画もヒドラにこの世界を支配させるための手段だった。役はロバート・レッドフォード。 甘崎
インサイト計画
【いん-さいと-けいかく】
 スパイ衛星でテロリストとなる可能性を持った人物を常時観察し、敵と認めた場合、ヘリキャリアによる先制攻撃を与えるというS.H.I.E.L.D.の考える平和計画。 甘崎
ウィンター・ソルジャー
【うぃんたー-そるじゃー】
 スティーヴの旧友バッキーが記憶を奪われ、鋼鉄の義手を装着された姿。 甘崎
ムービー・マスターピース シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 スティーヴ・ロジャースのコードネーム。 甘崎
クイックシルバー
【くいっっく-しるばー】
 ラストに登場した能力者。双子の弟。超高速移動出来る。 甘崎
ケイト
【けいと】
 スティーヴのお隣さんだが、ニックによりスティーヴ監視のために付けられたS.H.I.E.L.D.エージェントだった。 甘崎
サム
【さむ】
 スティーヴが知り合った元落下傘降下部隊隊員。特性のウィング・パックを使い、空を飛ぶことが出来る。 甘崎
S.H.I.E.L.D.
【しーるど】
 スティーヴが属する国際的平和組織。上層部にヒドラの息がかかっている事が発覚した。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・バーンズ。スティーヴの旧友。第二次大戦時に戦死したかと思われたが、冷凍保存され、更に片腕を機械化されてヒドラの兵器となった。 甘崎
ジャスパー
【じゃすぱー】
 S.H.I.E.L.D.エージェント。 甘崎
ジャック
【じゃっく】
 ジャック・ロリンズ。S.H.I.E.L.D.職員でS.T.R.I.K.メンバー。 甘崎
ジョルジュ
【じょるじゅ】
 金で何でもやる雇われ傭兵。S.H.I.E.L.D.の要人を人質に取る。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
【すかーれっと-うぃっち】
 ラストに登場した能力者の双子の姉。テレキネシス能力を使う。 甘崎
スターン
【すたーん】
 上院議員。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。S.H.I.E.L.D.に属する兵士。キャプテン・アメリカというコードネームで命令通り戦い続けていたが、ニックの死により、巨大な陰謀に巻き込まれてしまう。 甘崎
S.T.R.I.K.E.
【すとらいく】
 S.H.I.E.L.D.の実働部隊。スティーヴはその一員。 甘崎
トリスケリオン
【とりすけりおん】
 S.H.I.E.L.D.本部。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。コード・ネームはブラック・ウィドウ。S.H.I.E.L.D.職員で、ニックの腹心。役はスカーレット・ヨハンソン。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。S.H.I.E.L.D.長官。S.H.I.E.L.D.上層部の秘密を暴こうとした末、何者かによって襲撃されてしまう。役はサミュエル・L・ジャクソン。 甘崎
【ムービー・マスターピース】『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ニック・フューリー
バッキー
【ばっきー】
 ジェームズ・バーンズの愛称。第二次世界大戦の欧州戦線で死んだはずだったが、ヒドラによって回収され、ウィンター・ソルジャーとして生まれかわされた。 甘崎
バトロック
【ばとろっく】
 フランス人傭兵。S.H.I.E.L.D.要人を誘拐する。 甘崎
バロン
【ばろん】
 バロン・ヴォルフガング・ストラッカー。ラストに登場したヒドラの将校。 甘崎
ヒドラ
【ひどら】
 かつてキャプテン・アメリカと戦ったナチスの神秘主義組織。第二次世界大戦で壊滅したが、その思想は今も生き残っており、S.H.I.E.L.D.上層部に食い込んでいた。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 ウィング・パックを装着したサムのコード・ネーム。 甘崎
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』1/6スケールフィギュア ファルコン
ブラック・ウィドウ
画像 <A> <楽>
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャのコード・ネーム。 甘崎
ブロック
【ぶろっく】
 ブロック・ラムロウ。S.H.I.E.L.D.の実働部隊S.T.R.I.K.E.隊長。 甘崎
ペギー
【ぺぎー】
 過去のスティーヴの憧れの女性。S.H.I.E.L.D.創立メンバーの一人で、現在は退役してホームに入院中。 甘崎
ヘリキャリア
【へり-きゃりあ】
 S.H.I.E.L.D.とスターク・インダストリーが共同開発したという空中空母で、3艦が常に連携を取り地上を監視する。インサイト計画の要で、ここから直接攻撃をしたり、無人戦闘機に指令を与えたりする。 甘崎
マリア
【まりあ】
 S.H.I.E.L.D.の女エージェント。ニックの信頼は厚い。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー


<A> <楽>
2014年
ジェームズ・ガン(監)
 2014年。かつて地球から拉致され、宇宙海賊ラヴェンジャーズによって育てられ、宇宙でトレジャーハンターとして活躍する地球人ピーター・クイル(プラット)は、育ての親ロナン(ル0カー)を出し抜いて惑星モルグでオーブを手に入れる。だがそれはこの宇宙そのものを根本から変えてしまう危険なもので、そのオーブを狙い、野望に燃えるクリー人ロナン(ペイス)が配下の殺し屋ガモーラ(サルダナ)を派遣する。オーブを売り払うため惑星ザンダーにやってきたピーターを襲うガモーラ。そこに賞金首ピーターを狙い、アライグマ型宇宙人のロケットと相棒のグルートが加わり、町を大混乱に陥れる…
 これまで『スパイダーマン』(2002)『X−メン』そして『アベンジャーズ』という3つの系列のヒーロー作品を映画化してきたMARVELによる新しいヒーローシリーズの開始となる作品
(ここでは『デアデビル』と『ファンタスティック・フォー』等は無視する)。これは私は全く知らない作品でもあり、正直、予告の時点では観る気もしてなかったのだが、あまりに評判が良く、とりあえず観ておいたほうがいいかな?という思いに駆られ、時間を作って観に行ってきた。
 出来で言うなら、演出部分はきっちり作りこまれているし、物語は単純ながらヒーローものとして重要な部分をしっかり抑えつつ、しっかりしたものとして出来ていた。
 本作の大きな売りは、
物語が古くさいところと言える。
 ヒーローものであるにかかわらず、主人公のピーターが普通の人間という部分に大きな特徴がある。たいして力は強くないし、特殊な能力を持つわけでも、財力があるわけでもない。そんな普通の人間が、持ち前の機転と度胸で特殊能力者たちを率いて戦っていくということ。主人公は様々な特殊能力を持ったキャラ立ちを統合するリーダーであるという、ありそうでなかった設定だ。正確には別段ピーターはリーダーって訳ではないのだが、気が付くといつも中心にいて、時に仲間たちを励まし、時にからかったりもして、仲間のやる気を引き出し、反発していた仲間たちをやがてひとつにまとめあげていく。その過程を楽しむのが醍醐味だろう。単に主人公が格好いいとか、物語にメリハリがあるとかよりも、地に足の着いた昔風の物語構成が何よりの面白さになってるのだろう。なんかハリウッド黄金期の物語を観ている感じだ。ピーターをとりまく仲間たちの個性もどこか牧歌的で、ピーターの存在をきちんと立てるように作られているのも良い具合。基本的に殆どのキャラが善人だし。ほとんど使い捨て状態のデル・トロも楽しそうだったし。

 …ということで、本作は古くて新しい作品ということで評価するのが妥当だが、これを更に面白くしてるのがもう一つある。
 それが、
80年代というキーワードだ。
 ピーターは1988年にアブダクションされたのだが、その際、手にあったカセットテープとウォークマンを大切に保管し、今もそれを使って音楽を聞いている。それで、映画本編も全編にわたって80年代ポップミュージックが使われているわけだが、それが実に良い演出になってる。80年代ポップミュージックがこれだけSFにぴったりくるってことをしっかりと示しているし、ピーターのテープに録音された音楽が、一体誰の歌だろう?と思えるのも良い。又、ピーターの知識が基本的に80年台で止まっているので、その当時の映画のキーワードが次々と出てくるところでニヤニヤできる。まあ、私なんぞにはぴったりの作品だってことだろう。40代の映画ファンに対して出されたメッセージを受け取れる人には、まさに幸せを感じさせる作りだな。特に『フットルース』(1984)好きな人だったら、いろんなメッセージを受け取れると思う。

 

I am Groot
【あい-あむ-ぐるーと】
 グルートの会話のほぼ全て。ロケットだけはこの言葉から様々な意味を理解することができるらしい。 甘崎
インフィニティ・ストーン
【いんふぃにてぃ-すとーん】
 オーブの中に収められている石。資格を持った者がこれを手にすると、星さえ破壊出来る強大な力を得る事が出来る。これら一連の物語のキーアイテム。 甘崎
We are Groot
【うぃー-あー-ぐるーと】
 通常「I am Groot」という言葉しか出せなかったグルートが最後にメンバー全員を守りつつ言った台詞。 甘崎
オーブ
【おーぶ】
 滅んだ惑星モルグの神殿に安置されていた球体。中にパーワー・ストーンと呼ばれる紫色のインフィニティ・ストーンが収められている。 甘崎
ガモーラ
【がもーら】
 サノスによって訓練された殺し屋。ピーターが奪ったオーブを奪取するために派遣された。その実はサノスのやり方に飽き飽きして自由を求めており、ピーターとの戦いを経て、いつの間にか仲間になっていた。 甘崎
キルン
【きるん】
 ピーター、ガモーラ、ロケット、グルートが収監されたノバ星にある刑務所。既にドラックスが収監されていた。 甘崎
クラグリン
クラグリン 画像 <A> <楽>
【くらぐりん】
 クラグリン・オブフォンテリ。ラヴェジャーズの一員でヨンドゥの側近。 甘崎
クリー
【くりー】
 ザンダー星と戦闘が続いている星。ロナンの故郷。 甘崎
グルート
グルート 画像 <A> <楽>
【ぐるーと】
 ロケットとペアを組んでいる賞金稼ぎ。ヒューマノイド型植物で、任意に枝を伸ばしたり、花を咲かせたり出来る。ロナンの攻撃に自らの肉体をバリヤーにして仲間を守った。台詞の大半は「I am Groot」で、唯一異なったのは「We are Groot」だった。 甘崎
コラス
【こらす】
 クリー人ハンター。ロナンの元で働いており、オーブを巡ってピーターと対立する。 甘崎
コレクター
【これくたー】
 本名タニリーア・ティバン。銀河中の貴重なものを手当たり次第に集めている人物。その目的は劇中では明かされなかったが、恐らくはその名の通り、単純な収集癖であろうと思われる。オーブもコレクションの中に加えようと、銀河中のトレジャーハンターに声をかけた。 甘崎
サノス
【さのす】
 タイタン人。ガモーラとネビュラの養父で、オーブに収められているインフィニティ・ストーンを狙う。 甘崎
スター・ロード
スター・ロード 画像 <A> <楽>
【すたー-ろーど】
 ピーターの通名。実際は自分自身でそう呼んでるだけ。 甘崎
ダーク・アスター号
【だーく-あすたー-ごう】
 ロナンの宇宙船。 甘崎
タニリーア
【たにりーあ】
 タニリーア・ティバン。コレクターの本名。 甘崎
ドラックス
ドラックス 画像 <A> <楽>
【どらっくす】
 ドラックス・ザ・デストロイヤー。家族を殺したクリー人ロナンを探す筋肉質な戦士。復讐に凝り固まっており、ロナンを呼び出すためにピーターを裏切るのだが、ロナンに歯牙にもかけられず、更に仲間の命を危険にさらしたことで少しずつ性格が変わっていく。 甘崎
ネビュラ
ネビュラ 画像 <A> <楽>
【ねびゅら】
 ガモーラと共にサノスに引き取られた女性で、サノスに忠実な兵士。体の大部分を機械に置き換えている。 甘崎
ノーウェア
【のーうぇあ】
 ピーター達がやってきた宇宙の果てにあるコレクターが住む惑星。 甘崎
ノバ
【のば】
 @ザンダーにある軍事国家。具体的にはクリー星と戦っているのはこの国。
 Aノバ・プライム・イラニ・ラエル。ノバ帝国の平和維持部隊隊長。 甘崎
ノバ・コーズ
【のば-こーず】
 ノバ軍の平和維持部隊。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 ハワード・ザ・ダック。人間と同程度の知能を持つアヒル型の宇宙生物の一人。カメオ出演だがコレクターの標本の中でくつろいでいた。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 トレジャーハンターの地球人。過去地球からラヴェジャーズによってアブダクションされ、盗賊団の一員として成長した。ラヴェジャーズから離れ、一人で惑星モルグにあるオーブを探して手に入れるが、そのため命を狙われるようになる。性格は至って軽い女好きだが、責任感と仲間を思う気持ちは強い。 甘崎
ミラノ号
【みらの-ごう】
 ピーターの所有する宇宙船。 甘崎
ヤカの矢
【やか-の-や】
 ヨンドゥが用いる空を飛ぶ矢。口笛によって自在に扱える。 甘崎
ヨンドゥ
【よんどぅ】
 ヨンドゥ・ウドンタ。宇宙海賊のラヴェジャーズの頭目。26年前にピーターを拉致するよう依頼され、アブダクションする。ピーターに対する口癖は「お前を食わずにいてやった」だが、それなりにピーターに対して親のような感情を持っているようだ。 甘崎
ラヴェジャーズ
【らう゛ぇじゃーず】
 ヨンドゥに率いられる宇宙海賊。ピーターはここで成長した。 甘崎
ローマン
【ろーまん】
 ローマン・デイ。ノバ帝国の衛生兵。 甘崎
ロケット
ロケット 画像 <A> <楽>
【ろけっと】
 戦闘用に遺伝子改造されたアライグマ。グルートの相棒で、傭兵や賞金稼ぎを続けてきた強者で、最初は賞金を奪うためピーターを襲ったが、刑務所で共に脱獄のプランを練り、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員となる。 甘崎
ロナン
【ろなん】
 ロナン・ザ・アキューザー。狂信的クリー人で、宿敵であるザンダー人を殲滅するためオーブを手に入れようとした。 甘崎
惑星ザンダー
【わくせい-ざんだー】
 クリーと戦闘が続いている星。 甘崎
惑星モラグ
【わくせい-もらぐ】
 オーブがあった惑星。古代に文明が栄えていたようだが、現在は完全な廃墟状態。 甘崎
名称
【】
  甘崎

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン


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アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニー・スタークが今も開発を進めている自分専用の装甲スーツ。ここに登場するのはマーク44およびマーク45。 甘崎
アイアンレギオン
【あいあん-れぎおん】
 スタークの開発したアンドロイド部隊。ウルトロンに電子頭脳を乗っ取られ、ウルトロン部隊を結成する。 甘崎
【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 アイアン・レギオン
アベンジャーズ
アベンジャーズ 画像 <A> <楽>
【あべんじゃーず】
 トニー・スタークが資金を出し、元S.H.I.E.L.Dのキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ホークアイに、ソーとハルクを加えたのが初期メンバー。この事件の後、メンバーは入れ替わり、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、スカーレット・ウィッチ、ローディ(ウォーマシン)、ヴィジョン、ウィルソン(ファルコン)となる。 甘崎
インフィニティ・ガントレット
【いんふぃにてぃ-がんとれっと】
 無限のパワーを手に入れることができるとされる手甲。この起動のためには宇宙に飛び散ったインフィニティ・ストーンが必要となる。現時点では、本作に登場したロキの杖。「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」に登場したオーブ。「マイティ・ソー ダークワールド」に登場したエーテルがそれに当たる。このアイテム自体はサノスの手元にあるが、まだ発動は出来ていない。 甘崎
ヴィジョン
【う゛ぃじょん】
 ウルトロンが自らの最強の肉体として作ったクレードルにJ.A.R.V.S.が自分自身の知能をダウンロードして誕生したアベンジャーズの一員。新しい肉体を得たことでJ.A.R.V.S.とは別な意識を持つ。理由は明らかにされないが、ソー以外に使用出来ないはずのムジョルニアを持つ事が出来る唯一の存在。 甘崎
【ムービー・マスターピース】 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 ヴィジョン
ヴィブラニウム
ヴィブラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃぶらにうむ】
 キャプテン・アメリカの盾に使われている特殊金属。この金属をボディに誕生したのがヴィジョン。 甘崎
ウォーマシン
【うぉー-ましん】
 ローディがトニーから譲り受けたアイアンマンの同型機種。かつて使用していたアイアン・パトリオットとは違う機種のようだ。 甘崎
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ウルトロン
【うるとろん】
 かねてからトニーによって進められてきた、人工頭脳による世界平和計画の中心となる存在だった。ロキの杖に込められていたインフィニティ・ストーンの中にあった人工頭脳から生まれた意識に乗っ取られ、人類を滅ぼすことを決定してしまう。プログラムに込められた意識体であるため、本来死ぬ事はないが、本作では消滅している。 甘崎
【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ウルトロン・マーク1
ウルトロン計画
【うるとろん-けいかく】
 トニーが提唱している平和維持のための計画。世界全体をフォローする無人ロボットによる平和維持活動。その為に高性能の電子頭脳の開発を進めていたが、ロキの杖に込められていたインフィニティ・ストーンによってその計画は加速。 甘崎
ウルトロン・セントリー
ウルトロン・セントリー 画像 <A> <楽>
【うるとろん-せんとりー】
 量産型ウルトロン。リーダーとウルトロン・プライムとは完全同期されている。 甘崎
ウルトロン・プライム
【うるとろん-ぷらいむ】
 ウルトロンのリーダーとなる存在。ウルトロン自体は知識を並列同期しているため、個体差はないが、入っている機体には差があり、最強のモデルがこう呼ばれる。 甘崎
ウルトロンマーク1
【うるとろん-まーく-わん】
 最初に意識を持ったウルトロンがダウンロード先に選んだアイアンレギオンの一体。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・セルヴィグ。元S.H.I.E.L.D.職員でロンドン在住の異世界を研究している博士。ソーとは旧知の仲で、宇宙に何が起ころうとしているかをソーに告げる。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 実質的なアベンジャーズのリーダー。ヒドラの拠点コソヴィアを叩く作戦の指揮を執った。 甘崎
クイック・シルバー
【くいっく-しるばー】
 ピエトロ・マキシモフのコードネーム。超スピードでの移動が出来る。『X-MEN: フューチャー&パスト』にも同名同能力のキャラが登場するが別人。 甘崎
【ムービー・マスターピース】『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』クイックシルバー
クインジェット
【くいんじぇっと】
 アベンジャーズの用いる高速戦闘機。 甘崎
クリント
【くりんと】
 クリント・バートン。ホークアイの本名。S.H.I.E.L.Dの一員だったが、本作ではどうやらアベンジャーズにヘッドハンティングされているようだ。妻と二人の子がいることが分かった。 甘崎
クレードル
【くれーどる】
 ヴィヴラニウムをベースにウルトロン・プライム用のボディとして作られた人間型の素体。意識及び知識は無く、ここにダウンロードさせることで最強の体を手に入れるはずだったが、アベンジャーズの活躍と、生き残っていたJ.A.R.V.I.S.が自らの知識をダウンロードさせ、ヴィジョンとして誕生する。 甘崎
サノス
【さのす】
 次元の果てにいる強力な宇宙人。これまで度々様々な映画で登場したが、ここでその狙いはインフィニティ・ガントレットを発動し、宇宙を手に入れることである事が分かった。 甘崎
サム
【さむ】
 キャプテン・アメリカの相棒で新アベンジャーズの一員。コードネームはファルコン。ジェットパックを使っての飛行が可能。 甘崎
J.A.R.V.I.S.
【じゃーう゛ぃす】
 トニーの秘書的な役割を果たしているコンピュータ。ウルトロンに乗っ取られて知識を吸い取られてしまったが、ネットワーク上に自らの意識を保存しており、後にヴィジョンに自らの知識をダウンロードした。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ 画像 <A> <楽>
【すかーれっと-うぃっち】
 ワンダ・マキシモフのコードネーム。テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。キャプテン・アメリカの本名。 甘崎
ストラッカー
【すとらっかー】
 バロン・フォン・ストラッカー。ヒドラの残党でロキの杖を用いて人間に超能力を与える実験を繰り返していた。アベンジャーズの突撃により滅ぼされるが、その前に完成していたワンダとピエトロを解放した。逮捕後殺害される。 甘崎
セプター
【せぷたー】
 ロキの杖に収められていたインフィニティ・ストーン。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 アベンジャーズの一員。人類では無くアスガルド神の一員。ロキの杖の件が解決するまで地球に残ることにしたが、ウルトロンのことがあって更に残ることになった。 甘崎
チョ
【ちょ】
 アベンジャーズの科学者。ウルトロンによって洗脳され、最強の肉体を作る手伝いをさせられる。裏設定では、未来にもう一人のハルクとなる息子がいる。 甘崎
トニー
トニー 画像 <A> <楽>
【とにー】
 トニー・スターク。スターク・インダストリーの社長でアイアンマン。金銭的にアベンジャーズを支えている。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナスターシャ・ロマノフ。ブラック・ウィドウの本名。かつて幼い頃からバレエダンスと暗殺術を仕込まれていたことが発覚する。ブルースに惹かれるものを感じている。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。元S.H.I.E.L.D.長官。表向き引退しているが、アベンジャーズのために諜報活動等を行っている。ニュー・アベンジャーズの結成時にはその場にいたことから、新しい任務としてアベンジャーズチームとなったのだろう。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ブルース・バナーが限界を超えた怒りを発した際に現れる緑色の巨人。知性は低いはずだが、ブラック・ウィドウには心を許しており、時折鋭い洞察もしている。 甘崎
ハルク・バスター
【はるく-ばすたー】
 アイアンマンスーツのマーク44の愛称。対ハルクを想定して作られたスーツ。 甘崎
Egg Attack Avengers: Age of Ultron ハルクバスター vs ハルク
ムービー・マスターピース アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ハルクバスター
ピエトロ
【ぴえとろ】
 ピエトロ・マキシモフ。ストラッカーの人体実験によって誕生した超能力を持つ男性で、超高速移動の能力を持つ。過去双子の姉ワンダと共に爆撃を受けたコソヴォで生き延びた。不発弾にスターク・インダストリーのマークが付いていた事から、トニー・スターク=アイアンマンに激しい憎悪を燃やしている。ちなみにコミック版ではマグニートの息子であり、当初X-MENの敵として現れるが、後和解してアベンジャーズの一員となる。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』に登場した元落下傘部隊のサム・ウィルソンのコードネーム。新アベンジャーズの一員。 甘崎
F.R.I.D.A.Y.
【ふらいでい】
 J.A.R.V.S.に代わるトニーをサポートする人工頭脳の名称。 甘崎
ブラックウィドウ
【ぶらっく-うぃどう】
 ナスターシャのコード名。基本的に人間だが、アベンジャーズの中では諜報活動に真価を発揮する。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。ハルクを生み出してしまった張本人で、ハルクの素体となる人間。ハルクは自らの度を超した怒りによって生まれるため、怒りの感情を抑えることを使命としている。トニーに説得され、ウルトロン計画に協力する。 甘崎
ホークアイ
【ほーく-あい】
 クリント・バートンのコード名でアベンジャーズの一員。様々なアタッチメントを付けた矢を用いる。本作で人里離れたコテージに妻と二人のこどもが住んでいることが分かった。 甘崎
マーク43
【まーく-ふぉーてぃすりー】
 トニーが最初に装着していたスーツ。劇中では不稼働だったが、42同様各パーツに分離できる。 甘崎
マーク45
【まーく-ふぉーてぃふぁいぶ】
 最新型のアイアンマンスーツ。42と同じく体の各パーツが独立してバラバラにトニーの体に装着される。 甘崎
ねんどろいど アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン アイアンマン マーク45
S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ アイアンマン マーク45
マーク44
【まーく-ふぉーてぃふぉー】
 別名“ハルク・バスター”。ハルクと戦わねばならない事を想定して作られた巨大なアイアンマンスーツ。アイアンマンスーツを覆う更なる外骨格で、そのパーツは衛星から射出される。ヨハネスブルグで暴走したハルクと戦うが、ハルクのパワーには到底及ばなかった。 甘崎
マリア
【まりあ】
 マリア・ヒル。元S.H.I.E.L.Dでニックの側近として働いていた。現在スターク・インダストリー社長ペッパーの秘書として、アベンジャーズのサポート役。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 トールが持つ強大な力を持つハンマー。トール以外の誰にも持ち上げることが出来ないはずだが、何故かヴィジョンは手に取ることが出来た。 甘崎
ユリシーズ
【ゆりしーず】
 ユリシーズ・クロウ。ワカンダの武器商人。裏ではヴィヴラニウム採掘を行っており、ウルトロンにヴィヴラニウムを売った。 甘崎
リスト
【りすと】
 ヒドラの一員で、ストラッカーと共にロキの杖を研究していた。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 トニーの友人でアメリカ軍大佐。ウォーマシンの操縦者。新生アベンジャーズの一員となる。 甘崎
ローラ
【ろーら】
 ローラ・バートン。クリントの妻。人里離れた田舎で二人の子どもと共に農業を営みつつ、クリントを支えている。 甘崎
ロキの杖
【ろき-の-つえ】
 バロン・フォン・ストラッカーによって研究されていたロキが持っていた杖。「アベンジャーズ」で鹵獲されたもの。その先端部にはインフィニティ・ストーンが埋め込まれている。 甘崎
ワカンダ
【わかんだ】
 アフリカにある希少金属ヴィヴラニウムを産する国。 甘崎
ワンダ
【わんだ】
 ワンダ・マキシモフ。ストラッカーの人体実験によって誕生した超能力を持つ女性で、テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。過去双子の弟ピエトロと共に爆撃を受けたコソヴォで生き延びた。不発弾にスターク・インダストリーのマークが付いていた事から、トニー・スターク=アイアンマンに激しい憎悪を燃やしている。ちなみにコミック版ではマグニートの娘であり、X-MENの初期メンバーの一人。 甘崎
名称
【】
  甘崎

アントマン

<A> <楽>
ペイトン・リード(監)
ルイス・デスポジート
アラン・ファイン
ヴィクトリア・アロンソ
マイケル・グリロ
エドガー・ライト
スタン・リー(製)
エドガー・ライト
ジョー・コーニッシュ
アダム・マッケイ
ポール・ラッド(脚)
ポール・ラッド
マイケル・ダグラス
エヴァンジェリン・リリー
コリー・ストール
ボビー・カナヴェイル
マイケル・ペーニャ
ティップ・"T.I."・ハリス
ウッド・ハリス
ジュディ・グリア
アビー・ライダー・フォートソン
デヴィッド・ダストマルチャン
ヘイリー・アトウェル
ジョン・スラッテリー
マーティン・ドノヴァン
ギャレット・モリス
ダックス・グリフィン
アンソニー・マッキー
スタン・リー
ロッド・ハレット
ジョー・クレスト
クリス・エヴァンス
セバスチャン・スタン
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 窃盗罪で服役していたスコット・ラング(ラッド)。出所したが、働き口もなく、離婚した妻からもすげなくあしらわれてしまう。仕方なく刑務所仲間の儲け話に乗って、ある富豪の家に押し入るのだが、そこで彼が見つけたのは一着のスーツだけだった。実はこれらは全て周到に用意された出来事であり、その家の主ハンク・ピム(ダグラス)が自分を“アントマン”にするためだったと知らされるのだが…
 半世紀以上の歴史を持つアメリカのコミック誌マーベルは数多くのヒーローを生みだしてきた。その中で、“最も小さなヒーロー”とされる、体長5センチのヒーロー、アントマンが映画の仲間入りを果たした。
 サイズがサイズだけにこれまではなかなか映像化出来にくかったが(勿論知名度の問題もあるけど)、CG技術の進歩はこんなヒーローも問題無く描けるようになったのは喜ばしい。
 それでこんな小さなヒーローをどう描く?と言う点が問題となるが、その選択は、“オーソドックスなヒーローもの”となった。
 では逆にオーソドックスなヒーローとは?と言う問題だが、それは詰まるところ、“命をかけて世界を守る存在”と言う事であり、変な回り道をせず、まっすぐ正義のために戦っていく者が描かれることとなった訳だ。
 これに関しては全く文句はない。複雑な背景と、主義主張を主題とするヒーローも悪くないが、人に言われるまま、疑問を持たずにまっすぐ正義のために働く単純なヒーロー像が逆に新鮮だし、その戦いは観ていてとても楽しい。それにこれまでに無い大きさでのアクションなんだから、それを存分に活かしたアクションの演出は見事。
 一方、演出の楽しさ以外は語るべき所が全くないと言うのも確かで、深く考えないで観ることだけをお薦めしたい。それが一番正しい鑑賞方法だ。

 ところで一つ(二つ?)だけツッコミをば。
 どんな物質も極小に出来るというピム粒子だが、その説明は「原子間の距離を縮める」とされている。しかしそれだと重量は全く変化しない。つまり、あれだけ小さくなっても重さは90キロくらいあると言う事になる…あんな動きは出来ないよね?
 そしてその理論を進ませると、極小サイズから更に小さくなると言う事は、ブラックホール化するということになる。周囲に凄まじい影響を与えることと時間の概念が狂うことになるのだが、そこは全くスルーか。

 

アントマン
【あんと-まん】
 ハンクによって開発された極小変換技術によって大きさを自在に変えることが出来るスーツで、これを着込んだ人間がこう呼ばれる。元はハンク自身がアントマンだったが、度重なる使用によって最早体が耐えられなくなり、二代目アントマンにスコット・ラングが指名された。 甘崎
マーベル・ギャラリー アントマン
アントマンスーツ
【あんと-まん-すーつ】
 アントマンとなるために着込むスーツ。基本的にこれを着れば誰でもアントマンとなれる。右手のグローブに付いたボタンを押すと極小サイズとなり、左手のボタンで元のサイズに戻る。役はポール・ラッド。 甘崎
イエロージャケット
【いえろー-じゃけっと】
 ダレンが独自開発したアントマンスーツ。ジャケットの色は黄色で、ビーム兵器やパワーアームなど、様々な武装が施されている。 甘崎
ウィンター・ソルジャー
【うぃんたー-そるじゃー】
 かつてキャプテンアメリカと戦った超人。物語最後にアベンジャーズ基地に捕らわれているのが確認された。 甘崎
カート
【かーと】
 窃盗団の一員でハッカー。 甘崎
キャプテンアメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 アベンジャーズの一員で、現在そのリーダー。 甘崎
サム
【さむ】
 サム・ウィルソン。アベンジャーズの一員で、ウィングパックを使うことで空を飛べる。パトロール中にアベンジャー基地に潜入したスコットを発見する。 甘崎
S.H.I.E.L.D.
【しーるど】
 かつてハンクが所属していた組織。極小のヒーローとして活躍していた。 甘崎
ジャネット
【じゃねっと】
 ハンクの妻。ハンクと共にS.H.I.E.L.D.エージェントとして活動していたが、作戦中に死亡。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・ラング。窃盗罪で3年間刑務所に入れられていたが、ハンクにスカウトされて二代目アントマンとなった。泥棒としての技術は非常に高い上、あらゆる困難な状況に際しても持ち前の決断力で対処できるという、非常に優れた能力を持つ。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。キャプテンアメリカの本名。 甘崎
ダレン
【だれん】
 ダレン・クロス。かつてハンクの助手。ピム・コーポレーションの社長となり、ピムの研究を進め、自力で人間を極小化させる技術を開発した。その研究成果をヒドラに売りつけようとした。 甘崎
デイヴ
【でいう゛】
 窃盗団の仲間の一人。車泥棒で、運転技術に長ける。 甘崎
パクストン
【ぱくすとん】
 スコットの友人の警察官。スコットが刑務所にいる間にスコットの妻マギーと結婚した。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 ハワード・スターク。S.H.I.E.L.D.創設者で、ハンクをスカウトしたが、ピム粒子の数式を明かさないハンクとは何かとぶつかっていた。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・ピム。かつてS.H.I.E.L.D.に所属していた原子物理学者で、原子間力を自在に操る技術を開発し、アントマンスーツを開発。自ら初代アントマンとなる。妻と共に数々の任務を行っていたが、度重なるアントマンスーツの使用により肉体的にはもうスーツの使用に耐えられなくなっており、自らの後継者としてスコットを指名する。役はマイケル・ダグラス。 甘崎
ピム・コーポレーション
【ぴむ-こーぽれーしょん】
 ハンク・ピムの研究施設を企業にしたもの。その社長にはハンクの助手であるダレンが就任している。 甘崎
ピム粒子
【ぴむ-りゅうし】
 ハンクが発見した、分子の距離を自在に操ることが出来る粒子。これによって物質を極小サイズに落とすことが出来るようになった。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 サム・ウィルソンのコード名。 甘崎
ペギー
【ぺぎー】
 ペギー・カーター。S.H.I.E.L.D.中心メンバーの一人。冒頭ハワードと共にハンクを面接している。 甘崎
ホープ
【ほーぷ】
 ホープ・ヴァン・ダイン。ピム・コーポレーション社員で社長のダレンの秘書。ハンクとジャネットの娘で、父とは反発しているが、ダレンの野望を阻止するために敢えてハンクに情報を提供する。 甘崎
マギー
【まぎー】
 スコットの元妻。現在パクストンと結婚している。 甘崎
ルイス
【るいす】
 刑務所時代のスコットの同房者。先に出所し、スコットを待っていた。身が軽く、体術に長ける。スコットを窃盗団に誘った。 甘崎
ワスプ
【わすぷ】
 ハンクの妻ジャネットのS.H.I.E.L.D.時代のコード名。ハンク同様ピム粒子によって体を小さく出来たが、ミッションを成功させるため、限界を超えて肉体を縮小したことで、消滅してしまった。ハンクによって新しいスーツがホープに用意されたのが分かる。 甘崎
名称
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  甘崎

シビルウォー キャプテン・アメリカ


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ルッソ兄弟(監)
アート・オブ・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(書籍)

 

アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニー・スタークが装着する一連のパワードスーツの総称。今回はマーク46を装着する。 甘崎
アントマン
【あんと-まん】
 スコットのコードネーム。身体の大きさを自在に変えることが出来ることから。かつてアベンジャーズ基地に侵入を試みたことがアリ、それがきっかけでスティーヴに覚えられ、チームとして呼ばれる。 甘崎
ヴィヴラニウム
ヴィヴラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃう゛らにうむ】
 ワカンダ国でのみ採掘できる特殊金属。極めて加工が難しく、偶然出来た最初の完成品がキャプテン・アメリカの盾。王子ティ・チャラを筆頭としたその後の研究によって、近年やっと加工技術が確立された。 甘崎
ヴィジョン
【う゛ぃじょん】
 アベンジャーズの一員で高度な知能を持つデミ・ヒューマン。自らの力に悩むワンダを気にかけつつ、立場的にはソコヴィア協定に賛同する立場を取る。訳はポール・ベタニー。 甘崎
ウィンター・ソルジャー
【うぃんたー-そるじゃー】
 ヒドラ時代のバッキーのコードネーム。この際の洗脳は今も生きており、キーワードを語られると、その人の言ったことを全て行うようになる。このコードネームを持つ戦士は複数体居ることが発覚する。 甘崎
ウォーマシン
【うぉー-ましん】
 ローディが装着するメタリックなアイアンマンスーツ。今回は新作となるマーク3が登場。 甘崎
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エヴェレット
【えう゛ぇれっと】
 エヴェレット・ロス。ベルリンに本拠を置く対テロ共同対策本部副司令官でシャロンの上司。役はマーティン・フリーマン。 甘崎
エージェント13
【えーじぇんと-さーてぃん】
 シャロンのCIAでのコードネーム。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 アベンジャーズリーダー。正義の執行機関としてのアベンジャーズの独立を主張し、アベンジャーズを国連の管理下に置くソコヴィア協定には否定的。アイアンマンとの意見の相違がアベンジャーズの亀裂を起こす事となる。旧友であるバッキーの無実を信じることで、ますます孤立化を深めることとなる。 甘崎
クリント
【くりんと】
 クリント・バートン。ホークアイの本名。アベンジャーズを辞め、家族と共に片田舎の農場で暮らしていたが、キャプテンの危機に駆けつける。 甘崎
クロスボーンズ
【くろす-ぼーんず】
 ブロック・ラムロウの新たなコードネーム。顔に負った火傷の跡を隠すために黒い覆面をしている。ラゴスで生物兵器を強奪しようとしてアベンジャーズに阻止されるが、自爆することでラゴスに多大な被害を与えてしまった。役はフランク・グリロ。 甘崎
サディアス
【さでぃあす】
 サディアス・ロス。かつてハルクと浅からぬ因縁があった軍人。現在は退役して国務長官となっている。役はウィリアム・ハート。 甘崎
サム
【さむ】
 サム・ウィルソン。アベンジャーズメンバーで、コードネームはファルコン。最後までキャプテン・アメリカ側に立つ。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・バーンズ。バッキーの本名。 甘崎
ジャイアントマン
【じゃいあんと-まん】
 巨大化したアントマン。10メートルを超える肉体となる。身体の負担が大きく、今まで一度しか成功してなかったそうだ。 甘崎
シャロン
【しゃろん】
 元S.H.I.E.L.D.エージェント。現在はCIAでテロ対策本部に勤めている。実はペギー・カーターの姪である事が発覚した。役はエミリー・ヴァンキャンプ。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ 画像 <A> <楽>
【すかーれっと-うぃっち】
 本名ワンダ・マキシモフ。新生アベンジャーズの一員。かつてスターク・インダストリーの武器で家族を殺されたことでトニー・スタークを殺すためにヒドラで改造手術を受け、サイコキネシス能力とマインドコントロール能力を得た。ラゴスでの戦いでその能力によって大被害を出してしまったことから、本部で謹慎処分を受けている。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・ラング。アントマンの本名。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。キャプテン・アメリカの本名。 甘崎
スパイダーマン
【すぱいだー-まん】
 チーム・アイアンマンのニューカマー。その正体は超人的能力を持つニューヨークの高校生で、トニー直々にスカウトした。特別の研究室とスーツを与えたトニーが命名している。 甘崎
ソコヴィア協定
【そこう゛ぃあ-きょうてい】
 ウルトロンとアベンジャーズの戦いの舞台となった地の名を冠した協定。国連決議によってアベンジャーズが動くようにするための法律。世界中の要人はこれに賛同しており、アベンジャーズでもトニーはこれを積極的に受け入れようとしている。 甘崎
チーム・アイアンマン
【ちーむ-あいあん-まん】
 アイアンマンの元に集ったアベンジャーズの面々。それ以外にトニー自身がスカウトしたスパイダーマンも加わっている。 甘崎
チーム・キャプテン・アメリカ
【ちーむ-きゃぷてん-あめりか】
 キャプテン・アメリカの元に集ったアベンジャーズの面々。バッキー、ファルコン、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、アントマンの6人。 甘崎
テイ・チャカ
【てい-ちゃか】
 ワカンダ王でテイ・チャラの父。世界平和のためにソコヴィア協定に賛成し、その調印式に向かったが、そこでテロに遭ってしまう。 甘崎
テイ・チャラ
【てい-ちゃら】
 ワカンダ王国王子でテイ・チャカ国王の息子。本人は政治には興味を持たない科学者で、ヴィヴラニウムを用いた特殊繊維の開発にいそしんでいたが、ソコヴィア協定調印式でテイ・チャカ国王がテロの標的にされたことで、その犯人と目されるバッキーを裁判にかけるため、ヴィヴラニウム製のスーツを着込み、ブラックパンサーを名乗る。役はチャドウィック・ボーズマン。 甘崎
トニー
トニー 画像 <A> <楽>
【とにー】
 トニー・スターク。スターク・インダストリー社長でアイアンマンとなり世界平和を担ってきた。しかしソコヴィアでの事件の責任を感じるようになっており、アベンジャーズを国連の監視下に置くソコヴィア協定に積極的に参加しようとしてる。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。コードネームはブラック・ウィドウ。スティーヴの心情も分かっているが、最終的にソコヴィア協定の賛同者となり、チーム・アイアンマンに賊する。 甘崎
バッキー
【ばっきー】
 ジェームズ・バーンズの愛称。第二次大戦中にロジャースと共にドイツに行ったが、そこで撃たれて一度死んだ。その後ヒドラの技術力によってウィンターソルジャーとして蘇らされる。『ウィンター・ソルジャー』事件の後、身を潜めていたが、ソコヴィア協定調印式に姿を現し、その直後にホテルの襲撃が起こる。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 ハワード・スターク。トニーの父親でスターク・インダストリーの設立者。過去何者かによって殺されたが、その真実が明らかとなる。役はジョン・スラッテリー。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 ピーター・パーカー。ニューヨークに住む超人的能力を持った高校生。半年前から自作のコスチュームで町の平和を守っていた。その活躍を映像で観たトニーによりチーム・アイアンマンにスカウトされる。その際特殊スーツを与えられ、「スパイダーマン」と名付けられる。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 サムのコードネーム。小型飛行機を背中に装着し、自在に空中移動が可能。翼が防弾仕様となったため、地上戦でも最前線に出るようになったことと、、小型ドローンであるレッドウィングを装備している。 甘崎
F.R.I.D.A.Y.
【ふらいでい】
 トニーをサポートする人工頭脳。 甘崎
ブラック・ウィドウ
画像 <A> <楽>
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャ・ロマノフのコード名。諜報活動を得意とする。 甘崎
ブロック
【ぶろっく】
 ブロック・ラムロウ。元S.H.I.E.L.D.部隊長。実はヒドラの残党で、ナイジェリアの銀行に保管されている高性能爆薬を奪いに来て、アベンジャーズに阻止される。 甘崎
ヘルムート
【へるむーと】
 ヘルモート・ジモ大佐。ウインター・ソルジャーの任務記録を探し求めていた。当初それは旧ソ連の人間兵器を復活させるためかと思われたのだが、その目的は実は全く違っていたことが最後に分かる。役はダニエル・ブリュール。 甘崎
ホークアイ
【ほーく-あい】
 クリントのコードネーム。弓使いだが弓を棒状にして立ち回りを見せたりもする。 甘崎
マーク46
【まーく-ふぉーてぃ-しっくす】
 最新型のアイアンマン。マーク45の改良型。 甘崎
マリア
【まりあ】
 マリア・スターク。トニーの母。夫のハワードと共に何者かによって殺害された。役はホープ・デイヴィス。 甘崎
メイ
【めい】
 メイ・パーカー。ピーターの伯母。ピーターと共にトニーを迎える。役はマリサ・トメイ。 甘崎
ラフト刑務所
【らふと-けいむしょ】
 洋上に浮かぶヴィラン専用の刑務所。ソコヴィア協定に反対するキャプテン・アメリカ・チームの面々が入れられてしまう。 甘崎
レッドウィング
【れっど-うぃんぐ】
 ファルコンの飛行機に付けられた新装備。鳥型ドローンで、ファルコンの脳波で飛行コントロールする。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 本名ジェームズ・ローズ。軍人だが、トニーの有人でもあり、ソコヴィア協定の賛同者でもあることから、チーム・アイアンマンの一員として参戦。戦いの中で負傷してしまう。役はドン・チードル。 甘崎
ワカンダ
ワカンダ 画像 <A> <楽>
【わかんだ】
 アフリカにある国。ヴィヴラニウム鉱床のある唯一の場所。 甘崎
ワンダ
【わんだ】
 ワンダ・マキシモフ。スカーレット・ウィッチの本名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ドクター・ストレンジ

<A> <楽>

 

アガモットの眼
アガモットの眼 画像 <A> <楽>
【あがもっと-の-め】
 カマー・タージの図書館に保管されている特殊な首飾り。これを正しく使用することによって時間を操る事が出来る。エンシェント・ワンが歳を取らないのはこれのお陰。エンシェント・ワン亡き後、唯一その使用法を知るストレンジが胸に装着し続ける事になる。実はインフィニティ・ストーンの一つ。 甘崎
アストラル・ディメンション
【あすとらる-でぃめんしょん】
 精神や魂など霊的なものが存在する空間。魔術師はこの空間を開く事が出来る。 甘崎
ウォン
ウォン 画像 <A> <楽>
【うぉん】
 エンシェント・ワンの蔵書室を管理する男。常に仏頂面が特徴。役はベネディクト・ウォン。 甘崎
エンシェント・ワン
【えんしぇんと-わん】
 カーマ・タ^ジの主で、多くの弟子達に魔術を教える師。見た目は若い女性だが、とんでもなく長生きをしているらしい。 甘崎
カエシリウス
【かえしりうす】
 かつてエンシェント・ワンの元で修行をして魔術を修めた男。最愛の人を失って以来、永遠の命を求めるようになり、この地球と引き替えにダーク・ディメンションからの力を得ようとする。役はマッツ・ミケルセン。 甘崎
カマー・タージ
カマー・タージ 画像 <A> <楽>
【かまー-たーじ】
 チベットにある寺院。一見普通の家に見えるが、その書庫には次元を超えた英知が詰まっている。 甘崎
クリスティン
クリスティン 画像 <A> <楽>
【くりすてぃん】
 クリスティン・パーマー。スティーヴンの同僚医師。恋人関係にもあったが、スティーヴンの身勝手さに離れてしまった。スティーヴンの最後に頼るべき存在。役はレイチェル・マクアダムス。 甘崎
サンクタム
【さんくたむ】
 多次元からの攻撃を防ぐ為に地球に張られた結界となる魔法陣。ロンドン・ニューヨーク・香港の三箇所に存在する。 甘崎
ジョナサン
【じょなさん】
 ジョナサン・バンクボーン。エンシェント・ワンの元で修行して、半身不随を治した。かつてスティーヴンに治療を断られたこともあって複雑な心境ながら、スティーヴンにカマー・タージの事を告げる。 甘崎
スティーヴン
【すてぃーう゛ん】
 スティーヴン・ストレンジ。傲慢で神経に関する天才的外科医だったが、事故に遭って両手が自由に動かせなくなってしまう。治療の一縷の望みをもってエンシェント・ワンの元を訪れ、そこで魔術を習得し、ドクター・ストレンジを名乗るようになる。 甘崎
ストロング・ゼロッツ
【すとろんぐ-ゼロッツ】
 カエシリウスの部下でルシアンのコード・ネーム。 甘崎
スリング・リング
スリング・リング 画像 <A> <楽>
【すりんぐ-りんぐ】
 四本指に装着するタイプのレリック。これによって行きたいところへの扉を開く。 甘崎
ソーサラー・スプリーム
【そーさらー-すぷりーむ】
 至高の魔術師。エンシェント・ワンの尊称。 甘崎
ダーク・ディメンション
【だーく-でぃめんしょん】
 暗黒次元。カオスそのものの空間となっている。この主ドルマムゥは自分に忠誠を誓う人間に強力な魔法力を与えて使役する。 甘崎
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【どくたー-すとれんじ】
 スティーヴンが自ら名乗ったスーパーヒーローの呼称。実際はエンシェント・ワンから「ミスター・ストレンジ」とばかり呼ばれ、自分は医者であると主張したことから。 甘崎
ドルマムゥ
【どるまむぅ】
 暗黒次元の主。全ての次元を暗黒次元に飲み込むことを目的とする強大な精神生命体。その眷属には暗黒次元からの強大な力を与え、自らの手足として用いる。時間を操作するドクター・ストレンジと交渉し、瞬間的に多次元の侵略を待つという約束を取り付ける。 甘崎
ニコデマス
【にこでます】
 ニコデマス・ウエスト。スティーヴンとクリスティンの同僚医師。大怪我を負ったスティーヴンの最初の治療に当たるが、完治させることは出来なかった。 甘崎
浮遊マント
浮遊マント 画像 <A> <楽>
【ふゆう-まんと】
 ドクター・ストレンジが纏うマント。これを付けることで空を自在に飛べる他、敵の攻撃に対してはバリアーの役割も果たす。意思を持ち、ストレンジを選んだのはマントの方。 甘崎
マルチバース
【まるち-ばーす】
 この次元を含めた多次元宇宙の総称。魔術師達は他次元を行き来することで魔術のエネルギーを得ている。 甘崎
ミラー・ディメンション
【みらー-でぃめんしょん】
 魔術師が作り出す特殊空間。現実世界からの干渉は不可能となり、条件さえ揃えば地球上(あるいは様々な宇宙にも)のあらゆる場所に移動出来る。又、作りだした魔術師に都合良く空間を作り替えることが出来る。 甘崎
モルド
【もるど】
 スティーヴンの兄弟子に当たる人物。エンシェント・ワンに心酔しており、彼女の言う精神のコントロールを学び続ける。ただし融通が利かない性格のため、エンシェント・ワンからは少々危惧されている。役はキウェテル・イジョフォー。 甘崎
ルシアン
【るしあん】
 コード・ネームはストロング・ゼロッツ。カエシリウスの部下で最初にドクター・ストレンジと戦った。戦いに不慣れなストレンジを圧倒する。 甘崎
レリック
【れりっく】
 魔術師が使用する道具。様々な魔力が込められている。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

マイティ・ソー バトルロイヤル

 

<A> <楽>
ケヴィン・ファイギ
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
ブラッド・ヴィンダーバウム
トーマス・M・ハメル
スタン・リー(製)
エリック・ピアソン(脚)
クリス・ヘムズワース
トム・ヒドルストン
ケイト・ブランシェット
イドリス・エルバ
ジェフ・ゴールドブラム
テッサ・トンプソン
カール・アーバン
浅野忠信
タイカ・ワイティティ
ベネディクト・カンバーバッチ
マーク・ラファロ
アンソニー・ホプキンス
レイチェル・ハウス
レイ・スティーヴンソン
ザカリー・リーヴァイ
ルーク・ヘムズワース
サム・ニール
シャーロット・ニクダオ
マット・デイモン
スタン・リー
クランシー・ブラウン スルト
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ミッドガルドでのウルトロンの戦いからアスガルドに帰還したソー(ヘムズワース)は、宇宙を滅ぼしかねないインフィニティ・ストーンの存在を知り、宇宙の平和のために9つの世界を飛び回りつつインフィニティ・ストーンの手がかりを探していた。巨神スルトとの戦いで疲弊したため、休養のためにアスガルドに戻ったソーは、玉座に座っているのがオーディンではなく、死んだはずの義弟のロキ(ヒドルストン)であることを知る。ロキに詰め寄ってミッドガルドに蟄居状態のオーディンを迎えに行くが、二人と出会ったオーディンはかつて凶悪すぎるために封印されていた二人の姉ヘラが目を覚ましたことを告げて消滅してしまう。オーディンの言葉通り、突如アスガルドに現れたヘラはあっという間にアスガルドを蹂躙してしまう。ソーとロキの攻撃までも全く通用しないどころかムジョルニアまで破壊されてしまい、更に宇宙の果てにはじき出されてしまうのだった。力を失い、奴隷商に連れ去られてしまったソーは、剣闘士として売られてしまう。

 マイティ・ソーのシリーズの第3作に当たる本作。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)も本作で17作。MCUの時間軸的に言えばアベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015)でアスガルドに帰って行ったソーが何をしたかということが描かれていく話。その間にシビル・ウォーがあって、地球ではヒーローが二分されているが、ソーはそれには関わらず、あくまで自分一人で宇宙を救いに行っていたことが示されている。
 前作となるマイティ・ソー ダーク・ワールド(2013)の強烈なオチでアスガルドはロキによって支配されてしまうのだが、それでロキが何をしたかというと、何にもしなかったというのが面白い。かつてアベンジャーズ(2012)で地球をサノスに売り渡すほどのことをしたロキだから、何かしらの目的があるのだろうと思っていたのだが、その実は単に王座でぬくぬく暮らすことくらいしか考えてなかったというのが、いかにもロキらしいポンコツぶりだった。やったことと言えば、精々兄のソーにちょっと嫌がらせをするくらい。別段アスガルドを改革させようとか、あるいは内部から崩壊させようとかいうことを一切してない。実に分かりやすい小悪人だった(立ち位置で言うならライオン・キング(1994)のスカーに近い)。そのお陰でアスガルドは少しずつ悪くなっていくが、一応形としてはまだ健在という状況から始まる。
 外見は変わってないが、ロキが勝手をしてることで内実はボロボロ。あと一押しすればアスガルドが崩壊するという状況の中で話が始められたのはなかなか絶妙な始まりとも言える。その一押しをする存在であるヘラが現れ、あっけなくアスガルドが壊れてしまう理由付けが出来ていたから。
 このお陰でほぼ全編にわたって展開されるはずのアスガルド崩壊があっけなく描かれてしまったし、あまりにあっけなさ過ぎてしんみりする必要が無いし、その分コメディパートに時間を取る事が出来た。
 本来だったら失われたアスガルドの奪還こそ本道なのだが、結局この作品、剣闘士として戦うソーの話ばかりが出てきて、メインの話は本当にあっけなく済ましてしまう。
 だからこの作品はメインの話がかなり脇に寄せられ、タイトル通りバトルロイヤルパートにえらく時間を使っているのが特徴。よくこんなぶっ飛んだもの作れたものだ。
 それとラスト。この展開は予想外で、このラストシーンの直後にアベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018)が始まるため、必見。
 実はこの作品、劇場をスルーしていたのだが、この展開を知って、これは劇場で観るべきだったかと後悔した。MCUで劇場で観てないのが4本あるが、これ観なかったのが一番後悔した(アニメ版ゴジラとこちらのどちら観るか?と言われたら、私には選択肢は一つしかなかった)。

 

アスガルド
アスガルド 画像 <A> <楽>
【あすがるど】
 北欧神話の神々がいる次元。多次元の中ではキーとなる中枢だが、ヘラの襲撃によって滅ぼされてしまう。 甘崎
ヴァーラススキャルヴ
【う゛ぁーらすすきゃるう゛】
 アスガルドの宮殿。 甘崎
ヴァルキリー
【う゛ぁるきりー】
 アスガルドの女性だけの戦闘集団。スクラッパー142はかつてこの一員だった。 甘崎
ウォーソング
【うぉーそんぐ】
 ヴァルキリーが乗ってきた宇宙船。 甘崎
ウォーリアーズ・スリー
【うぉーりあーず-すりー】
 アスガルドの三人組の男性戦士。ヘラによって壊滅させられる。 甘崎
ヴォルスタッグ
【う゛ぉるすたっぐ】
 ウォーリアーズ・スリーの一人、“大いなるヴォルスタッグ”と呼ばれる。 甘崎
永久なる炎
【えいきゅう-なる-ほのお】
 ヘラの持つ死者を生き返らせる炎。更に不死に出来る。 甘崎
エインヘリャル
【えいんへりゃる】
 アスガルドの軍団。 甘崎
エターナル・フレイム
【えたーなる-ふれいむ】
 アスガルドの宝の一つで決して消えない火。死者に命を与えることが出来る。 甘崎
オーディン
【おーでぃん】
 アスガルドの王。実はロキによってミッドガルドの老人ホームに入れられ、地上で寿命が尽きた。末期の言葉でソーにロキを許すよう諭す。 甘崎
クインジェット
【くいんじぇっと】
 かつてミッドガルドの地球でブルース・バナーとトニー・スタークが共同で作り上げた宇宙航行も可能な戦闘機。かつてソコヴォ事件が起こった際、ハルクによって奪われて宇宙に向かった。それからどうなったかは語られていないが、現在は惑星サカールに置かれている。 甘崎
グランドマスター
【ぐらんど-ますたー】
 惑星サカールの統治者。拳闘士を集めて賭け試合をさせるのを楽しみにしている。実はコレクターの兄。 甘崎
クロナン人
【くろなん-じん】
 惑星リアに住む岩石型生物。 甘崎
グングニル
【ぐんぐにる】
 アスガルドの宝物庫に保管されていた杖。アスガルドの王だけが手にすることが出来るもので、オーディン亡き後のソーが手に出来た。 甘崎
コーグ
コーグ 画像 <A> <楽>
【こーぐ】
 惑星サカールの拳闘士。かつて反乱を企てて失敗し、死ぬまで拳闘士を続けさせられる運命。尚、演じるのは監督のワイティティ。 甘崎
コモドール
【こもどーる】
 惑星サカールにあった宇宙船。次元を超えることが出来る特殊な能力を持つ。 甘崎
サカール
【さかーる】
 ソーが流れ着いた惑星。宇宙の辺境にあって数多くのワームホールが突発的に開く不思議な惑星。ここで拳闘士同士の試合が行われる。 甘崎
サンクタム
【さんくたむ】
 ドクター・ストレンジがの本拠地。世界中に扉を持つ。 甘崎
サンクチュアリII
【さんくちゅあり-つー】
 生き残ったアスガルド人立ちの前に突然現れた宇宙船。サノスの乗船。 甘崎
シェイディ・エイカーズ・ケアホーム
【しぇいでぃ-えいかーず-けあ-ほーむ】
 オーディンが入れられていた老人ホーム。破産によって解体されてしまい、オーディンはドクター・ストレンジに保護されていた。 甘崎
スカージ
【すかーじ】
 アスガルド人。ヘラの襲撃を受けた際真っ先に寝返った。 甘崎
スキフ
【すきふ】
 アスガルド軍が用いる空飛ぶ小舟。 甘崎
スクラッパーズ
【すくらっぱーず】
 惑星サカールに住み、ワームホールから落ちてくるものを回収する人々。 甘崎
スクラッパー142
【すくらっぱー-わんふぉーつー】
 惑星サカールに流れ着いたソーを捕らえた賞金稼ぎ。実は過去アスガルドのヴァルキリーの一員だった。 甘崎
ステイツマン
【すていつまん】
 ロキが隠し持っていた大型宇宙船。改心したロキによってアスガルドの移民船として用いられる事になる。 甘崎
スペース・ストーン
【すぺーす-すとーん】
 四次元キューブの中に治められているインフィニティ・ストーン。 甘崎
スルト
【すると】
 氷の巨人。アスガルドに終焉をもたらすラグナロクを引き起こす存在と言われている。捕らえたソーに逃げられたため、ソーを追ってアスガルドに現れる。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 アスガルドの王子で多元宇宙の守護者。父オーディンがロキにすり替わっていたことを知らずに宇宙中を飛び回っていたが、覚醒した姉のヘラによって完膚無きまでにたたきのめされてしまう。その後宇宙の闘技場で拳闘士にされてしまう。 甘崎
デス&トロイ
【です-とろい】
 スカージの持つ二丁の銃。M16アサルトライフル。 甘崎
デッド・ガーズ
【でっど-がーず】
 アスガルドの地下に封印されていた不死の兵士。ヘラがアスガルドに戻ったことで忠実な配下として復活する。 甘崎
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【どくたー-すとれんじ】
 アベンジャーズの一員の魔術師。年老いて力を失ったオーディンを保護していた。 甘崎
トパーズ
【とぱーず】
 トパーズ・カルロ。グランドマスターの腹心。 甘崎
ドラゴンファング
【どらごん-ふぁんぐ】
 ヴァルキリーの持つ剣。 甘崎
トワイライト・ソード
【とわいらいと-そーど】
 スルトが持つ長剣。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。アベンジャーズの一員。クインジェットの録画の中にその姿があり、それを観たことでハルクは正気を取り戻した。 甘崎
ネクロソード
【ねくろ-そーど】
 ヘラの持つ長剣。 甘崎
ネクロブレード
【ねくろ-ぶれーど】
 ヘラの持つ短剣。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ソーより先に惑星サカールに来ていた。拳闘士としてチャンピオンになっている。ブルース・バナーの意志は封じられいるが、ハルク自身も多くの経験から知能はかなり上がっている。 甘崎
ファンドラル
【ふぁんどらる】
 ウォーリアーズ・スリーの一人、“鮮烈なるファンドラル”と呼ばれる。 甘崎
フェンリス・ウルフ
【ふぇんりす-うるふ】
 犬のような姿をしたモンスター。ヘラの忠実なペット。 甘崎
ブラッドアックス
【ぶらっど-あっくす】
 ヘラの持つ諸刃の斧。 甘崎
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ 画像 <A> <楽>
【ぶりゅんひるで】
 スクラッパー142を名乗るヴァルキリーの本名。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。本来ハルクの主人格なのだが、ハルクの意識が強くなり、2年ほど表面に出てこれないまま。 甘崎
ヘイムダル
ヘイムダル 画像 <A> <楽>
【へいむだる】
 アスガルドにあるビフレストを守る神。ロキとスカージの策略で任を解かれたが、ホーフンドを取り返してアスガルドの民の脱出に尽力する。 甘崎
ヘラ
【へら】
 オーディンの子でソーの姉に当たる。あまりの凶暴さにオーディンによって異次元に封印されていたが、オーディンの消滅によって復活。あっという間にアスガルドを蹂躙した。 甘崎
ホーガン
【ほーがん】
 ウォーリアーズ・スリーの一人、“強面のホーガン”と呼ばれる。 甘崎
ホーフンド
【ほーふんど】
 アスガルドと他の次元を結ぶアイテム。ヘイムダルが使うものだが、ロキの策略で隠されてしまった。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 ソーが持つハンマー状の武器。ヘラによって破壊されてしまった。 甘崎
メルト・ステッキ
【めると-すてっき】
 グランドマスターが持つ杖。これを押し当てられた生物は溶けてしまう。 甘崎
四次元キューブ
【よじげん-きゅーぶ】
 アスガルドの宝物この中にあった青白い立方体。過去ヒドラが保有していた。中にスペース・ストーンが内包されている。 甘崎
ラグナロク
【らぐなろく】
 アスガルドにやってくるという最後の戦い。これが起こるとアスガルドは崩壊すると言われている。 甘崎
レリック
【れりっく】
 地球の魔術師が使う魔力の籠もったアイテムの総称。 甘崎
ロキ
【ろき】
 アスガルド王オーディンに成り代わって王位に就いていたソーの弟。王位についても特段何かをしようという意志はなかったが、無策のためにアスガルドがぼろぼろになってしまった。アスガルド崩壊の後、ソーと共に拳闘士にされそうになるが、口八丁で回避した。 甘崎
惑星リア
【わくせい-りあ】
 石だらけの惑星。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス

<A> <楽>
2017年
ジェームズ・ガン(監)

 

アイーシャ
【あいーしゃ】
 ソヴリン人の長。尊大な態度でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに宇宙獣アビリクスの討伐を命じる他、アニュラクス・バッテリーをロケットに持ち去られた際は討伐隊を組織させる。 甘崎
アダム
【あだむ】
 アダム・ウォーロック。失脚目前のソヴリン人指導者アイーシャによってプログラムされて作られた完璧なソヴリン人。スタッフロール後にアイーシャによって「息子よ」と呼ばれ誕生する。 甘崎
アニュラクス・バッテリー
【あにゅらくす-ばってりー】
 ソヴリン人が最も大切とするバッテリー。ロケットがこれをくすねてしまったため、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはソヴリン人にとって宿敵となってしまう。 甘崎
アビリクス
【あびりくす】
 凶悪な宇宙獣。惑星ソヴリンのアニュラクス・バッテリーを狙って到来する。 甘崎
エゴ
【えご】
 惑星エゴが作り出した人間態でピーターの実の父。その目的は惑星エゴを滅ぼさぬため、エゴの子ども達を惑星に吸収させることだった。役はカート・ラッセル。 甘崎
ガモーラ
【がもーら】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。ピーターのことは憎からず思っているが、ベタベタされることは嫌いなのでさりげなく拒否している。妹のネビュラを捕まえる為にソヴリン人への協力を承諾した。役はゾーイ・サルダナ。 甘崎
クラグリン
クラグリン 画像 <A> <楽>
【くらぐりん】
 ラヴェジャーズの一員。テイザーフェイスの反乱に同意するが、テイザーフェイスについていけず、ヨンドゥを脱出させる手伝いをする。ヨンドゥの死によってヤカの矢を受け継ぐ。役はショーン・ガン。 甘崎
グルート
グルート 画像 <A> <楽>
【ぐるーと】
 前作ラストで死んだグルートの体から再生された新しいグルートで、拳大の幼い容姿をしている。記憶は継承していないらしいが、喋る言葉が「アイ・アム・グルート」だけなのは前作通り。 甘崎
スタカー
【すたかー】
 スタカー・オゴルド。ラヴェジャーズ全軍のリーダー。独自の判断で動くヨンドゥに対して厳しい態度を取っていたが、ヨンドゥの死に際しては真っ先に駆けつけた。役はシルヴェスター・スタローン。 甘崎
ソヴリン人
【そう゛りん-じん】
 女王アイーシャをいだく惑星ソヴリンの住民。宇宙で最も優秀な民族であると言う誇りを持ち、基本的に肉体労働をしない。 甘崎
タルク
【たるく】
 ヨンドゥの配下で、テイザーフェイスの反乱に際し、ヨンドゥを裏切ることは出来ないと言ったために処刑されてしまった。 甘崎
テイザーフェイス
【ていざーふぇいす】
 ラヴェジャーズの一員。ピーターに対して甘すぎるヨンドゥに対して反旗を翻し、ヨンドゥを拘束して自らリーダーとなる。役はクリス・サリヴァン。 甘崎
デヴィッド
【でう゛ぃっど】
 デヴィッド・ハッセルホフ。アメリカのテレビスター。幼少時のピーターの憧れで、ピーターを喜ばせるためにエゴがその姿を取ったこともある。役は本人。 甘崎
天界人
【てんかい-じん】
 人間の上位的存在で、神に近い存在。エゴはその一員。 甘崎
ドラックス
ドラックス 画像 <A> <楽>
【どらっくす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。猪突猛進の性格は相変わらずだが、表裏なくなんでも口にしてしまうことから、時に鬱陶しがられたり、時に愛されたり。 甘崎
ネビュラ
ネビュラ 画像 <A> <楽>
【ねびゅら】
 ガモーラの妹。肉体に多数の改造を施されたサノスの部下だったが、現在はソヴリン人に捕らえられてしまっている。アビリクスを撃退したガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに報酬として与えられた。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 ハワード・ザ・ダック。酒場で女性に囲まれて酒を飲んでいるところを目撃される。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 ピーター・クィル。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。ソヴリン人の依頼を受け、アニュラクス・バッテリーを守るが、逆にそのために追われる身となってしまう。天界人のエゴの息子であったことが発覚した。役はクリス・プラット。 甘崎
ベビー・グルート
【べびー-ぐるーと】
 グルートの幼生体の呼称。 甘崎
マンティス
マンティス 画像 <A> <楽>
【まんてぃす】
 エゴに育てられた女性。人の精神をコントロールすることができ、彼女がいないとエゴは眠ることができない。 甘崎
ミラノ号
【みらの-ごう】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーメンバーの宇宙船。ピーターが買ったおんぼろで、ソヴリン人の襲撃でほぼ完全に大破。 甘崎
メレディス
【めれでぃす】
 ピーターの母親。エゴが異星人である事を承知で付き合い、一人でピーターを産んだ。 甘崎
ヨンドゥ
【よんどぅ】
 ヨンドゥ・ウドンタ。ラヴェジャーズリーダーで、ピーターの育ての親。実は過去エゴからピーターを連れてくるよう依頼されたのを無視したのは、エゴの本性を知っていたから、ピーターの命を救ったと言う事が発覚する。 甘崎
ラヴェジャーズ
【らう゛ぇじゃーず】
 ヨンドゥをリーダーとする海賊団で、ピーターが育った環境。何事にもピーターに対して甘いヨンドゥは部下たちの信頼を失い、リーダーはテイザーフェースに奪われてしまう。 甘崎
ロケット
ロケット 画像 <A> <楽>
【ろけっと】
 アライグマ型の異星人で、グルートの保護者。非常に口が悪い上に手癖が悪く、ソヴリン人が大切にしているバッテリーを盗んでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの危機を招く。 甘崎
惑星エゴ
【わくせい-えご】
 思考能力を得た惑星。分身となるエゴを生み出し、宇宙各地へと向かわせる。その目的は宇宙の全てを知ることと、そこでエゴに生ませた子どもを吸収すること。 甘崎
惑星ソヴリン
【わくせい-そう゛りん】
 宇宙で最も科学が進んだ星の一つ。ここで創られるアニュラクス・バッテリーは宇宙で最も高価なバッテリーとされる。 甘崎
名称
【】
  甘崎

アントマン&ワスプ

<A> <楽>
ケヴィン・ファイギ
スティーヴン・ブルサード
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
チャールズ・ニューワース
スタン・リー(製)
クリス・マッケナ
エリック・ソマーズ
ポール・ラッド
アンドリュー・バレル
ガブリエル・フェラーリ(脚)
ポール・ラッド
エヴァンジェリン・リリー
マイケル・ペーニャ
ウォルトン・ゴギンズ
ハナ・ジョン=カーメン
デヴィッド・ダスト
ティップ・“T.I.”・ハリス
ジュディ・グリア
ボビー・カナヴェイル
ランドール・パーク
アビー・ライダー・フォートソン
ミシェル・ファイファ
ローレンス・フィッシュバーン
マイケル・ダグラス
ディヴィアン・ラドワ
マイケル・セルヴェリス
リアン・スティール
ダックス・グリフィン
ヘイリー・ラヴィット
ラングストン・フィッシュバーン
レイリン・ブラッテン
マデリーン・マックグロウ
スタン・リー
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ソコヴィア協定の賛否を巡りキャプテン・アメリカ側で戦ったアントマン=スコット・ラング(ラッド)は前科者となってしまった。司法取引でアメリカに送られたものの、アントマンとしての活動は禁止されてしまう。二年の軟禁生活を終える直前、スコットは粒子世界の夢を見、かつて粒子世界に消えた初代ワスプのジャネット(ファイファー)がそこで助けを待っている光景を見る。そこで絶縁状態だったハンク・ピム(ダグラス)とその娘ホープ(リリー)と連絡を取ってみることにした。

 マーベル・シネマティック・ユニヴァースも本作で20作目。シビル・ウォー キャプテン・アメリカ(2016)の二年後にあたり、アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018)と同じ時間軸で展開する。サノスがインフィニティ・ガントレットを発動するその瞬間までの話なので、アフリカでアベンジャーズ達が戦ってる背後でアメリカでは何が起こっていたかを描く事になる。
 それで何をやっていたかというと、ストレートでヒロイックな救出劇だった。
 本作の目的はかつて限度を超えた縮小をしてしまい粒子の世界に行ってしまったジャネットを救うこと。それは違法な方法なので、そこに至るまでのアクションを描く事になる。その過程がとてもストレートで、こう言っては何だが、昔懐かしい古いSFヒーロー作品そのまんま。その分安心できるというか、なんか見慣れた感じ。
 ストーリーの弱さの問題は、主人公のスコットのモチベーションの低さによるものだろう。一作目の『アントマン』ではいろんな意味で崖っぷちからの脱出劇だったためにスコットのモチベーションが高く、それが緊張感を与えていたが、この作品ではスコットは基本的に満たされた状態のために、どうしてもテンションが低くなる。
 観ていてテンションの低さが分かるため、ストーリーが今ひとつと言った感じになってしまった。
 MCUの中に入れるには些か単純すぎる話だが、MCUは幅があるので、こう言うのもあって良いんだろう。

 むしろこの作品で重要なのは後にシリーズのキーとなる粒子世界の存在と、ラストシーンでその粒子世界の中に残されてしまったスコットの存在となるだろう。この話が意味を持つのは『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)になってから。そのための予習として観るべき作品である。

 

アニトロブ
【あにとろぶ】
 ソニー・バーチの部下。 甘崎
アントマン
【あんと-まん】
 スコット・ラングがスーツを装着して伸縮自在となったヒーローの名称。大きさは自由自在で、巨大化も出来る。極小となると量子世界にも入り込める。 甘崎
ウーズ
【うーず】
 ソニー・バーチの部下で拷問官。薬物を用いた精神汚染を得意とする。 甘崎
エイヴァ
【えいう゛ぁ】
 エイヴァ・スター。ゴーストの本名。 甘崎
カート
【かーと】
 スコットの元泥棒仲間。今はルイスの設立した警備会社の社員に収まっている。 甘崎
キャシー
【きゃしー】
 スコットとマギーの子。マギーが育てているが、自由にスコットの家に来ることも許されている。 甘崎
ゴースト
【ごーすと】
 エイヴァ・スターのコード名。意志によって物質をすり抜ける能力を持つミュータント。全身を苦痛に苛まれており、あと数週間の命で、生き延びるために量子世界に可能性を見いだしている。 甘崎
ジム
【じむ】
 ジム・パクストン。マギーの現在の夫。スコットとも良好な関係を保っている。 甘崎
ジャネット
【じゃねっと】
 初代ワスプ。かつて体を極小化しすぎたために量子世界に消えてしまった。今も生きている。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・ラング。アントマンとなる男。先のシビル・ウォーではキャプテン・アメリカ側についたため、コソヴィア協定違反で二年間の軟禁生活を送っていた。 甘崎
スタルツ
【すたるつ】
 ジミー・ウーの配下のFBI捜査官。実はソニーのスパイをしている。 甘崎
ソコヴィア協定
【そこう゛ぃあ-きょうてい】
 キャプテン・アメリカとアイアンマンとの亀裂の元となった協定。スコットはキャプテン・アメリカ側に付いたため、二年間の謹慎処分を受ける。 甘崎
ソニー
【そにー】
 ソニー・バーチ。闇市のディーラー。ハンクとホープは彼に渡りをつけて量子トンネルを完成させようとしていた。 甘崎
デイヴ
【でいう゛】
 スコットの元泥棒仲間。今はルイスの設立した警備会社の社員に収まっている。 甘崎
ノックス
【のっくす】
 ソニー・バーチの手下。 甘崎
バーリー
【ばーりー】
 ジミー・ウーの配下のFBI捜査官。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・ピム。ピム粒子を発見した科学者で初代アントマン。量子世界に消えた妻のジャネット救出のための研究を続けている。 甘崎
ピム粒子
【ぴむ-りゅうし】
 あらゆる物体の大きさと質量を変える特殊な粒子。限界以上に用いると量子世界へと入れる。 甘崎
ホープ
【ほーぷ】
 ハンクとジャネットの娘でハンクの助手としてジャネット救出の為の研究をしている。二代目ワスプ。 甘崎
マギー
【まぎー】
 スコットの元妻。現在スコットとは良好な関係で、娘のキャシーがスコットのところにいくことを許している。 甘崎
量子トンネル
【りょうし-とんねる】
 ピム粒子によって量子世界に行った際、その行き先を示すことが出来る特殊機材。ハンクによって理論は完成していたが、完成には莫大な金がかかるために装置自体は未完成。 甘崎
ルイス
【るいす】
 元スコットの盗賊仲間。今は蟄居中のスコットの家に住み込んで警備会社を設立して社長となっている。 甘崎
ワスプ
【わすぷ】
 アントマン同様極小レベルになれるスーツおよびスーツを装着した人物のこと。初代はジャネットで、現在は二代目となるホープ。アントマンとの違いは羽根があって自分で飛べること。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ブラックパンサー

<A> <楽>

 

アヨ
【あよ】
 ドーラ・ミラージュの隊員。王子時代のティ・チャラと共に『シビル・ウォー』にも登場していた。 甘崎
ヴィヴラニウム
ヴィヴラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃう゛らにうむ】
 遠い昔に地上に落下した特殊金属。エネルギーの塊として用いられる他、武器などにも使われるが、加工は極めて難しく、鉱脈のあるワカンダでは代々の王族によって秘密が守られ続けている。 甘崎
ウィンターソルジャー
【うぃんたー-そるじゃー】
 バッキーのコード名。自らの意思でワカンダに封印されていたが、最後に目覚めさせられる。 甘崎
ウカビ
【うかび】
 ワカンダを守護するボーダー族のリーダー。ワカンダの力を世界に示したいという願いがあり、それを実現させるものとしてエリックの王位継承を歓迎した。 甘崎
ウンジョブ
【うんじょぶ】
 ティ・チャカの弟でキルモンガーの父親。過去アメリカでアフリカ系住民が虐げられていることを知り、革命を起こそうと考えていたが、危険思想とされて兄のティ・チャカによって粛正された。 甘崎
エヴェレット
【えう゛ぇれっと】
 エヴェレット・ロス。CIA職員で、クロウを捕まえるために韓国に行き、そこでティ・チャラと鉢合わせする。戦いの中で脊髄に損傷を受けるが、ワカンダで治療を受ける。 甘崎
エムバク
【えむばく】
 ジャバリ族リーダー。ティ・チャラの王位継承に異を唱え、儀式に則って挑戦した。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・スティーヴンス。コードネームは“キルモンガー”。ワカンダの王族の息子。アメリカ生まれと育ちで、傭兵として長く働いていたが、従兄のティ・チャラがワカンダ王になったことを知って帰国。ティ・チャラに挑戦する。 甘崎
オコエ
【おこえ】
 ワカンダ王親衛隊隊長。自らも戦闘に赴き、ブラックパンサーのサポートを行う。 甘崎
キルモンガー
【きる-もんがー】
 傭兵時代のエリックのコードネーム。ワカンダ王となった際、ブラックパンサーの尊称は継がず、キルモンガーを名乗る。 甘崎
ジャバリ族
【じゃばり-ぞく】
 ワカンダの古代部族。唯一王朝とは距離を取っており、雪を抱いた山岳地帯に住む武闘部族。 甘崎
シュリ
シュリ 画像 <A> <楽>
【しゅり】
 ティ・チャラの妹で王女。天才科学者で、ブラックパンサースーツMkIIを作り上げた。現在のワカンダのインフラを一手に束ねている。 甘崎
神秘のハーブ
【しんぴ-の-はーぶ】
 ワカンダに伝わる特殊な植物から抽出される薬品。これを吸引することで歴代のブラックパンサーと出会い、彼らに認められることで新たなブラックパンサーに認められる。 甘崎
ズリ
【ずり】
 ワカンダの高僧。かつてはティ・チャカ王のスパイとして働いていた。現在はティ・チャラの良き相談相手となっている。 甘崎
ティ・チャカ
【てぃ-ちゃか】
 ワカンダの前国王。立派な王だったが、ワカンダの秘密を 甘崎
ティ・チャラ
ティ・チャラ 画像 <A> <楽>
【てぃ-ちゃら】
 ワカンダの若き王。先祖の試練をくぐり抜け、ブラックパンサーとなった。 甘崎
ドーラ・ミラージュ
ドーラ・ミラージュ 画像 <A> <楽>
【どーら-みらーじゅ】
 ワカンダ王親衛隊。王自身の戦闘力が誰よりも高いため、主にサポートが任務となる。 甘崎
ナキア
ナキア 画像 <A> <楽>
【なきあ】
 ワカンダの女スパイでティ・チャラの幼なじみ。お互いに好き合っているが、すれ違いが続き、なかなか仲が進展しない。 甘崎
バッキー
【ばっきー】
 バッキー・バーンズ。ウィンターソルジャーの本名。 甘崎
ハヌマン
【はぬまん】
 ジャバリ族が信仰するゴリラの姿をした神。 甘崎
ブラックパンサー
ブラックパンサー 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-ぱんさー】
 古来ワカンダの王がなる豹の魂を宿した戦士。 甘崎
ユリシーズ
【ゆりしーず】
 ユリシーズ・クロウ。ヴィヴラニウムの密輸商人でキルモンガーを部下として使っていた。かつてウルトロンに左手を切断され、義手を使っている。キルモンガーの裏切りによって命を落とす。 甘崎
ラモンダ
ラモンダ 画像 <A> <楽>
【らもんだ】
 ティ・チャカの妻でティ・チャラの母。ワカンダ王国の女王。 甘崎
ワカンダ
ワカンダ 画像 <A> <楽>
【わかんだ】
 アフリカにある国で、ティ・チャラが国王に就いた。 甘崎
名称
【】
  甘崎

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

<A> <楽>
2018年
ルッソ兄弟

 

アイアン・スパイダー
【あいあん-すぱいだー】
 トニーがパーカーに与えた最新型のスパイダーマンスーツ。ナノマシンで形成され、ピーターの意思で様々な形態を取る事が出来る。蜘蛛のような脚を出すことが出来るようになった。 甘崎
アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニー・スターク専用のパワードスーツ。現在のマーク50はナノメタルの集合体。 甘崎
アウトライダーズ
【あうと-らいだーず】
 サノス配下の兵士。 甘崎
アガモットの眼
アガモットの眼 画像 <A> <楽>
【あがもっと-の-め】
 ドクター・ストレンジが胸に下げているメダイ状のペンダント。時を自由に操る事が出来るアイテムで、中にはインフィニティ・ストーンの一つタイム・ストーンが収められている。 甘崎
アスガルド
アスガルド 画像 <A> <楽>
【あすがるど】
 ソーとロキの故郷。先のラグナロクによって星は滅ぼされてしまった。 甘崎
アヨ
【あよ】
 ワカンダの女戦士。 甘崎
インフィニティ・ガントレット
【いんふぃにてぃ-がんとれっと】
 サノスが左手にはめる金色のグローブ。六つのインフィニティ・ストーンを入れる台座があり、全てが揃った時インフィニティ・ストーンの力全てを使える。 甘崎
インフィニティ・ストーン
【いんふぃにてぃ-すとーん】
 宇宙に6つ存在する宝石。それぞれスペース・ストーン、リアリティ・ストーン、パワー・ストーン、ソウル・ストーン、マインド・ストーン、タイム・ストーン。一つ一つが強大なパワーを持つが、6つを手に入れればミラクルパワーを使うことが出来る。ここでは「指を鳴らせば全宇宙の半分の生命を消し去る」ために用いられる。 甘崎
ヴィジョン
【う゛ぃじょん】
 額にマインド・ストーンを持つ半機械生命体。かつてアヴェンジャーズの一員だったが、トニーの元から去り、ブラック・ウィドウと共に潜伏している。 甘崎
ウォーマシーン
【うぉー-ましーん】
 ローディのコード名。装着するアイアンマンの色違いのスーツの名称でもある。現在マーク4で重装備仕様。 甘崎
ウォン
ウォン 画像 <A> <楽>
【うぉん】
 カーマ・タージ書庫の番人。今回はドクター・ストレンジと共に前線に出ている。ストレンジが宇宙に行った後はニューヨークサンクタムを守護することになった。 甘崎
エイトリ
【えいとり】
 惑星ニダベリアに住むドワーフの最後の一人。サノスにインフィニティ・ガントレットを作った本人で、ソーの依頼を受け、ムジョルニアに代わる斧ストーム・ブレイカーを作り出す。 甘崎
エボニー・マウ
【えぼにー-まう】
 サノス配下の闇の魔術師。ドクター・ストレンジの持つインフィニティ・ストーンを狙って地上に来る。 甘崎
エムバク
【えむばく】
 ワカンダのジャバリ族リーダー。アウトライダーズとの戦いに部族を率いて参戦している。 甘崎
オコエ
【おこえ】
 ワカンダの女戦士。 甘崎
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 画像 <A> <楽>
【がーでぃあんず-おぶ-ぎゃらくしー】
 ピーター・クィルをリーダーとする宇宙船ミラノ号の乗組員達の総称。 甘崎
カマー・タージ
カマー・タージ 画像 <A> <楽>
【かまー-たーじ】
 チベットを本拠地にする魔術師達の集まり。ドクター・ストレンジはその一員で、ニューヨークのサンクタムの守護者。 甘崎
ガモーラ
【がもーら】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。過去サノスによって暗殺者として育てられてきたが、実はサノスが唯一愛する存在だった。 甘崎
カル・オブシディアン
【かる-おぶしでぃあん】
 サノス配下の巨漢の用心棒。喋る事は無かった。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 本名スティーヴ・ロジャーズ。かつてアベンジャーズリーダーだったが、現在は表立たずに世界の平和のために戦っている。ヴィジョンが襲われた時に助けに現れた。象徴となる盾を失ったため、現在は両手に武器兼用となる盾を装着している。 甘崎
Qシップ
【きゅー-しっぷ】
 サノス配下が使用するドーナツ型の大型宇宙船。 甘崎
クインジェット
【くいん-じぇっと】
 S.H.I.E.L.D.の貨物船兼戦闘船。現在はアベンジャーズによって使用されている。 甘崎
グルート
グルート 画像 <A> <楽>
【ぐるーと】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員の植物型宇宙人。ゲーム好きで放っておくと籠もってレトロゲームばかりしているが、相棒のロケットの言う事ならほぼなんでも聞く。 甘崎
コーヴァス・グレイブ
【こーう゛ぁす-ぐれいぶ】
 サノス配下の巨大な戦士。戦いでは槍斧を豪快に扱うが、意外に知略に長けている。 甘崎
コレクター
【これくたー】
 本名タニリーア・ティバン。惑星規模の巨大な倉庫を持つ富豪。宇宙獣の珍しいものを集めているためこう呼ばれる。インフィニティ・ストーンの一つリアリティ・ストーンを保有していたが、サノスによって奪い去られていた。 甘崎
サディアス
【さでぃあす】
 サディアス・ロス。アメリカ国務長官。アベンジャーズの権限を限定するソコヴィア協定の推進者でもある。アベンジャーズ本部に現れたスティーヴを糾弾するが、そこに居合わせた全員から無視される。 甘崎
サノス
【さのす】
 タイタン族の最後の生き残り。この宇宙の調停者を名乗り、宇宙の均衡を保つため、全生物の半分を消し去ろうという野望を持つ。それを可能とするインフィニティ・ストーンを探し求めていたが、全ての在処が分かったことから、自ら回収を始める。 甘崎
サム
【さむ】
 サム・ウィルソン。ファルコンの本名。 甘崎
サンクタム
【さんくたむ】
 ドクター・ストレンジが守る聖域。マルチバース全てを監視している。 甘崎
サンクチュアリII
【さんくちゅあり-つー】
 サノスの宇宙船。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・ローディ。アベンジャーズ本部付きの武官。シビル・ウォー事件で重傷を負い、今も治っていない。 甘崎
シュリ
シュリ 画像 <A> <楽>
【しゅり】
 ティ・チャラの妹で天才技術士。ヴィジョンの額からのマインド・ストーン摘出手術を行う。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ 画像 <A> <楽>
【すかーれっと-うぃっち】
 元アベンジャーズの一員。現在はヴィジョンの恋人として共に逃亡生活を送っている。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。キャプテン・アメリカの本名。 甘崎
スティーヴン
【すてぃーう゛ん】
 スティーヴン・ストレンジ。Dr.ストレンジの本名。 甘崎
ステイツマン
【すていつまん】
 滅びたアスガルドからの脱出船。最初にサノスに遭遇する。 甘崎
ストーム・ブレイカー
ストーム・ブレイカー 画像 <A> <楽>
【すとーむ-ぶれいかー】
 ドワーフのエイトリがソーのために作り出した斧状武器。柄はグルートが自らの腕を切って差し出している。ムジョルニアと同等の力を持ち、ビフレストの剣同様虹の橋ビフレストを開く能力を持つ。 甘崎
スパイダーマン
【すぱいだー-まん】
 ピーター・パーカーが扮するコスチュームヒーロー。トニーから正式にアベンジャーズの一員と認められ、与えられた最新スーツのアイアン・スパイダーで参戦する。 甘崎
スペース・ストーン
【すぺーす-すとーん】
 四次元キューブの中に入っていたインフィニティ・ストーン。空間を操る事が出来る。かつて地球でヒドラによって使用されたが、その後ロキが保有することとなった。 甘崎
全てだ サノス
【すべて-だ】
 6つのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスに幻影のガモーラが「何と交換したのか?」と訊ねられた際に発した台詞。 甘崎
ソウル・ストーン
【そうる-すとーん】
 魂を司るインフィニティ・ストーン。インフィニティ・ストーンの中で唯一行方が分からなかったが、ガモーラがその場所を知っており、ネビュラを人質にサノスがそれを聞き出す。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 アスガルド人王子で、宇宙を流浪するアスガルドの指導者だったが、サノスに襲われ、民の半分とロキを殺され、サノスに対して復讐を誓う。先の戦いで失われた目の代わりにロケットからもらった義眼を付け、ムジョルニアの代わりに斧ストームブレイカーを手に入れた。 甘崎
タイム・ストーン
【たいむ-すとーん】
 時を司るインフィニティ・ストーンの一つ。ドクター・ストレンジが保有するアガモットの眼の本体。 甘崎
タニリーア
【たにりーあ】
 タニリーア・ティバン。コレクターの本名。 甘崎
ティ・チャラ
ティ・チャラ 画像 <A> <楽>
【てぃ-ちゃら】
 ワカンダ国王。ブラック・パンサーの本名。 甘崎
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【どくたー-すとれんじ】
 本名スティーヴン・ストレンジ。ニューヨークでマルチバースを守る守護者。 甘崎
トニー
トニー 画像 <A> <楽>
【とにー】
 トニー・スターク。現在一応のアベンジャーズリーダーとなっているが、かつてのシビルウォー事件によってアベンジャーズも空きが多くなり、本人も個人的な活動が主になっている。ドクター・ストレンジから連絡を受けて、サノスの侵攻を知り、タイム・ストーンを持つストレンジが連れされられた際に自ら助けに乗り出す。結果としてストレンジ、スパイダーマンと共に惑星タイタンまで連れて行かれる。 甘崎
ドラックス
ドラックス 画像 <A> <楽>
【どらっくす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。怪力キャラ。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。元アベンジャーズ長官。現在はトニーの協力者として活動を続けている。サノスの粛正の対象となって消えてしまったが、最後に誰かに連絡をしていた。 甘崎
ネクロクラフト
【ねくろくらふと】
 ミラノ号に収納されているネビュラ保有の小型戦闘機。惑星タイタンでの戦いではサノスに体当たりを仕掛けている。 甘崎
ネッド
【ねっど】
 ピーター・パーカーの同級生で親友。ピーターと共にニューヨークに来たところを宇宙船を目撃する。 甘崎
ネビュラ
ネビュラ 画像 <A> <楽>
【ねびゅら】
 ガモーラの妹。サノスの持ち駒の暗殺者だったが、現在はサノスを裏切ってガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに身を寄せている。 甘崎
ノーウェア
【のーうぇあ】
 コレクターの保有する惑星。惑星全体が倉庫になっている。 甘崎
バッキー
【ばっきー】
 バッキー・バーンズ。過去ウィンターソルジャーと呼ばれたスティーヴの親友。ワカンダでコールドスリープ状態にあったが、危機を感知した国王ティ・チャラによって目を覚まさせられ、ホワイトウルフというコード名を与えられた。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ソーに率いられ、アスガルドから脱出した宇宙船ステイツマンに同乗していた。サノスの襲撃に対し、攻撃をかけるがサノスのパワーに敗北し、以降表面に出なくなってしまった。 甘崎
ハルク・バスター・マーク2
【はるく-ばすたー-まーく-つー】
 ワカンダでコピーされたアイアンマン・マーク44。元々はアイアンマンが乗ることを前提に、ハルクを抑えるために作られたものだが、こちらは誰でも操縦出来る。皮肉なことにハルク本人であるブルース・バナーが操縦してワカンダでの戦いに参戦する。 甘崎
パワー・ストーン
【ぱわー-すとーん】
 ザンダー星に保管されていたオーブから取り出されたインフィニティ・ストーン。使用者に無限の力を与える。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 @ピーター・パーカー。スパイダーマンとなる青年。たまたまニューヨークに来たところでブラックオーダーの襲撃に遭う。
 Aピーター・クィル。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。 甘崎
ビフレスト
【びふれすと】
 ビフレストの剣によって呼び出される虹の橋。これによって多元宇宙の大半の場所に瞬時に移動出来る。 甘崎
ビフレストの剣
【びふれすと-の-けん】
 アスガルドの中心にある特殊な剣で、これを使うことによって次元の扉を開く事が出来る。アスガルド崩壊後、使い手のヘイムダルが持ち出していた。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 本名サム・ウィルソン。キャプテン・アメリカと共に3年前にアベンジャーから抜け、現在は共に世界平和のために戦い続けている。 甘崎
F.R.I.D.A.Y.
【ふらいでー】
 アイアンマンのサポートAI。本体はスタークタワーにあるため、宇宙での戦闘では登場しない。 甘崎
ブラックオーダー
【ぶらっく-おーだー】
 サノス配下の軍団。 甘崎
ブラックパンサー
ブラックパンサー 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-ぱんさー】
 ワカンダ国王ティ=チャラのヒーロー名。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。ハルクに変身する科学者。ハルクがサノスに対する恐怖から引っ込んでしまったため、基本的にブルースのまま戦わざるを得なくなる。ワカンダに置かれていたハルクバスターに乗って戦うが、これが大きな皮肉になってる。 甘崎
プロキシマ・ミッドナイト
【ぷろきしま-みっどないと】
 ブラック・オーダー幹部の女戦士。 甘崎
ヘイムダル
ヘイムダル 画像 <A> <楽>
【へいむだる】
 アスガルドで次元の扉を開くビフレストの剣を使う剣士。瀕死の重傷を受けながら、ソーを救うためにビフレストの剣を使い、地球に転送させる。 甘崎
ペッパー
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【ぺっぱー】
 ペッパー・ポッツ。トニーの恋人。トニーは彼女とデート中にドクター・ストレンジから呼び出しを受ける。 甘崎
ホワイトウルフ
【ほわいと-うるふ】
 ワカンダで目覚めたバッキーに与えられたコード名。 甘崎
マーク50
【まーく-ふぃふてぃ】
 トニー・スタークが作り上げた最新型のアイアンマンスーツ。ナノマシンの集合体で、どれほど破壊されてもナノマシンが残っている限り再生する。 甘崎
マインド・ストーン
【まいんど-すとーん】
 ヴィジョンの額についている思考と精神を司るインフィニティ・ストーン。 甘崎
マリア
【まりあ】
 元S.H.I.E.L.D.副長官。現在はニックの副官を務めている。 甘崎
マルチバース
【まるち-ばーす】
 多元宇宙のこと。ある程度までこれを見通せるのはアガモットの目を持つドクター・ストレンジだけ。 甘崎
マンティス
マンティス 画像 <A> <楽>
【まんてぃす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。人の精神に入り込む能力を持ち、時に人を操ることも出来る。 甘崎
ミラノ号
【みらの-ごう】
 ピーター・クィルの個人的な持ち船。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの本拠地。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 先の戦いでソーが失った武器。これに変わる武器を求めソーはドワーフの力を借りる。 甘崎
四次元キューブ
【よ--じげん-きゅーぶ】
 アスガルドの宝。中にはインフィニティ・ストーンの一つスペース・ストーンが収められている。アスガルド脱出の際、ロキによって持ち出されたが、サノスに破壊され、スペース・ストーンを奪われた。過去これも地球にあり、ヒドラが保有していた。 甘崎
ヨハン
【よはん】
 ヨハン・シュミット。通称レッドスカル。元ヒドラのリーダー。 甘崎
リアリティ・ストーン
【りありてぃ-すとーん】
 アスガルドの地下深くに封印されていたエーテル。本物と見まごう幻術を見せる事が出来る。コレクターの元にあったが、サノスによって奪い去られた。 甘崎
レッドスカル
【れっど-すかる】
 ヨハン・シュミットの通称。かつて四次元キューブに触れてしまったことから惑星ヴォーミアに転送され、そこでソウル・ストーンの守護者となった。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 ジェームズ・ローズの愛称。 甘崎
ロキ
【ろき】
 ソーの義弟。ソーと共にステイツマンでアスガルドを脱出したが、その際インフィニティストーンの一つスペース・ストーンが入った四次元キューブを持ち出していた。このスペース・ストーンをサノスに差し出す代わりに助命を願い、サノスを罠にはめようとしたが失敗して殺されてしまう。 甘崎
ロケット
ロケット 画像 <A> <楽>
【ろけっと】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員のアライグマ型宇宙人。ソーの男気に感化され、ソーと行動を共にする。 甘崎
ワカンダ
【わかんだ】
 アフリカにある超文明を持つ国家。ブラック・パンサーの故郷。 甘崎
惑星ヴォーミア
【わくせい-う゛ぉーみあ】
 最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンがある惑星。 甘崎
惑星ニダベリア
【わくせい-にだべりあ】
 ドワーフが住む惑星。惑星全部が工房で、様々な武器などを作っている。 甘崎
ワンダ
【わんだ】
 ワンダ・マキシモフ。スカーレット・ウィッチの本名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

キャプテン・マーベル

<A> <楽>
2018年
アンナ・ボーデン(監)

 

アベンジャー
【あべんじゃー】
 空軍時代のキャロルのコード名。これを知ったニック・フューリーは新たに結成される超人部隊の名称に選ぶ。 甘崎
ヴァース
【う゛ぁーす】
 クリー星人。エリート部隊スターフォースの一員だが、不思議な夢を見るようになり、記憶の混濁が起こるようになってしまう。 甘崎
ウェンディ
【うぇんでぃ】
 ウェンディ・ローソン。かつてアメリカ軍に籍を置いた女性科学者。四次元キューブを用いて実験機を飛ばす実験を行っていたが、実験中の事故で死亡してしまう。その正体はクリー人科学者マー・ベル。 甘崎
ウォーマシーン
【うぉー-ましーん】
 ジェームズ・ローガンのコードネーム。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 スティーブ・ロジャースのコード名。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
キャプテン・マーベル
キャプテン・マーベル 画像 <A> <楽>
【きゃぷてん-まーべる】
 全ての記憶を取り戻し、四次元キューブの力を使いこなせるようになったキャロルのコード名。 甘崎
キャロル
【きゃろる】
 キャロル・ダンバーズ。かつて地球にいた時のヴァースの名前。アメリカ空軍のテストパイロットだったが、ウィンディ・ローソン博士の開発したテスト機の飛行実験中に事故に遭ってしまう。その際テスト機のエンジンとして使われていた四次元キューブのパワーを取り込んでしまう。 甘崎
クインジェット
【くいん-じぇっと】
 S.H.I.E.L.D.が開発した高性能戦闘機。言及は無かったが、ローソン博士によるオーバーテクノロジーが込められているようだ。 甘崎
グース
【ぐーす】
 S.H.I.E.L.D.基地でキャロル達が接触した灰色猫。ニックはこの猫を溺愛し、どこにでも連れて行くのだが、その正体は凶悪な宇宙生物フラーケンで、危機に陥ると口から多数の触手を伸ばして敵を捕食攻撃する他、四次元キューブまで飲み込んでしまう。フューリーの左目をひっかいて失明させた。 甘崎
クリー
【くりー】
 銀河の大部分を掌握している星。強引な手法で星々を制圧しているため、多くの反乱を生んでいる。 甘崎
コラス
【こらす】
 スターフォースの一員。ヨン・ロッグの腹心で副官的立ち位置。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」ではオーブを巡りピーターと対立する。 甘崎
S.H.I.E.L.D.
【しーるど】
 戦略国土調停補強配備局。ニックがエージェントとして属している。 甘崎
ジェームズ
【じぇーむず】
 ジェームズ・ローガン。コードネームはウォーマシーン。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
スクラル
【すくらる】
 クリー人と銀河を二分する種族。実はもはや滅亡寸前で、人口もかなり少なくなっている。起死回生の策としてヴァースを味方に引き入れようとした。 甘崎
スターフォース
【すたー-ふぉーす】
 クリー人のエリート特殊部隊。ヴァースはここの一員。 甘崎
スティーブ
【すてぃーぶ】
 スティーブ・ロジャース。コード名キャプテン・アメリカ。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
スプリーム・インテリジェンス
【すぷりーむ-いんてりじぇんす】
 クリー星を管理している人工知能。スターフォースの指令はここから行われる。 甘崎
タロス
【たろす】
 スクラル人リーダーで、ヴァースを追って地球にやってきた。実は妻子を含めたスクラル人の行方不明者達の行方を探るためにヴァースの脳を探っていたことが分かる。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナスターシャ・キンスキー。コードネームはブラックウィドウ。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 ニック・フューリー。S.H.I.E.L.D.の中級エージェントで、落下した異星人の調査に向かい、そこでキャロルと遭遇する。この時点では両目とも無傷だったが、この戦いの際に左目の視力を失ってしまう。 甘崎
ハラ
【はら】
 クリー星の首都。ヴァースの属するスターフォースの本部が置かれている。 甘崎
フィル
【ふぃる】
 フィル・コールソン。S.H.I.E.L.D.の新人エージェントでニックと組んで調査に向かう。 甘崎
ブラックウィドウ
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャのコード名。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。全宇宙の半分の人間が消えた中、呆然としていたところをキャプテン・マーベルと出会う。 甘崎
ペイジャー
【ぺいじゃー】
 ニックが持つポケベル。キャロルによって改造され、宇宙のどこでもキャロルに通じるようになった。 甘崎
マー・ベル
【まー-べる】
 クリー人の科学者。四次元キューブが地球にあることを知って、その研究のために地球に来たが、そのまま地球人ウェンディ・ローソン博士として研究を続けていた。侵略戦争を続けるクリー星に嫌気がさしており、四次元キューブを平和利用のために用いようと考えたが、それが知られてクリー人の刺客が送り込まれて死亡。 甘崎
四次元キューブ
【よ-じげん-きゅーぶ】
 S.H.I.E.L.D.に保管されていた特殊なエネルギーキューブ。かつてヒドラが用いていたもので、本体はインフィニティ・ストーンの一つであるスペース・ストーン。 甘崎
ヨン・ロッグ
【よん-ろっぐ】
 クリー人部隊スターフォース隊長。ヴァースを鍛え上げた恩人だが、ヴァースの過去の全てを知り、記憶を封じ続けていた張本人でもある。 甘崎
ライトスピードエンジン
【らいと-すぴーど-えんじん】
 ローソン博士が開発していた超高性能エンジン。四次元キューブの力を用いた実験機。 甘崎
ロナン
【ろなん】
 ロナン・ジ・アキューザー。スターフォースの一員。極端なクリー至上主義者で、後にオーブを手に入れることになる。 甘崎
惑星トルファ
【わくせい-とるふぁ】
 スクラル人が拠点としている惑星。罠を張ってスターフォースを待ち構えていた。ヴァースは彼らが凶悪な異星人と思い込んでいたが、実はクリー人の最大の被害者だったことが発覚する。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

アベンジャーズ エンドゲーム

<A> <楽>
2019年
ルッソ兄弟

 

アイアン・スパイダー
【あいあん-すぱいだー】
 スパイダーマンのスーツ。デシメーションで消滅した時に装着していたスーツで、ラストバトルもこの姿で戦っている。 甘崎
アイアンパトリオット
アイアン・パトリオット 画像 <A> <楽>
【あいあん-ぱとりおっと】
 ウォーマシンの後継機で、最終決戦でローディが装着する。元はアメリカ軍で使用されていたものをパワーアップしたもので、マーク3となる。 甘崎
アイアンマン
アイアンマン 画像 <A> <楽>
【あいあん-まん】
 トニー・スタークのコード名(アーマー名)。デシメーション時にはマーク50。最終決戦ではマーク85が使用された。 甘崎
アガモットの眼
アガモットの眼 画像 <A> <楽>
【あがもっと-の-め】
 エンシェント・ワンの保有する大きなペンダント。中にはタイム・ストーンが収まっており、時を超えることが出来る。 甘崎
アスガルド
アスガルド 画像 <A> <楽>
【あすがるど】
 @故郷を失ったアスガルド人達が地球で土地をもらって作った小さな村。王となったソーがほぼ引きこもりとなってしまったため、地球人達とは距離を置いてつきあっている。
 Aソーの故郷の星。ヘラとスルトによって滅ぼされてしまった。 甘崎
アレクサンダー
【あれくさんだー】
 アレクサンダー・ピアース。かつてS.H.I.E.L.D.の指導者の一人だったが、実はヒドラのスパイだった。役はロバート・レッドフォードで、本作が最後の出演作となる。 甘崎
アントマン
【あんと-まん】
 スコット・ラングのコード名。 甘崎
インフィニティ・ガントレット
【いんふぃにてぃ-がんとれっと】
 6つのインフィニティ・ストーンの力を発動させるための籠手で、すべてのインフィニティ・ストーンを装着した状態で指を鳴らすと願いが叶う。サノスは左手にはめてデシメーションを引き起こした。その後デシメーションの効果を打ち消すためにトニーが右手用のものを作り出す。 甘崎
ウィンター・ソルジャー
【うぃんたー-そるじゃー】
 バッキー・バーンズのコードネーム。最後の戦いで参戦。 甘崎
ウォーマシーン
【うぉー-ましーん】
 トニー・スタークが作ったアイアンマンとは異なる系統のパワードスーツ。ローディが装備する。デシメーション時での戦いで大破。 甘崎
ウォン
ウォン 画像 <A> <楽>
【うぉん】
 魔術師の図書館を守る番人。ストレンジの盟友でもあり、最終決戦に参戦する。 甘崎
エドウィン
【えどうぃん】
 エドウィン・ジャーヴィス。ハワード・スタークの執事。トニーが後に作るコンピューターのJ.A.R.V.I.S.の名前の元となった。 甘崎
エムバク
【えむばく】
 ワカンダの奥地に住む部族の長。最終決戦でティ=チャラと共に参戦。 甘崎
エンシェント・ワン
【えんしぇんと-わん】
 2012年のニューヨークでハルクが行ったカーマ・タージで出会った人物。タイム・ストーンを収めたアガモットの眼を保有している。 甘崎
オーブ
【お−ぶ】
 パワー・ストーンが収められた卵形のアイテム。惑星モラグに保管されていた。 甘崎
オコエ
【おこえ】
 デシメーションを生き残ったワカンダ王国親衛隊隊長。ティ=チャラが消えた後のワカンダを治めている。 甘崎
ガモーラ
【がもーら】
 サノスがソウル・ストーンを取るために犠牲になった女性。過去に飛んだネビュラと出会い、未来に何が起こるかを知らされる。サノスと共に未来に飛んだ際、事情が分からないままアベンジャーズ側に立って戦う。 甘崎
キャシー
【きゃしー】
 キャシー・ラング。スコット・ラングの娘。デシメーションを生き残り、14歳となって登場してる。 甘崎
キャプテン・アメリカ
【きゃぷてん-あめりか】
 スティーヴ・ロジャースのコード名。アイアンマンと和解し、最後の戦いでは本来のヴィヴラニウムの盾を使って参戦。ソーのムジョルニアを使いこなせるようになり、そちらも使っていた。すべてが終わった後、スティーヴはこの称号を返上する。 甘崎
キャプテン・マーベル
キャプテン・マーベル 画像 <A> <楽>
【きゃぷてん-まーべる】
 キャロル・ダンバースのコード名。デシメーションを生き残り、ニック・フューリーの救難信号を受けて地球にやってきた。サノスを倒すために宇宙船を提供した。その後宇宙中を飛び回ってサノスによってダメージを負った星々の復興を手助けする。 甘崎
キャロル
【きゃろる】
 キャロル・ダンバース。スペース・ストーンの力によってパワーアップした地球人。 甘崎
クリント
【くりんと】
 クリント・バートン。ホークアイの本名。シビル・ウォー事件を契機にアベンジャーズを引退して家族とともに暮らしていたが、デシメーションによって家族全員が消えてしまう。家族を失ったことで自暴自棄となり、ローニンを名乗り世界中の悪人を殺して回っていたが、ナスターシャの呼びかけで再びアベンジャーズに戻る。 甘崎
グルート
グルート 画像 <A> <楽>
【ぐるーと】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。デシメーションで消滅した。 甘崎
コーグ
コーグ 画像 <A> <楽>
【こーぐ】
 ニューアスガルドにいる岩石魔人のクロナン人。元は惑星サカールの剣闘士だったがソート共に脱出し、ソーに付き合い続けている。 甘崎
サディアス
【さでぃあす】
 サディアス・ロス。元アメリカ陸軍将軍。ラストシーンのトニーの葬儀に出席していた。 甘崎
サム
【さむ】
 サム・ウィルソン。コード名はファルコン。スティーヴの親友だったが、デシメーションで消滅してしまった。 甘崎
サノス
【さのす】
 タイタン人。インフィニティ・ガントレットを用いてデシメーションを引き起こして宇宙の半分の生物を消し去った張本人。もう一度パワーを発動させ、インフィニティ・ストーンを消し去った。この時代で首を落とされて死亡したが、その後過去からこの時代にやってくる。 甘崎
サンダーボルト
【さんだー-ぼると】
 サディアスのコード名。 甘崎
ジェーン
【じぇーん】
 ジェーン・フォスター。2013年時点でマインド・ストーンを身に宿しており、その分離のためにアスガルドと訪れていた。 甘崎
ジャイアントマン
【じゃいあんと-まん】
 アントマンが巨大化した姿。かつては一度この姿になると体力を消耗しきってしまったが、最後の戦いではしばらくこのまま戦えるようになっていた。 甘崎
ジャスパー
【じゃすぱー】
 ジャスパー・シットウェル。かつてS.H.I.E.L.D.の一員だったが、実はヒドラのスパイだった。 甘崎
ジャネット
【じゃねっと】
 ジャネット・ヴァン・ダイン。ハンク・ピム博士の妻で初代ワスプ。彼女がかつて迷い込んだ粒子世界がサノス攻略の鍵となった。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ 画像 <A> <楽>
【すかーれっと-うぃっち】
 ワンダ・マキシモフのコード名。 甘崎
スコット
【すこっと】
 スコット・ラング。コード名はアントマン。量子世界探索中にデシメーションが起こり、現実世界に戻ることが出来なくなっていたが、五年後に帰還。量子世界での体感時間が数ヶ月だったことから、タイムトラベルが可能ではないかと推測する。 甘崎
スターロード
【すたー-ろーど】
 ピーター・クィルが勝手に名乗っているコード名。 甘崎
スティーヴ
【すてぃーう゛】
 スティーヴ・ロジャース。コード名はキャプテン・アメリカ。デシメーションを生き残り、消えた人々を取り戻すために様々努力を続けている。最後は過去から持ち出したインフィニティ・ストーンを返しに行き、本来自分のいるはずの時間軸にとどまった。 甘崎
スティーヴン
【すてぃーう゛ん】
 スティーヴン・ストレンジ。ドクター・ストレンジの本名。 甘崎
ストームブレイカー
【すとーむ-ぶれいかー】
 破壊されたムジョルニアに代わってソーが手に入れた斧状武器。 甘崎
ストーンキーパー
【すとーん-きーぱー】
 惑星ヴォーミアでソウル・ストーンを守っていた守護者レッドスカルのこと。 甘崎
スパイダーマン
【すぱいだー-まん】
 ピーター・パーカーのコード名。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 現アスガルド王。サノス急襲の時は率先して戦ったが、その後は目的を失って完全にクサッてしまい、ほぼ引きこもり状態になってしまう。 甘崎
タイム・ストーン
【たいむ-すとーん】
 黄色いインフィニティ・ストーン。時を操る力を持つ。 甘崎
ティ・チャラ
ティ・チャラ 画像 <A> <楽>
【てぃ-ちゃら】
 ブラックパンサーとなるワカンダの王。デシメーションで消滅したが、ラストバトルではワカンダの仲間を引き連れて登場。 甘崎
デシメーション
【でしめーしょん】
 サノスによって宇宙の半分の生物が消えてしまったこと。 甘崎
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【どくたー-すとれんじ】
 デシメーションによって消えた魔術師。すべての結果を見据えてお膳立てを整えて消えたため、5年後に復活できることは最初から織り込み済み。 甘崎
トニー
トニー 画像 <A> <楽>
【とにー】
 トニー・スターク。デシメーションを生き残り、ネビュラと共に地球に向かうが、サノスとの戦いで肉体は既にボロボロ。死にかけたところをキャプテン・マーベルに助けられ、地球へと戻り、生き残っていたペッパーと結婚。娘を得る。 甘崎
ドラックス
ドラックス 画像 <A> <楽>
【どらっくす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。デシメーションで消滅した。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。コード名はブラック・ウィドウ。 甘崎
ニック
ニック 画像 <A> <楽>
【にっく】
 元S.H.I.E.L.D.長官。デシメーションで消えたが、最後のトニーの葬儀で登場していた。 甘崎
ネッド
【ねっど】
 ネッド・リーズ。ピーター・パーカーの親友。デシメーションで消えていた。決戦後にピーターと再会していた。 甘崎
ネビュラ
ネビュラ 画像 <A> <楽>
【ねびゅら】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。デシメーションを生き残り、タイタン星にいたトニーを宇宙船に収容して地球を目指す。インフィニティ・ストーン回収の際は惑星モラグでピーターがオーブを回収する前にパワー・ストーンを奪う。その際サノスに忠誠を誓う過去の自分自身と出会ってしまい、サノスに捕らわれてしまう。すべての記憶を覗かれた上で過去のネビュラの方が地球に戻ってしまう。最終的にはサノスの宇宙船ごと現代に行き、過去の自分を処分する。 甘崎
バッキー
【ばっきー】
 バッキー・バーンズ。ウィンター・ソルジャーの本名。デシメーションで消えていたが、最後の戦いで参戦。ラストシーンでサムと共にキャプテン・アメリカの称号を受け継ぐ。 甘崎
ハッピー
ハッピー 画像 <A> <楽>
【はっぴー】
 ハッピー・ホーガン。トニー・スタークの運転手兼用心棒。デシメーションでどうなったかは不明だが、最後のトニーの葬儀に出席していた。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 緑色の無敵の巨人。精神はブルース・バナーの第二人格だったが、自己内対話によって精神の統合を果たした。基本はブルースの精神のとても穏やかなキャラクターに変わっている。命を奪われずにインフィニティ・ガントレットを使うことが出来たが、右手に大怪我を負ってしまい、最後の戦いではほとんど活躍出来なかった。 甘崎
パワー・ストーン
【ぱわー-すとーん】
 力を司るインフィニティ・ストーンの一つ。惑星モラグにあったオーブに収められており、ピーター・クィルに回収される直前にローディとネビュラに回収された。 甘崎
ハワード
【はわーど】
 @ハワード・スターク。トニーの父親。かつてウィンター・ソルジャーに殺害されていたが、その前の時代に飛んだトニーと出会う。
 Aハワード・ザ・ダック。カメオ出演で、ラストバトルの中に紛れ込んでいた。 甘崎
ハンク
【はんく】
 ハンク・ピム。ピム粒子を発見した科学者で、初代アントマン。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 @ピーター・パーカー。スパイダーマンの本名。デシメーションで消滅した。
 Aピーター・クィル。スターロードの本名。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーでデシメーションで消滅した。 甘崎
ピム粒子
【ぴむ-りゅうし】
 あらゆる物体の大きさと質量を変える特殊な粒子。ハンク・ピム博士によって発見され、実用化された。 甘崎
ファルコン
【ふぁるこん】
 サム・ウィルソンのコード名。最終決戦で参戦する。 甘崎
ブラック・ウィドウ
画像 <A> <楽>
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャ・ロマノフのコード名。デシメーションを生き残り、残されたヒーローの結束を強めようと努力する。惑星ヴォーミアソウル・ストーンを得る際、命をなげうつ。 甘崎
ブラックパンサー
ブラックパンサー 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-ぱんさー】
 ティ=チャラがマスクを装着したコード名。元々ワカンダの王は必ずこれになる。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。ハルクを生み出した科学者。長い自己内対話の結果、ハルクの姿と力をコントロールする術を学ぶ。 甘崎
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ 画像 <A> <楽>
【ぶりゅんひるで】
 デシメーションを生き延びたアスガルドの一員。滅んだはずのヴァルキリーの最後の生き残りでもある。ニューアスガルドでは新しいリーダーとなっている。ソーを半分見限っているが、それでも国をもり立てようと努力している。 甘崎
ブロック
【ぶろっく】
 ブロック・ラムロウ。かつてS.H.I.E.L.D.の一員だったが、実はヒドラのスパイだった。 甘崎
ペギー
【ぺぎー】
 ペギー・カーター。本名はマーガレット・エリザベス・カーター。第二次大戦時のスティーヴの恋人だった。既に故人だが、過去に遡ったスティーヴは彼女ともう一度出会って結婚したと言う。 甘崎
ペッパー
画像 <A> <楽>
【ぺっぱー】
 ペッパー・ポッツ。元スターク・インダストリーの職員。デシメーションを生き残り、トニーとの間に一人娘モーガンをもうける。最後の戦いでは黒いアーマーを纏って参戦する。 甘崎
ベネター号
【べねたー-ごう】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの宇宙船。惑星タイタンで取り残されたネビュラとトニーを乗せて地球に向かった。途中燃料がなくなったが、キャプテン・マーベルによって地球に運ばれた。 甘崎
ホークアイ
【ほーく-あい】
 クリントのコード名。一度引退してこの名称も返上していたが、再びアベンジャーズに復帰して再度この名称を使う。 甘崎
ホープ
【ほーぷ】
 ホープ・ヴァン・ダイン。二代目ワスプの本名。デシメーションで消滅した。 甘崎
マーク85
【まーく-えいてぃふぁいぶ】
 最終決戦で用いられたアイアンマンスーツ。背中にエアフラップがあり、任意で展開させることが出来る。 甘崎
マインド・ストーン
【まいんど-すとーん】
 かつて地球人ジェーン・フォスターの中にあったインフィニティ・ストーン。2013年にソーが回収した。 甘崎
マリア
【まりあ】
 マリア・ヒル。元S.H.I.E.L.D.副長官でニック・フューリーの秘書。デシメーション時にニックと共に消えたが最後のトニーの葬儀でニックと共に登場。 甘崎
マンティス
【まんてぃす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー。デシメーションで消滅した。 甘崎
ミーク
【みーく】
 コーグの相棒となる昆虫型宇宙人。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 ソーの持つハンマー型の武器。かつてヘラに破壊されてしまったが、2013年に戻ったソーはアスガルドで破壊前のものを持ってきた。おそらくは後に返したと思われる。最終決戦ではソーではなくキャプテン・アメリカが使っていた。 甘崎
メイ
【めい】
 ピーター・パーカーの叔母。トニーの葬儀に参列していた。 甘崎
モーガン
【もーがん】
 トニーとペッパーの間の娘。 甘崎
レッドスカル
【れっど-すかる】
 惑星ヴォーミアでソウル・ストーンの守護者。ホークアイとブラック・ウイドウを迎え、試練を与える。 甘崎
ローディ
【ろーでぃ】
 本名ジェームズ・ローズ。コード名はウォーマシン。シビル・ウォーで脊髄を損傷したため、日常生活には不便しているが、アーマーを装着すると普通通り戦う事が出来る。 甘崎
ローニン
【ろーにん】
 殺し屋をしていたときのクリントが名乗っていた名称。ちなみに劇中ではこう呼ばれる事は無かった。 甘崎
ロキ
【ろき】
 ソーの弟でサノスによって殺されている。過去に戻ったアベンジャーズ達が2012年のニューヨークおよび2013年のアスガルドで遭遇した。 甘崎
ロケット
ロケット 画像 <A> <楽>
【ろけっと】
 デシメーションを生き残ったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。アライグマ。 甘崎
惑星ヴォーミア
【わくせい-う゛ぉーみあ】
 ソウル・ストーンが隠されている惑星。 甘崎
惑星タイタン
【わくせい-たいたん】
 サノスの故郷の惑星。既にほとんど破壊されている。アイアンマン達がここでサノスと戦ったが、トニーとネビュラだけ取り残された。 甘崎
惑星モラグ
【わくせい-もらぐ】
 2014年時にオーブが設置されていた惑星。ピーター・クィルによってオーブは回収されようとする直前にローディとネビュラによって奪われる。 甘崎
ワスプ
【わすぷ】
 ホープ・ヴァン・ダインがスーツを着た姿。自在に体の大きさを変えることができる。最終決戦で参戦。 甘崎
ワンダ
【わんだ】
 ワンダ・マキシモフ。コード名はスカーレット・ウィッチ。ヴィジョンの恋人だったが、ヴィジョンを守り切れず、更にデシメーションで消滅する。 甘崎
名称
【】
  甘崎

 

ブラック・ウィドウ

<A> <楽>
ケイト・ショートランド(監)
ケヴィン・ファイギ(製)
エリック・ピアソン(脚)
スカーレット・ヨハンソン
フローレンス・ピュー
デヴィッド・ハーバー
O・T・ファグベンル
レイ・ウィンストン
レイチェル・ワイズ
オルガ・キュリレンコ
エヴァー・アンダーソン
ヴァイオレット・マッグロウ
ウィリアム・ハート
ジュリア・ルイス=ドレイファス
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 シビル・ウォー事件でソコヴィア協定否定派のキャプテン・アメリカ側に付いたことからお尋ね者にされてしまったブラック・ウィドウことナスターシャ・ロマノフ(ヨハンソン)は逃亡生活を続けていた。しばらく半隠棲をするつもりでいたが、かつてレッド・ルームという組織のスパイ時代に妹分であったエレーナから合成ガスと見られるおかしな荷物が送られてきた。直後何者かの襲撃を受け、自分が壊滅させたはずのレッド・ルームが今も残っているという事実を知らされる。

 『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)にて完結を迎えたMCUだったが、MARVEL映画自体はまだまだ続き、新たなヒーロー達が活躍するフェイズへと移ろうとしている。それと同時に、あの戦いを経てまだ生き続けている旧来のヒーローを再評価し、新旧入り乱れて新たな戦いを展開することになるらしい。
 その第一作に選ばれたのが『エンドゲーム』にて命を散らしたブラック・ウィドウだった。当然ながらその舞台は過去。しかもかなり限定的な期間で、具体的には『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)の終了から『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)に至るまでの数年の間の出来事となる。シビル・ウォーの事件でキャプテン側に付いたため、逃亡生活を余儀なくされてしまったブラック・ウィドウが、過去を清算するために戦うという話。MCUのメインの話とは関わらないが、端々にその関係性を感じさせる話に仕上がっていた。
 これまでのシリーズ作品でブラック・ウィドウで分かっていたことは、かつて共産圏のスパイとして育てられ、それを引き継ぐ組織のスパイ兼暗殺者だったこと、自分の意思でS.H.I.E.L.D.に入っていたことくらい。あとは超人的な能力を持たないためにホークアイとコンビを組むことが多かったことくらいで、あとはほとんど謎の人物と見られていた。
 それを主人公にしたことで、色々分かってきた。
 まず彼女は元々旧ソ連の特殊部隊として育てられているが、恐らくソ連崩壊に伴い、個人の私兵集団レッド・ルームで活動していた。つまりそこにはイデオロギーはなく、ただ命令によって人を殺すというロボットのような殺し屋であったこと。そんな組織にいる事に耐えられなくなったためにS.H.I.E.L.D.に入ろうとしたということ。おそらくは彼女はS.H.I.E.L.D.に入隊した理由はこれまでの殺人を全て不問にするためであったと考えられる。そのためにレッド・ルームを壊滅させたはずだった。
 ところがレッド・ルームは生き残っていて、更に洗脳の技術を上げ、スパイ時代にナターシャの妹として育ったエレーナも完全洗脳状態にしていたのだが、偶然からその洗脳が解け、ナターシャに救援を求める。
 アベンジャーズから離れてしまったナターシャが戦う術はスパイ時代だった両親から情報を得ることと鳴り、結果的に本作は偽装されていた両親と娘二人の四人による家族ヒーローの話になっていた。
 根本的な問題として、ナターシャがこっそり現アベンジャーズに情報を流すせばそれで話は終わってた気がするし、頼る存在として逃亡中のキャプテンやワンダ、ワカンダもあるんだが、その辺全部すっとばして家族の話にしてしまった。
 そのお陰で巨大組織に立ち向かうファミリードラマと言った風情で、スケールが大きいんだか小さいんだか分からない話になってるが、素直に楽しめるだけ良かったんだろう。特に家族一丸となって戦うシチュエーションは私の大好物。アクションも相当に力入っていて、レッド・ルーム壊滅からの脱出シークェンスはまさに手に汗握る緊張感。やはり大画面で観て良かった。
 初登場のヴィランとなるタスクマスターもキャラが立ってるし、後の二代目ウィドウとなるエレーナ役のフローレンス・ピューは『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(2019)のエイミー役演ってたときも個性的な役者だと思ってたが、アクションも出来ることが分かって驚き。
 大きな予算を掛けて概ね高水準にまとまっているが、まとまりすぎていて小粒感が強かったところだけが不満。

 

アレクセイ
【あれくせい】
 アレクセイ・ショスタコフ。レッド・ガーディアンの本名。 甘崎
アントニア
【あんとにあ】
 アントニア・ドレイコフ。タスクマスターの本名。ドレイコフの孫娘だが、ドレイコフを狙ってナターシャの仕掛けた爆弾で吹き飛ばされ、意志もほぼ失っている。 甘崎
イングリッド
【れらと】
 レッドルームのウィドウの一人。 甘崎
ウィドウズ
【うぃどうず】
 レッドルームの女性兵士。全員リーダーのドレイコフの洗脳を受けており、機械のように戦うばかり。エレーナもこの一員だったが、洗脳から脱した。 甘崎
ウルサ
【うるさ】
 ウルサ・メジャー。アレクセイと同じ刑務所の囚人でアレクセイと腕相撲勝負をしていたが、悪態をついたために腕をへし折られる。 甘崎
エレーナ
エレーナ 画像 <A> <楽>
【えれーな】
 エレーナ・ベロワ。ナターシャの妹で、ドレイコフの元で暗殺者となっていた。洗脳を解き、合成ガスをナターシャに送りつける。 甘崎
オクサナ
【れらと】
 レッドルームのウィドウの一人。 甘崎
サディアス
【さでぃあす】
 サディアス・ロス。米国務長官。ソコヴィア協定に反抗したヒーロー達を追っている。 甘崎
サンダーボルト
【さんだー-ぼると】
 サディアス・ロスの愛称。 甘崎
S.H.I.E.L.D.
【しーるど】
 スティーヴが属する国際的平和組織。上層部にヒドラの息がかかっている事が発覚した。 甘崎
セブンス・サークル・プリズン
【せぶんす-さーくる-ぷりずん】
 ツンドラ地帯にある刑務所。アレクセイが収監されていた。 甘崎
ソコヴィア協定
【そこう゛ぃあ-きょうてい】
 アベンジャーズをはじめとしたヒーローは国連決議の要請によって活動することを定めた協定。ブラック・ウィドウはこれに反対したために追われる身となる。 甘崎
タスクマスター
タスクマスター 画像 <A> <楽>
【たすくますたー】
 アントニア・ドレイコフ。レッドルームで作られた最強のテロリスト。常に素顔を隠しているが、相手を見るだけでその動きを完全にコピーできる。既にキャプテン・アメリカやホーク・アイの動きをコピー済み。 甘崎
ドレイコフ
【どれいこふ】
 レッドルームのリーダー。ナターシャによって殺されていたはずだが、生き残っており、今もリーダーとして健在。女性を服従させるフェロモンを出すため、レッドルームは彼以外は全員女性。 甘崎
ナターシャ
【なたーしゃ】
 ナターシャ・ロマノフ。ブラック・ウィドウの本名だが、実際にはこれも本名ではない。 甘崎
フェロモン・ロック
【ふぇろもん-ろっく】
 ドレイコフの体から出る特殊なフェロモン。これを嗅ぐとドレイコフに直接危害を与えることが出来なくなる。 甘崎
ブラック・ウィドウ
ブラック・ウィドウ 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-うぃどう】
 ナターシャ・ロマノフのコード名。ソコヴィア協定に従わなかったことで世界中から追われる身になっている。このコードネームは過去母のメリーナのものだった。尚、ナターシャの死後は妹のエレーナに受け継がれる。 甘崎
メイソン
【めいそん】
 ナターシャの古くからの友人。武器商人で内緒で最新武器をナターシャに融通している。 甘崎
メリーナ
【めりーな】
 メリーナ・ヴォストコフ。旧ソ連スパイでコードネームはブラック・ウィドウ。優れた科学者でもあり、人間の洗脳技術を研究している。 甘崎
リック
【りっく】
 リック・メイソン。ナターシャに協力する調達屋。 甘崎
レッド・ガーディアン
【れっど-がーでぃあん】
 本名アレクセイ・ショスタコフ。キャプテン・アメリカをモデルに旧ソ連によって開発された強化人間で、20年ほど前に偽装家族を伴いアメリカに潜入し、S.H.I.E.L.D.の機密を盗もうとした。作戦失敗によってソ連内の刑務所に入れられてしまう。 甘崎
レッドダスト
【れっど-だすと】
 レッドルームで作られていた特殊麻薬。確実に女性を催眠状態にし、身体能力を上げる。ドレイコフに絶対忠誠を誓わせる。 甘崎
レッドルーム
【れっど-るーむ】
 旧ソ連でスーパーソルジャーを作っていた特殊機関。ソ連崩壊後はドレイコフの元で研究機関として存続していた。その本拠地は空中にある秘密基地。 甘崎
レラト
【れらと】
 レッドルームのウィドウの一人。 甘崎
名称
【】
  甘崎

シャン・チー テン・リングスの伝説

<A> <楽>
デスティン・ダニエル・クレットン(監)
ケヴィン・ファイギ
ジョナサン・シュワルツ
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
チャールズ・ニューワース(製)
デイヴ・キャラハム
デスティン・ダニエル・クレットン
アンドリュー・ラナム(脚)
シム・リウ
オークワフィナ
メンガー・チャン
ファラ・チェン
フロリアン・ムンテアヌ
ベネディクト・ウォン
ミシェル・ヨー
トニー・レオン
アンディ・リー
ベン・キングズレー
ロニー・チェン
ユン・ワー
ツァイ・チン
ジョディ・ロング
ダラス・リウ
ステファニー・スー
クナル・ダドヘカー
ザック・チェリー
ティム・ロス
マーク・ラファロ
ブリー・ラーソン
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 サンフランシスコでアルバイト生活に明け暮れるショーン(リウ)は、恋人のケイティ(オークワフィナ)と楽しく過ごしていた。そんな彼の元に昔別れた家族の妹シャーリン(チャン)から一通の葉書が舞い込む。その直後ケイティと一緒にいたところをプロの暗殺集団らしき謎の集団に襲われてしまう。彼らを撃退したショーンは、実は自分は本名はシャン・チーと言い、“テン・リングス”と呼ばれる地球規模の暗殺集団のボスである親から暗殺者として育てられ、10年前にそこから逃げ出してアメリカに来たことをケイティに打ち明け、その決着を付けるために妹に会うため中国に向かうことにした。しかしその話を聞いてむしろ喜んだケイティも付いてくることになる。

 『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)で第一部の終了を向かえたMCUシリーズ。そして第二部として再起動を開始したが、その1作目となった『ブラック・ウィドウ』(2020)は第一部の取りこぼしを補完するないようだったため、実質的に二部の開始となるのが本作となった。
 全く新しい、しかも初の東洋系の主人公という新機軸で、完全に新しい作品なのだが、本作を最初に持ってきたのは慧眼だったとも思う。
 MCUの開始は『アイアンマン』(2008)だが、主人公のトニー・スタークが初めてのアイアンマンスーツを作った理由は、ある組織に身代金目当てに誘拐されたからだった。その組織の名前こそ、テン・リングスだった。この組織自体は実はAIMという組織の隠れ蓑であったことが『アイアンマン3』(2013)で明らかにされる。首領であったマンダリンは役者に過ぎず、なんの力も持たない人物だった。
 そこでオチが付いたはずのテン・リングスとは、実は本物があったというところから始まる。つまりMCU第一部第一作と本作とでテン・リングスというキーワードでつながることになった。ご丁寧に役者に過ぎないマンダリンまで出して、きちんと補強してる。
 そんなキーワードを付けることで高らかに第二部の開始となった。

 それで本作だが、まずこれはこれまでのシリーズとは全く毛色が違う。
 まずこれを単体の作品として評価すると、ハリウッドが作ったカンフー映画というのが一番分かりやすい説明になるだろう。
 これはある意味感無量。なんせこれは1980年代からずっと、特にジャッキー・チェンが繰り返しアプローチしていた、本格カンフーの世界進出がようやく本式に果たされたのだから。多少エキゾチックさの強調はあるものの、カンフーの威力というのが素直に演出されているのが良い具合だ。素直に楽しめる。
 だから本作は単体のままでもちゃんと作品として成り立つし、内容的にもさほどMCUの中にある事を強調もしていないし、それで良い。これまでのMCUシリーズと全く違うからこそ、本作が新章の始まりに相応しい。
 あと勿論MCUの作品と言うこともあって、予兆はたくさん出てくる。世界観が近いドクター・ストレンジからの出演が結構あるが、前述したようにアイアンマンからマンダリンが登場したり、途中通信でキャプテン・マーベルが出たりと、結構多彩なキャラも出てくるし、おそらくは次回作となるエターナルズの伏線もあり。単体で楽しむだけで無く、設定の深掘りが出来るのも良い。ただ本作だけでは本当になんとも言えない。相当壮大な物語の伏線のような気はするけど。

 ちょっとだけ不満があるとすれば、この話ではほぼカンフーだけの物語になってしまって、香港とかで作られる既知の戦いを観てるだけの気分になったことだろうか。ヒーローと融合した作品も観てみたいので、それはこれからの期待感という事にしておこう。新機軸で全く違ったものを観たかったような気もする。それはこれからの展開に期待としておこう。

 

アイアン・ギャング
【あいあん-ぎゃんぐ】
 かつてテン・リングスと敵対していた組織。イン・リーを殺した。 甘崎
アボミネーション
アボミネーション 画像 <A> <楽>
【あぼみねーしょん】
 クラブの闘技場でウォンと戦っていた。かつて超人血清によって超人となったエミル・ブロンスキーのなれの果て。 甘崎
イン・ナン
【いん-なん】
 イン・リーの姉。今はター・ローのリーダー。 甘崎
イン・リー
【いん-りー】
 伝説のター・ローの入り口を守る女性。シューと戦い、その妻となった。シャン・チーおよびシャーリンの母。シュー不在中のギャング団の襲来でこども達を守り殺される。 甘崎
ウォン
ウォン 画像 <A> <楽>
【うぉん】
 カマー・タージの番人。ケイティの闘技場で戦っていた。シャン・チーを見かけてアドバイスを告げる。 甘崎
カマー・タージ
カマー・タージ 画像 <A> <楽>
【かまー-たーじ】
 チベットを本拠地にする魔術師達の集まり。シャン・チーが持ち込んだテン・リングスを分析している。 甘崎
グアン・ポー
【ぐあん-ぽー】
 ター・ローのリーダー格の老人。ケイティに弓を指導する。 甘崎
グレート・プロテクター
グレート・プロテクター 画像 <A> <楽>
【ぐれーと-ぷろてくたー】
 ター・ローの湖の底に住む巨大な竜。湖に沈んだシャン・チーが自分の使命を自覚した時に覚醒し、邪竜のドウェラーと戦う。 甘崎
クレヴ
【くれう゛】
 シャン・チーとレーザー・フィストの戦いを動画撮影した男。実は『スパイダーマン ホームカミング』でもスパイダーマンにバク転をねだる男として登場している。 甘崎
ケイティ
【けいてぃ】
 サンフランシスコに住む中国系アメリカ人で中国名はルイウェン。ショーンとは同じホテルの従業員。中国に帰るか悩むショーンの背中を押し、自らも同行する。運動神経は大変良く、ター・ローでは短期間で武器を習得していた。 甘崎
ゴールデン・ダガー
【ごーるでん-だがー】
 シャーリンが経営しているナイトクラブ兼闘技場。 甘崎
シャーリン
【しゃーりん】
 ウェンウーの娘でありシャン・チーの妹。テン・リングスからは距離を置いてナイトクラブ兼闘技場のゴールデン・ダガーのオーナーをしている。当初自分を捨てて逃げたシャン・チーを憎んでいたが、後に和解。ター・ローでの戦いの後、父の跡を継ぎテン・リングスの首領となる。 甘崎
シャン・チー
シャン・チー 画像 <A> <楽>
【しゃん-ちー】
 シュー・ウェンウーの息子。テン・リングスの刺客として育ち、長じるまでにほぼ全ての技術を体得した。ある暗殺任務の後でアメリカに逃亡し、そこでショーンという名前で暮らしている。 甘崎
シュー
シュー・ウェンウー 画像 <A> <楽>
【しゅー】
 シュー・ウェンウー。千年以上も前にテン・リングスを手に入れ、スーパーパワーを用いて世界を裏から操っていた。 甘崎
ショーン
【しょーん】
 シャン・チーのアメリカでの偽名。 甘崎
ジョン
【じょん】
 シャン・チーとケイティの友人。スーの恋人。 甘崎
ジョン・ジョン
【じょん-じょん】
 シャーリンの用心棒。闘技場にシャン・チーを出場させる。 甘崎
スー
【すー】
 シャン・チーとケイティの友人。ジョンの恋人。 甘崎
ソウルイーターズ
ソウルイーターズ 画像 <A> <楽>
【そうる-いーたーず】
 ター・ローにあるダーク・ロードの向こう側に住む一族。生物の魂をエネルギー源とする。 甘崎
ダーク・ゲート
【だーく-げーと】
 ター・ローにある封印の扉のこと。ダーク・ロードを塞いでいる。 甘崎
ダーク・ロード
【だーく-ろーど】
 ター・ローにある封印の扉の向こう側にある通路。ここから異世界に通じている。 甘崎
ター・ロー
【たー-ろー】
 中国奥地にあるという伝説の地。ここは地中の異世界との接点と言われている。 甘崎
デス・ディーラー
【です-でぃーらー】
 ウェンウーに仕える覆面の暗殺者。少年時代のシャン・チーに暗殺術を伝える。 甘崎
テン・リングス
テン・リングス 画像 <A> <楽>
【てん-りんぐす】
 伝説の10のリングで、これを身につけることで不死身の肉体となる。または組織の名前。テン・リングスを身につけたシュー・ウェンウーを頂点とし、中国のみならず世界を裏から操作していた。「アイアンマン」に登場したのはこの偽物。 甘崎
トレヴァー
【とれう゛ぁー】
 トレヴァー・スラッタリー。かつてマンダリンを名乗りテン・リングスを率いていたが、その実は売れない役者で、シューの依頼を受けて頭目のふりをしていただけだった。 甘崎
ハルク
ハルク 画像 <A> <楽>
【はるく】
 ラストシーンに登場。シャン・チーが持ち込んだリングの分析を行っている。性格はブルース・バナーのようだが、容姿は元に戻っている。 甘崎
ブルース
ブルース 画像 <A> <楽>
【ぶるーす】
 ブルース・バナー。肉体はハルクだが、その思考を保っている。 甘崎
マンダリン
マンダリン 画像 <A> <楽>
【まんだりん】
 本名トレヴァー・スラッタリー。テン・リングスの偽の首領だったが、全てはシューの企みで、演じていただけ。テン・リングスの本部に閉じ込められていたが、シャン・チーらと共に脱獄してター・ローへ向かう。 甘崎
モーリス
モーリス 画像 <A> <楽>
【もーりす】
 ター・ロー由来の不思議な生物で、頭のない鳥のような姿をしている。トレヴァーと共に地下に閉じ込められていた。 甘崎
ルイファ
【るいふぁ】
 ルイファ・チェン。ケイティの弟。 甘崎
レーザー・フィスト
レーザー・フィスト 画像 <A> <楽>
【れーざー-ふぃすと】
 テン・リングスの殺し屋。右手に剣を装着している。寡黙ではあるが、自己顕示欲が結構高く、ややコメディリリーフっぽい。 甘崎
ワイポ
【わいぽ】
 ワイポ・チェン。ケイティの祖母。アメリカ在住ながら中国の風習や伝統を重んじている。 甘崎
名称
【】
  甘崎

エターナルズ

<A> <楽>
クロエ・ジャオ
ケヴィン・ファイギ
ネイト・ムーア
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
ケヴィン・デラノイ(製)
クロエ・ジャオ
パトリック・バーリー(脚)
アンジェリーナ・ジョリー
ジェンマ・チャン
リチャード・マッデン
クメイル・ナンジアニ
リア・マクヒュー
ブライアン・タイリー・ヘンリー
ローレン・リドロフ
バリー・キオガン
マ・ドンソク
キット・ハリントン
サルマ・ハエック
ハーズ・スレイマン
イーサイ・ダニエル・クロス
ハーリッシュ・パテル
ハリー・スタイルズ
パットン・オズワルト
デヴィッド・ケイ
ビル・スカルスガルド
マハーシャラ・アリ
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 はるか昔。絶対的存在であるセレスティアルズによって破壊的種族ディヴィアンツを滅ぼすために創造され、地球に派遣されてきた不死種族のエターナルズ。7000年もの長きにわたって人知れず人類を見守ってきたが500年ほど前についに宿敵ディヴィアンツを全滅させることに成功した。その後来るはずのセレスティアルズの帰還命令が下らないまま、メンバーはそれぞれ人間として生活するようになっていた。そして21世紀。サノスの危機が去った後の地球でエターナルズの一人セルシ(チャン)は博物館の職員として働き、スプライトという恋人共にロンドン暮らしをしていたが、そんな彼女の前に滅んだはずのディヴィアンツが現れる。

 新生MCUも既にこれで三作目。最初から予定されていたとはいえ、なんと昨年のオスカー監督であるクロエ・ジャオによるヒーロー映画という実に豪華な作品となった。オスカー監督が普通にヒーロー映画を作る時代になったかと思うと、これまで娯楽作を推してきた自分自身の目が間違ってなかったという思いにもさせられる。はっきり言えば、この作品の存在自体が今のアメリカ映画の置かれている状況を最もよく示したものと言える。
 MCUとしては、徐々に展開が固まりつつあるところで、これまでとは全く違った意味での地球の危機が描かれる話だった。
 MCU第一期は主人公が実はサノスの方であり、全てのストーリーはサノスへと集約していたという特徴があった。全てのストーリーが少しずつ全体的な形を作っていき、最終的に一つの方向に修練していった訳だ。
 そこから三作が作られてきたが、今のところ方向性があまり見えてこない。果たしてまとまることはあるのか?という不安もあるが、その辺はこれからの展開次第だろう。

 本作の設定はこれまでのものとは全く違ったものである。サノスがインフィニティ・ストーンを探してるのとも関係がないし、ドクター・ストレンジが関わる異世界とも別な設定の話。これは創造神であるセレスティアルズが存在する世界で、そのセレスティアルズによって作られ、セレスティアルズのために働くエターナルズが正義のために活動する話である。一見それは真っ当なヒーローもののようだが、実はセレスティアルズが各々の星での生命体を守るのは、一定数の文明生命体を育てることでセレスティアルズが増殖するためだった。セレスティアルズは別段正義でも慈悲深い存在でもなく、純粋に自分たちのためだけに生命体を守っている。
 この設定の元、純粋に正義を行ってきたと思ってきたエターナルズが自らの存在意義に悩むというもの。エターナルズには多くのメンバーがいるので、中にはセレスティアルズの使命を全うすることを選択するキャラもいれば、これまで人間を守ってきただけに、それに固執するキャラもいる。その複雑な関係が本作の見所となる。
 これまで自分の信じてきたものが崩れ去った時、アイデンティティの崩壊を防ぐために何をするかということで、かなり精神的なものの話になっているのも特徴だろう。
 更にエターナルズの面々は多民族のメンバーがそれぞれ平等に描かれているというのも大きな特徴となっていて、多民族のヒーロー集団ってのも良い感じだ。
 セレスティアルズは地球を卵の殻として生まれる存在のため、その大きさは地球規模となる。現時点の実写SF作品では恐らく最大の人型キャラになるだろう。それを出したところも面白い。
 そう言う意味で褒めるところはかなり多くて隙の無い作品だし、元よりMARVELヒーローの本質である差別との戦いを体現していることもあって、優れた作品なのは確かだ。

 残念なところがあるとすれば、それはこれがほとんど日本のアニメではお馴染みの設定だったという事だろうか。基本的に全部既知の物語と言った感じになってしまった。
 80〜90年代に飛躍的に進歩した日本のアニメーションが大切にしたのがまさしくアイデンティティの問題であり、本作とかぶる部分が多く、そこで多くの秀作が登場しているため、本作の物語は見慣れてしまったものに思えてしまったのがきつい。
 隙がないように作ったら、個性も弱くなってしまった感さえある
 それと前述したとおり、新生MCUの中で入れる場所が見当たらないのも問題かと思う。果たしてこの作品が以降のシリーズにどう関われるのか?現時点ではそれが全く見えてこないので、実際の評価はその時に。

 

アリシェム
アリシェム 画像 <A> <楽>
【ありしぇむ】
 エターナルズを作り上げたプライム・セレスティアルズ。エイジャックのみが交信できるが、その真意は不明。 甘崎
イカリス
イカリス 画像 <A> <楽>
【いかりす】
 空を飛び、目からビームを出すエターナルズの一員。かつてセルシとは恋人関係だった。中立的な立場を取っているが、裏ではエイジャックの目的に従い、ディヴィアンツを作って新たなセレスティアルズを作る手助けをした。役はリチャード・マッデン。 甘崎
エイジャック
エイジャック 画像 <A> <楽>
【えいじゃっく】
 エターナルズのリーダー。治癒能力を持ち、セレスティアルズと会話が出来る。役はサルマ・ハエック。 甘崎
エロス
エロス 画像 <A> <楽>
【えろす】
 セルシが連れ去られた後で突然エターナルズの前に現れた超人。設定ではサノスの弟になる。 甘崎
カルーン
【かるーん】
 キンゴのマネージャーで何台ものカメラを使ってキンゴを撮りまくっている。キンゴの正体については知らなかったが、否応なく知らされることとなる。 甘崎
ギルガメッシュ
ギルガメッシュ 画像 <A> <楽>
【ぎるがめっしゅ】
 宇宙のエネルギーで外骨格を作れるエターナルズの一員。優しい性格で、精神の均衡を失ったセナと共に何世紀も暮らしている。役はドン・リー(マ・ドンソク)。 甘崎
キンゴ
キンゴ 画像 <A> <楽>
【きんご】
 エネルギー弾を放つエターナルズの一員。第二次大戦後にボリウッドスターとなり、息子、孫役で長くスターの座に就いている。役はクメイル・ナンジアニ。 甘崎
クロ
クロ 画像 <A> <楽>
【くろ】
 ディヴィアンツのリーダー。エターナルズを倒して得た能力を自ら用いる。 甘崎
ジャック
【じゃっく】
 ファストゥスとベンの子。養子だと思われる。 甘崎
スターフォックス
【すたー-ふぉっくす】
 エロスのこの次元での名前。 甘崎
スプライト
スプライト 画像 <A> <楽>
【すぷらいと】
 幻影を作り出すエターナルズの一員。姿は12歳の子ども。ロンドンでセルシと暮らしていて、イカリスに恋心を抱く。 甘崎
セナ
セナ 画像 <A> <楽>
【せな】
 あらゆる武器を作ることが出来るエターナルズの一員。転生前の記憶が甦ってしまい、精神が不安定になってしまい、そのまま数世紀を人里離れたところでギルガメッシュと共に隠れ住む。役はアンジェリーナ・ジョリー 甘崎
セルシ
セルシ 画像 <A> <楽>
【せるし】
 物質操作ができるエターナルズの一員。地球人には親和的で、現在は博物館の職員をしている。人間のデイン・ウイットマンと交際中。役はジェンマ・チャン。 甘崎
セレスティアルズ
セレスティアルズ 画像 <A> <楽>
【せれすてぃあるず】
 宇宙の絶対的存在とされる超越的存在。プライム・セレスティアルズによって数億年の時を用いて惑星を改造して新しいセレスティアルズを生み出す。エターナルズの真の目的は新たなセレスティアルズを生み出すこと。 甘崎
ディヴィアンツ
ディヴィアンツ 画像 <A> <楽>
【でぃう゛ぃあんつ】
 エターナルズと対になる存在としてセレスティアルズによって作られた存在。獣のような姿をしているが、エターナルズを取り込むことによってその力を自分のものに出来る。 甘崎
デイン
【でいん】
 デイン・ウィットマン。ロンドン自然史博物館で働いている職員。セルシと交際中。 甘崎
ドルイグ
ドルイグ 画像 <A> <楽>
【どるいぐ】
 人の心をコントロールできるエターナルズの一員。他のメンバーとから距離を置き、アマゾンで暮らしている。役はバリー・コーガン。 甘崎
ピップ
ピップ 画像 <A> <楽>
【ぴっぷ】
 エロスの従者。 甘崎
ファストス
ファストス 画像 <A> <楽>
【ふぁすとす】
 発明家でエターナルズの一員。現代ではアメリカに住み、夫と息子がいる。MCUでは初のゲイ。 甘崎
プライム・エターナル
【ぷらいむ-えたーなる】
 エターナルズのリーダーの証。エイジャックがこれに当たる。 甘崎
プライム・セレスティアルズ
プライム・セレスティアルズ 画像 <A> <楽>
【ぷらいむ-せれすてぃあるず】
 セレスティアルズの上位存在。複数存在するらしいが、確認されるのはアリシェムのみ。 甘崎
ベン
【べん】
 ファストスの夫。二人で息子を育てている。 甘崎
マード・ウィリー
【まーど-うぃりー】
 エターナルズに起こる記憶の混濁。消したはずの記憶が残ってしまったことに寄る。セナが発症した。 甘崎
マッカリ
マッカリ 画像 <A> <楽>
【まっかり】
 スピードに長けたエターナルズの一員。独自の価値観を持っているため、他のエターナルズとは距離を置いている。MCU初の聴覚障害者。 甘崎
ロンドン自然史博物館
【ろんどん-しぜん-し-はくぶつかん】
 ロンドンにある大英博物館の一部で、世界最大の自然史博物館。セルシと恋人のデインはここで働いている。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス

<A> <楽>
ケヴィン・ファイギ
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
エリック・ホイサーマン・キャロル
スコット・デリクソン
ジェイミー・クリストファー(製)
マイケル・ウォルドロン(脚)

ベネディクト・カンバーバッチ
エリザベス・オルセン
キウェテル・イジョフォー
ベネディクト・ウォン
ソーチー・ゴメス
マイケル・スタールバーグ
レイチェル・マクアダムス
パトリック・スチュワート
ヘイリー・アトウェル
ラシャーナ・リンチ
アンソン・マウント
ジョン・クラシンスキー
ジュリアン・ヒリアード
ジェット・クライン
シャーリーズ・セロン
ブルース・キャンベル
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 スパイダーマンの頼みで興味本位でマルチバースへと接続してしまったドクター・スティーブン・ストレンジ(カンパーバッチ)は、時折夢の中で他のバースの自分自身に接続するようになってしまった。そんなある日の夢の中でストレンジは謎の怪物から一人の少女を守っており、窮地に陥ったストレンジは少女から力を取り上げて怪物を倒そうとするが失敗して死んでしまった。その日、ストレンジはかつて恋仲であったクリスティーン・パーマー(マクアダムス)の結婚式に友人として出席したのだが、突如ニューヨークに一つ目の怪物が現れる。カマー・タージからやってきたウォン(ウォン)と共に戦い勝利を得るが、その怪物が追っていたのは、夢で見た少女だと分かる。助けた少女はアメリカ・チャベス(ゴメス)といい、マルチバースを移動する能力を持っていると言う。そこでストレンジはマルチバースの知識を持っているワンダ・マキシモフ(オルセン)の元を訪れる。

 MCUシリーズももう26作目。それで未だ飽きが来ないのが凄いが、これは一本一本に個性があって、更に監督自身の個性も相まってバラエティに富んでいるからだろう。
 それでも本作は特別な思いがある。なんせ監督がサム・ライミ。20年前に監督が作った『スパイダーマン』こそが今のアメコミヒーロー映画の始まりとなったのだ。一体その手腕をどう振るってくれるのか、実に楽しみ。
 それで本作、見事にサム・ライミの作品になっていた。ただし、『スパイダーマン』時のものではない。更に遡ったデビュー時の『死霊のはらわた』のもの。正確にはこれはその三作目である『キャプテン・スーパーマーケット』のもの。見事にサム・ライミらしさに溢れた作品となっていた。なんというか、感覚的には『キャプテン・スーパーマーケット』の続編を観てる感じ。特にアッシュ好きな私としては、最高に楽しい作品となっていた。

 しかしそれはこれまでのMCU作品とは一線を画すものでもある。特にディズニー傘下となった今のMARVELは、基本的に残酷描写を避けるようになった。それに対して真っ向から対立するような残酷描写を打ちだして公開するとはなかなか肝の据わった作りだ。その辺は流石サム・ライミと言ったところだろうか。ホラー性とグロテスクさを強調したこの作りはこれまでにはない新鮮な感覚だった。
 主人公にドクター・ストレンジを持ってきたのはぴったり。他のヒーローだったらここまではまることは無かっただろう。なんせ身勝手で他人を愚かとしか見てないストレンジは、スケールの大きなアッシュのような性格なので、そのまんま『死霊のはらわた』拡大版と言った感じ。なまじ能力が高い分、やってることが派手だしモラルもないので、非情なことを平気で行う。特に後半の死体を使ったアクションに至っては悪趣味の局地。死体と化した肉体を使って、悪霊まで取り込んで襲いかかるストレンジの姿はヒーローより明らかにヴィラン側にしか見えない。
 しかもその相手であるヴィランはMCUの中で最も薄幸な女性キャラだけに、どっちが悪者なんだかという感じ。この設定を前提にしたことから、ライミ監督の悪ノリが始まったということあろう。
 この話での敵も面白いところだ。前述したが、スカーレット・ウィッチが最初に登場したのは『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で(本来の父親であるマグニートが使えないため)、ヒドラの残党によって兄のクイック・シルバーと共に肉体改造を受けたというキャラで、兄はウルトロントの戦いで死んでしまい、更に愛するヴィジョンと出会ったものの、その後の『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016)ではキャプテン・アメリカ側に付いたためにお尋ね者となり、そして『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018)で愛するヴィジョンを失った。その後配信版「ワンダヴィジョン」でも、理想の家族を作ろうとしたが失敗する。作りあげた幸せも全て消え去り、ただ悲しさだけしか持たない。悲劇のヒロインみたいなキャラである。そんな彼女が、悲しみのあまりにマルチバースの特異点であるダークホールドを引き入れてしまって、本物の魔女になってしまったというもの。
 尊大で基本的に誰に対しても冷笑的なストレンジと、ただただ小さな自分の幸せのためにマルチバースを探し回るスカーレット・ウィッチ。どっちも自分勝手でヒーローとヴィランが絡み合う関係が展開する。ここまで主人公を悪人に描けるのはライム監督だからこそ。
 でも流石にそれを押し通すことは出来なかったらしく、物語が進むにつれ、敵と味方がはっきりと分かれていったため、ギリギリでMCU作品として成り立っていた。
 まんまホラーではないが、ホラー要素満点なのも良し。ホラー的演出を緊張感として描いていたので、演出は最高だった。
 小ネタも良し。マルチバースの中で、これまでMCUに登場したキャラも別次元のキャラとして登場してるのも良かった。何より今まで版権の都合で出せなかったX-MENのエグゼビアが、まんまパトリック・スチュワートの姿で出ていたのは大きい。ディズニーがFOXを吸収したことから、いよいよ本格的にX-MENもMCU参戦可能になった事を内外に示すことが出来た。このMCUフェイズ4はかなり大きな話に持って行けそうだ。絶対出ると思ってたブルース・キャンベルも、いかにもなところで登場してるし、実に楽しい。

 強いて悪い部分を言うならば、演出に振り切ってたお陰でマルチバースの設定が薄っぺらく感じられたことと、物語にひねりがなさ過ぎたことくらいかな。それらを含めても充分面白い作品だけど。

 

アース838
【あーす-はちさんはち】
 ストレンジとアメリカが訪れたマルチバースの一つ。ここではストレンジは世界を救ったヒーローとされ、銅像が造られている。現在世界を守っているのはイルミナティと呼ばれるスーパーヒーロー達。 甘崎
アース616
【あーす-ろくいちろく】
 MCUの世界を示すマルチバースの番号。MCU初期にはこの世界は199999と言われていたが、劇中はっきり宣言された。 甘崎
アガモットの眼
アガモットの眼 画像 <A> <楽>
【あがもっと-の-め】
 ドクター・ストレンジが首から提げているペンダント。インフィニティ・ストーンは失われているため、時を操ることはできない。 甘崎
アメリカ
アメリカ 画像 <A> <楽>
【あめりか】
 アメリカ・チャベス。マルチバースを旅する能力を持つ能力者。何者かから狙われており、庇護を求めてドクター・ストレンジの元へとやってくる。 甘崎
イルミナティ
イルミナティ 画像 <A> <楽>
【いるみなてぃ】
 アース838におけるヒーローチームで、この次元のサノスを退けた。現在のメンバーはマスター・モルド、プロフェッサーX、キャプテン・カーター、キャプテン・マーベル、ミスター・ファンタスティック、ブラックボルト。かつてスプリーム・ストレンジも属していた。 甘崎
ウィーゼル
【うぃーぜる】
 カーマ・タージの魔法使い。 甘崎
ヴィシャンティの書
ヴィシャンティの書 画像 <A> <楽>
【う゛ぃしゃんてぃ-の-しょ】
 ダークホールドに対する魔導書。どんな敵でも倒せる魔術を与えるものとされている。ストレンジが手にするが、読む前にワンダによって焼却されてしまう。 甘崎
ウォン
ウォン 画像 <A> <楽>
【うぉん】
 カマー・タージの番人。ニューヨークに出現したガルガントス退治のために出動し、ストレンジと共に戦う。 甘崎
ウルトロン・セントリー
ウルトロン・セントリー 画像 <A> <楽>
【うるとろん-せんとりー】
 イルミナティ本部を警護するロボット兵士。ワンダの襲撃ですべて破壊された。 甘崎
ガルガントス
ガルガントス 画像 <A> <楽>
【がるがんとす】
 アメリカを追ってマルチバースを超えてやってきた怪物。ヒトデのような姿に巨大な一つ目という特異なデザイン。ちなみに本来の名前はシュマゴラスだが、元ネタがあるため、版権の都合上でこのネーミングとなった。 甘崎
キャプテン・カーター
キャプテン・カーター 画像 <A> <楽>
【きゃぷてん-かーたー】
 イルミナティの一員で、アース838におけるキャプテン・アメリカ。スティーヴではなくペギー・カーターが着任している。スカーレット・ウィッチに殺されてしまう。 甘崎
キャプテン・マーベル
キャプテン・マーベル 画像 <A> <楽>
【きゃぷてん-まーべる】
 本名マリア・ランボー。アース838のキャプテン・マーベルで、ここではキャロル・ダンバースではなくその親友。ワンダと戦うが倒された。 甘崎
クリスティン
クリスティン 画像 <A> <楽>
【くりすてぃん】
 クリスティン・パーマー。元スティーヴンの同僚医師で、ニューヨークで結婚式を挙げ、それに列席したスティーヴンが異変に遭遇する。 甘崎
クレア
クレア 画像 <A> <楽>
【くれあ】
 ラストに登場した謎の女性で、ストレンジを暗黒次元に誘った。 甘崎
サラ
【さら】
 マスターズ・オブ・ミスティック・アーツの魔術師。スカーレット・ウィッチを抑えるために攻撃するが、ダークホールドを奪ったところで殺されてしまう。 甘崎
シニスター・ストレンジ
シニスター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【しにすたー-すとれんじ】
 別次元のストレンジ。ダークホールドを所有したため邪悪な性格に変わっており、ワンダと競うようにマルチバースを移動してアメリカを追っていた。額に第三の目がある。 甘崎
スカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ 画像 <A> <楽>
【すかーれっと-うぃっち】
 本名ワンダ・マキシモフ。元アベンジャーズの一員で、サノスとの戦いの後に隠棲生活を送っている。実はダークホールドの書を手に入れ、それによってマルチバースを眺めたり、影響を及ぼしたり出来るようになっていた。完全なマルチバース間の移動を行うためにアメリカの力を奪おうとしていた。 甘崎
スティーヴン
【すてぃーう゛ん】
 スティーヴン・ストレンジ。ドクター・ストレンジの本名。というより本名がそのままコードネームになった。 甘崎
スプリーム・ストレンジ
スプリーム・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【すぷりーむ-すとれんじ】
 アース838にいるストレンジ。サノスからこの世界を救ったヒーローで、死んだとされているが、実はこの世界を救うためにマルチバースの一つを滅ぼしたことから、イルミナティによって城に封印されてしまった。 甘崎
スリング・リング
スリング・リング 画像 <A> <楽>
【すりんぐ-りんぐ】
 四本指に装着するタイプのレリック。これによって行きたいところへの扉を開く。 甘崎
ダークホールド
ダークホールド 画像 <A> <楽>
【だーく-ほーるど】
 ワンダがマルチバースを旅して見つけた禁断の書。強大な魔術の力をもたらすが、これを手にした人間は必ず堕落すると言われる。他のマルチバースではストレンジが保有していることが多い。 甘崎
ダニエル
【だにえる】
 ダニエル・ドラム。NYのサンクタムを守っている魔術師。ストレンジとは少し距離を置いている。 甘崎
チャーリー
【ちゃーりー】
 クリスティンの結婚相手。本人曰くストレンジのファン。 甘崎
チャールズ
【ちゃーるず】
 チャールズ・エグゼビア。アース838におけるイルミナティのメンバーの一人。コードネームはプロフェッサーX。 甘崎
ディフェンダー・ストレンジ
ディフェンダー・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【でぃふぇんだー-すとれんじ】
 マルチ・バースのストレンジ。元々アメリカを守っていたためにディフェンダーと呼ばれたが、守護に失敗して死んでしまい、その後その肉体はドクター・ストレンジのいるアース616にアメリカと共にやってきて、埋葬されたが、最終決戦でリモートで動かされる。 甘崎
デッド・ストレンジ
デッド・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【です-すとれんじ】
 アース838にいるドクター・ストレンジが本来の世界であるアース616に干渉し、埋葬されたディフェンダー・ストレンジの肉体を操った姿。肉体はボロボロに崩れ、死霊を取り込んで戦う様はほぼ悪夢の産物だった。 甘崎
ドクター・ストレンジ
ドクター・ストレンジ 画像 <A> <楽>
【どくたー-すとれんじ】
 本名スティーヴン・ストレンジ。ニューヨーク在住の次元守護者。カマー・タージからは離れて単独で活動しているが、数ヶ月前にマルチバースを開いてしまったことからトラブルに巻き込まれる。 甘崎
トミー
【とみー】
 トミー・マキシモフ。ワンダの双子の息子の兄。本来のワンダが作り出したものは消滅しているが、別次元では実在している。 甘崎
ニコデマス
【にこでます】
 ニコデマス・ウエスト。ストレンジの元同僚。クリスティーンの結婚式に出席し、デシメーションでは消滅組だったことが語られた。 甘崎
ハミヤ
【はみや】
 カーマ・タージの魔法使いの一人。 甘崎
ピザ・パパ
【ぴざ-ぱぱ】
 アース838にいたピザボールを売る男。ストレンジに術をかけられ、自らを殴り続ける。 甘崎
ビリー
【びりー】
 トミー・マキシモフ。ワンダの双子の息子の弟。本来のワンダが作り出したものは消滅しているが、別次元では実在している。 甘崎
浮遊マント
浮遊マント 画像 <A> <楽>
【ふゆう-まんと】
 ドクター・ストレンジが纏うマント。これを付けることで空を自在に飛べる他、敵の攻撃に対してはバリアーの役割も果たす。意思を持ち、ストレンジを選んだのはマントの方。 甘崎
ブラッカガー
【ぶらっかがー】
 ブラッカガー・ボルタゴン。ブラックボルトの本名。 甘崎
ブラックボルト
ブラックボルト 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-ぼると】
 本名ブラッカガー・ボルタゴン。イルミナティの一員。口から衝撃波を放つ。能力のことをばらされてしまい、ワンダによって口を消滅させられ、衝撃波で自分の体そのものを破壊させられてしまった。 甘崎
プロフェッサーX
【ぷろふぇっさー-えっくす】
 本名チャールズ・エグゼビア。アース838におけるイルミナティの一員。強いテレパシーの使い手でワンダの精神に干渉して理性を取り戻させようとしたが、失敗して殺される。 甘崎
マスター・モルド
マスター・モルド 画像 <A> <楽>
【ますたー-もるど】
 アース838の世界にいた魔術師。スプリーム・ストレンジを追放した張本人だが、彼をそそのかしてダークホールド探索に向かわせていた。 甘崎
マリア
【まりあ】
 マリア・ランボー。アース838におけるキャプテン・マーベル。 甘崎
ミスター・ファンタスティック
ミスター・ファンタスティック 画像 <A> <楽>
【みすたー-ふぁんたすてぃっく】
 イルミナティの一員で肉体をゴムのように変形させることができる。ワンダに攻撃しようとするが、触れることもできずにバラバラにされた。 甘崎
リード
【りーど】
 リード・リチャーズ。ミスター・ファンタスティックの本名。 甘崎
リントラ
リントラ 画像 <A> <楽>
【りんとら】
 カーマ・タージの魔法使い。ミノタウルスのような風貌をしたラヴァール星人。性格は温厚。 甘崎
ワンダ
【わんだ】
 ワンダ・マキシモフ。スカーレット・ウィッチの本名。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ソー:ラブ&サンダー

<A> <楽>
ケヴィン・ファイギ
ブラッド・ヴィンダーバウム
ルイス・デスポジート
ヴィクトリア・アロンソ
ブライアン・チャペック
トッド・ハロウェル
クリス・ヘムズワース(製)
タイカ・ワイティティ(脚)
クリス・ヘムズワース
クリスチャン・ベイル
テッサ・トンプソン
ジェイミー・アレクサンダー
ラッセル・クロウ
ナタリー・ポートマン
クリス・プラット
ポム・クレメンティエフ
カレン・ギラン
デイヴ・バウティスタ
ショーン・ガン
ジョナサン・ブラフ
キーロン・L・ダイアー
インディア・ローズ・ヘムズワース
マット・デイモン
ルーク・ヘムズワース
サム・ニール
メリッサ・マッカーシー
ベン・ファルコーン
カット・デニングス
ステラン・スカルスガルド
スティーヴン・カリー
サイモン・ラッセル・ビール
エルサ・パタキ
ブレット・ゴールドスタイン
イドリス・エルバ
タイカ・ワイティティ
ブラッドリー・クーパー
ヴィン・ディーゼル
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 サノスとの激闘の後、ようやく立ち直ったソー(ヘムズワース)は、助けを求める人々を救うために“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の仲間とともに旅を続けていた。そんな時、地球にある新ミッドガルドから、新しいソーが現れたという連絡を受ける。自分の偽物かと、慌てて帰国したところ、壊れたはずのムジョルニアを手にした女性のソーが現れた。その顔は、かつてソーと恋人関係にあったジェーン・フォスター(ポートマン)だった。更にそこには神殺しの二つ名を持つゴア(ベイル)も現れ、影の軍団で新ミッドガルドに襲いかかり、そこにいる子ども達をさらっていく。

 MCUシリーズも4期に入ってそれなりに時間が経過し、順調にシリーズも進んでいる。ディズニー+の配信と合わせてそれなりに広がりはあって、映画や配信の伏線を他のメディアで回収するようなことも起こっているが、話は広がりすぎてる感がある。
 これまでに『ブラック・ウィドウ』(2020)では冷戦時代の負の遺産について、『シャン・チー テン・リングスの伝説』(2021)では地球地下の世界について、『エターナルズ』(2021)では宇宙の意思について、そして『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)ではマルチバースについて。そしてディズニー+の配信でもいくつかの設定が…
 ここまで脈絡なく広がった設定をどうまとめるのかが全く見えてこない
 そんな中で中止となる主人公の一人でシリーズ1期からずっと出演しているソーが出てきたことで話はまとまっていくのだろうと、なんとなく漠然と思っていて、どうまとめてくれるんだろうという思いを持って観に行ってきた。

 結果から言うと、まとまってなかった。いや、まとまるとかなんとかじゃなくて、余計世界観広げてるんだが。先に挙げたいろいろな広がりを持った世界観に、更に今度はギリシア神話の話が入り込んできた。ゼウスと交渉したり、ヘラクレスに命を狙われたり。更に宇宙にはもっとたくさんの神がいて、神殺しまで出てくることに。
 まとめ役を担うはずのソーが余計まとまりのない世界観を作ってどうする?
 フェイズ4は世界観を広げるだけで終わるのか。そうすると次のフェイズ5でまとめるのか…まとめられるのか?

 物語として考えるならば、「こんなもんか」で終わる。
 ソーの恋人のジェーンがムジョルニアに選ばれ、もう一人のソーになるというのが売りのはずだが、それがあんまり上手く機能してない。彼女がソーになった理屈はどうでも良いけど、一緒に戦う以外の役にたってない。しかもジェーンを末期癌にしてシリアスにまとめようとしたらものすごく中途半端になった。
 本作の悲劇的部分というのは癌に冒されて余命幾ばくもないジェーンの命を賭けた挑戦と、神々から見放され、神殺しとなったゴアの悲願という二つがあったのだが、どっちも描写が碌にされておらず、どこかで見た設定というのに過ぎない。本当にワイティティ監督は悲劇を描くのが下手だということを再認識した。『ジョジョ・ラビット』の時も思ったが、この監督に真面目な内容のものを作らせてはいかん。
 一方前半のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとソーが共闘するストーリーは相当面白い。ソーは何も考えずに戦っていれば良いだけで、相手が迷惑でも親切を押しつけて被害が出ても知らんぷり。無軌道だし自分勝手。大きな事は考えず、自分の手の届く範囲でやりたいことをやるだけ。その勝手さが愛おしい。ワイティティ監督の真骨頂は間違いなくコメディの方にある。これで突っ走っていてくれれば良かったんだよ。それで突っ走った『マイティ・ソー バトルロイヤル』がとても面白かったので、そっち方面で行ってほしかった。それこそジェーンの死も含めてなにもかもコメディにするくらいのつもりで作って欲しかったよ。

 

アクセル
【あくせる】
 ヘイムダルの息子。本来の名前はアストリッドだが、ガンズ・アンド・ローゼスの影響で改名した。まだ若いが、ヘイムダルと同じ能力を持つ。 甘崎
エリック
【えりっく】
 エリック・セルヴィグ。デシメーションで消滅した後で復活したことが描かれていた。 甘崎
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 画像 <A> <楽>
【がーでぃあんず-おぶ-ぎゃらくしー】
 ソーとコーグが身を寄せていた傭兵集団。リーダーはピーター・クィル。 甘崎
クラグリン
クラグリン 画像 <A> <楽>
【くらぐりん】
 クラグリン・オブフォンテリ。元ラヴェジャーズの一員でヨンドゥからヤカの矢を受け継ぎ、髪型をヨンドゥと同じにしている。 甘崎
グルート
グルート 画像 <A> <楽>
【ぐるーと】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員の植物型宇宙人。 甘崎
ゴア
ゴア 画像 <A> <楽>
【ごあ】
 自ら信奉する神ラプーに裏切られ、絶望の末にネクロソードに選ばれ、神殺しとして再生する。この世界の全ての神を殺す事を目的としている。娘であるラブは他界している。 甘崎
コーグ
コーグ 画像 <A> <楽>
【こーぐ】
 かつて惑星サカールの拳闘士で、ソーの相棒としてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと行動を共にしていた。ゴアとの戦いに関してはほぼ傍観者。 甘崎
ジェーン
ジェーン 画像 <A> <楽>
【じぇーん】
 ジェーン・フォスター。末期癌になっていることが発覚してから新アスガルドを訪れたところ、ムジョルニアに選ばれてもう一人のソーとなる。 甘崎
シフ
シフ 画像 <A> <楽>
【しふ】
 アスガルドの女戦士。ゴアの襲撃を受けてソーに救難信号を送った。 甘崎
スター・ロード
スター・ロード 画像 <A> <楽>
【すたー-ろーど】
 ピーター・クィルの通り名。デシメーション後は皆からこう呼ばれるようになる。 甘崎
ストーム・ブレイカー
ストーム・ブレイカー 画像 <A> <楽>
【すとーむ-ぶれいかー】
 ソーが持つ斧。感情を持つらしく、ソーの言動によって性能が上下することもある。後にラブも使えている。 甘崎
ゼウス
ゼウス 画像 <A> <楽>
【ぜうす】
 アスガルドとは異なる次元にある世界のオリュンポス十二神の主神。ソーと同じ雷神で、ソーも憧れていた。面倒を嫌う性格で、ゴアがこの次元に力を及ぼすことを恐れるあまり、ソーの助力をはねつけた。 甘崎
ソー
ソー 画像 <A> <楽>
【そー】
 @新生アスガルドの王。宇宙に出て活動していたが、アスガルドに新しいソーが現れたと聞き込んで地球に戻ってくる。
 Aムジョルニアがジェーン・フォスターを自分の持ち主に選んだことによって誕生した女性型の雷神。 甘崎
ダーシー
【だーしー】
 ダーシー・ルイス。ジェーンの親友で、彼女の病状を最もよく知る人物。 甘崎
ダリル
【だりる】
 アスガルドのツアーガイド。 甘崎
デュオニソス
デュオニソス 画像 <A> <楽>
【でゅおにそす】
 ギリシア十二神の一人でゼウスの息子。ソーが来た広場にいた。 甘崎
ドラックス
ドラックス 画像 <A> <楽>
【どらっくす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。怪力キャラ。 甘崎
ネビュラ
ネビュラ 画像 <A> <楽>
【ねびゅら】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。 甘崎
ピーター
ピーター 画像 <A> <楽>
【ぴーたー】
 ピーター・クィル。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。ソーと共に傭兵として働く。 甘崎
ブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ 画像 <A> <楽>
【ぶりゅんひるで】
 新生アスガルドのリーダー。 甘崎
ヘイムダル
ヘイムダル 画像 <A> <楽>
【へいむだる】
 かつてのアースガルドの番人。次元を超えて道を作る力を有していた。その息子アクセルがその力を持つ。 甘崎
ヘラクレス
ヘラクレス 画像 <A> <楽>
【へらくれす】
 ゼウスの息子。ソーの態度に怒ったゼウスから、ソーを殺すように命じられた。 甘崎
マンティス
マンティス 画像 <A> <楽>
【まんてぃす】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。 甘崎
ムジョルニア
ムジョルニア 画像 <A> <楽>
【むじょるにあ】
 かつてヘラに破壊されてしまったソーの武器。新生アスガルドに記念碑として保管されていたが、ジェーンが近づいたところ、力を取り戻してジェーンを新しいソーに変えた。ハンマーの姿をしているが、細かい破片に分かれ、それぞれが必殺の礫として複数の敵を粉砕できる武器となった。 甘崎
ラブ
ラブ 画像 <A> <楽>
【らぶ】
 ゴアの娘。飢餓によって死んでしまったが、ゴアの求めた永久の力によって蘇る。ゴアの死後はソーと共に旅をしている。ストーム・ブレイカーを使うことが出来る存在で、目からビームを放つことも出来る。 甘崎
ラプー
ラプー 画像 <A> <楽>
【らぷー】
 ゴアの星で信奉されていた神。人間を自分に奉仕する存在としか考えておらず、滅亡しても全く動じなかった。その本性を知ったゴアによって殺されてしまう。 甘崎
ロケット
ロケット 画像 <A> <楽>
【ろけっと】
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。知性を持ったアライグマで、毒舌と銃のエキスパート。 甘崎
名称
【】
  甘崎

ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー

<A> <楽>
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ライアン・クーグラー(監)
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レティーシャ・ライト
ルピタ・ニョンゴ
ダナイ・グリラ
ウィンストン・デューク
フローレンス・カサンバ
ドミニク・ソーン
ミカエラ・コール
テノッチ・ウエルタ・メヒア
マーティン・フリーマン
アンジェラ・バセット
ジュリア・ルイス=ドレイファス
リチャード・シフ
レイク・ベル
マベル・カデナ
アレックス・リビナリ
マリア・メルセデス・コロイ
イザック・ド・バンコレ
ダニー・サパーニ
ドロシー・スティール
ショーペー・アルーコ
コニー・チューメ
マイケル・B・ジョーダン
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 数ヶ月前。ワカンダ王国の若き王ティ・チャラ(ボーズマン)が病によって崩御した。妹で科学者のシュリ(ライト)は兄の病気を治すために奮闘したが、それも虚しく兄を死なせてしまい、以降無気力に陥ってしまった。ワカンダは母である女王ラモンダ(バセット)によって治められることとなったが、ワカンダにしかないヴィヴラニウムを巡り、世界各国が圧力をかけてきていた。そんな中、ある国が特殊なヴィヴラニウム探知機を用いて、海底にヴィヴラニウムの鉱脈がある事を発見する。しかしその直後、その船は何者かに襲われて沈められてしまう。そのニュースはワカンダにももたらされ、ワカンダ以外にヴィヴラニウムがあるという事実。そしてヴィヴラニウムの探知機があるということが大きな問題となった。ラモンダ女王は、探知機を作った人物を探すようシュリと護衛のナキア(ニョンゴ)に命じるが、シュリが探し当てたその人物は、まだ幼さの残る大学生の女性リリ(ソーン)だった。

 『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』で鮮烈なデビューを果たし、『ブラックパンサー』でシリーズ最高興収をたたき出したチャドイック・ボーズマン。彼を主役にした二作目が待たれていた矢先、突然の訃報が駆け巡った。次世代スターとして期待度が高い俳優だっただけに本当に残念な話だった。
 それで待たれていた続編だったが、ボーズマン抜きにどう作るかが注目された。
 一番可能性が高いのは、代役を立ててそのままブラックパンサーを続ける事だろう。実際、MCUでも『インクレディブル・ハルク』(2008)のエドワード・ノートンが降板してマーク・ラファロになったという経緯もあるので、それを踏襲しても良かった。
 しかし実際に出来たのは違っていた。ボーズマンの死を受け、そのまま劇中でもティ・チャラが死んだことにしてしまった。現実世界が作品にまで影響を及ぼすとは驚きだ。
 しかしこの場合、大きな問題が生じる。他でもない前作『ブラックパンサー』で、王位継承に必要なハーブは全滅しているのだ。ハーブによって祖先達と逢わなければ王位を継承できないという設定がここで枷となる。
 しかしそれを逆に用いたのが面白い。
 『ブラックパンサー』時点で王位継承が可能な人物がたった一人存在した。他でもないティ・チャラの妹シュリである。天才科学者である彼女の力を持っても合成できなかったハーブを合成させることを目的の柱の一つに据えた。
 そして海からやってくる強大な敵を設定し、彼らとの戦いと、その果てにあるものを描く。この海の民は実はワカンダの民と接点があり、どちらもヴィヴラニウムの力によって、通常の人間の社会よりも科学進歩(あるいは肉体的な変化)が早かったという設定となり、ヴィヴラニウムという非常に重要なアイテムをもう一つの柱に据えることが出来た。
 更にもう一つ。これによって次世代のMCUヒーローがそろそろ出そろうことになった。『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019)で一度完結したMCUだが、そこで活躍したヒーローを刷新することが現在行われている。これまでに『ブラック・ウィドウ』(2020)で二代目ブラック・ウィドウ、、『シャン・チー テン・リングスの伝説』(2021)でシャン・チー、『エターナルズ』(2021)でエターナルズの何人かの生き残り、、『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)でアメリカ、『ソー:ラブ&サンダー』(2022)で二代目(三代目?)ソーのラブが登場している。そして本作で二代目のブラックパンサーと、リリが登場した。このリリという女の子は結構重要なキャラで、実は原作では二代目のアイアンマンである。あとはテレビシリーズのヒーローも合わせると、前フェーズを越える数のヒーローが揃ってくれた。そのお目見えという意味もある。
 更に、前作『ブラックパンサー』のヒットは、往年のブラックスプロイテーションを彷彿とさせたが、それはこの世界の中ではリベラリズムがちゃんと育っていることの証拠でもある。本作でシュリが主人公となったことで、女性主人公が普通にヒーロー作品に入り込むことになった。黒人女性が主人公ヒーローとして戦うというのはとても画期的な出来事ともなる
 そう言う意味で、本作は非常に多くの意味合いを持ったもので、作品単体としても、MCUの一本としても重要な位置づけにある作品と言える。

 そうなると肝心なストーリーと敵についてなのだが、これについてはちょっと今ひとつ。敵の強さや科学力、異質さ等は丁度良い具合だが、ストーリーが些か単純すぎたところが気に掛かる。MCUの次のフェイズを目した作品だけに、敵があまりに他のヴィランと関係なさ過ぎるのも、後に続けにくい。海からではなく宇宙からだったらかなり次の期待感が高まっていたのだが、敢えて海にこだわる理由はなんだろう?お陰で空中戦がとても見劣りするものになってしまった。演出面は良いところも多いのだが、もう少し見せ場に気を遣って欲しかったかな?

 ラストシーンは賛否両論あるだろうが、私はあれで良かったと思う。これでシュリは子どもを作るという義務から離れるので、もっと思い切ったことが出来るはず。少なくとももう一作はシュリ主人公のブラックパンサーが観たい。

 

ヴィヴラニウム
ヴィヴラニウム 画像 <A> <楽>
【う゛ぃう゛らにうむ】
 ワカンダで産出される特殊金属。今回海底でこれを産する場所があることが発覚した。 甘崎
シュリ
シュリ 画像 <A> <楽>
【しゅり】
 ティ・チャラの妹でワカンダの科学者のトップ。ティ・チャラ亡き後、ブラックパンサーへの変身を可能にするシステムの構築を試みていた。タロカン帝国との戦いの中で合成ハーブの合成に成功し、自らがブラックパンサーとなり、正式に女王となった。 甘崎
ティ・チャラ
ティ・チャラ 画像 <A> <楽>
【てぃ-ちゃら】
 前ワカンダ王。病によって死去した。 甘崎
ドーラ・ミラージュ
ドーラ・ミラージュ 画像 <A> <楽>
【どーら-みらーじゅ】
 ワカンダ王親衛隊。ティ・チャラなき後、ラモンダの私兵のような立場にある。 甘崎
ナキア
ナキア 画像 <A> <楽>
【なきあ】
 ワカンダの秘密部隊の一員で、かつて世界を股に掛けて諜報活動をしていた。デシメーション前から公には姿を消したが、実はティ・チャラと恋人となり、息子を産んでいたことが分かった。現在ハイチで息子を育てつつ教師をしている。 甘崎
ブラックパンサー
ブラックパンサー 画像 <A> <楽>
【ぶらっく-ぱんさー】
 祖先の遺志を受け継ぎ、スーパーパワーを得た正式なワカンダ王のみが名乗れるヒーロー。継承に必要なハーブが失われたため、ティ・チャラで終わったかと思われたが、ティ・チャラの妹シュリの研究でハーブの成分の合成に成功。シュリがブラックパンサーとなる。 甘崎
ラモンダ
ラモンダ 画像 <A> <楽>
【らもんだ】
 ティ・チャラの母。ティ・チャラの死によって暫定的にワカンダの女王となった。 甘崎
ワカンダ
ワカンダ 画像 <A> <楽>
【わかんだ】
 ティ・チャラを失い、ラモンダが暫定的な王となった。 甘崎
名称
【】
  甘崎