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熊井啓

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鑑賞本数 8 合計点 28 平均点 3.50
allcinema ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
映画を愛する
映画の深い河
日本の黒い夏―冤罪・松本サリン事件
黒部の太陽
2007 5'23 死去
2002 海は見ていた 監督
2000 日本の黒い夏 冤罪 監督・脚本
1997 愛する 監督・脚色
1995 深い河 監督・脚色
1992 ひかりごけ 監督
1990 式部物語 監督
1989 千利休 本覺坊遺文 監督
1986 海と毒薬 監督・脚本
1981 日本の熱い日々 謀殺・下山事件 監督
1980 天平の甍 監督
1978 お吟さま 監督
1976 北の岬 監督・脚本
1974 サンダカン八番娼館 望郷 監督・脚本
1973 朝やけの詩 監督・脚本
1972 忍ぶ川 監督・脚本
1970 地の群れ 監督・脚本
1968 黒部の太陽 監督・脚本
1965 日本列島 監督・脚本
1964 帝銀事件 死刑囚 監督・脚本
1963 空の下遠い夢 脚本
1962 太平洋のかつぎ屋 脚本
太陽と星 脚本
銀座の恋の物語 脚本
男と男の生きる街 脚本
1961 一石二鳥 脚本
太平洋のかつぎ屋 脚本
1960 霧笛が俺を呼んでいる 脚本
邪魔者は消せ 脚本
鉄火場の風 脚本
1930 6'1 長野県で誕生

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海は見ていた 2002

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黒澤明(脚)
清水美砂
遠野凪子
永瀬正敏
吉岡秀隆
つみきみほ
河合美智子
北村有起哉
野川由美子
石橋蓮司
奥田瑛二
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
なんの花か薫る(書籍)つゆのひぬま(書籍)山本周五郎
 江戸・深川にある岡場所“葦の家”の若い娼婦お新(遠野凪子)は、ある日、刃傷沙汰を犯してしまったため若侍房之介(永瀬正敏)をかくまうが、お新にすっかり惚れた房之介は勘当の身でありながら“葦の家”に足繁く通うようになる。しかし…
 山本周五郎による小説『なんの花か薫る』『つゆのひぬま』の映画化作。
黒澤明が自ら31作目の作品として脚本まで書き上げながら、結局実現することがなかった原稿を熊井啓監督が映画として仕上げた作品。
 本作は黒澤ファンとしては、やっぱりチェックしておきたい作品ではあったが、しかし何というか、晩年の黒澤作品というのはなんともまあ…ってな感じなので、とりあえずテレビで。
 一見して思うのは、これは黒澤明の作品ではないな。印象としては、山本周五郎の作品を丁寧に作ったというのは分かるが、丁寧に作りすぎたため、単なる人情話になってしまってる。本来笑わせるべき所を笑わす事が出来ず、息詰まるシーンであるべき部分も淡々と過ぎる。若い頃の黒澤に撮らせてれば、こんな何事もないシーンも凄く見栄えがするんだろうな。とか思いながら観てしまったため、
結局不満しか残らない作品になってしまった
 黒澤明監督の遺作としても、山本周五郎原作の映画化としても、全部中途半端。本作こそ読んではいないものの、山本周五郎作品の面白さとは、単なる人情で終わってないところにある。江戸時代らしく、本音を隠しつつ、相手の心を知ろうとする疲れそうな会話と、そこに敢えて本音をぶつけることで起こる波紋。そして抜刀してにらみ合うところの緊張感。その辺が全てきちんと文章化されているから面白い。確かに最終的に人情話に持っていくことが多いけど、そこから目立つ部分だけを取り出してしまっても、本質はそこじゃないからやっぱり駄目なんだよ。二つの物語を前半後半に持っていったのも、結果的に物語を分断することとなってしまった。
 監督やスタッフはとても頑張ったんだろう。その努力は認めるけど、黒澤監督の亡霊に悩まされすぎた。冒険がない作品に魅力はない。
日本の黒い夏−冤罪− 2000

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熊井啓(脚)
中井貴一
細川直美
遠野凪子
北村有起哉
加藤隆之
藤村俊二
梅野泰靖
平田満
岩崎加根子
二木てるみ
根岸季衣
石橋蓮司
北村和夫
寺尾聰
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作「NEWS NEWS」 平石耕一
 松本にある高校の放送部で、一年前の1994年6月27日に起こった毒ガス事件の冤罪報道を検証するドキュメンタリー・ビデオが作られることになった。事件の犯人とされ、今はひっそりと住む神部俊夫(寺尾聰)と、事件の担当に当たったローカル・テレビの笹野(中井貴一)にインタビューが行われたが…
 先日出張で十数年ぶりに松本へ行った。ここは私の初めての一人暮らしを始めた場所で、僅か一年しかいなかったとは言え、思い出の深い場所。ここでそれまで電気釜を一度も使ったことの無かった私が自炊を覚えたし、今でも親しくしている友人もできた。バイクの免許取ったのもここだった。そうそう。初めて映画のエキストラを経験もした…良い思い出だけじゃなく、オタク的な自分が嫌になり、何とかそこから逃げようとしたのもここだったし、最初の失恋も経験した。今から考えると、この一年って、本当に色々あったんだな。
 今になって訪れると、やっぱり懐かしい。時間が多少余ったので同じ会社の人を案内しつつ、街を観光したのだが、変わってないところ、変わったところ、記憶が薄れたところ。色々とあった。かつてそぞろ歩いた松本城のお堀端を周り、そこからほんのちょっと行ったところにある、普通の民家をも案内した。ここがかつて松本サリン事件が起こった場所だった。
 あの事件当時私は既に長野にはいなかったが、報道で流れる映像は、私の記憶と全く変わっておらず、観てるだけでぞっとした。この近くには私の友人だって下宿していたのだ。
 それが映画化されたと言うことで、ちょっと平静ではいられなかったが、実際これを観ていると、どれだけ日本ではマスコミの力が大きいか、そしてそれによって傷つけられ、回復できなかった人間が多かったか。と言うことを改めて思わされる作品となっていた。特に前半から登場する寺尾聰があんなにうらぶれた姿になっていたと言うのがなんか凄く痛々しい。中井貴一もかつて犯人を決めつける報道を心ならずも行ってしまい、それを否定は出来ず、しかし事実を誰かに告げたい。と言う複雑な心情を持つ役割を好演している。
 ただ一方、セミ・ドキュメンタリー形式にした分、特に前半部分の演出はほとんど対話シーンばかりで、大変見づらいし、オチもないため、観終わった後、どんよりした気分にさせられたのも事実。観ていて辛かった。
 こういう作品も大切ではある。確かに。
深い河 1995
1995日本アカデミー主演女優賞(秋吉久美子)、監督賞(熊井啓)、撮影賞、照明賞
1995キネマ旬報第5位

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熊井啓(脚)
秋吉久美子
奥田瑛二
井川比佐志
沼田曜一
内藤武敏
菅井きん
杉本哲太
香川京子
三船敏郎
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
深い河(書籍)遠藤周作
 インド。聖地ペナレスを目指す日本のツアーバスにはそれぞれの目的を持った、様々な過去を背負った人々が乗り合わせていた。成瀬美津子(秋吉久美子)は学生時代に捨てた大津(奥田瑛二)が神父となってインドにいると言うことを聞きつけたため。磯辺(井川比佐志)は妻(香川京子)の今際の際の言葉、「生まれ変わり」と言う言葉のために。木口(沼田曜一)はかつての戦友の塚田(三船敏郎)が死の床で告白した衝撃の事実の確認と、悔いを残したまま死んだ塚田の供養のために…
 原作は刊行当時に読み、読みながらぼろぼろ涙をこぼした。どこが良かったのか、と言うと説明がしにくいが、とにかく何故か泣けてくる作品だった。それがこのカトリック作家、遠藤周作と言う人物の実力なのだろう。私にとって彼は日本文学者としては最高の一人だ。
 
小説における良質の文学作品は映画になりやすい。原作のファンを取り込めると同時に、それが深く考えさせられる作品であれば、映画の中に哲学性を取り込むことが出来、映画自体の質を向上させることが出来るから。それだけに傑作と呼べる作品も多い。
 だが一方、小説というのは多種多様な読み方が出来るのに対し、映画と言うのは
その一部分を切り取って、一つの価値観だけを強調することになりかねず、それだけに監督の力量が問われるものでもある。間違うことなく、映画というのは監督の思いが前面に出るものなのだから。いくら一般に評価されていても、原作の熱烈なファンからしたら、「屑作品」と称されてしまうものも多々ある。特に多種な解釈が可能で、自分なりの解釈が出来ている文学作品だったらなおさら。
 で、この映画だが、原作の熱烈なファンとしては、やはり成功したとは言い難い。原作は久美子と大津の関係を主軸として様々な人間模様が錯綜した作品で、本作もそれを踏襲しているが、本来有機的につながっているはずのこの二人以外の物語が単なる小編の挿入にしかなってなかった。これだったらいっそのこと切った方が良かっただろうし、キャパにあこがれるあのカメラマン役、沖田浩之の存在が浮きまくっていたのも残念。
 秋吉久美子、奥田瑛二は共に良い俳優で、特に映画に映える役者だと思うが、やはり大学時代から中年にさしかかる今の時代までを全て演じきるのは無理があったし、何より秋吉久美子の
“私を見て。私だけを見てちょうだい”と言うオーラが画面から漂ってきてるようで、それが乗り切れない気持ちとして残った。
 質そのものは悪くないと思う。これは原作ファンの繰り言だ。
ひかりごけ 1992

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池田太郎
熊井啓(脚)
三國連太郎
奥田瑛二
田中邦衛
杉本哲太
笠智衆
井川比佐志
内藤武敏
津嘉山正種
牟田悌三
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ひかりごけ(書籍)武田泰淳
千利休 本覺坊遺文 1989
1989ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞

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山口一信
大場正弘
高丘季昭(製)
依田義賢(脚)
奥田瑛二
萬屋錦之介
上條恒彦
川野太郎
牟田悌三
内藤武敏
東野英治郎
芦田伸介
加藤剛
真実一路
三船敏郎
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
本覚坊遺文(書籍)井上靖
 千利休没後400年記念作品。この年、同じく勅使河原宏監督による『利休』も公開される。
海と毒薬 1986
1986ブルーリボン監督賞
1986キネマ旬報日本映画第1位
1986毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、主演男優賞(奥田瑛二)、美術賞
1987ベルリン国際映画祭審査員特別賞・銀熊賞

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熊井啓(脚)
奥田瑛二
渡辺謙
岡田真澄
成田三樹夫
西田健
神山繁
岸田今日子
根岸季衣
草野裕
辻萬長
津嘉山正種
千石規子
黒木優美
戸川暁子
田村高廣
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
海と毒薬(書籍)遠藤周作
 1969年に熊井は映画化権を得、脚本も完成していたが、捕虜の生体解剖という内容のため、撮影までに17年がかかってしまった。熊井は解剖実験の事実関係を徹底的に調べてから映画に臨んだという。
 劇中に使われる医療機器は戦時中の実物。流れる血も本物。
 反戦映画としてのみならず、医者のモラルや神と人間の関係性にまで言及。
日本の熱い日々 謀殺・下山事件 1981

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佐藤正之
阿部野人
相沢徹
遠藤武志(製)
菊島隆三(脚)
仲代達矢
山本圭
隆大介
井川比佐志
平幹二朗
浅茅陽子
中谷一郎
岩崎加根子
橋本功
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
謀殺 下山事件―日本の熱い日々(書籍)矢田喜美雄
黒部の太陽 1968
1968キネマ旬報第4位
1968毎日映画コンクール録音賞

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銭谷功
小林正彦(製)
井手雅人
熊井啓(脚)
滝沢修
志村喬
佐野周二
三船敏郎
石原裕次郎
辰巳柳太郎
玉川伊佐男
下川辰平
平田重四郎
加藤武
高津住男
柳永二郎
山内明
宇野重吉
寺尾聡
二谷英明
成瀬昌彦
清水将夫
樫山文枝
日色ともゑ
川口晶
高峰三枝子
岸野小百合
北林谷栄
信欽三
芦田伸介
岡田英次
庄司永建
雪丘恵介
長尾敏之助
英原穰二
鈴木瑞穂
山本勝
小柴隆
水谷貞雄
牧野義介
大滝秀治
小林亘
熱海弘到
二木草之助
根本義孝
島村謙二
嶺田則夫
内藤武敏
武藤章生
千代田弘
伊豆見雄
晴海勇三
岩手征四郎
田畑善彦
有村道宏
中平哲仟
大浜詩郎
草薙幸二郎
下絛正巳
岡倉俊彦
稲垣隆史
日野道夫
佐野浅夫
長弘
斉藤雄一
須崎孝
伊藤浩
宮崎準
肉倉正男
山吉克昌
近江大介
小川吉信
宮坂将嘉
桝谷一政
紀原土耕
露木護
岡部政明
伊藤寿章
山口仁奈子
寺田誠
田口精一
西原泰江
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
黒部の太陽(書籍)木本正次
 日活の石原裕次郎と東宝の三船敏郎が手を結んで製作する。二人の大スターのお陰で、他社に俳優を貸さないと言う五社協定は無視される。この後、五社協定は有名無実となっていく
 監督が決まらず、今村昌平にも話が来たという
 三船プロと石原プロの共同製作だが、日活に無断で熊井を監督としたため、一旦日活は熊井を懲戒解雇とするが、石原・三船プロとの交渉の結果、日活で配給が決まり、熊井の処分も撤回される
日本列島 1965

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熊井啓(脚)
宇野重吉
芦川いづみ
二谷英明
鈴木瑞穂
武藤章生
平田守
庄司永建
下元勉
伊藤寿章
長尾敏之助
雪丘恵介
長弘
紅沢葉子
佐々木すみ江
木村不時子
日野道夫
大滝秀治
加藤嘉
佐野浅夫
内藤武敏
北林谷栄
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
原作:吉原公一郎
 戦後に興った数々の事件がCIAの陰謀であると訴えた社会派映画
 戦後の日本のアメリカへの従属から来る暗黒面を弾劾する
帝銀事件 死刑囚 1964

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熊井啓(脚)
信欣三
内藤武敏
井上昭文
高野由美
笹森礼子
柳川慶子
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 1948年1月26日。豊島区の帝国銀行椎名町支店に一人の男が現れた東京都衛生課の厚生省医学博士の名刺を出し、赤痢の予防薬と称して、予防薬と称して薬を行員達に飲ませた。数分後、その液を飲んだ行員は次々と死んでいき、犯人は現金と証券十八万円を奪って逃走した。この凄惨な事件に警察と新聞は色めき立ち、犯人捜しに躍起となった。調べていくうちにこの薬物はかつて満州でBC兵器の人体実験を行っていた七三一部隊で極秘裡につくられた毒物だと知られるが、アメリカの横槍により捜査は難航を極める。その中でモンタージュ写真に似た画家平沢貞通(信欣三)が逮捕される…
 戦後に実際に起こった未解決事件を元にドキュメンタリー・タッチで描かれた作品で、社会派監督である熊井啓のデビュー作にして初期の傑作の一本。戦後には数多くの疑惑事件が起こっていたが、この事件はその中でも最も凄惨で被害者も多く、しかも特徴づけられた事件で、しかも手口や薬物からそれがどのように入手したかも分かっているのに犯人が最後まで特定できなかったのは、これはGHQのためである。
 松本清張の小説「悪魔の飽食」によってようやく実態が知られるようになった七三一部隊(石井部隊)。これは日本陸軍の汚点とされる部隊で、細菌戦争研究のための特別部隊で、徴発した現地民を「マルタ」と称して人体実験に使ったという、戦争の暗部を象徴するような部隊だった。
 それで戦後この部隊がどうなったかというと、実は
幹部の大部分は戦犯になることはなかった。この非人道的な実験の結果は非常に貴重なものであり、研究結果をアメリカに譲渡することで、誰が関わったのかは闇から闇へと葬り去られてしまった(噂だから信憑性はないものの、戦後の高名な医師の中にはここに関わった人物が結構いたとも言われてる)。ヴェトナム戦争で使われた生体兵器はここでの研究の成果がかなり用いられていたとも言われてる。
 そんな経緯もあって、GHQとしては、この事件は大きなダメージを追うことになりかねず、この事件に七三一部隊の関与が明らかになった時、GHQは特権を用いて資料の提供を拒否したのみならず、この件での七三一部隊への追求を一切止めるように通告してしまった。
 結果として状況証拠のみで犯人を捜さざるを得なくなってしまい、平沢という人物の確保しかできなかった。ここで逮捕された平沢は結局刑務所を出されることなく、一生を塀の中で過ごすこととなったが、どうやら冤罪であった可能性が高い。戦後のGHQ支配体制の中で起こったこととはいえ、日本の司法歴史の汚点の一つとされている。
 そんな起訴中の事件を真っ正面から描いたのがこの作品。本作でも本当に犯人は誰なのかという点については一切言及していないが、完璧に弱者をいたぶる権力者の構図が描かれ、観ていてかなりきつい内容になってる。
 しかし一方ではこの作品はもう一つ問題を提示しているようでもある。
 この事件がここまで大きくなったのは、事件そのものの持つ社会的な問題性のみならず、
これに際して偏った報道を繰り返す報道陣の問題もあることを指摘しているかのよう。敢えて本作は報道陣の方に中心を持ってきて、混乱に陥る新聞社の様子が描かれていた事からもそれはうかがえる。
 警察から漏れ聞いた情報をすぐさま国民に垂れ流すことによって無責任に事件を拡大し、冤罪かもしれない人間を勝手に犯人に仕立て上げるのは、警察の問題だけでなく、報道陣の問題もある。
 それらの問題も全てひっくるめてたたきつけようとしたのが本作なのだろう。よほどの自信があってのことか。
 一方淡々とそれらを描くのは良いが、演出面はちょっと弱い感じで、特に中盤かなり中だるみしてしまい、かなり退屈な感じになってしまったのは残念なところ。ラストも中途半端な感じだが、当時結審してなかった裁判だから、これで仕方なかったのかな?

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