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中原俊

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鑑賞本数 合計点 平均点
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
富江 最終章 禁断の果実
2001 コンセント 監督
2000 姉は女教師 監督
カラフル 監督
歯科医 監督
1999
1998 コキーユ 貝殻 監督
1997 Lie Lie Lie 監督
1996
1995 欲望だけが愛を殺す Vol.3 ゲームの規則 監督・脚本
1994 欲望だけが愛を殺す Vol.2 パンドラの厘 監督・脚本
欲望だけが愛を殺す Vol.1 天国の虹 監督・脚本
1993 闇金の帝王 銀と金2 監督
闇金の帝王 銀と金 監督
1992 シーズン・オフ 監督
1991 12人の優しい日本人 脚本
1990 Doki Doki ヴァージン もういちど I LOVE YOU 監督・脚本
櫻の園 監督
1989
1988 猫のように 監督
1987 シャコタン★ブギ 監督
1986 ボクの女に手を出すな 監督・脚本
1985 メイク・アップ 監督
1984 初夜の海 監督
イヴちゃんの花びら 監督
縄姉妹 奇妙な果実 監督
1983 3年目の浮気 監督
宇能鴻一郎の姉妹理容室 監督
1982 聖子の太股 女湯小町 監督
奴隷契約書 鞭とハイヒール 監督
犯され志願 監督
オン・ザ・ロード 助監督
1981 女子大生の基礎知識 ANO ANO 監督・助監督
女高生偽日記 脚本
遠雷 助監督
密猟妻 奥のうずき 助監督
東京カリギュラ夫人 助監督
1980 妻たちの性体験 夫の眼の前で、今・・・ 助監督
おんなの細道 濡れた海峡 助監督
1979
1978
1977
1976
1975
1974
1973
1972
1971
1970
1969
1968
1967
1966
1965
1964
1963
1962
1961
1960
1959
1958
1957
1956
1955
1954
1953
1952
1951 5'25 鹿児島で誕生

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タイトル
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物語 人物 演出 設定 思い入れ

 

富江 最終章 禁断の果実 2002
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安藤希
宮崎あおい
國村隼
藤本由佳
二宮綾香
太田千晶
渡辺哲
斉藤亮太
藤間宇宙
田村泰二郎
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ
 原作から離れたオリジナルストリー。女優を艶っぽく撮ることでは定評のある中原監督が自分のフィールドに富江ワールドを持ってきたとも言われる。
カラフル 2000
<A> <楽>
酒井治盛
齊藤曉
高橋康夫
萩原貫司
倉田喜久雄
伊藤浩之
吉岡和彦
原正行(製)

森田芳光(脚)
田中聖
阿川佐和子
真柄佳奈子
駒勇明日香
景山悠希
斉藤新之介
江藤潤
鈴木砂羽
曽我廼家文童
深水三章
林家こぶ平
梶原阿貴
春木みさよ
YOROZU
新井誠
筧利夫
柳葉敏郎
滝田栄
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
カラフル <A> <楽>
森絵都 (検索) <A> <楽>
コキーユ 貝殻 1998
<A> <楽>
山田耕大(脚)
小林薫
風吹ジュン
益岡徹
吉村実子
浜丘麻矢
植田真介
深水三章
林泰文
山上賢治
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
コキーユ―貝殻(書籍)山本おさむ
12人の優しい日本人 1991
1992ヨコハマ映画祭第8位
<A> <楽>
岡田裕
笹岡幸三郎
垂水保貴(製)
三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ(脚)
塩見三省
相島一之
上田耕一
二瓶鮫一
中村まり子
大河内浩
梶原善
山下容莉枝
村松克己
林美智子
豊川悦司
加藤善博
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ある殺人事件の審議のために集められた12人の陪審員たち。職業も年齢もバラバラな人々で、当初和気藹々な雰囲気で始められた陪審で、審議は概ね無罪で始まり、すぐ終わるかに見えたが、討論好きの2号(相島一之)が無罪の根拠を一人一人に問い詰めたことから、審議は意外な展開へと向かっていく…
 三谷幸喜による舞台劇の映画化作品。
 アメリカでは裁判の映画が立派な一ジャンルとして確定しており、その中からもいくつもの傑作が出ているが、日本では映画にはなりにくい。ぱっと思い浮かぶものを挙げていくと野村芳太郎監督の『事件』(1978)や周防正行監督の『それでもボクはやってない』(2007)位だろうか?それぞれに評価は受けているものの、極めて数が少なく、やはり一ジャンルとまではいってないのが現状。
 その最たる理由として陪審員制度があるだろう。アメリカの陪審員制度は、そこに向かって弁護士が主張することでドラマが生まれやすい。日本ではそれが無い上に、裁判にはとかく時間がかかるために、よほど真面目な内容で作らないと難しいというのが現状。
 本作の場合も、この物語は本当の意味でのリアルなものではなく、もし日本に陪審員制度があったら?という仮定からなるフィクションである。題目を見れば分かるとおり元ネタは『十二人の怒れる男』(1957)からで、そのパロディ的な作品になっている(舞台劇では既に筒井康隆が書いた戯曲
「12人の浮かれる男」というのがあって、これは原作を読んで素人舞台劇で観ている)。ただ、パロディと一口に言っても、それに収まってはいないのが本作の特徴でもあろう。これを観ていると、何故日本に陪審員制度がないのか。と言うことが、日本人的な心情から汲み取れてしまう。
 表題にあるように、日本人的な気質として、優しすぎるところがどうしても出てくる。議論好きよりも、
結論が出たらそれで良い。と考えてしまうし、後ろめたい気持ちを持ちたくない、という思いから、つい無罪にしたくなってしまう。この連中の反応を見てると、自分が言いそうな事も出てくるし、こういう反応するだろうなあ。という事に満ちあふれてる。少なくとも私は陪審員には向いてないと言う事がよく分かったのは、一つの成果でもあろう。私も又、「優しい日本人」の一人なんだろうな
 作品そのものとしては流石三谷幸喜って感じで、実に上手くまとまってる。人の心理にまでちゃんと踏み込んで作られているので、『十二人の怒れる男』とは又違った魅力があり、決してこれが単なるパロディでない事をうかがわせてくれる。
 12人が12人共に個性を発揮しているので、繰り返し観ても面白い。ワンシチュエーション作品が好きな人のみならず、広くお薦め出来る作品。

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