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野村芳太郎

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野村 芳太郎
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日本の映画監督。父は日本の映画監督の草分け的存在で松竹蒲田撮影所の所長だった野村芳亭。


1974年に監督した松本清張原作の『砂の器』ではモスクワ国際映画祭の審査員特別賞を受賞。1978年、松本と共に「霧プロダクション(霧プロ)」を設立。松本清張作品の映画化を多く手掛けたが、1983年の『迷走地図』で確執が生じ、1984年に解散。製作者としても『八甲田山』などを手掛けた。

1985年、紫綬褒章受章。1995年、勲四等旭日小綬章受章。2005年4月8日午前0時15分、肺炎のため東京都内の病院で死去。享年85。法名は映芳院釋顕真。墓所は築地本願寺和田堀廟所。

門下生には山田洋次、森崎東がいる。渥美清主演の社会派風刺喜劇『拝啓天皇陛下様』は、彼らが後に手がける喜劇映画の先駆的作品だった。また、山田に関しては助監督時代からその才能を買って企画段階から関わらせることが多かったという。霧プロ時代の弟子には小林政広、古山敏幸、プロダクション・クラップボード時代の弟子には檜木田正史らがいる。

無類の推理モノ好きで、撮影終了後や食事中には推理小説の話をすることが多くて日常の話はほとんどせず、自宅を入ってすぐの廊下の両側にある本棚は、推理小説の本で埋め尽くされていたという。また、キャリア後期の『震える舌』『真夜中の招待状』ではオカルト的な恐怖描写を前面に出すなど、技術的にはモダンな作風であった。

「映画の良し悪しは観客が決める」が信条であったため、自身の作品を批評することはほとんどなかったが、息子の野村芳樹によれば『昭和枯れすすき』だけは文化庁から評価されて1000万円のボーナスが出たため、とても満足していたという。

助監督も務めた大嶺俊順によれば、車に乗るのが好きで、撮影が終わると大船から自宅まで第三京浜を時速100キロの猛スピードで走らせるのが日課だったため、誰も野村の運転する乗用車には乗りたがらなかったという。
Wikipediaより引用
経歴
1919'4'23 京都で誕生
1941 慶應義塾大学文学部芸術学科卒業。松竹大船撮影所に入社。
1946 復員し、黒澤明作品の『醜聞』『白痴』では助監督を務め、黒澤からは「日本一の助監督」と評価された。
1952 『鳩』で監督デビュー。
1978 『鬼畜』で日本アカデミー監督賞受賞、ブルーリボン監督賞受賞
5+
拝啓天皇陛下様
4+
ゼロの焦点
3+
五瓣の椿
続・拝啓天皇陛下様
でっかいでっかい野郎
白昼堂々
ワン.ツー.パンチ 三百六十五歩のマーチ
2+
個人的感想
2005 4'8 死去
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993
1992 復活の朝 製作総指揮
1991
1990
1989
1988
1987
1986 キネマの天地 製作
1985 危険な女たち 監督・製作
1984 ねずみ小僧怪盗伝 監督・製作・脚本
彩り河 製作・脚本
1983 迷走地図 監督・製作・脚本
きつね 製作
天城越え 製作
1982 疑惑 監督・製作
幻の湖 監督・製作
1981 真夜中の招待状 監督・製作
1980 わるいやつら 監督・製作
震える舌 監督・製作
1979 配達されない三通の手紙 監督・製作
1978 鬼畜 監督
事件 監督・製作
1977 八つ墓村 監督
八甲田山 製作
1976
1975 昭和枯れすすき 監督
1974 砂の器 監督
東京ド真ン中 監督
1973 しなの川 監督
ダメおやじ 監督・脚本
宮本武蔵 脚本
花と龍 青雲篇 愛憎篇 怒涛篇 脚本
1972 初笑いびっくり武士道 監督・脚本
人生劇場 青春・愛欲・残侠篇 製作・脚本
1971 花も実もある為五郎 監督・脚本
コント55号とミーコの絶体絶命 監督・脚本
1970 なにがなんでも為五郎 監督・脚本
影の車 監督
コント55号と水前寺清子の大勝負 監督・脚本
こちら55号 応答せよ!危機百発 監督・脚本
青春大全集 原作
1969 ひばり・橋の 花と喧嘩 監督・脚本
でっかいでっかい野郎 監督・脚本
チンチン55号ぶっ飛ばせ!出発進行 監督・脚本
ワン.ツー.パンチ 三百六十五歩のマーチ 貞永方久と共同監督・共同脚本
1968 白昼堂々 監督・脚本
夜明けの二人 監督・脚本
コント55号と水前寺清子の神様の恋人 監督・脚本
天使の誘惑 脚本
1967 男なら振りむくな 監督・脚本
女の一生 監督・脚本
あゝ君が愛 監督・脚本
濡れた逢びき 脚本
1966 命果てる日まで 監督
おはなはん 第二部 監督
おはなはん 第一部 監督
暖流 監督・脚本
望郷と掟 監督
渥美清の泣いてたまるか
<A> <楽> 脚本
1965 素敵な今晩わ 監督
1964 五瓣の椿 監督
拝啓総理大臣様 監督・脚本・音楽
続・拝啓天皇陛下様 監督・脚本
1963 あの橋の畔で 完結篇 監督・脚本
あの橋の畔で 第3部 監督・脚本
拝啓天皇陛下様 監督・脚本
1962 あの橋の畔で 第2部 監督・脚本
あの橋の畔で 第1部 監督・脚本
左ききの狙撃者 東京湾 監督
春の山脈 監督・脚本
1961 背徳のメス 監督
恋の画集 監督・脚本
ゼロの焦点 監督
二階の他人 脚本
1960 最後の切札 監督
1959
1958 モダン道中 その恋待ったなし 監督・脚本
張込み 監督
1957 伴淳・森繁の糞尿譚 監督
1956 ここは静かなり 監督・脚本
花嫁募集中 監督・脚本
角帽三羽烏 監督・脚本
1955 花嫁はどこにいる 監督・脚本
亡命記 監督
続おとこ大学 新婚教室 監督・脚本
1954 びっくり五十三次 監督
青春ロマンスシート 青草に坐す 監督
伊豆の踊子 監督
慶安水滸伝 監督
1953 青春三羽烏 監督・脚本
鞍馬天狗 青面夜叉 監督
きんぴら先生とお嬢さん 監督
愚弟賢兄 監督
次男坊 監督
学生社長 助監督
1952 鳩 監督
明日は月給日 助監督
相惚れトコトン同志
1951 天使も夢を見る 助監督
白痴 助監督
1950
1949
1948
1947
1946
1945
1944
1943
1942
1941
1940
1939
1938
1937
1936
1935
1934
1933
1932
1931
1930
1929
1928
1927
1926
1925
1924
1923
1922
1921
1920
1919 4'23 京都で誕生

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レビュー
震える舌
1980ブルーリボン主演女優賞(十朱幸代)
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野村芳太郎
織田明(製)
井手雅人(脚)
渡瀬恒彦
十朱幸代
中野良子
若命真裕子
北林谷栄
宇野重吉
越村公一
梅野泰靖
中原早苗
矢野宣
日色ともゑ
加藤健一
佐古雅誉
中島久之
是枝正彦
谷よしの
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1980
製作会社
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原作
震える舌 <A> <楽>
三木卓 (検索) <A> <楽>
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事件
1978日本アカデミー作品賞、主演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(渡瀬恒彦)、脚本賞、撮影賞
1978ブルーリボン助演男優賞(渡瀬恒彦)
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野村芳太郎
織田明(製)
新藤兼人(脚)
松坂慶子
永島敏行
大竹しのぶ
渡瀬恒彦
佐分利信
丹波哲郎
芦田伸介
西村晃
山本圭
北林谷栄
佐野浅夫
乙羽信子
森繁久彌
夏純子
中野誠也
磯部勉
浜田寅彦
丹古母鬼馬二
早川雄二
穂積隆信
山本一郎
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 新宿のホステス殺しの容疑者として逮捕されたのはホステスの妹ヨシ子の同棲相手上田(永島敏行)だった。ほぼ犯人は決まったと思われた公判が始まったのだが、辣腕弁護士菊池(丹波哲郎)の誘導によって公判は二転三転していく。果たして事件の真相とは…
 ハリウッド映画では重要なジャンルの一つとして裁判ものがある。その中には数々の傑作と言われるものがあるが、それは裁判王国と言われるアメリカならではのものだと思っていた…本作を観るまでは。
 何だこれ。日本でこんな高水準にまとまった作品があったのか?相当な驚きで観られた。
 ハリウッドの裁判もののジャンルに則って、裁判の様子が二転三転していくのだが、それは単に事件の真相であるに限らない。登場キャラの心理をえぐり出して、日本的な人情話への切り換えも巧みであり、心理状況までもが前提から覆される。どんでん返しの面白さの快感もしっかり与えてくれる。
 それに丹波哲郎、佐分利信、芦田伸介という、声にも脂の乗った男優達が織りなす丁々発止のやりとり、そこに割ってはいる大竹しのぶの甲高いヒステリックな声。まあとにかくキャラの円熟度が高くて楽しい。
 ここではあくまでただ存在してるだけって感じの永島敏行も、逆にその硬さが他のキャラを際だたせる結果となっているのも面白い。逆に「これ演技じゃないの?」と思わせてくれるので、それが良い効果を与えている。
製作年 1978
製作会社
ジャンル
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原作
事件 <A> <楽>
大岡昇平 (検索) <A> <楽>
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八つ墓村
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野村芳太郎
杉崎重美
織田明(製)
橋本忍(脚)
渥美清
萩原健一
小川真由美
花沢徳衛
山崎努
山本陽子
市原悦子
山口仁奈子
中野良子
加藤嘉
井川比佐志
綿引洪
下絛アトム
夏木勲
田中邦衛
稲葉義男
橋本功
大滝秀治
夏純子
藤岡琢也
下絛正巳
山谷初男
浜田寅彦
浜村純
吉岡秀隆
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 身寄りのない工員として働いている辰弥(萩原健一)は、新聞の尋ね人の公告に自分の名前が載っているのを発見する。なんと彼は山奥の村の名主の後継者だというのだ。だがその村はかつて平家の落武者8人を惨殺したという村で、32人もの男女が殺されるという事件が起こった曰く因縁のある村で、彼の到着を待つかのように、再び連続殺人が巻き起こる。その謎を解くため、金田一耕助(渥美清)が村へとやってくるのだった。
 横溝正史の金田一シリーズは数多く映画化され、中でも石坂浩二や古谷一行などが有名ながら、「たたりじゃ〜」で有名な、代表作の一つとも言える本作の映画化(3作作られてるけど)はそれらの有名な人物ではないのが特徴(古谷一行はテレビシリーズで登場)。特にこの年に公開となった本作では金田一役がなんと渥美清!凄え違和感。更におばあちゃん役で市原悦子まで登場(それにしても、この人30年近く前からあんまり変わってないって事実が恐ろしいな)。キャスティングを見るだけだと、なんだかほのぼの系の映画に思えてしまう。
 しかしながら、他の金田一シリーズと較べても、本作の物語のハードさ、グロさは群を抜いている。部分的に特撮まで用いての残虐描写、ラストの萩原健一の悪夢のような追跡劇。追いかける方が完全に鬼女化しており、もはやこれは推理ものって言うより、こりゃまんまホラーだよ…実はかなりお気に入りだったりする。
 最後まで渥美清には違和感を感じ続けたが、その分あまり場面には登場せず、萩原健一を中心に展開するのは正しい選択だった。しかし、最後の淡々と謎解きをする渥美清にはそれなりにアームチェア・ディテクティヴの貫禄があり、改めて器用な役者であることを思わせてもくれる…が、やっぱり渥美清が金田一ってのは、ミスマッチのような?
製作年 1977
製作会社
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原作
八つ墓村 <A> <楽>
横溝正史 (検索) <A> <楽>
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砂の器
1974キネマ旬報日本映画第2位
1974毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、脚本賞、音楽賞
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橋本忍
佐藤正之
三嶋与四治(製)
橋本忍
山田洋次(脚)
丹波哲郎
加藤剛
森田健作
島田陽子
山口果林
加藤嘉
春日和秀
笠智衆
松山省二
内藤武敏
春川ますみ
稲葉義男
花沢徳衛
信欣三
松本克平
浜村純
穂積隆信
山谷初男
ふじたあさや
菅井きん
野村昭子
今井和子
猪俣光世
高瀬ゆり
後藤陽吉
森三平太
今橋恒
櫻片達雄
瀬良明
久保晶
中本維年
松田明
西島悌四郎
土田桂司
丹古母鬼馬二
高橋寛
渡辺紀行
山崎満
北山信
千賀拓夫
浦信太郎
菊地勇一
今井健太郎
山本幸栄
小森英明
水木涼子
戸川美子
佐分利信
緒形拳
渥美清
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 国鉄蒲田操車場構内で発見された扼殺死体。被害者の身元が分からず捜査は難航したが、警視庁の今西栄太郎刑事(丹波哲郎)と西蒲田署の吉村弘刑事(森田健作)らによる地道な聞き込みによって、徐々にその被害者像が浮かんでくる。その捜査上に浮かんできた加害者は音楽家の和賀英良(加藤剛)だった。だが和賀がそのような殺人を行う動機が分からず、更に和賀は前大蔵大臣の娘田所佐知子(山口果林との結婚が目前とされており、捜査は様々な妨害を受けてしまう。そんな中で和賀による大交響曲「宿命」が、巨大なホールを満員にしての発表の日が近づいてくる。
 野村芳太郎監督の代表作で、松竹邦画の中でも最高作品とまで言われるほどの知名度を誇る名作。テレビ映画問わず様々な媒体で映像化された松本清張小説の中でも最高の出来と言われる。山田洋次も関わった脚本は原作者が満足した数少ない映画の一本
 松本清張の推理小説の多くは、名探偵や怪盗は登場せず、捜査員の地道な捜査が延々と行われ、途切れそうな細い線をたどっていくうちに事の真相が見えてくる。という特徴がある。一見これは地味な作風に見えるのだが(事実明らかに手を抜いた作品だと、地味なまま終わるのも結構ある)、これは捜査そのものを主眼とするのではなく、被害者や加害者の姿を通して日本の暗黒部分を探ろうとする努力がそこにはある。本作の捜査員は決してスーパーマンでもなければはみ出し刑事でもない。足を使ってひたすら聞き込みを続けるだけの、実に地道な人物。だから物語にメリハリが無く、だからなんか流して観ていると、延々代わり映えのない捜査を続けていくだけ(途中にちょっとしたお色気などを含めつつ)。だから、敢えて言えば結構退屈な作品でもある。その中で暑い中全国を回り、その情景を観る位がメリハリかな?勿論オールスター名優が次々に登場するのも見所ではあるが、物語にしても最初から胡散臭い人間として登場する加藤剛が、やっぱり犯人になってしまうと言う非常に単純な構造で、なんの驚きもない。
 我々一般人が見ることが出来ない歴史の裏側や、この時代にあってこんな悲惨な人間が実際にいるのだ。という事を示す。そのためにどれだけ多くの人に話を聞いたり、資料を探しただろうか。と裏を見るのが楽しい作品でもある
 本作の場合も基本は同じで、捜査自体はとてつもなく地味。ただし日本各地を巡りつつ、被害者像と加害者像を結んで行くうちに見えてくる情景がある。ここではそれがハンセン病という形を取るのだが、地道に地道に、しかし少しずつ明らかになっていく患者の辛さや、だからこそ堅く結びついていく親子の情愛などが見えてくる構図となる。
 本作は前半部分がとにかく地味な展開が延々と続くばかりで、なんでこれが名作?と思いつつ観ていたら、最後でキタ
 本作が大作と言われる本当の意味はラスト30分以上にわたる交響曲「宿命」の演奏シーンで明らかにされる。和賀が自分の出生を隠す理由は、小説の中では僅か数行しか書かれていないのだが、それを思い切りふくらませ、ハンセン病の父を持ってしまった子供時代の悲しき思い出と親子の情愛を、オーケストラの演奏に合わせてその物語が展開される。
 ここに関しては、本当に圧倒的な迫力。ラスト部分はビデオでさえ泣けたが、これを大画面で観られたら至福の思いに至っただろうとさえ思える。機会あれば、これを劇場で観てみたいものだ(ある意味この作品は鉄道マニアにも感涙ものかもしれない)

 本作にかける松竹の意気込みは大変なものだったらしく、小説が出てすぐに松竹が映画化権を獲得したにも関わらず、構想だけで14年かけ、大作慣れしている野村芳太郎監督を指名。更に隠し球として山田洋次まで脚本で関わらせた万全の布陣で臨み、日本映画としては珍しく洋画系ロードショー館での単独興行を行った。
 確かにこの迫力は気軽に観てはいけないものを感じさせられる。
製作年 1974
製作会社
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原作
砂の器 <A> <楽>
松本清張 (検索) <A> <楽>
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しなの川
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★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1973
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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コント55号とミーコの絶体絶命
<A> <楽>
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杉崎重美
浅井良二(製)
野村芳太郎
山根成之
大西信行(脚)
坂上二郎
萩本欽一
由美かおる
太地喜和子
花沢徳衛
財津一郎
小松政夫
阿部昇
いわた・がん太
たんく・だん吉
佐々木梨里
なかにし礼
倍賞美津子
田中邦衛
浦里はるみ
三原葉子
武智豊子
和田アキ子
三木のり平
西城正三
コント55号
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1971
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原作
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でっかいでっかい野郎
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杉崎重美(製)
永井素夫
野村芳太郎(脚)
渥美清
岩下志麻
香山美子
大野しげひさ
長門裕之
財津一郎
伴淳三郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1969
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原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
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関連
allcinema Walker 検索 IMDb CinemaScape
wikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
ワン.ツー.パンチ 三百六十五歩のマーチ
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貞永方久(共)
升本喜年
浅井良二
杉崎重美(製)
野村芳太郎
大西信行
貞永方久
山根優一郎
吉田剛(脚)
萩本欽一
坂上二郎
水前寺清子
藤岡弘
西村晃
桜むつ子
花沢徳衛
谷幹一
前田武彦
財津一郎
宮地晴子
真山知子
渋沢詩子
川口恵子
沢村忠
三遊亭歌奴
たんく・だん吉
塚田茂
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1969
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原作
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関連 松竹シリーズ第3作
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白昼堂々
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杉崎重美(製)
野村芳太郎
吉田剛(脚)
渥美清
倍賞千恵子
藤岡琢也
大貫泰子
三原葉子
有島一郎
高橋とよ
新克利
生田悦子
江幡高志
田中邦衛
佐藤蛾次郎
フランキー堺
穂積隆信
山本幸栄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1968
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白昼堂々 <A> <楽>
結城昌治 (検索) <A> <楽>
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五瓣の椿
1964ブルーリボン主演女優賞(岩下志麻)
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城戸四郎
杉崎重美(製)
井手雅人(脚)
岩下志麻
田村高廣
伊藤雄之助
小沢昭一
加藤剛
早川保
左幸子
西村晃
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 松竹
ジャンル 仇討ち(時代劇)
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原作
五弁の椿 <A> <楽>
山本周五郎 (検索) <A> <楽>
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続・拝啓天皇陛下様
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白井昌夫(製)
野村芳太郎
山田洋次
多賀祥介(脚)
渥美清
藤山寛美
久我美子
宮城まり子
岩下志麻
佐田啓二
小沢昭一
南田洋子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 松竹
ジャンル 戦争(コメディ)
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原作
拝啓天皇陛下様 <A> <楽>
棟田博 (検索) <A> <楽>
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拝啓天皇陛下様
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白井昌夫(製)
野村芳太郎
多賀祥介(脚)
渥美清
長門裕之
左幸子
中村メイ子
高千穂ひづる
藤山寛美
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 貧しい育ちで陸軍に入隊した“ヤマショウ”こと山田正助(渥美清)。彼にとって娑婆は住みにくいことおびただしく、その分三食確保され、給与までもらえる軍隊での生活は、まるで別天地のように思えた。意地悪な上官の横暴さや、迫ってくる上官もいたりしたが、何かと気にかけてくれる棟元博(長門裕之)もいて、訓練や戦うことは全然苦にならず。連合軍と中国軍によってどんどん苦しくなっていく中、あくまで陽気に軍隊生活を送っていた。そんなある日、ヤマショウは日本が降伏するかもしれない。という噂を聞きつける。そんな時、山正が取った行動は…
 日本映画において天皇の存在と言うのは、非常に描きにくい題材だった(今でもだが)。ある意味不可侵の存在であり、出来る限り避けるのが普通(ある意味“生”の天皇の姿を描くのはおそらく日本では無理で、その意味でソクーロフの『太陽』は大きな意味を持つ作品と言える)。それでも時代によってさまざまな形で描かれてはきた。
 たとえば戦前や戦中では、天皇の存在そのものが現人神としてでなければならないので、存在そのものを描くことはせず、言葉の端々で表わされるように工夫がなされていたし(しかしながら、今になってそういう作品を観ると、天皇の名前はかなり都合よくつかわれていて、こっちの方が不敬に見える場合が往々にしてあるが)、戦後天皇の人間宣言がなされた後の民主主義を啓蒙する作品では、やはり本人は登場させずに登場人物の言葉の端々であくまで天皇を人間として、象徴であるとして捉えなおそうという試みがなされていった
 本作もやはり戦後民主主義の中で生まれた作品であり、天皇という存在を脱構築しようとした野心的な作品の一本と言える。本作の基調はあくまでコメディ。ただし、それがブラックなものにならないようにきちんと配慮が行き届いているし、挑戦的なタイトルにもかかわらず、極力誰も傷つかないよう、ちょっとだけずれた人間の行動の面白さを描こうとしているのが特徴で、きちんと人情味溢れる作品に仕上げてくれている。
 物語自体が非常にうまくできていて、たとえば単なるお調子者のようにしか見えないヤマショウがなぜ軍隊をこんなに愛するのか。という一事においても、それは、ある人間にとっては普通に生きるということの難しさそのものを示してもいるだろう。我々が当たり前としている生き方ができない人間と言うのはどの時代でも必ずいたわけだし、軍という非人道的な機関に捉えられがちな空間でも、人情もあれば笑いもある場所として居場所を見つける人もいる。どんな生活であっても、無責任に断罪することはできないし、そこにあるものを見落とさないようにしているがために、こんな不器用な生き方しかできないヤマショウに感情移入ができるのだ。知らず、不器用なヤマショウを棟元の視線で見て、幸せになってほしいと願い、そして本当に幸せになってよかった。と思った瞬間にその訃報を知る…あのラストは悲しくて泣けるし、それで決して後味も悪くない。見事な脚本だ。
 何より渥美清の好演が光る。粗野な中に暖かさを感じさせる演技は独壇場だが、本作ですでに後年の『男はつらいよ』の車寅次郎の片鱗がうかがえるし、その一番の演技を上手く引き出してみせた野村監督の上手さが光る。渥美清あってこその作品であったことを改めて感じさせてくれる。
製作年 1963
製作会社 松竹
ジャンル 戦争(コメディ)
売り上げ
原作
拝啓天皇陛下様 <A> <楽>
棟田博 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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ゼロの焦点
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★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1961
製作会社 松竹
ジャンル 犯罪(サスペンス)
売り上げ
原作
ゼロの焦点 <A> <楽>
松本清張 (検索) <A> <楽>
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関連
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張込み
1958キネマ旬報日本映画第8位
1958毎日映画コンクール脚本賞
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小倉武志(製)
橋本忍(脚)
大木実
高峰秀子
田村高広
宮口精二
高千穂ひづる
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ひたすら張り込みを続ける刑事達の描写そのものがプロフェッショナルな執念を感じさせる
 それまで職人監督に徹していた監督が初めて個性を出した作品で、以降ショッキングな描写を伴う社会派的色彩の強いサスペンスを好んで作るようになる。
製作年 1958
製作会社 松竹
ジャンル 犯罪(サスペンス)
売り上げ
原作
張込み <A> <楽>
松本清張 (検索) <A> <楽>
歴史地域 佐賀
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