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小沢茂弘

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易者・山伏名:小沢 宏瑞(おざわ こうずい)、本名:小沢 茂美(おざわ しげよし)。職人監督と評されている。傍若無人な性格から、業界の人たちからは嫌われていたとも。
Wikipediaより引用
経歴
1922'8'29 長野県東筑摩郡四賀村で誕生
中学卒業後、マキノ雅弘の家に居候しながら映画製作を手伝う
1943 陸軍に入隊する。
1944'5 豊橋第一陸軍予備士官学校入学する
1946 映画界復帰。マキノ雅弘の推薦で松竹に入社する
1947'7'14 東横映画に移籍する
1954 『追撃三十騎』で初監督
1954'9 東映と専属契約を結ぶ
1976'7'28 佐川清、鈴木正文らと(株)正武プロダクションを設立したが、具体的な活動には進展しなかった
1977 映画から引退し、様々な職を経て京都で易者となる
2004'10'2 死去
5+
4+
3+
国定忠治
新選組血風録 近藤勇
三つ首塔
2+
怒れ!力道山
個人的感想
2004 10'12 死去
1976 女必殺五段拳 監督・構成
1974 逆襲!殺人拳 監督・脚本
三代目襲名 監督
極悪拳法 監督
殺人拳2 監督・脚本
激突!殺人拳 監督
1973 三池監獄 兇悪犯 監督
1972 賞金首 一瞬八人斬り 監督
着流し百人 監督
極道罷り通る 監督
望郷子守唄 監督
傷だらけの人生 古い奴でござんす 監督
1971 日本女侠伝 激斗ひめゆり岬 監督
傷だらけの人生 監督
日本侠客伝 刃(ドス) 監督
女渡世人 監督
1970 遊侠列伝 監督
博徒一家 監督
現代女胴師 脚本
1969 渡世人列伝 監督
ごろつき部隊 監督
賞金稼ぎ 監督
緋牡丹博徒 二代目襲名 監督
前科者 縄張荒し 監督
1968 博徒列伝 監督
いかさま博奕 監督
馬賊やくざ 監督
博奕打ち 殴り込み 監督
人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊 監督
1967 三人の博徒 監督・脚本
博奕打ち 不死身の勝負 監督・脚本
博奕打ち 一匹竜 監督・脚本
博奕打ち 監督・脚本
1966 博徒七人 監督
関東やくざ嵐 監督・脚本
1965 関東やくざ者 監督・脚本
関東流れ者 監督・脚本
1964 博徒対テキ屋 監督・脚本
博徒 監督・脚本
地獄命令 監督
1963 ギャング忠臣蔵 監督
暴力団 監督
用心棒市場 監督
新選組血風録 近藤勇 監督
旗本やくざ 五人のあばれ者 監督
1962 裏切者は地獄だぜ 監督
越後獅子祭り 監督
花と野盗の群れ 監督
さくら判官 監督
1961 赤い影法師 監督
若君と次男坊 監督
ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども 監督
はやぶさ大名 監督
剣豪天狗まつり 監督
右門捕物帖 南蛮鮫 監督
アマゾン無宿 世紀の大魔王 監督
1960 旅の長脇差 花笠椿 監督
多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ 監督
ずべ公天使 監督
1959 百万両五十三次 監督
新吾十番勝負 第二部 監督
地獄の底までつき合うぜ 監督
あばれ街道 監督
無法街の野郎ども 監督
1958 喧嘩太平記 監督
国定忠治 監督
血汐笛 監督
伊那の勘太郎 監督
葵秘帖 監督
神変麝香猫 監督
1957 警視庁物語 夜の野獣 監督
股旅男八景 殿さま鴉 監督
多情仏心 監督
若さま侍捕物手帖 鮮血の晴着 監督
1956 復讐侠艶録 監督
無法街 監督
長脇差奉行 監督
警視庁物語 魔の最終列車 監督
警視庁物語 逃亡五分前 監督
拳銃対拳銃 監督
三つ首塔 小林恒夫と共同監督
怒れ!力道山 監督
1955 まぼろし怪盗団 悪魔の王冠 監督
まぼろし怪盗団 魔王の密使 監督
まぼろし怪盗団 監督
忍術三四郎 監督
夕焼童子 第二篇 暁の槍騎隊 監督
夕焼童子 第一篇 出羽の小天狗 監督
百面童子 完結篇 イスラムの女王 監督
百面童子 第三篇 バテレンの宴 監督
百面童子 第二篇 サタンの窟 監督
百面童子 第一篇 ギヤマンの秘密 監督
1954 三日月童子 完結篇 万里の魔境 監督
三日月童子 第二篇 天馬空を征く 監督
三日月童子 第一篇 剣雲槍ぶすま 監督
唄ごよみいろは若衆 監督
野ざらし姫 追撃の三十騎 監督
新諸国物語 笛吹童子 第三部 満月城の凱歌 助監督
新諸国物語 笛吹童子 第二部 妖術の闘争 助監督
新諸国物語 笛吹童子 第一部 どくろの旗 助監督

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レビュー
女必殺五段拳
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鳥居元宏
松本功
志村正浩(脚)
志穂美悦子
渡瀬恒彦
ミッチーラブ
鈴木正文
荒木雅子
田淵岩夫
岩尾正隆
汐路章
笹木俊志
志茂山高也
川合伸旺
田中浩
片桐竜次
サンダー杉山
岡島艶子
南方英二
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1976
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原作
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関連 シリーズ第4作
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殺人拳2
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小沢茂弘
高岩肇
高岩淡(脚)
千葉真一
市地洋子
鈴木正文
石橋雅史
田中浩
山下勝也
岩尾正隆
クロード・ガニオン
山城新伍
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 どんな困難な殺しも請け負う殺し屋剣琢麿(千葉真一)は、警視庁に捕らわれている男を白昼堂々単身乗り込んで殺害した。その犯人を担当していた七郎(島直樹)は責任を取って警視庁を辞職したが、復讐のため琢磨と、その依頼者を追い続ける。その頃琢磨は依頼主である、竜虎殿主の太田黒(田中浩)と会っていたが、次に指定された殺しのターゲットを拒否したため、彼も又命を狙われるようになっていた…
 前作『激突!殺人拳』がスマッシュヒットしたため、矢継ぎ早に2作が作られたが(全部同年)、その第2作。
 今回一匹狼だった琢磨にピンボケという相棒が加わったことを除けば、ほとんど物語的に語るべき所はない。
 一作目はとんでもなく過激な作品だったが、それは描写ではなく、剣琢磨という人物描写の方にあった。しかしこれは一作だけで、こんな衝撃も続けられると飽きるだけ。戦いの描写を過激にしたところで、それが超えられることはなく、「ああ又おんなじ事やってるんだな」で終わってしまう。
 いわば無様な二作目の典型的な例とも言える。

 とは言え、これこそが当時の東映アクションの真髄とも言える。
 馬鹿馬鹿しいほどに過激な生身アクションの数々に酔えればそれで良いってなら、この作品はお薦めできる。不世出のアクションスター、千葉真一の男臭さに酔える作品であることには違いない。大勢でわいわい笑いながら鑑賞することをお薦めしたい作品だ。
製作年 1974
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原作
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激突!殺人拳
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高田宏治
鳥居元宏(脚)
千葉真一
中島ゆたか
山田吾一
遠藤太津朗
千葉治郎
志穂美悦子
石橋雅史
渡辺文雄
風間千代子
トニー・セテラ
汐路章
大前均
天津敏
川谷拓三
山本麟一
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 憲法の達人で、金額が折り合えばどんなこんな任務もこなすという剣琢磨(千葉真一)の元に室田口組からベネズエラの石油王の娘サライの誘拐が依頼される。だがむろたぐちの魂胆を知った琢磨は逆にサライの身辺警護を買って出るのだった。それを知った室田口は、琢磨を殺すべく新たに殺し屋を多数雇うのだった。
 70年代東映映画が最も元気な時代、暴力映画が数多く作られたが、その中でも極め付きの一本。おなじ千葉真一主演でコミカル要素満点の『直撃!地獄拳』(1974)と同じ年に、タイトルまで似通っている作品で、この二本が当時の東映作品を見事に表していると言って良い。暴力描写は凄いもののコミカル要素満載の『直撃!地獄拳』と較べ、こちらはコミカル要素はほとんどなし。リアルな意味での暴力性も無茶苦茶高く、さらに主人公の非道さは、少なくとも私が観た限りの全映画の中でも極めつけ。これを観終わった時にはかなり嫌な気分にさせられた。
 なんせこの主人公の鬼畜ぶりは突出してる。オープニングで命がけで任務をこなしたところまでは良いけど、報酬が少ないと言うだけの理由で依頼主をぶっ殺し(しかも実生活の弟の岡崎次郎)、さらにその妹を「依頼料の足し」というだけで香港に売っ払ってしまう(冗談抜きで本当にその後売られたことが分かる描写まであり)。いくらなんでも主人公がするにしてはやりすぎだが、それを全く悪びないところにこの作品の凄まじさがある。
 そして全編に渡るアクションの連続だが、これも他のアクション作品とは異なり、ほとんど主人公が一方的に相手をいたぶるか、逆に卑怯な手を使われて捕まった主人公が徹底的にいたぶられるかの二種類がメイン。一応後半に武闘大会みたいなのもあるけど、それにしてもほとんど勝負と言うより一方的な拷問のような描写ばかり。とにかく観ていてすかっとするよりも気分が悪くなうるような戦いのシーンばかりなのだが、逆にそれが印象に残る。

 しかし意外にもこの主人公には自分なりのルールを持っているようで、自分がやると決めたことは命がけで何事も成し遂げるが、やらないと決めたことには、どんな拷問を受けようとも絶対に屈しない。最終的に頼りになるのは自分だけであり、その自分の前に立ちふさがるものあれば、命を懸けて排除する。野獣のような男ではあるが、一本筋の通った男の生き方と言えなくもない。

 あと本作は日本国内よりも海外特にアメリカでの評価が高い作品としても知られている。レーティングシステムにより暴力描写に規制のあるアメリカにとっては、まさにやりたい放題のこんな作品が好まれるのだろうな。
 これは推測だが、タランティーノ監督はグラインドハウスでこれを観たんだろうな。少なくともタラの作る作品の主人公には、脈々と琢磨の血が流れていることを感じさせてくれるものである。


 本作のヒットにより、続編都合3本と、続編である『女必殺拳』(1974)も製作される。
製作年 1974
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人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊
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★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1968
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新選組血風録 近藤勇
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笠原和夫
加藤泰(脚)
市川右太衛門
加藤武
佐藤慶
品川隆二
徳大寺君枝
南方英二
結城哲也
長谷川裕見子
北条きく子
北原しげみ
山城新伍
沢村精四郎
原田甲子郎
安部徹
木村功
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物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1963
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司馬遼太郎 (検索) <A> <楽>
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国定忠治
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結束信二
高岩肇(脚)
片岡千恵蔵
柳永二郎
清川荘司
里見浩太郎
加賀邦男
片岡栄二郎
尾上鯉之助
月形哲之介
加藤浩
月形龍之介
小山正
進藤英太郎
浪花千栄子
堺駿二
百々木直
星十郎
薄田研二
桜町弘子
梅沢昇
有馬宏治
村田宏寿
阿部九州男
仁礼功太郎
青柳龍太郎
瀬川路三郎
原健策
長谷川裕見子
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物語 人物 演出 設定 思い入れ
 上州国定村のやくざもの長岡忠治(片岡千恵蔵)は悪代官竹垣を斬ったため、十手に追われて赤城の山にたてこもった。十手をあずかる勘助(月形龍之介)は忠治に同情的だったが、落ち目の忠治のしまを奪おうとやってきた各地の親分に責められ、忠治を追う。徐々に追いつめられていく忠治は単身逃げようと試みるが…
 浪曲や講談で有名な国定忠治を基本に忠実に映画化。
 国定忠治というと、日本流の“粋”を体現した人物と言えるだろう。やくざの親分で、やってることは犯罪行為なのだが、とにかく強く、部下に対する情が厚く弱きもののために戦うという造形にされたため、憧れに転換していった結果だ。
 映画にはいわゆるピカレスクロマンというジャンルがあるが、日本人にとっては既に江戸時代にはその文脈が完成されており、それを“粋”として捉える国民性を持っていたことになる。
 だから本作はどんなに他愛ないものであっても既に完成された物語であり、それを下手にいじるよりも物語の背景を説明するのに力を入れるのが正しい作り方と言える。
 なるだけ言葉で江戸時代における“粋”を説明するのは多少鬱陶しくもあるが、これも正しさなんだろうな。

 ただ、本作においては物語をどうこう言うよりも、はまり役の片岡千恵蔵を観るための作品とも言える。この人のふてぶてしい顔と潰れた声で「赤城の山も~」なんてやられると、それだけで許してしまえそうな気になる。これを観てしまうと、他の忠治は考えられない位のはまり具合だから。
製作年 1958
製作会社 東映
ジャンル 時代劇(人物)
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原作
行友李風 (検索) <A> <楽>
歴史地域 田部井村(群馬)
1850 国定忠治捕らえられる
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三つ首塔
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比佐芳武(脚)
片岡千恵蔵
高千穂ひづる
三条雅也
中原ひとみ
宇佐美諄
松浦築枝
小沢栄
南原伸二
加賀邦男
佐々木孝丸
山本麟一
三浦光子
片岡栄二郎
浦里はるみ
鶴実千子
永田靖
日野明子
稲葉義男
杉義一
牧幸子
宮田悦子
五味勝雄
吉田義夫
白河幸子
高原秀麿
萩原満
沢田影謙
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物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1956
製作会社 東映
ジャンル 犯罪(探偵)
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原作
三つ首塔 <A> <楽>
横溝正史 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 金田一
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怒れ!力道山
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棚田吾郎(脚)
力道山
小宮光江
大川昌幸
杉狂児
植木基晴
田代百合子
早川雪洲
佐々木孝丸
増田順二
小島洋々
星美智子
萩京子
益田キートン
稲植徳子
外野村晋
萩原満
山本麟一
関山耕司
日尾孝司
西家正晃
ヴィクトル・スタルヒン
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1956
製作会社 東映
ジャンル スポーツ(プロレス)
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