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斎藤武市

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鑑賞本数 17 合計点 50 平均点 2.94
書籍
2011 1 死去
1990 流転の海 監督
1989 時代劇スペシャル 奇兵隊<TV> 監督
1988 時代劇スペシャル 五稜郭<TV> 監督
1987 時代劇スペシャル 田原坂<TV> 監督
1986 時代劇スペシャル 白虎隊<TV> 監督
1985 時代劇スペシャル 忠臣蔵<TV> 監督
1977 伝七捕物帳(5Y)<TV> 演出
1976 河内のオッサンの唄 よう来たのワレ 監督
河内のオッサンの唄 監督
伝七捕物帳(4Y)<TV> 演出
1975 伝七捕物帳(3Y)<TV> 演出
1974 伝七捕物帳(2Y)<TV> 演出
1973 夜の歌謡シリーズ なみだ恋 監督
伝七捕物帳(1Y)<TV> 演出
1972 子連れ狼 親の心子の心 監督
狼やくざ 葬いは俺が出す 監督
緋牡丹博徒 仁義通します 監督
1971 関東兄弟仁義 仁侠 監督
極悪坊主 飲む打つ買 監督
1970 女たらしの帝王 監督
夜遊びの帝王 監督
1969 朱鞘仁義 お命頂戴 監督
朱鞘仁義 鉄火みだれ桜 監督
藤田五郎の姐御 監督
博徒無情 監督
花ひらく娘たち 監督
1968 赤道を駈ける男 監督・脚本
花の恋人たち 監督
1967 君は恋人 監督
ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 監督
君が青春のとき 監督
恋のハイウェイ 監督
不死身なあいつ 監督
1966 新遊侠伝 監督
あなたの命 監督
骨まで愛して 監督
青春のお通り 愛して泣いて突っ走れ! 監督
大空に乾杯 監督
1965 父と娘の歌 監督
渡世一代 監督
意気に感ず 監督
1964 うず潮 監督
愛と死をみつめて 監督
鉄火場破り 監督
浅草の灯 踊子物語 監督
成熟する季節 監督
1963 波浮の港 監督
若い東京の屋根の下 監督
結婚の条件 脚本 監督
悪名高きろくでなし 監督
1962 危険な商売 鉛をぶちこめ 監督
愛と死のかたみ 監督
燃える南十字星 監督
ひとり旅 監督
大氷原 監督
「北帰行」より 渡り鳥北へ帰る 監督
1961 母あちゃん海が知ってるよ 監督
高原児 監督
助っ人稼業 監督・脚本
大海原を行く渡り鳥 監督
でかんしょ風来坊 監督
ろくでなし稼業 監督
波濤を越える渡り鳥 監督
1960 錆びた鎖 監督
大草原の渡り鳥 監督
東京の暴れん坊 監督
赤い夕陽の渡り鳥 監督
渡り鳥いつ帰る 監督
白銀城の対決 監督
口笛が流れる港町 監督
1959 波止場の無法者 監督
ギターを持った渡り鳥 監督
人形の歌 監督
南國土佐を後にして 監督
かわいい女 監督
名づけてサクラ 監督
1958 知と愛の出発 監督
白い悪魔 監督
1957 峠 監督
白い夏 監督
女子寮祭 監督
1956 愛は降る星のかなたに 監督
花の運河 監督デビュー
1925 1'27 埼玉県秩父市で誕生

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流転の海 1990
1990日本アカデミー主演男優賞(森繁久彌)
1990毎日映画コンクール美術賞

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須川栄三(脚)
森繁久彌
野川由美子
佐藤浩市
浅野ゆう子
露口茂
芦屋雁之助
三浦友和
多岐川裕美
西郷輝彦
かたせ梨乃
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
流転の海(書籍)宮本輝
子連れ狼 親の心子の心 1972

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小池一雄(脚)
若山富三郎
林与一
山村聡
東三千
富川晶宏
小池朝雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第4作
子連れ狼(コミック)小池一夫、小島剛夕
 一子大五郎を連れ復讐の旅を続ける元公儀介錯人拝一刀(若山富三郎)の前に尾張藩からの使いが現れ、背中に山姥の入れ墨を持つ女雪(東三千)を斬るように依頼を受ける。その直後から宿敵柳生烈堂から次々送り込まれる刺客を斬りつつ、雪のことを調べる拝は、雪の悲しい過去を知っていく…
 三隅研次の『子連れ狼 死に風に向う乳母車』(1972)に続く第4作。前作時点で演出的には既に頂点に達したと言って良いため、本作以降は惰性で作られた感が強くなる。
 更に監督の変更ということで、本作はもはや拡大再生産となってしまった。決して斎藤監督は悪い監督ではないが、どちらかというと職人監督という感じなので、三隅監督を完全踏襲して、演出を派手にしただけという雰囲気になってしまった。
 そもそも本シリーズは、残酷性やアクロバティックな殺陣に強調が置かれ、物語性はあまり重要視されてないようなところがあるので、物語を深めることも出来ず、さりとて演出を落とすことも出来ないとあっては、
結果として前作とほとんど同じようなパターンで作るしかなかった
 映画的な見所で言うならば、ラストの一人対多人数の殺陣だけが唯一の見所と言っても良かろう。
 ただ、個人的にはいくつかの面白い部分が散見できる。
 物語中盤に登場する刺客役の岸田森の、不気味さとどこかコミカルさを醸した演技は実に素晴らしく、これを観るだけでも面白いのが第一。
 そして珍しく本作ははっきりと被差別について語っているという点も挙げられる。ここに登場する乞胸(ごうむね)とは、江戸時代に存在した全国行脚する旅芸人だが、これは身分外の存在で、町に住む身分外の住民の更に下に位置する立場にある。それをちゃんと描こうとしたことことは評価されるべき所だろう。エンターテインメントに押されて中途半端なものになってしまってはいたが、少なくともこれが作品の意地ってところになるだろうか。
花ひらく娘たち 1969

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三木克巳
鎌田敏夫(脚)
吉永小百合
和泉雅子
浜田光夫
杉良太郎
渡哲也
清水将夫
沖雅也
宇野重吉
東恵美子
川口晶
川島育恵
斎藤チヤ子
丘みつ子
西恵子
神山勝
鴨田喜由
鈴村益代
秋とも子
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 1967

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倉本聰
才賀明(脚)
田辺昭知
井上堯之
井上順
堺正章
大野克夫
かまやつひろし
加藤充
松原智恵子
内田朝雄
山内賢
和田浩治
イーデス・ハンソン
ザ・スパイダース
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
シリーズ第1作
骨まで愛して 1966

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川内康範(脚)
渡哲也
浅丘ルリ子
松原智恵子
金子信雄
宍戸錠
郷えい治
深江章喜
木島一郎
北龍二
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
大空に乾杯 1966

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白坂依志夫
中野顕彰(脚)
吉永小百合
浜田光夫
十朱幸代
川地民夫
広瀬みさ
葉山良二
和泉雅子
押見史郎
下元勉
花ノ本寿
桂小かん
佐々木すみ江
小橋玲子
小高雄二
清水将夫
大谷木洋子
西原泰江
鏑木ハルナ
平田大三郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
父と娘の歌 1965

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鍛治昇
林馬呂(脚)
吉永小百合
宇野重吉
奈良岡朋子
浜田光夫
山内賢
神山繁
近藤宏
波多野憲
福田トヨ
鏑木ハルナ
杉山元
伊藤寿章
須田喜久代
島村謙二
河上信夫
吉行和子
浜川智子
北出桂子
西原泰江
天坊準
柴田新三
高田栄子
椎名伸枝
野村隆
長尾敏之助
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
うず潮 1964

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田中澄江
小山崎公朗(脚)
吉永小百合
奈良岡朋子
東野英治郎
山内賢
嵯峨善兵
平田大三郎
浜田光夫
高野由美
田代みどり
二谷英明
沢村貞子
堀恭子
石山健二郎
相原巨典
河上信夫
榎木兵衛
林寛子
藤村有弘
天坊準
石丘伸吾
二木草之助
八代康二
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
愛と死をみつめて 1864
1964毎日映画コンクール脚本賞

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八木保太郎(脚)
浜田光夫
吉永小百合
笠智衆
原恵子
内藤武敏
山田禅二
宇野重吉
北林谷栄
ミヤコ蝶々
笠置シヅ子
杉山元
木下雅弘
紀原土耕
河上信夫
初井言栄
光沢でんすけ
加藤洋美
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
愛と死をみつめて(書籍) 大島みち子、河野実
 浪人中に阪大病院に入院した高野誠(浜田光夫)はそこで難病と闘う小島道子(吉永小百合)と言う少女と出会う。つとめて明るく振る舞う道子に好感を覚える誠。その後、大学へ入学した誠が二年後に再び病院に来た時、道子は相変わらず病院生活を送っていた。文通を続け、可能な限り大阪へやってくる誠に道子は励まされるが、その病状はますます重くなっていき、ついには顔の半分を潰さねばならないと言う難手術を受けることに…
 1962年に『キューポラのある街』でブレイク。以降立て続けに主役級の出演が相次いだ吉永小百合が主人公で、本作も
1964年邦画興行成績2位。と言う記録を残している。
 吉永小百合というと、私の世代ではもはや無いのだが、当時は徹底した清純派女優として有名だったはず。本作も確かに性格の面で言えば、間違いなく清純派には違いない。違いないんだけど、
「化け物」呼ばわりされる役に体当たりで挑戦するというのが凄いところ。実際このシーンあるからこそ、本作は際だつのだ。
 基本的にストーリーは極めて単純で、明らかに
「お涙ちょうだい」なのだが、だからこそ、徹底的にねちっこく描いてくれる演出もなかなか。徐々に顔が崩れていく。死が近づいてくる。その中でいかにして愛というものを出せるのか。確かにベタだけど、だからこそ、役者の力量が問われる。
 結局救いようのない話だからこそ、最後に残る感情というものが重要となる。それが主題。
 不覚にも、ラストはやっぱり涙が…
くう
若い東京の屋根の下 1963

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才賀明(脚)
吉永小百合
浜田光夫
山内賢
伊藤雄之助
三宅邦子
太田博之
下元勉
山岡久乃
沢井正延
初井言栄
小沢昭一
田中春美
武智豊子
近藤宏
朝風みどり
松尾嘉代
平田大三郎
内藤武敏
有田双美子
河上信夫
光沢でんすけ
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 両親と共に住み、会社に通っている桑野蕗子(吉永小百合)は様々な悩みを抱えていた。定年を控えた父や、結婚して家を出た兄や姉のトラブル、そして新しく桑野家に下宿を始めた大学生三上良平(浜田光夫)らとのこと…新しい都会型生活を綴った新しい形の人情物語。
 既に戦後ではないとは言われ、新しい価値観がどんどん入っていった時代の家庭の有り様をよく示した作品で、既にこれまでの古い家庭制度は崩れていき、結婚しないでもバリバリ働く意欲を持った女性や、これまでの完全男性上位の家庭も変わっていくと言うことを示している。
 ただ、設定面は良いとしても、物語そのものは普通のメロドラマ。特に以降の時代でのTVドラマの多くはこのフォーマットに沿って展開していくため、今観るとどうしても単純な話にしか思えないのが残念な部分。公開当時に劇場で観たならば、それなりに感じる所もあったかも知れないけど、今となってはもう…
 最も輝いていた時代の吉永小百合の、可憐さと意志の強さをどちらも併せ持ったキャラ描写は一見の価値あり。サユリストにはお薦めしたい。
「北帰行」より 渡り鳥北へ帰る 1962

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山崎巌(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
白木マリ
青山恭二
郷えい治
田代みどり
内田良平
深江章喜
小園蓉子
近藤宏
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第8作
大海原を行く渡り鳥 1961

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山崎巌(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
白木マリ
郷えい治
楠侑子
青山恭二
木浦佑三
待田京介
河上信夫
黒田剛
花村典克
弘松三郎
芦田伸介
垂水悟郎
藤村有弘
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第7作
波濤を越える渡り鳥 1961

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山崎巌(脚)
小林旭
宍戸錠
浅丘ルリ子
小高雄二
近藤宏
白木マリ
藤村有弘
清水将夫
金子信雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第6作
 横浜で伸次(小林明)はギャング団に襲われた松本丈二(小高雄二)という男を助けた。その際ギャング団の一員が落としていったネックレスは、なんと太平洋戦争中、ビルマ国境の谷底で死んだはずの兄、昭次のものだった。兄が生きている。そのことを知った伸次はその足取りを探し、香港、バンコクへと飛ぶ。そしてバンコクのキャバレーで、ここには日本人ギャングの“ラオスの虎”(宍戸錠二)という早射ちの名人がいることを聞かされるのだが…
 シリーズ第6作となる本作は、ついに日本を飛び越え海外へ。その分本作の主題である“無国籍アクション”からはややずれる作風になったが、トロピカル風味満点の中、いつものアクションが冴えた作品に仕上がっている(ほとんどはセット丸出しなのだが)。その派手さもあったか、宣伝効果も大きく、1960年邦画興行成績2位。
 ここで伸次がやってることは、国内での行動とまるっきり同じで、とりあえず流しとしてバーなりキャバレーに行き、そこで喧嘩を吹っ掛けては情報を得るというもの。鼻が利くというか、行き当たりばったりというか、どこにいても全く変わらない伸次の姿があって、やっぱりこれは渡り鳥だよな。と妙な安心感を覚える。
 主人公伸次の個性が低い分、見どころはやはり宍戸錠になるが、今回の役どころはなんと伸次の兄という、これまでに無かった設定で見せてくれる。
それにしてもまったく似てない兄弟だ。というのは無しにして。
 アクションシーンも相当な火薬を使っているので、体当たりで演じているのも好感は持てる。
 マンネリを打破するために存分に金をかけたのが分かるが、毎度同じパターンを作るには、そろそろ小林旭では息切れを感じるのも事実。
大草原の渡り鳥 1960

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山崎巌(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
宍戸錠
白木マリ
南田洋子
金子信雄
垂水悟郎
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第5作
 父を失った信夫(江木俊夫)を母和枝(南田洋子)の元に送るため北海道にやってきた滝伸二(小林旭)。釧路に着いた二人はだが、なかなか和枝には会えず、更に伸二は、空港建設にあたるアイヌ部落の迫害計画を耳にする…
 珍しく前作『赤い夕陽の渡り鳥』の設定を受け継ぎ、同じ人物も登場する作品になったが、やってることは本当に全く前作と同じ。宍戸錠の扱いも、単なる殺し屋に落ちてるし、何より前作と同じ名前で別人を演じてるのも、かなり混乱する。同じキャラを引き継いでいる以上、宍戸錠の立ち位置は全く違ったものにしないと駄目だったんじゃないかな?
 一応アイヌ差別という問題は表面的には扱っているものの、その描き方も古い西部劇のネイティヴの扱いから一歩も出ず。かなり馬鹿にしてるような印象さえ受けるのだが。
 それでも典型的な物語は当時かなり受けたらしい…今の目からすると、それ自体が謎。
東京の暴れん坊 1960

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小林旭
浅丘ルリ子
中原早苗
藤村有弘
内田良平
近藤宏
小川虎之助
三島雅夫
十朱久雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
赤い夕陽の渡り鳥 1960

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山崎巌
大川久男(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
宍戸錠
近藤宏
楠侑子
白木マリ
大坂志郎
深江章喜
河上信夫
青木富夫
神山勝
紀原耕
阪井幸一郎
黒田剛
瀬山孝司
島津雅彦
村瀬辰也
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第4作
 ギターを持った渡り鳥滝伸次(小林旭)がやってきたのは会津磐梯山の麓。そこで父と遊びに来ていた少年信夫を山道で救った伸次だが、乗ってきた馬をハジキの政(宍戸錠)に奪われてしまう。勝負をしようと挑発する政をあしらいつつも、高速道路建設予定地にある牧場に仕事を見つけ、そこで牧場の跡取り娘の靖子(浅丘ルリ子)らに温かく迎えられる。そんな時、賭博で大穴を開けてしまった政から命をかけた勝負を挑まれる。
 大体同じ物語を続けていくとだんだん話はごちゃごちゃになっていくもので、この辺の話は結構印象が薄いが、いつものパターンと見せて、二つの伏線をオープニングに持っていくとか、物語上重要人物が殺されてしまうとか、なんとか違いを出そうと努力しているのが一応は見て取れる。
 違いを出すという意味で便利に使われるのが宍戸錠。主人公である小林旭の立ち位置が全く変わらないので、その分バイプレイヤーである宍戸錠が色々変わった設定で登場することになる。今回の場合は非常に感傷的な役柄で、格好を付けていても、どこかひょうきんさを残し、突っ走っては失敗するという役柄を好演…というか、
この話については宍戸錠と白木マリのドラマ以外全部典型的な物語なので、他に語れるところがないのが難点
 設定においてはムチャなのはいつも通りとは言え、あれだけの銃撃戦をやらかしておいて、しかも警察の目の前であれだけ立ち回りをしておいて、捕まったのは自首をした政だけってのは、ちょっと警察を馬鹿にしすぎって気もするんだが?
 ちなみに本作だけ唯一「続く」を意識した作品になってるのも特徴かな?
続いても同じ事やってるんだけど
渡り鳥いつ帰る 1960

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山崎巌
大川久男(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
宍戸錠
川地民夫
中原早苗
南田洋子
金子信雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第3作
 佐渡にやってきた渡り鳥滝伸次(小林旭)。着いた早々伸次は暴走する馬車から女性とその子を助けるのだが、二人は鉱山の女主人静江(南田洋子)の妹則子(浅丘ルリ子)と静江の子利夫だった。実は静江が女手一つで切り盛している鉱山を、島のボス榊原が狙っていたのだ。小さな鉱山に執着する榊原の行動に疑問を覚えた伸次はまず榊原の元で腕っ節を見せつけ、その用心棒となるのだが、そこには伸次を弟の仇と狙うハジキの哲も又、榊原の元に身を寄せていた…
 渡り鳥シリーズ第3作で、完璧なる無国籍もののフォーマットを作り上げた作品。物語も話の都合も見事というしかないが、逆に言えば、これほど安心して“格好良さ”というものに浸っていられる作品はない。
 こう言う話の場合、主人公はほぼ完璧な、神のごとき存在なので、格好は良いが個性が足りないため、自然と周囲の人間がドラマ部分を負うことになっていく。今回はその辺に結構力を入れたようで、ここでは宍戸錠と浅丘ルリ子がうまくその役割を担っていた。宍戸錠は本作に限らずシリーズを通して登場するが、その中で過去のある役は少ない。本作はその意味で珍しくきちんと過去が描かれているし、最後は実際に警察に捕まってしまうという役を担っていた。浅丘ルリ子も以降はメインヒロイン役になっていくが、今回はストレートに感情を伸次にぶつける役で、のびのびやっていた感じ。
 ストーリー重視派から観たら墳飯ものの作品かもしれないけど、安心して観られる作品なので、結構お勧め。
口笛が流れる港町 1960

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松浦健郎(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
宍戸錠
渡辺美佐子
山内明
近藤宏
白木マリ
小高雄二
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第2作
 渡り鳥の伸次(小林旭)が流れ着いたのは、相良牧場という寂れた牧場だった。そこでその牧場を則ろうと画策する的場組と一悶着起こし、チンピラを追い返す。実は相良牧場の牧場主相良は酒におぼれ、的場組の経営するキャバレーとカジノで大損をしていたのだ。だが牧場は相良の妹杏子(浅丘ルリ子)の名義だったので、的場組の嫌がらせを受けていたのだ。そんな事情を聞きつつ、的場の経営するキャバレーにやってきた伸次はそこでも喧嘩をやらかすが、その腕を的場に見込まれてしまう…
 これがシリーズの第二作となるが、ここで
一作目の暗さを見事に払拭。後に残るパターンを見事に確立して見せた。
 パターンとしては
OPで小林旭が宍戸錠と出逢い、ピストルかダイス賭博の腕を競い、それに勝った小林旭が次に出会うのが浅丘ルリ子。何か大きな問題を抱えた浅丘ルリ子の言葉に興味を持って、ヤクザ本部に単身乗り込む…毎回毎回このパターンが続く。ほとんど「快傑ズバット」の世界だが、勿論こちらがそのオリジナルだ。
 しかし、それが悪いなんて事は全くなく、小林旭の格好良さに堪能して、スカッとした気分にさせてくれれば、それで充分。その辺の割り切りがきちんと出来はじめたのが本作だったと言えよう。
 ただ、違いというのがいくつかあり、その最たるものが宍戸錠の立ち位置。毎回毎回同じ人物が登場はしているが、別人という設定なので、この人物のバリエーションを変えることで、個性を持たせることに成功している。毎回毎回のやられ役ではあっても、きちんと役付けがされていて、ひょっとしていちばん個性的な存在が宍戸錠だったのかも知れない。今回の役回りは、あくまでアウトローで、誰とも協力はしないが、伸次の侠気に感化されていく太刀岡という男。卑屈さが低いふてぶてしい男を好演している。
 毎度のヒロインとなる浅丘ルリ子もこの辺だとまだ可憐な感じ。今回はむしろ渡辺美佐子の方がキャラは立ってたかな?

 ちなみにタイトルと内容が合ってないのは、元々佐渡でロケを行うはずだったのが駄目になったためだったからだったとか。予定通りやってたら『ギターを持った渡り鳥』の焼き直しになっていた可能性あるから、これで良かったんだろう。
ギターを持った渡り鳥 1959

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山崎巌
原健三郎(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
中原早苗
渡辺美佐子
宍戸錠
青山恭二
木浦佑三
鈴木三右衛門
片桐恒男
神戸瓢介
弘松三郎
二本柳寛
金子信雄
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
渡り鳥シリーズ第1作
 神戸に近いある港町にギター背中にふらりとやってきた男伸次(小林旭)。めっぽう喧嘩が強い伸次は、ほどなくやくざ同士の喧嘩に介入し、この町の親分の秋津(金子信雄)を紹介されて客分としてこの港町にとどまることとなる。この町の利権を一手に牛耳ろうとしている秋津は町のマーケットの店を強引に立ちのきさせ、娯楽センターを立てようとしており、伸次はそのために働くことに。ここでも有能さを見せる伸次だが、秋津の用心棒ジョージ(宍戸錠)は、そんな伸次をどこかで見た記憶があるという…
 小林旭を主人公とした渡り鳥シリーズの第一作にして、日活無国籍アクションの代表的作品。
 日活無国籍アクションというのは、古き良き西部劇の流れ
(具体的には『シェーン』だが)をそのまま日本の中に持ち込んだような作品で、主に港町かそれなりに開けた田舎などを舞台にすることが多い。土地の特定を避けつつ、銃をぶっ放してもなんの問題もない。という、到底日本とは思えないようなアクションをさせることが特徴。後の東映実録シリーズなどから観ると、とてもぬるい感じの展開だが、少なくとも爽快感に関しては、間違いなく突出していて、とても安心して観ていられる作品であり、その中で主人公の強さを堪能できれば良い。むしろこれこそが最も映画らしい映画とも言えるかも知れない。
 本作はシリーズ化を最初から狙ったのかどうかは分からないが、主人公に小林旭、ヒロインに浅丘ルリ子、ライバルキャラに宍戸錠という王道を既に確立した作品と言える。
 ただ、一作目と言うこともあってか、以降のシリーズと較べると主人公に影があるし(親分を信用させるためとはいえ、一般市民に暴力を振るうのはちょっといただけないところ)、主人公の設定も以降のものとは多少異なっているようでもある。
 その影の部分が話に軽快さを無くしてしまっているのが残念なところ。以降のシリーズではその反省からか、伸次の性格は徹底して陽性に、どんな場合でも曲がったことはやらない。という形へと変わっていくことになる。
南國土佐を後にして 1959

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川内康範
斎藤武市(脚)
小林旭
浅丘ルリ子
南田洋子
金子信雄
中原早苗
西村晃
高野由美
二本柳寛
内田良平
河上信夫
武藤章生
小泉郁之助
河合健二
鴨田喜由
峰三平
弘松三郎
天草四郎
ペギー葉山
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ

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