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鈴木清順

鈴木 清順
Wikipediaより
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鑑賞本数 18 合計点 59 平均点 3.28
書籍
鈴木清順―総特集
鈴木清順全映画
清/順/映/画
夢と祈祷師
すっころび仙人の人生論
鈴木清順―けんかえれじい
清順スタイル
花地獄
2017 2'13 死去
2008 夢のまにまに 出演
2007 馬頭琴夜想曲 出演
2006 弁護士 灰島秀樹 出演
映画監督って何だ! 出演
2004 オペレッタ狸御殿 監督
ハーケンクロイツの翼 出演
2002 幸福の鐘 出演
2001 ピストルオペラ 監督
2000 月 出演
1999 EM/エンバーミング 出演
1998 しあわせになろうね 極道解散! 出演
不夜城 SLEEPLESS TOWN 出演
プープーの物語 出演
1997 良寛 出演
樹の上の草魚 出演
ゆりかちゃん 出演
1996 必殺!主水死す 出演
ブラック・ジャック2 ピノコ愛してる 出演
ひまわり<TV> 出演
1995 コールド・フィーバー 出演
1994 サーキットの狼II モデナの剣 ACT.2 出演
1993 結婚 監督
私が愛したウルトラセブン 出演
1992 弘高青春物語 監督
アイドル誕生物語 Niki-Niki伝説 出演
1991 夢二 監督
パチンコグラフティ 出演
1990 美少女仮面ポワトリン<TV> 出演
1988 北の海峡 出演
1986 セーラー服通り<TV> 出演
1985 ルパン三世 バビロンの黄金伝説 監督
カポネ大いに泣く 監督
ばあじんロード 出演
ルパン三世PARTIII(2Y)<TV> 監修
1984 ルパン三世PARTIII(1Y)<TV> 監修
1983 春桜 ジャパネスク 監督
1982 終りに見た街 出演
1981 陽炎座 監督
MOMENT 出演
1980 ツィゴイネルワイゼン 監督
ヒポクラテスたち 出演
時の娘 原案
1979
1978 ムー一族<TV> 出演
1977 悲愁物語 監督
ルパン三世(2nd)(1~4Y)
<A> <楽> 監修
1975 暗くなるまで待てない! 出演
1973
恐怖劇場アンバランス
<A> <楽> 演出
1967 殺しの烙印 監督
1966 東京流れ者 監督
河内カルメン 監督
けんかえれじい 監督
1965 刺青一代 監督
悪太郎伝 悪い星の下でも 監督
春婦伝 監督
1964 俺たちの血が許さない 監督
肉体の門 監督
花と怒涛 監督
1963 関東無宿 監督
悪太郎 監督
野獣の青春 監督
探偵事務所23 くたばれ悪党ども 監督
1962 俺に賭けた奴ら 監督
ハイティーンやくざ 監督
1961 百万弗を叩き出せ 監督
海峡、血に染めて 監督
峠を渡る若い風 監督
散弾銃の男 監督
無鉄砲大将 監督
東京騎士隊 監督
1960 くたばれ愚連隊 監督
すべてが狂ってる 監督
密航0ライン 監督
けものの眠り 監督
1959 素ッ裸の年令 監督・脚本
暗黒の旅券 監督
らぶれたあ 監督
1958 影なき声 監督
青い乳房 監督
踏みはずした春 監督
暗黒街の美女 監督
1957 裸女と拳銃 監督
8時間の恐怖 監督
浮草の宿 監督
1956 悪魔の街 監督
帆綱は唄う 海の純情 監督
港の乾杯 勝利をわが手に 初監督作
1955 坊ちゃん記者 助監督
1923 5'25 東京で誕生

 

オペレッタ狸御殿 2004
2005毎日映画コンクール日本映画優秀賞

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浦沢義雄(脚)
チャン・ツィイー
オダギリジョー
薬師丸ひろ子
由紀さおり
山本太郎
高橋元太郎
パパイヤ鈴木
篠井英介
市川実和子
平幹二朗
美空ひばり
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 戦国時代。全て自分が一番でなければ気がすまないがさら城の城主安土桃山(平幹二朗)は、予言者びるぜん婆々により跡継ぎの雨千代(オダギリジョー)が自分よりも美貌となることを知らされ、雨千代を山に捨てるよう部下に命じる。だがその道中、雨千代の美貌に心奪われた唐の狸姫(チャン・ツィイー)が彼をさらい、自分の城に連れ帰ってしまう。一方、予言が変わらず苛つく安土桃山がその事を聞きつけ…
 現時点では鈴木監督が最後に監督した作品で、邦画モノクロ時代に一時期流行ったオペレッタ喜劇を現代風にリメイクしたもの。
 中国映画のスター、チャン・ツィイーが日本映画に初出演、デジタル復元された美空ひばりが出演などと、話題には事欠かない豪華な作品ではあった。

 基本的に鈴木監督作品は、突き抜けた演出力のみを評価し、物語を語ってはいけないことは分かっている。それに脚本はそれを分かっていて、敢えてこういう物語にはしてるはず。
 …でも、何というか、このシンデレラとオイディプスの物語を足してくっつけただけの物語の
単純さと阿呆さ加減には、ある意味感動さえ覚える。何の脈絡もなく主人公は死に、やっぱり脈絡無く勝手に生き返る、ある種生と死を超越してる物語と言う所に監督らしさというのがあるのか?何にせよ物語は単純極まりない上にぶっ飛びすぎ。
 ただ、物語が無茶苦茶でも、それに見合ったぶっ飛んだ演出は健在。少なくともこの時点までに鈴木監督が作ってきた舞台的演出が見事なまでに昇華された演出になってる。
 これまでも鈴木監督作品は舞台演出を思わせるものが多かったが、基本的に密室劇がほとんどだった。前作『ピストルオペラ』が、舞台劇ではあっても、もっと開放的なミュージカルになっていたのだが、本作はそれを更に拡大し、舞台から更にもっと広いところに領域を広げた雰囲気になってる。背景にCGを使用する事によって、山やら空やらを自在に色づけしてのびのびとした雰囲気を作り出し、そこにCGキャラまで含めてオールキャストで踊りまくる。非常に見応えはある。
 とにかく豪華で内容のない作品と言うのが本作の最大の賛辞となるだろう。ある意味清順監督が作った、最も枠に捕らわれないラディカルな作品なのかも知れない。
ピストルオペラ 2001
2001日本映画プロフェッショナル大賞6位

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伊藤和典(脚)
江角マキコ
山口小夜子
韓英恵
永瀬正敏
樹木希林
加藤治子
沢田研二
平幹二朗
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
夢二 1991

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田中陽造(脚)
沢田研二
毬谷友子
宮崎萬純
広田玲央名
原田芳雄
大楠道代
坂東玉三郎
長谷川和彦
麿赤児
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ルパン三世 バビロンの黄金伝説 1985

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浦沢義雄
大和屋竺(脚)
山田康雄
小林清志
増山江威子
井上真樹夫
納谷悟郎
塩沢とき
カルーセル麻紀
大塚周夫
おぼん
こぼん
平野文
潘恵子
吉田理保子
戸田恵子
島津冴子
河合奈保子
物語 人物 演出 設定 思い入れ
ルパン三世(コミック)モンキーパンチ
劇場第3作
 今世紀初頭、何故かNYで次々とバビロニアの楔形文字が刻印された粘土板が発掘された。そこには伝説の黄金で作られたバベルの塔の在処が刻まれているという。NYマフィアのドン、マルチアーノの元でその情報を得た不二子は、意識的にルパンにそれを流していた。そんなルパンの前になじみのロゼッタ婆さんが現れてバビロンの黄金についての謎のことばと古ぼけた燭台を残していった…
 自慢にならないけど、わたしが劇場で観た映画は数多く、その中には結構な数のアニメ作品も入ってるが、わたしにとって本作はかなり特異な位置にある。
 実は、
ストーリーを全く覚えてなかったのだ。それなりに映像に関する記憶はある方だと自負しているのだが、見事なまでに忘れ去ってた。
 確かに劇場で観たはずで、観たという記憶はある。しかし、全く覚えてないので、これまで書けなかったのだが、先日TVでやっていたので観てみたが…
 …確かに覚えてない。微かに五右ェ門に惚れた女性が出来たと言うことだけは覚えていたが。こんな物語だったか?それにしてもつまらない作品だ。
 最初の方はまだ結構面白いのだが、中盤、いかにも『レイダース 失われた聖櫃』(1981)のパクリが出てきた辺りから暗雲が立ちこめ、後半に至ると、もはやアホらしいとしか言いようのない内容に。
 それに、多数の普通の俳優を声優に使っているが、声は決してこなれているとは言い難く、とにかく浮きまくってたし、それを話の中心に持って行ったお陰で、盛り上がるべき場所で思いっきり突き放された気分に。
 更に恐ろしいことに、これが鈴木清順作品とは、とてもとても…
 言っても詮無きこととはいえ、
こんなの作るんだったら、押井ルパンを完成させて欲しかった
陽炎座 1981
1981キネマ旬報日本映画第3位
1981報知映画助演男優賞(中村嘉葎雄)
1981
ヨコハマ映画祭第5位
1982アボリアッツ・ファンタスティック映画祭参加
<A> <楽>
田中陽造(脚)
松田優作
大楠道代
中村嘉葎雄
楠田枝里子
加賀まりこ
大友柳太朗
麿赤兒
東恵美子
沖山秀子
玉川伊佐男
佐野浅夫
伊藤弘子
佐藤B作
原田芳雄
★★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
陽炎座 <A> <楽>
泉鏡花 (検索) <A> <楽>
 泉鏡花の小説の映画化。評論家からは絶賛されるが、興行的には失敗。
ツィゴイネルワイゼン 1980
1980日本アカデミー作品賞、助演女優賞(大楠道代)、監督賞(鈴木清順)
1980ブルーリボン監督賞(鈴木清順)
1980キネマ旬報日本映画第1位
1980毎日映画コンクール日本映画優秀賞、脚本賞、撮影賞
1980報知映画特別賞
1980ヨコハマ映画祭作品賞、監督賞、技術賞
1981ベルリン国際映画祭審査員特別賞(鈴木清順)
<A> <楽>
田中陽造(脚)
原田芳雄
藤田敏八
大谷直子
大楠道代
麿赤兒
真喜志きさ子
樹木希林
木村有希
玉寄長政
佐々木すみ江
山谷初男
玉川伊佐男
夢村四郎
江の島ルビ
中沢青六
相倉久人
★★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 青地豊二郎(藤田敏八)と友人の中砂糺(原田芳雄)の二人は海辺の町を旅するが、そこの宿で小稲(大谷直子)という印象的な芸者と出会う。そして数年後、中砂は小稲そっくりの園(大谷直子二役)という女性と結婚し、青地を驚かせる。そして中砂は青地に1904年盤の「ツィゴイネルワイゼン」のレコードを聴かせる…
 1977年の
『悲愁物語』に続く鈴木清順監督復帰第2作。1904年に録音された「ツィゴイネルワイゼン」のレコードに作曲家サラサーテの音声が入っているという挿話にインスパイアされて作られた作品。東京タワー駐車場にテント劇場を建て、自主上映という形で公開されたが、映倫の審査を受けずに公開されたにも関わらず大ヒットし、日本アカデミー賞まで受賞してしまった(黒澤監督の『影武者』がノミネート辞退したから、対抗馬がなかったというのも大きいが)。
 映画の中には、時折
本当にコメントに困る作品というのがある。
 実際、改めて本作のレビューを書こうと思って考えてみたのだが、ストーリーのほとんどを覚えてない。いや、覚える以前に
ストーリーが最初から分からない。改めてネットで検索してストーリーを調べてみても、「あれ、そうだったっけか?」とか思ってしまうほど。実際思い出されるのは大谷直子が何回も出てきて濡れ場をやってる事くらいしかストーリー部分で覚えているのがないのだ。
 だが、ストーリーは覚えてなくとも、
画面の一つ一つは鮮明に頭に焼き付いている。怪談もののような暗い画面が一転して人工的な鮮やかな色彩に彩られる画面転換。まるで呪いのように繰り返し繰り返し現れる浮浪者や子供のイメージ。大谷直子の妖艶さと、彼女の纏う赤い襦袢。骨の素晴らしさを語る原田と、それに合わせてコリコリと鳴る骨の音。そしてツィゴイネルワイゼンの曲の中に出てくる不協和音…視覚、聴覚に訴えるイメージに関してはこれほど鮮明な作品もない。極端な作品である。
 幻想に彩られた画面を縦横無尽に見せつけてくれるカメラワークの素晴らしさもあって、画面映えは凄まじいものがある。

 何というか、鈴木清順監督は、この作品から
ストーリーを捨てたのではないかと思えてしまう。映画とはイメージを伝える手段であり、そのイメージに物語を従属させてみる。そんな試みのような機がするのだ。そして本作の成功以降、鈴木監督は同じようにイメージ先行の作品を作り続けたのだが、トータルで考えてみると、やっぱり本作が一番完成度が高かったように思える…問題はどういう意味で“完成度”と言うのかということだが…やっぱりこれも“イメージ”としか言えない。

 いずれにせよ、悪夢描写が大好きな私としては、本作は見事なほどのツボでありながら、しかし何が素晴らしいのか、
全く言える手段を持たないという…珍しい作品ではある。少なくとも、私の持論“映画は衝撃だ”というのは、本作において見事に言い表されているのは確かだ。
殺しの烙印 1967
<A> <楽>
具流八郎(脚)
宍戸錠
小川万里子
真理アンヌ
南原宏治
玉川伊佐男
南廣
久松洪介
緑川宏
荒井岩衛
長弘
伊豆見雄
宮原徳平
萩道子
野村隆
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
「NO1は誰だ」
 飯が炊ける匂いが大好きで、その匂いに執着する花田(宍戸錠)はプロの殺し屋としてNO3にランクされている。そんな彼に500万円の報酬である組織の幹部護送任務に当たるのだが、その途中で殺し屋NO2とNO4らの一味に襲撃された。一体誰が何の目的で自分を襲うのかも知らないまま次々に舞い込む依頼を淡々とこなしていくが、そんな彼に同業の殺し屋が邪魔をしにやってくる。ついにその妨害で任務を失敗。組織は彼に女殺し屋美沙子(真理アンヌ)を差向けてきた…
 デビュー以来日活の監督として様々な映画を作ってきた鈴木清順だが、彼の名前が本当にはっきりと意識されたのは本作においてであろう。ジャパニーズ・カルト作品として有名となった本作は、虚構と現実の入り交じるストーリーは最早理解不可能で、主人公が一体何をやってるのか、何をやりたいのかさえ全然訳分からない。
 だが一方ではまるで心象風景を表しているような密室や、あたかも本当に色が付いているかのような色彩感覚など、映像的センスは凄まじく、完璧に視聴者を置いてけぼりにして勝手に突っ走り、しかもそれを映像美と徹底したケレン味で見せつける。この映像を作り出せる監督は世界広しといえども、鈴木監督以外にはあり得ないだろう。現在の鈴木監督作品の原点はここにある。
 ただ、本当に話自体はよく分からない。どんでん返しも入っているのだが、それはラストシーンだけじゃなく、物語そのものが意外性のあるものばかり。ちょっと目を離したら状況にあっという間に置いていかれてしまう。正直観ていてかなり唖然とさせられる。
 それでも尚本作を称するならば、
「純粋なるハードボイルド」とは言えるかも知れない。ハードボイルド映画は本作に限らず、雰囲気で見せる部分が大きく、あくまで主人公の男(がほとんど)をいかに格好良く見せるか。と言う部分にある。それこそ「マルタの鷹」であれ、「三つ数えろ」であれ、「チャイナタウン」であれ、物語性云々より主人公をいかに格好良く…格好悪い所も含めて全てひっくるめて敢えて「格好良い」と力ずくで言わせることに特徴あり。そう言う意味ではここの宍戸錠の姿は、まさしくハードボイルド的格好良さに溢れてる。それは炊きたてのご飯に鼻をくっつけるように匂いを嗅ぐ姿も、どこかずっこけた殺しのシーンも、それこそ座り小便する姿さえも、力ずくで「格好良い」と言わせるパワーに溢れてる。
 …ただ、それは今の時代になったからこそ言えることかも知れない。この当時にこんなもの見せられたら、当然唖然とさせられた事はよく分かる。結果として「カルト映画」と呼ばれる訳だ。
 流石にこんなもん出してしまったお陰で鈴木監督の所在を巡って松竹でも評価が分かれ、馘首騒動にまで発展してしまった。
東京流れ者 1966
<A> <楽>
川内康範(脚)
渡哲也
松原智恵子
吉田毅
二谷英明
郷えい治
江角英明
川地民夫
浜川智子
玉川伊佐男
北竜二
木浦佑三
長弘
玉村駿太郎
日野道夫
★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
東京流れ者 <A> <楽>
川内康範 (検索) <A> <楽>
東京流れ者
<A> <楽>
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★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 舞台となる地域によって、ハードボイルド調になったりコメディ調になったり任侠映画風になったりと、オムニバス映画のような構造になっている。
製作年 1966
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
東京流れ者 <A> <楽>
川内康範 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連
キーワード
河内カルメン
<A> <楽>
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三木克巳(脚)
野川由美子
和田浩治
川地民夫
宮城千賀子
伊藤るり子
松尾嘉代
楠侑子
野呂圭介
長弘
和田悦子
横田陽子
杉山元
島村謙二
柳瀬志郎
加藤ヒロ実
森みどり
西原泰江
若葉めぐみ
深町真喜子
佐野浅夫
嵯峨善兵
日野道夫
桑山正一
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1966
製作会社 日活
ジャンル 女の一生(人生)
売り上げ
原作
河内カルメン <A> <楽>
今東光 (検索) <A> <楽>
歴史地域 河内(大阪)
関連
キーワード
けんかえれじい
<A> <楽>
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新藤兼人(脚)
高橋英樹
浅野順子
川津祐介
片桐光雄
恩田清二郎
宮城千賀子
田畑善彦
夏山愛子
佐野浅夫
晴海勇三
長弘
福原秀雄
横田陽子
玉川伊佐男
日野道夫
浜村純
加藤武
野呂圭介
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 岡山中学で“喧嘩キロク”の異名を持つ南部麒六(高橋英樹)は先輩に混ざりOSMS団の副長にまでなったのだが、彼には大きな悩みがあった。実は下宿先の娘道子(浅野純子)にすっかりのぼせ上がってしまっているのだ。硬派を気取る手前、殊更道子に冷たく当たろうとするのだが、当の道子は純粋に好意から麒六を部屋に入れたり遠出に連れて行ったり。そのムシャクシャした気持ちを更に喧嘩にぶつける内、ついに中学の配属将校とまで喧嘩してしまい、岡山にいられなくなってしまう。それで会津に追いやられてしまうのだが、そこでも喧嘩三昧の生活を続けることに…
 何かと話題となるが、これは“鍵盤”だけの映画ではない
 本作は鈴木清順監督の初期作品で、この作品により監督の名前は内外に知られることになる。だが、実のところ、公開当時は全く振るわず、批評家も黙殺しており、翌年これにより日活による監督解雇問題へまでつながってしまったという曰く付きの作品でもある。
 しかし今からすればそれもよく分かる。作品の投入が5年ばかり早かった。日本人に漫画、殊にスラップスティックものが受け入れるまでにはもう少し時間が必要だったし、硬派を自称する男が実は相当女々しい性格をしていたなんて二重性を持った主人公を題材にするのも、時代的には受け入れられなかったと思う。
 しかし逆に言えば、本作があったからこそ、こういうタイプの硬派ラブコメっぽい作品が受け入れられていったのかもしれない。そう考えれば、本作の日本の社会に果たした役割は相当に大きいと思われる。考えてみると、初期のちばてつやの漫画の世界そのものだな。
 それに舞台となる時代が太平洋戦争前とあって、本来もっと硬くなりそうな作品を、あくまでソフトにソフトに描いているのも好感度高い。自由な映画作りが出来たのはありがたいことだ。
 話は中途半端に、唐突に終わってしまうが、これがもし続いていたとしたらどうだったか?政治的な偏向作品になってしまったか、それとも元のように道子との不器用なラブコメものになっていたか。今となっては分からないが、ちょっとそこが不満点だったか?
 更にこれはどうでも良いことなんだけど、麒六が転校していった先の学校は…なんだ私の母校じゃないか(笑)。私にとっては先輩に当たるわけだな。その一点でも興味深い。
製作年 1966
製作会社 日活
ジャンル 男の一生(人生)
高校(学校)
売り上げ
原作
けんかえれじい <A> <楽>
鈴木隆 (検索) <A> <楽>
歴史地域 岡山
福島
関連
キーワード
春婦伝
<A> <楽>
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高岩肇(脚)
川地民夫
野川由美子
玉川伊佐男
小沢昭一
初井言栄
松尾嘉代
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 中国戦線の日本軍に従う慰安婦の一団。その中には恋に破れた春美( 野川由美子)という女性もいた。かつての恋を忘れるため、仕事に精を出す春美だったが、そんな中、三上上等兵(川地民夫)と情をかわすようになっていく。だが、春美に惚れ込んだ三上の上司成田中尉( 玉川伊佐男)にそれがばれ…
 中国戦線の恋物語を描いた田村泰次郎の同名原作を元にした作品。既に谷口千吉監督により『暁の脱走』として先に映画化されているが、鈴木監督は出来るだけ原作に忠実に描こうとした。
 この時代、邦画は自由度を増し、コードやレッド・パージによってがんじがらめにされたハリウッドよりも遙かに深い話が作られるようになっていった。本作なんかは、その中でかなり過激な部類に入るだろう。何せ主人公が慰安婦で、モロにドロドロな男と女の関係の話を真っ正面から描いており、ハリウッドだったら完全にコードに引っかかってた所。その中で戦争批判や女性の地位向上を訴える部分まで全部入っている。これを映画化出来たって事自体が凄いし、これも鈴木監督だからこそ出来たこととも言える。
 ただ、物語としてはどうか?と言われると、やっぱり好みじゃないなあ。ものがドロドロの三角関係だし、サラリーマンに置き換えても出来るような話だからなあ。この部分がどうにもはまりきれず。
製作年 1965
製作会社 日活
ジャンル 戦争(第二次世界大戦)
恋愛(戦下)
売り上げ
原作
春婦伝 <A> <楽>
田村泰次郎 (検索) <A> <楽>
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俺たちの血が許さない
<A> <楽>
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竹森竜馬
細見捷弘
伊藤美千子(脚)
小林旭
高橋英樹
松原智恵子
長谷百合
弘松三郎
上野山功一
雪丘恵介
柳瀬志郎
青木富夫
玉村駿太郎
河野弘
長弘
松尾嘉代
野呂圭介
井上昭文
高品格
細川ちか子
小沢栄太郎
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(任侠)
売り上げ
原作
松浦健郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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肉体の門
<A> <楽>
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棚田吾郎(脚)
宍戸錠
野川由美子
河西郁子
松尾嘉代
石井富子
富永美沙子
野呂圭介
玉川伊佐男
和田浩治
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 日活
ジャンル 職業(風俗)
売り上げ
原作
肉体の門 <A> <楽>
田村泰次郎 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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花と怒涛
<A> <楽>
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阿部桂一
木村威夫(脚)
小林旭
松原智恵子
川地民夫
高品格
深江章喜
嵯峨善兵
江角英明
宮部昭夫
玉川伊佐男
野呂圭介
三崎千恵子
柳瀬志郎
玉村俊太郎
河野弘
長弘
村田寿男
雪丘恵介
久保菜穂子
山内明
滝沢修
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1964
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(任侠)
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
青山光二 (検索) <A> <楽>
(検索) <A> <楽>
青山光二
舟橋和郎
歴史地域
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関東無宿
<A> <楽>
八木保太郎(脚)
小林旭
松原智恵子
平田大三郎
中原早苗
伊藤雄之助
野呂圭介
江角英明
河野弘
井東柳晴
柳瀬志郎
長弘
衣笠真寿男
佐々木景子
木島一郎
殿山泰司
信欣三
進千賀子
伊藤弘子
高品格
安部徹
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1963
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(任侠)
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原作
地底の歌 <A> <楽>
平林たい子 (検索) <A> <楽>
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
探偵事務所23 くたばれ悪党ども
<A> <楽>
山崎巌(脚)
宍戸錠
星ナオミ
笹森礼子
川地民夫
初井言栄
楠侑子
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1963
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(サスペンス)
売り上げ
原作
探偵事務所23 <A> <楽>
大藪春彦 (検索) <A> <楽>
歴史地域
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WikipediaJ キネ旬 eiga.com WikipediaE みんシネ
俺に賭けた奴ら
<A> <楽>
小川英
中野顕彰(脚)
和田浩治
南田洋子
清水まゆみ
白木マリ
葉山良二
川地民夫
高品格
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1962
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(サスペンス)
売り上げ
原作
歴史地域
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
すべてが狂ってる
<A> <楽>
星川清司(脚)
川地民夫
禰津良子
奈良岡朋子
芦田伸介
中川姿子
上野山功一
守屋徹
初井言栄
沢井杏介
吉永小百合
林茂朗
坂下文夫
藤井昭雄
仙頭哲
森原武範
秋山忠夫
花柳礼奈
水野祚子
石丘伸吾
穂積隆信
宮城千賀子
八代康二
夏今日子
高田栄子
柳瀬志郎
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1960
製作会社 日活
ジャンル 人生(青春)
売り上げ
原作
書籍名 <A> <楽>
著者名 (検索) <A> <楽>
一条明
歴史地域
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wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
密航0ライン
Mikkô zero rain Poster
<A> <楽>
横山保朗(脚)
長門裕之
清水まゆみ
小高雄二
中原早苗
永井智雄
東恵美子
内田良平
小沢昭一
高品格
★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
製作年 1960
製作会社 日活
ジャンル 犯罪(サスペンス)
売り上げ
原作
亡命の街 <A> <楽>
曽我部道太 (検索) <A> <楽>
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