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高橋渉

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鑑賞本数 合計点 平均点
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
書籍

_(書籍)

_(書籍)
2019 クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜 絵コンテ
2018 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜 監督・演出・絵コンテ
2017 クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ 絵コンテ
2016 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 監督・脚本・絵コンテ
2015 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 〜サボテン大襲撃〜 演出・絵コンテ
2014 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 監督・絵コンテ
SHIROBAKO
<A> <楽> 出演
2013 クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!! 絵コンテ
2012 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス 演出・絵コンテ
2011 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 演出
2010 劇場版3D あたしンち 情熱のちょ〜超能力♪母 大暴走! 監督
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003 ジャングルはいつもハレのちグゥ FINAL 演出
2002
2001
2000
1999
1998
1997
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1960
1959
1958
1957
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1924
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1902
1901

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クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜
<A> <楽>
山崎智史
村上弓
鶴崎りか
鈴木健介(製)
うえのきみこ(脚)
矢島晶子
ならはしみき
森川智之
こおろぎさとみ
真柴摩利
林玉緒
一龍斎貞友
佐藤智恵
潘めぐみ
廣田行生
真殿光昭
置鮎龍太郎
水島裕
七緒はるひ
富沢美智恵
三石琴乃
鈴木れい子
阪口大助
大本眞基子
伊倉一恵
星野千寿子
むたあきこ
京田尚子
稀代桜子
桜井敏治
大塚みずえ
片岡富枝
宮澤正
木村雅史
勝杏里
大西健晴
五島慎
橘U子
花藤蓮
町田政則
後藤光祐
利根健太朗
山本格
園部好徳
古川裕隆
浅利遼太
菅原雅芳
船木まひと
武内健
板取政明
北村謙次
中村精道
岩端卓也
設楽麻美
百田夏菜子
玉井詩織
佐々木彩夏
高城れに
みやぞん
あらぽん
関根勤
★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 しんのすけの友だちマサオが挙動不審な行動を取るようになり、しんのすけらカスカベ防衛隊でマサオを調べるが、マサオはカスカベに昔からある中華街のアイヤータウンで「ぷにぷに拳」の修行に励んでいたことが分かった。マサオから弟弟子として一緒に修行しないかと誘われるみんなだが、師匠の娘ランに惹かれてしまうしんのすけは真っ先に弟子になる。だがアイヤータウンでは大いなる陰謀が渦巻いていた。

 カスカベ町を舞台にした外食戦争。実はこのパターンはこれまでにも『嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』(2003)『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(2013)があり、もはや定番の一つと言っても良いパターンの話である。ただ、これまでの食事を題材にした話はシリーズの中では最も小さな範囲の話になってしまってこぢんまりした感があった。
 それを解消しようとしてだろうか?本作はラーメンの話だけでなくカンフーの話を取り入れ、更に秘伝書とか世界規模での話に持って行ったお陰でだいぶ派手になった。
 しかしその分とてもとりとめのない話になってしまった
 この作品は当初はしんのすけとカスカベ防衛隊の面々が中心になってるが、メインの話はほぼ中盤で完結してしまう。ただ秘伝書をめぐる争いとなって以降はランの方に移ってしまい、しんのすけ達はほとんど何もすることがなくなってしまって、推移を見守るだけ。
 後半は資格がないのに秘伝書を得たランが暴走して、それを止めるためにしんのすけ達が活躍するのだが、そもそも後半になるとしんのすけが活躍する理由がないので、その展開がとにかくグダグダになってしまい、ラストもなし崩し。
 全般を通して脚本がお粗末でまとまりに欠ける作品になってしまった。
製作年 2018
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
クレヨンしんちゃん <A> <楽>
臼井儀人 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第26作
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
<A> <楽>
吉田有希
松久智治
八木征志
鶴崎りか
鈴木健介(製)
劇団ひとり(脚)
矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
こおろぎさとみ
真柴摩利
林玉緒
一龍斎貞友
佐藤智恵
川田妙子
森田順平
七緒はるひ
富沢美智恵
玉川砂記子
伊藤静
中村大樹
阪口大助
大本眞基子
大塚智子
永澤菜教
瀧本富士子
大和田獏
ゆきのさつき
黒田崇矢
後藤光祐
小川一樹
矢嶋友和
中村精道
福井美樹
佐藤奏美
後藤友香里
城咲仁
とにかく明るい安村
吉瀬美智子
安田顕
★★★☆
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ある日を境にしんのすけや幼稚園のみんなは同じ夢を見るようになり、夢の中で交流も出来るようになった。何でも叶う夢の世界ですっかりご満悦のみんな。だがある日突然その夢は悪夢に変わってしまうのだった。そんな時カスカベに引っ越してきた発明家の娘サキが幼稚園に転入してくる。早速ちょっかいを出すしんのすけに、サキは夢の話をしはじめる。

 大人気シリーズである劇場版「クレヨンしんちゃん」にはいくつかの話のパターンがある。主にしんのすけを中心に、家族を描くか、カスカベ防衛隊を描くか、新たにしんのすけのバディとなる人物(主に女の子)を配して二人で活躍する話にするか。これが概ね多くの作品で採用される(勿論異なるパターンの作品もいくつか存在するが)
 本作はその中ではサキという女の子を登場させてしんのすけと二人で活躍させるパターンにカスカベ防衛隊の面々が加わるという、ちょっと捻った設定であり、更に舞台が夢の中なので、だいぶシュールな描写の作品になってる。これは恐らく脚本をシュールギャグを持ちネタにしている劇団ひとりが担当していることが原因だろう。
 それにクレヨンしんちゃんには不条理劇が結構はまるので、本作もなかなか面白い。多少高度すぎて子どもが理解出来るのか不安にもなるが、逆にそう言った理解出来ないレベルだからこそ子どもの興味を得る事も出来る可能性もあるので、なかなか上手くいった作品だと思う。
 そもそも悪夢世界を描いた作品は私にもツボだし、それを無軌道に描いたことで観ていてかなり気持ちが良い。表現的にも結構楽しい。
 文句言うなら、他の作品と較べても偶然が重なりすぎていてご都合主義がいきすぎてることと、、夢の中の無軌道ぶりを強調するあまりに現実世界のしんのすけが理性を持った子どもになってしまったところに違和感があることくらいだろうか。
製作年 2016
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
クレヨンしんちゃん <A> <楽>
臼井儀人 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第24作
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
wiki キネ旬 eiga.com wiki(E) みんシネ
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
<A> <楽>
高橋渉
湯浅政明
池端たかし
猫賀大介
和田泰
赤津一彦
鶴崎りか
箕浦克史
吉田有希
岸本隆宏
松久智治
鈴木健介(製)
中島かずき(脚)
矢島晶子
藤原啓治
ならはしみき
こおろぎさとみ
真柴摩利
林玉緒
一龍斎貞友
佐藤智恵
納谷六朗
寺田はるひ
富沢美智恵
玉川砂記子
萩森イ旬子
大塚智子
鈴木れい子
中村大樹
三浦雅子
大滝進矢
檜山修之
立木文彦
武井咲
コロッケ
一木美名子
清川元夢
田口昂
星野充昭
隈本吉成
小田敏充
伊藤史隆
佐藤裕二
久保田直子
神代知衣
茂呂田かおる
沢海陽子
青山桐子
深田愛衣
遊佐浩二
大和田伸也
★★★★
物語 人物 演出 設定 思い入れ
 ぎっくり腰になってしまって整体に行ったひろし(藤原啓治)は、帰った頃には見違えるほど健康になっていた。それどころか人間離れした動きまで出来るようになっており、しんのすけ(矢島晶子)は大はしゃぎ。ところが数日後、ひろしは自分が機械の体になっていることに気いてしまう。

 年ごとに随分出来が違い、良い時もあれば悪い時もあるという、安定しない作風の本シリーズ。その中で近年希に見る傑作となったのが本作である。少なくとも私にとって、この作品は原恵一の関わったシリーズ初期シリーズ以来では最も面白かった作品だった。
 オープニングで映画内アニメーションのロボット大戦のシーンなんかは最高で、これだけでぐっと引き込まれてしまう。特に戦いの中でドリルを細かく解説してくれるなんて嬉しくなるような演出してくれる。ロボットアニメや特撮に対して並々ならぬこだわりを感じさせるこのシーン観ただけで居住まいを正したくらいに引き込まれた。
 内容も、しんのすけの父ひろしを主人公とする骨太内容で、これが又良い。
 脳天気な行動が魅力なしんのすけとは異なり、常識人で承認欲求が高め(つまり甘えん坊)なのに、家長であると踏ん張っているオーディナリーピープルの典型例として描かれる事が多いが、一旦個性を出すとなかなかに魅力的になるひろしの魅力が全開と言った具合。どれも身につまされるために笑えるし泣けるし、感情を揺り動かされる。
 しかも本作は完全にひろしの思考をトレースしたコピー体が自分自身を知った辺りで、大変残酷な話へと向かって行く。ひろしが倍になったことで、ますます鬱陶しくも魅力が増していった。
 ここで描かれるひろしは夫として、父としてのジェンダーロールだけでなく、この世界に居場所があるのかどうかという個人的なアイデンティティーの問題にも直面させられる。通常の生活ならば酒でも飲んで憂さ晴らしをするか、自分はどうせ駄目な人間だと開き直れば良い問題なのだが、有能で理想的なロボットの自分が目の前にいて、それと競わねばならなくなり、追い詰められ逃げ出せなくなる。
 一方でロボットのひろしも、自分がコピーに過ぎないと知ってしまって以降は、この世界に留まるためには自分の有用性を周囲に証明し続けなければならなくなる。
 自分の居場所を確保するために競う二人はコミカルだが、自分自身を証明するというのはかなり厳しい物語ともなる。
 流石にこども向けの作品なので、それをこれ以上は深めず、中盤以降は小物の敵を出すことでうやむやにしてしまっているが、その敵も自分の承認欲求を実現するためだけに行動する小心者。このくらいの小物さが本作では丁度良かったくらい。歌を使った攻撃も楽しい。
 そしてラスト。これは泣ける。ひろしとロボひろしの決着の行方と、自分は何故ここにいるべきなのかということを逃げずに描いてくれたのは上手い作り。
 しばらく『クレしん』の映画から遠ざかっている人にこそ観て欲しい、大人がはまる作品であろう。

 尚、本作のひろし役の声優で2020年に亡くなった藤原啓治は本作が最後の主演作となった。そういう意味でも観ておくべき作品かと思われる。
製作年 2014
製作会社
ジャンル
売り上げ
原作
クレヨンしんちゃん <A> <楽>
臼井儀人 (検索) <A> <楽>
歴史地域
関連 シリーズ第22作
allcinema Walker ぴあ IMDb CinemaScape
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