12'06'29 | ようこそ地球さん
何年かに一回位読み返したくなる著者のショートショートだが、そう言えばもう10年以上も読んでなかったのか。引っ越しで本を整理してたら出てきたので読んでみたけど、やっぱ面白いわ。 ところで確かこれは読み返しのはずなんだが、半分位記憶がなかった。人間の記憶なんてそんなもんか。30年以上も昔に読んだという事実はさておき。 |
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12'06'24 | 君に訣別の時を
和製ハードボイルドの第一人者と言える著者だけに、本作は本当に上手にハードボイルドを取り込んだ作品となっている。こういう作品は貴重だと思うんだが、それが残らない日本の文壇に寂しさを感じるものだ。 |
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12'06'22 | バクマン。18 (原作)大場つぐみ (画)小畑健 <amazon>
完全なヒットメーカーとなった主人公たちの活躍が描かれる話で、いよいよ最終回に向かってのカウントダウンが始まった感じでもある。読んでいてとても心地が良い話ではあったが、しかしこの話で一番面白いのは平丸の恋愛話ではあろう。何だかんだ言って良い編集者と巡り会った作家は幸せだな。 |
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12'06'19 | 眉山 (著)さだまさし <amazon> 徳島で小料理屋を営んでいた母龍子がパーキンソン病にかかったとの報を受け、急いで故郷へと帰ってきた娘の咲子。しかしそこにいたのは、自らケアハウスの入所から、死ぬまでの全てを自ら采配しようとしている気丈な母の姿だった。そんな母を何も出来ずに見守るしかない咲子だが… 一人の女性の毅然とした生き様を娘の目を通して描いた作品で、著者の小説家としての力量をはっきり示している。歌手である著者がここまでの小説を描けるという事実が凄い。その内映画も観ておかねばな。 |
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12'06'15 | ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 戯言シリーズ5
死んではおかしい人物があっけないほどに簡単に死んでしまい、新しく登場する人物達。様々な事が行われているのだが、最早話は何が何だかという感じになってきている。更にこれだけ長い作品なのに、この巻単体では話は終わってないし、消化不良の感は否めず。面白い事は面白いけど。 |
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12'06'14 | バクマン。17 (原作)大場つぐみ (画)小畑健 <amazon>
前回で新妻エイジの「クロウ」が終了という大イベントがあったが、前に亜城木夢叶に挑戦してきた七峰が復活するという話。又か。と言う感じと、前巻の盛り上がりと較べてしまうとどうしても落ちる感じの物語展開に、少々中だるみを感じてしまう。面白いけどね。 |
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12'06'12 | チーム・バチスタの栄光 下
上巻からがらっと作風が変わってしまった感がある下巻。白鳥があまりに圧倒的な存在のため、全部見せ場をかっさらっていった感じ。なるほどこんな濃いのが最初から出ていたら主人公の意味が無くなってしまう。それで上巻はあくまで引っ張る形を取った訳だな。巧い構成だ。 |
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12'06'09 | チーム・バチスタの栄光 上
映画の方を先に観ており、オチは分かっている作品だったのだが、どっちが面白かったかと言えば明らかに原作の方だった。ただ、その分いかに映画が頑張って作ってるのかも原作読んで分かっても来た。ぐいぐい読ませる力を持った作品だ。 |
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12'06'07 | これは懺悔ではなく (著)高樹のぶ子 <amazon> 著者による短編集「これは懺悔ではなく」「トマトの木を焼く」「パラパラザザザー」「風の白刃」「月への翼」の5編を収録する。 女性の側から性の問題を描く、著者特有の感性によって描かれる特殊な恋愛模様。これが好みか?と問われると微妙なものではあるが。 しかしなんでこんな作品が私の蔵書の中にあったんだろう?買ったとは思わないので、どこかでもらったのだろうな。「マイマイ新子」とはえらく違うな。 |
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12'06'02 | のだめカンタービレ14 (著)二ノ宮知子 <amazon> 最初のマルレでのコンサートは散々な目に遭ってしまった千秋。逃げるわけにもいかず、このオーケストラで何とかしようと奮闘中。一方ののだめは相変わらず課題曲に対しムラっ気をもった演奏しか出来ておらず。二人の出会う試練はまだ終わっていない。 とりあえず主人公二人ともが苦労してるって話で、お互いになかなか大変そう。こういうタメが物語には必要なのだが、その分あまり書くべきことがない話。 |
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12'05'31 | 下弦の月
戦争の影響を強く持ったドキュメンタリー風作品や、人の残酷社を強調したまさしく日本風の週刊を描いたもの、様々な著者流の面白さが詰まった作品といえる作品群だった。たまにはこういうのを読みたくなる性分。 |
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12'05'29 | ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
上巻読み終えてから随分時間が経ってしまったが、なんとか全部読み切ることが出来た。終わりの分かっているものをいかにうまく見せて読ませるか。著者はその事をよく分かっている。これまで登場した人物にそれぞれ見せ場と危機を演出して緊張感が途切れさせず、読み応えも高い。ただ人が多くなりすぎた感じがあり、人間関係を頭の中で整理するのに時間がかかり、結果読むのに時間かかってしまった。 |
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12'05'26 | はじめの一歩99
どうせ消化試合なのだが、それを1巻丸ごと使ってしまう意味があるのやら。もうどうなっても良いって感じ。いい加減一歩の世界での戦いを描いて欲しいもんだ。 |
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12'05'24 | 天地無用!GPX7
既にキャラはオーバーフローを起こしているというのにますますキャラを増やし続ける本作。最早風呂敷を畳むとか言うレベルではなくなってきた気がするのだが、まだアニメ版の半分にたどり着いたところ。まだまだ続きは長い。 |
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12'05'20 | 傷物語 化物語3
化物語の前日譚として、何故阿羅々木暦が、いわゆる“吸血鬼の出来損ない”となってしまった出来事を描く話。流れるように話は展開しているため、明らかに著者がノッて描いているのが分かる。特に会話劇が楽しい。その分内容が低いのは愛嬌とも言えるか。 |
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12'05'17 | 巨娘2
相変わらず面白い作品。毒を含んだコミカルさのバランスが絶妙且つその活躍がとても心地良い。読んでいるだけですっきりするという、とても貴重な作品でもある。 この巻だと、やっぱり凄いのがアニメの制作現場にジョーさんが突入する回で、昔のアニメを知っている人だったらニヤニヤ出来るような小ネタが満載。「チクワ天体での波動砲」なんて、「やられた!」ってな感じだ。 |
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12'05'14 | 伝説の「どりこの」
たまたまこの坂のことを知っていて、そこに住む人から薦められて読んでみた。角川で出している本なのに、内容は大正時代の講談社についてがほとんどだった。しかし歴史に埋もれてはいるが、こう言うのも世の中にはあるものだな。素直に感心したよ。 |
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12'05'12 | 黄金の羅針盤 下 ライラの冒険1 (著)フィリップ・プルマン <amazon> 捕らわれたアスリエル卿を救うため、ライラはジプシャンと共に北極に向かう。そのライラを追うマリサ・コールターの姿もあった…その中で戦闘熊のイオレクを助けたことによって、力強い味方を仲間にすることも出来た。ライラが追いかけるアスリエル卿は… 惰性で読んでしまった感のある下巻。私には残念ながら全然面白いとは思えないのだが、とにかく売れてはいるようだ。続刊を読むかどうかはかなり疑問。 |
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12'05'11 | KEYMAN2
ネットで公開されていたというKEYMANの続きだが、やっぱり面白かった。特にアレックスの元カミさんの存在が強烈すぎて、そこだけでも大変楽しませていただいた。 後、デビュー作の「孫市がいくさ」が収録されていたが、これ読んでいたものの、著者の作品だとは知らなかった。あの時は結構面白い新人がいると思ってたんだがな。 |
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12'05'08 | 黄金の羅針盤 上 ライラの冒険1 (著)フィリップ・プルマン <amazon> 人間は誰しも魂の片割れとも言える“ダイモン”と呼ばれる小動物を持つ世界。ジョーダン学寮に住む孤児のライラは、ある日偶然学長室に忍び込んだ時、叔父であるアスリエス卿の暗殺計画を聞いてしまう。機転によって暗殺計画を未然に防ぐことが出来たのだが、その日以来ライラの生活は大きく変わってしまった… 映画がとても下らない内容だったのだが、それ以前に買ってしまったので、読んでみた。とても売れた童話らしいのだが、実際に読んでみると、やっぱりあんまり面白くない。何故これがそんなに売れるのかが目下一番の不思議。 |
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12'05'04 | 続・格闘的日常生活
前巻はかなりのウエイトを格闘が占めていたが、ここでは大部分は紀行文と釣りの楽しみについてだった。アメリカやシルクロードの旅が叙情的に描かれており、これはこれで紀行文としてもきちんと読ませるように出来ていた。 |
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12'05'03 | 月光条例17
本編の方は少しお休みとなり、チルチル=月光の昔話。100年近くも昔。センセイ=宮沢賢治との邂逅と、そこでの彼の活動を手伝う月光=サンキチの活躍が描かれていく。そういや宮沢賢治は出てきて然りの人物だったか。 |
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12'04'30 | 化物語 下 (著)西尾維新 <amazon> 撫子スネーク:町にある神社にお札を貼るという忍野の奇妙な依頼を果たそうとした“僕”阿良々木暦は、その神社で知り合いの妹の同級生千石撫子を見かける。状況から何かまずいことが怒っているのではないかと思い、声をかけてみる 翼キャット:ゴールデン・ウィーク開けに暦を悩ましたクラスメイトの羽川の様子が夏休み前に又おかしくなり始めた。彼女の中に眠っていた化け猫が再び活動し始めたと推測する暦。だが頼りの忍野は町から消えてしまっていた。 “物語”シリーズ第2巻。上巻からの続きで新しいキャラが出てくることとなるが、相変わらず言葉のキャッチボールが楽しい作品。 |
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12'04'28 | わがタイプライターの物語 (著)ポール・オースター <amazon>
個人的にタイプライターというのは一種の憧れがあって、こう言うのを書かれてしまうと、なんかつい欲しくなってしまう気がする。例えばインテリアとして買ってみたくもなる。 |
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12'04'25 | 中国嫁日記2 (著)井上純一 <amazon> 40歳オタクな“私”ことジンサンと、その妻となった月の生活を描く作品の第二弾。Webにも出ていた東日本大震災と、書き下ろしで月と著者が結婚に至るまでの婚約期間の出来事を描く。 丁度東日本大震災の時は、この人のtwitterも見ていたもんだが、これを読んでいると、その時のことをまざまざまと思い出してくる。 |
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12'04'23 | 不眠症 下
結果として言えば、老人版「デッドゾーン」のような話になっていた。後半の疾走感は流石に著者と言った感じ。この作品の時点ではやはり「暗黒の塔」の影響は強いらしく、「暗黒の塔」ラスト近くと重なっている部分もあり。 |
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12'04'21 | 不眠症 上
著者在住のメイン州を舞台にした話。内容がとにかく詰まっている感じで、読むのに非常に労力がかかってしまった。 そう言えば本作の舞台はメイン州ではあるがキング得意のキャッスル・ロックではなく「IT」の舞台となるデリー。これが書かれていたのは、確かキングが事故に遭った頃。「暗黒の塔」と並行して書かれているんだよな。 |
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12'04'19 | 修羅の門 第弐門4
第一部の時と較べると展開がかなり遅くなってしまった感があるが、ようやく本当に強敵と言えるキャラが登場してきた。まあ、それでも戦いそのものが少し間延びしてしまってる感じもあるんだが。 |
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